JPH061330A - 含気密封包装体の判定方法及び殺菌方法 - Google Patents

含気密封包装体の判定方法及び殺菌方法

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JPH061330A
JPH061330A JP4186362A JP18636292A JPH061330A JP H061330 A JPH061330 A JP H061330A JP 4186362 A JP4186362 A JP 4186362A JP 18636292 A JP18636292 A JP 18636292A JP H061330 A JPH061330 A JP H061330A
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Masaharu Mochizuki
雅治 望月
Nobuhide Nakagawa
宣秀 仲川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 含気密封包装体内の含気量が不足していない
かどうかを簡単に判定することができる含気密封包装体
の判定方法を提供する。 【構成】 含気密封包装体内の含気量が不足していない
かどうかを判定する方法であって、一定量の充填物を包
装体に含気状態で充填密封した後、得られた含気密封包
装体に、所定重量の重りを取り付け、次いで該含気密封
包装体を浸漬液中に入れ、浮上した含気密封包装体を良
品とし、沈降した含気密封包装体を不良品と判定するこ
とを特徴とする含気密封包装体の判定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、含気密封包装体の判定
方法及び殺菌方法に関する。
【従来の技術】昨今、カレー、シチュー等の液状食品を
空気、不活性ガス等の気体と共にレトルトパウチに充填
密封し、次いで、該レトルトパウチを回転させながら、
加圧加熱殺菌処理する技術(以下、回転式レトルト殺菌
技術という)が注目されている。本発明者等は、回転式
レトルト殺菌技術について研究を行ってきたが、該技術
においては、レトルトパウチ内の空気・不活性ガス等の
含気量を、所定量以上、例えば密封後のレトルトパウチ
の全容積に対して2容量%以上にすることが、加熱殺菌
ムラや過加熱に起因する品質劣化を有効に防止する点及
び短時間での加熱殺菌を可能とする点で極めて重要であ
ることを知った。
【0002】また、レトルトパウチの含気量は、所定量
以下、例えば密封後のレトルトパウチの全容積に対して
20容量%以下にすることが、レトルトパウチの破袋
(レトルトパウチを載置したトレーを複数段積み重ねる
際にレトルトパウチが上下のトレーに挟まれることに起
因する)の発生や加熱殺菌処理を施した場合の個体間の
殺菌効果のバラツキの発生を有効に防止する上で重要で
あることを知った。レトルトパウチは、可撓性のフィル
ムにより製造されたものであり、カップ、トレー等の剛
性或いは準剛性の容器と比較して含気量を調整すること
が困難であり含気量のバラツキが生じ易いにもかかわら
ず、従来、レトルトパウチの含気量が適当であるか否か
を判定する技術は見られなかったのである。こうしたこ
とが、上記した回転式レトルト殺菌技術が現在に至るま
であまり普及しないことの1つの大きな原因であると思
われる。本発明は、こうした現状に鑑みなされたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、含気密封包
装体内の含気量が不足していないかどうかを簡単に判定
することができる含気密封包装体の判定方法の提供を目
的とする。また、本発明は、含気密封包装体内の含気量
が過剰かどうかを簡単に判定することができる含気密封
包装体の判定方法の提供を目的とする。また、本発明
は、含気密封包装体を加熱殺菌ムラ等を生じることなく
短時間で加熱殺菌処理することができる含気密封包装体
の殺菌方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、含
気密封包装体内の含気量が不足していないかどうかを判
定する方法であって、一定量の充填物を包装体に含気状
態で充填密封した後、得られた含気密封包装体に、所定
重量の重りを取り付け、次いで該含気密封包装体を浸漬
液中に入れ、浮上した含気密封包装体を良品とし、沈降
した含気密封包装体を不良品と判定することを特徴とす
る含気密封包装体の判定方法にある。本願の第2の発明
は、含気密封包装体内の含気量が不足していないかどう
かを判定する方法であって、一定量の充填物を包装体に
含気状態で充填密封した後、得られた含気密封包装体を
所定比重の浸漬液中に入れ、浮上した含気密封包装体を
良品とし、沈降した含気密封包装体を不良品と判定する
ことを特徴とする含気密封包装体の判定方法にある。本
願の第3の発明は、含気密封包装体内の含気量が過剰か
どうかを判定する方法であって、一定量の充填物を包装
体に含気状態で充填密封した後、得られた含気密封包装
体に、所定重量の重りを取り付け、次いで該含気密封包
装体を浸漬液中に入れ、沈降した含気密封包装体を良品
とし、浮上した含気密封包装体を不良品と判定すること
を特徴とする含気密封包装体の判定方法にある。本願の
第4の発明は、含気密封包装体内の含気量が過剰かどう
かを判定する方法であって、一定量の充填物を包装体に
含気状態で充填密封した後、得られた含気密封包装体を
所定比重の浸漬液中に入れ、沈降した含気密封包装体を
良品とし、浮上した含気密封包装体を不良品と判定する
ことを特徴とする含気密封包装体の判定方法にある。本
願の第5の発明は、上記第1の発明又は第2の発明の判
定方法により良品と判定された含気密封包装体に加熱殺
菌処理を施すことを特徴とする含気密封包装体の殺菌方
法にある。本願の第6の発明は、上記第1の発明又は第
2の発明の判定方法により良品と判定され且つ上記第3
の発明又は第4の発明の判定方法により良品と判定され
た含気密封包装体に加熱殺菌処理を施すことを特徴とす
る含気密封包装体の殺菌方法にある。
【0005】
【作用及び効果】本願の第1及び第2の発明によれば、
含気密封包装体を浸漬液中に入れ、該含気密封包装体が
浮上するか沈降するかを検知することにより、含気密封
包装体内の含気量が不足していないかどうかを容易に判
定することができる。また、本願の第3及び第4の発明
によれば、含気密封包装体を浸漬液中に入れ、該含気密
封包装体が浮上するか沈降するかを検知することにより
含気密封包装体内の含気量が過剰かどうかを容易に判定
することができる。また、本願の第5及び第6の発明に
よれば、所定量以上の気体が確実に封入されている含気
密封包装体のみに加熱殺菌処理を施すことができ、加熱
殺菌ムラを生じることなく短時間で加熱殺菌処理するこ
とができる。
【0006】以下、本発明の内容について実施例を基に
説明する。
【実施例】先ず、含気密封包装体内の含気量が不足して
いないかどうかを判定する方法について説明する。上記
判定方法を行うに際しては、判定の対象となる包装体、
すなわち一定量のカレー・シチュー等の充填物と空気・
不活性ガス等の気体が封入されたレトルトパウチ等と、
これが水面下に完全に沈むに充分量の浸漬液を貯える浸
漬槽とを準備する。該浸漬槽内の浸漬液としては、例え
ば水、食塩水、砂糖液等が例示できる。次に、上記レト
ルトパウチに着脱自在に取り付けることができる所定重
量の重りを準備する。該重りの重量は、これを上記レト
ルトパウチに取り付け、浸漬液に入れた場合、レトルト
パウチに封入された気体の量が最低限必要とされる量以
上である場合にはレトルトパウチは浮き、これに満たな
い場合には沈むか或いは釣り合う(浮きも沈みもしな
い)ように決定されている(尚、該重りの重量は、レト
ルトパウチに封入された気体の量が最低限必要とされる
量以上である場合にはレトルトパウチは浮き或いは釣り
合い(浮きも沈みもしない)、これに満たない場合には
沈むように決定しても良い)。具体的には、レトルトパ
ウチに一定量の充填物を脱気状態で充填密封した後、最
低限必要とされる量の空気を例えば注射器等によってレ
トルトパウチに注入した後、再度レトルトパウチを密閉
状態にしたもの及び同様の方法で最低限必要とされる量
よりわずかに少ない量の空気を封入したレトルトパウチ
を用い、これらのレトルトパウチを、それに取り付ける
重りの重量を変えて浸漬液に入れ、浮き沈みを検知する
との実験を繰り返し、上記した要件を満たすときの重り
の重量を所定重量と決定する。
【0007】該方法を実施するに適する重りの形態の具
体例としては、例えばクリップに金属製のプレートを着
脱自在に取り付けたものを例示することができる。これ
によれば、種々の重量のプレートを用いることにより上
記実験を簡単に実施することができる。上記重りのレト
ルトパウチへの取付け位置は、特に制限されないが、例
えばレトルトパウチのシール部分に取り付けることが適
当である。また、上記重りの重量を決定するに際して
は、前記した実験によらず、充填物の重量・比重、最低
限必要とされる気体の量・比重、浸漬液の比重、レトル
トパウチの比重・容積等から計算で算出することもでき
る。
【0008】また、含気密封包装体内の含気量が不足し
ていないかどうかを判定するための別の方法としては、
重りを使用することの代わりに、所定量のカレー・シチ
ュー等の充填物と空気・不活性ガス等の気体が封入され
たレトルトパウチを浸漬液に入れた場合に、レトルトパ
ウチに封入された気体の量が最低限必要とされる量以上
である場合にはレトルトパウチは浮き、これに満たない
場合には沈むか或いは釣り合う(浮きも沈みもしない)
ように、浸漬液の比重を調整する方法がある。尚、浸漬
液の比重を調整する方法としては、例えば水、エタノー
ル等の溶媒に食塩、砂糖等の溶質を溶解させ、上記した
要件を満たす浸漬液を調製する方法等がある。上記いず
れの判定方法によっても、含気密封包装体を浸漬液中に
入れ、浮上した含気密封包装体を含気量が不足していな
い良品とし、沈降した含気密封包装体を含気量が不足し
た不良品と判定する(尚、含気密封包装体が釣り合った
場合には、前記した重りの重量の決定の仕方により判定
結果は異なる)。
【0009】次に、含気密封包装体内の含気量が過剰か
どうかを判定する方法について説明する。先ず、上記レ
トルトパウチに着脱自在に取り付けることができる所定
重量の重り(含気密封包装体内の含気量が不足していな
いかどうかを判定する方法に用いたのと別のもの)を準
備する。該重りの重量は、これを上記レトルトパウチに
取り付け、浸漬液に入れた場合、上述した含気密封包装
体内の含気量が不足していないかどうかを判定する方法
と異なり、レトルトパウチに封入された気体の量が上限
値以下の場合にはレトルトパウチは沈み、上限値を越え
る場合には浮く或いは釣り合う(浮きも沈みもしない)
ように決定されている(尚、該重りの重量は、これを上
記レトルトパウチに取り付け、浸漬液に入れた場合、レ
トルトパウチに封入された気体の量が上限値以下の場合
にはレトルトパウチは沈み或いは釣り合い(浮きも沈み
もしない)、上限値を越える場合には浮くように決定し
ても良い)。具体的には、レトルトパウチに一定量の充
填物を脱気状態で充填密封した後、上限値の空気を例え
ば注射器等によってレトルトパウチに注入した後、再度
レトルトパウチを密閉状態にしたもの及び同様の方法で
上限値よりわずかに多い量の空気を封入したレトルトパ
ウチを用い、これらのレトルトパウチを、それに取り付
ける重りの重量を変えて浸漬液に入れ、浮き沈みを検知
するとの実験を繰り返し、上記した要件を満たすときの
重りの重量を所定重量と決定する。
【0010】上記方法を実施するための重りとしては、
前述したクリップに金属製のプレートを着脱自在に取り
付けたものを好適に利用することができる。また、上記
所定重りの重量を決定するに際しては、上記した実験に
よらず、前記含気密封包装体内の含気量が不足していな
いかどうかを判定する方法と同様に、充填物の重量・比
重、最低限必要とされる気体の量・比重、浸漬液の比
重、レトルトパウチの比重・容積等から計算で算出する
こともできる。また、含気密封包装体内の含気量が過剰
かどうかを判定するための別の判定方法としては、含気
密封包装体内の含気量が不足していないかどうかを判定
する方法と同様に重りを使用する代わりに浸漬液の比重
を調整する方法がある。上記いずれの判定方法によって
も、含気密封包装体を浸漬液中に入れ、沈降した含気密
封包装体を含気量が所定量以下の良品とし、浮上した含
気密封包装体を含気量が所定量を超える不良品と判定す
る(尚、含気密封包装体が釣り合った場合には、前記し
た重りの重量の決定の仕方により判定結果は異なる)。
次に、含気密封包装体の殺菌方法を説明する。
【0011】含気密封包装体内の含気量が不足していな
いかどうかを判定する方法により良品と判定されたレト
ルトパウチ、好ましくは更に含気密封包装体内の含気量
が過剰かどうかを判定する方法によっても良品と判定さ
れたもの、すなわち所定範囲の含気量のレトルトパウチ
(以下、充填軟包装袋という)を回転させながら殺菌す
るいわゆる回転式レトルト殺菌機1は、図1に示すよう
に、加圧加熱殺菌処理を施すための横向き円筒形の加圧
加熱殺菌処理槽2、加圧加熱殺菌処理槽2の上方に設け
られ、熱水を一時的に貯える熱水槽3、回転式レトルト
殺菌機1の制御情報を記憶する記憶部4、記憶部4の記
憶情報に基づいて加圧加熱殺菌処理槽2の作動等を制御
する制御部5を有し、これらを連通パイプや連結線で連
結してなる。加圧加熱殺菌処理槽2は、図2に示すよう
に、横向き円筒形の殺菌処理ドラム201と、複数のベ
アリング202によって支持され、かつ殺菌処理ドラム
201の軸線を中心に回転する回転枠203とを包含し
ている。回転枠203の底部付近には、2本のレール2
04が配置されている。レール204は、充填軟包装袋
を入れた複数のトレー206を載置するための台車20
8が、回転枠203の軸線と平行に摺動できるように設
けられている。
【0012】殺菌処理ドラム201は、上面に上側給排
水口210及び給排気口211が設けられ、下面に下側
給排水口212が設けられている。殺菌処理ドラム20
1にはまた、収容されたトレー206が台車208から
はずれず、かつ台車208がレール204からはずれる
ことがないように、殺菌処理ドラム201にこれらのも
のを固定するための押さえ機構214が設けられてい
る。
【0013】殺菌処理ドラム201は、図1に示すよう
に、その一方の側面にトレー206及び台車208を出
し入れするための開閉扉224が設けられており、他方
の側面は密閉されていてる。殺菌処理ドラム201の密
閉された上記側面には、該側面を貫通して回転駆動軸2
26が設けられている。回転駆動軸226は、殺菌処理
ドラム201の外部に配置された回転動力源(図示せ
ず)からの駆動力を回転枠203に伝達するためのもの
である。
【0014】トレー206は、図3に示すように、アル
ミニュウム板に複数の円孔を設けた板材によって形成さ
れている。トレー206の底面230は、全体がアルミ
ニュウム板を、例えば1cm以上、好ましくは2cm以
上の間隔をおいて配置したいわゆる二重底構造であり、
全外周に囲い板232が設けらている。トレー206の
四隅にあたる囲い板232の上部には、トレー206を
積み重ねたとき、上下のものが互いに横滑りを起こすこ
とを防ぐための滑り止め234が設けられいる。囲い板
232には、適所に把手233が設けられている。
【0015】トレー206は、殺菌処理ドラム201に
収容されたとき回転軸線と平行となる中心部分に、幅が
例えばトレー206の同一方向の幅の10%以上、好ま
しくは15ないし40%と広く、囲い板232と同じ高
さの中心加熱媒体通路235が設けられている。これに
より、トレー206を多数積み重ねた状態で、上記回転
軸線を中心に回転させた場合、充分量の熱水(加熱媒
体)が該加熱媒体流通路235を介して後述する充填包
装袋の収容領域240に供給されることになる。トレー
206にはさらに、トレー206が殺菌処理ドラム20
1に収容されたとき回転軸線と直交する方向に、間隔を
おいて互いに平行に、幅が比較的狭く、囲い板232よ
りも低い高さの複数の放射方向加熱媒体通路236が設
けられている。
【0016】トレー206において、囲い板232、中
心加熱媒体通路235及び放射方向加熱媒体通路236
によって形成された矩形の部分が充填軟包装袋の収容領
域240であり、ここに充填軟包装袋を寝かせた状態で
収容する。この充填軟包装袋として、スタンディングパ
ウチ等の縦長の包装袋を使用する場合には、収容した充
填軟包装袋は、その長手方向が上記回転軸線に対してほ
ぼ直交する状態で回転しつつ加圧加熱殺菌されることに
なり、加熱殺菌ムラの発生をより有効に防止することが
できると共に、より短時間で十分な殺菌効果を奏するこ
とができる。また、スタンディングパウチを使用すると
きには、その底部が外向きになるように寝かせた状態で
収容することが、トレー内での移動に起因する傷、破袋
の発生を有効に防止することができる点で望ましい。ト
レー206は、図2に示すように、台車208に積み重
ねられる。
【0017】熱水槽3は、図1に示すように、上面に吸
排気口250、下面に第1給排水口252及び第2給排
水口254が設けられ、さらに、熱水槽3内の下部に蒸
気供給パイプ256が配置されている。制御部5は、記
憶部4の出力信号、及び加圧加熱殺菌処理槽2に設けら
れた圧力センサー(図示せず)及び温度センサー(図示
せず)の出力に基づいてバルブ326、バルブ330の
開閉を制御する。
【0018】記憶部4は、加圧加熱殺菌処理槽2内に搬
入された充填軟包装袋の含気率が2%を超える状態を保
持したまま殺菌処理するための圧力・温度制御情報を記
憶している。該圧力・温度制御情報は、図4に示すよう
に、横軸に経過、縦軸に圧力及び温度をとると、温度グ
ラフA及び圧力領域グラフBとなる。図4に示す圧力・
温度制御を行うために、加圧加熱殺菌処理槽2は次のよ
うに操作される。すなわち、殺菌開始LからMまでの期
間は、熱水を所定温度にして加圧加熱殺菌を行う。期間
MNにおいて、加圧加熱殺菌処理槽2内を高圧にすると
もに、加圧加熱殺菌処理槽2内の熱水を熱水槽3に戻
し、その後加圧加熱殺菌処理槽2に冷却水を供給する。
期間NOは加圧加熱殺菌処理槽2内の圧力が所定値だけ
上昇した直後であって、冷却水を加圧加熱殺菌処理槽2
内で流動させて充填軟包装袋の一次冷却を行う。期間O
Pは、さらに低温まで冷却を行うための準備期間であっ
て、冷却水を低温のものに入れ換えるため、加圧加熱殺
菌処理槽2内の高温になった冷却水を排出し、新しい低
温の冷却水を供給する。期間PQは、冷却水を循環させ
て二次冷却を行う。期間QRにおいて、冷却水を排出し
て加圧加熱殺菌及び冷却の1サイクルが終了する。
【0019】次に、加圧加熱殺菌処理槽2と熱水槽3、
及びこれに関連した装置の連結について説明する。加圧
加熱殺菌処理槽2の下側給排水口212は、バルブ30
2、循環ポンプ304、蒸気混合部306、バルブ30
8を介して第2給排水口254に連結されている。この
連結路によって加圧加熱殺菌処理槽2内の熱水を熱水槽
3に戻すことができる。
【0020】下側給排水口212はまた、バルブ30
2、バルブ310、給水ポンプ312を介して給水源3
13に連結されている。この連結路により冷却水を加圧
加熱殺菌処理槽2に供給することができる。下側給排水
口212はさらに、バルブ314を介して外部に連結さ
れている。この連結路によって加圧加熱殺菌処理槽2内
の熱水・冷却水を外部に排出することができる。
【0021】上側給排水口210は、バルブ316、蒸
気混合部306、循環ポンプ304、バルブ302を介
して下側給排水口212に連結されている。蒸気混合部
306は、バルブ318を介して蒸気供給源320に配
置されている。これらの連結路によって、加圧加熱殺菌
処理槽2内の熱水を取り出して蒸気混合部306におけ
る蒸気混入によって再加熱し、再び加圧加熱殺菌処理槽
2に戻すことができる。
【0022】加圧加熱殺菌処理槽2の給排気口211
は、バルブ326を介して空気抜き口328に連結さ
れ、またバルブ330を介して加圧空気源332に連結
されている。熱水槽3の第1給排水口252は、バルブ
334、バルブ310、給水ポンプ312を介して給水
源313に連結されている。熱水槽3はこの連結路によ
って給水を受けることができる。第1給排水口252は
また、バルブ336を介して外部に連通されている。
【0023】熱水槽3の蒸気供給パイプ256は、バル
ブ340を介して蒸気供給源320に連結ている。この
連結路によって熱水槽3内の熱水を蒸気混入によって加
熱することができる。熱水槽3の吸排気口250は、バ
ルブ350を介して空気抜き口352に連結され、また
バルブ354を介して加圧空気源356に連結されてい
る。
【0024】次に、上記構成の回転式レトルト殺菌機1
の殺菌作動について説明する。 〔熱水準備ステップ〕バルブ310、バルブ334を開
状態にし、給水ポンプ312を作動させ、給水源313
から熱水槽3に所定量の水を供給する。給水終了後、バ
ルブ310、バルブ334を閉状態にすると共に、バル
ブ340を開状態にし、蒸気を、蒸気供給源320から
蒸気供給パイプ256を介して熱水槽3中の水に注入す
る。バルブ350・354の開閉を調整して、熱水槽3
の水の温度を殺菌処理予定温度より5〜10°C高くな
るようにする。この場合、バルブ350・354の開閉
を調整して熱水槽3内の圧力調整を行うことにより、熱
水槽3内の突沸を防止することが望ましい。
【0025】〔充填軟包装袋の加圧加熱殺菌処理槽への
搬入ステップ〕トレー206に形成された矩形の収容領
域240に充填軟包装袋を寝かせた状態で収容する。充
填軟包装袋が自立可能なスタンディングパウチであると
きには、スタンディングパウチの厚さの大きい底部が放
射方向の外側となるようにすると、充填軟包装袋がトレ
ー206内での移動に起因して発生する損傷、破袋を有
効に防止することができ、さらに充填軟包装袋内で充填
物を有効に攪拌することができる。充填軟包装袋の厚さ
は、内部底面230からの囲い板232の高さに等しい
かこれよりも少し厚くする。
【0026】続いて、上記トレー206を台車208に
所定段積み重ねる。これにより、トレー206の収容領
域240に収容された充填軟包装袋は、その上の段のト
レー206の底面によって押さえられる。次に、殺菌処
理ドラム201の開閉扉224を開け、複数台準備され
た台車208を順次殺菌処理ドラム201内へ搬入す
る。その後、積み重ねられたトレー206及び台車20
8を押さえ機構214によって回転枠203に固定し、
開閉扉224を閉じる。
【0028】〔加圧加熱殺菌処理ステップ〕バルブ33
4、バルブ316を開状態にし、循環ポンプ304を作
動させて、熱水槽3の熱水を上側給排水口210から殺
菌処理ドラム201に供給する。供給する熱水の量は、
回転させられたトレー206が常に熱水内にあるように
決められる。これにより、加圧加熱殺菌処理槽2は、徐
々に昇温し殺菌設定温度に達する。
【0029】回転枠203は、熱水槽3に熱水の供給が
完了すると回転を開始する。回転枠203の回転数は、
充填物の種類、充填量、粘度、充填軟包装袋の含気率等
により異なるが、10〜50rpm、好ましくは20〜
30rpmである。次に、バルブ334、バルブ308
を閉状態し、バルブ302を開状態した後、循環ポンプ
304を作動させ、殺菌処理ドラム201内で熱水を上
部から下部へ流動させる。
【0030】同時に、バルブ318の開閉を制御し、殺
菌処理ドラム201から排出された熱水に蒸気供給源3
20から蒸気を混入させる。こうして、殺菌処理ドラム
201内の温度を、図4に示す時間温度曲線Aとなるよ
うに制御する。加圧加熱殺菌処理槽2内の温度を制御す
る方法としては、例えばPID制御等がある。加圧加熱
殺菌処理槽2に熱水が導入されて以降冷却処理がほぼ完
了する時点(図4のPの時点)までは、圧力センサー
(図示せず)により、加圧加熱殺菌処理槽2内の圧力を
検知する。
【0031】上記加圧加熱殺菌処理槽2内の温度を10
0°C以上にして殺菌を行うとき、該圧力が、充填軟包
装袋の含気率が所定量を超えるように定められた、図4
の時間圧力領域B内に入るように、上記バルブ326、
バルブ330の開閉を制御する。これにより、充填軟包
装袋はほぼ加圧加熱殺菌処理が完了するまで充填軟包装
袋内に充分な量のヘッドスペースが確保され、充填軟包
装袋が回転させられることによって充填軟包装袋内の充
填物が充分に撹拌されることになり、高い熱効率で短時
間で殺菌できると共に、加熱殺菌ムラの発生を有効に防
止することができる。 〔冷却ステップ〕加圧加熱殺菌がほぼ完了する時点(図
4のMの時点)で殺菌処理ドラム201の回転を停止さ
せる。その後、加圧加熱殺菌処理槽2内の圧力を加圧加
熱殺菌処理時の圧力より0.1〜0.8kg/平方c
m、好ましくは0.2〜0.4kg/平方cm高くなる
ように上昇させる(図4の時間圧力領域C)。次に、バ
ルブ310を閉状態にし、バルブ308を開状態にする
ことにより、加圧加熱殺菌処理槽2内の熱水を、下側給
排水口212、バルブ302、循環ポンプ304、バル
ブ308を介して熱水槽3に戻す。
【0032】その後、バルブ308を閉状態にし、バル
ブ310を開状態にし、続いて給水ポンプ312を作動
させ、所定量の冷却水をバルブ310、バルブ302を
介して下側給排水口212から加圧加熱殺菌処理槽2内
に給水する。さらにその後、バルブ310を閉状態と
し、一方バルブ316を開状態とした後、循環ポンプ3
04を作動させる。こうして、殺菌処理ドラム201内
で冷却水を流動させ、冷却処理を開始する。この後、所
望により、図4に示すように、新しい低温の冷却水によ
って再度冷却してもよい。
【0033】これらの冷却により、加圧加熱殺菌処理槽
2内の圧力は急激に低下する。その原因は、加圧加熱殺
菌処理槽2に供給した冷却水の循環によって加圧加熱殺
菌処理槽2内の気体が急激に冷却されてその容積を減縮
することに加えて、循環ポンプ310のポンプ作用によ
って発生する負圧によるものと推定される。この加圧加
熱殺菌処理槽2内の圧力の急激な低下は、上記圧力セン
サー(図示せず)により検知される。仮にこのような急
激な圧力低下があったとすると、充填軟包装袋の破袋が
発生するはずである。
【0034】しかし、本回転式レトルト殺菌機1におい
ては、上述したように冷却水の供給に先立ち、加圧加熱
殺菌処理槽2内の圧力を加圧加熱殺菌処理時の圧力より
0.1〜0.8kg/平方cm高くなるように上昇させ
ているので、加熱殺菌処理槽2内の圧力の急激な低下が
生じても、加圧加熱殺菌処理槽2内の圧力を、充填軟包
装袋が膨張して破袋しない程度の高さに保つことができ
る。
【0035】また、上記冷却開始(冷却水の循環開始)
と同時に回転枠203を再度回転させる。この場合の回
転数は、前記と同様に10〜50rpm、好ましくは2
0〜30rpmであることが望ましい。冷却、すなわち
冷却水の循環の開始以降、充填軟包装袋の充填物の品温
が充填時の品温に低下するまでの間、加圧加熱殺菌処理
槽2の圧力が図4に示す時間圧力領域D内にあるように
して、充填軟包装袋の含気率が前記所定量を超えるよう
に制御する。これにより、充填軟包装袋は、その内部に
充分なヘッドスペースを確保することができ、回転枠2
03の回転に伴い充填物は充填軟包装袋内で充分に撹拌
されることになり、短時間で効率的かつ均一に冷却され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転式レトルト殺菌機の説明図である。
【図2】上記回転式レトルト殺菌機の殺菌処理ドラムの
断面図である。
【図3】上記回転式レトルト殺菌機のトレーの斜視図で
ある。
【図4】上記回転式レトルト殺菌機の加圧加熱殺菌処理
槽内の圧力、温度の制御方法を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 回転式レトルト殺菌機 2 加圧加熱殺菌処理槽 3 熱水槽 4 記憶部 5 制御部 201 殺菌処理ドラム 202 ベアリング 203 回転枠 204 レール 206 トレー 208 台車 210 上側給排水口 212 下側給排水口 224 開閉扉 226 回転駆動軸 234 中心加熱媒体通路 235 放射方向加熱媒体通路 240 収容領域 250 吸排気口 252 第1給排水口 254 第2給排水口 313 給水源 320 蒸気供給源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含気密封包装体内の含気量が不足してい
    ないかどうかを判定する方法であって、一定量の充填物
    を包装体に含気状態で充填密封した後、得られた含気密
    封包装体に、所定重量の重りを取り付け、次いで該含気
    密封包装体を浸漬液中に入れ、浮上した含気密封包装体
    を良品とし、沈降した含気密封包装体を不良品と判定す
    ることを特徴とする含気密封包装体の判定方法。
  2. 【請求項2】 含気密封包装体内の含気量が不足してい
    ないかどうかを判定する方法であって、一定量の充填物
    を包装体に含気状態で充填密封した後、得られた含気密
    封包装体を所定比重の浸漬液中に入れ、浮上した含気密
    封包装体を良品とし、沈降した含気密封包装体を不良品
    と判定することを特徴とする含気密封包装体の判定方
    法。
  3. 【請求項3】 含気密封包装体内の含気量が過剰かどう
    かを判定する方法であって、一定量の充填物を包装体に
    含気状態で充填密封した後、得られた含気密封包装体
    に、所定重量の重りを取り付け、次いで該含気密封包装
    体を浸漬液中に入れ、沈降した含気密封包装体を良品と
    し、浮上した含気密封包装体を不良品と判定することを
    特徴とする含気密封包装体の判定方法。
  4. 【請求項4】 含気密封包装体内の含気量が過剰かどう
    かを判定する方法であって、一定量の充填物を包装体に
    含気状態で充填密封した後、得られた含気密封包装体を
    所定比重の浸漬液中に入れ、沈降した含気密封包装体を
    良品とし、浮上した含気密封包装体を不良品と判定する
    ことを特徴とする含気密封包装体の判定方法。
  5. 【請求項5】 上記請求項1又は請求項2の判定方法に
    より良品と判定された含気密封包装体に加熱殺菌処理を
    施すことを特徴とする含気密封包装体の殺菌方法。
  6. 【請求項6】 上記請求項1又は請求項2の判定方法に
    より良品と判定され且つ請求項3又は請求項4の判定方
    法により良品と判定された含気密封包装体に加熱殺菌処
    理を施すことを特徴とする含気密封包装体の殺菌方法。
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