JPH0613058A - 管形白熱電球 - Google Patents
管形白熱電球Info
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- JPH0613058A JPH0613058A JP4169044A JP16904492A JPH0613058A JP H0613058 A JPH0613058 A JP H0613058A JP 4169044 A JP4169044 A JP 4169044A JP 16904492 A JP16904492 A JP 16904492A JP H0613058 A JPH0613058 A JP H0613058A
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- filaments
- light
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Abstract
(57)【要約】
【目的】バルブ径を小さくし、小形化が可能な管形白熱
電球を提供する。 【構成】直管形バルブ11の両端封止部14、15に第
1、第2のリード線20、21を気密に封着し、上記バ
ルブ内に複数本のフィラメント12、13を直列に接続
してバルブ中心軸上に収容し、これらフィラメントを上
記第1および第2のリード線に接続するとともに、これ
らフィラメント相互を接続した部位に第3のリード線2
4を接続し、この第3のリード線を上記バルブの中間部
から外部に導出し、これら第1ないし第3のリード線を
電源に選択的に接続して上記複数本のフィラメントを選
択的に発光させるようにした。 【作用】バルブに収容された複数本のフィラメントはこ
れらをバルブ中心軸上に収容でき、バルブ径を小さくす
ることができ、小形化が可能になる。
電球を提供する。 【構成】直管形バルブ11の両端封止部14、15に第
1、第2のリード線20、21を気密に封着し、上記バ
ルブ内に複数本のフィラメント12、13を直列に接続
してバルブ中心軸上に収容し、これらフィラメントを上
記第1および第2のリード線に接続するとともに、これ
らフィラメント相互を接続した部位に第3のリード線2
4を接続し、この第3のリード線を上記バルブの中間部
から外部に導出し、これら第1ないし第3のリード線を
電源に選択的に接続して上記複数本のフィラメントを選
択的に発光させるようにした。 【作用】バルブに収容された複数本のフィラメントはこ
れらをバルブ中心軸上に収容でき、バルブ径を小さくす
ることができ、小形化が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直管形バルブに複数本
のフィラメントを収容し、これらフィラメントを電源に
切換えて接続することにより点灯するようにした管形白
熱電球に関する。
のフィラメントを収容し、これらフィラメントを電源に
切換えて接続することにより点灯するようにした管形白
熱電球に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の前照灯などに使用されている白熱
電球、例えばハロゲン電球は、石英ガラスよりなるバル
ブ内に複数本のフィラメントを収容し、これらフィラメ
ントを電源に切換えて接続することにより選択的に点灯
させ、走行ビーム光およびすれ違いビーム光に切換える
ようになっている。
電球、例えばハロゲン電球は、石英ガラスよりなるバル
ブ内に複数本のフィラメントを収容し、これらフィラメ
ントを電源に切換えて接続することにより選択的に点灯
させ、走行ビーム光およびすれ違いビーム光に切換える
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の車両前照灯用白熱電球は、バルブ内に2本のフ
ィラメントを上下または左右に位置をずらせて配置して
あり、これらフィラメント相互の間に所定の間隔を設定
してあるためバルブ径が大きくなる不具合がある。
この種の車両前照灯用白熱電球は、バルブ内に2本のフ
ィラメントを上下または左右に位置をずらせて配置して
あり、これらフィラメント相互の間に所定の間隔を設定
してあるためバルブ径が大きくなる不具合がある。
【0004】また、最近、白熱電球においては、フィラ
メントから放射される熱エネルギーを有効に利用するた
め、バルブの内面または外面に可視光を透過するが赤外
線を反射する光干渉膜を形成したランプが提案されてい
る。このランプは発光に寄与しない赤外線を上記赤外線
反射膜によって反射してフィラメントに戻し、この帰還
された赤外線をフィラメントの発熱に再利用し、よって
省エネルギー点灯を可能にするものである。
メントから放射される熱エネルギーを有効に利用するた
め、バルブの内面または外面に可視光を透過するが赤外
線を反射する光干渉膜を形成したランプが提案されてい
る。このランプは発光に寄与しない赤外線を上記赤外線
反射膜によって反射してフィラメントに戻し、この帰還
された赤外線をフィラメントの発熱に再利用し、よって
省エネルギー点灯を可能にするものである。
【0005】このような赤外線反射膜を設けたランプに
おいては、赤外線反射膜によって反射された赤外線をフ
ィラメントに有効に戻すためには、バルブサイズを極力
小さくし、かつフィラメントがバルブの中心軸上に位置
することが望まれる。しかし、上記従来のように、複数
本のフィラメントを上下または左右に位置をずらせて配
置した場合は、これらフィラメントがバルブの中心軸上
に位置しなくなるから、または少なくとも一方のフィラ
メントはバルブの中心軸上から外れて配置されるように
なるから、赤外線反射膜によって反射された赤外線を有
効に捕まえることができず、効率的な省エネルギー点灯
を実現できない不具合がある。
おいては、赤外線反射膜によって反射された赤外線をフ
ィラメントに有効に戻すためには、バルブサイズを極力
小さくし、かつフィラメントがバルブの中心軸上に位置
することが望まれる。しかし、上記従来のように、複数
本のフィラメントを上下または左右に位置をずらせて配
置した場合は、これらフィラメントがバルブの中心軸上
に位置しなくなるから、または少なくとも一方のフィラ
メントはバルブの中心軸上から外れて配置されるように
なるから、赤外線反射膜によって反射された赤外線を有
効に捕まえることができず、効率的な省エネルギー点灯
を実現できない不具合がある。
【0006】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、バルブ径を小さく
することができ、小形化が可能な管形白熱電球を提供し
ようとするものである。
たもので、その目的とするところは、バルブ径を小さく
することができ、小形化が可能な管形白熱電球を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、直管形バルブの両端を封止するとともに、こ
れら封止部にそれぞれ第1および第2のリード線を気密
に封着し、上記バルブ内に複数本のフィラメントを直列
に接続してバルブ中心軸上に収容し、これら直列に接続
されたフィラメントの端部を上記第1および第2のリー
ド線に接続するとともに、これらフィラメント相互を接
続した部位に第3のリード線を接続し、この第3のリー
ド線を上記バルブの中間部から外部に気密に導出し、こ
れら第1ないし第3のリード線を電源に選択的に接続す
ることにより上記複数本のフィラメントを選択的に発光
させるようにしたことを特徴とする。
するため、直管形バルブの両端を封止するとともに、こ
れら封止部にそれぞれ第1および第2のリード線を気密
に封着し、上記バルブ内に複数本のフィラメントを直列
に接続してバルブ中心軸上に収容し、これら直列に接続
されたフィラメントの端部を上記第1および第2のリー
ド線に接続するとともに、これらフィラメント相互を接
続した部位に第3のリード線を接続し、この第3のリー
ド線を上記バルブの中間部から外部に気密に導出し、こ
れら第1ないし第3のリード線を電源に選択的に接続す
ることにより上記複数本のフィラメントを選択的に発光
させるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、バルブに収容された複数本の
フィラメントはこれらを直列に接続しかつバルブ中心軸
上に収容したので、バルブ径を小さくすることができ、
小形化が可能になる。
フィラメントはこれらを直列に接続しかつバルブ中心軸
上に収容したので、バルブ径を小さくすることができ、
小形化が可能になる。
【0009】しかも、請求項4に記載したように、バル
ブの内面または外面に赤外線反射膜を設けた場合は、赤
外線反射膜によって反射された赤外線がバルブ中心軸上
のフィラメントに効果的に戻されるようになり、省エネ
ルギー点灯が可能になる。
ブの内面または外面に赤外線反射膜を設けた場合は、赤
外線反射膜によって反射された赤外線がバルブ中心軸上
のフィラメントに効果的に戻されるようになり、省エネ
ルギー点灯が可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す一実施例
にもとづき説明する。図面は車両の前照灯に用いられる
管形ハロゲン電球の場合を示し、1は反射鏡、10は管
形ハロゲン電球である。
にもとづき説明する。図面は車両の前照灯に用いられる
管形ハロゲン電球の場合を示し、1は反射鏡、10は管
形ハロゲン電球である。
【0011】反射鏡1は、ガラス、金属、合成樹脂など
により回転2次曲面をなしており、内面が反射面2とな
っている。この反射鏡1の前面は開口されており、この
開口面は図示しない前面ガラスで覆われているととも
に、後面には3個の取付孔3…が形成されている。これ
ら取付け孔3…に対向して給電端子4…が取着されてい
る。上記取付け孔3…には、上記管形ハロゲン白熱電球
10を支持した給電線を兼ねるサポートワイヤ5…が差
し込まれており、これらサポートワイヤ5…は導電性接
着剤6などにより取付け孔3…に固定されているととも
に給電端子4…に接続されている。管形ハロゲン電球1
0は、直管形のバルブ11を有し、このバルブ11内に
2本のフィラメント12および13を収容して構成され
ている。
により回転2次曲面をなしており、内面が反射面2とな
っている。この反射鏡1の前面は開口されており、この
開口面は図示しない前面ガラスで覆われているととも
に、後面には3個の取付孔3…が形成されている。これ
ら取付け孔3…に対向して給電端子4…が取着されてい
る。上記取付け孔3…には、上記管形ハロゲン白熱電球
10を支持した給電線を兼ねるサポートワイヤ5…が差
し込まれており、これらサポートワイヤ5…は導電性接
着剤6などにより取付け孔3…に固定されているととも
に給電端子4…に接続されている。管形ハロゲン電球1
0は、直管形のバルブ11を有し、このバルブ11内に
2本のフィラメント12および13を収容して構成され
ている。
【0012】直管形バルブ11は石英チューブからな
り、両端部に圧潰封止部14、15が形成されていると
ともに、中間部に排気管の圧潰封止部16が形成されて
いる。2本のフィラメント12および13は、例えば走
行用フィラメントとすれ違い用フィラメントであり、こ
れらフィラメント12および13は直線状に直列接続さ
れている。なお、これらフィラメント12および13
は、それぞれを別個にコイリングしておいて相互に連結
してもよく、または予め1本のワイヤにより連続して一
体に形成してもよい。
り、両端部に圧潰封止部14、15が形成されていると
ともに、中間部に排気管の圧潰封止部16が形成されて
いる。2本のフィラメント12および13は、例えば走
行用フィラメントとすれ違い用フィラメントであり、こ
れらフィラメント12および13は直線状に直列接続さ
れている。なお、これらフィラメント12および13
は、それぞれを別個にコイリングしておいて相互に連結
してもよく、または予め1本のワイヤにより連続して一
体に形成してもよい。
【0013】これらフィラメント12、13の相互に反
対側の端部に形成された脚部はそれぞれモリブデンMo
などからなる第1および第2の金属箔導体17、18に
接続されている。これら金属箔導体17、18には、そ
れぞれ第1および第2のリード線20、21が接続され
ている。そして、上記第1および第2の金属箔導体1
7、18はバルブ11の両端部に形成された圧潰封止部
14、15に封着されている。これによりフィラメント
12および13はほぼバルブ11のバルブ中心軸O−O
上に保持されている。
対側の端部に形成された脚部はそれぞれモリブデンMo
などからなる第1および第2の金属箔導体17、18に
接続されている。これら金属箔導体17、18には、そ
れぞれ第1および第2のリード線20、21が接続され
ている。そして、上記第1および第2の金属箔導体1
7、18はバルブ11の両端部に形成された圧潰封止部
14、15に封着されている。これによりフィラメント
12および13はほぼバルブ11のバルブ中心軸O−O
上に保持されている。
【0014】上記走行用フィラメント12とすれ違い用
フィラメント13を相互に接続する接続部位19には、
接続線22が溶接などの手段で接続されている。この接
続線22は第3の金属箔導体23を介して第3のリード
線24に接続されている。上記第3の金属箔導体23
は、上記バルブ11の中間部に形成した排気管の圧潰封
止部16に封着されており、よって第3のリード線24
はこの中間部の圧潰封止部16から外部に導出されてい
る。
フィラメント13を相互に接続する接続部位19には、
接続線22が溶接などの手段で接続されている。この接
続線22は第3の金属箔導体23を介して第3のリード
線24に接続されている。上記第3の金属箔導体23
は、上記バルブ11の中間部に形成した排気管の圧潰封
止部16に封着されており、よって第3のリード線24
はこの中間部の圧潰封止部16から外部に導出されてい
る。
【0015】上記第1のリード線20は直接、反射鏡1
の取付け孔3に導電性接着剤6によって固定されている
とともに、第2のリード線21および第3のリード線2
4には、前記した給電線兼用のサポートワイヤ5…が溶
接されており、これらサポートワイヤ5…は反射鏡1の
取付け孔3…に導電性接着剤6によって固定されてい
る。したがって、管形ハロゲン電球10は、第1のリー
ド線20およびサポートワイヤ5…により反射鏡1の所
定の位置に支持されている。
の取付け孔3に導電性接着剤6によって固定されている
とともに、第2のリード線21および第3のリード線2
4には、前記した給電線兼用のサポートワイヤ5…が溶
接されており、これらサポートワイヤ5…は反射鏡1の
取付け孔3…に導電性接着剤6によって固定されてい
る。したがって、管形ハロゲン電球10は、第1のリー
ド線20およびサポートワイヤ5…により反射鏡1の所
定の位置に支持されている。
【0016】上記バルブ11の内面または外面(外面の
場合が多い)には、図3の(a)に示すように、有効発
光面の全面に亘り可視光透過赤外線反射膜30が形成さ
れている。この赤外線反射膜30は、高屈折率の金属酸
化膜と低屈折率の金属酸化膜とを交互に多層積層して構
成した光干渉膜であり、フィラメント12、13から放
射された可視光を透過するが、赤外線を反射する作用を
有する。
場合が多い)には、図3の(a)に示すように、有効発
光面の全面に亘り可視光透過赤外線反射膜30が形成さ
れている。この赤外線反射膜30は、高屈折率の金属酸
化膜と低屈折率の金属酸化膜とを交互に多層積層して構
成した光干渉膜であり、フィラメント12、13から放
射された可視光を透過するが、赤外線を反射する作用を
有する。
【0017】また、上記バルブ11の外面には、金属酸
化膜、または上記と同じく多層膜よりなる光干渉膜(但
し、成分や積層数は赤外線反射膜30の場合と異なる)
などからなる遮光膜31が形成されている。この遮光膜
31は、バルブ11におけるすれ違い用フィラメント1
3と対向する領域であり、かつ図3の(b)に示すよう
に、その下半分の範囲に形成されているものである。
化膜、または上記と同じく多層膜よりなる光干渉膜(但
し、成分や積層数は赤外線反射膜30の場合と異なる)
などからなる遮光膜31が形成されている。この遮光膜
31は、バルブ11におけるすれ違い用フィラメント1
3と対向する領域であり、かつ図3の(b)に示すよう
に、その下半分の範囲に形成されているものである。
【0018】なお、上記の構成においては、バルブ11
を機械的に支持するトワイヤとしては、第2のリード線
21に接続されるサポートワイヤ5と、第1のリード線
20とを使用し、第3のリード線24に接続される他の
ワイヤ5にてバルブ11を機械的に支持しないようにす
ることが望ましい。すなわち、バルブ11の途中に設け
た封止部16は、バルブ11の端部に形成した封止部1
4、15に比べて機械的強度が低いので第3のリード線
24に接続されたワイヤ5にバルブ11の荷重を掛ける
と封止部16が破損する心配がある。よって、第3のリ
ード線24に接続されたワイヤ5は、他のワイヤ20や
5に比べて弾性変形し易いもの、線径の細いものなどが
望ましい。このような構成の管形ハロゲン電球10を製
造する方法について、図4にもとづき説明する。
を機械的に支持するトワイヤとしては、第2のリード線
21に接続されるサポートワイヤ5と、第1のリード線
20とを使用し、第3のリード線24に接続される他の
ワイヤ5にてバルブ11を機械的に支持しないようにす
ることが望ましい。すなわち、バルブ11の途中に設け
た封止部16は、バルブ11の端部に形成した封止部1
4、15に比べて機械的強度が低いので第3のリード線
24に接続されたワイヤ5にバルブ11の荷重を掛ける
と封止部16が破損する心配がある。よって、第3のリ
ード線24に接続されたワイヤ5は、他のワイヤ20や
5に比べて弾性変形し易いもの、線径の細いものなどが
望ましい。このような構成の管形ハロゲン電球10を製
造する方法について、図4にもとづき説明する。
【0019】図4の(a)は、組付け前の分解図であ
り、バルブ11は石英ガラスの直管形チューブの状態で
あり、中間部位に石英ガラスの細管からなる排気管41
を接合してある。
り、バルブ11は石英ガラスの直管形チューブの状態で
あり、中間部位に石英ガラスの細管からなる排気管41
を接合してある。
【0020】また、このようなバルブ11に収容される
マウント40は予め、フィラメント12、13の端部に
第1および第2の金属箔導体17、18を接続し、これ
ら金属箔導体17、18にそれぞれ第1および第2のリ
ード線20、21を接続し、かつこれらフィラメント1
2、13相互を接続する接続部位19に接続線22を接
続してあり、この接続線22に第3の金属箔導体23を
介して第3のリード線24を接続してある。
マウント40は予め、フィラメント12、13の端部に
第1および第2の金属箔導体17、18を接続し、これ
ら金属箔導体17、18にそれぞれ第1および第2のリ
ード線20、21を接続し、かつこれらフィラメント1
2、13相互を接続する接続部位19に接続線22を接
続してあり、この接続線22に第3の金属箔導体23を
介して第3のリード線24を接続してある。
【0021】このようなマウント40は、図4の(b)
に示すように、バルブ11の他端開口よりバルブ11内
に導入される。この場合、マウント40における一端側
のリード線20をバルブ11の他端開口からバルブ11
内に導びき、この一端側リード線20を矢印で示すよう
に、バルブ11の一端開口から引き出す。この時、フィ
ラメント12、13間の接続部位19に接続された接続
線22、第3の金属箔導体23および第3のリード線2
4は、バルブ11の軸線方向に対して傾いた状態でバル
ブ11の内面に沿って引き摺られる。そして、マウント
40の一端側リード線20を、所定の位置を越えてさら
にバルブ11の一端側(矢印の方向)へ引くと、バルブ
11の内面に沿って摺動していた第3のリード線24
が、排気管41の内端部開口に落ち込むようになる。こ
の状態でマウント40を矢印方向とは逆方向に移動させ
て所定の位置に移動させると、接続線22、第3の金属
箔導体23および第3のリード線24が図4(c)に示
す通り、排気管41に挿通される。この状態で、公知の
方法でバルブ11の端部を圧潰封止し、これら封止部1
4、15に金属箔導体17、18を封着する。
に示すように、バルブ11の他端開口よりバルブ11内
に導入される。この場合、マウント40における一端側
のリード線20をバルブ11の他端開口からバルブ11
内に導びき、この一端側リード線20を矢印で示すよう
に、バルブ11の一端開口から引き出す。この時、フィ
ラメント12、13間の接続部位19に接続された接続
線22、第3の金属箔導体23および第3のリード線2
4は、バルブ11の軸線方向に対して傾いた状態でバル
ブ11の内面に沿って引き摺られる。そして、マウント
40の一端側リード線20を、所定の位置を越えてさら
にバルブ11の一端側(矢印の方向)へ引くと、バルブ
11の内面に沿って摺動していた第3のリード線24
が、排気管41の内端部開口に落ち込むようになる。こ
の状態でマウント40を矢印方向とは逆方向に移動させ
て所定の位置に移動させると、接続線22、第3の金属
箔導体23および第3のリード線24が図4(c)に示
す通り、排気管41に挿通される。この状態で、公知の
方法でバルブ11の端部を圧潰封止し、これら封止部1
4、15に金属箔導体17、18を封着する。
【0022】次に、バルブ11の中間部の排気管41を
通じてバルブ11内を排気し、この排気管41を通じて
バルブ11内にハロゲンガスを所定圧封入する。この状
態で排気管41を加熱軟化して圧潰封止および封止切り
する。この圧潰封止により、この封止部16に第3の金
属箔導体23が封着される。このようにして製造された
ランプの外面に、図3に示す赤外線反射膜30および遮
光膜31を形成すれば、ハロゲン電球が完成する。
通じてバルブ11内を排気し、この排気管41を通じて
バルブ11内にハロゲンガスを所定圧封入する。この状
態で排気管41を加熱軟化して圧潰封止および封止切り
する。この圧潰封止により、この封止部16に第3の金
属箔導体23が封着される。このようにして製造された
ランプの外面に、図3に示す赤外線反射膜30および遮
光膜31を形成すれば、ハロゲン電球が完成する。
【0023】このような構成の管形ハロゲン電球1は、
給電端子4…を選択的に電源に接続することにより、点
灯するフィラメントを選択することができる。つまり、
バルブ11の一端の第1のリード線20と中間部から導
出された第3のリード線24との間に通電すると、走行
用フィラメント12が点灯し、またバルブ11の他端の
第2のリード線21と上記中間部から導出された第3の
リード線24との間に通電すると、すれ違い用フィラメ
ント13が点灯する。したがって、車両の走行状態に応
じてフィラメントを切換え使用することができ、これに
よりこれらフィラメント12、13から放射された光が
反射鏡1によって反射されて走行ビーム光およびすれ違
いビーム光を照射することができる。
給電端子4…を選択的に電源に接続することにより、点
灯するフィラメントを選択することができる。つまり、
バルブ11の一端の第1のリード線20と中間部から導
出された第3のリード線24との間に通電すると、走行
用フィラメント12が点灯し、またバルブ11の他端の
第2のリード線21と上記中間部から導出された第3の
リード線24との間に通電すると、すれ違い用フィラメ
ント13が点灯する。したがって、車両の走行状態に応
じてフィラメントを切換え使用することができ、これに
よりこれらフィラメント12、13から放射された光が
反射鏡1によって反射されて走行ビーム光およびすれ違
いビーム光を照射することができる。
【0024】このようなランプにおいては、2個のフィ
ラメント12、13を直線状に並べてバルブ11の中心
軸O−O上に配置したから、フィラメントを上下や左右
に位置をずらせて配置する場合に比べて、バルブ11の
径を小さくすることができる。よって、ランプ1の小形
化が可能になる。
ラメント12、13を直線状に並べてバルブ11の中心
軸O−O上に配置したから、フィラメントを上下や左右
に位置をずらせて配置する場合に比べて、バルブ11の
径を小さくすることができる。よって、ランプ1の小形
化が可能になる。
【0025】また、上記ランプ1は、バルブ11の外面
に赤外線反射膜30を形成してあるから、各フィラメン
ト12、13から放出された可視光を透過するが、赤外
線を反射する。この反射された赤外線はバルブ11の中
心に向けて、つまり求心方向に戻り、フィラメント1
2、13に帰還される。よって、フィラメント12、1
3は、上記反射された赤外線により加熱されることにな
り、発熱のために外部から導入する電気エネルギーを低
減することができ、省電力点灯が可能になる。この場
合、各フィラメント12、13はバルブ11の中心軸O
−O上に配置されているから、赤外線反射膜30により
反射された赤外線に帰還位置、つまり求心方向に一致
し、よってフィラメント12、13で赤外線を確実に捕
捉することができる。
に赤外線反射膜30を形成してあるから、各フィラメン
ト12、13から放出された可視光を透過するが、赤外
線を反射する。この反射された赤外線はバルブ11の中
心に向けて、つまり求心方向に戻り、フィラメント1
2、13に帰還される。よって、フィラメント12、1
3は、上記反射された赤外線により加熱されることにな
り、発熱のために外部から導入する電気エネルギーを低
減することができ、省電力点灯が可能になる。この場
合、各フィラメント12、13はバルブ11の中心軸O
−O上に配置されているから、赤外線反射膜30により
反射された赤外線に帰還位置、つまり求心方向に一致
し、よってフィラメント12、13で赤外線を確実に捕
捉することができる。
【0026】なお、遮光膜31はすれ違いビーム光の配
光を規制するもので、フィラメント13から放射される
放射光の一部を遮断し、配光特性を規格に合わせて対向
車に対する防眩のための光制御をなすものである。な
お、本発明は上記実施例に制約されるものではない。す
なわち、上記実施例では車両の前照灯用ハロゲン電球に
ついて説明したが、本発明は使用分野について特に限定
されるものではない。また、バルブにハロゲンを封入し
たハロゲン電球に限るものでもない。
光を規制するもので、フィラメント13から放射される
放射光の一部を遮断し、配光特性を規格に合わせて対向
車に対する防眩のための光制御をなすものである。な
お、本発明は上記実施例に制約されるものではない。す
なわち、上記実施例では車両の前照灯用ハロゲン電球に
ついて説明したが、本発明は使用分野について特に限定
されるものではない。また、バルブにハロゲンを封入し
たハロゲン電球に限るものでもない。
【0027】さらにまた、車両の前照灯の場合、フォグ
ランプなどで知られている通り、照射光の色を黄色に規
制する場合があるが、前記赤外線反射膜30に代わっ
て、所定の波長のみを選択して透過させる光干渉膜であ
ってもよい。このような光干渉膜は、高屈折率の金属酸
化膜と低屈折率の金属酸化膜とを交互に多層積層して構
成し、酸化膜の材質や積層数により透過させる光の波長
を変更することができる。
ランプなどで知られている通り、照射光の色を黄色に規
制する場合があるが、前記赤外線反射膜30に代わっ
て、所定の波長のみを選択して透過させる光干渉膜であ
ってもよい。このような光干渉膜は、高屈折率の金属酸
化膜と低屈折率の金属酸化膜とを交互に多層積層して構
成し、酸化膜の材質や積層数により透過させる光の波長
を変更することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、バル
ブに収容された複数本のフィラメントはこれらを直列に
接続しかつバルブ中心軸上に収容できるので、バルブ径
を小さくすることができ、小形化が可能になる。
ブに収容された複数本のフィラメントはこれらを直列に
接続しかつバルブ中心軸上に収容できるので、バルブ径
を小さくすることができ、小形化が可能になる。
【図1】本発明の一実施例を示し、管形ハロゲン電球を
反射鏡に組付けて車両の前照灯を構成した断面図。
反射鏡に組付けて車両の前照灯を構成した断面図。
【図2】同実施例における管形ハロゲン電球の斜視図。
【図3】管形ハロゲン電球の断面図であり、(a)は図
1のA−Aに沿う断面図、(bは)は図1のB−Bに沿
う断面図。
1のA−Aに沿う断面図、(bは)は図1のB−Bに沿
う断面図。
【図4】同実施例におけるハロゲン電球の製造方法を示
し、(a)〜(c)はマウントをバルブに組付ける工程
を順に示す説明図。
し、(a)〜(c)はマウントをバルブに組付ける工程
を順に示す説明図。
1…反射鏡、10…管形ハロゲン電球、11…バルブ、
12、13…フィラメント、14、15、16…圧潰封
止部、17、18、23…金属箔導体、20、21、2
4…リード線、30…赤外線反射膜、31…遮光膜。
12、13…フィラメント、14、15、16…圧潰封
止部、17、18、23…金属箔導体、20、21、2
4…リード線、30…赤外線反射膜、31…遮光膜。
Claims (5)
- 【請求項1】 直管形バルブの両端を封止するととも
に、これら封止部にそれぞれ第1および第2のリード線
を気密に封着し、上記バルブ内に、複数本のフィラメン
トを直列に接続してバルブ中心軸上に収容し、これら直
列に接続されたフィラメントの端部を上記第1および第
2のリード線に接続するとともに、これらフィラメント
相互を接続した部位に第3のリード線を接続し、この第
3のリード線を上記バルブの中間部から外部に気密に導
出し、これら第1ないし第3のリード線を電源に選択的
に接続することにより上記複数本のフィラメントを選択
的に発光させるようにしたことを特徴とする管形白熱電
球。 - 【請求項2】 上記第1および第2のリード線は、それ
ぞれ封止部に封着された金属箔導体を介してフィラメン
トに接続するとともに、第3のリード線は、他の金属箔
導体を介してフィラメント相互の接続部位に接続し、こ
の他の金属箔導体をバルブの中間部に形成した圧潰封止
部に封着してあることを特徴とする請求項1に記載の管
形白熱電球。 - 【請求項3】 上記バルブの内面または外面には、特定
波長の光を透過させる光干渉膜を形成したことを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の管形白熱電球。 - 【請求項4】 上記光干渉膜は、可視光を透過し赤外線
を反射する膜であることを特徴とする請求項3に記載の
管形白熱電球。 - 【請求項5】 上記電球は車両の前照灯として使用さ
れ、上記バルブの外面には一部に、配光を制御するため
の遮光膜を形成したことを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の管形白熱電球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4169044A JPH0613058A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 管形白熱電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4169044A JPH0613058A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 管形白熱電球 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613058A true JPH0613058A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15879284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4169044A Pending JPH0613058A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 管形白熱電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613058A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011009043A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Ushio Inc | フィラメントランプ |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP4169044A patent/JPH0613058A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011009043A (ja) * | 2009-06-25 | 2011-01-13 | Ushio Inc | フィラメントランプ |
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