JPH06129753A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
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- JPH06129753A JPH06129753A JP4305963A JP30596392A JPH06129753A JP H06129753 A JPH06129753 A JP H06129753A JP 4305963 A JP4305963 A JP 4305963A JP 30596392 A JP30596392 A JP 30596392A JP H06129753 A JPH06129753 A JP H06129753A
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- double flange
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Abstract
フランジ11内へ配管される冷媒パイプ5を、冷蔵庫の
各室を仕切る中仕切壁の前面へ導くために必要な構成部
品の部品点数を少なくする。 【構成】 従来のように、冷媒パイプを中仕切壁の前面
へ導くための大きな切欠きを、二重フランジの部分に設
けるための加工を廃止する。代わりに、二重フランジ1
1の内フランジ11Aにスリット29を設ける。二重フ
ランジ11内に、内箱9のフランジ13を挿入するに際
しては、凸状になった部分21がスリット29を押し広
げて、そのフランジ13は、内フランジ11Aを変形さ
せながら挿入される。これによれば、従来のように大き
な切欠きを他の部品で塞ぐような必要はなくなり、隙間
もないので、断熱材が漏れ出ることもない。
Description
関し、特に箱体に露がつくのを防止するため高温の冷媒
が通る冷媒パイプを、外箱の前側縁から、各室を仕切る
中仕切壁へ配管するための構造に関する。
1の前側縁3には、露付き防止のために冷媒パイプ5が
配管されている(例えば、特公平3−33996号)。
示せず)から吐出された高温高圧の冷媒をコンプレッサ
ー(図示せず)へ導くものである。この冷媒パイプ5
は、冷蔵庫の各室を仕切る中仕切壁(図示せず)の前面
にも配管される。この配管は、箱体の前側縁から中仕切
壁へ連続しておこなわれている。この連続部分Aの拡大
分解図を図6に示す。図6の組み立てた後の水平断面図
を図7に示す。
とから成る。また内部のスペースを各室に仕切る中仕切
壁(図示せず)が設けられる。外箱7の前側縁には二重
フランジ11が設けられ、この二重フランジ11内には
冷媒パイプ5が配管される。内箱9のフランジ13は二
重フランジ11内へ挿入される。また、中仕切壁の前面
を覆う中仕切壁当板15の両端も二重フランジ11内へ
挿入される。二重フランジ11の上下方向の途中には大
きな切欠き17が形成され、冷媒パイプ5を二重フラン
ジ11内から中仕切壁へ連続して配管できるようになっ
ている。この大きな切欠き17の位置に対応して、内箱
9にも略コ字状の凹部19が形成されている。この凹部
19が形成されることにより、内箱9の背面には略コ字
状の凸部21が形成されることとなる。この凸部21が
前記大きな切欠き17へ挿入されることで、内箱9と外
箱7との間には隙間が確保される。
な切欠き17が形成されることになるが、外箱7と内箱
9との間には発泡ポリウレタンなどの断熱材が充填され
るので、断熱材が漏れ出てしまわないように塞ぐ部材が
必要となる。また、前記中仕切当板15の外箱7よりに
は、冷蔵庫のドアを開閉動作させるためのヒンジ材23
(図7)が設けられる。従って、大きな切欠き17によ
って強度が低くなった部分を、何らかの補強材で補強し
なければならない。
板取付板25が当てられ、表面からヒンジ止板27が当
てられ両者がボルトで止められる。このヒンジ止板27
は、さらに中仕切当板15にもボルトで止められる。な
お図8は、図7の外箱7と内箱9との関係を表わした正
面図である。
構成において、冷媒パイプ5が外箱の二重フランジ11
内から中仕切壁の前面へ配管される部分は部品点数が多
く、各部品の製造コスト及び組み付けコストが高くなっ
てしまうという問題があった。
し、前記部分において部品点数を少なくでき、且つ断熱
材の漏れがなく、十分な強度が得られる冷蔵庫を提供す
ることを目的とする。
めに、本発明は、外向きのフランジを前側縁に有する内
箱と、内フランジと外フランジとからなり、内向きの開
口溝を有する二重フランジを前側縁に有する外箱とを備
え、二重フランジの溝を通して、冷蔵庫の中仕切壁の前
面へ導かれる冷媒パイプを避けるようにして、内箱のフ
ランジを外箱の二重フランジの溝内に嵌合し、これら内
箱と外箱との間に発泡断熱材を充填したものにおいて、
外箱の内フランジの部分であって、冷媒パイプを避ける
べき位置に相当する部分に、長手方向に延びるスリット
を設け、内箱のフランジを外箱の二重フランジ内に嵌合
する時、スリットを設けた内フランジの部分を変形可能
にしたことを特徴とするものである。
避けるようにして内箱のフランジを嵌合する際には、内
箱のフランジに設けられた冷媒パイプを避けるべき部分
が、二重フランジの内フランジを内方に押圧する。とこ
ろが、本発明によれば、外箱の内フランジの部分であっ
て、冷媒パイプを避けるべき位置に相当する部分に、長
手方向に延びるスリットが設けられているので、内箱の
フランジを外箱の二重フランジ内に嵌合する時、スリッ
トを設けた内フランジの部分が変形し、この変形は、内
箱のフランジに設けられた冷媒パイプを避けるべき部分
の形状に沿って生じるので、後の発泡断熱材の充填工程
において、それが漏れ出るようなことはない。また、こ
れによると、外箱の内フランジに従来のような大きな切
欠きを設ける必要がなくなるので、フランジの強度低下
も抑えられ、合わせて、外箱と内箱との間に断熱材が注
入された後は、この断熱材が強度を受け持つので、従来
のようなヒンジ止板取付板及びヒンジ止板を省略でき
る。
説明する。冷蔵庫の箱体1(従来例の図5参照)は、外
面を構成する外箱7と、内面を構成する内箱9とを有す
る。外箱7は塗装された鉄板などから成り、内箱9はプ
ラスチックなどの材料で真空成形法などにより製作され
る。また、内箱9内部のスペースを、冷凍室、冷蔵室、
野菜室など上下の各室に仕切る中仕切壁が設けられる。
そして、外箱7と内箱9との間には例えば発泡ポリウレ
タンなどの断熱材が注入される。
形成される。この二重フランジ11は図中で左右内向き
に形成され、内フランジ11Aと外フランジ11Bとか
らなり、上下方向で連続しており、従って従来のような
大きな切欠き17(図6参照)は形成されていない。
する鉄板の端部が曲げ戻され略S字状の断面となったも
のである。この二重フランジ11の内部には、露つきを
防止するための冷媒パイプ5が配管される。この冷媒パ
イプ5は、銅又はアルミニウムなどの材料で製作され
る。この冷媒パイプ5を流れる冷媒は、コンプレッサか
ら送られてきたものであり高温高圧であり、冷媒パイプ
5内を流れる過程で放熱、凝縮し、液冷媒となって、コ
ンデンサ(図示せず)へ送られる。
ンジ13も、この二重フランジ11内へ挿入され、これ
によって外箱7と、内箱9とが嵌合される。嵌合された
状態で、前記二重フランジ11は閉じられる(図3)。
は、内箱9の表面に溝9Aが形成されている。この溝9
Aに中仕切壁の両端部が挿入され、支持される。そし
て、溝9Aは、フランジ13の前面に形成された略コ字
状の凹部19へ続いている。この凹部19は、前記二重
フランジ11内の冷媒パイプ5を導いて、中仕切壁の前
面へ配管するためのものである。
19により背面には凹部21が形成される。この略コ字
状の凸部21も二重フランジ11内へ挿入されるが、そ
の挿入位置において、二重フランジ11の内フランジ1
1Aには、長手方向に延在する縦スリット29が設けら
れる。
入に伴い内フランジ11Aが押圧された際に自ら押し広
げられ、内フランジ11Aを変形し易くするためのもの
である。縦スリット11Aの長さ及び幅は、外箱7を構
成する鉄板の厚さや剛性、内箱9の凸部21の高さや剛
性によって最適な寸法に定められる。これを最適な寸法
に定めることで、不必要な長さにまで内フランジ11A
が変形したり、内箱9を挿入し難くなったりすることが
避けられる。
ず、外箱7に形成された二重フランジ11の溝内部に冷
媒パイプ5を配管する。この冷媒パイプ5は、縦スリッ
ト29が設けられた部分において中仕切壁の方に向って
導出され、U字状にターンして、再び二重フランジ11
内へ戻る形状をとっている(図5参照)。
一部分は、手前方向(中仕切壁より離れる方向)に一時
的に曲げておいて、内箱9のフランジ13を二重フラン
ジ11の溝内へ挿入する。挿入時には、内箱9の凸部2
1が二重フランジ11の内フランジ11Aを内方に押圧
する。即ち、凸部21が挿入される部分において二重フ
ランジ11の隙間は十分な大きさを持っておらず、内フ
ランジ11Aは凸部21によって押圧される。
り縦スリット29が押し広げられるので、内フランジ1
1Aは押圧方向に容易に変形し、この変形は凸部21に
沿っておこなわれ略コ字状となる。
ーンする冷媒パイプ5の部分を、中仕切壁の前面に沿わ
せるように、元の状態に戻し、その後、U字状に導かれ
た冷媒パイプ5の前面に中仕切当板15を配置し、中仕
切当板15の両端を二重フランジ11内へ挿入する。
る程度の締めつけ力を受けると同時に、中仕切当板15
のフランジも締めつけ力を得る。
ランジ11の外フランジ11Bに対しビス2本で固定さ
れる。その後、外箱7と内箱9との間に断熱材を充填
し、これが硬化すると、中仕切当板15は十分な強度に
より支えられる。従って、この中仕切当板15に対して
ボルトなどでヒンジ材23を取り付ける(従来例の図7
参照)。
ジ11Aの変形は凸部21に沿って生じるので、不必要
な大きな隙間ができることはなく、その隙間から断熱材
が漏れ出ることは防止される。また、内箱9のフランジ
13は、嵌合時に、その凸部21が二重フランジ11の
内フランジ11Aを押圧し、この内フランジ11Aを変
形させながら嵌合するので、嵌合後は、ある程度の力で
締めつけられて、外箱7と内箱9とは一時的に仮止めさ
れる。これによれば、後の工程における断熱材の充填が
容易になる。
きな切欠き17(図6)が設けられていないので、この
切欠き17によって生じていた大きな強度低下をなくす
ことができる。また、外箱7と内箱9との間に充填され
る断熱材は硬化後十分な剛性を有し箱体に大きな強度を
与える。これらのことから、従来のようなヒンジ止板2
7及びヒンジ止板取付板25(従来例の図6参照)を省
略しても、ヒンジ材23(従来例の図7参照)を十分な
強度で支えることができるなど、種々の効果を得ること
ができる。
よれば、外箱の二重フランジから従来のような大きな切
欠きをなくし、代わりに、二重フランジ内へ内箱のフラ
ンジを挿入する際に、内フランジを変形させるためのス
リットを設けたので、スリットを設けた部分だけが挿入
の際に変形するので、その後の断熱材充填の工程で、断
熱材が漏れ出てしまうようなことはない。また、二重フ
ランジから大きな切欠きをなくしたこと、及び強度は充
填された断熱材自身が受け持つことなどから、全体とし
て十分な強度を確保することができる。従って、従来の
ヒンジ止板取付板及びヒンジ止板を省略しても、断熱材
の漏れを防止でき、十分な強度を維持できるので、部品
点数を減少できるので、部品の製造コスト及び組み付け
コストを低く押えることができる。
斜視図である。
である。
従来例の分解斜視図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 外向きのフランジを前側縁に有する内箱
と、内フランジと外フランジとからなり、内向きの開口
溝を有する二重フランジを前側縁に有する外箱とを備
え、前記二重フランジの溝を通して、冷蔵庫の中仕切壁
の前面へ導かれる冷媒パイプを避けるようにして、内箱
のフランジを外箱の二重フランジの溝内に嵌合し、これ
ら内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填したものにおい
て、前記外箱の内フランジの部分であって、前記冷媒パ
イプを避けるべき位置に相当する部分に、長手方向に延
びるスリットを設け、内箱のフランジを外箱の二重フラ
ンジ内に嵌合する時、スリットを設けた内フランジの部
分を変形可能にしたことを特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30596392A JP2896028B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30596392A JP2896028B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129753A true JPH06129753A (ja) | 1994-05-13 |
JP2896028B2 JP2896028B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17951411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30596392A Expired - Lifetime JP2896028B2 (ja) | 1992-10-19 | 1992-10-19 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2896028B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010065969A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Panasonic Corp | 冷蔵庫およびその製造方法およびその成形型 |
US10215471B2 (en) | 2015-12-28 | 2019-02-26 | Whirlpool Corporation | Structural stanchion for a cabinet of an appliance |
US11592231B2 (en) | 2020-09-30 | 2023-02-28 | Bsh Hausgeraete Gmbh | Refrigeration device with reinforced housing |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6005341B2 (ja) * | 2011-06-13 | 2016-10-12 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1992
- 1992-10-19 JP JP30596392A patent/JP2896028B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010065969A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Panasonic Corp | 冷蔵庫およびその製造方法およびその成形型 |
US10215471B2 (en) | 2015-12-28 | 2019-02-26 | Whirlpool Corporation | Structural stanchion for a cabinet of an appliance |
US11592231B2 (en) | 2020-09-30 | 2023-02-28 | Bsh Hausgeraete Gmbh | Refrigeration device with reinforced housing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2896028B2 (ja) | 1999-05-31 |
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Legal Events
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