JPH06129717A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH06129717A
JPH06129717A JP27713892A JP27713892A JPH06129717A JP H06129717 A JPH06129717 A JP H06129717A JP 27713892 A JP27713892 A JP 27713892A JP 27713892 A JP27713892 A JP 27713892A JP H06129717 A JPH06129717 A JP H06129717A
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lubricating oil
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達生 小野
Tomohiko Kasai
智彦 河西
Setsu Nakamura
節 中村
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • F25B2500/26Problems to be solved characterised by the startup of the refrigeration cycle

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2台の圧縮機のうち第一の圧縮機が運転中、
停止している第二の圧縮機を起動させる際に、両圧縮機
の潤滑油量を確保する。 【構成】 電源投入後、第一の圧縮機が初めて起動され
た時点でタイマ33が時間tのカウントを開始する。電
源投入後、第二の圧縮機が一度も運転されていなけれ
ば、時間t≧第一の所定時間t1となるまで待機し、t
≧t1となった時点で第二の圧縮機を起動させる。ま
た、電源投入後、第二の圧縮機が一度でも運転されたこ
とがあれば、時間t≧第一の所定時間t2となるまで待
機し、t≧t2となった時点で第二の圧縮機を起動させ
る。なお、t1≧t2の関係がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2台の圧縮機のうち
1台が運転中に、停止中の他の1台の圧縮機を起動させ
る制御手段を備えた空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図28は、従来より用いられている空気
調和装置で用いられている冷媒回路図を示している。図
28において、1は第一の圧縮機(以下、単に「圧縮機
1」と称する)、2は第二の圧縮機(以下、単に「圧縮
機2」と称する)、3は圧縮機1と圧縮機2とを結ぶ均
油管、4は圧縮機1と圧縮機2との吐出配管途中に設け
られた油分離器、5は四方切換弁、6は熱源機側熱交換
器、7は絞り装置、8は室内側熱交換器、9はアキュム
レータ、10は油分離器4とアキュムレータ9の吸入配
管とを結ぶ配管途中に設けられた電磁開閉弁、11は電
磁開閉弁10と並列に設けられた毛細管である。12,
13はそれぞれアキュムレータ9と圧縮機1、圧縮機2
の吸入部とを結ぶ吸入配管である。図中、実線矢印は冷
房運転時の冷媒の流れ方向を、また破線矢印は暖房運転
時の冷媒の流れ方向を示す。
【0003】次に冷房運転時の動作を説明する。圧縮機
1あるいは圧縮機2より吐出された高温高圧のガス冷媒
は、油分離器4、四方切換弁5を経て熱源機側熱交換器
6に流入し、ここで放熱、凝縮して高圧の液冷媒とな
る。この液冷媒は絞り装置7によって減圧され、低圧の
気液二相冷媒として室内側熱交換器8に流入する。ここ
で吸熱することにより、液冷媒の大部分が蒸発して、四
方切換弁5を経てアキュムレータ9に流入し、室内側熱
交換器8で未蒸発の液冷媒とガス冷媒とに分離され、ガ
ス冷媒のみアキュムレータ9より吸入配管12,13を
通って圧縮機1あるいは圧縮機2へ戻る。
【0004】このとき、冷媒と共に圧縮機1あるいは圧
縮機2から流出した潤滑油は、油分離器4によりその大
部分が分離され、油分離器4内に停滞する。停滞した潤
滑油の一部は油分離器4内のガス冷媒とともに毛細管1
1により常時アキュムレータ9に送られる。油分離器4
内の残りの潤滑油は、電磁開閉弁10を開くことにより
油分離器4内のガス冷媒とともにアキュムレータ9に送
られる。油分離器4により分離されなかった潤滑油は冷
媒とともに四方切換弁5、熱源機側熱交換器6、絞り装
置7、室内側熱交換器8、四方切換弁5の各部を経てア
キュムレータ9に至る。
【0005】アキュムレータ9に入った潤滑油はアキュ
ムレータ9内のガス冷媒とともに吸入配管12,13を
通って圧縮機1、圧縮機2へと戻される。こうした中
で、圧縮機1と圧縮機2とのシェル内圧力の差により潤
滑油は冷媒とともに均油管3の中をシェル内圧力の高い
圧縮機からシェル内圧力の低い圧縮機へと流れる。この
ようにして冷房時の冷凍サイクルが形成される。
【0006】次に暖房運転時の動作を説明する。圧縮機
1あるいは圧縮機2により吐出された高温高圧のガス冷
媒は、油分離器4、四方切換弁5を経て室内側熱交換器
8に流入し、ここで放熱、凝縮して高圧の液冷媒とな
る。この液冷媒は絞り装置7によって減圧され、低圧の
気液二相冷媒として熱源機側熱交換器6に流入する。こ
こで吸熱することにより、液冷媒の大部分が蒸発して、
四方切換弁5を経てアキュムレータ9に流入し、熱源機
側熱交換器6で未蒸発の液冷媒とガス冷媒とに分離さ
れ、ガス冷媒のみアキュムレータ9より吸入配管12,
13を通って圧縮機1あるいは圧縮機2へ戻る。
【0007】このとき、冷媒と共に圧縮機1あるいは圧
縮機2から流出した潤滑油は、油分離器4によりその大
部分が分離され、油分離器4内に停滞する。停滞した潤
滑油の一部は油分離器4内のガス冷媒とともに毛細管1
1により常時アキュムレータ9に送られる。油分離器4
内の残りの潤滑油は、電磁開閉弁10を開くことにより
油分離器4内のガス冷媒とともにアキュムレータ9に送
られる。油分離器4により分離されなかった潤滑油は冷
媒とともに四方切換弁5、室内側熱交換器8、絞り装置
7、熱源機側熱交換器6、四方切換弁5の各部を経てア
キュムレータ9に至る。
【0008】アキュムレータ9に入った潤滑油はアキュ
ムレータ9内のガス冷媒とともに吸入配管12,13を
通って圧縮機1、圧縮機2へと戻される。こうした中
で、圧縮機1と圧縮機2のシェル内圧力の差により潤滑
油は冷媒とともに均油管3の中をシェル内圧力の高い圧
縮機からシェル内圧力の低い圧縮機へと流れる。このよ
うにして暖房時の冷凍サイクルが形成される。
【0009】なお、均油管3を流れる混合液の流量は簡
易的に下記式で計算される。 G1 =α・(Δp/ρ)1/21 :均油管3を流れる冷媒と潤滑油の混合液流量 α:流量係数 ρ:混合液密度 Δp:均油管前後差圧(=圧縮機シェル内圧差)
【0010】このような従来の空気調和装置では、図2
9の制御フローチャートにあるように空気調和装置に電
源が投入されて以降、2台の圧縮機1、圧縮機2のう
ち、圧縮機1が運転し圧縮機2が停止している状態か
ら、圧縮機1がある運転容量となったところで圧縮機2
を起動させる際には、そのまま圧縮機2を起動させてい
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】電源投入時は、それ以
前に圧縮機に多量の冷媒が寝込んでいる可能性が高く、
圧縮機1が起動すると、起動時のフォーミングによって
液冷媒とともに潤滑油も流出し易く、圧縮機1内の潤滑
油量は少なくなる。圧縮機1のみ運転している場合、停
止している圧縮機2のシェル内圧力は運転中の圧縮機1
のシェル内圧力より高いため、圧縮機2内の潤滑油は、
冷媒とともに圧縮機1のシェル内へ均油管3を経て供給
される。また停止中の圧縮機2にはアキュムレータ9か
らの返油は行われないため、圧縮機2内の潤滑油と冷媒
との混合液の液面は均油管3の高さ付近まで低下する。
【0012】こうした状態から停止している圧縮機2を
起動させた場合、起動時の急激なシェル内圧力の低下に
より圧縮機2内で冷媒がフォーミングし、圧縮機2内の
潤滑油も冷媒とともに吐出され易くなるとともに、均油
管3前後の圧力差が小さくなったり逆転したりするた
め、均油管3を通って圧縮機1に供給される潤滑油量は
少なくなる。
【0013】また、起動した圧縮機2の側から見ると、
その運転容量が既に運転中である圧縮機1の運転容量よ
りも小さい場合には、シェル内圧力の大小関係は圧縮機
2の方が高いため、圧縮機2が起動したときに、圧縮機
2内のシェル内液面はフォーミングとともに上昇して、
停止中は均油管3より低い液面であっても、起動後に均
油管3の高さを上回って冷媒と潤滑油との混合液が均油
管3から圧縮機1の方へ流出し易くなる。
【0014】起動した圧縮機2の運転容量が既に運転中
である圧縮機1の運転容量よりも大きい場合には、シェ
ル内圧力は圧縮機1の方が高くなるため、圧縮機2には
均油管3を通して圧縮機1から返油されるが、既に運転
中である圧縮機1内の潤滑油濃度が低い場合にはこうし
た返油効果は小さくなる。
【0015】なお、アキュムレータ9に液冷媒が溜まっ
ている状態においては、圧縮機1が運転し圧縮機2が停
止している場合でも、圧縮機1のシェル内部と圧縮機2
のシェル内部は均油管3で連通しているため、停止して
いる圧縮機2のシェル内圧力も低下するために、アキュ
ムレータ9から圧縮機2に湿ったガス冷媒が移動して圧
縮機2の中で凝縮するため、圧縮機2内の潤滑油濃度は
少しずつ低下する。このため、圧縮機2が電源投入後初
めて起動する場合に、潤滑油不足によって軸受けを損傷
してしまう恐れが生じていた。また、停止中の圧縮機2
が起動するとき、アキュムレータ9に液冷媒が過剰に溜
まっている場合には、液バックを起こし易くなってい
た。
【0016】また、両方の圧縮機内に冷媒が寝込んでい
る状態から圧縮機1が起動した場合、圧縮機1内の潤滑
油濃度は低く、起動時のフォーミングによって潤滑油が
流出し易いものの、圧縮機2が停止中は、圧縮機2内の
冷媒と潤滑油の混合液も均油管3から圧縮機1に供給さ
れる。しかし、圧縮機1の起動後短時間で圧縮機2が起
動すると、圧縮機2内の潤滑油がフォーミングにより冷
媒と共に排出される上、圧縮機1に均油管3から返油さ
れにくくなり、更に圧縮機1内の潤滑油量が充分でない
ため起動した圧縮機2には圧縮機1から均油管3による
返油が期待できないため、圧縮機1および圧縮機2内の
潤滑油不足により圧縮機の軸受けが焼きつく問題が生じ
ていた。
【0017】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、空気調和装置に電源が投入され
た後、2台の圧縮機のうち1台が運転中に、停止中の他
の1台の圧縮機が初めて起動する際、2台の圧縮機の潤
滑油量を確保させることを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の空気調和装置は、以下のような技術的手段
を講じたものである。すなわち、請求項1の空気調和装
置は、並列に設置された第一の圧縮機および第二の圧縮
機と、前記両圧縮機を相互に結ぶ均油管と、前記両圧縮
機からの吐出配管途中に設けられた油分離器、四方切換
弁、熱源機側熱交換器、絞り装置、室内側熱交換器およ
びアキュムレータと、前記油分離器と前記アキュムレー
タの吸入配管とを結ぶ配管途中に設けられた電磁開閉弁
と、電源を駆動源とする前記両圧縮機の制御手段とを備
えるとともに、前記両圧縮機のうち少なくとも第一の圧
縮機は容量制御可能な圧縮機である冷媒回路を有する空
気調和装置において、第一の圧縮機の起動からの運転時
間を計時する第一の計時手段を設け、制御手段に電源が
投入されてから初めて第二の圧縮機が起動される場合に
は前記第一の計時手段が第一の所定時間を計時したのち
に、また、前記制御手段に電源が投入されてから一度で
も第二の圧縮機が起動されたことがある場合には前記第
一の計時手段が第二の所定時間を計時したのちに、それ
ぞれ第二の圧縮機を起動させるよう構成され、かつ、前
記第一の所定時間は前記第二の所定時間より長く設定さ
れているものである。
【0019】請求項2の空気調和装置は、並列に設置さ
れた第一の圧縮機および第二の圧縮機と、前記両圧縮機
を相互に結ぶ均油管と、前記両圧縮機からの吐出配管途
中に設けられた油分離器、四方切換弁、熱源機側熱交換
器、絞り装置、室内側熱交換器およびアキュムレータ
と、前記油分離器と前記アキュムレータの吸入配管とを
結ぶ配管途中に設けられた電磁開閉弁と、電源を駆動源
とする前記両圧縮機の制御手段とを備えるとともに、前
記両圧縮機のうち少なくとも第一の圧縮機は容量制御可
能な圧縮機である冷媒回路を有する空気調和装置におい
て、第一の圧縮機から吐出される冷媒の過熱度を検出す
る第一の冷媒過熱度検出手段を設け、制御手段に電源が
投入されてから初めて第二の圧縮機が起動される場合に
は、前記第一の冷媒過熱度検出手段によって検出された
冷媒過熱度が所定の範囲内に入ったのちに、第二の圧縮
機を起動させるよう構成されているものである。
【0020】請求項3の空気調和装置は、並列に設置さ
れた第一の圧縮機および第二の圧縮機と、前記両圧縮機
を相互に結ぶ均油管と、前記両圧縮機からの吐出配管途
中に設けられた油分離器、四方切換弁、熱源機側熱交換
器、絞り装置、室内側熱交換器およびアキュムレータ
と、前記油分離器と前記アキュムレータの吸入配管とを
結ぶ配管途中に設けられた電磁開閉弁と、電源を駆動源
とする前記両圧縮機の制御手段とを備えるとともに、前
記両圧縮機のうち少なくとも第一の圧縮機は容量制御可
能な圧縮機である冷媒回路を有する空気調和装置におい
て、第一の圧縮機の内部潤滑油の過熱度を検出する第一
の潤滑油過熱度検出手段または第二の圧縮機の内部潤滑
油の過熱度を検出する第二の潤滑油過熱度検出手段を設
け、制御手段に電源が投入されてから初めて第二の圧縮
機が起動される場合には、前記第一の潤滑油過熱度検出
手段によって検出された潤滑油過熱度または前記第二の
潤滑油過熱度検出手段によって検出された潤滑油過熱度
が所定の範囲内に入ったのちに、第二の圧縮機を起動さ
せるよう構成されているものである。
【0021】請求項4の空気調和装置は、並列に設置さ
れた第一の圧縮機および第二の圧縮機と、前記両圧縮機
を相互に結ぶ均油管と、前記両圧縮機からの吐出配管途
中に設けられた油分離器、四方切換弁、熱源機側熱交換
器、絞り装置、室内側熱交換器およびアキュムレータ
と、前記油分離器と前記アキュムレータの吸入配管とを
結ぶ配管途中に設けられた電磁開閉弁と、電源を駆動源
とする前記両圧縮機の制御手段とを備えるとともに、前
記両圧縮機のうち少なくとも第一の圧縮機は容量制御可
能な圧縮機である冷媒回路を有する空気調和装置におい
て、第一の圧縮機の内部の冷媒と潤滑油との混合液温度
を検出する第一の温度検出手段または第二の圧縮機の内
部の冷媒と潤滑油との混合液温度を検出する第二の温度
検出手段を設け、制御手段に電源が投入されてから初め
て第二の圧縮機が起動される場合には、前記第一の温度
検出手段によって検出された混合液温度または前記第二
の温度検出手段によって検出された混合液温度が所定の
範囲内に入ったのちに、第二の圧縮機を起動させるよう
構成されているものである。
【0022】請求項5の空気調和装置は、並列に設置さ
れた第一の圧縮機および第二の圧縮機と、前記両圧縮機
を相互に結ぶ均油管と、前記両圧縮機からの吐出配管途
中に設けられた油分離器、四方切換弁、熱源機側熱交換
器、絞り装置、室内側熱交換器およびアキュムレータ
と、前記油分離器と前記アキュムレータの吸入配管とを
結ぶ配管途中に設けられた電磁開閉弁と、電源を駆動源
とする前記両圧縮機の制御手段とを備えるとともに、前
記両圧縮機のうち少なくとも第一の圧縮機は容量制御可
能な圧縮機である冷媒回路を有する空気調和装置におい
て、第一の圧縮機の停止時間を計時する第二の計時手段
を設け、制御手段に電源が投入されてから初めて第二の
圧縮機が起動される場合には、第二の圧縮機を起動させ
ると同時に運転中の第一の圧縮機を停止させ、前記第二
の計時手段が所定の時間を計時したのちに、第一の圧縮
機を再起動させるよう構成されているものである。
【0023】請求項6の空気調和装置は、並列に設置さ
れた第一の圧縮機および第二の圧縮機と、前記両圧縮機
を相互に結ぶ均油管と、前記両圧縮機からの吐出配管途
中に設けられた油分離器、四方切換弁、熱源機側熱交換
器、絞り装置、室内側熱交換器およびアキュムレータ
と、前記油分離器と前記アキュムレータの吸入配管とを
結ぶ配管途中に設けられた電磁開閉弁と、電源を駆動源
とする前記両圧縮機の制御手段とを備えるとともに、前
記両圧縮機のうち少なくとも第一の圧縮機は容量制御可
能な圧縮機である冷媒回路を有する空気調和装置におい
て、第二の圧縮機から吐出される冷媒の過熱度を検出す
る第一の冷媒過熱度検出手段を設け、制御手段に電源が
投入されてから初めて第二の圧縮機が起動される場合に
は、第二の圧縮機を起動させると同時に運転中の第一の
圧縮機を停止させ、前記第二の冷媒過熱度検出手段によ
って検出された冷媒過熱度が所定の範囲内に入ったのち
に、第一の圧縮機を再起動させるよう構成されているも
のである。
【0024】請求項7の空気調和装置は、並列に設置さ
れた第一の圧縮機および第二の圧縮機と、前記両圧縮機
を相互に結ぶ均油管と、前記両圧縮機からの吐出配管途
中に設けられた油分離器、四方切換弁、熱源機側熱交換
器、絞り装置、室内側熱交換器およびアキュムレータ
と、前記油分離器と前記アキュムレータの吸入配管とを
結ぶ配管途中に設けられた電磁開閉弁と、電源を駆動源
とする前記両圧縮機の制御手段とを備えるとともに、前
記両圧縮機のうち少なくとも第一の圧縮機は容量制御可
能な圧縮機である冷媒回路を有する空気調和装置におい
て、第二の圧縮機から吐出される冷媒の温度を検出する
第三の温度検出手段を設け、制御手段に電源が投入され
てから初めて第二の圧縮機が起動される場合には、第二
の圧縮機を起動させると同時に運転中の第一の圧縮機を
停止させ、前記第三の温度検出手段によって検出された
冷媒温度が所定の範囲内に入ったのちに、第一の圧縮機
を再起動させるよう構成されているものである。
【0025】請求項8の空気調和装置は、並列に設置さ
れた第一の圧縮機および第二の圧縮機と、前記両圧縮機
を相互に結ぶ均油管と、前記両圧縮機からの吐出配管途
中に設けられた油分離器、四方切換弁、熱源機側熱交換
器、絞り装置、室内側熱交換器およびアキュムレータ
と、前記油分離器と前記アキュムレータの吸入配管とを
結ぶ配管途中に設けられた電磁開閉弁と、電源を駆動源
とする前記両圧縮機の制御手段とを備えるとともに、前
記両圧縮機のうち少なくとも第一の圧縮機は容量制御可
能な圧縮機である冷媒回路を有する空気調和装置におい
て、制御手段に電源が投入されてからの第一の圧縮機の
積算運転時間を計時する第三の計時手段と、第一の圧縮
機の停止時間を計時する第二の計時手段とを設け、制御
手段に電源が投入されてから初めて第二の圧縮機が起動
されるまでの間は第一の圧縮機のみを運転し、前記第三
の計時手段が所定の時間を計時したのちに、第一の圧縮
機を一旦停止させ、さらに、前記第二の計時手段が所定
の時間を計時したのちに、第一の圧縮機を再起動させる
よう構成されているものである。
【0026】請求項9の空気調和装置は、請求項8記載
の空気調和装置で、第二の圧縮機が停止している状態に
おいて、第一の圧縮機が運転状態から停止した回数が所
定の回数以上となってから、次に第一の圧縮機が起動し
たのちに、第二の圧縮機を強制的に起動させるものであ
る。
【0027】
【作用】請求項1の発明においては、第一の圧縮機が運
転中に電源投入後初めて第二の圧縮機を起動する場合
は、第一の圧縮機が起動してから第一の所定時間が経過
したのちに第二の圧縮機を起動させる。また、第一の圧
縮機が運転中に電源投入後一度でも起動されたことがあ
る第二の圧縮機を起動する場合は、第一の圧縮機が起動
してから第二の所定時間が経過したのちに第二の圧縮機
を起動させる。
【0028】請求項2の発明では、第一の圧縮機が運転
中に電源投入後初めて第二の圧縮機を起動する場合は、
第一の圧縮機から吐出される冷媒の過熱度が所定の範囲
内に入ったのちに第二の圧縮機を起動させる。
【0029】請求項3の発明では、第一の圧縮機が運転
中に電源投入後初めて第二の圧縮機が起動する場合は、
第一の圧縮機の内部潤滑油の過熱度または第二の圧縮機
の内部潤滑油の過熱度が所定の範囲内に入ったのちに第
二の圧縮機を起動させる。
【0030】請求項4の発明では、第一の圧縮機が運転
中に電源投入後初めて第二の圧縮機が起動する場合は、
第一の圧縮機内部の冷媒と潤滑油との混合液の温度また
は第二の圧縮機内部の冷媒と潤滑油との混合液の温度が
所定の範囲内に入ったのちに第二の圧縮機を起動させ
る。
【0031】請求項5の発明では、第一の圧縮機が運転
中に電源投入後初めて第二の圧縮機が起動する場合は、
第二の圧縮機を起動させるとともに第一の圧縮機を停止
させ、第一の圧縮機が停止してから所定の時間が経過し
たのちに第一の圧縮機を再起動させる。
【0032】請求項6の発明では、第一の圧縮機が運転
中に電源投入後初めて第二の圧縮機が起動する場合は、
第二の圧縮機を起動させるとともに第一の圧縮機を停止
させ、第二の圧縮機から吐出される冷媒の過熱度が所定
の範囲内に入ったのちに第一の圧縮機を再起動させる。
【0033】請求項7の発明では、第一の圧縮機が運転
中に電源投入後初めて第二の圧縮機が起動する場合は、
第二の圧縮機を起動させるとともに第一の圧縮機を停止
させ、第二の圧縮機から吐出される冷媒の温度が所定の
範囲内に入ったのちに第一の圧縮機を再起動させる。
【0034】請求項8の発明では、電源投入後に第一の
圧縮機のみ運転している場合、第一の圧縮機の積算運転
時間が所定の時間に達したときに第一の圧縮機を停止さ
せ、第一の圧縮機が停止してから所定の時間が経過した
のちに第一の圧縮機を再起動させる。
【0035】請求項9の発明では、請求項8の制御によ
り第一の圧縮機の停止回数が所定の回数以上となったと
き、停止している第二の圧縮機を強制的に起動させる。
【0036】
【実施例】
実施例1.この発明の実施例1を図1、図2、図3、図
4に基づいて説明する。図1は実施例1の冷媒回路図で
ある。図1の中で1から13は従来例を示した図28と
同じものである。14は油分離器4と四方切換弁5との
間の配管と吸入配管13とを結んだ配管途中に設けた電
磁開閉弁である。15,16はそれぞれ圧縮機1、圧縮
機2を暖める加熱ヒータである。なお、この冷媒回路に
おける冷房、暖房時の冷媒の動きは従来例にて説明した
空気調和装置と同様であり、その説明は省略するが、圧
縮機1が運転、圧縮機2が停止している場合、圧縮機1
の吸入圧力が下がると均油管3で連通している圧縮機2
のシェル内圧力も下がり、アキュムレータ9からわずか
づつではあるが湿った冷媒が圧縮機2へ移動、凝縮し、
時間経過とともに圧縮機2内の潤滑油濃度が低下するこ
とから、電磁開閉弁14を設けて高温、高圧の吐出ガス
冷媒を圧縮機2の吸入配管13へ流し、吸入圧力を上昇
させるとともに、吸入ガスの過熱度を上げて圧縮機2内
の潤滑油濃度低下を防ぐようになっている。
【0037】図2は実施例1の電気回路図である。図
中、17は電磁開閉弁10の電磁開閉弁コイル、18は
電磁開閉弁コイル17の電源スイッチ、19は電磁開閉
弁14の電磁開閉弁コイル、20は電磁開閉弁コイル1
9の電源スイッチ、21は圧縮機1の起動スイッチ用コ
イル、22は起動スイッチ用コイル21の電源スイッ
チ、23は加熱ヒータ15の電源スイッチ、24は圧縮
機2の起動スイッチ用コイル、25は起動スイッチ用コ
イル24の電源スイッチ、26は加熱ヒータ16の電源
スイッチ、27は電源を駆動源とする圧縮機1および圧
縮機2の制御手段の一例としての運転制御部、26は圧
縮機1の起動スイッチ、29は圧縮機2の起動スイッ
チ、30は主電源、31は容量可変部、32は直流変換
装置である。図3は制御ブロック図であり、33は第一
の計時手段の一例としてのタイマである。図4は本実施
例の制御フローチャート図である。
【0038】ここで、図2の各部の働きの説明を行う。
運転制御部27からの指令により、電源スイッチ18が
入ると、電磁開閉弁コイル17に電源が供給され、電磁
開閉弁10が開く。運転制御部27からの指令により、
電源スイッチ20が入ると、電磁開閉弁コイル19に電
源が供給され、電磁開閉弁14が開く。運転制御部27
からの指令により、電源スイッチ22が入ると、圧縮機
1の起動スイッチ用コイル21に電源が供給されて、起
動スイッチ28が入る。この時、主電源30により供給
された交流は直流変換装置32によって直流となり、容
量可変部31によって所定容量の電源が圧縮機1に供給
され、圧縮機1が運転する。運転制御部27からの指令
により、電源スイッチ23が入ると、圧縮機1の加熱ヒ
ータ15が入り、圧縮機1を加熱する。運転制御部27
からの指令により、電源スイッチ25が入ると圧縮機2
の起動スイッチ用コイル24に電源が供給されて、起動
スイッチ29が入る。起動スイッチ29が入ると主電源
30より圧縮機2に電源が供給されて圧縮機2が運転す
る。運転制御部27からの指令により、電源スイッチ2
6が入ると、圧縮機2の加熱ヒータ16が入り、圧縮機
2を加熱する。直流変換部32では圧縮機1の電源とは
別に運転制御部27の電源をも供給する。
【0039】次に図4のフローチャートの説明を行う。
圧縮機1が起動した時点でタイマ33が時間tのカウン
トを開始する(ステップ45)。次に運転制御部27か
ら容量可変部31に出されている圧縮機1の運転容量が
圧縮機2を起動させる切り換え容量に達しているかを判
断する(ステップ46)。切り換え容量に達していなけ
れば本制御は切り換え容量になるまで保留し、切り換え
容量に達していればステップ47へ進む。そして、運転
制御部27へ電源が供給されてから、圧縮機2が一度も
運転されていなければステップ48へ進み、一度でも運
転されていればステップ49へ進む。ステップ48で
は、タイマ33がカウントした時間tが予め設定されて
ある第一の所定時間t1より長いかどうかを判断し、t
≧t1であればステップ50に進む。また、t<t1で
あれば、t≦t1となるまでそのままカウントを続け
る。ステップ49でもステップ48と同様の制御が行わ
れるが、時間tとの比較には第二の所定時間t2が用い
られる。なお、第一の所定時間t1と第二の所定時間t
2とにはt1≧t2の関係がある。ステップ50に進む
と、圧縮機2を起動し、その後、タイマ33のカウント
を終了し(ステップ51)、時間tをクリアして(ステ
ップ52)本実施例の制御が終了する。なお、圧縮機2
が停止中には、電源スイッチ26を入れて圧縮機2の加
熱ヒータ16を通電し、液冷媒の蒸発を促す。
【0040】これにより、電源投入後初めての起動で、
圧縮機1内に冷媒に寝込んでいる状態から圧縮機1が起
動しても、所定の時間が経過するまでは圧縮機2が起動
しないので、圧縮機1に圧縮機2内の冷媒と潤滑油の混
合液が均油管3から供給される時間が長くなり、圧縮機
1の起動時の吸入圧力低下によるフォーミングで、ある
程度の潤滑油が冷媒とともに排出されても、潤滑油が不
足することはない。さらに、起動前にアキュムレータ9
内に冷媒が多量に溜まっていても、第一の所定時間t1
を長くすることにより、その量を充分に少なくすること
ができるので、圧縮機2が起動するときには大きな液バ
ックが起こらず、潤滑油の濃度が低下したり、液圧縮す
ることがない。
【0041】実施例2.実施例1において、第二の所定
時間t2を限りなく短く、あるいはt2=0として、ス
テップ49が選択された場合にはすぐにステップ50に
進み圧縮機2を起動するようにしても、同様の作用・効
果を奏する。
【0042】実施例3.本実施例の冷媒回路図を図5に
示す。図5の冷媒回路図は、実施例1と異なる部分のみ
を示しており、圧縮機1の吐出部分に吐出圧力センサ3
4と吐出温度センサ35を備えている。なお、冷房、暖
房運転時の冷媒および潤滑油の動きは実施例1と同じで
あるため説明は省略する。
【0043】図6は本実施例の制御ブロック図であり、
これに示すように圧縮機1の吐出冷媒の吐出圧力センサ
34と吐出温度センサ35とが運転制御部27に接続さ
れており、運転制御部27内にて吐出圧力センサ34に
より測定した圧力における冷媒の飽和温度と吐出温度セ
ンサ35により測定した冷媒の実際の温度との差に基づ
き冷媒の過熱度を簡易的に算出する第一の冷媒過熱温度
検出手段が構成されている。それ以外の構成部はタイマ
33を除いて実施例1と同様である。
【0044】制御フローチャート図を図7に示す。本制
御では、まず、運転制御部27から容量可変部31に出
されている圧縮機1の運転容量が圧縮機2を起動させる
切り換え容量に達しているかを判断する(ステップ4
6)。切り換え容量に達していなければ本制御は終了
し、切り換え容量に達していればステップ47に進む。
ステップ47では、運転制御部27へ電源が供給されて
から、圧縮機2が一度も運転されていなければステップ
53へ進む。ステップ53では第一の冷媒過熱度検出手
段による圧縮機1の吐出冷媒過熱度TdSH1が予め設
定されてある所定の範囲R1に入っていなければ、液バ
ック状態と判断し、圧縮機2を起動させないで終了す
る。吐出冷媒過熱度TdSH1が範囲R1内であれば、
ステップ50に進んで圧縮機2を起動させる。ステップ
47で圧縮機2が一度でも運転されていれば同じくステ
ップ50に進んで圧縮機2を起動させる。こうして本制
御は終了する。なお、圧縮機2が停止中には、電源スイ
ッチ26を入れて圧縮機2の加熱ヒータ16を通電し、
液冷媒の蒸発を促す。
【0045】こうすることにより、圧縮機1で液バック
状態が解消された状態を検知することができ、圧縮機1
と圧縮機2では共通のアキュムレータ9を使用している
ことから、圧縮機2が電源投入後初めて起動するときで
も液バックが起こらず、潤滑油の濃度が低下したり、液
圧縮することがない。
【0046】実施例4.実施例3における吐出圧力セン
サ34の位置が、図8のように圧縮機1の吐出配管と圧
縮機2の吐出配管との合流部以降にある場合でも、吐出
圧力センサ34の検知する値に大差はないため、実施例
3と同様の作用・効果を奏する。
【0047】実施例5.実施例3における吐出圧力セン
サ34の位置が、図9のように油分離器4と四方切換弁
5との間に位置している場合でも、吐出圧力センサ34
の検知する値に大差はないため、実施例3と同様の作用
・効果を奏する。
【0048】実施例6.本実施例の冷媒回路図を図10
に示す。図10の冷媒回路図は、実施例1と異なる部分
のみを示しており、圧縮機1の吸入配管12に吸入圧力
センサ36、圧縮機1本体にシェル温度センサ38が設
けられ、圧縮機2の吸入配管13に吸入圧力センサ3
7、圧縮機2本体にシェル温度センサ39が設けられて
いる。なお、冷房、暖房運転時の冷媒および潤滑油の動
きは実施例1と同じであるため説明は省略する。
【0049】制御ブロック図は図11に示すように圧縮
機1の吸入圧力センサ36、圧縮機1のシェル温度セン
サ38、圧縮機2の吸入圧力センサ37、圧縮機2のシ
ェル温度センサ39が運転制御部27に接続されてお
り、運転制御部27内にて吸入圧力センサ36の値から
求めた飽和温度とシェル温度センサ38の値との差に基
づき簡易的に潤滑油の過熱度を求める第一の潤滑油過熱
度検出手段が構成され、同様に、吸入圧力センサ37と
シェル温度センサ39との値から潤滑油の過熱度を求め
る第二の潤滑油過熱度検出手段が構成されている。それ
以外の構成部はタイマ33を除いて実施例1と同様であ
る。なお、第一の潤滑油過熱度検出手段と第二の潤滑油
過熱度検出手段は、いずれか一方のみ設けてもよい。
【0050】制御フローチャート図を図12に示す。本
制御では、まず、運転制御部27から容量可変部31に
出されている圧縮機1の運転容量が圧縮機2を起動させ
る切り換え容量に達しているかを判断する(ステップ4
6)。切り換え容量に達していなければ本制御は終了
し、切り換え容量に達していれば、次にステップ47に
進む。ステップ47では、運転制御部27へ電源が供給
されてから、圧縮機2が一度も運転されていなければス
テップ54へ進む。ステップ54では第一の潤滑油過熱
度検出手段による圧縮機1の潤滑油過熱度SH1または
第二の潤滑油過熱度検出手段による圧縮機2の潤滑油過
熱度SH2が予め設定されてある所定の範囲R2に入っ
ていなければ、液バック状態から潤滑油濃度が低い状態
と判断し、圧縮機2を起動させないで制御を終了する。
潤滑油過熱度SH1または潤滑油過熱度SH2が範囲R
2内であれば、ステップ50に進み圧縮機2を起動させ
る。ステップ47で圧縮機2が既に起動されたことがあ
れば同じくステップ50にて圧縮機2を起動させる。こ
うして本制御は終了する。なお、圧縮機2が停止中に
は、電源スイッチ26を入れて圧縮機2の加熱ヒータ1
6を通電し、液冷媒の蒸発を促す。
【0051】これにより、冷媒の寝込んだ状態では、圧
縮機1内の起動時の潤滑油濃度は低く潤滑油過熱度も低
いが、運転を継続することで、アキュムレータ9からの
返油により圧縮機1内の潤滑油濃度は上昇し、潤滑油過
熱度も上昇して安定することから、圧縮機1内の混合液
の潤滑油濃度の安定状態を知ることで、圧縮機1内の潤
滑油の濃度が高くなった状態において、圧縮機2を起動
し、圧縮機2には均油管3によって潤滑油濃度の高い冷
媒と潤滑油の混合液を圧縮機1から供給することが可能
となる。
【0052】また、同様に圧縮機2内の潤滑油濃度の低
い状態において、圧縮機2を起動させないようにするこ
とができる。
【0053】実施例7.本実施例の冷媒回路図を図13
に示す。図13の冷媒回路図は、実施例1と異なる部分
のみを示しており、圧縮機1には第一の温度検出手段と
してシェル温度センサ38が設けられ、圧縮機2には第
二の温度検出手段としてシェル温度センサ39が設けら
れて、圧縮機1、圧縮機2のシェル内の冷媒と潤滑油と
の混合液の温度を簡易的に検出する。なお、冷房、暖房
運転時の冷媒および潤滑油の動きは実施例1と同じであ
るため、説明は省略する。また、第一の温度検出手段と
第二の温度検出手段は、いずれか一方のみ設けてもよ
い。
【0054】制御ブロック図は図14に示すようにシェ
ル温度センサ38とシェル温度センサ39が運転制御部
27に接続されており、それ以外の構成部はタイマ33
を除いて、実施例1と同様である。
【0055】制御フローチャート図を図15に示す。本
制御では、まず、運転制御部27から容量可変部31に
出されている圧縮機1の運転容量が圧縮機2を起動させ
る切り換え容量に達しているかを判断する(ステップ4
6)。切り換え容量に達していなければ本制御は終了
し、切り換え容量に達していれば、次にステップ47に
進む。ステップ47では、運転制御部27へ電源が供給
されてから、圧縮機2が一度も運転されていなければス
テップ55へ進む。ステップ55ではシェル温度センサ
38による圧縮機1シェル内の混合液温度TS1または
シェル温度センサ39による圧縮機2シェル内の混合液
温度TS2が予め設定されてある所定の範囲R3に入っ
ていなければ、液バック状態から潤滑油濃度が低い状態
と判断し、圧縮機2を起動させないで制御を終了する。
圧縮機1シェル内の混合液温度TS1または圧縮機2シ
ェル内の混合液温度TS2が範囲R3となれば、ステッ
プ50に進み圧縮機2を起動させる。ステップ47で圧
縮機2が既に起動されたことがあれば同じくステップ5
0にて圧縮機2を起動させる。こうして本制御は終了す
る。なお、圧縮機2が停止中には、電源スイッチ26を
入れて圧縮機2の加熱ヒータ16を通電し、液冷媒の蒸
発を促す。
【0056】これにより、冷媒の寝込んだ状態では、圧
縮機1内の起動時の潤滑油濃度は低く、起動時には一時
的に急激な吸入圧力の低下でフォーミング等が生じ、液
冷媒が蒸発して混合液の温度は低下するが、運転を継続
することで、吸入圧力が上昇して混合液温度も上昇し、
アキュムレータ9からの返油により、圧縮機1内の潤滑
油濃度も上昇することから、圧縮機2が起動されても、
高い濃度の混合液を圧縮機1から均油管3を経て圧縮機
2に供給できる。
【0057】また、圧縮機1の起動時に圧力が低下する
と、均油管3で連通されているので、停止中の圧縮機2
の圧力も低下し、混合液中の冷媒の蒸発によって混合液
の温度が低下するが、圧縮機1の運転状態が安定すれば
圧縮機2内の混合液温度も安定し、こうした安定状態で
は、圧縮機1内の混合液の潤滑油濃度も上昇することか
ら、圧縮機2が起動されても、高い濃度の混合液を均油
管3を経て圧縮機2に供給できる。
【0058】また、同様に圧縮機2内の潤滑油濃度の低
い状態において、圧縮機2を起動させないようにするこ
とができる。
【0059】実施例8.本実施例の冷媒回路図は実施例
1と同様のため省略する。また、冷房、暖房運転時の冷
媒および潤滑油の動きは実施例1と同じであるため、説
明は省略する。
【0060】制御ブロック図は図16に示すように第二
の計時手段として圧縮機1の停止時間を計測するタイマ
40を備え、それ以外の構成部はタイマ33を除いて、
実施例1と同様である。
【0061】制御フローチャート図を図17に示す。本
制御では、まず、運転制御部27から容量可変部31に
出されている圧縮機1の運転容量が圧縮機2を起動させ
る切り換え容量に達しているかを判断する(ステップ4
6)。切り換え容量に達していなければ本制御は終了
し、切り換え容量に達していれば、次にステップ47に
進む。ステップ47では、運転制御部27へ電源が供給
されてから、圧縮機2が一度も運転されていなければス
テップ56へ進む。ステップ56では圧縮機2を起動さ
せると同時に圧縮機1を停止させる。その次に、停止時
間タイマ40によって圧縮機1の停止時間tをカウント
し(ステップ57)、ステップ58で停止時間tと予め
設定されてある所定時間t3とが比較されt≧t3とな
れば圧縮機1を再起動し(ステップ59)、t<t3で
あれば、t≧t3となるまで圧縮機1は停止させてお
く。ステップ47で圧縮機2が既に起動されたことがあ
れば、圧縮機1はそのままの状態で圧縮機2を起動させ
(ステップ50)、本制御は終了する。なお、圧縮機1
が停止中には、電源スイッチ23を入れて圧縮機1の加
熱ヒータ15を通電し、液冷媒の蒸発を促す。
【0062】これにより、圧縮機1を停止させて、圧縮
機2を起動させたときには、均油管3前後の圧力差が大
きくなるため、停止させた圧縮機1から起動させた圧縮
機2に潤滑油濃度の高い混合液を供給することができ
る。
【0063】更に圧縮機2を起動させ、時間t3が経過
した後に、停止した圧縮機1を再起動させることによ
り、再起動した圧縮機1のシェル内圧力は低下するの
で、圧縮機1と圧縮機2とのシェル内圧力差が小さくな
り、従って圧縮機1から、均油管3を通して圧縮機2に
移動する潤滑油量も低下し、あるいは再起動した圧縮機
1の運転容量が圧縮機2の運転容量より大きいときは、
圧縮機1の吸入圧力が圧縮機2の吸入圧力より低くなる
ので圧縮機2から圧縮機1へ潤滑油が流れるので、圧縮
機1のシェル内の潤滑油量は必要以上に低下しない。
【0064】また、時間t3が経過した後に再起動され
た圧縮機1にはアキュムレータ9から冷媒とともに潤滑
油も返油されるので、圧縮機1のシェル内の潤滑油量は
必要以上に低下することはない。
【0065】実施例9.本実施例の冷媒回路図を図18
に示す。図18の冷媒回路図は、実施例1と異なる部分
のみを示しており、圧縮機2に吐出圧力センサ41と吐
出温度センサ42が設けられている。なお、冷房、暖房
運転時の冷媒および潤滑油の動きは実施例1と同じであ
るため、説明は省略する。
【0066】制御ブロック図は図19に示すように吐出
圧力センサ41と吐出温度センサ42とが運転制御部2
7に接続されており、運転制御部27内にて吐出圧力セ
ンサ41の値をもとにした飽和温度と吐出温度センサ4
2の値との差から圧縮機2の吐出冷媒過熱度を簡易的に
算出する第二の冷媒過熱温度検出手段が構成されてい
る。それ以外の構成部はタイマ33を除いて実施例1と
同様である。
【0067】制御フローチャート図を図20に示す。本
制御では、まず、運転制御部27から容量可変部31に
出されている圧縮機1の運転容量が圧縮機2を起動させ
る切り換え容量に達しているかを判断する(ステップ4
6)。切り換え容量に達していなければ本制御は終了
し、切り換え容量に達していれば、次にステップ47に
進む。ステップ47では、運転制御部27へ電源が供給
されてから、圧縮機2が一度も運転されていなければ、
ステップ56へ進む。ステップ56では圧縮機2を起動
させると同時に圧縮機1を停止させ、ステップ62に進
む。ステップ62では、第二の冷媒過熱度検出手段によ
る吐出冷媒過熱度TdSH2が予め設定されてある所定
の範囲R4内となるまで圧縮機1は停止させておき、範
囲R4内となれば圧縮機1を再起動させる(ステップ5
9)。ステップ47で、圧縮機2が既に起動されたこと
があれば、圧縮機1はそのままの状態で圧縮機2を起動
させ(ステップ50)、本制御は終了する。なお、圧縮
機1が停止中には、電源スイッチ23を入れて圧縮機1
の加熱ヒータ15を通電し、液冷媒の蒸発を促す。
【0068】これにより、圧縮機1を停止させて、圧縮
機2を起動させたときには、均油管3前後の圧力差が大
きくなるため、停止させた圧縮機1から起動させた圧縮
機2に潤滑油濃度の高い混合液を供給することができ
る。
【0069】更に、圧縮機2の吐出冷媒過熱度が大きく
なり、安定状態になれば、潤滑油の混合液を圧縮機1か
ら供給しなくてもアキュムレータ9から返油されるの
で、この状態で停止した圧縮機1を再起動させる。再起
動した圧縮機1のシェル内圧力は低下するので、前記2
台の圧縮機のシェル内圧力差が小さくなり、従って圧縮
機1から、圧縮機2に均油管3を通して移動する潤滑油
量も低下し、あるいは再起動した圧縮機1の運転容量が
圧縮機2の運転容量より大きいときは、圧縮機1の方が
圧縮機2の吸入圧力より低くなって圧縮機2から前記圧
縮機1へ潤滑油が流れるので、圧縮機1内の潤滑油量が
必要以上に低下することがない。
【0070】実施例10.実施例9において図18にお
ける吐出圧力センサ41の位置が、図21のように圧縮
機1の吐出配管と圧縮機2の吐出配管との合流部以降に
ある場合でも、吐出圧力センサ41の検知する値に大差
はないため、実施例9と同様の作用・効果を奏する。
【0071】実施例11.実施例9において図18にお
ける吐出圧力センサ41の位置が、図22のように油分
離器4と四方切換弁5の間に位置している場合でも、圧
力センサ41の検知する値に大差はないため、実施例7
と同様の作用・効果を奏する。
【0072】実施例12.本実施例の冷媒回路図を図2
3に示す。図23の冷媒回路図は、実施例1と異なる部
分のみを示しており、圧縮機2の吐出冷媒温度を検知す
るために、第三の温度検出手段として吐出温度センサ4
2が設けられている。なお、冷房、暖房運転時の冷媒お
よび潤滑油の動きは実施例1と同じであるため、説明は
省略する。
【0073】制御ブロック図は図24に示すように吐出
温度センサ42が運転制御部27に接続されており、そ
れ以外の構成部はタイマ33を除いて実施例1と同様で
ある。
【0074】制御フローチャート図を図25に示す。本
制御では、まず、運転制御部27から容量可変部31に
出されている圧縮機1の運転容量が圧縮機2を起動させ
る切り換え容量に達しているかを判断する(ステップ4
6)。切り換え容量に達していなければ本制御は終了
し、切り換え容量に達していれば、次にステップ47に
進む。ステップ47では、運転制御部27へ電源が供給
されてから、圧縮機2が一度も運転されていなければ、
ステップ56へ進む。ステップ56では圧縮機2を起動
させると同時に圧縮機1を停止させ、ステップ63に進
む。ステップ63では、吐出温度センサ42によって検
出した圧縮機2の吐出冷媒温度td2が予め設定されて
ある所定の範囲R5内となるまで圧縮機1は停止させて
おき、範囲R5内となれば圧縮機1を再起動させる(ス
テップ59)。ステップ47で、圧縮機2が既に起動さ
れたことがあれば、圧縮機1はそのままの状態で圧縮機
2を起動させ(ステップ50)、本制御は終了する。な
お、圧縮機1が停止中には、電源スイッチ23を入れて
圧縮機1の加熱ヒータ15を通電し、液冷媒の蒸発を促
す。
【0075】これにより、圧縮機1を停止させて、圧縮
機2を起動させたときには、均油管3前後の圧力差が大
きくなるため、停止させた圧縮機1から起動させた圧縮
機2に潤滑油濃度の高い混合液を供給することができ
る。
【0076】更に、外気温の低い状態の運転では圧縮機
2の吐出温度が上昇し易くなるものの、液バック状態が
あると比較的吐出温度が低くなり、運転が安定してくる
と吐出温度が上昇するため、圧縮機2の吐出冷媒温度T
d2が範囲R5内となれば、圧縮機2の運転状態が安定
状態となり、潤滑油の混合液を圧縮機1から供給しなく
てもアキュムレータ9から潤滑油は返油されるので、こ
の状態で停止した圧縮機1を再起動させる。再起動した
圧縮機1のシェル内圧力は低下し、2台の圧縮機のシェ
ル内圧力差が小さくなり、従って圧縮機1から、圧縮機
2に均油管3を通して移動する潤滑油量も低下し、ある
いは再起動した圧縮機1の運転容量が圧縮機2の運転容
量より大きいときは、圧縮機1の方が圧縮機2の吸入圧
力より低くなって圧縮機2から圧縮機1へ潤滑油が流れ
るので、圧縮機1内の潤滑油量が必要以上に低下するこ
とがない。
【0077】実施例13.本実施例の冷媒回路図は実施
例1と同様のため省略する。また、冷房、暖房運転時の
冷媒および潤滑油の動きは実施例1と同じであるため、
説明は省略する。
【0078】制御ブロック図は図26に示すように、第
三の計時手段として圧縮機1の積算運転時間計測タイマ
43が、また、第二の計時手段として圧縮機1の停止時
間タイマ40がそれぞれ運転制御部27に接続されてお
り、それ以外の構成部はタイマ33を除いて、実施例1
と同様である。
【0079】制御フローチャート図を図27に示す。本
制御では、まず、積算運転時間計測タイマ43による圧
縮機1の積算運転時間taと、予め設定されている所定
時間t4とが比較され、ta<t4であれば本制御は終
了し、ta≧t4であれば、ステップ70に進む(ステ
ップ64)。ステップ70では、圧縮機1が運転を始め
てから停止した回数Nが予め設定されている所定の回数
N1以上であればステップ50にて圧縮機2を起動して
ステップ69に進み、回数Nが所定の回数N1未満であ
ればステップ47に進む。なお、回数Nは、後述するス
テップ65の制御を行った回数である。ステップ47で
は運転制御部27へ電源が供給されてから、圧縮機2が
一度も運転されていないかどうか判断する。一度でも圧
縮機2が運転されていればステップ69に進み、圧縮機
2が一度も運転されていなければ圧縮機1を停止させ
(ステップ65)、圧縮機1の停止時間タイマ40のカ
ウントを開始し(ステップ66)、ステップ67に進
む。ステップ67では、圧縮機1の停止時間tbと予め
設定されている時間t5とが比較され、tb<t5であ
れば、tb≧t5となるまで圧縮機1を停止させてお
く。そして、tb≧t5となったところで圧縮機1を再
起動させる(ステップ59)。次に、ステップ68で停
止時間タイマ40を停止、クリアし、ステップ69で圧
縮機1の積算運転時間計測タイマ43をクリアして本制
御は終了する。なお、圧縮機1が停止中には、電源スイ
ッチ23を入れて、圧縮機1の加熱ヒータ15を通電
し、液冷媒の蒸発を促す。
【0080】圧縮機1にはアキュムレータ9からの返油
もあるため、均油管3より高い位置に液面があるが、圧
縮機2は停止しているために、均油管3高さまで液面は
下がっている状態である。このため上記では、圧縮機1
を停止させ、両圧縮機の内圧を同じにすることにより、
圧縮機1内の混合液の液面高さと圧縮機2内の混合液の
液面高さの差により、圧縮機1から圧縮機2に返油を行
わせることができる。
【0081】また、圧縮機1のみが運転されている状態
が長時間続く場合は、圧縮機2を起動させることによ
り、アキュムレータ9からの返油を行わせて、圧縮機2
内の潤滑油量を増加させることができる。
【0082】
【発明の効果】請求項1の発明によると、電源投入前に
両方の圧縮機内に冷媒が寝込んでいる状態から第一の圧
縮機が起動した場合は、第一の圧縮機内の潤滑油濃度は
低くなるが、第二の圧縮機が停止中に、第二の圧縮機内
の冷媒と潤滑油の混合液が均油管から第一の圧縮機に供
給されるので、第一の圧縮機の起動時の吸入圧力低下に
よるフォーミングで、ある程度の潤滑油が冷媒とともに
排出されても、潤滑油が不足することがなく、第一の圧
縮機の軸受けの焼き付きを防ぎ、空気調和装置の信頼性
を著しく高めることができる。
【0083】また、第一の圧縮機は容量制御により起動
時の容量を低くできるために軸受けにかかる負荷が比較
的小さいのに対し、第二の圧縮機が商用電源により起動
する圧縮機の場合は軸受けにかかる負荷が大きくなる
が、第二の所定時間より長い第一の所定時間を設けるこ
とで、起動時にアキュムレータ内に冷媒が多量に貯まっ
ていても、第一の圧縮機の運転によってその量は充分に
少なくすることができるので、第二の圧縮機が起動する
ときには大きな液バックが起こらず、潤滑油の濃度が低
下したり、液圧縮することがなく、軸受けへの負担も小
さくなり、第二の圧縮機の損傷を防ぎ、空気調和装置の
信頼性を著しく高めることができる。
【0084】請求項2の発明によると、電源投入後の寝
込み液の多い状態から第一の圧縮機が起動したのち、第
一の圧縮機から吐出される冷媒の過熱度を検出すること
により第一の圧縮機で液バック状態が解消された状態を
検知することができ、第一の圧縮機と第二の圧縮機が共
通のアキュムレータを使用していることから、第二の圧
縮機がはじめて起動するときでも液バックが起こらず、
潤滑油の濃度が低下したり、液圧縮することがないので
第二の圧縮機の損傷を防ぎ、空気調和装置の信頼性を著
しく高めることができる。
【0085】請求項3の発明によると、冷媒の寝込んだ
状態では、第一の圧縮機内の起動時の潤滑油濃度は低
く、潤滑油過熱度も低いが、運転を継続することで、ア
キュムレータからの返油により、第一の圧縮機内の潤滑
油濃度は上昇し、潤滑油過熱度も上昇するので、運転中
の第一の圧縮機内の潤滑油の過熱度を検出することによ
り混合液の潤滑油濃度の高い状態を知り、この状態にお
いて第二の圧縮機を起動することで、第二の圧縮機には
均油管によって潤滑油濃度の高い冷媒と潤滑油の混合液
を第一の圧縮機から供給することが可能となり、潤滑油
不足によって第二の圧縮機の軸受けが損傷することを防
ぎ、空気調和装置の信頼性を著しく高めることができ
る。
【0086】また、第二の圧縮機内の潤滑油の過熱度を
検出することにより、第二の圧縮機内の潤滑油濃度を知
ることができるので、潤滑油濃度の低い状態において、
第二の圧縮機を起動させないようにすることができるた
めに、起動時の潤滑油不足、液バックによる圧縮機損傷
を防ぎ、空気調和装置の信頼性を著しく高めることがで
きる。
【0087】請求項4の発明によると、冷媒の寝込んだ
状態では、第一の圧縮機内の起動時の潤滑油濃度は低
く、起動時には一時的に急激な吸入圧力の低下でフォー
ミング等の液冷媒蒸発が生じて混合液の温度は低下する
が、運転を継続することで、吸入圧力が上昇して混合液
温度も上昇し、アキュムレータからの返油により、第一
の圧縮機内の潤滑油濃度も上昇することから、第一の圧
縮機内の混合液温度を検出することにより潤滑油濃度の
高い状態を知り、この状態において第二の圧縮機を起動
することにより、高い濃度の混合液を均油管を通して第
一の圧縮機から第二の圧縮機に供給できるため、第二の
圧縮機が起動するときに潤滑油の不足によって損傷する
ことを防ぎ、空気調和装置の信頼性を著しく高めること
ができる。
【0088】また、停止中の第二の圧縮機内も均油管に
よって第一の圧縮機と連通しており、第一の圧縮機の起
動時に同じく圧力低下を示し、混合液中の冷媒の蒸発に
よって混合液温度が低下するが、第一の圧縮機の運転状
態が安定すれば第二の圧縮機内の混合液温度も安定し、
こうした安定状態では、第一の圧縮機内の混合液の潤滑
油濃度も上昇していることから、第二の圧縮機内の混合
液温度を検出することにより第一の圧縮機内の潤滑油濃
度の高い状態を知り、この状態において第二の圧縮機を
起動することにより、高い濃度の混合液を均油管を通し
て第一の圧縮機から第二の圧縮機に供給できるため、第
二の圧縮機が起動するときに潤滑油不足によって損傷す
ることを防ぎ、空気調和装置の信頼性を著しく高めるこ
とができる。
【0089】請求項5の発明によると、まず第一の圧縮
機を停止させて、第二の圧縮機を起動させたときには、
均油管前後の圧力差が大きく、起動した第二の圧縮機の
吸入圧力の方が低いので、停止させた第一の圧縮機から
起動させた第二の圧縮機に潤滑油濃度の高い混合液を供
給することができるため、第二の圧縮機が起動するとき
に潤滑油不足によって損傷することを防ぎ、空気調和装
置の信頼性を著しく高めることができる。
【0090】次に第二の圧縮機を起動させ、所定の時間
が経過したのちに、停止した第一の圧縮機を再起動させ
ることにより、再起動した第一の圧縮機のシェル内圧力
は低下するので、両圧縮機のシェル内圧力差が小さくな
り、従って第一の圧縮機から第二の圧縮機に均油管を通
して移動する潤滑油量も低下し、あるいは再起動した第
一の圧縮機の運転容量が第二の圧縮機の運転容量より大
きいときは、第一の圧縮機の吸入圧力が第二の圧縮機よ
り低くなるので第二の圧縮機から第一の圧縮機へ潤滑油
が流れるので、停止させた第一の圧縮機内の潤滑油量は
必要以上に低下しないため第一の圧縮機が潤滑油不足に
よって損傷することを防ぎ、空気調和装置の信頼性を著
しく高めることができる。
【0091】また、運転中から停止させて所定の時間が
経過したのちに再起動させた第一の圧縮機には、アキュ
ムレータから冷媒とともに潤滑油も返油されるので、第
一の圧縮機のシェル内の潤滑油量は必要以上に低下する
ことはなく、第一の圧縮機が潤滑油不足によって損傷す
ることを防ぎ、空気調和装置の信頼性を著しく高めるこ
とができる。
【0092】請求項6の発明によると、まず第一の圧縮
機を停止させて、第二の圧縮機を起動させたときには、
均油管前後の圧力差が大きく、起動した第二の圧縮機の
吸入圧力の方が低いので、停止させた第一の圧縮機から
起動させた第二の圧縮機に潤滑油濃度の高い混合液を供
給することができるため、第二の圧縮機が起動するとき
に潤滑油不足によって損傷することを防ぎ、空気調和装
置の信頼性を著しく高めることができる。
【0093】次に第二の圧縮機から吐出される冷媒の過
熱度を検出することにより、第二の圧縮機の液バック状
態が解消されている状態を知り、この状態において停止
している第一の圧縮機を再起動させることにより、第二
の圧縮機にはアキュムレータからの返油が行われること
で第二の圧縮機内の潤滑油濃度が不足することがないと
もに、再起動した第一の圧縮機のシェル内圧力は低下し
て両圧縮機のシェル内圧力差が小さくなり、第一の圧縮
機から第二の圧縮機に均油管を通して移動する潤滑油量
も低下し、あるいは再起動した第一の圧縮機の運転容量
が第二の圧縮機の運転容量より大きいときは、第一の圧
縮機の吸入圧力が第二の圧縮機より低くなって第二の圧
縮機から第一の圧縮機へ潤滑油が流れるので、再起動し
た第一の圧縮機内の潤滑油量は必要以上に低下せず、第
一の圧縮機が潤滑油不足で損傷することを防ぎ、空気調
和装置の信頼性を著しく高めることができる。
【0094】請求項7の発明によると、まず第一の圧縮
機を停止させて、第二の圧縮機を起動させたときには、
均油管前後の圧力差が大きく、起動した第二の圧縮機の
吸入圧力の方が低いので、停止させた第一の圧縮機から
起動させた第二の圧縮機に潤滑油濃度の高い混合液を供
給することができるため、第二の圧縮機が起動するとき
に潤滑油不足によって損傷することを防ぎ、空気調和装
置の信頼性を著しく高めることができる。
【0095】次に、第二の圧縮機から吐出される冷媒の
温度を検出することにより、第二の圧縮機の液バック状
態が解消されている状態を知り、この状態において停止
している第一の圧縮機を再起動させることにより、第二
の圧縮機にはアキュムレータからの返油が行われること
で第二の圧縮機内の潤滑油濃度が不足することがないと
もに、再起動した第一の圧縮機のシェル内圧力は低下し
て両圧縮機のシェル内圧力差が小さくなり、第一の圧縮
機から第二の圧縮機に均油管を通して移動する潤滑油量
も低下し、あるいは再起動した第一の圧縮機の運転容量
が第二の圧縮機の運転容量より大きいときは、第一の圧
縮機の吸入圧力が第二の圧縮機より低くなって第二の圧
縮機から第一の圧縮機へ潤滑油が流れるので、再起動し
た第一の圧縮機内の潤滑油量は必要以上に低下せず、第
一の圧縮機が潤滑油不足で損傷することを防ぎ、空気調
和装置の信頼性を著しく高めることができる。
【0096】請求項8の発明によると、電源投入後、第
一の圧縮機のみ運転しているとき、第一の圧縮機には、
アキュムレータからの返油もあって均油管より高い位置
に液面があるが、停止している第二の圧縮機にはアキュ
ムレータからの返油がなく、圧縮機内の圧力も第一の圧
縮機内の圧力より高いため、均油管によって潤滑油が移
動し、液面が均油管高さまで下がっている状態であるた
め、第一の圧縮機の積算運転時間が所定の時間に達した
際に第一の圧縮機を停止させ、その停止を所定の時間継
続させることにより、両圧縮機の内圧が同じになって第
一の圧縮機内の混合液の液面高さと第二の圧縮機内の混
合液の液面高さの差により第一の圧縮機から第二の圧縮
機に返油が行われるので、第二の圧縮機が起動する際の
潤滑油不足が解消され、第二の圧縮機の損傷を防ぎ、空
気調和装置の信頼性を著しく高めることができる。
【0097】請求項9の発明によると、電源投入時か
ら、第二の圧縮機が長時間停止状態を続ける場合でも、
第二の圧縮機を起動させることでアキュムレータから返
油され、第二の圧縮機内には充分に潤滑量が確保できる
ため、今後第二の圧縮機が引き続き停止状態となって
も、第二の圧縮機が次に起動する際に、潤滑油不足で第
二の圧縮機が損傷することを防ぎ、空気調和装置の信頼
性を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の冷媒回路図である。
【図2】実施例1の電気回路図である。
【図3】実施例1の制御ブロック図である。
【図4】実施例1の制御フローチャート図である。
【図5】実施例3の冷媒回路図の一部である。
【図6】実施例3の制御ブロック図である。
【図7】実施例3の制御フローチャート図である。
【図8】実施例4の冷媒回路図の一部である。
【図9】実施例5の冷媒回路図である。
【図10】実施例6の冷媒回路図の一部である。
【図11】実施例6の制御ブロック図である。
【図12】実施例6の制御フローチャート図である。
【図13】実施例7の冷媒回路図の一部である。
【図14】実施例7の制御ブロック図である。
【図15】実施例7の制御フローチャート図である。
【図16】実施例8の制御ブロック図である。
【図17】実施例8の制御フローチャート図である。
【図18】実施例9の冷媒回路図の一部である。
【図19】実施例9の制御ブロック図である。
【図20】実施例9の制御フローチャート図である。
【図21】実施例10の冷媒回路図の一部である。
【図22】実施例11の冷媒回路図である。
【図23】実施例12の冷媒回路図の一部である。
【図24】実施例12の制御ブロック図である。
【図25】実施例12の制御フローチャート図である。
【図26】実施例13の制御ブロック図である。
【図27】実施例13の制御フローチャート図である。
【図28】従来例の冷媒回路図である。
【図29】従来例の制御フローチャート図である。
【符号の説明】
1 第一の圧縮機 2 第二の圧縮機 3 均油管 4 油分離器 5 四方切換弁 6 熱源機側熱交換器 7 絞り装置 8 室内側熱交換器 9 アキュムレータ 10 電磁開閉弁 27 運転制御部 33 タイマ 34 吐出圧力センサ 35 吐出温度センサ 36 吸入圧力センサ 37 吸入圧力センサ 38 シェル内温度センサ 39 シェル内温度センサ 40 停止時間タイマ 41 吐出圧力センサ 42 吐出温度センサ 43 積算運転時間タイマ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に設置された第一の圧縮機および第
    二の圧縮機と、前記両圧縮機を相互に結ぶ均油管と、前
    記両圧縮機からの吐出配管途中に設けられた油分離器、
    四方切換弁、熱源機側熱交換器、絞り装置、室内側熱交
    換器およびアキュムレータと、前記油分離器と前記アキ
    ュムレータの吸入配管とを結ぶ配管途中に設けられた電
    磁開閉弁と、電源を駆動源とする前記両圧縮機の制御手
    段とを備えるとともに、前記両圧縮機のうち少なくとも
    第一の圧縮機は容量制御可能な圧縮機である冷媒回路を
    有する空気調和装置において、第一の圧縮機の起動から
    の運転時間を計時する第一の計時手段を設け、制御手段
    に電源が投入されてから初めて第二の圧縮機が起動され
    る場合には前記第一の計時手段が第一の所定時間を計時
    したのちに、また、前記制御手段に電源が投入されてか
    ら一度でも第二の圧縮機が起動されたことがある場合に
    は前記第一の計時手段が第二の所定時間を計時したのち
    に、それぞれ第二の圧縮機を起動させるよう構成され、
    かつ、前記第一の所定時間は前記第二の所定時間より長
    く設定されていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 並列に設置された第一の圧縮機および第
    二の圧縮機と、前記両圧縮機を相互に結ぶ均油管と、前
    記両圧縮機からの吐出配管途中に設けられた油分離器、
    四方切換弁、熱源機側熱交換器、絞り装置、室内側熱交
    換器およびアキュムレータと、前記油分離器と前記アキ
    ュムレータの吸入配管とを結ぶ配管途中に設けられた電
    磁開閉弁と、電源を駆動源とする前記両圧縮機の制御手
    段とを備えるとともに、前記両圧縮機のうち少なくとも
    第一の圧縮機は容量制御可能な圧縮機である冷媒回路を
    有する空気調和装置において、第一の圧縮機から吐出さ
    れる冷媒の過熱度を検出する第一の冷媒過熱度検出手段
    を設け、制御手段に電源が投入されてから初めて第二の
    圧縮機が起動される場合には、前記第一の冷媒過熱度検
    出手段によって検出された冷媒過熱度が所定の範囲内に
    入ったのちに、第二の圧縮機を起動させるように構成さ
    れていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 並列に設置された第一の圧縮機および第
    二の圧縮機と、前記両圧縮機を相互に結ぶ均油管と、前
    記両圧縮機からの吐出配管途中に設けられた油分離器、
    四方切換弁、熱源機側熱交換器、絞り装置、室内側熱交
    換器およびアキュムレータと、前記油分離器と前記アキ
    ュムレータの吸入配管とを結ぶ配管途中に設けられた電
    磁開閉弁と、電源を駆動源とする前記両圧縮機の制御手
    段とを備えるとともに、前記両圧縮機のうち少なくとも
    第一の圧縮機は容量制御可能な圧縮機である冷媒回路を
    有する空気調和装置において、第一の圧縮機の内部潤滑
    油の過熱度を検出する第一の潤滑油過熱度検出手段また
    は第二の圧縮機の内部潤滑油の過熱度を検出する第二の
    潤滑油過熱度検出手段を設け、制御手段に電源が投入さ
    れてから初めて第二の圧縮機が起動される場合には、前
    記第一の潤滑油過熱度検出手段によって検出された潤滑
    油過熱度または前記第二の潤滑油過熱度検出手段によっ
    て検出された潤滑油過熱度が所定の範囲内に入ったのち
    に、第二の圧縮機を起動させるよう構成されていること
    を特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 並列に設置された第一の圧縮機および第
    二の圧縮機と、前記両圧縮機を相互に結ぶ均油管と、前
    記両圧縮機からの吐出配管途中に設けられた油分離器、
    四方切換弁、熱源機側熱交換器、絞り装置、室内側熱交
    換器およびアキュムレータと、前記油分離器と前記アキ
    ュムレータの吸入配管とを結ぶ配管途中に設けられた電
    磁開閉弁と、電源を駆動源とする前記両圧縮機の制御手
    段とを備えるとともに、前記両圧縮機のうち少なくとも
    第一の圧縮機は容量制御可能な圧縮機である冷媒回路を
    有する空気調和装置において、第一の圧縮機の内部の冷
    媒と潤滑油との混合液温度を検出する第一の温度検出手
    段または第二の圧縮機の内部の冷媒と潤滑油との混合液
    温度を検出する第二の温度検出手段を設け、制御手段に
    電源が投入されてから初めて第二の圧縮機が起動される
    場合には、前記第一の温度検出手段によって検出された
    混合液温度または前記第二の温度検出手段によって検出
    された混合液温度が所定の範囲内に入ったのちに、第二
    の圧縮機を起動させるよう構成されていることを特徴と
    する空気調和装置。
  5. 【請求項5】 並列に設置された第一の圧縮機および第
    二の圧縮機と、前記両圧縮機を相互に結ぶ均油管と、前
    記両圧縮機からの吐出配管途中に設けられた油分離器、
    四方切換弁、熱源機側熱交換器、絞り装置、室内側熱交
    換器およびアキュムレータと、前記油分離器と前記アキ
    ュムレータの吸入配管とを結ぶ配管途中に設けられた電
    磁開閉弁と、電源を駆動源とする前記両圧縮機の制御手
    段とを備えるとともに、前記両圧縮機のうち少なくとも
    第一の圧縮機は容量制御可能な圧縮機である冷媒回路を
    有する空気調和装置において、第一の圧縮機の停止時間
    を計時する第二の計時手段を設け、制御手段に電源が投
    入されてから初めて第二の圧縮機が起動される場合に
    は、第二の圧縮機を起動させると同時に運転中の第一の
    圧縮機を停止させ、前記第二の計時手段が所定の時間を
    計時したのちに、第一の圧縮機を再起動させるように構
    成されていることを特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】 並列に設置された第一の圧縮機および第
    二の圧縮機と、前記両圧縮機を相互に結ぶ均油管と、前
    記両圧縮機からの吐出配管途中に設けられた油分離器、
    四方切換弁、熱源機側熱交換器、絞り装置、室内側熱交
    換器およびアキュムレータと、前記油分離器と前記アキ
    ュムレータの吸入配管とを結ぶ配管途中に設けられた電
    磁開閉弁と、電源を駆動源とする前記両圧縮機の制御手
    段とを備えるとともに、前記両圧縮機のうち少なくとも
    第一の圧縮機は容量制御可能な圧縮機である冷媒回路を
    有する空気調和装置において、第二の圧縮機から吐出さ
    れる冷媒の過熱度を検出する第一の冷媒過熱度検出手段
    を設け、制御手段に電源が投入されてから初めて第二の
    圧縮機が起動される場合には、第二の圧縮機を起動させ
    ると同時に運転中の第一の圧縮機を停止させ、前記第二
    の冷媒過熱度検出手段によって検出された冷媒過熱度が
    所定の範囲内に入ったのちに、第一の圧縮機を再起動さ
    せるように構成されていることを特徴とする空気調和装
    置。
  7. 【請求項7】 並列に設置された第一の圧縮機および第
    二の圧縮機と、前記両圧縮機を相互に結ぶ均油管と、前
    記両圧縮機からの吐出配管途中に設けられた油分離器、
    四方切換弁、熱源機側熱交換器、絞り装置、室内側熱交
    換器およびアキュムレータと、前記油分離器と前記アキ
    ュムレータの吸入配管とを結ぶ配管途中に設けられた電
    磁開閉弁と、電源を駆動源とする前記両圧縮機の制御手
    段とを備えるとともに、前記両圧縮機のうち少なくとも
    第一の圧縮機は容量制御可能な圧縮機である冷媒回路を
    有する空気調和装置において、第二の圧縮機から吐出さ
    れる冷媒の温度を検出する第三の温度検出手段を設け、
    制御手段に電源が投入されてから初めて第二の圧縮機が
    起動される場合には、第二の圧縮機を起動させると同時
    に運転中の第一の圧縮機を停止させ、前記第三の温度検
    出手段によって検出された冷媒温度が所定の範囲内に入
    ったのちに、第一の圧縮機を再起動させるように構成さ
    れていることを特徴とする空気調和装置。
  8. 【請求項8】 並列に設置された第一の圧縮機および第
    二の圧縮機と、前記両圧縮機を相互に結ぶ均油管と、前
    記両圧縮機からの吐出配管途中に設けられた油分離器、
    四方切換弁、熱源機側熱交換器、絞り装置、室内側熱交
    換器およびアキュムレータと、前記油分離器と前記アキ
    ュムレータの吸入配管とを結ぶ配管途中に設けられた電
    磁開閉弁と、電源を駆動源とする前記両圧縮機の制御手
    段とを備えるとともに、前記両圧縮機のうち少なくとも
    第一の圧縮機は容量制御可能な圧縮機である冷媒回路を
    有する空気調和装置において、制御手段に電源が投入さ
    れてからの第一の圧縮機の積算運転時間を計時する第三
    の計時手段と、第一の圧縮機の停止時間を計時する第二
    の計時手段とを設け、制御手段に電源が投入されてから
    初めて第二の圧縮機が起動されるまでの間は第一の圧縮
    機のみを運転し、前記第三の計時手段が所定の時間を計
    時したのちに、第一の圧縮機を一旦停止させ、さらに、
    前記第二の計時手段が所定の時間を計時したのちに、第
    一の圧縮機を再起動させるように構成されていることを
    特徴とする空気調和装置。
  9. 【請求項9】 第二の圧縮機が停止している状態におい
    て、第一の圧縮機が運転状態から停止した回数が所定の
    回数以上となってから、次に第一の圧縮機が起動したの
    ちに、第二の圧縮機を強制的に起動させてなる請求項8
    記載の空気調和装置。
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