JPH06130841A - トナー像転写手段を備えた画像生成機 - Google Patents
トナー像転写手段を備えた画像生成機Info
- Publication number
- JPH06130841A JPH06130841A JP28412192A JP28412192A JPH06130841A JP H06130841 A JPH06130841 A JP H06130841A JP 28412192 A JP28412192 A JP 28412192A JP 28412192 A JP28412192 A JP 28412192A JP H06130841 A JPH06130841 A JP H06130841A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トナー像転写手段を備えた画像生成機におい
て、転写用コロナ放電器を使用しない型式の転写手段を
改良して充分良好なトナー像転写を安定して遂行できる
ようにすること。 【構成】 転写部材の搬送方向において転写域の上流に
相互に協働する上側部材と下側部材を配設する。上側部
材と下側部材との少なくとも一方は回転駆動せしめられ
るローラから構成されている。上側部材と下側部材との
間隔は転写部材の厚さよりも小さい。上側部材と下側部
材とのいずれか一方には転写電圧が印加される。
て、転写用コロナ放電器を使用しない型式の転写手段を
改良して充分良好なトナー像転写を安定して遂行できる
ようにすること。 【構成】 転写部材の搬送方向において転写域の上流に
相互に協働する上側部材と下側部材を配設する。上側部
材と下側部材との少なくとも一方は回転駆動せしめられ
るローラから構成されている。上側部材と下側部材との
間隔は転写部材の厚さよりも小さい。上側部材と下側部
材とのいずれか一方には転写電圧が印加される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電感光部材の如き像
形成部材の表面上に静電潜像を形成し、次いでこの静電
潜像をトナー像に現像し、しかる後に普通紙の如き転写
部材にトナー像を転写する型式の画像生成機に関する。
形成部材の表面上に静電潜像を形成し、次いでこの静電
潜像をトナー像に現像し、しかる後に普通紙の如き転写
部材にトナー像を転写する型式の画像生成機に関する。
【0002】
【従来の技術】当業者には周知の如く、上記型式の画像
生成機においては、例えば回転ドラムの周表面に配設さ
れた静電感光部材である像形成部材は、回転ドラムの所
定方向への回転に応じて静電潜像形成域、現像域及び転
写域を順次に通る無端搬送経路を通して搬送せしめられ
る。静電潜像形成域においては、静電潜像形成手段の作
用によって像形成部材の表面上に静電潜像が形成され
る。静電潜像形成手段は、例えば像形成部材の表面を所
定極性に一様に帯電せしめる一様帯電手段と、かかる一
様帯電に続いて、形成すべき画像に対応して像形成部材
の表面を露光する露光手段とから構成されている。現像
域においては、現像装置によって像形成部材の表面に形
成されている静電潜像にトナーが施され、静電潜像がト
ナー像に現像される。転写域においては転写部材の表面
が像形成部材の表面に接触せしめられ、像形成部材の表
面上に形成されているトナー像が転写手段の作用によっ
て転写部材の表面に転写される。
生成機においては、例えば回転ドラムの周表面に配設さ
れた静電感光部材である像形成部材は、回転ドラムの所
定方向への回転に応じて静電潜像形成域、現像域及び転
写域を順次に通る無端搬送経路を通して搬送せしめられ
る。静電潜像形成域においては、静電潜像形成手段の作
用によって像形成部材の表面上に静電潜像が形成され
る。静電潜像形成手段は、例えば像形成部材の表面を所
定極性に一様に帯電せしめる一様帯電手段と、かかる一
様帯電に続いて、形成すべき画像に対応して像形成部材
の表面を露光する露光手段とから構成されている。現像
域においては、現像装置によって像形成部材の表面に形
成されている静電潜像にトナーが施され、静電潜像がト
ナー像に現像される。転写域においては転写部材の表面
が像形成部材の表面に接触せしめられ、像形成部材の表
面上に形成されているトナー像が転写手段の作用によっ
て転写部材の表面に転写される。
【0003】転写手段の典型例としては、転写域におい
て転写部材の裏面に、像形成部材の表面に形成された静
電潜像の極性と逆極性のコロナ放電を施す転写用コロナ
放電器を挙げることができる。しかしながら、転写用コ
ロナ放電器が使用される場合には、環境汚染の点からし
て望ましくないオゾンが相当量生成される、等の問題が
ある。
て転写部材の裏面に、像形成部材の表面に形成された静
電潜像の極性と逆極性のコロナ放電を施す転写用コロナ
放電器を挙げることができる。しかしながら、転写用コ
ロナ放電器が使用される場合には、環境汚染の点からし
て望ましくないオゾンが相当量生成される、等の問題が
ある。
【0004】そこで、例えば特開昭63−75773号
公報等においては、帯電用コロナ放電器に代えて、転写
域において像形成部材に近接せしめて(更に詳細には像
形成部材と導電性ローラとの間隔を転写部材の厚さより
も小さくせしめて)配設された導電性ローラから転写手
段を構成することが提案されている。かかる導電性ロー
ラは転写部材の搬送方向に回転駆動され、そしてまたか
かる導電性ローラには像形成部材の表面上に形成された
静電潜像の極性と逆極性の電圧が印加される。転写部材
は像形成部材と導電性ローラとの間に挟み込まれて、従
ってその表面が像形成部材の表面に押圧せしめられて転
写域を通過し、像形成部材の表面上のトナー像が転写部
材の表面に転写される。
公報等においては、帯電用コロナ放電器に代えて、転写
域において像形成部材に近接せしめて(更に詳細には像
形成部材と導電性ローラとの間隔を転写部材の厚さより
も小さくせしめて)配設された導電性ローラから転写手
段を構成することが提案されている。かかる導電性ロー
ラは転写部材の搬送方向に回転駆動され、そしてまたか
かる導電性ローラには像形成部材の表面上に形成された
静電潜像の極性と逆極性の電圧が印加される。転写部材
は像形成部材と導電性ローラとの間に挟み込まれて、従
ってその表面が像形成部材の表面に押圧せしめられて転
写域を通過し、像形成部材の表面上のトナー像が転写部
材の表面に転写される。
【0005】然るに、本発明者等の実験及び考察によれ
ば、上述した転写手段を使用する場合には、像形成部材
の表面に対する転写部材の表面の接触圧が相当大きいこ
とに起因して、所謂中抜け現象(転写された画像におい
て、例えば文字の一部にトナーが存在しない現象)或い
は所謂画像塵現象(転写された画像において、文字等の
近傍にトナーが飛散付着している現象)が発生する傾向
がある。
ば、上述した転写手段を使用する場合には、像形成部材
の表面に対する転写部材の表面の接触圧が相当大きいこ
とに起因して、所謂中抜け現象(転写された画像におい
て、例えば文字の一部にトナーが存在しない現象)或い
は所謂画像塵現象(転写された画像において、文字等の
近傍にトナーが飛散付着している現象)が発生する傾向
がある。
【0006】像形成部材の表面に対する転写部材の表面
の接触圧が過剰になることに起因する上記問題を回避す
るために、特開平1−200277号公報には、像形成
部材と導電性ローラの如き電荷供給部材との間隔を転写
部材の厚さよりも大きく設定すると共に、像形成部材の
表面に転写部材の表面が接触せしめられる転写域より
も、転写部材の搬送方向に見て上流側の電荷供給域にお
いて、転写部材の裏面を導電性ローラの如き電荷供給部
材に接触せしめることが開示されている。
の接触圧が過剰になることに起因する上記問題を回避す
るために、特開平1−200277号公報には、像形成
部材と導電性ローラの如き電荷供給部材との間隔を転写
部材の厚さよりも大きく設定すると共に、像形成部材の
表面に転写部材の表面が接触せしめられる転写域より
も、転写部材の搬送方向に見て上流側の電荷供給域にお
いて、転写部材の裏面を導電性ローラの如き電荷供給部
材に接触せしめることが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記特開平1
−200277号公報に開示されている方式も未だ充分
に満足することができないものであり、次の通りの問題
を有する。即ち、使用される転写部材の特性、特に所謂
腰の強さが変化すると、転写部材が電荷供給部材の表面
と接触する電荷供給域及び/又は転写部材が像形成部材
の表面と接触する転写域の位置が変化し、それ故に所要
転写状態を安定して得ることができない。
−200277号公報に開示されている方式も未だ充分
に満足することができないものであり、次の通りの問題
を有する。即ち、使用される転写部材の特性、特に所謂
腰の強さが変化すると、転写部材が電荷供給部材の表面
と接触する電荷供給域及び/又は転写部材が像形成部材
の表面と接触する転写域の位置が変化し、それ故に所要
転写状態を安定して得ることができない。
【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、画像生成機における転
写用コロナ放電器に代えて導電性ローラの如き電荷供給
部材を利用した形態の転写手段を改良して、充分に良好
なトナー像転写を安定して遂行することができるように
せしめることである。
あり、その主たる技術的課題は、画像生成機における転
写用コロナ放電器に代えて導電性ローラの如き電荷供給
部材を利用した形態の転写手段を改良して、充分に良好
なトナー像転写を安定して遂行することができるように
せしめることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
及び実験の結果、転写域の上流側において電荷供給部材
として作用する部材に加えて、かかる部材と協働して両
者間に転写部材をニップして搬送する部材を配設するこ
とによって、上記技術的課題を達成することができるこ
とを見出した。
及び実験の結果、転写域の上流側において電荷供給部材
として作用する部材に加えて、かかる部材と協働して両
者間に転写部材をニップして搬送する部材を配設するこ
とによって、上記技術的課題を達成することができるこ
とを見出した。
【0010】即ち、本発明によれば、上記主たる技術的
課題を達成する画像生成機として、静電潜像形成域、現
像域及び転写域を順次に通る搬送経路を通して搬送せし
められる像形成部材と、該静電潜像形成域において該像
形成部材の表面上に静電潜像を形成するための静電潜像
形成手段と、該現像域において該像形成部材の表面上の
静電潜像をトナー像に現像するための現像手段と、該転
写域を通して転写部材を搬送するための転写部材搬送手
段と、該転写域において該像形成部材の表面上のトナー
像を転写部材の表面上に転写するためのトナー像転写手
段とを具備し、該転写域において転写部材の表面が該像
形成部材の表面に接触せしめられて該像形成部材の表面
上のトナー像が転写部材の表面上に転写される画像形成
機において、該トナー像転写手段は転写部材の搬送方向
において該転写域よりも上流にて相互に協働する上側部
材と下側部材とを含み、該上側部材と該下側部材との少
なくとも一方は転写部材の搬送方向に回転駆動せしめら
れるローラから構成されており、該上側部材と該下側部
材との間隔Dは転写部材の厚さTと実質上同一乃至これ
より小さく、該上側部材と該下側部材とは両者間に転写
部材をニップして搬送し、該上側部材と該下側部材との
少なくとも一方には転写電圧が印加される、ことを特徴
とする画像生成機が提供される。
課題を達成する画像生成機として、静電潜像形成域、現
像域及び転写域を順次に通る搬送経路を通して搬送せし
められる像形成部材と、該静電潜像形成域において該像
形成部材の表面上に静電潜像を形成するための静電潜像
形成手段と、該現像域において該像形成部材の表面上の
静電潜像をトナー像に現像するための現像手段と、該転
写域を通して転写部材を搬送するための転写部材搬送手
段と、該転写域において該像形成部材の表面上のトナー
像を転写部材の表面上に転写するためのトナー像転写手
段とを具備し、該転写域において転写部材の表面が該像
形成部材の表面に接触せしめられて該像形成部材の表面
上のトナー像が転写部材の表面上に転写される画像形成
機において、該トナー像転写手段は転写部材の搬送方向
において該転写域よりも上流にて相互に協働する上側部
材と下側部材とを含み、該上側部材と該下側部材との少
なくとも一方は転写部材の搬送方向に回転駆動せしめら
れるローラから構成されており、該上側部材と該下側部
材との間隔Dは転写部材の厚さTと実質上同一乃至これ
より小さく、該上側部材と該下側部材とは両者間に転写
部材をニップして搬送し、該上側部材と該下側部材との
少なくとも一方には転写電圧が印加される、ことを特徴
とする画像生成機が提供される。
【0011】上側部材と下側部材との双方共ローラから
構成するのが好適である。上側部材と下側部材との間に
転写部材が存在するときに上側部材に転写電圧を印加す
る。そして、上側部材と下側部材との間に転写部材が存
在しないときに、上側部材の表面に付着しているトナー
等の汚染物を下側部材に吸引するために下側部材に転写
電圧と逆極性のクリーニング電圧を印加することができ
る。下側部材の表面に作用するブレード部材とこのブレ
ード部材の作用によって下側部材の表面から離脱せしめ
られた汚染物を収容する収容手段とを、下側部材に付設
するのが好適である。
構成するのが好適である。上側部材と下側部材との間に
転写部材が存在するときに上側部材に転写電圧を印加す
る。そして、上側部材と下側部材との間に転写部材が存
在しないときに、上側部材の表面に付着しているトナー
等の汚染物を下側部材に吸引するために下側部材に転写
電圧と逆極性のクリーニング電圧を印加することができ
る。下側部材の表面に作用するブレード部材とこのブレ
ード部材の作用によって下側部材の表面から離脱せしめ
られた汚染物を収容する収容手段とを、下側部材に付設
するのが好適である。
【0012】
【作用】本発明の画像生成機においては、いずれか一方
に転写電圧が印加される(従って電荷供給部材として機
能する)上側部材と下側部材と間に転写部材がニップさ
れる。従って、上側部材及び下側部材に対する(従って
電荷供給部材に対する)転写部材の接触位置は、転写部
材の特性にかかわらず一定に維持される。また、上側部
材と下側部材とにニップされて積極的に搬送されて転写
部材が転写域に搬入される故に、転写部材の特性にかか
わらず像形成部材に対する転写部材の接触位置も実質上
一定に維持される。かくして、充分安定して良好な転写
を遂行することができる。
に転写電圧が印加される(従って電荷供給部材として機
能する)上側部材と下側部材と間に転写部材がニップさ
れる。従って、上側部材及び下側部材に対する(従って
電荷供給部材に対する)転写部材の接触位置は、転写部
材の特性にかかわらず一定に維持される。また、上側部
材と下側部材とにニップされて積極的に搬送されて転写
部材が転写域に搬入される故に、転写部材の特性にかか
わらず像形成部材に対する転写部材の接触位置も実質上
一定に維持される。かくして、充分安定して良好な転写
を遂行することができる。
【0013】上側部材と下側部材との間に転写部材が存
在していないときに、ローラから構成された下側部材に
転写電圧と逆極性のクリーニング電圧を印加すると、上
側部材の表面に付着しているトナー等の汚染物を下側部
材の表面に吸着することができ、かくして上側部材によ
って転写部材の表面が汚染されるのを回避することがで
きる。下側部材の表面に吸引された汚染物はブレード部
材によって除去することができる。
在していないときに、ローラから構成された下側部材に
転写電圧と逆極性のクリーニング電圧を印加すると、上
側部材の表面に付着しているトナー等の汚染物を下側部
材の表面に吸着することができ、かくして上側部材によ
って転写部材の表面が汚染されるのを回避することがで
きる。下側部材の表面に吸引された汚染物はブレード部
材によって除去することができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明に従って構
成された画像生成機の好適実施例について、更に詳細に
説明する。
成された画像生成機の好適実施例について、更に詳細に
説明する。
【0015】本発明に従って構成された画像生成機の好
適実施例の主要構成要素を簡略に図示している図1を参
照して説明すると、画像生成機は回転自在に装着された
回転ドラム2を具備している。この回転ドラム2の周表
面には適宜の静電感光部材でよい像形成部材4が配設さ
れている。回転ドラム2は矢印6で示す方向に連続的に
回転駆動せしめられ、かくしてその表面に配設されてい
る像形成部材4は静電潜像形成域8、現像域10、転写
域12及びクリーニング域14を順次に通る無端搬送経
路(回転ドラム2の周面によって規定される円形搬送経
路)を通して搬送される。
適実施例の主要構成要素を簡略に図示している図1を参
照して説明すると、画像生成機は回転自在に装着された
回転ドラム2を具備している。この回転ドラム2の周表
面には適宜の静電感光部材でよい像形成部材4が配設さ
れている。回転ドラム2は矢印6で示す方向に連続的に
回転駆動せしめられ、かくしてその表面に配設されてい
る像形成部材4は静電潜像形成域8、現像域10、転写
域12及びクリーニング域14を順次に通る無端搬送経
路(回転ドラム2の周面によって規定される円形搬送経
路)を通して搬送される。
【0016】静電潜像形成域8においては、一様帯電手
段16及び露光手段18を含む静電潜像形成手段によっ
て像形成部材4の表面上に静電潜像が形成される。一様
帯電手段16は像形成部材4の表面を特定極性(図示の
場合は正極性)に一様に帯電せしめる。かかる一様帯電
手段16は、一様帯電ローラ20を含む所謂接触式帯電
手段から構成することができる。導電性ゴムから形成す
ることができる一様帯電ローラ20には、電圧印加手段
22によって所要電圧が印加せしめられる。かような接
触式帯電手段自体は公知であり、例えば電子写真学会誌
第30巻第3号第312頁乃至第322頁「接触帯電
法」に詳細に説明されている。所望ならば、接触式帯電
手段に代えて通常のコロナ放電器から成る一様帯電手段
を使用することもできる。露光手段18は光照射によっ
て像形成部材4の表面上の電荷を選択的に消失せしめ、
かくして像形成部材4の表面上に静電潜像が形成され
る。かかる露光手段18は、コンピュータ或いはワード
プロセッサ等からの画像信号に応じて像形成部材4の表
面上に光を投射するレーザ手段から構成することができ
る。或いは、複写すべき原稿からの反射光を像形成部材
4の表面上に投射する光学手段から露光手段18を構成
することもできる。現像域10においては、磁気ブラシ
機構等から構成することができる現像装置24が像形成
部材4の表面上に形成されている静電潜像にトナーを施
し、静電潜像をトナー像に現像する。図示の実施例にお
いては、像形成部材4の表面上に形成されている静電潜
像の極性と同極性、従って正極性に帯電せしめられたト
ナーが像形成部材4の表面上に形成されている静電潜像
の非帯電領域に施されて静電潜像が現像される(所謂反
転現像)。転写域12においては、転写域12を通して
搬送される転写部材26の表面上に、像形成部材4の表
面上のトナー像が転写される。転写部材26はシート形
状の普通紙でよい。転写域12におけるトナー像転写に
ついては後に更に詳述する。クリーニング域14におい
ては、転写後に像形成部材4の表面上に残留するトナー
がクリーニング手段28によって像形成部材4の表面か
ら除去される。かかるクリーニング手段28は、例えば
像形成部材4の表面に当接せしめられるクリーニングブ
レードを含むそれ自身は周知の形態のものでよい。
段16及び露光手段18を含む静電潜像形成手段によっ
て像形成部材4の表面上に静電潜像が形成される。一様
帯電手段16は像形成部材4の表面を特定極性(図示の
場合は正極性)に一様に帯電せしめる。かかる一様帯電
手段16は、一様帯電ローラ20を含む所謂接触式帯電
手段から構成することができる。導電性ゴムから形成す
ることができる一様帯電ローラ20には、電圧印加手段
22によって所要電圧が印加せしめられる。かような接
触式帯電手段自体は公知であり、例えば電子写真学会誌
第30巻第3号第312頁乃至第322頁「接触帯電
法」に詳細に説明されている。所望ならば、接触式帯電
手段に代えて通常のコロナ放電器から成る一様帯電手段
を使用することもできる。露光手段18は光照射によっ
て像形成部材4の表面上の電荷を選択的に消失せしめ、
かくして像形成部材4の表面上に静電潜像が形成され
る。かかる露光手段18は、コンピュータ或いはワード
プロセッサ等からの画像信号に応じて像形成部材4の表
面上に光を投射するレーザ手段から構成することができ
る。或いは、複写すべき原稿からの反射光を像形成部材
4の表面上に投射する光学手段から露光手段18を構成
することもできる。現像域10においては、磁気ブラシ
機構等から構成することができる現像装置24が像形成
部材4の表面上に形成されている静電潜像にトナーを施
し、静電潜像をトナー像に現像する。図示の実施例にお
いては、像形成部材4の表面上に形成されている静電潜
像の極性と同極性、従って正極性に帯電せしめられたト
ナーが像形成部材4の表面上に形成されている静電潜像
の非帯電領域に施されて静電潜像が現像される(所謂反
転現像)。転写域12においては、転写域12を通して
搬送される転写部材26の表面上に、像形成部材4の表
面上のトナー像が転写される。転写部材26はシート形
状の普通紙でよい。転写域12におけるトナー像転写に
ついては後に更に詳述する。クリーニング域14におい
ては、転写後に像形成部材4の表面上に残留するトナー
がクリーニング手段28によって像形成部材4の表面か
ら除去される。かかるクリーニング手段28は、例えば
像形成部材4の表面に当接せしめられるクリーニングブ
レードを含むそれ自身は周知の形態のものでよい。
【0017】図1を参照して説明を続けると、転写部材
26の搬送方向において転写域12の上流には一対の案
内板即ち上側及び下側案内板30及び32が配設されて
いる。そして、かかる上側及び下側案内板30及び32
と転写域12との間に転写手段34が配設されている。
この転写手段34は相互に協働する上側部材36及び下
側部材38を含んでいる。上側部材36は回転自在に配
設された回転軸40上に固定されたローラから構成され
ている。同様に、下側部材38は回転自在に装着された
回転軸42上に固定されたローラから構成されている。
上側部材34を構成するローラは導電性ゴムから形成さ
れているのが好都合である。下側部材38を構成するロ
ーラも同様に導電性ゴムから形成することができる。上
側部材36及び下側部材38の体積抵抗は10の5乗乃
至10の8乗程度であるのが好都合である。両者間に転
写部材26が存在しない自由状態において、上側部材3
6と下側部材38との間隔Dは、転写部材26の厚さT
よりも小さく設定されている。所望ならば、上側部材3
6と下側部材38とを相互に弾性的に押圧せしめること
もできる。上側部材36を構成するローラ及び下側部材
38を構成するローラは矢印44で示す方向に回転せし
められる。従って、上側及び下側案内板30及び32間
を通して上側部材36と下側部材38との間に進入せし
められた転写部材26は、両者間にニップされて搬送さ
れ、転写域12に搬送される。
26の搬送方向において転写域12の上流には一対の案
内板即ち上側及び下側案内板30及び32が配設されて
いる。そして、かかる上側及び下側案内板30及び32
と転写域12との間に転写手段34が配設されている。
この転写手段34は相互に協働する上側部材36及び下
側部材38を含んでいる。上側部材36は回転自在に配
設された回転軸40上に固定されたローラから構成され
ている。同様に、下側部材38は回転自在に装着された
回転軸42上に固定されたローラから構成されている。
上側部材34を構成するローラは導電性ゴムから形成さ
れているのが好都合である。下側部材38を構成するロ
ーラも同様に導電性ゴムから形成することができる。上
側部材36及び下側部材38の体積抵抗は10の5乗乃
至10の8乗程度であるのが好都合である。両者間に転
写部材26が存在しない自由状態において、上側部材3
6と下側部材38との間隔Dは、転写部材26の厚さT
よりも小さく設定されている。所望ならば、上側部材3
6と下側部材38とを相互に弾性的に押圧せしめること
もできる。上側部材36を構成するローラ及び下側部材
38を構成するローラは矢印44で示す方向に回転せし
められる。従って、上側及び下側案内板30及び32間
を通して上側部材36と下側部材38との間に進入せし
められた転写部材26は、両者間にニップされて搬送さ
れ、転写域12に搬送される。
【0018】転写手段34における上側部材36には制
御スイッチ手段46を介して転写電圧印加手段48が接
続されている。また、転写手段34における下側部材3
8には制御スイッチ手段50を介してクリーニング電圧
印加手段52が接続されている。制御スイッチ手段46
及び50の開閉を制御するために上側部材36と下側部
材38との間に転写部材26が存在するか否かを検出す
る検出器54が配設されている。かかる検出器54は光
電式スイッチ或いは検出アームを有するマイクロスイッ
チから構成することができる。
御スイッチ手段46を介して転写電圧印加手段48が接
続されている。また、転写手段34における下側部材3
8には制御スイッチ手段50を介してクリーニング電圧
印加手段52が接続されている。制御スイッチ手段46
及び50の開閉を制御するために上側部材36と下側部
材38との間に転写部材26が存在するか否かを検出す
る検出器54が配設されている。かかる検出器54は光
電式スイッチ或いは検出アームを有するマイクロスイッ
チから構成することができる。
【0019】転写手段34の下側部材38には、ブレー
ド部材56と収容手段58とが付設されている。適宜の
弾性材料から形成することができるブレード部材56
は、矢印44で示す方向に回転せしめられる下側部材3
8の表面に作用して、そこに吸着されているトナー等の
汚染物を除去する。除去された汚染物は上面が開放され
た箱形態でよい収容手段58内に収容される。
ド部材56と収容手段58とが付設されている。適宜の
弾性材料から形成することができるブレード部材56
は、矢印44で示す方向に回転せしめられる下側部材3
8の表面に作用して、そこに吸着されているトナー等の
汚染物を除去する。除去された汚染物は上面が開放され
た箱形態でよい収容手段58内に収容される。
【0020】上記画像生成機において、搬送ローラ対
(図示していない)等から構成されている搬送手段の作
用によって搬送され、上側及び下側案内板30及び32
間を通して前進せしめられた転写部材26は、停止状態
にある上側部材36及び下側部材38間にその前端が当
接せしめられることによって、その前進が一旦停止せし
められる。次いで、回転ドラム2の回転に所要通りに同
期せしめて(更に詳しくは、回転ドラム2上の像形成部
材4上に形成されているトナー像の転写域12への到着
に所要通りに同期せしめて)、上側部材36及び下側部
材38の矢印44で示す方向への回転が開始される。か
くして、上側部材36と下側部材38との間に転写部材
26ニップされて転写部材26の前進が再開され、像形
成部材4上に形成されているトナー像に所要通りに同期
せしめて、転写部材26が転写域12に搬入され、そし
て更に下流に搬送される。従って、転写手段34お構成
する上側部材36及び下側部材38は、所謂同期ローラ
対としても機能する。
(図示していない)等から構成されている搬送手段の作
用によって搬送され、上側及び下側案内板30及び32
間を通して前進せしめられた転写部材26は、停止状態
にある上側部材36及び下側部材38間にその前端が当
接せしめられることによって、その前進が一旦停止せし
められる。次いで、回転ドラム2の回転に所要通りに同
期せしめて(更に詳しくは、回転ドラム2上の像形成部
材4上に形成されているトナー像の転写域12への到着
に所要通りに同期せしめて)、上側部材36及び下側部
材38の矢印44で示す方向への回転が開始される。か
くして、上側部材36と下側部材38との間に転写部材
26ニップされて転写部材26の前進が再開され、像形
成部材4上に形成されているトナー像に所要通りに同期
せしめて、転写部材26が転写域12に搬入され、そし
て更に下流に搬送される。従って、転写手段34お構成
する上側部材36及び下側部材38は、所謂同期ローラ
対としても機能する。
【0021】図1と共に図2を参照して説明を続ける
と、上側部材36及び下側部材38が矢印44で示す方
向に回転せしめられて、両者間に転写部材26がニップ
されると、検出器54が転写部材26を検出し、制御ス
イッチ手段46が閉成される。かくして上側部材36に
は転写電圧印加手段48から転写電圧が印加される。こ
の転写電圧は、像形成部材4上に形成されている静電潜
像の電荷極性と逆極性であり、その絶対値は300乃至
3000V程度でよい。転写電圧が印加されている上側
部材36に転写部材26の表面が接触せしめられている
故に、上側部材36から転写部材26に電荷が供給さ
れ、かかる電荷供給状態において転写部材26の表面が
転写域12にて像形成部材4の表面に接触せしめられ
る。かくして、像形成部材4の表面に形成されているト
ナー像が転写部材26の表面に転写される。転写部材2
6に電荷が供給される位置、即ち転写部材26が上側部
材36に接触する位置は、上側部材36と下側部材38
とのニップ部位に一義的に規定される。また、転写部材
26の表面が像形成部材4の表面に接触せしめられる位
置も、上側部材36と下側部材38とが協働して転写部
材26をニップして転写域12に搬入せしめる故に、転
写部材12の腰の強さ等の特性が変化しても、充分に安
定して定位置に維持される。従って、良好な転写を安定
して遂行することができる。転写部材26が上側部材3
6と接触する位置と転写部材26が像形成部材4と接触
する位置との関係が変化すると、転写効率が変化せしめ
られ、従って安定して良好な転写を遂行することが困難
である。
と、上側部材36及び下側部材38が矢印44で示す方
向に回転せしめられて、両者間に転写部材26がニップ
されると、検出器54が転写部材26を検出し、制御ス
イッチ手段46が閉成される。かくして上側部材36に
は転写電圧印加手段48から転写電圧が印加される。こ
の転写電圧は、像形成部材4上に形成されている静電潜
像の電荷極性と逆極性であり、その絶対値は300乃至
3000V程度でよい。転写電圧が印加されている上側
部材36に転写部材26の表面が接触せしめられている
故に、上側部材36から転写部材26に電荷が供給さ
れ、かかる電荷供給状態において転写部材26の表面が
転写域12にて像形成部材4の表面に接触せしめられ
る。かくして、像形成部材4の表面に形成されているト
ナー像が転写部材26の表面に転写される。転写部材2
6に電荷が供給される位置、即ち転写部材26が上側部
材36に接触する位置は、上側部材36と下側部材38
とのニップ部位に一義的に規定される。また、転写部材
26の表面が像形成部材4の表面に接触せしめられる位
置も、上側部材36と下側部材38とが協働して転写部
材26をニップして転写域12に搬入せしめる故に、転
写部材12の腰の強さ等の特性が変化しても、充分に安
定して定位置に維持される。従って、良好な転写を安定
して遂行することができる。転写部材26が上側部材3
6と接触する位置と転写部材26が像形成部材4と接触
する位置との関係が変化すると、転写効率が変化せしめ
られ、従って安定して良好な転写を遂行することが困難
である。
【0022】転写部材26の後端が上側部材36と下側
部材38とのニップ部位を通過すると、検出器54が転
写部材26を検出しなくなる。かくすると、制御スイッ
チ手段46が開放されて上側部材36に対する転写電圧
印加が停止せしめられる。同時に、制御スイッチ手段5
0が閉成されて、下側部材38にクリーニング電圧が印
加され始める。このクリーニング電圧は転写電圧と逆極
性であり、その絶対値は300乃至3000V程度でよ
い。かかる状態が確立されると、上側部材36の表面に
付着しているトナーの如き汚染物が下側部材38の表面
に吸引され、上側部材36の表面がクリーニングされ
る。従って、転写部材26の表面が上側部材36の表面
に接触せしめられることに起因して転写部材26の表面
が汚染されることが回避される。下側部材38の表面に
吸引された汚染物は、ブレード部材56の作用によって
下側部材38の表面から除去されて収容手段58内に収
集される。検出器54が転写部材26を検出しなくなっ
てから所定時間経過すると、制御スイッチ手段50も開
閉されてクリーニング電圧印加手段52が下側部材38
から切り離されてクリーニング電圧の印加が停止され、
そしてまた上側部材36及び下側部材38の回転が停止
される。
部材38とのニップ部位を通過すると、検出器54が転
写部材26を検出しなくなる。かくすると、制御スイッ
チ手段46が開放されて上側部材36に対する転写電圧
印加が停止せしめられる。同時に、制御スイッチ手段5
0が閉成されて、下側部材38にクリーニング電圧が印
加され始める。このクリーニング電圧は転写電圧と逆極
性であり、その絶対値は300乃至3000V程度でよ
い。かかる状態が確立されると、上側部材36の表面に
付着しているトナーの如き汚染物が下側部材38の表面
に吸引され、上側部材36の表面がクリーニングされ
る。従って、転写部材26の表面が上側部材36の表面
に接触せしめられることに起因して転写部材26の表面
が汚染されることが回避される。下側部材38の表面に
吸引された汚染物は、ブレード部材56の作用によって
下側部材38の表面から除去されて収容手段58内に収
集される。検出器54が転写部材26を検出しなくなっ
てから所定時間経過すると、制御スイッチ手段50も開
閉されてクリーニング電圧印加手段52が下側部材38
から切り離されてクリーニング電圧の印加が停止され、
そしてまた上側部材36及び下側部材38の回転が停止
される。
【0023】図示の実施例においては、上側部材36に
転写電圧を印加し下側部材38にクリーニング電圧を印
加しているが、所望ならば、逆に下側部材38に転写電
圧を印加し上側部材36にクリーニング電圧を印加する
こともできる。この場合には、下側部材38ではなくて
上側部材36にブレード部材56及び収容手段58を付
設することができる。また、図3に図示する如く、回転
自在なローラに代えて静止板状部材から下側部材38を
構成し、或いは図4に図示する如く、上側部材36を回
転自在なローラに代えて静止板状部材から構成すること
もできる。図3及び図4に図示する形態においても、上
側部材36と下側部材38との間隔Dは転写部材26の
厚さTよりも小さく設定されていることが重要である。
転写電圧を印加し下側部材38にクリーニング電圧を印
加しているが、所望ならば、逆に下側部材38に転写電
圧を印加し上側部材36にクリーニング電圧を印加する
こともできる。この場合には、下側部材38ではなくて
上側部材36にブレード部材56及び収容手段58を付
設することができる。また、図3に図示する如く、回転
自在なローラに代えて静止板状部材から下側部材38を
構成し、或いは図4に図示する如く、上側部材36を回
転自在なローラに代えて静止板状部材から構成すること
もできる。図3及び図4に図示する形態においても、上
側部材36と下側部材38との間隔Dは転写部材26の
厚さTよりも小さく設定されていることが重要である。
【0024】
【発明の効果】転写手段が改良された本発明の画像生成
機においては、転写用コロナ放電器を使用することな
く、転写されたトナー像に中抜け現象或いは画像塵等を
発生せしめることなく、そしてまた転写部材の特性の変
化にかかわらず安定して、転写部材の表面に充分良好な
トナー像を転写することができる。
機においては、転写用コロナ放電器を使用することな
く、転写されたトナー像に中抜け現象或いは画像塵等を
発生せしめることなく、そしてまた転写部材の特性の変
化にかかわらず安定して、転写部材の表面に充分良好な
トナー像を転写することができる。
【図1】本発明に従って転写手段が改良された画像生成
機の主要構成要素を簡略に示す簡略断面図。
機の主要構成要素を簡略に示す簡略断面図。
【図2】図1に示す画像生成機における転写電圧及びク
リーニング電圧の印加期間を示す線図。
リーニング電圧の印加期間を示す線図。
【図3】転写手段の第一の変形例を示す部分簡略断面
図。
図。
【図4】転写手段に第二の変形例を示す部分簡略断面
図。
図。
2:回転ドラム 4:像形成部材 8:静電潜像形成域 10:現像域 12:転写域 14:クリーニング域 16:一様帯電手段 18:露光手段 20:一様帯電ローラ 22:電圧印加手段 24:現像装置 26:転写部材 28:クリーニング手段 30:案内板 32:案内板 34:転写手段 36:上側部材 38:下側部材 46:制御スイッチ手段 48:転写電圧印加手段 50:制御スイッチ手段 52:クリーニング電圧印加手段 54:検出器 56:ブレード部材 58:収容手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 浩一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 林 重貴 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 久保田 宏 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 吉村 理 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 谷口 進 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 橋詰 昌浩 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 幡手 泰雄 鹿児島県鹿児島市星ケ峰4丁目20番地11号
Claims (8)
- 【請求項1】 静電潜像形成域、現像域及び転写域を順
次に通る搬送経路を通して搬送せしめられる像形成部材
と、該静電潜像形成域において該像形成部材の表面上に
静電潜像を形成するための静電潜像形成手段と、該現像
域において該像形成部材の表面上の静電潜像をトナー像
に現像するための現像手段と、該転写域を通して転写部
材を搬送するための転写部材搬送手段と、該転写域にお
いて該像形成部材の表面上のトナー像を転写部材の表面
上に転写するためのトナー像転写手段とを具備し、該転
写域において転写部材の表面が該像形成部材の表面に接
触せしめられて該像形成部材の表面上のトナー像が転写
部材の表面上に転写される画像形成機において、 該トナー像転写手段は転写部材の搬送方向において該転
写域よりも上流にて相互に協働する上側部材と下側部材
とを含み、該上側部材と該下側部材との少なくとも一方
は転写部材の搬送方向に回転駆動せしめられるローラか
ら構成されており、該上側部材と該下側部材との間隔D
は転写部材の厚さTと実質上同一乃至これより小さく、
該上側部材と該下側部材とは両者間に転写部材をニップ
して搬送し、該上側部材と該下側部材との少なくとも一
方には転写電圧が印加される、ことを特徴とする画像生
成機。 - 【請求項2】 該像形成部材の表面に形成されている静
電潜像の電荷極性と同極性に帯電されたトナーを施すこ
とによって静電潜像がトナー像に現像され、該転写電圧
は該像形成部材の表面に形成されている静電潜像の電荷
極性と逆極性であり、絶対値は300乃至3000Vで
ある、請求項1記載の画像生成機。 - 【請求項3】 該上側部材が該ローラから構成されてお
り、該ローラは導電性ゴムから形成されており、該ロー
ラに該転写電圧が印加される、請求項1又は2記載の画
像生成機。 - 【請求項4】 該下側部材も回転自在なローラから構成
されている、請求項3記載の画像生成機。 - 【請求項5】 該下側部材を構成する該ローラは導電性
材料から形成されており、該上側部材と該下側部材との
間に転写部材が存在しないときに、該下側部材には該転
写電圧と逆極性のクリーニング電圧が印加される、請求
項4記載の画像生成機。 - 【請求項6】 該下側部材に該クリーニング電圧が印加
されるときには該上側部材に該転写電圧が印加されず、
該クリーニング電圧の絶対値は300乃至3000Vで
ある、請求項5記載の画像生成機。 - 【請求項7】 該下側部材の表面に作用するブレード部
材と該ブレード部材の作用によって該下側部材の表面か
ら離脱せしめられた汚染物を収容する収容手段とが該下
側部材に付設されている、請求項5又は6記載の画像生
成機。 - 【請求項8】 該上側部材と該下側部材との双方共回転
自在なローラから構成されており、該上側部材と該下側
部材とは該像形成部材の搬送に対応せしめて回転駆動が
制御されて、該像形成部材の搬送に同期せしめて転写部
材を該転写域を通して搬送せしめる同期ローラ対として
機能せしめられる、請求項1から7までのいずれかに記
載の画像生成機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28412192A JPH06130841A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | トナー像転写手段を備えた画像生成機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28412192A JPH06130841A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | トナー像転写手段を備えた画像生成機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06130841A true JPH06130841A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17674456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28412192A Pending JPH06130841A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | トナー像転写手段を備えた画像生成機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06130841A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998029784A1 (fr) * | 1996-12-27 | 1998-07-09 | Kao Corporation | Procede d'impression, imprimante, imprimes et disque optique |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5927566B2 (ja) * | 1980-07-02 | 1984-07-06 | 日本光電工業株式会社 | 電磁血流計 |
JPH0224683A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-26 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP28412192A patent/JPH06130841A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5927566B2 (ja) * | 1980-07-02 | 1984-07-06 | 日本光電工業株式会社 | 電磁血流計 |
JPH0224683A (ja) * | 1988-07-13 | 1990-01-26 | Canon Inc | 画像形成装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998029784A1 (fr) * | 1996-12-27 | 1998-07-09 | Kao Corporation | Procede d'impression, imprimante, imprimes et disque optique |
US6146805A (en) * | 1996-12-27 | 2000-11-14 | Kao Corporation | Printing method, printer, printed object, and optical disk |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971021 |