JPH06129605A - 復水回収装置 - Google Patents

復水回収装置

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JPH06129605A
JPH06129605A JP30453092A JP30453092A JPH06129605A JP H06129605 A JPH06129605 A JP H06129605A JP 30453092 A JP30453092 A JP 30453092A JP 30453092 A JP30453092 A JP 30453092A JP H06129605 A JPH06129605 A JP H06129605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
condensate
controller
pump
ejector
Prior art date
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Pending
Application number
JP30453092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Harada
正義 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
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Publication of JPH06129605A publication Critical patent/JPH06129605A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エゼクタ入口側の圧力変動に追随して、電動
ポンプ入口側の圧力を制御することにより、電動ポンプ
でキャビテ―ションの生じることのない復水回収装置を
得ること。 【構成】 スチ―ムトラップ2とエゼクタ10の間にヘ
ッダ―11を配置する。ヘッダ―11に第1圧力センサ
―12と放圧通路13を設ける。第1圧力センサ―12
と第1調節計7を接続する。ヘッダ―11と組み合わせ
ポンプ3のエゼクタ10を連通する。組み合わせポプ3
の電動ポンプ15の入口側に第2圧力センサ―16を取
り付ける。第2圧力センサ―16と第2調節計8を接続
する。第1調節計7と第2調節計8とをカスケ―ド接続
する。組み合わせポンプ3の循環路を分岐して復水回収
通路4を設けて圧力調節弁5を配置する。第2調節計8
と圧力調節弁5を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気使用機器で発生し
た復水をボイラ―等へ回収する復水回収装置に関する。
蒸気使用機器で発生する復水は一般にスチ―ムトラップ
を介して排出される。排出される復水は、一般に高圧蒸
気の復水であり、まだ高温の熱エネルギ―を有してお
り、この熱エネルギ―の有効利用を計るために復水の回
収が行なわれている。復水を回収してボイラ―等の所望
箇所に圧送するために、スチ―ムトラップの出口側を復
水ポンプ装置に連結することが行なわれている。この場
合回収する復水は高温であり、ポンプの低圧域に至って
再蒸発することによりキャビテ―ションが発生して効率
良く復水を回収することができなくなる。
【0002】
【従来の技術】従来の高温復水を効率良く回収できる復
水回収装置としては、例えば特公昭59−41039号
公報に示されているものがあった。これは、復水回収通
路に駆動手段で開閉する弁を配置し、ジェットポンプの
入口側と電動ポンプの吸込口側の圧力差を検出して、こ
の圧力差が所定値となるように復水回収通路に配置した
弁を開閉制御することにより、電動ポンプの吸込口側を
ジェットポンプの入口側よりも高圧に維持して、電動ポ
ンプでキャビテ―ションが発生することを防止するもの
である。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のもので
は、ジェットポンプの入口側と電動ポンプの吸込口側の
圧力差を検出しているために、ジェットポンプ入口側の
圧力が急速に変動した場合に復水回収通路に配置した弁
を開閉制御しても電動ポンプの吸込口側の圧力が追随す
ることができずに、圧力が追随するまでの間にキャビテ
―ションを生じてしまう問題があった。ジェットポンプ
の入口側すなわちスチ―ムトラップの出口側や入口側
は、蒸気使用機器に供給される蒸気圧力の変化や被加熱
負荷の変化により絶えず変動すると共に急速に変動する
場合も多々あるのである。
【0004】従って本発明の技術的課題は、ジェットポ
ンプの入口側の圧力が急速に変動してもそれに追随して
電動ポンプ吸込口側の圧力を変動させることによって、
電動ポンプにおいてキャビテ―ションが生じることのな
い復水回収装置を得ることである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の復水回収装置の構
成は次の通りである。蒸気使用機器の二次側にスチ―ム
トラップ等の復水排出手段を連設し、復水排出手段の二
次側にエゼクタと電動ポンプを組合せた組合せポンプを
連設し、組合せポンプの循環水の一部をボイラ―等の復
水回収先に圧送する復水回収通路を設け、該復水回収通
路に圧力調節弁を配置したものにおいて、復水排出手段
とエゼクタの間の圧力を検出する第1圧力検出手段を配
置し、該第1圧力検出手段と第1調節計を接続し、電動
ポンプの入口側の圧力を検出する第2圧力検出手段を配
置し、該第2圧力検出手段と第2調節計を接続して、上
記第1調節計と第2調節計をカスケ―ド接続すると共
に、第2調節計と上記復水回収通路に配置した圧力調節
弁の駆動部とを接続したものである。
【0006】
【作用】復水排出手段とエゼクタの間に第1圧力検出手
段を配置して第1調節計と接続し、この第1調節計と第
2調節計とをカスケ―ド接続したことにより、第1調節
計での制御出力に電動ポンプでキャビテ―ションを生じ
ないだけの圧力を加えた値を第2調節計の設定値として
与えると共に、この設定値を基に圧力制御弁を駆動する
ことにより、エゼクタ部での圧力変化の前の変動に基い
て圧力制御弁の開閉を制御することができ、圧力変動に
対する追随性が向上して、電動ポンプでキャビテ―ショ
ンを生じることはない。電動ポンプの入口側とエゼクタ
の入口側の圧力差は最低で0.3キロから0.5キロ程
度であれば良い。
【0007】
【実施例】図1により本発明の実施例を詳細に説明す
る。蒸気使用機器1の二次側に取り付けた復水排出手段
としてのスチ―ムトラップ2に、組み合わせポンプ3を
接続し、組み合わせポンプ3に復水回収通路4を連接
し、この復水回収通路4に圧力調節弁5を取り付け、圧
力調節弁5と調節計7,8を接続して復水回収装置を構
成する。
【0008】スチ―ムトラップ2の入口側に圧力検出手
段としての圧力センサ―9を取り付けて第1調節計7と
接続する。この圧力センサ―9は、スチ―ムトラップ2
の前後の圧力が所定値に維持されている場合は必ずしも
必要ではない。スチ―ムトラップ2と組み合わせポンプ
3のエゼクタ10との間にヘッダ―11を設けて第1圧
力検出手段としての圧力センサ―12を取り付ける。圧
力センサ―12を第1調節計7と接続する。ヘッダ―1
1から放圧通路13を連通して自動圧力調節弁14を配
置する。第1調節計7と自動圧力調節弁14を接続す
る。組み合わせポンプ3の電動ポンプ15の入口側に第
2圧力検出手段としての圧力センサ―16を取り付け
る。圧力センサ―16を第2調節計8と接続すると共
に、第2調節計8と圧力調節弁5とを接続する。第1調
節計7と第2調節計8はカスケ―ド接続をする。また、
エゼクタ10部に別個の圧力センサ―17を設けて第2
調節計8に入力する。
【0009】蒸気使用機器1には、供給蒸気用の自動圧
力調節弁20を介して蒸気供給管21を連通する。蒸気
供給管21の出口側にスチ―ムトラップ2を取り付け
る。
【0010】次に作用を説明する。蒸気管21から供給
された蒸気は、蒸気使用機器1内で復水となりスチ―ム
トラップ2を経て組合せポンプ3のエゼクタ10に吸引
される。この場合スチ―ムトラップ2の前後の圧力差が
小さければ、トラップ2から排出される復水の量が減少
し、蒸気使用機器1内に復水が滞留してしまう。従って
このような状態にならないように圧力センサ―9,12
で検出した圧力値の差が所定値内、例えば0.3キロ以
下、になれば第1調節計7からの信号によって自動圧力
調節弁14を開弁することにより、トラップ2の出口側
の圧力が放圧され、所定の圧力差を維持することができ
る。
【0011】本発明のスチ―ムトラップ2とエゼクタ1
0との間の圧力が圧力センサ―12で検出され、第1調
節計7に入力される。第1調節計7において圧力センサ
―12からの圧力値に所定値、例えば0.3キロから
0.5キロ程度の値を加えた値を出力値として第2調節
計8に入力する。第2調節計8から圧力センサ―16の
圧力を基にして、ヘッダ―11部の圧力よりも電動ポン
プ15内においてキャビィテ―ションが生じることの内
だけの高圧となるように圧力調節弁5が開閉制御され
る。
【0012】本実施例においては、エゼクタ10部の圧
力を圧力センサ―17で検出して、この圧力値を基にし
て、あるいはこの値と圧力センサ―16の値を基にして
圧力調節弁5を開閉制御することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明は次のような効果を奏する。エゼ
クタ部での圧力変化の前の圧力変動に応じて、復水回収
通路に配置した圧力制御弁の開閉を制御することがで
き、圧力変動に対する追随性が向上し、電動ポンプにお
いてキャビテ―ションを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の復水回収装置の実施例の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 蒸気使用機器 2 スチ―ムトラップ 3 組合せポンプ 4 復水回収通路 5 圧力調節弁 7 第1調節計 8 第2調節計 10 エゼクタ 11 ヘッダ― 12 第1圧力検出手段 15 電動ポンプ 16 第2圧力検出手段 21 蒸気供給管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気使用機器の二次側にスチ―ムトラッ
    プ等の復水排出手段を連設し、復水排出手段の二次側に
    エゼクタと電動ポンプを組合せた組合せポンプを連設
    し、組合せポンプの循環水の一部をボイラ―等の復水回
    収先に圧送する復水回収通路を設け、該復水回収通路に
    圧力調節弁を配置したものにおいて、復水排出手段とエ
    ゼクタの間の圧力を検出する第1圧力検出手段を配置
    し、該第1圧力検出手段と第1調節計を接続し、電動ポ
    ンプの入口側の圧力を検出する第2圧力検出手段を配置
    し、該第2圧力検出手段と第2調節計を接続して、上記
    第1調節計と第2調節計をカスケ―ド接続すると共に、
    第2調節計と上記復水回収通路に配置した圧力調節弁の
    駆動部とを接続した復水回収装置。
JP30453092A 1992-10-15 1992-10-15 復水回収装置 Pending JPH06129605A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010164237A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Tlv Co Ltd 復水回収装置
JP2010164234A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Tlv Co Ltd 復水回収装置
JP2010164236A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Tlv Co Ltd 復水回収装置
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JPS5517645A (en) * 1978-07-21 1980-02-07 Tlv Co Ltd Combination pump

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