JPH0233114Y2 - - Google Patents

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JPH0233114Y2
JPH0233114Y2 JP19457585U JP19457585U JPH0233114Y2 JP H0233114 Y2 JPH0233114 Y2 JP H0233114Y2 JP 19457585 U JP19457585 U JP 19457585U JP 19457585 U JP19457585 U JP 19457585U JP H0233114 Y2 JPH0233114 Y2 JP H0233114Y2
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JP
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bottom plate
heat insulating
insulating material
side plates
plate
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JP19457585U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は冷蔵庫下部に機械室を形成するものに
於いて、機械室両側方にも断熱材を充填して成る
冷蔵庫の改良構成に関する。
(ロ) 従来の技術 従来此種冷蔵庫は外箱と内箱間に断熱材を現場
発泡方式にて充填して構成している。外箱の底板
下方には電動圧縮機や蒸発パイプ及び蒸発皿等を
収納するための機械室を構成しており、底板は左
右側板に溶接されるが、冷蔵庫下部の強度を向上
させるためには多数の溶接個所が必要とされ、組
立作業上の問題が多い。そこで実公昭49−26774
号公報では左右側板、底板、前板及び内箱を断熱
材の発泡によつて一体化し、それと同時に冷蔵庫
の脚部に当たる機械室側方にも断熱材を充填して
強度向上を図つている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 斯かる構成によれば断熱材の発泡固化によつて
冷蔵庫下部の補強と各板体の一体化が同時に達成
されるものであるが、機械室内から底板を通過し
て断熱材中に延在する冷媒配管の処理が問題とな
る。即ち実公昭49−26774号公報の第1図及び第
2図の如き構成であれば、機械室内に発泡用の治
具が挿入される際、前記冷媒配管は側板のフラン
ジ裏面等に隠しておく事により問題はないが、第
3図の如く機械室側方まで断熱材を充填するもの
では冷媒配管が機械室内に突出してしまう為、治
具にその為の逃しを作る為、形状を複雑化しなけ
ればならない問題が生ずると共に、治具に当接し
ない部分の底板が発泡圧力よつて変形してしまう
不都合が生じる。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は斯かる問題点を解決するために底板2
を構成する上壁12及び左右側壁13,14の左
右側壁13,14は外箱3の左右側板31,32
と間隔を存して断熱材10の充填空間39を形成
すると共に左右側板31,32側へ突出して冷媒
配管21を収容する収納部22を形成したもので
ある。
(ホ) 作用 本考案によれば冷媒配管は機械室内に挿入され
る発泡用治具の邪摩にならない。又、収納部は左
右側壁の補強となる。
(ヘ) 実施例 次に図面に於いて本願の実施例を説明する。第
1図は冷蔵庫1の下部断面図を示している。2は
前方に開口する外箱3の底板であり、冷蔵庫1下
部の機械室4の内壁面を構成する合成樹脂部材で
ある。又、5は外箱3の背面板、6は同前板であ
る。7は外箱3内に組込まれ、内部を貯蔵室8と
する内箱であり、前方開口縁の外向フランジ7a
を外箱3開口縁の溝に挿入係合するものである
が、その下縁は前板6上縁の上方に開口する溝6
aに係合せられている。上記底板2、背面板5及
び前板6等を具備した外箱3と内箱7間にウレタ
ンフオーム等の断熱材10を注入し、現場現泡方
式にて充填して断熱箱体11を構成するものであ
る。
第2図は底板2の後方斜視図を、又、第3図は
外箱3の分解図を、更に第4図は第1図のA−A
線断面図を示している。底板2は硬質合成樹脂を
一体成形にて構成されており、後部が高い段差形
状の上壁12と左右側壁13,14と該左右側壁
13,14下端から外方へ張出す底面フランジ1
5,15を有して略門型を成している。底面フラ
ンジ15,15の断熱材10側となる上面には複
数の円錐状突起16,16…と前後に延在する溝
17,17が一体に形成されている。底板2前端
及び後端には外方へ張出す前フランジ19及び後
フランジ20がそれぞれ一体に成形され、更に左
右側壁13,14後部には上下に延在して左右へ
張出し、機械室4から上方の内箱7方向へ延在す
る冷媒配管21を収容する収納部22,22が形
成されている。24は機械室4内に収納配設さ
れ、後に同様に機械室4内に設けられる図示しな
い電動圧縮機から出た高温冷媒を流通せられ蒸発
パイプであり、蛇行状に折曲された後複数の線条
を溶接固定されて略平板状とされており、底板2
の上壁12の左右の前後部から一体に下方に突出
する支持部25,26によつて上壁12と間隔を
存して略水平に支持されている。この蒸発パイプ
24上に図示しない冷却器からの除霜水を貯留す
る蒸発皿27が、前板6に形成された挿入孔6b
より納出自在に載置される。支持部25,26間
の上壁12には下方へ膨出された保持部28が一
体に形成されており、この保持部28が蒸発皿2
7の両側壁27a上縁に当接して蒸発皿27を蒸
発パイプ24に押し付ける様に作用し、蒸発皿2
7を蒸発パイプ24との間に安定的に保持し、電
動圧縮機からの振動等によるガタ付きを防止す
る。保持部28は上壁12の補強も兼ねる。又、
蒸発パイプ24からの熱伝導を良好にする。蒸発
パイプ24は蒸発皿27を加熱して除霜水の自動
蒸発を達成する。又、29は支持部25からの断
熱材10の漏出を防止するシール板である。
第3図に於いて30及び31,32は外箱3を
構成する天板及び左右側板であり、一枚の帯状鋼
板の二箇所を折曲して略門型とする事により、連
続して構成されている。左右側板31,32の下
端には内方に折曲した内向フランジ33,33が
形成され、更に複数の挿入孔34,34…が穿設
されている。
次に断熱箱体11の組立て手順を説明する。底
板2は予め硬質合成樹脂によつて成形しておく。
他方、一枚の鋼板を折曲して略門型としたものの
左右側板31,32には、その下部間に渡つて前
板6を螺子止め若しくは係合等によつて取り付け
る。その後第3図中矢印の如く底板2を前記天板
30左右側板31,32及び前板6の組立て体に
取付ける。この場合、底面フランジ15,15の
突起16,16…は内向フランジ33,33の挿
入孔34,34…に挿入係合され、内向フランジ
33,33は底面フランジ15,15上面に当接
される。この時左右側板31,32間には予め側
板6が固定されているので、天板30を中心とし
た左右側板31,32の拡開は防止されるため、
突起16,16…の挿入孔34,34…への挿入
作業は円滑に行なえると共に、両者の係合によつ
て左右側板31,32と底板2の仮止めが達成さ
れる。又、前板6下縁の内向フランジ6cは底板
2前フランジ19下端の溝19aに係合する。こ
の状態で底板2の前フランジ19は前板6内面に
密接し、後フランジ20は左右側板31,32の
後縁部の外面に密接することになる。又、底面フ
ランジ15,15の溝17,17にはシール材3
6,36が収納され、内向フランジ33,33と
の間をシールし、更に、左右側壁13,14は左
右側板31,32と間隔を存して断熱材10の後
述する充填空間を構成する。
第5図に天板30、左右側板31,32、前板
6及び底板2を組立てた状態の外箱3を示す。こ
の時底板2の後フランジ20は左右側板31,3
2の後縁を内方に折曲した後縁フランジ36の外
面に密接している。冷媒配管21は例えば断熱箱
体11の前面開口縁を加熱して露付きを防止する
ために用いられる高温冷媒配管であり、予め所定
形状に折曲形成されており、底板2を取付ける
前、若しくは取付けた後に、天板30及び左右側
板31,32の前縁を内方に折曲した前縁フラン
ジ37の裏側に連続して配置されるが、端部は収
納部22上端に形成した透孔22aより収納部2
2内に導出され、機械室4側に引き出される。こ
こで収納部22は断面略半円形状を成し、底面フ
ランジ15から上壁12まで延在し、透孔22a
はその上端に形成されており、下端は開放してい
る。又、この収納部22によつて左右側壁13,
14は補強される。
この様にして組立てた後、内箱7を外箱3の各
構成部と間隔39を存して組込み、更に背面板5
を背方より取付け、又断熱箱体11内に組込まれ
るべき冷却装置の部品を組込んだ後、第6図に示
す如く、内治具40及び外治具41,42,43
内にセツトして間隔39内に予め注入したウレタ
ン原液を発泡させ、外箱3内箱7間に充填する。
ここで機械室4内に挿入され、底板2に当接する
外治具43はヒンジ44によつて挿脱自在とされ
ているが、支持部25,26や保持部28に対応
する部分には予め凹所が形成されているものとす
る。
第7図は第6図のB−B線断面図を示し、第8
図は第1図のC−C線断面図を示している、断熱
材10の発泡工程中、冷媒配管21は第7図の如
く収納部22内に位置せしめておく。これによつ
て冷媒配管21は左右側板13,14より機械室
4側へ突出しない。従つて外治具40に冷媒配管
21を逃げる為の凹所等を形成する必要がなく、
治具形状の簡略化が図れ、又、外治具40の挿脱
作業も容易となる。更に収納部22を除く左右側
壁13,14の略全面に外治具40が当接できる
ため、発泡時の圧力による底板2の変形も防止さ
れ、又、収納部22部分は強度が向上しているた
め、変形の問題はない。第8図は断熱材10の充
填が終了した状態の収納部22部分の断面を示
す。44はシール材である。断熱材10の発泡固
化によつて左右側板31,32、前板6、底板2
及び内箱7は一体化される。従つて溶接作業等を
不要とし組立て作業の簡素化が図れる。これは特
に予め塗装された鋼板にて外箱3を形成する場合
には溶接が出来ないため本願は有効である。又、
底板2の左右側壁13,14及び左右側板31,
32間にも断熱材10が充填されるため、断熱材
11脚部の強度が向上する。これは特に実施例の
如く底板2を合成樹脂にて構成するものに有効で
ある。その後、蒸発パイプ24や図示しない電動
圧縮機等を組込んで冷蔵庫を完成する。
尚、実施例では前方開口の冷蔵庫1に本願を適
用したがそれに限られず、上方に開口する所謂チ
エストタイプの冷蔵庫でも本願は有効である。
(ト) 考案の効果 本考案によれば機械室側方まで断熱材を充填で
きるため、冷蔵庫脚部の強度向上が図れる。この
場合、底板を貫通して断熱材中に埋設される冷媒
配管は収納部内に収容しておけるため、機械室内
に挿入される断熱材発泡用の治具を冷媒配管を逃
げる構造とする必要がなく、治具形状の簡素化が
図れると共に、発泡圧力による底板の変形も有効
に防止される。
【図面の簡単な説明】
各図は本考案の実施例を示すもので、第1図は
冷蔵庫下部の断面図、第2図は底板の後方斜視
図、第3図は外箱の分割斜視図、第4図は第1図
のA−A線断面図、第5図は外箱の斜視図、第6
図は外箱、内箱組立て体を発泡治具にセツトした
状態の断面図、第7図は第6図のB−B線断面
図、第8図は第1図のC−C線断面図である。 2……底板、3……外箱、10……断熱材、1
2……上壁、13,14……左右側壁、21……
冷媒配管、22……収納部、31,32……左右
側板、39……間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外箱と内箱間に断熱材を現場発泡方式にて充填
    して成る冷蔵庫に於いて、前記外箱を構成する左
    右側板、前板及び底板と、該底板を構成する上壁
    及び左右側壁と、前記底板を貫通して前記断熱材
    中に埋設される冷媒配管とから成り、前記底板の
    左右側壁は前記左右側板と間隔を存して前記断熱
    材の充填空間を形成すると共に前記左右側板側へ
    突出して前記冷媒配管を収容する収納部を形成さ
    れている事を特徴とする冷蔵庫。
JP19457585U 1985-12-18 1985-12-18 Expired JPH0233114Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19457585U JPH0233114Y2 (ja) 1985-12-18 1985-12-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19457585U JPH0233114Y2 (ja) 1985-12-18 1985-12-18

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Publication Number Publication Date
JPS62102979U JPS62102979U (ja) 1987-06-30
JPH0233114Y2 true JPH0233114Y2 (ja) 1990-09-06

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