JPH0613032B2 - 超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子Info
- Publication number
- JPH0613032B2 JPH0613032B2 JP63211972A JP21197288A JPH0613032B2 JP H0613032 B2 JPH0613032 B2 JP H0613032B2 JP 63211972 A JP63211972 A JP 63211972A JP 21197288 A JP21197288 A JP 21197288A JP H0613032 B2 JPH0613032 B2 JP H0613032B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic probe
- piezoelectric material
- transmitting
- receiving
- reception
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、連続波ドプラ送受信のために同一超音波探触
子を送波用と受波用に分離して用い、同時送受波を行う
超音波探触子に関する。
子を送波用と受波用に分離して用い、同時送受波を行う
超音波探触子に関する。
(従来の技術) 超音波診断装置に用いられる探触子は、従来、第3図に
示す構造のものが用いられていた。同図(イ)は断面
図、(ロ)は斜視図である。
示す構造のものが用いられていた。同図(イ)は断面
図、(ロ)は斜視図である。
図中、1は前面に超音波を送波し、背面には後部へ不要
な超音波が送波されるのを防止するため、一般的にはフ
ェライト含有材で作られたバッキング材2が取り付けら
れている圧電材である。
な超音波が送波されるのを防止するため、一般的にはフ
ェライト含有材で作られたバッキング材2が取り付けら
れている圧電材である。
圧電材1は多くの素子に分割され、各素子の下面には圧
電材1の各素子に電気信号を供給するための素子信号線
3が接続されており、上面には、接続線4を介して共通
電極5が接続されている。
電材1の各素子に電気信号を供給するための素子信号線
3が接続されており、上面には、接続線4を介して共通
電極5が接続されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のようなBモード用探触子で連続波ドプ
ラモードによる走査を行う場合、第4図に示すような圧
電素子の配分により同時に送受波を行っている。
ラモードによる走査を行う場合、第4図に示すような圧
電素子の配分により同時に送受波を行っている。
送波時においては、バッキング材2を囲む送信信号線3
と接続線4を含む共通電極5で作るループにより、磁束
が、第5図に示す矢印方向に発生する。従って、この磁
束により、受波側の素子信号線3と共通電極5で作られ
るループに信号が発生し、受波されるドプラ信号の処理
を難しくしていた。
と接続線4を含む共通電極5で作るループにより、磁束
が、第5図に示す矢印方向に発生する。従って、この磁
束により、受波側の素子信号線3と共通電極5で作られ
るループに信号が発生し、受波されるドプラ信号の処理
を難しくしていた。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、Bモード用探触子を用いて行う連続波ドプラモー
ドでの送波信号のクロストークによるノイズを低減させ
た超音波探触子を実現することにある。
的は、Bモード用探触子を用いて行う連続波ドプラモー
ドでの送波信号のクロストークによるノイズを低減させ
た超音波探触子を実現することにある。
(課題を解決するための手段) 前記の課題を解決する本発明は、連続波ドプラ送受信の
ために同一の超音波探触子を送波用と受波用に分離して
用い、同時送受波を行う超音波探触子において、送波用
圧電材と受波用圧電材とが位置的に区別されて配置さ
れ、それらの圧電材間には、各圧電材の一方の面を共通
電位とするための導電材からなる仕切りが挿入されてい
ることを特徴とするものである。
ために同一の超音波探触子を送波用と受波用に分離して
用い、同時送受波を行う超音波探触子において、送波用
圧電材と受波用圧電材とが位置的に区別されて配置さ
れ、それらの圧電材間には、各圧電材の一方の面を共通
電位とするための導電材からなる仕切りが挿入されてい
ることを特徴とするものである。
また、連続波ドプラ送受信のために同一の超音波探触子
を送波用と受波用に分離して用い、同時送受波を行う超
音波探触子において、圧電材に接続された駆動信号線と
所定電位線とが、圧電材を支持するバッキング材の両側
面に沿って、互いに分離されて引き出され、その駆動信
号線と所定電位線の引き出し位置を、圧電材の配列方向
に所定の規則関係をもつて交互に逆転させ、前記駆動信
号線および所定電位線により構成されるループに起因す
る磁束を交互に相殺させ、前記ループ間の磁束鎖交数を
少なくすることを特徴とするものである。
を送波用と受波用に分離して用い、同時送受波を行う超
音波探触子において、圧電材に接続された駆動信号線と
所定電位線とが、圧電材を支持するバッキング材の両側
面に沿って、互いに分離されて引き出され、その駆動信
号線と所定電位線の引き出し位置を、圧電材の配列方向
に所定の規則関係をもつて交互に逆転させ、前記駆動信
号線および所定電位線により構成されるループに起因す
る磁束を交互に相殺させ、前記ループ間の磁束鎖交数を
少なくすることを特徴とするものである。
(作用) 素子信号線と共通電極(グランド線)のなすループの送
波側と受波側における磁束の鎖交を、磁束遮蔽や、磁束
相殺によって少なくして、送波信号が受波側に与える影
響を低減する。
波側と受波側における磁束の鎖交を、磁束遮蔽や、磁束
相殺によって少なくして、送波信号が受波側に与える影
響を低減する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
(実施例1) 第2図は、本発明の超音波探触子の第1の実施例の構成
を示す図である。
を示す図である。
図において、2はバッキング材であり、3は、素子信号
線である。
線である。
また、1A,1Bはそれぞれ、圧電材1を2つの部分に
分離することにより形成される送信側圧電材と受信側圧
電材である。7は、送信側圧電材1Aと受信側圧電材1
Bとの間に設けた共通電極仕切り板であり、この共通電
極仕切り板は、送信側ループと受信側ループの中間に挿
入されて磁束が鎖交するのを防止している。この仕切り
板は、共通電極用のワイヤ束であってもよい。
分離することにより形成される送信側圧電材と受信側圧
電材である。7は、送信側圧電材1Aと受信側圧電材1
Bとの間に設けた共通電極仕切り板であり、この共通電
極仕切り板は、送信側ループと受信側ループの中間に挿
入されて磁束が鎖交するのを防止している。この仕切り
板は、共通電極用のワイヤ束であってもよい。
(実施例2) 第2図は、本発明の超音波探触子の第2の実施例を示す
図である。
図である。
図において、第1図と同じ部分には同一の符号を付して
ある。図中、Sは素子信号線で、Gは各圧電材の素子か
ら引き出された接地線である。
ある。図中、Sは素子信号線で、Gは各圧電材の素子か
ら引き出された接地線である。
この実施例では、素子信号線Aと接地線Gとが各素子毎
に交互に他側から引き出されているため、素子信号線S
と接地線Gのなすループの方向が各チャネル毎に反対と
なり、よって発生する磁束は打ち消され、合計すると極
めて小さくなり、理想的には零となる。
に交互に他側から引き出されているため、素子信号線S
と接地線Gのなすループの方向が各チャネル毎に反対と
なり、よって発生する磁束は打ち消され、合計すると極
めて小さくなり、理想的には零となる。
なお、本実施例では、隣合う各圧電材毎に素子信号線S
と接地線Gの取り出し位置を逆転させているが、これに
限定されるわけではなく、複数個おきに逆転させてもよ
い。但し、ランダムな逆転は好ましくなく、向きの異な
る磁束の量を均等にして効果的な相殺を達成するため
に、所定の規則関係をもつて交互に逆転させるのがよ
い。
と接地線Gの取り出し位置を逆転させているが、これに
限定されるわけではなく、複数個おきに逆転させてもよ
い。但し、ランダムな逆転は好ましくなく、向きの異な
る磁束の量を均等にして効果的な相殺を達成するため
に、所定の規則関係をもつて交互に逆転させるのがよ
い。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、素子信号線と共通
電極(グランド線)のなすループの送波側と受波側にお
ける磁束の鎖交を、磁束遮蔽や、磁束相殺によって少な
くして、送波信号が受波側に与える影響を低減すること
ができる。
電極(グランド線)のなすループの送波側と受波側にお
ける磁束の鎖交を、磁束遮蔽や、磁束相殺によって少な
くして、送波信号が受波側に与える影響を低減すること
ができる。
これによって、同一圧電材を送波用と受波用に分離して
同時の送受波するときのCW送波時のクロストークによ
る受信側のノイズを低減でき、良質なドプラ信号を得る
ことができる。
同時の送受波するときのCW送波時のクロストークによ
る受信側のノイズを低減でき、良質なドプラ信号を得る
ことができる。
第1図は、本発明の超音波探触子の第1の実施例を示す
図である。 第2図は、本発明の超音波探触子の第2の実施例を示す
図である。 第3図は、超音波診断装置に用いられる探触子の従来例
の構造を示す図であり、(イ)はその断面図であり、
(ロ)は斜視図である。 第4図は、Bモード用探触子で連続波ドプラモードによ
る走査を行う場合の、圧電素子の役割分担の様子を示す
図である。 第5図は、従来の問題点を説明するための、磁束の発生
状態を示す図である。 1……圧電材 1A……送信側圧電材 1B……受信側圧電材 2……バッキング材 3……素子信号線 7……共通電極仕切り板 G……接地線 S……素子信号線
図である。 第2図は、本発明の超音波探触子の第2の実施例を示す
図である。 第3図は、超音波診断装置に用いられる探触子の従来例
の構造を示す図であり、(イ)はその断面図であり、
(ロ)は斜視図である。 第4図は、Bモード用探触子で連続波ドプラモードによ
る走査を行う場合の、圧電素子の役割分担の様子を示す
図である。 第5図は、従来の問題点を説明するための、磁束の発生
状態を示す図である。 1……圧電材 1A……送信側圧電材 1B……受信側圧電材 2……バッキング材 3……素子信号線 7……共通電極仕切り板 G……接地線 S……素子信号線
Claims (2)
- 【請求項1】連続波ドプラ送受信のために同一の超音波
探触子を送波用と受波用に分離して用い、同時送受波を
行う超音波探触子において、 送波用圧電材と受波用圧電材とが位置的に区別されて配
置され、それらの圧電材間には、各圧電材の一方の面を
共通電位とするための導電材からなる仕切りが挿入され
ていることを特徴とする超音波探触子。 - 【請求項2】連続波ドプラ送受信のために同一の超音波
探触子を送波用と受波用に分離して用い、同時送受波を
行う超音波探触子において、 圧電材に接続された駆動信号線と所定電位線とが、圧電
材を支持するバッキング材の両側面に沿って、互いに分
離されて引き出され、 その駆動信号線と所定電位線の引き出し位置を、圧電材
の配列方向に所定の規則関係をもって交互に逆転させ、
前記駆動信号線および所定電位線により構成されるルー
プに起因する磁束を交互に相殺させ、前記ループ間の磁
束鎖交数を少なくすることを特徴とする超音波探触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63211972A JPH0613032B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63211972A JPH0613032B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 超音波探触子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260638A JPH0260638A (ja) | 1990-03-01 |
JPH0613032B2 true JPH0613032B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=16614759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63211972A Expired - Lifetime JPH0613032B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 超音波探触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613032B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS596436Y2 (ja) * | 1978-07-12 | 1984-02-28 | 松下電器産業株式会社 | 超音波探触子 |
JPS62140451U (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-04 | ||
JPH0543770Y2 (ja) * | 1986-03-14 | 1993-11-05 | ||
JPS6351843A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-04 | 株式会社東芝 | 超音波プロ−ブ |
JPH088720B2 (ja) * | 1987-02-20 | 1996-01-29 | アロカ株式会社 | 超音波振動子の製造方法 |
JPS63234953A (ja) * | 1987-03-25 | 1988-09-30 | 株式会社東芝 | 超音波プロ−ブ |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP63211972A patent/JPH0613032B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0260638A (ja) | 1990-03-01 |
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