JPH06132727A - 反射型vco回路 - Google Patents

反射型vco回路

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Publication number
JPH06132727A
JPH06132727A JP4284138A JP28413892A JPH06132727A JP H06132727 A JPH06132727 A JP H06132727A JP 4284138 A JP4284138 A JP 4284138A JP 28413892 A JP28413892 A JP 28413892A JP H06132727 A JPH06132727 A JP H06132727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fet
circuit
inductor
strip line
gate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4284138A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Aoyama
秀次 青山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4284138A priority Critical patent/JPH06132727A/ja
Publication of JPH06132727A publication Critical patent/JPH06132727A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MMIC,HMIC等の工法プロセスを用い
ず、且つ比較的広範囲な周波数可変幅を有するVCO回
路を提供することを目的とする。 【構成】 ガリウム砒素FET21と、前記FET21
のソース側に接続されたQ値の低い共振器を構成するイ
ンダクタ24およびストリップラインキャパシタ25
と、前記FET21のゲート側に接続され直流の制御電
圧を印加された可変容量ダイオード27と、前記ゲート
側に一方の端を接続され他方の端を開放状態とするスト
リップライン29で形成されたオープンスタブと、を有
する構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本装置はマイクロ波帯でのIC
(以下「MIC」という)を用いてシンセサイザを構成
する反射型VCO回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のVCO回路は、浮遊客
量、インダクタが無視できないため、極めて微細なディ
メンジョンで共振器を構成した自己帰還型VCO回路に
限られていた。図3にGaAsFET(ガリウム砒素F
ET;以下単に「FET」という)を用いた従来の自己
帰還型VCO回路の構成を示す。図3に於いて、1はF
ET、2はFET1のソースに接続されたソース側共振
器、3はFET1のドレインと電源Vccとの間に接続さ
れたストリップラインである。4および5はFET1の
ゲート側に接続されたバリキャップ(可変容量ダイオー
ド)およびインダクタであり、バリキャップ4およびイ
ンダクタ5により共振器を構成する。バリキャップ4に
は抵抗を介して制御電圧であるチューニング電圧Vt
印加されている。また、6はこの共振器とFET1のゲ
ートとを結合する結合コンデンサである。
【0003】次に、図3の構成の動作について説明す
る。バリキャップ4に印加されているチューニング電圧
tを変化させると、バリキャップ4のpn接合の空乏
層の容量が変化するので、バリキャップ4およびインダ
クタ5で構成される共振器の共振周波数が変化する。こ
の共振周波数は結合コンデンサ6を介してFET1のゲ
ートに入力され、増幅されると共に、ソースに接続され
た共振器2により自己帰還がかかり、安定した発振周波
数P0が出力される。
【0004】ところが、図1の構成の自己帰還型VCO
回路は、回路の浮遊容量やインダクタの値が、マイクロ
波帯の発振器に及ぼす影響が無視できないので、ベアチ
ップを使用したM(モノリシック)MICやH(ハイブ
リッド)MICの工法プロセスで製造しなければなら
ず、少量生産での製品化には適用できないという問題が
あった。
【0005】図3のような自己帰還型を採らない発振器
として反射型発振回路がある。このような発振器は、ベ
アチップやボンディングワイヤーによる配線を行うこと
なく、マイクロ波帯の発振器を構成することができる。
図4に従来の反射型発振回路の構成を示す。図4におい
て、11は図1と同じFET、12はFET11のゲー
トに接続されたインダクタ、13はソースに接続された
コンデンサである。
【0006】この反射型発振器では、ドレイン側インピ
ーダンスが最大負性抵抗素子として動作するポイントZ
にマッチングする整合素子4により、発振条件を確立す
る方法が従来用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の発振器では、図1の構成の自己帰還型VCOの回路
の場合には、回路の浮遊容量やインダクタの影響によ
り、マイクロ波帯の発振条件を確定できないので、ベア
チップを使用したM(モノリシック)MICやH(ハイ
ブリッド)MICの工法プロセスで製造しなければなら
ず、少量生産での製品化には適用できないという問題が
あった。
【0008】また図2の反射型発振器の場合には、整合
素子4が周波数に対して固定であるので、単一周波数の
発振しか得られないという問題があった。
【0009】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、MMIC,HMIC等の工法プロセスを用
いず、且つ比較的広範囲な周波数可変幅を有するVCO
回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ガリウム砒素FETと、前記FETのソー
ス側に接続されたQ値の低い共振器と、前記FETのゲ
ート側に接続され直流の制御電圧を印加された可変容量
ダイオードと、前記ゲート側に一方の端を接続され他方
の端を開放状態とするストリップラインで形成されたオ
ープンスタブと、を有する構成となっている。
【0011】
【作用】したがって本発明は、上記構成により、回路の
浮遊容量やインダクタの影響を少なくして、マイクロ波
帯のシンセサイザの製造に関して、ベアチップを使用し
たMMICやHMICの工法プロセスを用いず、VCO
回路を構成することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1および
図2を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の実施例の構成を示すもので
ある。図1において、21はGaAsFET、22はF
ET21のドレインと電源Vccとの間に設けられたイン
ダクタ、23はFET21の出力であるドレインに接続
されたストリップライン、24および25はFET21
のソースに接続されたインダクタ、25は同じくソース
に接続されたストリップラインキャパシタ、26はイン
ダクタ24に直列接続された抵抗である。27はバリキ
ャップ(可変容量ダイオード)、28はバリキャップと
FET21のゲートとの間の結合コンデンサ29はFE
T21のゲートに接続されたストリップラインである。
このストリップライン29はスタブを形成し、その一方
の端がゲートに接続され、他方の端はオープン状態とな
っている。なお、バリキャップ27には直流の制御電圧
であるチューニング電圧Vtが印加されていて、この電
圧値を変化させることにより、バリキャップ27とスト
リップライン29による共振周波数が変化する。
【0014】次に、上記構成の作用について説明する。
FET21のソースに接続されたインダクタ24及びト
リップラインキャパシタ25で構成される直列回路によ
り、低いQ値の共振器を形成するので、FET21のゲ
ート側には負性インピーダンスを生じさせる。インピー
ダンスベクトルをZとし、その絶対値すなわちスカラー
量を
【0015】
【数3】
【0016】で表し、その位相差を∠Zで表すと、図の
b点からゲートをみたインピーダンスベクトルZは、チ
ューニング電圧Vtの値に応じて、図2(a)に示すレ
ベル特性および図2(b)に示す位相特性を示す。
【0017】すなわち、チューニング電圧Vtが変化す
ると、スカラー量(数3)が最大値となる周波数が移動
し、その時の位相差は(数3)の最大値付近において約
マイナス90度を示し、
【0018】
【数4】
【0019】を負性抵抗ベクトルとし、
【0020】
【数5】
【0021】をストリップラインの反射インピーダンス
ベクトルとすると、発振条件としてb点からストリップ
ライン29側およびFET側をみたインピーダンスベク
トルとの関係は(数1)、(数2)で表される。
【0022】この場合において、ストリップライン29
はオープンスタブであるので、スカラー量
【0023】
【数6】
【0024】は変化せず、全反射、すなわち
【0025】
【数7】
【0026】となり、ゲート側反射量
【0027】
【数8】
【0028】のみがチューニング電圧Vtにより正の値
を示す領域が変化する。したがって、この領域内で、
(数2)を満足するストリップライン29のライン長を
決定すれば、発振条件は確立し、ベアチップやボンディ
ングワイヤーによる配線を行うことなく、発振周波数を
可変とする反射型VCOとして作用する。
【0029】なお、インダクタ22は直流バイアス供給
用であり、このVCOの発振周波数帯域では無限大のイ
ンピーダンスを示し、FETのドレインに発生した発振
信号P0は、ストリップライン23を介して出力され
る。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、ベアチップやボンディングワイヤーによる配線を行
うことなく、したがって浮遊容量やインダクタの影響を
受けることなく、マイクロ波帯で広帯域な変化幅を持つ
反射型VCO回路の構成が簡単に可能となり、周波数帯
域が固定的でなくカスタム敵に要求されるシステム等に
おいて、少量多品種型VCO回路として有効に利用でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による反射型VCO回路の実施例の構成
【図2】(a)は図1におけるチューニング電圧に対す
るインピーダンスの絶対値を示す図 (b)は図1におけるチューニング電圧に対するインピ
ーダンスの位相差を示す図
【図3】従来の自己帰還型VCO回路の構成を示す図
【図4】従来の反射型発振器の構成を示す図
【符号の説明】
21 ガリウム砒素(GaAs)FET 22 インダクタ 23 ストリップライン 24 インダクタ 25 ストリップラインキャパシタ 26 抵抗 27 可変容量ダイオード(バリキャップ) 28 コンデンサ 29 ストリップライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガリウム砒素FETと、前記FETのソ
    ース側に接続されたQ値の低い共振器と、前記FETの
    ゲート側に接続され直流の制御電圧を印加された可変容
    量ダイオードと、前記ゲート側に一方の端を接続され他
    方の端開放状態とするストリップラインで形成されたオ
    ープンスタブと、を有する反射型VCO回路。
  2. 【請求項2】 前記Q値の低い共振器は、インダクタお
    よびストリップラインキャパシタの直列回路で構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の反射型VCO回路。
  3. 【請求項3】 前記FETのゲート側からみたインピー
    ダンスベクトルをZ1とし、前記ストリップラインの反
    射インピーダンスベクトルをZ2とするとき、 【数1】 【数2】 の関係を示すことを特徴とする請求項1記載の反射型V
    CO回路。
JP4284138A 1992-10-22 1992-10-22 反射型vco回路 Pending JPH06132727A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4284138A JPH06132727A (ja) 1992-10-22 1992-10-22 反射型vco回路

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JP4284138A Pending JPH06132727A (ja) 1992-10-22 1992-10-22 反射型vco回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100386175B1 (ko) * 2000-01-07 2003-06-02 알프스 덴키 가부시키가이샤 전압제어발진기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100386175B1 (ko) * 2000-01-07 2003-06-02 알프스 덴키 가부시키가이샤 전압제어발진기

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