JPH0224683A

JPH0224683A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH0224683A
Application number: JP17276588A
Authority: JP
Inventors: Koichi Hiroshima; 康一廣島; Hiroyuki Takeda; 竹田　浩行; Masahiro Goto; 正弘後藤; Takahiro Inoue; 高広井上
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-07-13
Filing date: 1988-07-13
Publication date: 1990-01-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（１）発明の目的（産業上の利用分野）この発明は、静電複写機、同プリンタなど、静電記録プ
ロセスを利用する画像形成装置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題）誘電体材料からなるベルトを走行させ、その表面をコロ
ナ放電器、導電性ローラ、ブラシなどによって帯電させ
て転写部位まで転写材を吸着搬送させるように構成した
画像形成装置がすでに提案されている。

第４図はこのような画像形成装置の一例を示す概略側面
図であって、アースされた駆動ローラ３５と支持ローラ
３４の間に誘電体層３２と導電体層３３とを重畳して形
成した転写ベルト３１を懸架して矢印Ａ方向に走行させ
る。

転写ベルト３１には回転円筒状の感光体３７が当接して
転写ベルト同期走行するものとし、該感光体表面には周
知の仕方でトナー像が静電的に形成されるものとする。

前記転写ベル）３１の誘電体層表面はコロナ放電器３６
によって帯電され、図示左方から転写材Ｐが、前記感光
体３７表面のトナー像とタイミングを合せて、転写ベル
ト３１と、定電圧素子３９を介してアースされている導
電性ローラ３８との間に供給される。

転写材Ｐが導電性ローラ３８と転写ベルト３１の帯電面
をとおって該ベルトに密着するとき帯電面から転写材に
電荷が注入され、このとき転写ベルトの導電体層３３と
転写材Ｐの静電的な吸引作用は、誘電体部３２と転写材
Ｐとの間のクーロン力で行なわれる。

このような構成の公知の装置にあっては、転写ベルト３
１と転写材Ｐとの間の電荷の授受が導電性ローラ３８と
の線接触に依存しているので不充分になりがちで、とく
に高湿項境下では転写材の抵抗が低下するので、電荷の
保持が困難となる。

このために定電圧素子を介して電荷のリークを阻止して
いるが、逆にこのように定電圧素子、ないしは適宜の高
抵抗素子を介在させると、転写材に対する電荷の供給が
不充分になって、充分な吸着作用が得られなくなり画質
の劣化を招来するおそれがある。

本発明はこのような事態に対処すべくなされたものであ
って、転写材へ効率的に電荷の注入し、その後も特段の
付帯機構などを必要とすることなく、転写材を転写ベル
トに強固に密着搬送できるような画像形成装置を提供す
ることを目的とするものである。

（２）発明の構成（課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため、本発明は、走行する感光体と、これに当接
して同期走行する搬送ベルトとをそなえて両者の当接個
所を転写部位に形成した画像形成装置において、転写部
位よりも上流側に、搬送ベルトに当接する導電性ローラ
を、該搬送ベルトの周速とは異なる周速で走行させてな
ることを特徴とするものである。

このように構成することによって、搬送ベルトへの転写
材の吸着を強固にし、確実に転写材を搬送するとともに
、転写ずれのない画像形成装置を得ることができる。

（実施例の説明）第１図は本発明の実施例を示す、転写ベルトを利用する
画像形成装置の要部側面図であって、たとえば、アルミ
ニュームなどの導電性材料によって円筒状に形成された
基体１ａの表面に有機半導体（ｏ　ｐ　ｃ）のような感
光層ｔｂを形成してなる感光体ｌをそなえており、矢印
Ａ方向に回転するものとする。

感光体ｌの周辺には、よく知られているように、その表
面を一様に帯電させる一次帯電器、これに画像情報を付
与して静電潜像を形成する露光部、この潜像にトナーを
供給して顕像化する現像器、残留トナーを除去するため
のクリーニング装置その他山像形成に必要な部材が配設
しであることは云う迄もないがそれらは本発明には直接
関係がないので、すべて省略しである。

前記感光体ｌは、導電性の駆動ローラ３と、支持ローラ
４に懸架された搬送ベルト２に当接して不図示の駆動源
によって矢印Ｂ方向に走行する。

搬送ベルト２は、第３図に示すように、誘電体層２ａ、
接着層２ｂおよび導電体層２Ｃの３層からなっており、
誘電体層２ａは体積抵抗率がｔｏ’ΩＣ１１以上で厚み
が２０〜１５０　ＪＬｌｌの範囲内に、接着層２ｂは厚
みがｌＯ〜５０ルｍの範囲内に。

また、導電体層２Ｃは体積抵抗率がｌＯεΩＣ１ｌ以下
で厚みが５０〜３００　ｐ−ｍの範囲内にそれぞれ設定
されるものとする。

搬送ベルト２には、その裏面導電体層２Ｃに、前記駆動
用導電性ローラ３を介して電源６によってバイアスが印
加されており、同時に除電ブラシ７にも同じ電圧が印加
されている。この除電ブラシ７は、転写後、感光体ｌと
転写材が分離するさい発生する剥離放電によって、図示
の装置の場合負極性の電荷が搬送ベルト２に蓄積されて
その表面電位が低下するのを阻止、安定化するものであ
る。

搬送ベルトを構成する各層は、誘電体層はポリエチレン
、ポリエステル、フッ素樹脂、ポリイミド、ポリエーテ
ルエーテルケトンなど、高絶縁性を有し、押し出しある
いは遠心分離成型でチューブ状の成型が可能であり１表
面の平滑性が優れたものを用いるものとする。また、ポ
リエチレン系、ポリエステル系、ポリオレフィン系の熱
可塑性エラストマーを押し出し成型してもよい。

導電体層２Ｃは、ポリエステル系、ポリオレフィン系ウ
レタン系の熱可塑性エラストマーにカーボンなど低抵抗
物質を分散させて低抵抗化し、導電体の場合と同様に成
型する。また、ウレタン。

シリコン、ＥＰＤＭ、クロロプレンなどの導電性コムを
ベルト状に成型したものを利用することもできる。この
場合における。導電体層の厚みは、０．１−１．０ｍｍ
の範囲に設定する。

前記搬送ベルト２の導電層２Ｃは、表面をシリコンゴム
、ウレタンゴム、ＥＰＤＭなどの導電体とした吸着用導
電ローラ８．定電圧素子８ａを介してアースされており
、また、搬送ベルト２は。

不図示の駆動源で駆動ローラ３をする駆動することによ
って駆動され、前記吸着用導電ローラ８はこれとは異な
る周速で回転するものとする。

このような構成において、転写材Ｐが図示左方、搬送ベ
ルト２と吸着用導電ローラ８の間から供給されると、感
光体ｌと搬送ベルト２とが当接する転写部位において、
周知の画像形成装置におけると同様の仕方で転写が行な
われるわけであるが、これに先立って、転写材が吸着用
導電ローラ８と搬送ベルト２とに挟持されると、これら
の間の電位差と周速差によって搬送ベルト２の表面の極
性とは逆極性の電荷が転写材に注入され、転写材Ｐは′
電荷の注入、摩擦帯電による搬送ベルトへの密着性が大
となって強力に搬送ベルト２に吸着される。

下表に、上記の構成による。吸着用導電ローラ８と搬送
ベルトの周速差と、各場合における吸着力の関係を示す
。

１４０　１４５　　　１５５　　　　仝上上表で周速差
は、（ローフ周速）／（八ｙし１〜周速）Ｘ１００　％で表わした値である。

実験によると、厚み８０ル、目方６４ｇｒ／　ｔｎ’の
転写紙で、巾１５ｃ履　長さ１０ｃ層のものを転写ベル
トに吸着させたとき、ばね秤の測定で水平方向に引いた
場合、６０ｇｒ以上の吸着力が必要であることが判って
いるが、これを基準として上記の表をみると、１０５％
以上の周速差が必要となるが、周速差が１３５％以上に
なるとしわが多くなる傾向となり好ましくない。

これらを勘案すると、吸着、搬送に好適な周速差は１０
５〜１３０％である。

吸着用ローラ８を通過した転写材Ｐは搬送ベルト２に吸
着搬送されて、感光体１が搬送ベルトに当接する転写部
位に至り、周知の仕方で感光体表面のトナー像を受容し
たのち、感光体から分離されてさらに定着装置９に供給
されるものとする。

図示、符号５は、非画像領域、感光体の画像形成用以外
の回転時などに搬送ベルト２に転写付着したトナーを除
去するためのクリーナである。

上記のような構成によって、転写材に移動した電荷が転
写材を搬送ベルトに強固に密着させることになるので、
トナー像を乱すことなく、安定した状態で定着部位に搬
送することができる。

第２図は本発明の他の実施例を示すもので、前記実施例
の装置と対応する部分には同一の符号を付して示してあ
り、それらの構成、作用については、必要のない限り説
明は省略する。

この装置においては、搬送ベルト２０は誘電体からなる
単層構成となっており、ポリエチレン系、ポリエステル
系、フッ素樹脂、ポリイミドなどの樹脂を押し出しある
いは遠心分離成型によりチューブ状に形成したものを使
用することができ、厚みは材料の引張り強度、伸び、比
誘電率などによって異なるが、二軸遠心したポリエステ
ルベルトの場合で、３０〜１２０Ｂｍ、ポリフッ化ビニ
リデンの場合７０〜２００ｇａ＋、ポリイミドの場合３
０〜１２０　ｇｍの範囲内に選定するのがよく、多くの
場合３０〜２００　ｇｍの範囲が好適である。

このような構成にあっては、基準電位面の設定が不可能
であるため、転写材の搬送ベルトへの吸着、てんしゃ、
搬送ベルトの表面電位の安定化が困難になる。

そこで本実施例においては、吸着用電源６によって駆動
用導電ローラ３に＋５００〜＋１０００Ｖ程度の電圧を
印加し、該ローラは搬送ベルト２、吸着用導電ローラ８
．定電圧素子８ａを介してアースしである。

吸着用導電ローラ８は、搬送ベルト２に対して１０５〜
１３０％程度の周速差をもたせ、これらの間の電位差に
よって吸着用電源６と逆極性の電荷を注入して転写材を
搬送ベルトに吸着させるものとする。

その後、転写材は、感光体１と搬送ベルト２とが当接す
る転写部位に至り、この位置で転写用の電源１０によっ
て電極１０ａにかかる＋２〜３ｋＶの転写バイアスによ
り、感光体１と電極１０ａの間に形成される電界の作用
で、感光体表面のトナー像は転写材に転写される。

転写後も転写材Ｐは搬送ベルト２に強固に吸着された状
態で搬送され、アースされた支持ローラ４近傍で曲率分
離して不図示の定着部位に至るものとする。

このような構成となっているから、転写材を確実に搬送
し得るとともに、搬送ベルトの構成が簡単でコストの面
で有利であり、また転写材を分離する個所の曲率をあま
り大きくする要がないので、搬送ベルトの耐久性を増す
ことができる。

（３）発明の詳細な説明したように１本発明によるときは、走行する感光
体とこれに当接して同期走行する搬送ベルトとをそなえ
、両者の出接位置を転写部位に形成した画像形成装置に
おいて、搬送ベルトに、転写材を強固に吸着搬送できる
ので、転写ずれが生ずることを有効に防止でき、良質の
画像を得るに資するところが大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す画像形成装置の構成の要
部側面図。第２図は他の実施例を示す要部側面図、第３図は搬送ベ
ルトの一例を示す一部の拡大断面図、第４図は公知の画像形成装置の構成作用を示す要部側面
図である。１−・・感光体、２．２０・争φ搬送ベルト、３・・拳
ベルト駆動用導電ローラ、４・・中支持ローラ、吸着用
電源、７・―拳除電ブラシ、８會・吸着用導電ローラ、１０・会・転写用電源。弔図第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）走行する感光体と、これに当接して同期走行する
搬送ベルトとをそなえて両者の当接個所を転写部位に形
成した画像形成装置において、転写部位よりも上流側に
、搬送ベルトに当接する導電性ローラを配設し、これを
該搬送ベルトの周速とは異なる周速で走行させてなる画
像形成装置。
（２）搬送ベルトの周速に対する導電性ローラの周速の
割合が、１０５ないし１３０％である特許請求の範囲第
１項記載の画像形成装置。
（３）搬送ベルトが絶縁性材料と導電性材料との重層構
成となっている特許請求の範囲第１項または第２項のい
ずれか記載の画像形成装置。
（４）搬送ベルトが絶縁性材料のみからなっている特許
請求の範囲第１項または第２項のいずれか記載の画像形
成装置。