JPH06132U - 耐風洋傘 - Google Patents

耐風洋傘

Info

Publication number
JPH06132U
JPH06132U JP4955092U JP4955092U JPH06132U JP H06132 U JPH06132 U JP H06132U JP 4955092 U JP4955092 U JP 4955092U JP 4955092 U JP4955092 U JP 4955092U JP H06132 U JPH06132 U JP H06132U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
center rod
wind
stop
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4955092U
Other languages
English (en)
Inventor
重孝 富川
Original Assignee
株式会社古川洋行
富川株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社古川洋行, 富川株式会社 filed Critical 株式会社古川洋行
Priority to JP4955092U priority Critical patent/JPH06132U/ja
Publication of JPH06132U publication Critical patent/JPH06132U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強風を受けたとき骨組を漏斗状に反転可能な
らしめた耐風洋傘において、骨組を反転せしめるに至ら
ない強風時に下ロクロが上下動して衝撃を生じるような
ことを防止する。 【構成】 開傘位置の下ロクロの上方近傍位置に中棒よ
り出没自在なストップハジキを設け、該ストップハジキ
の突出部に下ロクロを開傘位置から耐風位置に上昇せし
めたとき該ストップハジキを中棒に没入せしめる上向き
ガイドを形成した構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、強風を受けたとき骨組を所謂漏斗状態に反転可能ならしめることに より骨組の折損を防止するようにした耐風洋傘に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洋傘において、強風を受けたとき骨組が所謂漏斗状態に反転してしまう 現象が知られている。ところで、このような反転現象が容易に生じないようにす るためには、骨の寸法や、骨組構造や、傘布の張力等を設定することにより、反 転現象を防止しなければならない。
【0003】 然しながら、このように反転現象の防止に固持すると、洋傘が強風に耐えられ ない場合、骨組が折損してしまうという問題がある。
【0004】 また、反転防止を意図しつつ前述のように設計しても、風向きの如何や激しい 強風を受けた場合は、骨組の反転が不可避であり、洋傘の骨組上、宿命的問題で ある。そして、この場合、反転した骨組を元の状態に復帰せしめることができな くなるという問題がある。
【0005】 そこで、強風時における骨の折損を防止する目的においては、骨組の反転を無 理に防止するよりも、むしろ、強風を受けたとき、積極的に骨組を漏斗状に反転 可能となるように構成するのが有利であり、このような洋傘が提案され、耐風洋 傘と称されているところである。
【0006】 即ち、この耐風洋傘は、親骨を枢支する上ロクロを中棒の上端近傍に固着し、 前記親骨に枢結された支骨を枢支する下ロクロを中棒に摺動自在に外挿し、中棒 に沿って下ロクロを開傘位置に上昇した状態で該下ロクロに係止する開傘係止ハ ジキを設けた点においては、通常の手開きの洋傘と同様であるが、下ロクロを該 開傘位置よりも更に親骨を上向きに反転せしめる耐風位置に上昇可能となるよう に構成しており、しかも、骨組が漏斗状に反転した後は、下ロクロを耐風位置か ら開傘位置に下降せしめることにより、骨組を常態に復帰せしめることを可能な らしめたものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記耐風洋傘は、本来、強風を受けたときにのみ骨組を漏斗状に反転可能なら しめることを目的としたものであるが、強風により親骨が揺動すると、これに連 動して下ロクロを上下動せしめる。ところが、開傘状態において、下ロクロは、 開傘係止ハジキにより下降を阻止されているから、親骨の揺動により下ロクロは 、開傘係止ハジキの上方において上下動する。
【0008】 このため、骨組を漏斗状に反転せしめるには至らない程度の強風時において、 親骨が揺動するたびに下ロクロが上下動し、開傘使用時に下ロクロが上下方向に ガタガタと動くことになる。特に、傘布により親骨に張力が付与された状態で、 強風を受けた瞬間に下ロクロが跳び上がり、強風が過ぎ去った後に下ロクロが弾 発的に押下され、開傘係止ハジキに強く衝突する。
【0009】 従って、強風時における下ロクロの上下動は、開傘係止ハジキに強い衝撃を与 え、該開傘係止ハジキを損傷する虞れがある。また、この衝撃は、中棒を介して 手元に伝達し、使用者に不快感を生じるという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決した耐風洋傘を提供するものであり、その手段とし て構成したところは、親骨を枢支する上ロクロを中棒の上端近傍に固着し、前記 親骨に枢結された支骨を枢支する下ロクロを中棒に摺動自在に外挿し、中棒に沿 って下ロクロを開傘位置に上昇した状態で該下ロクロに係止する開傘係止ハジキ を設ける一方、下ロクロを該開傘位置よりも更に親骨を上向きに反転せしめる耐 風位置に上昇可能とした耐風洋傘において、前記開傘位置の下ロクロの上方近傍 位置に中棒より出没自在なストップハジキを設け、該ストップハジキの突出部に 下ロクロを開傘位置から耐風位置に上昇せしめたとき該ストップハジキを中棒に 没入せしめる上向きガイドを形成して成る点にある。
【0011】 本考案の好ましい実施態様において、前記ストップハジキの突出部は、下ロク ロを開傘位置から耐風位置に上昇せしめたとき該ストップハジキを中棒に没入せ しめる上向きガイドと、下ロクロを耐風位置から開傘位置に下降せしめたとき該 ストップハジキを中棒に没入せしめる下向きガイドを形成し、前記上向きガイド の中棒に対する上向き傾斜角度Fと、前記下向きガイドの中棒に対する下向き傾 斜角度Rを、F<Rに構成して成る。
【0012】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案の1実施例を詳述する。
【0013】 図1において、中棒1の上端近傍には上ロクロ2が固着され、該上ロクロ2に は親骨3の基端が枢着されている。また、中棒1には下ロクロ4が摺動自在に外 挿されており、該下ロクロ4には支骨5の基端が枢着され、該支骨5の先端は親 骨3の中途部に枢結6されている。
【0014】 図1に実線で示すように、中棒1に沿って下ロクロ4を開傘位置に上昇した状 態で、該下ロクロ4は開傘係止ハジキ7により係止される。即ち、図示しない閉 傘位置から図示のような開傘位置に下ロクロ4を上昇すると、開傘係止ハジキ7 は、下ロクロ4に押されて自動的に中棒1の内部に没入され、下ロクロ4が通過 すると弾発力により中棒1から突出し、下ロクロ4に係止する。このような構成 は、従来の手開きの洋傘において公知である。
【0015】 ところで、図1に実線で示す開傘状態から、強風を受けると、図1に鎖線で示 すように、親骨3は、所謂漏斗状と呼ばれるように上向きに反転可能である。そ こで、親骨3が反転されると、支骨5に牽引されることにより、下ロクロ4は、 前記開傘位置から上ロクロ2の近傍位置まで上昇する(尚、本明細書において、 この下ロクロ4の上昇位置を耐風位置と称する)。従って、突発的な強風を受け たとき、骨組は、漏斗状に反転可能なため折損を防止されており、耐風洋傘を構 成している。漏斗状の骨組を元の状態に復帰させるに際しては、下ロクロ4を耐 風位置から開傘位置に強く引き戻せば良く、これにより骨組は、図1に実線で示 す常態に復帰する。
【0016】 このような耐風洋傘において、前記上ロクロ2の下部に位置して中棒1にはゴ ム等の弾性筒体から成る緩衝材8が外挿され、該緩衝材8は上ロクロ2の下部に 固着されている。従って、下ロクロ4が開傘位置から耐風位置に跳び上がった際 、下ロクロ4は緩衝材8に衝当して衝撃を緩和される。
【0017】 前記開傘位置における下ロクロ4の上方近傍位置には、中棒1より出没自在な ストップハジキ9が設けられている。このストップハジキ9は、洋傘における種 々のハジキと同様に鋼板製とされ、常時は、突出部10を中棒1から突出せしめ るように弾発付勢されている。
【0018】 図2に示すように、ストップハジキ9の突出部10は、下ロクロ4を開傘位置 から耐風位置に上昇せしめたとき該ストップハジキ9を中棒1に没入せしめる上 向きガイド11と、下ロクロ4を耐風位置から開傘位置に下降せしめたとき該ス トップハジキ9を中棒1に没入せしめる下向きガイド12を形成し、前記上向き ガイド11の中棒軸線Aに対する上向き傾斜角度Fと、前記下向きガイド12の 中棒軸線Aに対する下向き傾斜角度Rを、F<Rに構成している。
【0019】 そこで、下ロクロ4を開傘位置から耐風位置に上昇せしめるに際しては、下ロ クロ4が急傾斜とされた上向きガイド11を乗り越えてストップハジキ9の突出 部10を中棒1に没入せしめなければならないため、下ロクロ4の上昇には比較 的大なる抵抗が与えられる。従って、この抵抗を越えるような強い強風を受けた ときにのみ、骨組は前述のような漏斗状に反転する。
【0020】 一方、漏斗状に反転した骨組を元の位置に復帰させるため、使用者が下ロクロ 4を耐風位置から開傘位置に引き下げるに際しては、下ロクロ4は緩傾斜とされ た下向きガイド12を介してストップハジキ9の突出部10を中棒1に容易に没 入せしめることができるので、下ロクロ4の下降に際しストップハジキ9が大な る抵抗を生じることはない。
【0021】 図2に示すように、開傘位置における下ロクロ4は、上下からストップハジキ 9及び開傘係止ハジキ7により挟まれた状態にある。このため、骨組を漏斗状に 反転せしめるには至らない強風を受けたとき、従来ならば下ロクロ4が開傘係止 ハジキ7の上方において上下にガタガタと動き衝撃を生じることになるが、本実 施例によれば、下ロクロ4は、ストップハジキ9により上昇を妨げられるので、 ガタガタと上下動しない。その反面、激しい強風を受けたときは、下ロクロ4は 上向きガイド11によりストップハジキ9の弾力に抗して突出部10を中棒1に 没入せしめ、親骨3の反転に追従して耐風位置まで上昇可能であり、図1に鎖線 で示したように、骨組を漏斗状に反転せしめることが可能であり、骨組の折損を 防止する。
【0022】 図3は、洋傘の閉傘状態を示し、下ロクロ4と支骨5の好ましい実施例を示し ている。下ロクロ4は、上部に保持筒13を一体に備え、該保持筒13にゴム等 の弾性筒体から成る受承筒14を外挿し嵌着している。支骨5は、下ロクロ4の 前記保持筒13の下方に位置する枢支フランジ部15に枢着されており、閉傘時 において支骨5を前記受承筒14に食い込むように圧着する。従って、閉傘状態 において、支骨5は受承筒14に弾性的に密接するので、下ロクロ4の周方向に 向けて自由に揺動しない。尚、図3において、符号16は、閉傘係止ハジキであ り、下ロクロ4の係止孔17に係止する。また、符号18は手元を示す。
【0023】
【考案の効果】
前述のように、従来の耐風洋傘においては、骨組を漏斗状に反転せしめるには 至らない強風を受けたとき、下ロクロ4が開傘係止ハジキ7の上方において上下 にガタガタと動き衝撃を生じるのに対して、請求項1に記載の本考案によれば、 下ロクロ4は、ストップハジキ9により上昇を妨げられるので、従来のようにガ タガタと上下動することはない。その結果、開傘係止ハジキ7を損傷する虞れは なく、しかも、使用者に不快感を与えるような衝撃を生じることはないという効 果がある。一方、激しい強風を受けた場合、下ロクロ4は、上向きガイド11を 介してストップハジキ9の突出部10を中棒1に没入せしめ、親骨3の反転に追 従して耐風位置まで上昇可能であり、従来の耐風洋傘と同様に、骨組を漏斗状に 反転せしめ、骨組の折損を防止することができる。
【0024】 請求項2に記載の本考案によれば、下ロクロ4が急傾斜とされた上向きガイド 11に抗してストップハジキ9の突出部10を中棒1に没入せしめるような強い 突風を受けたときにのみ、骨組を漏斗状に反転せしめ骨組の折損を防止できる反 面、骨組を漏斗状態から常態に復帰せしめるべく使用者が下ロクロ4を耐風位置 から開傘位置に引き下げるに際しては、緩傾斜とされた下向きガイド12を介し て突出部10を容易に没入せしめるので、ストップハジキ9が過大な抵抗の原因 となることはないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す骨組の正面図である。
【図2】本考案の実施例の要部を示す拡大縦断面図であ
る。
【図3】下ロクロと支骨の実施例を示す拡大縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 中棒 2 上ロクロ 3 親骨 4 下ロクロ 5 支骨 7 開傘係止ハジキ 9 ストップハジキ 10 突出部 11 上向きガイド 12 下向きガイド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親骨を枢支する上ロクロを中棒の上端近
    傍に固着し、前記親骨に枢結された支骨を枢支する下ロ
    クロを中棒に摺動自在に外挿し、中棒に沿って下ロクロ
    を開傘位置に上昇した状態で該下ロクロに係止する開傘
    係止ハジキを設ける一方、下ロクロを該開傘位置よりも
    更に親骨を上向きに反転せしめる耐風位置に上昇可能と
    した耐風洋傘において、前記開傘位置の下ロクロの上方
    近傍位置に中棒より出没自在なストップハジキを設け、
    該ストップハジキの突出部に下ロクロを開傘位置から耐
    風位置に上昇せしめたとき該ストップハジキを中棒に没
    入せしめる上向きガイドを形成して成ることを特徴とす
    る耐風洋傘。
  2. 【請求項2】 ストップハジキの突出部が、下ロクロを
    開傘位置から耐風位置に上昇せしめたとき該ストップハ
    ジキを中棒に没入せしめる上向きガイドと、下ロクロを
    耐風位置から開傘位置に下降せしめたとき該ストップハ
    ジキを中棒に没入せしめる下向きガイドを形成し、前記
    上向きガイドの中棒に対する上向き傾斜角度Fと、前記
    下向きガイドの中棒に対する下向き傾斜角度Rを、F<
    Rに構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の耐
    風洋傘。
JP4955092U 1992-06-22 1992-06-22 耐風洋傘 Pending JPH06132U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4955092U JPH06132U (ja) 1992-06-22 1992-06-22 耐風洋傘

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4955092U JPH06132U (ja) 1992-06-22 1992-06-22 耐風洋傘

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06132U true JPH06132U (ja) 1994-01-11

Family

ID=12834306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4955092U Pending JPH06132U (ja) 1992-06-22 1992-06-22 耐風洋傘

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06132U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136362A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Misuzu Seiko Kk リサイクル傘

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136362A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Misuzu Seiko Kk リサイクル傘

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060185253A1 (en) Gate latch assembly
US20030131403A1 (en) Flushing mechanism for a dual flush cistern
JPH06132U (ja) 耐風洋傘
US1808393A (en) Doorstop
US6619602B2 (en) Gate support system
JPS6341383A (ja) ケンス
CA1232600A (en) Mechanical lifting jack
JPH0856724A (ja) 歩行補助具
US4221535A (en) Latch for lift truck fork
EP0950633A3 (en) Safety locking mechanism for a mechanical lifting jack
US4447089A (en) Safety latch for extensible lift mechanisms
KR100521585B1 (ko) 자동차용 시트록킹장치
JP2500076Y2 (ja) 戸当り装置
JPH09118438A (ja) 荷作業用デッキボード
JP2004019204A (ja) 錠装置
KR920007771Y1 (ko) 맨홀뚜껑의 해정장치
JPH0522276U (ja) トラツクのキヤブロツク装置
US20040177716A1 (en) Foot-adjusting handgrip
KR200163587Y1 (ko) 맨홀뚜껑홀더
JP2500606Y2 (ja) ドアその他の移動体の移動防止具
JPH064727Y2 (ja) 傘 骨
JPH0738516U (ja)
JPH0235969Y2 (ja)
JP3096093U (ja) 自転車前籠カバーにおける施錠装置
US1502468A (en) Window-control means