JPH05273333A - 高速度マルチビーム側方探査ソナー装置 - Google Patents

高速度マルチビーム側方探査ソナー装置

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JPH05273333A
JPH05273333A JP5031270A JP3127093A JPH05273333A JP H05273333 A JPH05273333 A JP H05273333A JP 5031270 A JP5031270 A JP 5031270A JP 3127093 A JP3127093 A JP 3127093A JP H05273333 A JPH05273333 A JP H05273333A
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JP
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sonar
receiving
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frequencies
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Application number
JP5031270A
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Inventor
George A Gilmour
アーサー ギルモア ジョージ
Bruce C Mitchell
キャメロン ミッチェル ブルース
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/89Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S15/8902Side-looking sonar

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少数の素子よりなる高速度マルチビーム側方
探査ソナー装置を提供する。 【構成】 音響エネルギー送信手段と、反射波を受信し
て受波領域を形成する、所定間隔の複数のハイドロフォ
ンよりなるハイドロフォン・アレーとよりなり、送信手
段は、ハイドロフォン素子の間隔を最大限にして最小距
離における高速度マルチビーム側方探査ソナー装置の性
能を最大にするためそれぞれ異なる周波数で作動して受
波領域を複数の受波ストリップに分割する複数の送信ト
ランスデューサを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の周波数を用いて
受波領域(ensonification region)を分割することによ
り素子の間隔を増加させ、またそれぞれ異なる周波数で
作動する複数の短い送波器(projector) を用いて送波器
の充填時間劣化(fill time degradation) を最少限に抑
えた、少数の素子よりなる高速度マルチビーム側方探査
ソナー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ソナーは、音波を物標で反射させ、その
反射波を処理することによって水中の物標を探知する技
術である。このような探知の目的で周波数範囲が1乃至
60Khzの装置が多数開発されている。
【0003】高周波ソナーは音波によって像を形成する
が、これは側方探査及び前方探査型に分類することがで
きる。側方探査型ソナーでは、水上の船が曳航する水中
のキャリアが例えば海底のような物標領域上方の或る特
定の高度で航行する。このキャリア上の側方探査ソナー
装置はその船の側方へ音響パルスを繰り返し送信するよ
うに作動されるが、この2つのパルスを右舷パルス及び
左舷パルスと呼ぶ。これらのパルスは海底にあたってス
トリップ状の受波領域をそれぞれ掃引する。
【0004】キャリア航行時、ストリップ状受波領域か
らの音響反射波が側方探査ソナー装置により受信される
と、この装置は受波ストリップを調べるため1または2
以上の受信ビームを形成する。受信音響エネルギーは処
理された後適当なディスプレイ装置上に表示される。パ
ルスが送信されそれに続いて反射波が受信されるたびに
ディスプレイ上に走査線が形成され、これによりテレビ
ジョン受像管の従来型陰極線ビームの走査と同様な態様
で海底の様子が描かれる。この際ディスプレイ上の表示
は陽光部と陰影部とよりなるパターンであり、対象物の
輪郭がその識別が可能なように表示される。
【0005】しかしながら、高速度マルチビーム側方探
査ソナー装置には近接性能に悪影響を与える以下の2つ
の問題がある。
【0006】(1)受信格子サイドローブ(grating sid
elobes) が送信ビームにオーバーラップする、(2)送
波器の充填時間劣化が著しいことである。
【0007】これらの問題は共に本発明の装置及び方法
により解消される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はソナー
装置を改良することにある。
【0009】本発明の別の目的は高速度マルチビーム側
方探査ソナー装置の改良にある。
【0010】本発明のさらに別の目的は複数の周波数を
用いて受波領域を分割することにより素子の間隔を増加
させた高速度マルチビーム側方探査ソナー装置を提供す
ることにある。
【0011】本発明のさらに別の目的は、それぞれ異な
る周波数で作動する複数の短い送波器を用いて送波器の
充填時間劣化を最少限に抑えた高速度マルチビーム側方
探査ソナー装置を提供することにある。
【0012】本発明の上述及び他の目的及び利点は、音
響エネルギーを送信する送信手段と、前記送信手段によ
り送信された音響エネルギーの反射波を受信して受波領
域を形成する、所定間隔の複数のハイドロフォンよりな
るハイドロフォン・アレーとよりなり、前記送信手段
は、前記複数のハイドロフォンの間隔を最大限にして最
小距離における高速度マルチビーム側方探査ソナー装置
の性能を最大にするためそれぞれ異なる周波数で作動し
て前記受波領域を複数の受波ストリップに分割する複数
の送信トランスデューサを含むことを特徴とする高速度
マルチビーム側方探査ソナー装置により実現される。
【0013】以下、添付図面を参照して本発明を実施例
につき詳細に説明する。
【0014】
【実施例】本発明の好ましい実施例を説明する前にその
背景説明を図1及び2を参照して行う。
【0015】上述したように、ソナーは水中の物標を探
知するため音波をその物標で反射させその物標からの反
射信号を処理する。かかる探知の目的のため周波数範囲
が1乃至60Khzの装置が多数開発されている。高周
波ソナーは音波によって像を形成する。高分解能のソナ
ーは側方探査型と前方探査型の2つに分類することが可
能である。側方探査型ソナーを図1に示す。水上の船1
0により曳航される水中のキャリア8は海底12のよう
な物標領域上方の或る特定の高度で航行する。このキャ
リア8上の側方探査ソナー装置は音響パルスをキャリア
の側方に繰り返し送信するように作動するが、この音響
パルスには右舷パルス14と左舷パルス15とがある。
これらのパルスは16及び17で示すように海底12に
あたって最小距離(Rmin)から最大距離(Rma
x)へのそれぞれの受波領域18,19を掃引する。
【0016】キャリア航行時、受波ストリップ16,1
7からの反射音響信号は側方探査ソナー装置で受信され
るが、この装置は受波ストリップを調べるための1また
は2以上の受信ビームを形成可能である。領域18,1
9は現在音波を受けている複数のストリップを表わし、
領域18´,19´は前に音波を受けたストリップの累
積である。この累積ストリップから情報が得られる。
【0017】受信音響エネルギーが処理されると適当な
ディスプレイ装置上に表示される。各パルスの送信及び
それに続く受信に対応してディスプレイ上に走査線が形
成され、テレビジョン受像管の従来の陰極線ビームの走
査と同様な態様で海底の様子が描かれる。その際表示は
陽光部と陰影部とよりなるパターンであり、対象物の輪
郭がその識別が可能なように描かれる。
【0018】図2は従来型高速度マルチビーム側方探査
ソナー装置である。最小距離において、アレーに沿って
離隔したハイドロフォン素子30の個々の群は、隣接す
る一組のビーム32とアレーに鉛直な第1の格子サイド
ローブ34を形成するために用いられる。距離が増加す
るにつれて、各ビームのトラックに沿う分解能を維持す
るために各群にさらに別の素子が付加される。図2に示
すように、最小距離R ではビーム1乃至Nにつき3つ
の素子が用いられる。距離がRより大きくなると、そ
れぞれのビームを形成するため4,5及び6個の素子が
用いられる。また図2に示すように、各素子は一般的に
2以上のビームを形成するため同時に用いられる。例え
ば、第2番目の素子はビーム1を形成に用いる第2番目
の素子であるが、それはまたビーム2の形成に用いる第
1番目の素子である。
【0019】高速度で作動するマルチビーム側方探査ソ
ナーには近接性能に悪い影響を与える2つの問題があ
る。それは、 1)受信格子サイドローブが送信ビームとオーバーラッ
プすること、また 2)送波器充填時間劣化が過大なことである。この受信
格子サイドローブの問題を最初に検討する。
【0020】図3は中心間の距離が15波長であるハイ
ドロフォン素子40のセットを示す。第1の格子サイド
ローブ42はビーム・ステアリング方向である主ビーム
44から1/15ラジアン(3.8度)の角度43で形
成される。(ギャップフィラーを有する)かかる高速度
マルチビーム側方探査ソナーの最小距離は約5700波
長であろう。第1格子サイドローブ42の中心は最小距
離において主ビーム44から380波長離れている。格
子サイドローブの問題を回避するためには、形成すべき
複数の受信ビームのセットが必要とする波長を190波
長以下にする必要がある。
【0021】さらに、送信パターンは瞬時的に減衰可能
でないため受信ビームが必要とする波長は380波長よ
りも小さい、例えば340波長である必要がある。した
がって、最大曳航速度は1回の送信につき340波長、
即ち約12.5ノットに制限される。曳航速度を増加さ
せる唯一の従来型方法は素子の間隔を減少することであ
る。例えば、上述した15波長のアレーでなくて7.5
波長の素子のアレーは主ビーム。ステアリング方向から
1/7.5ラジアンのところに格子ローブを有するた
め、約25ノットの曳航速度が可能であろう。しかしな
がら、素子の間隔を減少させるには等価長のアレーを形
成するために必要な数より多くの素子を用いる必要があ
る。また、素子の数を増加するにはより多くのチャンネ
ルからのデータを処理する別の電子装置が必要となる。
本発明の装置は、上述したように素子の間隔の減少或い
は別の電子装置の付加を伴なわずに25ノットの曳航速
度を可能にする。
【0022】送波器の充填時間については、送波器トラ
ンスデューサが長すぎると、特に最小距離での距離分解
能が劣化する。上述の場合、5700波長の最小距離に
おいて幅が340波長のストリップに音波を当てるのが
目的であるため、典型的な距離分解能セル(range resol
ution cell) は28波長であり、長さ56波長のパルス
を必要とする。送波器トランスデューサの充填時間の関
係を図4に示す。10%の劣化なら許容できると仮定す
ると、過大な充填時間劣化を回避するには、送波器トラ
ンスデューサ50の一端52から受波領域54の隅まで
の距離は送波器トランスデューサ50のもう一方の端部
56から同じ隅54までの距離より5.6(10%)波
長以上長いものであることはできない。この場合の最大
送波器トランスデューサ長は188波長であり、これは
短すぎて幅340波長の良好な近視野の矩形送信パター
ンを得ることができない。
【0023】本発明によると、複数の周波数を送信する
複数の短い送波器を用いて受波領域を分割することによ
り最小距離における高速度マルチビーム側方探査ソナー
の性能を最大にして上述した従来装置の問題を回避す
る。
【0024】本発明の装置は、図5に示すようにストリ
ップ62,63,64において所望の矩形パターンで音
波を当てるため周波数が異なる複数の送信トランスデュ
ーサ59,60,61を備えた送信手段58を用いる。
複数の送信トランスデューサ59,60,61により周
波数が異なるにもかかわらず全ビームを形成させるため
単一のハイドロフォン・アレーを用いる。さらに、上述
した充填時間の問題を回避するため個々の送信トランス
デューサの長さを制限する。音波を受けるストリップ幅
に等しくなければならない送波器の全長Lはほぼ以下の
通りである。
【0025】L=(2×R×FT)1/2 上式においてRは問題の最小距離、FTは許容可能な最
大充填時間劣化である。上述した例のようにRが570
0波長、またFTが5.6波長に等しい場合、送波器の
全長Lは253波長である。したがって、最大曳航速度
は1つの周波数に対して1つの送信パルス(ping)に対し
て253波長である。これは1つの周波数システムでは
約9.3ノット、2つの周波数システムでは18.6ノ
ット、また3つの周波数システムでは27.9ノットに
換算される。3つの周波数を用いる場合、これらの周波
数間の保護周波数帯は送信パルスの帯域幅にほぼ等しく
なければならない。送信パルスの帯域幅はソナー周波数
の約2%であるのが普通である。3つの周波数に2つの
保護周波数帯を加えるとソナー周波数の約10%が必要
であるが、これは十分にトランスデューサのQ内であ
る。
【0026】周波数ごとの受波ストリップの幅を253
波長と仮定すると、最大素子間隔を予想することが可能
である。2つの格子サイドローブは最小距離5700波
長では253波長の幅に広がるものでなければならな
い。格子サイドローブ間の距離として300波長を選ん
だ場合、送波器のパターンを減衰させるには素子間の距
離は19波長である。760波長のアレーはもし素子の
間隔を等しくすると40個の素子を必要とし、最大距離
40000波長に対してほぼ53波長の分解能を持つで
あろう。素子間隔が大きいアレーに適用可能な原理を用
いると、中心の数個の素子に限りそれらの間隔を19波
長にする必要がある。格子角を小さくしても依然として
受波領域を避ける場合外側の素子は長い距離についての
み用いられるためその間隔をさらに大きくすることが可
能である。
【0027】本発明の別の実施例では、設計高度として
4480波長が望ましく、秒速1493.5mの音速を
用いる。上述したアプローチによると、受信格子サイド
ローブはこの高度では最小距離において送信パターンか
ら外れ、送波器充填時間が最少限に抑えられる。最小距
離は45度のクレージング角で選択される。即ち、最小
距離は高度に2の平方根を掛けた値に等しく、6333
波長となる。
【0028】図6はエンドビームに対する格子サイドロ
ーブの位置を示すものであり、最悪のケースである。図
6において最小距離は6333波長であり、受信アレー
の長さは受波領域の幅にほぼ等しい。格子サイドローブ
を約15dBだけ減少させるには、格子サイドローブを
送信パターンの約50波長外側におく必要がある。すべ
ての受信ビームが1つの送信周波数で占められる状態で
は、格子サイドローブの角度は少なくとも0.098ラ
ジアンに等しいΘであり、これは素子間隔を1/Θ
(10.2波長に等しい)以下にする必要がある。この
ためアレーには各側に61個の素子が必要となる。受信
ビームの半分が1つの周波数で占められており、残りの
半分が別の周波数で占められている場合、格子サイドロ
ーブの角度は0.053ラジアンに等しい角度Θに減
少し、素子間隔は18.85波長よりも小さくなる。こ
のためアレーの各側に33個の素子が必要となる。この
場合、前方ビーム(第1の半分)に用いる周波数は後方
ビーム(もう一方の半分)の周波数とは異なる。
【0029】主サイドローブが前方周波数領域にある場
合、格子サイドローブは後方周波数領域にあり(あるい
はその逆)フィルタリングにより除去可能である。この
1つのステップをさらに進めると、受信パターンは3つ
の周波数に分けられる。この場合、Θは0.037ラ
ジアンに等しく、素子間隔は27.24波長よりも小さ
く、アレーの各側に23個の素子が必要となる。3つの
周波数を用いると、電子装置のチャンネル数が減少する
だけでなくビーム間隔に等しい素子間隔を用いることが
できるため、ビーム形成手段が単純化される。
【0030】この実施例では、1個の素子によりビーム
幅内に入るビームを形成することができる。また27.
24波長全体に圧電材料が充填されている場合素子のビ
ーム幅は約0.037ラジアンであり、これは公称最小
距離6333波長では231波長である。6333波長
において達成可能な最小ビーム幅は約0.004ラジア
ンであり、これはほぼ9個の素子を用いる場合中央ビー
ムでは26.12波長に等しい。2つのエンドビームの
中心は端から2番目の素子にあり、そのため2つのエン
ドビームにつき約6個の素子を用いることができるに過
ぎず、公称最小距離におけるビーム幅は38波長とな
る。次の対のビームではビーム幅は33波長に改善さ
れ、その次の対では28.4波長である。中央ビームに
近づくにつれて、これらの対のビーム幅はビームごとに
9個の素子を用いるまで減少する。
【0031】反射信号が使用中の素子を通過する時間が
1パルス長以上である場合距離分解能もまた劣化する。
公称最小距離6333波長ではたった9個の素子を用い
るためこれは上述したような受信機では問題ではない。
しかしながら、長い近視野を持つ送波器を有する単一周
波数送信システムでは由々しき問題となる。その最悪の
ケースは図7に示すような最小距離の場合である。単一
周波数システムにおいて627波長の送信アレー66を
用いる場合、Θは5.29度に等しく、エンドビーム
位置までの距離はアレーの一端からそしてビームの中央
位置から54波長以上である。このため距離分解能セル
がこの値の半分、即ち27波長だけ劣化する。しかしな
がら、上述したように、3つの周波数を用いる設計では
209波長の送信アレー67、68、69が端部を接し
て取り付けられる。この場合、Θ=1.52°であ
り、一端からビームの中央位置までの余分の距離は4.
4波長であって距離分解能セルの劣化は2.2波長とな
る。この劣化は従来型高速度マルチビーム側方探査装置
に見られる劣化の10分の1以下である。
【0032】さらに、3つの209波長送信アレー6
7、68、69により送信されるエネルギーは水中の種
々の物体で反射して図8に示すようなハイドロフォン・
アレー70の個々のハイドロフォン素子h1−h23に
より受信される。これらのハイドロフォン素子の出力は
前置増幅器により増幅された後ビーム形成されて検波さ
れCRT表示となる。ハイドロフォン素子70の出力は
1組の時変利得前置増幅器72に結合される。この1組
の時変利得前置増幅器72の出力は従来型の3つのビー
ム形成器80、81、82へそれぞれ送られる。各ビー
ム形成器を特定の周波数に制限するためフィルタリング
を行う。かくして、ビーム形成器80は周波数f1でビ
ームB1を形成し、ビーム形成器81は周波数f2でビ
ームB2を、またビーム形成器83は周波数f3でビー
ムB3を形成する。これら3つのビーム形成器からのビ
ームB1、B2、B3はディスプレイ装置84上での表
示のためビームフォーマッタ83により適当な順序に並
べられる。
【0033】もう1つの好ましい実施例において、周波
数ごとの受波領域の幅は最小距離では小さい値に保たれ
るが、距離が増加するに従って、図9に示す中央周波数
ストリップのように1つの周波数ストリップが広がる。
本発明の装置は、領域116、118、120において
矩形パターンで受波するために周波数の異なる複数の送
信トランスデューサ110、112、114を用いる。
そして再び単一のハイドロフォンを用いて、周波数の違
いに拘らずか複数の送信トランスデューサ110、11
2、114から全てのビームを形成する。このため長い
距離では全てのビームにつき最良の周波数を用いること
ができる。
【0034】本発明の好ましい別の実施例において、長
い距離では全ての周波数がオーバーラップし、余分の帯
域幅が小斑点(speckle) を減らすために用いられる。
【0035】以上において本発明を説明したが、その変
形及び設計変更が種々の態様で可能なことが明らかであ
る。かかる変形及び設計変更は本発明の精神及び範囲か
ら逸脱したものと考えるべきでなく、当業者にとって自
明の全てのかかる変形及び設計変更は頭書した特許請求
の範囲内に含まれるものと考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は高速度マルチビーム側方探査ソナー装置
の使用態様を示す。
【図2】図2は1つの従来型高速度マルチビーム側方探
査ソナー装置を示す。
【図3】図3は格子サイドローブを説明するための図で
ある。
【図4】図4は送波器の充填時間を説明するための図で
ある。
【図5】図5は本発明の好ましい実施例による高速度マ
ルチビーム側方探査ソナー装置が複数の周波数を有する
ことを示す図である。
【図6】図6は複数の周波数の関数としての格子サイド
ローブの位置を示す図である。
【図7】図7は複数の周波数の関数としての送波器充填
時間を示す図である。
【図8】図8は本発明の高速度マルチビーム側方探査ソ
ナー装置が行う処理を示す図である。
【図9】図9は本発明の別の好ましい実施例による高速
度マルチビーム側方探査ソナー装置が複数の周波数を持
つことを示す図である。
【符号の説明】
8 水中のキャリア 12 海底 14 右舷パルス 15 左舷パルス 30 ハイドロフォン素子 32 ビーム 34 格子サイドローブ 40 ハイドロフォン素子 42 格子サイドローブ 44 主ビーム 50 送波器トランスデューサ 58 送信手段 59,60,61 送信トランスデューサ 67,68,69 送信アレー 70 ハイドロフォン・アレー 72 時変利得前置増幅器 80,81,82 ビーム形成器 83 ビームフォーマッタ 84 ディスプレイ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルース キャメロン ミッチェル アメリカ合衆国 メリーランド州 エリコ ット シティ オーチャード アベニュー 2610

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響エネルギーを送信する送信手段と、 前記送信手段により送信された音響エネルギーの反射波
    を受信して受波領域を形成する、所定間隔の複数のハイ
    ドロフォンよりなるハイドロフォン・アレーとよりな
    り、 前記送信手段は、前記複数のハイドロフォンの間隔を最
    大限にして最小距離における高速度マルチビーム側方探
    査ソナー装置の性能を最大にするためそれぞれ異なる周
    波数で作動して前記受波領域を複数の受波ストリップに
    分割する複数の送信トランスデューサを含むことを特徴
    とする高速度マルチビーム側方探査ソナー装置。
  2. 【請求項2】 前記ハイドロフォン・アレーは複数の受
    信ビームを形成し、その第1の格子サイドローブが高速
    度マルチビーム側方探査ソナー装置の最小距離において
    受波領域の外側にあることを特徴とする請求項1のソナ
    ー装置。
  3. 【請求項3】 複数の送信周波数の各々が保護周波数帯
    で分離されていることを特徴とする請求項2のソナー装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の送信トランスデューサの数が
    3であることを特徴とする請求項3のソナー装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の送信トランスデューサの充填
    時間劣化が最少限に抑えられ、そのため最小距離におけ
    る高速度マルチビーム側方探査ソナー装置の距離分解能
    及び音響性能が向上することを特徴とする請求項1のソ
    ナー装置。
  6. 【請求項6】 最小距離より大きい距離において前記複
    数の送信トランスデューサの少なくとも1つの方位角の
    広がりが許容されることを特徴とする請求項2または5
    のソナー装置。
  7. 【請求項7】 高速度マルチビーム側方探査ソナー装置
    において最小距離における音響性能を最適化するように
    音響信号を処理する方法であって、 (a)複数の送信トランスデューサにより複数の周波数
    で音響エネルギーを送信し、 (b)複数のハイドロフォンを含むハイドロフォン・ア
    レーにより音響エネルギーの反射波を受信し、 (c)音響エネルギーの反射波を処理して前記複数の周
    波数のそれぞれにつき1つの複数の受波ストリップを形
    成することにより最小距離における高速度側方探査ソナ
    ー装置の音響性能が最適になる受波領域を実現するステ
    ップよりなることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 前記ステップ(c)は、高速度マルチビ
    ーム側方探査ソナー装置の最小距離において第1の格子
    サイドローブが前記受波領域の外側にある複数の受信ビ
    ームを形成するステップをさらに含むことを特徴とする
    請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 前記複数の送信周波数の各々が保護周波
    数帯により分離されていることを特徴とする請求項8の
    方法。
  10. 【請求項10】 前記複数の送信トランスデューサの数
    が3であることを特徴とする請求項9の方法。
  11. 【請求項11】 最小距離よりも大きい距離において前
    記複数の送信トランスデューサの少なくとも1つの方位
    角の広がりが許容されることにより、各距離において最
    良の周波数の使用が可能になることを特徴とする請求項
    8の方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の送信トランスデューサの充
    填時間劣化が最少限に抑えられ、このため最小距離にお
    ける高速度マルチビーム側方探査ソナー装置の距離分解
    能及び音響性能が向上することを特徴とする請求項7の
    方法。
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