JPH0613122A - ケーブルの端末構造 - Google Patents

ケーブルの端末構造

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JPH0613122A
JPH0613122A JP5096304A JP9630493A JPH0613122A JP H0613122 A JPH0613122 A JP H0613122A JP 5096304 A JP5096304 A JP 5096304A JP 9630493 A JP9630493 A JP 9630493A JP H0613122 A JPH0613122 A JP H0613122A
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JP
Japan
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cable
wire
cables
case
terminal structure
Prior art date
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Application number
JP5096304A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Shinohara
知幸 篠原
Takeshi Yasuoka
健 安岡
Shigeru Ashida
茂 芦田
Tsuyoshi Hirahara
強士 平原
Hiroji Ueda
広二 植田
Hideki Zako
秀樹 座古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気特性を向上させ、かつ、小型化する。 【構成】 複数本のケーブル2の端部を並列状態にケー
ス3に収納する。このケース3にジョイント部4を設
け、このジョイント部4を電気部品に接続して、前記ケ
ーブル2を接続する。これらケーブル2の端部から第一
ワイヤー5と第二ワイヤー6とを突出させる。これら第
一ワイヤー5と第二ワイヤー6とは、これらの間に絶縁
板10を介在させるとともに、モールド14で覆われて
いる。 【効果】 ケーブルを並列状態に収納したため、複数本
のケーブルの端末を小型化できる。また、第一ワイヤー
と第二ワイヤーとの間に絶縁板が介在したため、この絶
縁板により第一ワイヤーと第二ワイヤーとの接触を防止
でき、第一ワイヤーと第二ワイヤーとの電気的絶縁性を
向上でき、ケーブルの端末構造の信頼性及び安全性を向
上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気部品等に接続され
るケーブルの端末構造にかかり、特に、複数本のケーブ
ルの端末構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気信号を伝達するシグナル線
(第一ワイヤー)が電気部品等に複数本配線されるとき
には、多数のシグナル線を有するラウンドケーブルが使
用される場合と、縒られた二本のシグナル線にグランド
線(第二ワイヤー)を隣接したペアーケーブルが複数本
使用される場合と、複数本のシグナル線を並列に並べ、
一括して絶縁被覆部で覆われたフラットケーブルが使用
される場合とがある。前記ラウンドケーブルでは、多数
のシグナル線がその周囲をそれぞれ絶縁被覆され、これ
らシグナル線にグランド線が隣接され、これらシグナル
線とグランド線とが絶縁被覆部で束ねられており、この
絶縁被覆部から露出されたシグナル線とグランド線との
端末部が接触子に並列状態に接続されている。
【0003】ここで、このペアーケーブルには、前記絶
縁被覆部内にて、さらに絶縁被覆されたシグナル線に、
露出状態に隣接されたグランド線を束ねたものがある
が、このペアーケーブルとして、前記絶縁被覆部内に
て、さらに絶縁被覆された複数の心線を束ねたケーブル
を使用する場合もあり、この場合は、一本もしくは数本
の心線の絶縁被覆を口出ししてグランド線とし、残りの
心線をシグナル線として用いる。このようなペアーケー
ブルでは、プレートの上面に形成した相互に平行な整線
溝の中に、シグナル線とグランド線との端末部を一本ず
つ挿入して、シグナル線とグランド線とを位置決めす
る。これらシグナル線とグランド線との端末部を接触子
に半田付け、スポット溶接等の接続手段で接続し、これ
ら端末部と接触子とを射出成形によりモールドで覆う。
また、プリント回路基板を接触子とペアーケーブルとの
間に配置し、プリント回路基板に印刷された回路により
配線の機能を持たせ、これらペアーケーブルと接触子と
にプリント回路基板を接続する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ラウンド
ケーブルは、多数のシグナル線を絶縁被覆部で束ねてい
るため、太くされる。このため、ラウンドケーブルと接
触子との接続部は大型化され、小型化された電気部品に
ラウンドケーブルを接続するのは困難であった。そし
て、前記ラウンドケーブルを複雑な電気部品に接続する
場合にあっては、この電気部品に多数のシグナル線を分
岐状態に配線する必要があるが、ラウンドケーブルで
は、多数のシグナル線が束ねられているため、これらシ
グナル線を分岐状態に配線するのは困難であった。
【0005】一方、前記ペアーケーブルを使用する場合
には、シグナル線とグランド線とを合成樹脂でモールド
成形するときに、この合成樹脂が高温で射出成形される
ため、該合成樹脂によりシグナル線とグランド線との端
末部が高温で押圧され、シグナル線とグランド線との端
末部が接触子から剥離され、シグナル線とグランド線と
の端末部が破断するおそれがあった。そして、シグナル
線とグランド線とが同一平面上に位置するため、シグナ
ル線とグランド線とが接触するおそれがあり、これらシ
グナル線とグランド線とが接触するおそれを有してい
た。また、プリント回路基板を配線に用いた場合は、配
線パターン毎に製作・準備する必要があるため、多大な
費用と製作時間とを要する。また、接触子とプリント回
路基板とが接続され、プリント回路基板とケーブルとが
接続されるため、二箇所の接続部が必要になり、接触抵
抗が大きくなるおそれがある。
【0006】また、前記フラットケーブルを電気部品に
接線する場合、シグナル線が並列状態に位置決めされて
いるため、コネクタの任意の位置への配線が困難であっ
た。そして、シグナル線をコネクタの複数箇所へ配線す
る場合、フラットケーブルの絶縁被覆部を引き裂いて、
シグナル線を分岐し、配線するが、シグナル線が複雑に
からみ、また、フラットケーブルの端部とコネクタの配
線箇所との長さが異なるときには、必要なシグナル線の
長さが異なり、この長さが足りないシグナル線は不必要
にされ、これら不必要なシグナル線が多数あった。
【0007】本発明は前記課題を有効に解決するもの
で、電気特性を向上させるとともに、小型化可能なケー
ブルの端末構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のケーブル
の端末構造は、複数本のケーブルの端部がケースに並列
状態に収納され、該ケースには、電気部品に前記ケーブ
ルを接続するジョイント部が設けられ、前記各ケーブル
では、その端部から第一ワイヤーと第二ワイヤーとがそ
れぞれ突出され、これら第一ワイヤーと第二ワイヤーと
は、これらの間に絶縁板を介在させて前記ジョイント部
に接続されるとともに、モールドで覆われていることを
特徴とするものである。
【0009】請求項2記載のケーブルの端末構造は、請
求項1記載のケーブルの端末構造であって、前記ケース
内には、前記ジョイント部に前記第二ワイヤーを接続さ
せる接続板が設けられ、前記第一ワイヤーがジョイント
部に接続されていることを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載のケーブルの端末構造は、請
求項1記載のケーブルの端末構造であって、前記ケース
には、前記ケーブルを挿入させるエンドブロックが設け
られ、該エンドブロックには、前記ケーブルの延在方向
に向かって屈曲部が形成されていることを特徴とするも
のである。
【0011】
【作用】請求項1記載のケーブルの端末構造では、複数
本のケーブルの端部がケースに並列状態に収納されてい
るため、複数本のケーブルの端末が小型化可能にされ、
複数本のケーブルが分岐状態にされる。前記ケースのジ
ョイント部を電気部品に接続することにより、この電気
部品に前記ケーブルが接続される。前記各ケーブルの端
部からそれぞれ突出された第一ワイヤーと第二ワイヤー
とは、これらの間に絶縁板を介在させて前記ジョイント
部に接続されるとともに、モールドで覆われているた
め、モールド成形時に第一ワイヤーと第二ワイヤーとの
接触が防止される。
【0012】請求項2記載のケーブルの端末構造では、
請求項1記載の作用を有するとともに、前記第二ワイヤ
ーが接続板を介してジョイント部に接続され、このジョ
イント部に前記第一ワイヤーが接続される。このため、
ジョイント部を電気部品に接続することにより、この電
気部品に第一ワイヤーと第二ワイヤーとが接続される。
【0013】請求項3記載のケーブルの端末構造では、
請求項1記載の作用を有するとともに、前記ケースのエ
ンドブロックには、前記ケーブルの延在方向に向かって
屈曲部が形成されているため、この屈曲部にケーブルが
当接される。
【0014】
【実施例】以下、本発明のケーブルの端末構造の一実施
例について、図1ないし図4を参照しながら説明する。
図1ないし図2に示すように、符号1はケーブルの端末
構造であり、このケーブルの端末構造1は、複数本のケ
ーブル2と、これらケーブル2の端部を並列状態に収納
するケース3とから概略構成されている。このケース3
は、プラスチック等の合成樹脂で形成される場合と、外
部からの電磁シールドのため、耐ノイズ特性を向上させ
る目的で金属材料で形成される場合とがある。このケー
ス3の先端部には、電気部品に前記ケーブル2を接続す
るジョイント部4が設けられている。前記ケーブル2
は、電気信号を伝達する二本の縒られたシグナル線(第
一ワイヤー)5と、電気部品をアースするグランド線
(第二ワイヤー)6と、これらシグナル線5とグランド
線6とを覆う絶縁被覆部7とから構成されている。
【0015】これらケーブル2の絶縁被覆部7の端部が
前記ケース3で挟持され、この端部からシグナル線5と
グランド線6とが前記ケース3内に突出されている。こ
のケース3内では、シグナル線5とグランド線6との間
に絶縁板8が介在され、前記ジョイント部4にシグナル
線5が半田付け、スポット溶接等の接続手段で接続され
ている。
【0016】一方、グランド線6は、端末部を前記絶縁
板8に隣接された接続板9に前記接続手段で接続されて
いる。この接続板9は、図1に示すように、絶縁板8を
載置させるとともに、図3に示すように、グランド線6
が接続されるコモングランド10と、このコモングラン
ド10に段差が設けられてジョイント部4に接続される
櫛歯部11とから構成されている。この櫛歯部11は、
シグナル線5の先端部と同一平面上に配されている。こ
れらシグナル線5と櫛歯部11とは、図4に示すよう
に、前記ジョイント部4に並列されたコンタクトテール
部12に接続されている。
【0017】前記ケース3内にモールド14が収納され
ている。このモールド14は、低温下で加熱溶融するホ
ットメルト型合成樹脂からなり、シグナル線5、グラン
ド線6、接続板11、コンタクトテール部12を被覆す
る。また、ケース3の周囲は、高温高圧下で射出成形さ
れたオーバーモールド16で覆われている。このオーバ
ーモールド16は、電磁シールドの目的で導電性樹脂を
用いることもある。
【0018】ここで、ケース3には、このケース3の外
側にオーバーモールド16を射出成形するときに、この
オーバーモールド16の射出成形圧力により、該ケース
3があおられたり、また、たわむのを防止するために、
凸部25がケース3の外周面に複数設けられている。前
記ケース3を覆うオーバーモールド16の後端部には、
前記ケーブル2が挿入されるエンドブロック20を取り
付け、嵌合させる凸部26が形成されている。このエン
ドブロック20には、オーバーモールド16から延在さ
れたケーブル2を挿入する挿入部27が設けられてい
る。この挿入部27には、ケーブル2の延在方向に向か
って屈曲部21が所定の半径上に形成され、この屈曲部
21がケーブル2を挟持する位置に形成されている。
【0019】このようなケーブルの端末構造1では、複
数本のケーブル2の端部がケース3に並列状態に収納さ
れているため、複数本のケーブル2の端末が小型化可能
にされ、複数本のケーブル2が分岐状態にされる。これ
らケーブル2は、前記ケース3のジョイント部4を電気
部品に接続することにより、この電気部品に接続され
る。
【0020】また、前記ケース3内のシグナル線5とグ
ランド線6との間に絶縁板8が介在されているため、シ
グナル線5とグランド線6とが異なった平面上に配され
る。このため、モールド14を射出成形するときに、高
温・高圧で溶融されたモールド14がシグナル線5とグ
ランド線6とを押圧する場合にあっても、これらシグナ
ル線5とグランド線6とがそれぞれ絶縁板8に当接さ
れ、この絶縁板8がシグナル線5とグランド線6との接
触を防止する。
【0021】一方、グランド線6が接続板9を介してジ
ョイント部4に接続され、このジョイント部4にシグナ
ル線5が接続される構成にしたため、ジョイント部4を
電気部品に接続することにより、この電気部品にシグナ
ル線5とグランド線6とが接続される。
【0022】さらに、前記ケース3のエンドブロック2
0には、前記ケーブル2の延在方向に向かって屈曲部2
1が形成されているため、ケース3から延在するケーブ
ル2が屈曲された場合にあっても、屈曲部21にケーブ
ル2が屈曲状態に当接される。
【0023】このようなケーブルの端末構造1によれ
ば、複数本のケーブル2の端部がケース3に並列状態に
収納されているため、複数本のケーブル2の端末を小型
化できるとともに、複数本のケーブル2を分岐状態にで
きる。このため、小型化された電気部品に複数本のケー
ブル2を接続でき、複雑な電気部品に複数本のケーブル
2を接続できる。このケーブル2を接続するジョイント
部4がケース3に設けられたため、ジョイント部4を電
気部品に接続することにより、この電気部品に接続され
る。また、ケーブル2及び接触子をプリント回路基板を
介して接続しないため、プリント回路基板に要する費用
を低減でき、プリント回路基板の接続で必要にされた二
箇所の接続点を不要にできることから、ケーブル2の接
触抵抗が少なくされ、ケーブルの端末構造1の電気的特
性を向上できる。
【0024】また、前記ケース3内のシグナル線5とグ
ランド線6との間に絶縁板8が介在されているため、シ
グナル線5とグランド線6とが異なった平面上に配され
る。このため、高温・高圧で溶融されたモールド14が
シグナル線5とグランド線6とを押圧した場合にあって
も、前記絶縁板8によりシグナル線5とグランド線6と
の接触を防止でき、シグナル線5とグランド線6との電
気的絶縁性を向上できる。このため、モールド14成形
作業の安全性を向上できる。そして、シグナル線5とグ
ランド線6とをモールド14で覆うことから、これらシ
グナル線5とグランド線6との接続点に外部の衝撃、水
分、引き抜き力が直接作用されるのを防止でき、シグナ
ル線5とグランド線6とを保護でき、ケーブルの端末構
造の信頼性及び安全性を向上できる。
【0025】一方、グランド線6が接続板9を介してジ
ョイント部4に接続され、このジョイント部4にシグナ
ル線5が接続される構成にしたため、ジョイント部4を
電気部品に接続することにより、この電気部品にシグナ
ル線5とグランド線6とが接続される。このため、各グ
ランド線6をそれぞれジョイント部4に接続する必要性
をなくすことができるから、各グランド線6の配線作業
性を向上でき、複数本のケーブル2の配線作業性を向上
できる。そして、接続板9の櫛歯部11をジョイント部
4に接続したため、このジョイント部4の指定の部分に
接続でき、接続板9の接続作業性を向上できる。
【0026】さらに、前記ケース3のエンドブロック2
0には、前記ケーブル2の延在方向に向かって屈曲部2
1が形成されているため、屈曲部21にケーブル2が屈
曲状態に当接される。このため、ケーブル2がその延在
方向に垂直に曲がるのが防止でき、ケーブル2に応力が
集中するのが防止されることから、ケーブル2の安全性
を向上できる。
【0027】次に、他の実施例のケーブルの端末構造を
図5及び図6によって説明する。なお、上記実施例と同
一構造部分は説明を省略する。このケーブルの端末構造
は、図5に示すように、使用するケーブル2が上記実施
例にて用いたものと異なり、複数の心線にそれぞれ絶縁
被覆が施されたものを使用したもので、グランド線6と
して使用されている心線は、接続板9のコモングランド
10への接続前に、口出しを行うことにより絶縁被覆か
ら露出されている。また、接続板9のコモングランド1
0には、図6に示すように、幅方向へ亙って複数の嵌合
孔31が間隔をあけて形成されており、この接続板9の
コモングランド10へ取り付けられる絶縁板8には、コ
モングランド10との当接面側に、幅方向へ亙って複数
の突起部32が前記嵌合孔31と同一間隔をあけて形成
されている。
【0028】そして、絶縁板8を前記接続板9のコモン
グランド10へ当接させることにより、この絶縁板8に
形成された突起部32が嵌合孔31へそれぞれ嵌合し
て、この絶縁板8が接続板9のコモングランド10へ極
めて容易にかつ確実に所定位置へ位置決めされた状態に
装着されている。即ち、接続板9のコモングランド10
に形成された嵌合孔31と、絶縁板8に形成されてそれ
ぞれ嵌合孔31に嵌合する突起部32とによって、この
ケーブルの端末構造1を組み立てる際に、接続板9へ絶
縁板8を位置決めして装着させる装着作業の効率を向上
させることができるようになっている。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケーブル
の端末構造によれば、以下の効果を奏することができ
る。請求項1記載のケーブルの端末構造によれば、複数
本のケーブルの端部がケースに並列状態に収納されてい
るため、複数本のケーブルの端末を小型化できるととも
に、複数本のケーブルを分岐状態にできる。このため、
小型化された電気部品に複数本のケーブルを接続でき、
複雑な電気部品に複数本のケーブルを接続できる。この
ケーブルを接続するジョイント部がケースに設けられた
ため、ジョイント部を電気部品に接続することにより、
この電気部品に接続される。また、ケーブル及び接触子
をプリント回路基板を介して接続しないため、プリント
回路基板に要する費用を低減でき、プリント回路基板の
接続で必要にされた二箇所の接続点を不要にできること
から、ケーブルの接触抵抗が少なくされ、ケーブルの端
末構造の電気的特性を向上できる。
【0030】また、前記ケース内の第一ワイヤーと第二
ワイヤーとの間に絶縁板が介在されているため、第一ワ
イヤーと第二ワイヤーとが異なった平面上に配される。
このため、高温・高圧で溶融されたモールドが第一ワイ
ヤーと第二ワイヤーとを押圧した場合にあっても、前記
絶縁板により第一ワイヤーと第二ワイヤーとの接触を防
止でき、第一ワイヤーと第二ワイヤーとの電気的絶縁性
を向上できる。このため、モールド成形作業の安全性を
向上できる。そして第一ワイヤーと第二ワイヤーとをモ
ールドで覆うことから、これら第一ワイヤーと第二ワイ
ヤーとの接続点に外部の衝撃、水分、引き抜き力が直接
作用されるのを防止でき、第一ワイヤーと第二ワイヤー
とを保護でき、ケーブルの端末構造の信頼性及び安全性
を向上できる。
【0031】請求項2記載のケーブルの端末構造によれ
ば、請求項1記載の効果を奏することができるととも
に、第二ワイヤーが接続板を介してジョイント部に接続
され、このジョイント部に第一ワイヤーが接続される構
成にしたため、ジョイント部を電気部品に接続すること
により、この電気部品に第一ワイヤーと第二ワイヤーと
が接続される。このため、各第二ワイヤーをそれぞれジ
ョイント部に接続する必要性をなくすことができるか
ら、各第二ワイヤーの配線作業性を向上でき、複数本の
ケーブルの配線作業性を向上できる。
【0032】請求項3記載のケーブルの端末構造によれ
ば、請求項1記載の効果を奏することができるととも
に、前記ケースのエンドブロックには、前記ケーブル2
の延在方向に向かって屈曲部が形成されているため、屈
曲部にケーブルが屈曲状態に当接される。このため、ケ
ーブルがその延在方向に垂直に曲がるのが防止でき、ケ
ーブルに応力が集中するのが防止されることから、ケー
ブルの安全性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のケーブルの端末構造を示す断面図で
ある。
【図2】 図1の斜視図である。
【図3】 図1の接続板を示す斜視図である。
【図4】 図1のジョイント部を示す斜視図である。
【図5】 本発明の他のケーブルの端末構造を示す断面
図である。
【図6】 図5の接続板を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ケーブルの端末構造、2…ケーブル、3…ケース、
4…ジョイント部、5…第一ワイヤー(シグナル線)、
6…第二ワイヤー(グランド線)、8…絶縁板、9…接
続板、14…モールド、20…エンドブロック、21…
屈曲部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平原 強士 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 植田 広二 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 座古 秀樹 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のケーブル(2)の端部がケース
    (3)に並列状態に収納され、該ケース(3)には、電
    気部品に前記ケーブル(2)を接続するジョイント部
    (4)が設けられ、前記各ケーブル(2)では、その端
    部から第一ワイヤー(5)と第二ワイヤー(6)とがそ
    れぞれ突出され、これら第一ワイヤー(5)と第二ワイ
    ヤー(6)とは、これらの間に絶縁板(10)を介在さ
    せて前記ジョイント部(4)に接続されるとともに、モ
    ールド(14)で覆われていることを特徴とするケーブ
    ルの端末構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケーブルの端末構造であ
    って、前記ケース(3)内には、前記ジョイント部
    (4)に前記第二ワイヤー(6)を接続させる接続板
    (9)が設けられ、前記第一ワイヤー(5)がジョイン
    ト部(4)に接続されていることを特徴とするケーブル
    の端末構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のケーブルの端末構造であ
    って、前記ケース(3)には、前記ケーブル(2)を挿
    入させるエンドブロック(20)が設けられ、該エンド
    ブロック(20)には、前記ケーブル(2)の延在方向
    に向かって屈曲部(21)が形成されていることを特徴
    とするケーブルの端末構造。
JP5096304A 1992-04-24 1993-04-22 ケーブルの端末構造 Pending JPH0613122A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018042793A1 (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 山一電機株式会社 フレキシブルケーブル用コネクタ、フレキシブルケーブル用アダプタ、及び、フレキシブルケーブル

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018042793A1 (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 山一電機株式会社 フレキシブルケーブル用コネクタ、フレキシブルケーブル用アダプタ、及び、フレキシブルケーブル
JPWO2018042793A1 (ja) * 2016-08-30 2019-03-28 山一電機株式会社 フレキシブルケーブル用コネクタ、フレキシブルケーブル用アダプタ、及び、フレキシブルケーブル

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