JPH0613308Y2 - 板状壁材の取付構造 - Google Patents

板状壁材の取付構造

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JPH0613308Y2
JPH0613308Y2 JP16241886U JP16241886U JPH0613308Y2 JP H0613308 Y2 JPH0613308 Y2 JP H0613308Y2 JP 16241886 U JP16241886 U JP 16241886U JP 16241886 U JP16241886 U JP 16241886U JP H0613308 Y2 JPH0613308 Y2 JP H0613308Y2
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plate
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groove
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健一 山崎
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は大型タイル又は石材等の板状壁材をモルタル等
の接合材を用いて壁面等の被取付面に取り付ける場合の
施工構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、タイルを壁面に施工する場合、モルタルを用いて
張り付けることが一般に行われている。小型のタイルで
はその自重が小さいのでモルタルのみで十分な張付強度
が得られるが、例えば300×300mmとりわけ600
×600mm以上の大型タイルでは、その重量が大きくな
るので張付強度が不足する恐れがある。そこで、大型タ
イルのモルタルによる施工に際しては、第6〜10図に
示す如くその落下を防止するためにモルタルによる接着
に加えて銅線又はステンレス線等の線材1を用いて大型
タイル2を被取付面3に機械的に支持させる方法が行わ
れている。なお第6図及び第8図に示す如く、線材1を
大型タイル2に連結するには、タイル2の上面2aと裏
面2bとを連結するように貫通孔4を設け、この貫通孔
4に線材1を通すか、或いはタイル2の裏面2bに線材
1をエポキシ樹脂等の接着材で接着する方法を採用して
いる。なお、第7図、第9図において符号6は被取付面
3に固着されたアンカボルトもしくは釘であり、線材1
はこのアンカボルトもしくは釘6に結び付けられ、タイ
ル2の重量を支えるようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来の取付構造では、線材1とタイル2との連結の
信頼性が低いという問題がある。即ち、第6図の如く貫
通孔4を設けて線材1を通した場合には、この貫通孔4
の上側部分にタイル荷重が集中し、この貫通孔4の上側
部分が欠け線材1によるタイル2の支持がなされなくな
る恐れがある。また第8図の如く接着剤5を用いる連結
方式では、樹脂の耐久性に難があり、長期間が経過する
と線材1とタイル2とが剥れる恐れがある。
更に、第6図及び第8図のいずれの従来例においても、
タイル2の中央部分や下側の部分にて割れが生ずると、
この割れ目よりも下側の部分の線材1による支持がなさ
れなくなり、脱落する恐れがある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の板状壁材の取付構造は、板状壁材をモルタル等
の接合材を介在させて壁面等の被取付面に取り付けた構
造において、板状壁材の下面及び両側周面に線材又は帯
材をめぐらせ、この線材又は帯材を被取付面に止着して
板状壁材を支持させるようにしたものである。
[作用] 本考案では、板状壁材の下面及び両側周面に線材又は帯
材をめぐらせてあるので、板状壁材を該線材又は帯材に
て全体として下側から支えることができ、この板状壁材
の支持が極めて安定したものとなる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る板状壁材の取付構造を示
す正面図、第2図は同断面図である。また第3図ないし
第5図はこの実施例に係る板状壁材の形状説明図であ
る。
この板状壁材10は、その4周面11、12、13、1
4のうち両側周面11、13及び下面14に溝15が設
けられ、この溝15に銅線又はステンレス線等の線材1
が係合され、この線材1の上部側が被取付面3のアンカ
ボルトもしくは釘6に結び付けられて板状壁材10の支
持をなしている。なお、板状壁材10と壁面3との間に
はモルタル7が介在されている。
このように板状壁材10の両側周面及び下面を線材で括
るようにしているから、板状壁材10が全体として下側
から支えられる構造となり、仮に板状壁材10に割れが
生じても脱落する恐れは全くない。また、従来の如く線
材1を通してタイル2を吊り下げるための貫通孔がな
く、線材1による支持によって板状壁材10に集中荷重
をもたらすこともない。また、接着剤も不要であり、耐
久性に優れる。
特に、本実施例では線材1が溝15に係合されているか
ら、板状壁材10の壁面3から離れる方向への荷重に対
しても線剤1が溝15の壁面と係合してこの壁面からの
離反方向の荷重に対抗することができ、極めて信頼性が
高い。
なお、上記実施例では線材1を用いているが、溝15の
幅が大きければ帯材を用いてもよいことは明らかであ
る。
第10図ないし第18図は本考案の異なる実施例に係る
板状壁材の形状説明図である。第10図の板状壁材10
aは第1図の板状壁材10において、溝15のうち下側
コーナ部に丸み15aを付け、線材1や帯材とこの溝1
5角部との摩擦を緩和するようにしたものである。この
ように丸み15aを付けることにより、線材の耐久性が
高められるという効果が奏される。第11図の板状壁材
10bはその4周面11〜14の全てに溝15を設けた
ものである。このように溝15を全周面に設ければ、板
状壁材10bを施工するに際し上下の確認を行う必要が
なく、施工作業が容易となるという効果が奏される。
第12図は板状壁材15の両側周面にのみ溝15を設け
たものである。また第13図の板状壁材10dは一方の
側周辺にのみ溝15を設けたものである。第12、13
図の壁材は押出成形による製造に好適である。
第14図の板状壁材10eは下側の両コーナ部に板状壁
材の下面と側周面とを連絡するように溝16を設け、こ
の溝16に線材もしくは帯材を係合させるようにしたも
のである。第15図の板状壁材10fはその4コーナ部
にそれぞれ溝16を設けたものである。第16図の板状
壁材10gはその下側の両コーナ部に、板状壁材の下面
と側周面とを連絡する貫通孔17を設け、この貫通孔1
7に線材を通すようにしたものである。また第17図の
板状壁材10hはその4コーナ部にそれぞれ貫通孔17
を設け、線材をこれら貫通孔17に通すようにしたもの
である。
第18図は本考案のさらに異なる実施例に係る板状壁材
の取付構造を示す要部斜視図である。この第18図の実
施例では、板状壁材10iにはその周面に溝等は設けら
れておらず、帯材18を両側周面11、13及び下面1
4をめぐらせるように設けたものである。このような帯
材18は、板状壁材周面との接触面積が大きいので、溝
や貫通孔がなくとも板状壁材10iをしっかりと保持す
ることが可能である。
なお、第11図なしい第17図のいずれの実施例におい
ても、溝や貫通孔の角部分に丸みを付けてもよいことは
明らかである。
また上記実施例では、モルタルを用いて板状壁材を壁面
3に張り付けるようにしているが、このモルタルの代り
に樹脂接着剤や両面テープ或いはマジックテープ等の他
の接合材を用いてもよい。
本考案は300×300mmとりわけ600×600mm以
上程度の大型のタイルや石材に適用するに好適である。
タイルに適用する場合、タイルとしては湿式成形、乾式
成形のいずれのタイルにも適用可能である。
[考案の効果] 以上の通り、本考案のタイル取付構造においては、線材
もしくは帯材がタイルの周面及び下面をめぐるように設
けられており、板状壁材を全体として下側から保持する
ことができ、板状壁材の脱落の恐れが全くなく、しかも
耐久性にも優れ、信頼性の高い板状壁材取付構造となす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を説明する板状壁材の正面図、
第2図は同断面図、第3図は板状壁材10の平面図、第
4図は同正面図、第5図は同側面図、第6図は従来例を
説明する斜視図、第7図は同断面図、第8図は異なる従
来例を説明する斜視図、第9図は同断面図、第10図な
いし第17図の各図は異なる実施例に係る板状壁材の正
面図、第18図は異なる施工構造を示す斜視図である。 1……線材、3……壁面、7……モルタル、 10、10a〜10i……板状壁材、 11、13……板状壁材側周面、 14……板状壁材下面、15、16……溝、 17……貫通孔、18……帯材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状壁材を被取付面に、該板状壁面裏面と
    被取付面との間に接合材を介在させて取り付けた構造に
    おいて、該板状壁材の下面及び両側周面に線材又は帯材
    をめぐらせ、該線材又は帯材を該板状壁材よりも上方の
    被取付面に止着して該板状壁材を被取付面に支持させて
    あることを特徴とする板状壁材の取付構造。
  2. 【請求項2】板状壁材の少なくとも一つの周面に溝を辺
    長手方向に設け、前記線材又は帯材を該溝に係合させて
    ある実用新案登録請求の範囲第1項に記載の取付構造。
  3. 【請求項3】板状壁材の下側コーナ部に、板状壁材の下
    面と側周面とを連絡する溝又は貫通孔を設け、前記線材
    又は帯材を該溝又は貫通孔に通してある実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の取付構造。
JP16241886U 1986-10-23 1986-10-23 板状壁材の取付構造 Expired - Lifetime JPH0613308Y2 (ja)

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JPS6367132U JPS6367132U (ja) 1988-05-06
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