JPH06132291A - バンプ表面処理方法 - Google Patents

バンプ表面処理方法

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Publication number
JPH06132291A
JPH06132291A JP3191290A JP19129091A JPH06132291A JP H06132291 A JPH06132291 A JP H06132291A JP 3191290 A JP3191290 A JP 3191290A JP 19129091 A JP19129091 A JP 19129091A JP H06132291 A JPH06132291 A JP H06132291A
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JP
Japan
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bump
layer
wafer
etching
view
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Application number
JP3191290A
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English (en)
Inventor
Kanji Irie
寛治 入江
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06132291A publication Critical patent/JPH06132291A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

Landscapes

  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Weting (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 表面付着物の生成を防ぎ、ブラシ法による手
作業を廃し、ICチップの歩留まりを向上することので
きるバンプ形成方法を提供する。 【構成】 ウエハ−を100℃のレジスト剥離液にて表
面層のライトエッチングの後水洗し、次いで水酸化ナト
リウム等の強アルカリ水溶液中に10〜30秒入れて剥
離反応層111の還元を行い、次にアンモニア水溶液中
にてNaOH反応層112を除去し、次いで水、熱水で
NH3 残留物113を除去し、最後にアルコ−ル洗浄に
より微量に残る可能性のあるNaイオン、アンモニアそ
の他の不純物を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集積回路を形成したウ
エハ−上にプリント基板へのボンディング用接続部(バ
ンプ)を形成するに際し、バンプ表面に最終的に生じる
厚い表面付着物質の生成を防止するバンプの表面処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路の製造工程にはウエハ−の表面
上に形成したICのリ−ド部、ボンディング用のバンプ
を形成するバンプ形成工程が含まれている。このバンプ
形成工程には主として蒸着による方法と鍍金を用いる方
法とが用いられているが、本発明は後者を対象としてい
る。鍍金法はウエハ−の大口径化、細密化などのバンプ
形成に有利であるが製造法に難点がある。特に後述の鍍
金と共通電極エッチングに至る工程は工夫を要する。こ
のような要請に答えるため、本出願人は先に特願平2−
150424号、特願平2−246343号にて円筒鍍
金法、バンプ形成法を提案した。
【0003】従来の鍍金法によるバンプ形成法について
図面を参照して説明する。図5(イ〜ヘ)は従来工程に
おけるバンプ形成工程を示す断面図である。図6は従来
工程を示すフロ−チャ−ト図である。図7(a)は従来
工程により形成されたバンプ表面であり、同図は(b)
はICがプリント基板へボンディングされる様子を示す
概略図である。図8(a)は鍍金装置の断面正面図、同
図(b)は同じく断面側面図である。図9は剥離液槽を
示し、(a)は浸漬前の状態を示す概略斜視図、(b)
は浸漬状態を示す概略斜視図である。図10は中間金属
層Cuのエッチング装置の概略斜視図である。図11は
同じく中間金属層Cr,Alのエッチング装置の概略斜
視図である。図12はリフロ−装置の概略図である。図
13は自動フラックス洗浄装置の概略図である。
【0004】図6のフロ−チャ−トについて、図5のバ
ンプ形成工程を示す断面図を参考にしながら説明する
と、図6の(a)〜(e)において、ICチップが形成
されたウエハ−Wの表面に図5(イ)のポリイミド層1
08を形成し、その上にレジストを形成し、露光、エッ
チングによりICのリ−ド部のみを除去し、次いで蒸着
によりウエハ−一面に鍍金時の導通電極を兼ねた中間金
属層としてAl層105,Cr層106,Cu層107
を形成する。次いで図6の(f)において、ウエハ−表
面および裏面に図5(イ)のレジスト(メッキ付着防止
膜)101を形成し、各ICのリ−ド部分を露光、現像
することにより、当該部分のみレジストを除去する。
【0005】次いで図6の(g)〜(j)において、図
5(イ)の銅鍍金層103、ハンダ鍍金層104を形成
後に、同図(ロ)のように、レジスト101を剥離し、
次いで同図の中間金属層としてのCu層105,Cr層
106,Al層107のエッチングを行うと同図(ハ)
の状態となる。ここで、前工程で付着した恐れのあるN
aイオンを除くため図6の(k)において硫酸により中
和を行うが、この場合図5(ニ)のように表面に硫化物
と酸化物からなる変質層115が形成される。この状態
で図6(l)、(m)のリフロ−、フラックス洗浄の仕
上げを行うと、図5(ホ)において、変質層115が反
応してできた表面付着物116が生成される。最後に表
面付着物116をブラッシングにより取り除くと図5
(ヘ)のように純金属表面117が得られる。
【0006】図5(イ)の鍍金の形成は図8の新しく開
発した円筒型鍍金装置によっている。本円筒型鍍金装置
の概略を図8を参照しながら説明すると、筒状体800
は筐体801に納められており、この筒状体800の一
端近傍にウエハ−取付板804を備え、固定されたウエ
ハ−Wと共に負電極802となる。筒状体の径及び、開
口面はウエハ−の正面形状とほぼ合致する形状に形成し
てあり均一な鍍金を得るのに効果をもたらしている。
【0007】図8(a)、(b)において、803はウ
エハ−Wの表面周辺の撹拌を目的とする液を噴出するノ
ズルであり、ウエハ−小領域内での均一な鍍金を得るの
に効果をもたらしている。本装置による鍍金処理により
ICのリ−ド部分に図5(イ)のごとく銅鍍金層103
を形成し、さらに銅鍍金層103の上にハンダ鍍金層1
04を形成する。
【0008】次いで、図5(ロ)においてレジスト剥離
を行なう。レジスト剥離装置の概略斜視図を図9によっ
て説明すると、901はウエハ−掴みであり、902は
バスケットであり、903は剥離液槽である。903a
は自動蓋であり、904は撹拌機であり、905は温調
器である。レジスト剥離液の成分はフェノ−ル、O−ジ
クロルベンゼン、テトラクロロエチレン、及び界面活性
剤となっている。レジスト剥離を行うと剥離液の成分を
成す元素Sや元素Cが表面分析手段EPMAによる元素
分析によりハンダ鍍金層表面104aに検出されること
から、同表面に元素Sや元素Cが化学結合や物理吸着を
していると考えられる。又、元素Oも検出される。
【0009】レジスト剥離の後図5(ハ)のごとくCu
層105のエッチングを行う。Cu層105のエッチン
グ装置の概略斜視図を図10によって説明すると、10
01はウエハ−用バスケットであり、1000はCuエ
ッチング槽であり、1002は空気撹拌のための空気孔
である。図5(ハ)において、Cu層105をエッチン
グし、更にCr層106,Al層107をフェリシアン
化カリウムと水酸化ナトリウムの混合液でエッチングす
ると、十分な水洗後においてもハンダ鍍金層表面104
aにNa元素やシアン化合物が検出されることが多い。
その他にCuやClが同時に検出されることもあるの
で、CuCl2 化合物の存在が考えられる。これらの元
素は前駆物質を形成していると考えられ、図12の丸め
工程においてフラックスと反応し、よって化合物の形態
としては明らかではないが、厚い表面付着物を形成する
ものと考えられる。
【0010】Cu層105のエッチング後は図5(ハ)
のごとく中間金属層Cr層106、Al層107のエッ
チングを行う。Al、Crエッチング槽の概略斜視図を
図11によって説明すると、1102は自動調節の温熱
器であり、1101はフェリシアン化カリウムとNaO
Hの混合液を入れたAl,Crエッチング槽であり、1
100は水洗槽である。水洗槽1100には矢印110
3より水を供給する。上述の装置により中間金属層Cr
層106,Al層107を除去すると、水洗後に微量の
Naイオンがバンプ表面であるハンダ鍍金層表面104
aおよびポリイミド層108にに残る可能性が高いため
図5(ニ)において硫酸による中和工程を設けてこれを
防いでいる。
【0011】本中和工程によりICにおける存在が好ま
しくないとされるNaイオンの影響は防げるが、しかし
新たな問題として硫酸の化学式(H2 SO4 )中のSと
Oによるハンダ中のSn、Pbとの反応物が生じてく
る。
【0012】次いで行うハンダリフロ−工程において、
前述の反応物は他の状態に変化する。リフロ−工程にお
いて、フラックスと反応し、フラックス洗浄後に厚さ約
10オングストロ−ムから10ミクロンの物理的付着物
がバンプ全体を覆う。
【0013】図12を用いて高温リフロ−の概略図を説
明すると、Wはウエハ−であり、1201はフラックス
の吐出口であり、1202はスピンナ−であり、120
3は搬送ベルトであり、1204は加熱炉であり、12
05は窒素導入口であり、1206は排気口である。搬
送ベルト1203により搬送されたウエハ−にフラック
ス吐出口1201から供給されたフラックスをスピンナ
−1202によって回転塗布する。次いで、ウエハ−W
は加熱炉1204に搬送され、窒素導入口1203より
供給される窒素雰囲気の下で所定温度条件においてリフ
ロ−され、図5(ホ)のようにハンダ丸めを行う。
【0014】リフロ−後はフラックスを除去する。図1
3を用いて自動フラックス洗浄装置の概略斜視図を説明
すると、1303は搬送機であり、1300はフラック
ス剥離槽で、1300aはオ−バ−フロ−部、また13
01は予備タンクである。1302はメッシュであり、
1304はアルコ−ル槽、1306はフィルタ−であ
り、1305はポンプである。
【0015】ウエハ−Wは搬送機1303によってフラ
ックス剥離槽1300に搬送され、剥離剤(商品名マイ
クロクリ−ナ−)によってフラックスの大部分を除去さ
れる。剥離剤は循環しておりオ−バ−フロ−部1303
aからメッシュ1302を経て予備タンク1301に入
り、さらにポンプ1305によってフィルタ−1306
を経てフラックス剥離槽1300に戻る。フラックス剥
離槽1300で除去しきれないフラックス成分はアルコ
−ル槽1304にて除去する。これによりフラックスは
完全に除去されるがバンプの表面には図5(ホ)のごと
く表面付着物116が形成されている。
【0016】前述の説明において、本リフロ−、本フラ
ックス洗浄後に生じる表面付着物116の密着力は強い
ために、超音波洗浄、化学薬品による除去は難しい。そ
のため表面付着物116を除去するためにウエハ−を流
水中に浸し、柔らかいブラシを用いた手作業により除去
しているが、この方法は手間と労力を要するほかにウエ
ハ−の割れを発生して歩留りの低下をもたらす。ICの
プリント基板への実装工程の概略を説明すると、ロ−ダ
−から連続的に高速で送り出されるICチップの上に形
成されたバンプは、全部同時に1秒以下でプリント基板
にボンディングされ、高速自動検査機で検査の後、次工
程へ順次送られる。従ってバンプは高速で溶融される必
要があるので、表面の酸化物や付着物の存在は好ましく
ない。
【0017】図7(b)を用いてICのプリント基板7
03へのボンディングを説明すると、バキュウムチャッ
ク704により持ち上げられたICチップ700に形成
されたバンプ701はプリント基板703に形成された
基板リ−ド部702へ位置合わせされ、超音波と加熱に
より瞬間的に溶融物701aとなり、冷却によりそのま
まの形で固化し、ボンディングが完了する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したバンプの形成
法においては、鍍金後にレジスト剥離(図5(ロ))、
中間金属層の除去(同図(ハ))、硫酸による中和(同
図(ニ))、ハンダ層リフロ−(同図(ホ))の順に行
なうが、本方式によると、最後に図5(ホ)のごとく各
バンプの表面上に大量の厚い表面付着物116が生成さ
れる。この傾向は特に共晶ハンダに於いて顕著である。
この場合、図7(b)のプリント基板へのICチップの
ボンディングの際に、図7(a)の模式図のように更に
表面付着物の存在は、金属界面相互の溶融を妨げるので
好ましくない。
【0019】特に時計用ICチップのボンディングは大
量生産における一個が一秒以下の高速処理のために、ボ
ンデイング条件が厳しく、バンプとプリント基板の間に
酸化物、炭化物、硫化物等の化合物の存在は金属界面の
溶融を妨げるので好ましくない。前記理由により表面付
着物116を除去する必要があるが、薬品、超音波洗浄
等による除去は困難のために、流水中においてブラシを
かける方法により取り除いている。表面付着物はバンプ
の頂上から裏側に至るまで全面を覆っているために、細
いブラシを用いて角度を変えながら丁寧にかける必要が
あり機械化が難しい。しかも本ブラシの方法はポリイミ
ド層108を傷つけたり、ウエハ−の割れによる歩留ま
りの低下につながる。また、ウエハ−全面へのブラシか
けに要する時間と労力は相当なものである。
【0020】本発明はこのような事情にかんがみてなさ
れたもので、ブラシ法による手作業を廃することによ
り、自動化への道を開き、またICチップの歩留まりを
向上させることのできるバンプ形成方法を提供すること
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のバンプ表面処理方法は、中間金属層Al層
107,Cr層106,Cu層105のエッチング後に
おける硫酸による中和工程を廃止し、代わりに次ぎに述
べる処理を本リフロ−前に順次施す。即ち、ウエハ−W
を100℃のレジスト剥離液にて図5(ハ)で生じた表
面層110のライトエッチングの後水洗し、次いで水酸
化ナトリウム溶液等の強アルカリ水溶液(pH10以
上)中に10〜30秒入れて剥離液反応層111の還元
を行い、次にアンモニア水溶液の中にてNaOH反応層
112を除去し、次いで水、熱水でNH3 残留物113
を洗浄し、最後にエタノ−ル等のアルコ−ル類による洗
浄によって微量のNaイオン、アンモニア成分、その他
の不純物を除去する。これらの処理の後に、本リフロ−
を行うものである。
【0022】
【作用】本発明は上述した構成としたので、従来のよう
に本リフロ−、フラックス洗浄後においてバンプ表面に
厚い表面付着物を生成することがないために、図4
(a)の模式図のごとく良好な光沢の金属表面状態が得
られ、同図(b)のボンディング工程においてIC40
1のバンプ402と基板400のリ−ド部403の熱に
よる良好な融合が高速でも可能となる。また流水中にお
けるブラシによる手作業が不要となるので、省力化が可
能となり、ウエハ−割れを生じることもなく、またPI
X表面108を傷つけることもないので歩留りの低下の
防止にも役立つ。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明のバンプ形成法に係わる実
施例の主要工程におけるバンプの断面図(イ)〜(チ)
を示す。図2は本発明のバンプ形成法に係わる実施例の
主要工程のフロ−チャ−トである。図3は主要工程の概
略図である。図4(a)は本実施例により形成されたバ
ンプの表面の模式図であり、同図(b)はプリント基板
へのボンディング前の状態を示す概略図である。
【0024】図2のフロ−チャ−トについて、図1のバ
ンプ形成工程を示す断面図を参考にしながら説明する
と、図2の(a)〜(j)までは従来例の図6と同じで
ある。次いで図2(o)において、レジスト剥離液によ
り、ライトエッチングを行い、図1(ハ)の表面層11
0を除去する。この場合、同図(ニ)に示すような剥離
液反応層111が発生する。次いで図2(p)におい
て、強アルカリ水溶液で処理すると、剥離液反応層11
1は消えるが、図1(ホ)のようにNaOH反応層11
2が表面に残る恐れがあるので、次ぎに図2(q)のよ
うにアンモニア水溶液処理を超音波装置を用いて行う
と、図1(ヘ)のごとく表面のNaOH反応層112は
NH3 残留物113と入れ替わる。表面のNH3 やその
他の付着物を効率よく除去するために、図2(r)のよ
うに温水洗浄を行い、次いで、図2(s)のように超音
波装置によりアルコ−ル洗浄を行った後に、リフロ−を
行うと、図1(ト)のように表面付着物のない光沢のあ
る金属表面状態が得られる。
【0025】図2(o)において、レジスト剥離液に再
び浸漬する理由は、図3のレジスト剥離槽301にてハ
ンダ鍍金層表面104aをライトエッチングすることに
より、化学結合や物理吸着している元素類を除去するた
めである。この場合、ライトエッチングのメカニズムと
して考えられるのは、レジスト剥離液中に生じたキノン
の酸化還元力により、ハンダの成分Sn,Pbがイオン
化され溶解していくからであると考えられる。しかし、
前述の処理により、図1の工程(ロ)と同様の元素Sや
元素Cが再び付着する。またシアン化合物や酸化物も微
量残ることも判っている。この場合、特にSとOは対で
検出されるので剥離反応層111はスルフォン化してい
ると考えられる。
【0026】前述のこれらの元素や化合物を取り除きや
すくするために図3において、10%濃度の強アルカリ
水溶液の入った強アルカリ水溶液槽302に短時間(1
0〜30秒)浸し、揺動した後水槽302aに入れる。
この場合、剥離反応層111からスルフォン基がとれて
スルフォン酸ソ−ダとなり、代わりに剥離反応層111
は成分Sn,Pbがヒドロキシル化されたNaOH反応
層112を形成する。但し図1工程(ホ)の処理の後、
ウエハ−表面にNaイオンが残る恐れがあるので、図3
の超音波装置付きアンモニア水溶液槽303でNaOH
反応層112の残留Naイオンを溶解し除去した後水槽
303aで水洗いする。この時、ヒドロキシル化してい
たSnとPbは図1の工程(ヘ)においてアンモニアと
錯体を形成しつつハンダ鍍金表面層104aから離れ
る。次いで、一部ウエハ−表面に付着したNH3 残留物
を水洗浄した後、図3の温水洗浄槽304によって除去
する。最後にアルコ−ル槽305にて洗浄する。なお図
3の各工程において、反応の効果や洗浄の効果を確実
に、且つ速やかにするためには、できるかぎり超音波装
置を使用することが好ましい。
【0027】以上の工程処理にもかかわらず、極く微量
のNaイオンやアンモニア、有機物等がさらに残留した
場合を考慮して、図2の工程(s)の超音波方式アルコ
−ル洗浄にて除去する。以上の(イ)〜(ト)の工程を
用いることにより、前駆物質が形成されないか、あるい
は消滅するので、本リフロ−において反応により形成さ
れる表面付着物116は生じない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバンプ表
面処理方法によれば従来のように本リフロ−、フラック
ス洗浄後においてバンプ表面に厚い表面付着物を生成す
ることがないので、光沢の良好な金属表面状態が得ら
れ、後のボンディング工程において、バンプ402と基
板リ−ド部403の熱による良好な融合が可能となる。
また流水中におけるブラシによる手作業が不要となるの
で、省力化が可能となり、ウエハ−割れを生じることも
なく、またPIX108を傷つけることもないので歩留
りの低下の防止にも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバンプ形成法に係わる実施例の主要工
程においてバンプ形成工程を示す断面図である。
【図2】本発明の主要工程のフロ−チャ−トである。
【図3】本発明のバンプ形成法の工程図である。
【図4】(a)は本発明によって得られたボンディング
前のバンプ表面状態を示す模式図、(b)はボンディン
グ前の状態を示す概略図である。
【図5】従来技術におけるバンプ形成工程を示す断面図
である。
【図6】従来技術における主要工程のフロ−チャ−トで
ある。
【図7】(a)は従来技術によるボンディング前のバン
プの表面状態を示す模式図、(b)はボンディング前の
様子を示す概略図である。
【図8】ウエハ−鍍金装置を示し、(a)は断面正面
図、(b)は断面側面図である。
【図9】レジスト剥離装置で(a)は斜視図である。
【図10】中間金属層Cuのエッチング装置の概略斜視
図である。
【図11】中間金属層Cr,Alエッチング装置の概略
斜視図である。
【図12】リフロ−装置の概略図である。
【図13】自動フラックス洗浄装置の概略図である。
【符号の説明】
301 レジスト剥離槽 302 強アルカリ水溶液槽 303 超音波付アンモニア溶液槽 304 温水洗浄槽 400 基板 401 IC 800 筒状体 801 筐体 903 剥離液槽 1000 Cuエッチング槽 1101 Al,Crエッチング槽 1202 スピンナ− 1204 加熱炉 1300 フラックス剥離槽
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバンプ形成法に係わる実施例の主要工
程においてバンプ形成工程を示す断面図である。
【図2】本発明のバンプ形成法に係わる実施例の主要工
程においてバンプ形成工程を示す断面図である。
【図3】本発明の主要工程のフローチャートである。
【図4】本発明のバンプ形成法の工程図である。
【図5】(a)は本発明によって得られたボンディング
前のバンプ表面状態を示す模式図、(b)はボンディン
グ前の状態を示す概略図である。
【図6】従来技術におけるバンプ形成工程を示す断面図
である。
【図7】従来技術におけるバンプ形成工程を示す断面図
である。
【図8】従来技術における主要工程のフローチャートで
ある。
【図9】(a)は従来技術によるボンディング前のバン
プの表面状態を示す模式図、(b)はボンディング前の
様子を示す概略図である。
【図10】ウエハー鍍金装置を示し、(a)は断面正面
図、(b)は断面側面図である。
【図11】レジスト剥離装置で(a)は斜視図である。
【図12】中間金属層Cuのエッチング装置の概略斜視
図である。
【図13】中間金属層Cr,Alエッチング装置の概略
斜視図である。
【図14】リフロー装置の概略図である。
【図15】自動フラックス洗浄装置の概略図である。
【符号の説明】 301 レジスト剥離槽 302 強アルカリ水溶液槽 303 超音波付アンモニア溶液槽 304 温水洗浄槽 400 基板 401 IC 800 筒状体 801 筐体 903 剥離液槽 1000 Cuエッチング槽 1101 Al,Crエッチング槽 1202 スピンナー 1204 加熱炉 1300 フラックス剥離槽
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図4】
【図5】
【図12】
【図2】
【図6】
【図7】
【図11】
【図3】
【図13】
【図14】
【図8】
【図10】
【図9】
【図15】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/306 F 9278−4M

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ−上の全面に蒸着により中間金属
    層を形成する工程と、パタ−ンを形成する工程と、開口
    部を残してレジストを塗布する工程と、開口部にメッキ
    を形成する工程と、メッキ上にハンダをメッキしてバン
    プを形成する工程と、中間金属層をバンプ周辺のみ残し
    てエッチングする工程と、リフロ−によりハンダを丸め
    る工程とよりなるバンプの形成方法に於いて、中間金属
    層のエッチング後に強アルカリ水溶液、及びアンモニア
    水に浸漬する工程を附加することを特徴とするバンプ表
    面処理方法。
  2. 【請求項2】 バンプの形成方法に於いて、中間金属層
    のエッチング後に強アルカリ水溶液、及びアンモニア
    水、及びアルコ−ルの各溶液に浸漬する工程を附加する
    ことを特徴とする請求項1記載のバンプ表面処理方法。
  3. 【請求項3】 バンプの形成方法に於いて、中間金属層
    のエッチング後にレジストを剥離する剥離液、強アルカ
    リ水溶液、アンモニア水溶液、熱水、アルコ−ルの各溶
    液に浸漬する各工程を附加することを特徴とする請求項
    1記載のバンプ表面処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5145751A (en) * 1989-06-26 1992-09-08 Kao Corporation Magnetic recording medium comprising magnetic particles and a binder and a dioxolane ester lubricant
DE102005055280B3 (de) * 2005-11-17 2007-04-12 Infineon Technologies Ag Verbindungselement zwischen Halbleiterchip und Schaltungsträger sowie Verfahren zur Herstellung und Verwendung des Verbindungselements

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