JPH0613286B2 - 車両用自動ブレ−キシステム - Google Patents

車両用自動ブレ−キシステム

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JPH0613286B2
JPH0613286B2 JP20120785A JP20120785A JPH0613286B2 JP H0613286 B2 JPH0613286 B2 JP H0613286B2 JP 20120785 A JP20120785 A JP 20120785A JP 20120785 A JP20120785 A JP 20120785A JP H0613286 B2 JPH0613286 B2 JP H0613286B2
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vehicle
signal
microcomputer
brake
shift
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JP20120785A
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雅彦 神谷
幸二 高木
健 野村
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は停車及び発進時に自動的に制動力を制御する車
両用自動ブレーキシステムに関する。
〔発明の背景〕
この種の自動ブレーキシステムにおいては発進時にシフ
ト位置及びアクセルペダル又はクラッチペダルの踏み込
み等の発進操作信号を検出してブレーキを解除し、停車
時には車速等を検出してブレーキを作動している。ここ
で、車庫入れ等の後退時には頻繁に自動ブレーキが作動
し、車両の動きがギクシャクしたものとなりフィーリン
グを損なうことがある。その対策として、例えば特開昭
59−143748号公報に開示されているように、後
退時には自動ブレーキ制御を禁止しているが、このよう
な制御ではシフト誤操作によって不意の発進が起こる可
能性がある。そのため、後退時のフィーリングと安全性
を考慮した自動ブレーキシステムの制御アルゴリズムが
望まれる。
〔発明の構成の概要〕
かかる問題点の解消のため、本発明は 車両が停止したときこれを検出して停止検出信号を生じ
る停止検出手段と、車両の発進操作機構が操作されたと
きこれを検出して発進操作検出信号を生じる発進操作検
出手段と、前記停止検出信号及び前記発進操作検出信号
に応じて出力信号を発生及び消滅させる出力信号発生手
段と、前記出力信号に応じて駆動力を発生及び消滅させ
る駆動力発生手段と、前記駆動力により車両を制動及び
制動解除する制動手段とを備えた自動ブレーキシステム
において、車両の変速機構が後進位置にシフト操作され
たときこれを検出して後進変速位置検出信号を生じる後
進変速位置検出手段を設けて、前記出力信号発生手段
が、前記後進変速位置検出信号の発生中は前記停止検出
信号を生じてからタイムラグを持って出力信号を発生さ
せるようにしたことを構成上の特徴とする。
〔作用効果〕
本発明によれば、シフト位置検出により後退時には停車
してから自動ブレーキが作動するまでにタイムラグを持
たせたので、車庫入れ時等の瞬時の停車に対する自動ブ
レーキの作動を防止し、また頻繁な作動をしないため、
システムの安全性を損なわずに運転フィーリングを改善
することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の第1実施例を図面により説明すると、第
1図は、自動変速装置(図示しない)を備えた車両のた
めの自動パーキングブレーキシステムに本発明が適用さ
れた例を示しており、この自動パーキングブレーキシス
テムはパーキングブレーキ機構10と、このパーキング
ブレーキ機構10を駆動する電動機構20と、この電動
機構20を制御する電気制御回路30とによって構成さ
れている。パーキングブレーキ機構10は、パーキング
レバー11を有しており、このパーキングレバー11
は、当該車両の車室内にてコンソールボックス近傍の床
面部分に横軸11aにより上下方向へ傾動可能に軸支さ
れている。
パーキングレバー11の基端部には、プーリ12がパー
キングレバー11と一体的に連動するように横軸11a
により軸支されており、一方、パーキングレバー11の
先端部には、筒状のハンドル13が固着されている。ハ
ンドル13はノブ13aを有しており、このノブ13a
は、ハンドル13の中空部内に図示しないコイルスプリ
ング(ハンドル13の中空部内に設けてある)に抗して
押動されて、パーキングレバー11に回動自在に取付け
たレリーズレバー(図示しない)を、床面に固着したブ
ラケットの係合部(図示しない)から解離させる。ま
た、ノブ13aはその開放により前記コイルスプリング
により外方へ付勢されて前記レリーズレバーを前記ブラ
ケットの係合部に係合させてパーキングレバー11を回
動不能に維持する。
ケーブル14aは、プーリ12の外周に巻回してなるも
ので、このケーブル14aの一端は、プーリ12の金具
12a内に嵌合したボルト12bと同金具12a内にて
連結されており、一方ケーブル14aの他端はイコライ
ザ15の中央部に連結されている。しかして、ケーブル
14aは、プータ12の第2図にて図示時計方向への回
動に応じイコライザ15を第2図にて図示左方へ移動さ
せ、プーリ12の図示反時計方向への回動に応じイコラ
イザ15の右方への移動を許容する。イコライザ15
は、その両端にて各リヤケーブル16a,16bを介し
当該車両の両後方車輪Wl,Wrの各ブレーキシューに
それぞれ連結されて、その左動により両リヤケーブル1
6a,16bを左方へ引張り、一方その右側により両リ
ヤケーブル16a,16bの右動を許容する。なお、両
後方車両Wl,Wrは、両リヤケーブル16a,16b
の左方への引張力を受けて前記各ブレーキシューにより
制動され、両リヤケーブル16a,16bの左方への引
張力の消滅のもとに前記制動を前記各ブレーキシューに
より解除される。また、第2図にて符号12cは、ボル
ト12bの位置調整用ナットを示す。
電動機構20は、回転電動機21と、減速機22と、プ
ーリ23とにより構成されており、減速機22は、回転
電動機21の正転(又は逆転)に応じて正転(又は逆
転)するウォームと、このウォームの正転(又は逆転)
に応じて正転(又は逆転)するウォームホイールとを備
えて、このウォームホイールの回動軸22aにてプーリ
23を一体的に回動可能に軸支している。プーリ23の
外周には、イコライザ15からケーブル14aと同一方
向に延出するケーブル14bが巻回されてその外端にて
プーリ23の一部に連結されている。しかして、プーリ
23は、その正転によりケーブル14bを巻回してイコ
ライザ15の第2図にて図示左方へ引張り、その逆転に
よりケーブル14bを巻き戻してイコライザ15の右方
への移動を許容する。
電気制御回路30は、車速センサ31と、両シフトスイ
ッチ32,33と、アクセルスイッチ34と、ブレーキ
スイッチ35と、解除スイッチ36と、直流電源B、当
該車両のイグニッションスイッチ1G及び各スイッチ3
2〜36に接続したマイクロコンピュータ37を有して
おり、イグニッションスイッチ1Gはその閉成により閉
成信号を生じる。車速センサ31は当該車両の車速を検
出しこれに比例した周波数を有する一連の車速パルスを
発生する。シフトスイッチ32は、前記自動変速装置の
ドライブレンジ又はリバースレンジへのシフト操作に応
答して閉成し第1シフト信号を発生し、前記自動変速装
置のニュートラルレンジ又はパーキングレンジへのシフ
ト操作に応答して開成し前記第1シフト信号を消滅させ
る。
シフトスイッチ33は前記自動変速装置のリバースレン
ジへのシフト操作に応答して閉成し第2シフト信号を発
生し、前記自動変速装置のリバースレンジ以外の変速位
置へのシフト操作に応答して開成し前記第2シフト信号
を消滅させる。アクセルスイッチ34は当該車両のアク
セルペダルの踏込に応答して閉成しアクセル信号を発生
し、前記アクセルペダルの開放により開成して前記アク
セル信号を消滅させる。ブレーキスイッチ35は当該車
両のフットブレーキペダルの踏込に応答して閉成しブレ
ーキ信号を発生し、このブレーキ信号を前記フットブレ
ーキペダルの戻りにより開成して消滅させる。解除スイ
ッチ36は、電動機構20による制動が解除されている
ときに閉成して解除信号を発生し、電動機構20の作動
に基づく制動力発生時に開成して前記解除信号を消滅さ
せる。なお、各スイッチ32〜36は共に常開型であ
る。
マイクロコンピュータ37は、直流電源Bからの給電に
より常時作動状態にあり、その内部に予め記憶したコン
ピュータプログラムを第2図に示すフローチャートに従
い繰返し実行し、かかる実行の繰返し中において、以下
の作用にて述べるごとく、回転電動機21及びパイロッ
トランプLの制御に必要な各種の演算処理を行う。パイ
ロットランプLはその点灯(又は消灯)によりマイクロ
コンピュータ37によるコンピュータプログラムの実行
状態(又は非実行状態)を表示する。
以上のように構成した本実施例において、当該車両の停
車状態にてイグニッションスイッチIGを閉成すれば、
マイクロコンピュータ37がイグニッションスイッチI
Gからの閉成信号に応答してコンピュータプログラムを
第3図のフローチャートに従いステップ40にて実行開
始し、ステップ41にてパイロットランプLの点灯に必
要な点灯信号を発生する。すると、パイロットランプL
がマイクロコンピュータ37からの点灯信号に応答して
点灯する。これにより、運転者は、マイクロコンピュー
タ37がコンピュータプログラムを実行し始めた旨視認
し得る。コンピュータプログラムガステップ42に進む
と、マイクロコンピュータ37が、イグニッションスイ
ッチIGからの閉成信号に基づき「YES」と判別し、
次のステップ43にて車速センサ31からの車速パルス
未発生に基づき「YES」と判別する。
すると、前進走行中の停車の場合は、ステップ44にて
シフトスイッチ32から生じる第1シフト信号に基づき
「YES」又は「NO」と判別する。ここで「NO」の
場合はステップ45に進み、「YES」の場合は、ステ
ップ50にてアクセルスイッチ34からのアクセル信号
の消滅のもとに「NO」と判別し、ステップ45にて、
シフトスイッチ33から生じる第2シフト信号に基づき
「NO」と判別し、ステップ47に進む。
現段階において、解除スイッチ36から解除信号が生じ
ておれば、マイクロコンピュータ37がステップ47に
て「YES」と判別し、ステップ48にて回転電動機2
1の正転に必要な正転信号をt1秒間(例えば、1秒)
発生する。すると、回転電動機21がマイクロコンピュ
ータ37からの正転信号に応答してt1秒間正転し、こ
れに応じ減速機22が正転し、プーリ23が正転してケ
ーブル14bによりイコライザ15及び両リヤケーブル
16a,16bを左方へ引張り両後方車輪Wl,Wrを
制動状態におく。このとき、パーキングレバー11は最
下端に傾動されてその両後方車輪Wl,Wrに対する制
動作用を解除しているものとする。一方解除スイッチ3
6が解除信号を発生していなければ、マイクロコンピュ
ータ37がステップ47にて直ちに「NO」と判別す
る。
各ステップ44,45,,46,47,48,49にお
ける循環演算中において、たとえど、車庫入れ、或いは
幅寄せにあたり、当該車両を微車速にて後進させるべく
前記自動変速装置をリバースレンジにシフト操作して走
行している時に停車した場合、マイクロコンピュータ3
7が、ステップ44にてシフトスイッチ32から生じる
第1シフト信号に基づき「YES」と判別し、ステップ
50にて、アクセルスイッチ34からのアクセル信号の
消滅のもとに「NO」と判定し、ステップ45にて、シ
フトスイッチ33から生じる第2シフト信号に基づき
「YES」と判別する。
しかして、シフトスイッチ33からの第2シフト信号の
発生後t2秒(例えば、1秒)経過すると、マイクロコ
ンピュータ37がステップ46にて「YES」と判別
し、前述のようにステップ47にて解除スイッチ36か
ら生じる解除信号に基づき「YES」と判別し、ステッ
プ48にて、回転電動機21の正転に必要な正転信号を
t1秒間(例えば、1秒)発生する。
また、各ステップ44,45,46,47,48,49
における循環演算中において、発進のため前記自動変速
装置を走行可能なレンジにシフト操作してアクセルペダ
ルを踏込むと、マイクロコンピュータ37が、ステップ
44にて、シフトスイッチ32から生じる第1シフト信
号に基づき「YES」と判別し、ステップ50にて、ア
クセルスイッチ34からのアクセル信号の発生のもとに
「YES」と判別し、ステップ51にて、回転電動機2
1を逆転させるに必要な逆転信号を発生する。
すると、両ステップ51,50aの循環演算中におい
て、回転電動機21がマイクロコンピュータ37からの
逆転信号に応答して逆転し、これに応じて減速機22が
逆転し、両ケーブル14a,14b,イコライザ15及
び両リヤケーブル16a,16bが前記両ブレーキシュ
ーのコイルスプリンクの弾撥作用を受けて右動し両後方
車輪Wl,Wrに対する制動作用を解除する。ついで、
解除スイッチ36から解除信号が生じると、マイクロコ
ンピュータ37がステップ51にて「YES」と判別
し、ステップ51aにて逆転信号の消滅により電動機構
20を停止させ、ステップ42へ戻る。
換言すれば、各ステップ44,45,46,47,4
8,49の循環演算中において前記自動変速装置をリバ
ースレンジにシフト操作して走行中に停車した際には、
電動機構20の作動に基づく当該車両に対する制動作用
が、マイクロコンピュータ37の各ステップ40,5
0,45,46,47,48,49を通る演算のもとに
停車からt2秒の遅れを持って電動機構20の正転作用
に応じて自動的に作動するので、運転者は頻繁な制動作
用を防止でき、当該車両を微車速にて容易にかつ円滑に
後進させて車庫入り、幅寄せ等を行い得る。
以上の作用説明において、ステップ45にて最初に「Y
ES」と判別した後t2秒低下するまではステップ46
における判別が繰返し「NO」となるので、t2秒経過
前におけるコンピュータプログラムのステップ47への
移行の禁止により、回転電動機21の正転による不必要
な制動作用を予防できる。
また、上述のような各ステップ44,45,46,4
7,48,49の循環演算中において、イグニョション
IGを開成すれば、マイクロコンピュータ37が各ステ
ップ49及び42にてイグニッションスイッチIGから
の閉成信号の消滅により順次「NO」と判別し、ステッ
プ54にて解除スイッチ36からの解除信号に基づき
「YES」と判別し、ステップ54aにてt1秒間の正
転信号の発生により電動機20を正転させて上述と同様
に両後方車輪Wl,Wrを制動下におき当該車両の停止
状態を維持する。然る後、マイクロコンピュータ37
が、ステップ54bにて電気制御回路30の各素子への
電力供給を遮断するとともにコンピュータプログラムの
実行を停止する。このことは、電気制御回路30におけ
る不必要な電力消費の軽滅に役立つことを意味する。な
お、パイロットランプLは前記電力供給遮断により消灯
する。また、上述した電気供給遮断により回転電動機2
1が停止するが、減速機22が減速比のもとにプーリ2
3側からの逆転を不能にするので、当該車両に対する制
動力はそのまま保持される。
次に、本発明の第2実施例を図面により説明すると、第
3図は、自動変速装置を有する車両のための自動油圧ブ
レーキシステムに本発明が適用された例を示しており、
この自動油圧ブレーキシステムは、フットブレーキ機構
60と、このフットブレーキ機構60に接続した電気制
御回路70とによって構成されている。フットブレーキ
機構60はマスタシリンダ61を有しておた、このマス
タシリンダ61はフットブレーキペダル62の踏込に応
じリザーバタンク61a内の作動油を圧油に変換して接
続管P1の上流部に付与する。逆止弁63は接続管P1
中に介装されてこの接続管P1の上流部から下流部への
圧油の流入を許容し、この圧油の接続管P1の下流管か
ら上流管への流入を禁止する。
接続管P1の上流部及び下流部からそれぞれ延出する各
分岐管P2,P3間には常開型電磁弁64が接続されて
おり、この電磁弁64はそのソレノイド64aの消磁の
もとに開状態に維持し両分岐管P2,P3を会する接続
管P1の上流部及び下流部間の連通を許容し、この連通
をソレノイド64aの励磁により閉成して遮断する。当
該車両の各前輪(又は各後輪)に設けたホイールシリン
ダ65,66(第3図にてはホイールシリンダ65のみ
を示す)のうちホイールシリンダ65は、接続管P1の
下流部から接続管P4を通し圧油を受けて作動しその前
輪(又は各後輪)に制動りき付与し、この制動力を、フ
ットブレーキペダル62の開放に伴う接続管P4内の圧
油の接続管P1の下流部、分岐管P3、電磁弁64、分
岐管P2、接続管P1の上流部及びマスタシリンダ61
を介してリザーバタンク61aへの還流により消滅させ
る。なお、ホイールシリンダ66は接続管P5を介し接
続管P1の下流部に接続されてホイールシリンダ65と
同様に機能する。また、マスタシリンダ61と図示しな
い各後輪(又は前輪)に設けたホイールシリンダとは、
接続管P6を介し接続される。
電気制御回路70は、前記第1実施例にて述べた車速セ
ンサ31、両シフトスイッチ32,33、アクセルスイ
ッチ34及びブレーキスイッチ35と、当該車両の直流
電源B及びイグニッションスイッチIG、並びに車速セ
ンサ31及び各スイッチ32〜35に接続したマイクロ
コンピュータ71と、前記第1実施例にて述べたパイロ
ットランプLとを備えており、イグニッションスイッチ
IGは前記第1実施例と同様に閉成信号を生じる。マイ
クロコンピュータ71は直流電源Bからの給電により常
時作動状態にあり、その内部に予め記憶した変更コンピ
ュータプログラむを第4図に示すフローチャート(第2
図のフローチャートを部分的に変更したもの)に従い繰
返し実行し、かかる実行中において、以下の作用にのべ
くごとく、電磁弁64のソレノイド64a及びパイロッ
トランプLの制御に必要な各種の演算処理を行う。
以上のように構成した本実施例において、当該車両がフ
ットブレーキペダル62の踏込のもとにフットブレーキ
機構60による制動停車状態にあるものとする。このよ
うな状態にてイグニッションスイッチIGの閉成により
変更コンピュータプログラムがマイクロコンピュータ7
1の作用のもとに第5図のフローチャートに従い前記第
1十時例と同様にステップ43に進むと、マイクロコン
ピュータ71が車速センサ31からの車速パルスの未発
生に基づき「YES」と判別する。
すると、前進走行中の停車の場合は、ステップ44に
て、シフトスイッチ32から生じる第1シフト信号に基
づき「YES」又は「NO」と判別する。ここで、「N
O」の場合はステップ45にすすみ、「YES」の場合
は、ステップ50にてアクセルスイッチ34からのアク
セル信号の消滅のもとに「NO」と判断し、ステップ4
5にて、シフトスイッチ33から生じる第2シフト信号
に基づき「NO」と判別し、ステップ48にて電磁弁6
4のソノイド64aの励磁に必要な励磁信号を発生し、
これに応答して電磁弁64がソレノイド64aの励磁に
より閉成して両分岐管P2,P3の連通を遮断する。こ
のことは、フットブレーキペダル62の踏込とはかかわ
りなく両ホイールシリンダ65,66の制動油圧が保持
され、当該車両の制動停止状態が維持されることを意味
する。
各ステップ44,45,46,47,48,49におけ
る循環演算中において、例えば、車庫入れと、或いは幅
寄せにあたり、当該車両を微車速にて後進させるべく前
記自動変速装置をリバースレンジにシフト操作して走行
している時に停車した場合、マイクロコンピュータ71
が、ステップ44にて、シフトスイッチ32から生じる
第1シフト信号に基づき「YES」と判別し、ステップ
50にて、アクセルスイッチ34からのアクセル信号の
消滅のもとに「NO」と判定し、ステップ45にて、シ
フトスイッチ33から生じる第2シフト信号に基づき
「YES」と判別する。
しかして、シフトスイッチ33からの第2シフト信号の
発生後t2秒(例えば、1秒)経過すると、マイクロコ
ンピュータ71がステップ46にて「YES」と判別
し、前述のように、ステップ48にて電磁弁64のソレ
ノイド64aの励磁に必要な励磁信号を発生する。
また、各ステップ44,45,46,47,48,49
における循環演算中において、発進のため前記自動変速
装置を走行可能なレンジにシフト操作してアクセルペダ
ルを踏込むと、マイクロコンピュータ71が、ステップ
44にて、シフトスイッチ32から生じる第1シフト信
号に基づき「YES」と判別し、ステップ50にて、ア
クセルスイッチ34からのアクセル信号の発生のもとに
「YES」と判別し、ステップ54にて、励磁信号を消
滅させる。
すると、電磁弁64がマイクロコンピュータ71からの
励磁信号の消滅に伴うソレノイド64aの消磁により開
成し画分岐管P2,P3の連通を許容する。従って、フ
ットブレーキペダル62を開放すれば、各ホイールシリ
ンダ65,66がその各内部の圧油をそれぞれ各接続管
P4,P5から接続管P1の下流管、分岐管P3、電磁
弁64、分岐管P2、接続管P1の上流部及びマスタシ
リンダ61を通しリザーバタンク61a内に還流させて
各制動力を解除することができる。然る後、ステップ4
2へ戻る。
換言すれば、各ステップ44,45,46,47,4
8,49の循環演算中において前記自動変速装置をリバ
ースレンジにシフト操作して走行中に停車した際には、
電磁弁64による制動油圧保持作用がマイクロコンピュ
ータ71の各ステップ44,50,45,46,48,
49を通る演算のもとに停車からt2秒の遅れを持って
電磁弁64の閉成に応じて自動的に作動するので、運転
者は、頻繁な制動作用を防止でき、当該車両を微車速に
て容易にかつ円滑に後進させて車庫入れ、幅寄せ等を行
い得る。
また、上述のような各ステップ44,45,46,4
7,48,49の循環演算中において、イグニッション
スイッチIGを開成すれば、マイクロコンピュータ71
が各ステップ49,42にて順次「NO」と判別し、ス
テップ54bにて電気制御回路70の各素子への電力供
給を遮断するとともに変更コンピュータプログラムの実
行を停止させる。このことは、電気制御回路70におけ
る不必要な電力消費の軽減に役立つことを意味する。な
お、当該車両の図示しないパーキングブレーキ機構を手
動操作により同車両をフッブレーキペダル62の踏込に
代えて制動停車状態にしておく。また、この他の作用効
果は前記第1実施例と実質的に同様である。
また、前記第1実施例においては、パーキングレバー1
1を有するパーキングブレーキ機構10に本発明を適用
した例について説明したが、これに限らず、例えば、ペ
ダル式或いはステッキ式のパーキングブレーキ機構に本
発明を適用して実施してもよい。
また、前記第1実施例においては、駆動源として回転電
動機21を採用したが、これに代えて、正又は負の空気
圧源、油圧源等を前記駆動源として採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す全体構成図、第2図
は第1図におけるマイクロコンピュータ作用を示すフロ
ーチャート、第3図は本発明の第2実施例を示す全体構
成図、第4図は第3図におけるマイクロコンピュータの
作用を示すフローチャートである。 IG……イグニッションスイッチ,10……パーキング
ブレーキ機構,20……駆動機構,30,70……電気
制御回路,31……車速センサ,32,33……シフト
スイッチ,34……アクセルスイッチ,35……ブレー
キスイッチ,38……ドア開放スイッチ,37,71…
…マイクロコンピュータ,60……フットブレーキ機
構,64……電磁弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−107941(JP,A) 特開 昭58−89445(JP,A) 特開 昭59−143748(JP,A) 特開 昭61−105261(JP,A) 実開 昭58−75164(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両が停止したときこれを検出して停止検
    出信号を生じる停止検出手段と、車両の発進操作機構が
    操作されたときこれを検出して発進操作検出信号を生じ
    る発進操作検出手段と、前記停止検出信号及び前記発進
    操作検出信号に応じて出力信号を発生及び消滅させる出
    力信号発生手段と、前記出力信号に応じて駆動力を発生
    及び消滅させる駆動力発生手段と、前記駆動力により車
    両を制動及び制動解除する制動手段とを備えた自動ブレ
    ーキシステムにおいて、車両の変速機構が後進位置にシ
    フト操作されたときこれを検出して後進変速位置検出信
    号を生じる後進変速位置検出手段を設けて、前記出力信
    号発生手段が、前記後進変速位置検出信号の発生中は前
    記停止検出信号を生じてからタイムラグを持って出力信
    号を発生させるようにしたことを特徴とする車両用自動
    ブレーキシステム。
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