JPH06132860A - ダイバーシチ受信機 - Google Patents

ダイバーシチ受信機

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JPH06132860A
JPH06132860A JP4279084A JP27908492A JPH06132860A JP H06132860 A JPH06132860 A JP H06132860A JP 4279084 A JP4279084 A JP 4279084A JP 27908492 A JP27908492 A JP 27908492A JP H06132860 A JPH06132860 A JP H06132860A
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JP
Japan
Prior art keywords
value
characteristic
rssi
electric field
fading
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4279084A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nakamura
中村  聡
Yasuyuki Oishi
泰之 大石
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動通信システムに使用するダイバーシチ受
信機に関し、両ブランチの受信電界強度に対応するRSSI
特性を自動的に一致させることを目的とする。 【構成】 第1の受信・復調部から送出された第1の受
信電界強度値と、第2の受信・復調部から送出され、特
性補正手段1を通過した第2の受信電界強度値との大小
を相互に比較する比較部2を有し、比較部からの比較結
果に対応して、いずれか一方の受信・復調部の出力を取
り出すダイバーシチ受信機において、所定時間内におけ
る、第1の受信電界強度値及び第2の受信電界強度値の
最大変化幅及び平均値を求める第1,第2の検出手段3
a, 3bと、該第1の検出手段の最大変化幅及び平均値と
該第2の検出手段の最大変化幅及び平均値との差分をそ
れぞれ求めた後、最大変化幅の差分及び平均値の差分が
無くなる様な制御電圧を生成して該特性補正手段に送出
する制御電圧発生手段4とを設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信システムに使
用するダイバーシチ受信機に関するものである。
【0002】近年、自動車電話などの移動通信の加入者
が増加している。自動車電話に代表される移動通信につ
いてみると、自動車はビルの間を走っているので通常、
基地局のアンテナは直視できない。その結果、自動車の
アンテナには、反射波や回折波など、いろいろな位相の
波が到来する。それぞれの波の径路は到達距離が異なる
ので、自動車のアンテナへはランダムな位相の波が入力
する。
【0003】この時、位相が同相であれば、受信電界は
強め合って大きくなり、逆相であれば弱め合って非常に
小さくなるが、この様な伝送径路はマルチパス伝送路と
呼ばれている。そこで、自動車の周囲には凡そ1波長に
相当するピッチで電界が弱め合って、極めて小さくなる
場所が連続的に、または一様に生ずるが、これをフェー
ジングと呼んでいる。
【0004】このフェージングにより、ある車速で走行
しながら受信した時、周期的に受信電界が大きく落ち込
む為、いかに受信電界が高くても誤り率がある程度以下
にならないと云うフロア現象が生ずる。これを克服する
為、受信機に2つのアンテナを用意し、絶えず2つのア
ンテナのRSSI( 受信電界強度値) を比較して、大きなRS
SIが得られるアンテナの受信信号を選択するダイバーシ
チ受信がよく用いられる。
【0005】この時、両ブランチの受信電界強度に対応
するRSSI特性を自動的に一致させることが必要である。
【0006】
【従来の技術】図6は従来例の構成図で、(a) は検波後
選択ダイバーシチ方式の受信・復調部の要部構成図、
(b) は(a) 中の比較回路の要部構成図である。
【0007】以下、図6の動作を説明する。先ず、受信
部81a, 81bは、アンテナANT1, ANT2を介して入力した変
調波を増幅し、中間周波数帯の変調波に周波数変換して
対応する復調部82a, 82bに送出するので、ここで変調波
を復調してデータ1,データ2 をスイッチ83に送出する。
【0008】また、受信部81a, 81bは変調波の受信電界
強度に対応する受信電界強度値( 以下, RSSI1, RSSI20
と省略する) を比較回路に送出するが、図6(b) に示す
様に、受信部81a からのRSSI1 は直接、比較部2に加え
られ、受信部81b からのRSSI 20はゲイン可変回路11, オ
フセット可変回路12を介してRSSI2 として比較部に加え
られる。
【0009】ここで、RSSIは受信電界強度に比例してい
るが、2つの受信部の特性が完全に一致しない為に2つ
のRSSIの特性は傾きやオフセットについて差がある。そ
こで、このままのRSSIの特性では受信電界強度の大小を
比較することができないので、2つのRSSIの特性を一致
させる為にゲイン可変回路11、オフセット可変回路12及
び制御電圧発生回路84が設けてある。
【0010】先ず、初めに受信部81a にレベルの変化し
た変調波を加えてRSSI1 の特性を測定する。次に、制御
電圧発生回路が送出する制御電圧CONT1, CONT2の値を制
御電圧可変範囲の中央値に設定してゲイン可変回路、オ
フセット可変回路に印加し、受信部81b にレベルの変化
した変調波を加えてRSSI2 の特性を測定した後、RSSI 2
の特性が受信部81a のRSSI1 の特性と一致する様に制御
電圧CONT1 及びCONT2の値を決定する。
【0011】なお、RSSI2 の特性の傾きはCONT1 で、オ
フセットはCONT2 で変化させる。また、制御電圧発生回
路84は、例えば、複数のスイッチが設けられていて、こ
れらのスイッチをオン/ オフすることにより制御電圧が
変化する様になっている。
【0012】上記の調整により、比較部に加えられるRS
SIの特性が一致すれば、比較部はRSSI1 とRSSI2 の大小
を比較して、大きい方のRSSIを送出した復調部からのデ
ータを選択する為のスイッチ制御信号をスイッチ83に送
出し、スイッチ83は対応するデータを取り出す。なお、
比較回路は1シンボルデータ毎にRSSIの大小を比較し、
スイッチ制御信号を送出する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に制御電圧CO
NT1, CONT2を決定するには、実際にアンテナを介してさ
まざまなレベルの変調波を受信部 81aに加える。そし
て、RSSI1 の特性及びゲイン可変回路、オフセット可変
回路に印加する制御電圧が中央値の時の RSSI2の特性を
測定した後、RSSI2 の特性がRSSI1 の特性に一致する様
に制御電圧 CONT1,CONT2 の値を求める。
【0014】この為、制御電圧を決定するまでの調整工
数がかかると云う問題がある。本発明は両ブランチの受
信電界強度に対応するRSSI特性を自動的に一致させる様
にした。これにより、調整工数の削減を図ることができ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は第1の本発明の原
理構成図である。図中、2は第1の受信・復調部から送
出された第1の受信電界強度値(RSSI1)と、第2の受信
・復調部から送出され、特性補正手段を通過した第2の
受信電界強度値( RSSI2)との大小を相互に比較する比較
部である。
【0016】3a, 3bは所定時間内における、第1の受信
電界強度値及び第2の受信電界強度値の最大変化幅及び
平均値を求める第1,第2の検出手段、4は第1の検出
手段の最大変化幅及び平均値と該第2の検出手段の最大
変化幅及び平均値との差分をそれぞれ求めた後、最大変
化幅の差分及び平均値の差分が無くなる様な制御電圧を
生成して該特性補正手段に送出する制御電圧発生手段で
ある。
【0017】
【作用】第1の本発明は、第1,第2の検出手段と制御
信号発生手段とを設ける。そして、第1,第2の検出手
段で、第1の受信・復調部から送出された第1の受信電
界強度(RSSI1),第2の受信・復調部から送出され、特性
再生手段を通過した第2の受信電界強度値(RSSI2) の所
定時間内における変化を観測して最大変化幅及び平均値
を求めて制御信号発生手段に送出する。
【0018】制御信号発生手段は、第1の検出手段の最
大変化幅及び平均値と該第2の検出手段の最大変化幅及
び平均値との差をそれぞれ求めた後、最大変化幅の差分
及び平均値の差分を0にする制御電圧を生成して特性補
正手段の補正特性を調整する。 これにより、第2の受
信・復調部から送出され、特性補正手段を通過した、第
2の受信電界強度値(RSSI2) の特性は、第1の受信・復
調部から送出された第1の受信電界強度値(RSSI1)の特
性と自動的に一致する。
【0019】第2の本発明は、上記の第1の受信電界強
度値がしきい値以下になった回数が予め設定した回数以
上であることを検出した時、フェージング検出信号を送
出するフェージング検出手段とスイッチ手段を設ける。
【0020】そして、スイッチ手段は、フェージング検
出信号が印加しない時は特性補正可能範囲のほぼ中央値
の補正特性を有する様な制御電圧を、フェージング検出
信号が印加した時は上記の差分が0となる様な制御電圧
をそれぞれセレクトして該特性補正手段に送出する。
【0021】第3の本発明は、ダイバーシチ受信機の電
源投入からフェージングピッチ数のカウントを開始し、
カウント値が所定カウント値になるまではフェージング
信号を送出せず、所定カウント値を越えた時にフェージ
ング検出信号を送出するフェージング検出手段を設け、
該フェージング検出手段の出力を上記のスイッチ手段に
送出する構成にした。
【0022】これにより、比較部の入力側において両ブ
ランチのRSSI特性を自動的に一致させる様にした。
【0023】
【実施例】図2は第1の本発明の実施例の構成図、図3
は図2中の第1の検出手段の構成図、図4は第2の本発
明の実施例の構成図、図5は第3の本発明の実施例の構
成図である。
【0024】ここで、図2中の減算器41, 43、ラッチ4
2, 44は制御電圧発生手段4の構成部分、図3の比較器3
1a,34a,スイッチ32a, 35a, フリップフロップ33a, 36a,
39a,減算器37a, 加算器38a は第1の検出手段の構成
部分である。なお、図3中の第2の検出手段3bは第1の
検出手段3aと同一構成の為、構成図は省略してある。
【0025】また、図4中のオフセット回路51a,低域通
過フイルタ52a, 比較器53a, カウンタ54a,比較器55a,
フージングしきい値発生器56a, フリップフロップ57a
はフェージング検出手段5a の構成部分、図5中のスイ
ッチ61, 63, 中央値発生器62, 64はスイッチ手段6の構
成部分、オフセット回路 51b, 低域通過フイルタ52b,比
較器53b,カウンタ54b,立上り点検出器55b はフェージン
グ検出手段5b の構成部分である。
【0026】以下、図3を参照して図2の動作から説明
するが、上記で詳細説明した部分については概略説明
し、本発明の部分について詳細説明する。先ず、図2に
おいて、アナログ/デイジタル変換器811aは、シンボル
クロック( 以下、SCK と省略する) を用いて、図示しな
い第1の受信部からの第1の受信電界強度値(以下、RS
SI1 と省略する) を、例えば、8ビットのデイジタル信
号( 以下、RSSI1 データと云う) に変換して第1の検出
手段3aに送出する。
【0027】また、アナログ/デイジタル変換器 811b
も、SCK を用いて、図示しない第2の受信部からの第2
の受信電界強度値(以下、RSSI20と省略する) を、例え
ば、8ビットのRSSI20データに変換し、ゲイン可変回路
11, 加減算回路12を介して8ビットのRSSI2 データとし
て第2の検出手段3bに送出する。
【0028】ここで、第1の検出手段3aは、図3に示す
様に、比較器31a,スイッチ32a,フリップフロップ( 以
下、FFと省略する)33aからなるRSSI1 の最大値検出部分
と、比較器34a,スイッチ35a, FF 36a からなるRSSI1
最小値検出部分と、加算器38aとFF 39aからなるRSSI1
の平均値検出部分とからなっている。なお、この部分は
SCK と例えば、0.03Hzのマスタクロック( 後述するが、
以下、MCK と省略する)が印加する。
【0029】さて、比較器31a は、入力した最新のRSSI
1 データとFF 33aから送出された現在迄の最大RSSI1
ータとの大小を比較して大きい方をセレクトするセレク
ト制御信号をスイッチ32a に送出する。スイッチ32a に
は最新のRSSI1 データと現在迄の最大RSSI1 データが印
加しているので、大きい方のRSSI1 データをセレクトし
て減算器37a とFF 33aに格納して現在までの最大RSSI1
データを更新し、再び、FF 33aから1SCK 遅延して比較
器31a 加える。これを所定時間、繰り返すことにより、
所定時間内のRSSI1 データの最大値が減算器37a に送出
される。そして、MCK で比較器31a,スイッチ32a, FF 33
a はリセットされて初期状態に戻り、上記の動作を繰り
返す。
【0030】また、比較器34a は、入力した最新のRSSI
1 データとFF 36aから送出された現在迄の最小RSSI1
ータとの大小を比較して小さい方をセレクトするセレク
ト制御信号をスイッチ35a に送出する。そこで、スイッ
チ35a は小さい方のRSSI1 データをセレクトして減算器
37a とFF 36aに格納して最小RSSI1 データを更新し、再
び、比較器34a 加える。これを所定時間、繰り返すこと
により、所定時間内のRSSI1 データの最小値が減算器37
a に送出される。そこで、減算器37a はRSSI1データの
( 最大値−最小値) 、即ち、RSSI1 の最大変動幅が得ら
れ、図2の減算器41に送出する。
【0031】更に、加算器38a は入力した最新のRSSI1
データとFF 39aから1SCK 遅延した今までの加算結果を
加算して出力すると共に、FF 39aに加えて今までの加算
結果に加え、再び加算器に加える。これを繰り返すこと
により、RSSI1 データは累積加算され、上位所定ビット
のデータを取ることにより平均値が得られ、図2の減算
器43に送出する。
【0032】なお、最大値検出分、最小値検出部分、平
均値検出部分はMCK でリセットされるが、MCK はゆっく
りしたフェージングにおいても精度よく測定する為、例
えば、受信周波数800MHz, 速度4Km/H( 人間の歩く速
度) の時のフェージングピッチ3Hzの100 倍程度の0.03
Hzにしてある。
【0033】一方、第1の検出手段3aと同一構成の第2
の検出手段3bは、入力したRSSI2 データに対して、上記
と同様に、RSSI2 データの( 最大値−最小値) 及びRSSI
1 データの平均値を取り出し、前者は減算器41に、後者
は減算器43に加える。そこで、図2の減算器41, 43から
2つのRSSIデータの(最大値−最小値)の差分、平均値
の差分が得られるが、これらの差分はMCK でラッチ回路
42, 44 Uおいてラッチされる。
【0034】そして、RSSIデータの(最大値−最小値)
の差分及び平均値の差分を0にする制御電圧CONT1, CON
T2がゲイン可変回路11及びオフセット可変回路に加えら
れるので、RSSI2 のデータの特性はRSSI1 のデータの特
性と自動的に一致することになる。
【0035】ここで、電源投入時に移動機が停止してい
る場合があるが、この時はRSSIの値が大きく異なる可能
性がある( 例えば、一方のアンテナは直接波を受信し、
他方のアンテナは反射波を受信する場合) 。
【0036】この様な場合、第1の本発明の実施例では
特性補正ループがRSSIを同じ値にする様に動作するが、
移動機が移動すれば、フェージングが発生してはRSSIは
適性値になる。しかし、移動機が必ず移動すると云う保
証はなく、移動機が移動しない限り、実際にはRSSIの値
が違うにもかかわらずRSSIの値は同じ値になってしまう
ので、比較部は復調部からのデータを交互に切り替える
ことになり、最適のブランチをセレクトできないことに
なる。
【0037】図4に示す構成はこれを解決する為のもの
で、フェージング検出手段5でフェージングの有無を検
知し、フェージングがない時は上記の特性補正ループが
動作しない様にした。
【0038】図4において、RSSI1 の値( アナログ信
号) は雑音による誤動作を防ぐ為、オフセット回路51a
によりレベルを上げ、一方は低域通過フイルタ52a にり
平均値を検出する。そして、これらは比較部53a で比較
さて、オフセット回路の出力が平均値よりも低い間、ク
ロックが出力される(フェージングピッチに対応したク
ロック) 。
【0039】カウンタ54a はクロックをカウントしてカ
ウント値を比較部55a に加えるが、ここにはフェージン
グしきい値発生器56a からのフェージングピッチによっ
て決められたしきい値(N ビット) も加えられているの
で、比較され、カウント値<しきい値の時はフェージン
グ無しを示す" L"を、カウント値≧しきい値の時はフェ
ージング有りと判定して" H"をFF 57aに送出する。
【0040】そこで、フェージング有の判定結果がMCK
を用いてFF 57aに取り込まれてスイッチ制御信号として
スイッチ61, 63に加えられる。スイッチ61, 63はスイッ
チ制御信号が"L" の時は点線の状態になり、"H" の時は
実線の状態になる。また、カウンタ54a はMCK 毎にクリ
アされ、カウンタ出力は0となる。なお、フェージング
しきい値発生器は3Hz以上のフェージングピッチを持つ
フェージング発生を検出する為のしきい値を発生する。
【0041】さて、スイッチ61, 63には、図2のラッチ
42, 44からのCONT1, CONT2と中央値生成部分62, 64から
のゲインが1となる様な値(中央値),オフセットが0と
なる様な値(中央値)が印加しているので、スイッチ制
御信号が"L" の時は中央値が、"H" の時はCONT1, CONT2
がゲイン可変回路11, 加減算回路12に加えられる。
【0042】即ち、フェージングがない時はセットした
中央値をセレクトすることにより、移動機の停止時の誤
動作を防止できる。図5はMCK を可変にして、常にフェ
ージングピッチ2M 回毎にCONT1, CONT2の値を更新する
様にしたものである。これにより、移動機停止時の誤動
作の防止も可能となる。
【0043】図5において、比較部53b からフェージン
グピッチに対応したクロックを出力する。このクロック
はカウンタ54b に入り、2M 回カウントする度にキャリ
ーアウトが出力され、これをMCK として使用すると共
に、インバータINV を介して端子 L0 に"L" が加えられ
てイネーブル状態となり、M ビットのロード値0がロー
ドされ、0からカウントを開始する。
【0044】そこで、立上り点検出器55b でキャリーア
ウトの立上り点を検出すると、検出信号でスイッチ61,
63が実線の状態となって、CONT1, CONT2をセレクトする
が、キャリーアウトの立上り点を検出できないと点線の
状態となって中央値生成部分62, 64からの中央値をセレ
クトする。なお、カウンタのクリア端子にはコンデンサ
C が付いているので、電源投入時0からカウントする。
【0045】即ち、本発明により、実際にアンテナに様
々なレベルの変調波を入れ、制御電圧(CONT1, CONT2)
が中央値の時の両ブランチのRSSI特性を取る必要がなく
なり、制御電圧は自動的に適性値となる。これにより、
調整工数が削減される。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明によれ
ば両ブランチの受信電界強度に対応するRSSI特性を自動
的に一致させることができると云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の本発明の原理構成図である。
【図2】第1の本発明の実施例の構成図である。
【図3】図2中の第1の検出手段の構成図である。
【図4】第2の本発明の実施例の構成図である。
【図5】第3の本発明の実施例の構成図である。
【図6】従来例の構成図で、(a) は検波後選択ダイバー
シチ方式の受信・復調部の要部構成図、(b) は(a) 中の
比較回路の要部構成図である。
【符号の説明】
1 特性補正手段 2 比較部 3a 第1の検出手段 3b 第2の検
出手段 4 制御信号発生手段 5a, 5b フェ
ージング検出手段 6 スイッチ手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の受信・復調部から送出された第1
    の受信電界強度値(RSSI1)と、第2の受信・復調部から
    送出され、特性補正手段(1) を通過した第2の受信電界
    強度値( RSSI2)との大小を相互に比較する比較部(2) を
    有し、比較部からの比較結果に対応して、いずれか一方
    の受信・復調部の出力を取り出すダイバーシチ受信機に
    おいて、 所定時間内における、第1の受信電界強度値及び第2の
    受信電界強度値の最大変化幅及び平均値を求める第1,
    第2の検出手段( 3a, 3b) と、 該第1の検出手段の最大変化幅及び平均値と該第2の検
    出手段の最大変化幅及び平均値との差分をそれぞれ求め
    た後、最大変化幅の差分及び平均値の差分が無くなる様
    な制御電圧を生成して該特性補正手段に送出する制御電
    圧発生手段(4)とを設けたことを特徴とするダイバーシ
    チ受信機。
  2. 【請求項2】 上記の第1の受信電界強度値がしきい値
    以下になった回数が設定回数以上であることを検出した
    時、フェージング検出信号を送出するフェージング検出
    手段(5a)と、該フェージング検出信号が印加しない時は
    上記の特性補正手段が特性補正可能範囲のほぼ中央値の
    補正特性を有する様な制御電圧を、フェージング検出信
    号が印加した時は上記の差分が無くなる様な制御電圧を
    セレクトして該特性補正手段に送出するスイッチ手段
    (6) を設けた請求項1のダイバーシチ受信機。
  3. 【請求項3】 ダイバーシチ受信機の電源投入時から、
    上記の第1の受信電界強度がしきい値以下になる回数の
    カウントを開始し、カウント値が所定カウント値になる
    まではフェージング信号を送出せず、所定カウント値を
    越えた時にフェージング検出信号を送出するフェージン
    グ検出手段(5b)を設け、該フェージング検出手段の出力
    を上記のスイッチ手段(6) に送出する構成にした請求項
    2のダイバーシチ受信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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