JPH06128956A - 打設コンクリートの天端測定装置 - Google Patents
打設コンクリートの天端測定装置Info
- Publication number
- JPH06128956A JPH06128956A JP27868992A JP27868992A JPH06128956A JP H06128956 A JPH06128956 A JP H06128956A JP 27868992 A JP27868992 A JP 27868992A JP 27868992 A JP27868992 A JP 27868992A JP H06128956 A JPH06128956 A JP H06128956A
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- JP
- Japan
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- concrete
- hose
- liquid
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- measuring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 場所打ちコンクリート杭等の構築において、
掘削孔等に打設されるコンクリートの天端の位置をリア
ルタイムに測定する天端測定装置を提供する。 【構成】 下端が密閉され内部に水等の液体１が一杯に
注入され掘削孔３の底部から上端部に亘る当該掘削孔３
の内壁に沿って設置されたホース２と、当該ホース２の
上端開口２ｂから流出する前記液体１の体積又は重量を
計量するため地上に設置された計量器４とより成り、前
記ホース２は掘削孔３内に打設されたコンクリート５の
側圧によって押し潰される柔軟な材質とされ、同ホース
２が押し潰されることにより流出し前記計量器４内に収
容された液体１の体積又は重量を計測して打設コンクリ
ート５の天端の位置が計測される。 【効果】 掘削孔内に打設されたコンクリートの天端位
置が簡便に正確にリアルタイムで測定され、正確にコン
クリートの打設を行うことができ、経済的で高品質な高
耐力場所打ちコンクリート杭等が構築される。
掘削孔等に打設されるコンクリートの天端の位置をリア
ルタイムに測定する天端測定装置を提供する。 【構成】 下端が密閉され内部に水等の液体１が一杯に
注入され掘削孔３の底部から上端部に亘る当該掘削孔３
の内壁に沿って設置されたホース２と、当該ホース２の
上端開口２ｂから流出する前記液体１の体積又は重量を
計量するため地上に設置された計量器４とより成り、前
記ホース２は掘削孔３内に打設されたコンクリート５の
側圧によって押し潰される柔軟な材質とされ、同ホース
２が押し潰されることにより流出し前記計量器４内に収
容された液体１の体積又は重量を計測して打設コンクリ
ート５の天端の位置が計測される。 【効果】 掘削孔内に打設されたコンクリートの天端位
置が簡便に正確にリアルタイムで測定され、正確にコン
クリートの打設を行うことができ、経済的で高品質な高
耐力場所打ちコンクリート杭等が構築される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、場所打ちコンクリー
ト杭や連続地中壁（以下、高耐力場所打ちコンクリート
杭等と云う）の構築において、掘削孔等に打設されるコ
ンクリートの天端の位置（上昇の状況）をリアルタイム
に測定する天端測定装置に関する。
ト杭や連続地中壁（以下、高耐力場所打ちコンクリート
杭等と云う）の構築において、掘削孔等に打設されるコ
ンクリートの天端の位置（上昇の状況）をリアルタイム
に測定する天端測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】場所打ちコンクリート杭等の構築に際し
ては、掘削孔内に打設したコンクリートの天端の位置を
測定しつつコンクリート打設作業が行なわれる。従来、
打設コンクリートの天端位置の測定法としては、例え
ば、目盛りの付いたテープに重錘を取付け、この重錘
を作業員の感覚で掘削孔内の安定液中に垂下させ、目盛
り付きの当該テープを伸ばしてコンクリートの天端の位
置を測定する方法が一般に行なわれている。また、ワ
イヤーに重錘を付けたものを掘削孔内の安定液中に垂下
させ、打設コンクリート内に貫入するや否や即座に当該
重錘を巻上げる上下運動を約３〜１０秒の間隔で連続的
に自動制御によって行ない、打設コンクリートの天端位
置を測定する方法も行なわれる。この場合、コンクリー
ト内に重錘が貫入したかどうかの確認は、掘削孔内の安
定液とコンクリートの比重差や重錘のコンクリートへの
貫入抵抗などによる重錘の重さの変化値を検出すること
によって行なう。
ては、掘削孔内に打設したコンクリートの天端の位置を
測定しつつコンクリート打設作業が行なわれる。従来、
打設コンクリートの天端位置の測定法としては、例え
ば、目盛りの付いたテープに重錘を取付け、この重錘
を作業員の感覚で掘削孔内の安定液中に垂下させ、目盛
り付きの当該テープを伸ばしてコンクリートの天端の位
置を測定する方法が一般に行なわれている。また、ワ
イヤーに重錘を付けたものを掘削孔内の安定液中に垂下
させ、打設コンクリート内に貫入するや否や即座に当該
重錘を巻上げる上下運動を約３〜１０秒の間隔で連続的
に自動制御によって行ない、打設コンクリートの天端位
置を測定する方法も行なわれる。この場合、コンクリー
ト内に重錘が貫入したかどうかの確認は、掘削孔内の安
定液とコンクリートの比重差や重錘のコンクリートへの
貫入抵抗などによる重錘の重さの変化値を検出すること
によって行なう。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】上記したの測定方
法は、完全な手作業であるため大変面倒な上、云わば感
覚的な目分量で行われるため正確に打設コンクリートの
天端位置を測ることが困難である。また、の測定方法
は、自動化されてはいるが、連続的な上下運動を定期的
に確実に行なわせる必要があるため装置が複雑になると
共に、当該装置の製作コストも高騰するという問題があ
り、これらの点が解決すべき課題とされている。
法は、完全な手作業であるため大変面倒な上、云わば感
覚的な目分量で行われるため正確に打設コンクリートの
天端位置を測ることが困難である。また、の測定方法
は、自動化されてはいるが、連続的な上下運動を定期的
に確実に行なわせる必要があるため装置が複雑になると
共に、当該装置の製作コストも高騰するという問題があ
り、これらの点が解決すべき課題とされている。
【０００４】したがって、本発明の目的は、機構が単純
・簡便な構造で、しかも打設コンクリートの天端の位置
を正確に測定できる打設コンクリートの天端測定装置を
提供することにある。
・簡便な構造で、しかも打設コンクリートの天端の位置
を正確に測定できる打設コンクリートの天端測定装置を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る打設コンクリートの天端測
定装置は、図面に実施例を示したとおり、下端が密閉さ
れ内部に水等の液体１が一杯に注入され掘削孔３の底部
から上端部に亘る当該掘削孔３の内壁に沿って設置され
たホース２と、当該ホース２の上端開口２ｂから流出す
る前記液体１の体積又は重量を計量するため地上に設置
された計量器４とより成り、前記ホース２は掘削孔３内
に打設されたコンクリート５の側圧によって押し潰され
る柔軟な材質とされ、同ホース２が押し潰されることに
より流出し前記計量器４内に収容された液体１の体積又
は重量を計測して打設コンクリート５の天端の位置が計
測されることを特徴とする。
の手段として、本発明に係る打設コンクリートの天端測
定装置は、図面に実施例を示したとおり、下端が密閉さ
れ内部に水等の液体１が一杯に注入され掘削孔３の底部
から上端部に亘る当該掘削孔３の内壁に沿って設置され
たホース２と、当該ホース２の上端開口２ｂから流出す
る前記液体１の体積又は重量を計量するため地上に設置
された計量器４とより成り、前記ホース２は掘削孔３内
に打設されたコンクリート５の側圧によって押し潰され
る柔軟な材質とされ、同ホース２が押し潰されることに
より流出し前記計量器４内に収容された液体１の体積又
は重量を計測して打設コンクリート５の天端の位置が計
測されることを特徴とする。
【０００６】
【作用】下端２ａが密閉されて内部に水等の液体１が注
入され、かつ材質が打設コンクリート５の側圧によって
押し潰され得る柔軟な構成のホース２が、掘削孔３の底
部から上部までの同掘削孔３の内壁に設置され、当該ホ
ース２の上端開口２ｂから流出する液体１の体積又は重
量を計測する計量器４が地上に設置されているので、掘
削孔３内に打設されたコンクリート５の側圧によって前
記ホース２が押し潰されと、その押し潰された部分の液
体１があふれ出して前記計量器４内に収容される。そこ
で、この計量器４内の液体１の体積又は重量を計測し、
ホース２の内容積（横断面積×長さ）に換算することに
より、リアルタイムにしかも簡便に打設コンクリート５
の天端位置を決定することができる。
入され、かつ材質が打設コンクリート５の側圧によって
押し潰され得る柔軟な構成のホース２が、掘削孔３の底
部から上部までの同掘削孔３の内壁に設置され、当該ホ
ース２の上端開口２ｂから流出する液体１の体積又は重
量を計測する計量器４が地上に設置されているので、掘
削孔３内に打設されたコンクリート５の側圧によって前
記ホース２が押し潰されと、その押し潰された部分の液
体１があふれ出して前記計量器４内に収容される。そこ
で、この計量器４内の液体１の体積又は重量を計測し、
ホース２の内容積（横断面積×長さ）に換算することに
より、リアルタイムにしかも簡便に打設コンクリート５
の天端位置を決定することができる。
【０００７】
【実施例】次に、図面に示した本発明の実施例を説明す
る。図１に本発明に係る打設コンクリートの天端測定装
置の全体図を示した。図中２は、場所打ちコンクリート
杭等の施工に際して掘削された掘削孔６内に設置された
ホースである。ホース２の下端２ａは密閉してめくら処
理されており、このホース２内には好ましくは掘削孔３
内の安定液６より比重の大きい液体１（但し、通常は
水）が地上レベルまで一杯に注入されている。そして、
通常は、図示を省略した鉄筋籠の側壁に当該ホース２を
取付け同鉄筋籠を掘削孔３内に挿入することにより、掘
削孔３の底部から上端部に亘る当該掘削孔３の内壁に沿
って設置されている。つまり、当該ホース２は、全長が
掘削孔３の深さよりやや長く、内径が約１０〜１００ｍ
ｍ程度とされ、且つその材質は、掘削孔３内に打設され
たコンクリート５の側圧によって完全に押し潰され得る
合成樹脂製等の柔軟なチューブとされている。
る。図１に本発明に係る打設コンクリートの天端測定装
置の全体図を示した。図中２は、場所打ちコンクリート
杭等の施工に際して掘削された掘削孔６内に設置された
ホースである。ホース２の下端２ａは密閉してめくら処
理されており、このホース２内には好ましくは掘削孔３
内の安定液６より比重の大きい液体１（但し、通常は
水）が地上レベルまで一杯に注入されている。そして、
通常は、図示を省略した鉄筋籠の側壁に当該ホース２を
取付け同鉄筋籠を掘削孔３内に挿入することにより、掘
削孔３の底部から上端部に亘る当該掘削孔３の内壁に沿
って設置されている。つまり、当該ホース２は、全長が
掘削孔３の深さよりやや長く、内径が約１０〜１００ｍ
ｍ程度とされ、且つその材質は、掘削孔３内に打設され
たコンクリート５の側圧によって完全に押し潰され得る
合成樹脂製等の柔軟なチューブとされている。
【０００８】図中４は前記ホース２の上端開口２ｂから
流出する液体１の体積又は重量を計量する計量器であっ
て地上に設置されている。ホース２の上端開口２ｂが当
該計量器４の内部方向に向けて設置されている。この計
量器４には、予め体積（又は重量）と打設コンクリート
位置との関係がマーキングして表示されている。したが
って、掘削孔３内にコンクリート５が打設されていく
と、該掘削孔３の底部から充填されていくコンクリート
５の側圧によって前記ホース２は押し潰され、その押し
潰された部分の液体１が地上でホース２の上端開口２ｂ
からあふれ出し前記計量器４内に収容される。よって、
当該計量器４内の液体１の体積又は重量を計測するだけ
で、簡単にしかもリアルタイムに打設コンクリート５の
天端位置を決定し、管理することができる。
流出する液体１の体積又は重量を計量する計量器であっ
て地上に設置されている。ホース２の上端開口２ｂが当
該計量器４の内部方向に向けて設置されている。この計
量器４には、予め体積（又は重量）と打設コンクリート
位置との関係がマーキングして表示されている。したが
って、掘削孔３内にコンクリート５が打設されていく
と、該掘削孔３の底部から充填されていくコンクリート
５の側圧によって前記ホース２は押し潰され、その押し
潰された部分の液体１が地上でホース２の上端開口２ｂ
からあふれ出し前記計量器４内に収容される。よって、
当該計量器４内の液体１の体積又は重量を計測するだけ
で、簡単にしかもリアルタイムに打設コンクリート５の
天端位置を決定し、管理することができる。
【０００９】
【本発明が奏する効果】本発明に係る打設コンクリート
の天端測定装置によれば、簡単な当該装置により掘削孔
内に打設されたコンクリートの天端位置が簡便に正確に
リアルタイムで測定され、当該測定値にしたがって正確
にコンクリートの打設を行うことができるので、経費の
節減が図れて経済的な上、高品質な高耐力場所打ちコン
クリート杭等の構築に寄与する。
の天端測定装置によれば、簡単な当該装置により掘削孔
内に打設されたコンクリートの天端位置が簡便に正確に
リアルタイムで測定され、当該測定値にしたがって正確
にコンクリートの打設を行うことができるので、経費の
節減が図れて経済的な上、高品質な高耐力場所打ちコン
クリート杭等の構築に寄与する。
【図１】この発明に係る天端測定装置の全体図である。
１ 液体 ２ ホース ３ 掘削孔 ２ｂ 上端開口 ４ 計量器 ５ コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 英二 東京都江東区南砂二丁目５番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 大河原 篤 東京都江東区南砂二丁目５番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】下端が密閉され内部に水等の液体が一杯に
注入され掘削孔の底部から上端部に亘る掘削孔内壁に沿
って設置されたホースと、当該ホースの上端開口から流
出する前記液体の体積又は重量を計量するため地上に設
置された計量器とより成り、前記ホースは掘削孔内に打
設されたコンクリートの側圧によって押し潰される柔軟
な材質とされ、同ホースが押し潰されることにより流出
し前記計量器内に収容された液体の体積又は重量を計測
して打設コンクリートの天端位置が計測されることを特
徴とする、打設コンクリートの天端位置測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27868992A JP2869605B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 打設コンクリートの天端測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27868992A JP2869605B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 打設コンクリートの天端測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06128956A true JPH06128956A (ja) | 1994-05-10 |
| JP2869605B2 JP2869605B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=17600809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27868992A Expired - Fee Related JP2869605B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 打設コンクリートの天端測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2869605B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105298147A (zh) * | 2015-10-13 | 2016-02-03 | 中建一局集团建设发展有限公司 | 超深基坑螺旋下降物料快速运输通道及其施工方法 |
| CN107794924A (zh) * | 2016-09-06 | 2018-03-13 | 北京新桥技术发展有限公司 | 一种基于电导率的灌注桩混凝土浇注控制系统及方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103437358A (zh) * | 2013-09-13 | 2013-12-11 | 杭州银博交通工程材料有限公司 | 灌注桩混凝土浇注控制系统及方法 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP27868992A patent/JP2869605B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105298147A (zh) * | 2015-10-13 | 2016-02-03 | 中建一局集团建设发展有限公司 | 超深基坑螺旋下降物料快速运输通道及其施工方法 |
| CN107794924A (zh) * | 2016-09-06 | 2018-03-13 | 北京新桥技术发展有限公司 | 一种基于电导率的灌注桩混凝土浇注控制系统及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2869605B2 (ja) | 1999-03-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981028 |
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