JPH06130576A - 放射線増感紙 - Google Patents

放射線増感紙

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JPH06130576A
JPH06130576A JP30649292A JP30649292A JPH06130576A JP H06130576 A JPH06130576 A JP H06130576A JP 30649292 A JP30649292 A JP 30649292A JP 30649292 A JP30649292 A JP 30649292A JP H06130576 A JPH06130576 A JP H06130576A
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JP
Japan
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phosphor
intensifying screen
phosphor layer
layer
ray
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JP30649292A
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English (en)
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Akio Umemoto
明夫 梅本
Yujiro Suzuki
優二郎 鈴木
Hideo Suzuki
秀雄 鈴木
Masaaki Nakamura
正明 中村
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Kasei Optonix Ltd
Original Assignee
Kasei Optonix Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持体と、該支持体上に順次積層された複数
の蛍光体層とを有する放射線増感紙であって、該複数の
蛍光体層がそれぞれ異なる蛍光体からなり、且つ、より
最表面(発光を取り出す最表面)側に配置された蛍光体
層に使用される蛍光体ほど該蛍光体のX線吸収率が大で
ある放射線増感紙。 【効果】 本発明の増感紙は従来の増感紙と比較して感
度及び鮮鋭度を高めることができ著しく有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線増感紙(以下
「増感紙」と略称する)に関する。さらに詳しくは、複
数の蛍光体層を有する増感紙に於いて、X線吸収率の異
なる蛍光体の配列を最適化した鮮鋭度の良好な増感紙に
関する。
【0002】
【従来の技術】増感紙は例えば医療診断を目的とするX
線写真撮影等の医療用放射線撮影や物質の非破壊検査を
目的とする工業用放射線撮影等の分野において、撮影系
の感度を向上させるためにX線フィルムに密着して使用
されている。
【0003】特に、放射線診断においては精密な診断の
ため、増感紙の一層の鮮鋭度の改善が求められており、
そのために、種々の改良が検討、実施されている。その
なかで、異種蛍光体又は着色度、粒度等の異なる蛍光体
からなる複数の蛍光体層を組み合わせた増感紙について
従来からその有効性が検討されているが、より一層の画
質改善が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は増感紙の
写真特性を向上させるために、複数の蛍光体層を有す増
感紙について、各蛍光体層の構成、配置等の諸特性を種
々検討してきた。その結果、各蛍光体層の蛍光体の種類
及びそれらの蛍光体層の配列と感度、鮮鋭度との間に相
関があり、この相関は、各層の蛍光体層に用いられる蛍
光体のX線吸収率の大きさに起因していることを見出し
た。
【0005】本発明の目的は、特に鮮鋭度の向上した増
感紙を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の増感紙は、支持
体と、該支持体上に順次積層された複数の蛍光体層とを
有する放射線増感紙であって、該複数の蛍光体層がそれ
ぞれ異なる蛍光体からなり、且つ、より最表面(発光を
取り出す最表面)側に配置された蛍光体層に使用される
蛍光体ほど該蛍光体のX線吸収率が大であることを特徴
とする。
【0007】なお、本明細書においてX線吸収率とは、
水10cmを透過した100kVのX線を、50mg/cm
2 の蛍光体塗布重量で塗布し、形成された各蛍光体層に
照射した時の、該蛍光体層により吸収される割合(百分
率)により表される値とする。
【0008】本発明の増感紙においては、より最表面側
に配置された蛍光体層に使用される蛍光体ほど該蛍光体
のX線吸収率が大であることにより鮮鋭度が改善され、
最表面に配置された蛍光体層中の蛍光体のX線吸収率が
支持体に隣接する蛍光体層中の蛍光体のX線吸収率の
1.2倍以上である場合に鮮鋭度が顕著に改善されるの
で好ましい。
【0009】本発明の増感紙に用いられるX線用蛍光体
としては、Gd2O2S:Tb 、Y2O2S:Tb、,(Gd,Y)2O2S:Tb、(G
d,Y)2O2S:Tb:Tm、La2O2S:Tb 、CaWO4 、CdWO4 、BaSO4:
Pb、ZnS:Ag、BaFCl:Eu、LaOBr:Tm、LaOBr:Tb、GdTaO4:T
b 、Gd2O3・Ta2O5・B2O3:Tb 、YTaO4 、YTaO4:Tm、YTaO4:
Nb、HfO2:Ti 、HfP2O7:Cu のような、X線の励起により
発光する蛍光体であればいずれも使用することができ
る。但し、最表面に配置される蛍光体層中の蛍光体とし
てはX線吸収率が大であるLa2O2S:Tb 、Gd2O2S:Tb 、Gd
TaO4:Tb 、Gd2O3・Ta2O5・B2O3:Tb 、YTaO4 、YTaO4:Tm、
YTaO4:Nb、CdWO4、HfO2:Ti 、HfP2O7:Cu 、(Gd,Y)2O2S:
Tb 及び(Gd,Y)2O2S:Tb:Tm等の使用が望ましく、特に、
オルソシステムにおいて、さらに望ましい蛍光体として
は、GdTaO4:Tb 及びGd2O3・Ta2O5・B2O3:Tb 蛍光体であ
る。これらの蛍光体は単独で用いても、混合して用いて
も良く、混合して用いる場合は、混合体としてのX線吸
収率の大きさにより、蛍光体層の配置を決定する。
【0010】本発明の増感紙において、複数の蛍光体層
の合計蛍光体塗布重量(塗布後、乾燥させたときの蛍光
体の単位面積あたりの重量)は、実用的な写真感度と鮮
鋭度を維持するため、一般に30ないし200mg/cm2
とするのが望ましい。塗布重量が30mg/cm2 を下回る
と写真感度が低下し、また200mg/cm2 を上回ると、
感度は飽和して上昇しないのにたいし、逆に鮮鋭度が低
下する傾向にある。
【0011】本発明の増感紙は各種蛍光体を単独又は2
種以上混合した塗布液を、使用する蛍光体のX線吸収率
の大小に応じて所定の順序で順次塗り重ねた後に乾燥さ
せ蛍光体層を形成する他は、従来の増感紙に準じて製造
される。尚、蛍光体層の層数は少なくとも2層であり、
3層又はそれ以上であっても良く、これらをフロント、
バックの対として使用する場合は、フロント側増感紙の
層数がバック側増感紙の層数と同一である必要はない。
【0012】一般的な従来の増感紙の製造方法として、
蛍光体を結合剤とともに適当量混合し、さらにこれに有
機溶剤を加えて適当な粘度の蛍光体塗布液を調製し、こ
の塗布液をナイフコーターやロールコーター等によって
支持体上に塗布し、乾燥して蛍光体層を形成する。な
お、増感紙の中には蛍光体層と支持体との間に光反射
層、光吸収層あるいは金属箔層を有する構造のものがあ
り、その場合には予め支持体上に光反射層、光吸収層あ
るいは金属箔層を設けておき、この上に前記蛍光体塗布
液を塗布、乾燥することにより蛍光体層を形成する。
【0013】前記結合剤としては、硝化綿、酢酸セルロ
ース、エチルセルロース、ポリビニルブチラール、線状
ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニリデン−塩化
ビニルコポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマ
ー、ポリアルキル−( メタ)アクリレート、ポリカーボ
ネート、ポリウレタン、セルロースアセテートブチレー
ト、ポリビニルアルコール、ゼラチン、デキストリン等
のポリサッカライド、アラビアゴムなど、従来より増感
紙の結合剤として知られているものであれば特に制限は
ない。
【0014】また、蛍光体塗布液の調製に使われる有機
溶剤としては、例えばエタノール、メチルエチルエーテ
ル、酢酸ブチル、エチルエーテル、キシレンなどがあ
る。なお、蛍光体塗布液には必要に応じてフタル酸、ス
テアリン酸などの分散剤や燐酸トリフェニル、フタル酸
ジエチルなどの可塑剤が添加される。
【0015】上述したようにして形成した蛍光体層の上
には、さらに必要に応じて保護膜が形成される。保護膜
の形成には、酢酸セルロース、ニトロセルロース、セル
ロースアセテートブチレート等のセルロース誘導体、ポ
リ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニ
ルコポリマー、ポリカーボネート、ポリビニルブチラー
ル、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルホルマー
ル、ポリウレタンなどの樹脂を溶剤に溶解させて適当な
粘度の保護膜塗布液を調製し、これを先に形成した蛍光
体層上に塗布乾燥するか、あるいは予め成形された保護
膜、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミドなどの透明フィル
ムを蛍光体層上にラミネートすることにより保護膜を形
成する。
【0016】本発明の増感紙に使用される支持体として
は、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酢酸酪
酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポ
リアミド、ポリイミド、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリ
マー、ポリカーボネートなどの樹脂をフィルム状に成形
したもの、バライタ紙、レジンコート紙、通常の紙、ア
ルミニウム合金箔などが用いられる。なお、本発明の増
感紙の支持体として上述のようなプラスチックフィルム
または紙を使用する場合は、これらにカーボンブラック
などの光吸収物質または二酸化チタン、炭酸カルシウム
などの光反射性物質を練り込むなどしてこれらを予め混
入させておいてもよい。
【0017】本発明の増感紙は上述した製造方法以外の
方法によっても製造可能である。すなわち、予め平滑な
基板上に保護膜を形成しておき、その上に蛍光体層を形
成したのち、これを保護膜とともに該基板から剥離し、
改めて蛍光体層上に支持体を接着する方法である。
【0018】
【実施例】次に実施例により本発明を説明するが本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。
【0019】実施例1 〜4 表1に示す蛍光体8重量部に対し、硝化綿( 結合剤) 1
重量部および有機溶剤を混合し、蛍光体塗布液を調製し
た。初めに、CaWO4 蛍光体塗布液を、表面にカーボンブ
ラック光吸収層を有するポリエチレンテレフタレート支
持体上に乾燥後の蛍光体塗布重量が表2に記載した量と
なるようにナイフコーターを用いて均一に塗布し、引き
続いてGd2O2S:Tb 蛍光体塗布液を同様に表2に記載した
量となるように塗布し、乾燥させて蛍光体層を形成し
た。次いで、この蛍光体層の表面に酢酸セルロースを溶
剤に溶かして得られた保護膜塗布液を、乾燥後の膜厚が
およそ9μmとなるように均一に塗布、乾燥し、透明保
護膜を形成し、実施例1の増感紙を得た。
【0020】また、乾燥後の各蛍光体塗布重量が表3に
記載した量となるように、酸化チタン光反射層を有する
ポリエチレンテレフタレート支持体上に、Y2O2S:Tb蛍光
体塗膜を形成し、次いでその上に、同じくGdTaO4:Tb 蛍
光体を塗布する以外は実施例1の増感紙と同様にして実
施例2の増感紙を作製した。
【0021】更に、乾燥後の各蛍光体塗布重量がほぼ表
4に記載した量となるように、支持体上に順次、Y2O2S:
Tb蛍光体、BaFCl:Eu蛍光体およびGdTaO4:Tb 蛍光体を塗
り重ねた以外は実施例2の増感紙と同様にして実施例3
の増感紙を作製した。
【0022】更に、乾燥後の各蛍光体塗布重量が表5に
記載した量となるように、支持体上に順次、La2O2S:Tb
蛍光体及びGdTaO4:Tb 蛍光体を塗り重ねた以外は実施例
2の増感紙と同様にして実施例4の増感紙を作製した。
【0023】比較例A〜F 一方、比較のため,CaWO4 蛍光体及びGd2O2S:Tb 蛍光体
を1:1で混合して表2に記載の塗布重量で塗布し、支
持体上に単層蛍光体層を形成した以外は実施例1の増感
紙と同様にして、比較例Aの増感紙を作製した。又、同
じく、表2に記載した塗布重量で支持体上に順次、Gd2O
2S:Tb 蛍光体、 CaWO4蛍光体を塗り重ねた以外は前記実
施例1の増感紙と同様にして比較例Bの増感紙を作製し
た。
【0024】更に、Y2O2S:Tb蛍光体及びGdTaO4:Tb 蛍光
体を1:1で混合して表3に記載の塗布重量で塗布し単
層蛍光体層を形成した以外は実施例2の増感紙と同様に
して比較例Cの増感紙を作製した。又、支持体上に表3
に記載の塗布重量で順次塗布し、GdTaO4: Tb蛍光体およ
びY2O2S:Tb蛍光体を塗り重ねた以外は実施例2の増感紙
と同様にして比較例Dの増感紙を作製した。
【0025】更に、Y2O2S:Tb、BaFCl:EuおよびGdTaO4:T
b 蛍光体を1:1:1で混合して表4に記載の塗布重量
で塗布し単層蛍光体層を形成した以外は実施例3の増感
紙と同様にして比較例Eの増感紙を作製した。
【0026】更に、La2O2S:Tb 蛍光体及びGdTaO4:Tb 蛍
光体を1:1で混合して表5に記載の塗布重量で塗布し
単層蛍光体層を形成した以外は実施例4の増感紙と同様
にして比較例Fの増感紙を作製した。
【0027】表1に、使用した蛍光体とその蛍光体のX
線吸収率を示す。また、上述したようにして作製された
各増感紙の相対写真感度、相対鮮鋭度(MTF値の相対
値)をレギュラ−タイプのX線フィルムを用いて測定し
た結果を表2に、オルソタイプのX線フィルムを用いて
測定した結果を表3、表4及び表5に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】実施例1と比較例Aとの比較、および実施
例2と比較例Cとの比較からわかるように、2種類の蛍
光体の混合物を用いた単層の蛍光体層からなる従来の増
感紙に比べて、それぞれが単一の蛍光体からなる各蛍光
体層を、表面側に配置された蛍光体層中の蛍光体のX線
吸収率が支持体側に配置された蛍光体層中の蛍光体のX
線吸収率より大きくなるように積層して作製された実施
例の増感紙は、感度、鮮鋭度ともに高かった。
【0034】一方、支持体側に配置された蛍光体層中の
蛍光体のX線吸収率の方が、表面側に配置された蛍光体
層中の蛍光体のX線吸収率より大となるように配列した
比較例B及びDの増感紙は、逆に従来の増感紙である比
較例A及びCの増感紙に比べて感度、鮮鋭度ともに低か
った。
【0035】また、増感紙の蛍光体層を三層構造とした
実施例3と比較例Eとを比較すると、3種類の蛍光体の
混合物を用いた単層の蛍光体層からなる増感紙に比べて
それぞれが単一の蛍光体からなる各蛍光体層を、表面側
に配された蛍光体層中の蛍光体のX線吸収率が支持体側
に配された蛍光体層中の蛍光体のX線吸収率より大きく
なるように積層した実施例3の増感紙の方が感度、鮮鋭
度ともに高かった。
【0036】なお、蛍光体層を三層以上の多層構造とす
る場合は、実施例3の増感紙のように各蛍光体層は、支
持体側から表面側に向かってそれぞれの蛍光体層を構成
する蛍光体のX線吸収率が次第に大きくなるよう、使用
される蛍光体のX線吸収率に関して傾斜を持たせて配列
した時、得られる増感紙の鮮鋭度をより向上させ得る点
でより好ましい。
【0037】さらに、実施例4と比較例Fとの比較から
わかるように、表面側に配置された蛍光体層中の蛍光体
のX線吸収率が支持体側に配された蛍光体層中の蛍光体
のX線吸収率より多少大きくなるように積層して作製さ
れた実施例の増感紙は、感度、鮮鋭度ともに多少は上昇
するが、顕著ではない。従って、表面側に配された蛍光
体層中の蛍光体のX線吸収率は、支持体側に配された蛍
光体層中の蛍光体のX線吸収率よりおよそ1.2倍以上
に大きくなるように配置されるべきである。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の増感紙は
従来の増感紙と比較して、感度及び鮮鋭度を高めること
ができ著しく有効である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は増感紙の
写真特性を向上させるために、複数の蛍光体層を有す
増感紙について、各蛍光体層の構成、配置等の諸特性を
種々検討してきた。その結果、各蛍光体層の蛍光体の種
類及びそれらの蛍光体層の配列と感度、鮮鋭度との間に
相関があり、この相関は、各層の蛍光体層に用いられる
蛍光体のX線吸収率の大きさに起因していることを見出
した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】なお、本明細書においてX線吸収率とは、
水10cmを透過した管電圧100kVのX線を、50
mg/cm2 の蛍光体塗布重量で塗布し、形成された各蛍光
体層に照射した時の、該蛍光体層により吸収される割合
(百分率)により表される値とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】実施例1 〜4 表1に示す蛍光体8重量部に対し、硝化綿( 結合剤)
1重量部および有機溶剤をそれぞれ混合し、6種類の
光体塗布液を調製した。初めに、CaWO4 蛍光体塗布液
を、表面にカーボンブラック光吸収層を有するポリエチ
レンテレフタレート支持体上に乾燥後の蛍光体塗布重量
が表2に記載した量となるようにナイフコーターを用い
て均一に塗布し、引き続いてGd2O2S:Tb 蛍光体塗布液を
同様に表2に記載した量となるように塗布し、乾燥させ
て蛍光体層を形成した。次いで、この蛍光体層の表面に
酢酸セルロースを溶剤に溶かして得られた保護膜塗布液
を、乾燥後の膜厚がおよそ9μmとなるように均一に塗
布、乾燥し、透明保護膜を形成し、実施例1の増感紙を
得た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、乾燥後の各蛍光体塗布重量が表3に
記載した量となるように、酸化チタン光反射層を有す
るポリエチレンテレフタレート支持体上に、Y2O2S:Tb蛍
光体塗膜を形成し、次いでその上に、同じくGdTaO4:Tb
蛍光体を塗布する以外は実施例1の増感紙と同様にして
実施例2の増感紙を作製した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 正明 神奈川県小田原市成田1060番地 化成オプ トニクス株式会社小田原工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、該支持体上に順次積層された
    複数の蛍光体層とを有する放射線増感紙であって、該複
    数の蛍光体層がそれぞれ異なる蛍光体からなり、且つ、
    より最表面(発光を取り出す最表面)側に配置された蛍
    光体層に使用される蛍光体ほど該蛍光体のX線吸収率が
    大であることを特徴とする放射線増感紙。
  2. 【請求項2】 前記最表面に配置された蛍光体層中の蛍
    光体のX線吸収率が前記支持体に隣接する蛍光体層中の
    蛍光体のX線吸収率の1.2倍以上である請求項1に記
    載の放射線増感紙。
  3. 【請求項3】 前記最表面に配置された蛍光体層の蛍光
    体が、La2O2S:Tb 、Gd2O2S:Tb 、GdTaO4:Tb 、Gd2O3・Ta
    2O5・B2O3:Tb 、YTaO4 、YTaO4:Tm、YTaO4:Nb、CdWO4
    HfO2:Ti 、HfP2O7:Cu 、(Gd,Y)2O2S:Tb 及び(Gd,Y)2O
    2S:Tb:Tmの少なくとも1種である請求項1又は2に記載
    の放射線増感紙。
  4. 【請求項4】 前記最表面に配置された蛍光体層の蛍光
    体がGdTaO4:Tb 及びGd2O3・Ta2O5・B2O3:Tb の少なくとも
    1種である請求項3に記載の放射線増感紙。
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