JPH0613040Y2 - クローラ間隔拡縮装置 - Google Patents

クローラ間隔拡縮装置

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JPH0613040Y2
JPH0613040Y2 JP16868587U JP16868587U JPH0613040Y2 JP H0613040 Y2 JPH0613040 Y2 JP H0613040Y2 JP 16868587 U JP16868587 U JP 16868587U JP 16868587 U JP16868587 U JP 16868587U JP H0613040 Y2 JPH0613040 Y2 JP H0613040Y2
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JP
Japan
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crawler
axle
joint beam
nut
bolt
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Application number
JP16868587U
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JPH0172481U (ja
Inventor
常男 小松
Original Assignee
石川島建機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、クローラ間隔拡縮装置に関するものである。
[従来の技術] クローラクレーン等、クローラを走行手段として有して
いる建設機械に於いては、作業時には安定性の面よりク
ローラ間隔は広い方がよいが、輸送時には道路運行上の
規制より最大幅が制限されている。
従って、クローラを具備する建設機械では作業時の安定
性増大、道路運行上の制約の両面を満足するためにクロ
ーラ間隔拡縮装置を設けている。
従来のクローラ間隔拡縮装置としては、実公昭56-13184
号に示す如きものがある。
即ち、第4図〜第6図に於いてクローラ1を周回可能に
支持するクローラフレーム2がアクスル3に対してスラ
イド可能に設けられ、該アクスル3の先端に屈曲片4が
ピン5を中心に回転自在に設けられている。該屈曲片4
はもう一のピン6の差変えにより、第4図に示す水平状
態と第5図に示す直立状態に変更できる様になってい
る。
第4図はクローラ1を幅方向に拡大した状態を示してお
り、屈曲片4は水平状態に取付けられ、クローラ1は該
屈曲片4とアクスル3の先端で支持される。
クローラ1を幅方向に縮小した状態は第5図に示してあ
り、屈曲片4は直立状態に取付けられてる。
[考案が解決しようとする問題点] 然し、上記した従来例では屈曲片4の直立状態で、屈曲
片4はクローラ1の幅内に収納されなければならないの
で、大きさが制限される。又、屈曲片4が回転しなけれ
ばならないので、アクスル3と屈曲片4の重合部Xは大
きくとれず、又屈曲片4のアクスル3への固定はピン
5,6で行うが、ピン5,6の間隔はアクスル3の高さ
寸法で決ってしまい、充分大きくとることはできない。
屈曲片4に作用する荷重はこの2本のピン5,6が負担
することになるが、前記した様に間隔も狭くピンには過
大な力が作用する。
更に、ピン5は抜差可能とする為に嵌合孔とはある程度
間隙が必要であるが、この間隙は荷重伝達の上で好まし
くない。
本考案は上記実情に鑑み、充分大きな拡大幅を与え、且
確実にクローラフレーム−アクスル間の荷重伝達を行え
るクローラ間隔拡縮装置を提供しようとするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、先端部を中空としたアクスル外側に中空のク
ローラフレームを摺動自在に嵌合すると共に、前記アク
スル内側に継ビームを摺動自在に嵌合し、該継ビームの
先端下面に脚座を、該脚座の下面が前記アクスルの下面
と同一レベルとなるよう設け、且つ前記継ビームの先端
に、上方へ向って突出させることにより前記クローラフ
レーム内面に押付可能なボルトを配設したことを特徴と
するものである。
[作用] クローラを拡大する時は継ビームを引出すと共にクロー
ラフレームを外側へスライドさせると、脚座の下面とク
ローラフレーム内面とが当接した状態となり、この状態
でボルトを上方へ突出させてクローラフレーム内面に押
し付けると、前記脚座とボルトとがクローラフレームの
内面で突張合い、継ビームの先端はクローラフレームに
隙間なく固定される。
又、クローラを縮小する場合はこの逆を行う。
[実施例] 以下図面に基づき本考案の1実施例を説明する。
尚、第1図、第2図中第3図、第4図中で示したものと
同一のものには同符号を付してある。
先端部を中空としたアクスル3内側に中空の継ビーム7
を摺動自在に嵌合せしめ、該継ビーム7の先端下面に脚
座8を設ける。該脚座8の下面はアクスル3の下面と同
一レベルとする。
前記継ビーム7の長手方向の所要位置には補強プレート
9が設けられ継ビーム7の先端部には隙間調整機構10を
設ける。
以下隙間調整機構10について説明する。
継ビーム7の先端内部にナット座11を設け、アクスル3
の上面、ナット座11にボルト挿通孔12,13を同一軸心上
に穿設する。ナット座11上にナット14を挿通孔13と同心
に載置し、且該ナット14にレンチヘッド15を嵌合させた
状態で、アクスル3の上方よりボルト16をナット14に螺
入する。
前記レンチヘッド15は、作業棒17の先端に嵌合可能なネ
ック部18とナット14に嵌合するリング部19からなり該リ
ング部19の内周側はナット14の各頂部が嵌合可能な様多
角星形形状となっている。又、レンチヘッド15の厚みと
ナット14が収納される空間の関係は該レンチヘッド15が
完全にナット14より抜去し得るものとする。
尚図中20はクローラ支持ローラを示す。
以下作動を説明する。
第2図はクローラ1の縮小状態であり、ボルト16の上端
はアクスル31の上面より下がっている。又クローラフレ
ーム2はアクスル3に略完全に重合している。
次にクローラ1を拡大する場合は、継ビーム7を引出
し、次にクローラフレーム2を外側へスライドさせる。
クローラフレーム2が外側へスライドした状態(クロー
ラ1を拡大した状態)(第1図)で作業棒17をネック部
18に嵌合させ、作業棒17を回転させることによりナット
14を回転させる。ナット14よりレンチヘッド15を抜去
し、作業棒17を戻し、更にレンチヘッド15をナット14に
嵌合させて回転する。
この作業を繰り返すことにより、ボルト16を上方へ突出
させ、ボルト16の上端をクローラフレーム2内面に所要
の圧力で当接せしめる。ボルト16の上方への突出によ
り、前記脚座8とボルト16とがクローラフレーム2の内
面で突張合い、継ビーム7の先端はクローラフレーム2
に隙間なく固定される。
而して、クローラ1は拡大した状態でもガタツキなくア
クスル3に支持される。又、継ビーム7の長さは充分に
とれるので、側方へのスライド量が多いと共にアクスル
3との重合長さXも充分であり、クローラ1→継ぎビー
ム7→アクスル3への荷重伝達は確実に且安全に伝達さ
れる。
又、クローラ1を縮小する場合は上記拡大作業の逆を行
えばよい。
尚、上記実施例ではナット座11上にナット14を設けボル
ト16をナット14に螺合せしめたが、ナット座11の板厚を
充分厚くし、ボルト16を直接ナット座11に螺合せしめ、
ボルト16自体を回転させることにより、ボルト16を出入
させてもよい。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば、 (i)継ビームはアクスル内に格納するので、クローラ幅
の寸法等に制約されることなく充分長い継ビームを採用
することができる。
(ii)作業者は拡縮時に継ビームをスイドさせるだけでよ
いので、作業が軽く容易であると共に継ビームは常にア
クスルに支持されているので安全である。
(iii)隙間調整機構を介しているので継ビームとクロー
ラフレーム間はガタツキなく荷重を計画通りに伝達させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の1実施例の断面図、第2図は該実施例
に於いてクローラを縮小した状態の断面図、第3図は第
1図のA−A矢視図、第4図〜第6図は従来例の説明図
であり、第4図はクローラ拡大状態の図、第5図はクロ
ーラ縮小状態の図、第6図は屈曲片の斜視図である。 2はクローラフレーム、3はアクスル、7は継ビーム、
14はナット、16はボルトを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部を中空としたアクスル外側に中空の
    クローラフレームを摺動自在に嵌合すると共に、前記ア
    クスル内側に継ビームを摺動自在に嵌合し、該継ビーム
    の先端下面に脚座を、該脚座の下面が前記アクスルの下
    面と同一レベルとなるよう設け、且つ前記継ビームの先
    端に、上方へ向って突出させることにより前記クローラ
    フレーム内面に押付可能なボルトを配設したことを特徴
    とするクローラ間隔拡縮装置。
JP16868587U 1987-11-04 1987-11-04 クローラ間隔拡縮装置 Expired - Lifetime JPH0613040Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16868587U JPH0613040Y2 (ja) 1987-11-04 1987-11-04 クローラ間隔拡縮装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16868587U JPH0613040Y2 (ja) 1987-11-04 1987-11-04 クローラ間隔拡縮装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0172481U JPH0172481U (ja) 1989-05-16
JPH0613040Y2 true JPH0613040Y2 (ja) 1994-04-06

Family

ID=31458077

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16868587U Expired - Lifetime JPH0613040Y2 (ja) 1987-11-04 1987-11-04 クローラ間隔拡縮装置

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JP7087651B2 (ja) * 2018-05-09 2022-06-21 コベルコ建機株式会社 建設機械の走行体

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JPH0172481U (ja) 1989-05-16

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