JPH06128256A - イミダゾピリジン誘導体 - Google Patents

イミダゾピリジン誘導体

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JPH06128256A
JPH06128256A JP4300556A JP30055692A JPH06128256A JP H06128256 A JPH06128256 A JP H06128256A JP 4300556 A JP4300556 A JP 4300556A JP 30055692 A JP30055692 A JP 30055692A JP H06128256 A JPH06128256 A JP H06128256A
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Application number
JP4300556A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Miyake
一俊 三宅
Masayuki Matsukura
正幸 松倉
Motoharu Kakigi
基治 柿木
Yasushi Nagai
泰志 永井
Nobuyuki Mori
信行 森
Hiroki Ishihara
浩樹 石原
Shigeru Soda
茂 左右田
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れたアンジオテンシンII拮抗作用を有する
イミダゾピリジン誘導体に関する。 【構成】一般式(I) 【化1】 (式中R1 は、保護されていてもよいカルボキシル基、
式−CH2 OR3 (式中R3 は、水素原子等を意味す
る。)で示される基などを意味し、R2 は、保護されて
いても良いカルボキシル基や保護されていても良いテト
ラゾリル基などを意味する。]で示されるイミダゾピリ
ジン誘導体またはその薬理学的に許容できる塩及びそれ
を有効成分とするアンジオテンシンII拮抗剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬として有用なイミ
ダゾピリジン誘導体またはその薬理学的に許容できる塩
に関する。更に詳しくは、アンジオテンシンII拮抗作
用を有する2−シクロプロピル−3H−イミダゾ[4,
5−b]ピリジン誘導体またはその薬理学的に許容され
る塩に関する。
【0002】
【発明の背景及び従来技術】高血圧症は、日本人の約2
0%が罹患しているといわれているほど、患者数の多い
疾患であるが、その病態・原因は実に多種多様であり、
原因においてははっきりしないものがあるというのが現
状である。高血圧症から脳内出血などの各種脳疾患、心
不全などの心疾患等、重篤な疾患に移行するケースや、
重篤な合併症を持つケースが多く、その早期の適切な治
療が今重要な問題となっている。
【0003】現在、高血圧症の薬物治療としては、降圧
利尿剤、β遮断剤、カルシウム拮抗剤、ACE阻害剤な
ど様々な作用機序の薬剤が実際に臨床上用いられている
が、上述の通り高血圧症の病態・原因は究めて多種多様
であるため、あらゆるタイプの高血圧を優位にコントロ
ールすることは現段階では困難である。また、安全性の
面から言えば、例えば、β遮断剤には心抑制や、気管支
れん縮、利尿薬には、高尿酸血症、電解質異常、糖質代
謝異常等が、カルシウム拮抗剤には房室ブロックや一過
性心停止などが見られることもあり、更に、ACE阻害
剤には空咳等が見られる。よって、合併症を持つ患者に
対する薬剤の選択は、かなり困難であり、細心の注意を
払う必要がある。
【0004】このような状況から、更に違ったタイプの
異なった作用機序を持つ薬剤が今尚渇望されている。
【0005】そこで本発明者等は、長年にわたりアンジ
オテンシンII拮抗作用を有する化合物について、鋭意研
究を行ってきたが、以下に示したイミダゾピリジン誘導
体が優れた作用を有することを見いだした。
【0006】アンジオテンシンII拮抗作用を有する3H
−イミダゾ[4,5−b]ピリジン系化合物として、例
えば特開平3−236377号、特開平3−5480
号、特開平3−95181号、特開平3−106879
号、特開平3−188076号特開平4−120079
号などが提案されているが、いずれも後記する本発明化
合物とは構造を異にする。更に、特開平4−22698
2号にも3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン系化合
物が開示されているが、本発明と構造を異にする。
【0007】
【発明の構成】本発明は、以下の一般式(I)に示すイ
ミダゾピリジン誘導体及びその薬理学的に許容できる塩
である。
【0008】
【化2】
【0009】[式中R1 は、式−CH2 OR3 (式中R
3 は水素原子または低級アルキル基を意味する)で示さ
れる基、または保護されていても良いカルボキシル基を
意味し、R2 は、保護されても良いカルボキシル基また
は保護されていても良いテトラゾール基を意味する。]
【0010】上記一般式の定義において、R3 の定義に
見られる低級アルキル基とは、炭素数1〜6の直鎖もし
くは分枝状のアルキル基、例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル
基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、3−メチル
ブチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、2−メチ
ルペンチル基、3−メチルペンチル基、1,1−ジメチ
ルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、2,3−ジメ
チルブチル基、2−エチルブチル基、3−エチルブチル
基などを挙げることができるが、これらのうち好ましく
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基などを挙げる
ことができる。
【0011】R1 、R2 の定義に見られる保護されてい
てもよいカルボキシル基とは、遊離のカルボキシル基
か、若しくは、例えば、メチル基、エチル基などで代表
される低級アルキル基、2,2,2−トリクロロエチ
ル、2−ヨードエチル、トリクロロメチルなどのハロゲ
ン化アルキル基、ピバロイルオキシメチル基、1−アセ
トキシエチル基、2−アセトキシエチル基などの低級ア
ルカノイルオキシアルキル基、3−フタジリル基などの
複素環基などで保護されたカルボキシル基などを挙げる
ことができる。また更に、種々の酸アミドも保護された
カルボキシル基に含むことができる。要するに保護され
たカルボキシル基とは、生体内で何らかの手段により分
解されて、カルボン酸となり得る基であれば、いかなる
基でも良い。
【0012】R2 の定義中保護されていても良いテトラ
ゾリル基とは、遊離のテトラゾリル基でも良いし、若し
くは、例えば、メチル基、エチル基などで代表される低
級アルキル基、2,2,2−トリクロロエチル、2−ヨ
ードエチル、トリクロロメチルなどのハロゲン化アルキ
ル基やトリフェニルメチル基などに代表される置換され
ている低級アルキル基、ピバロイルオキシメチル基、1
−アセトキシエチル基、2−アセトキシエチル基などの
低級アルカノイルオキシアルキル基、3−フタジリル基
などの複素環基などで保護されたテトラゾリル基などを
挙げることができる。要するに、生体内で何らかの手段
で分解されて、テトラゾリル基となり得る基であれば、
いかなる基でも良い。
【0013】以下に本発明化合物の主な製造方法を示
す。
【0014】製造方法1 一般式(I)において、R1 が保護されているカルボキ
シル基であり、かつR 2 が保護されているカルボキシル
基の時以下の方法でも製造することができる。
【0015】
【化3】
【0016】(一連の式中、A、Bはカルボキシル基の
保護基を意味する。Yは脱離基を表す。)
【0017】第1工程は、一般式(II) で示される化合
物を通常の方法にて酸化させて一般式(III) で示される
化合物を得る方法である。酸化剤としては、過マンガン
酸カリウム、溶媒としては、水が好ましい。また、炭酸
塩などの弱塩基存在下で反応を進行させると好ましい結
果が得られる。反応温度は、80℃から95℃が好まし
い。
【0018】第2工程は、第1工程で得られた一般式(I
II) で示される化合物を通常の方法でエステル化するこ
とにより一般式(IV)で示される化合物を得る方法であ
る。例えば、一般式(V)で示される過剰のアルコール
を濃硫酸などの酸触媒存在下で加熱することによって得
られる。
【0019】第3工程は、第2工程で得られた化合物
(IV) 一般式(VI) で示される化合物を通常の方法によ
って縮合して一般式(VII) で示される化合物を得る方法
である。反応は、塩基存在下で行うのが好ましいが、塩
基の例を挙げれば、水素化ナトリウム、水素化リチウ
ム、金属アルコラート、三級アミン類などが挙げられる
が、この中でも水素化ナトリウムが最も好ましい。反応
溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、N−メチルピロリドン、ジオキサン、アセト
ン、アルコールなどが好ましい。
【0020】第3工程で得られた化合物(VII) は、通常
の方法によって加水分解して、カルボキシル基の保護基
を脱離することができる。例えば、エタノール及び水酸
化ナトリウム水溶液の混合溶媒中にて加熱することによ
り、容易にカルボキシル基の保護基を脱離することがで
きる。加水分解の条件によって、R1 またはR2 いずれ
か一方の保護基のみが脱離された化合物も得ることがで
きる。
【0021】製造方法2 一般式(I)で示される化合物のうち、R1 が式−CH
2 OHで示される基であり、かつ、R2 が保護されてい
ても良いカルボキシル基である化合物は、例えば、次の
方法により製造することができる。
【0022】
【化4】
【0023】(一連の式中、A、Yは前記の意味を有す
る。)
【0024】第1工程は、製造方法1の第2工程で得ら
れた化合物(IV)通常の方法で還元して一般式(IX)で
示される化合物を得る工程である。還元剤としては、通
常使用されるあらゆるものが使用できるが、好ましく
は、水素化リチウムアルミニウムなどが好ましい。反応
溶媒としては、反応に関与しないあらゆる溶媒を使用で
きるが、好ましくはテトラヒドロフランなどのエーテル
系溶媒を挙げることができる。
【0025】第2工程は、製造方法1の第3工程と同様
な方法により、第1工程で得られた化合物(IX) と化合
物(VI) を縮合させて化合物(X)を得る方法である。
【0026】第3工程は、製造方法1の第4工程と同様
な方法により、化合物(X)を加水分解して目的化合物
(XI) を得る方法である。
【0027】製造方法31 が、式−CH2 OR3a(式中R3aは、前記R3 から
水素原子を除いたものの中から選択される基を意味す
る。)で示される基である時、以下の方法で製造するこ
とができる。
【0028】
【化5】
【0029】(一連の式中、R3aは、前記R3 から水素
原子を除いたものの中から選択される基を意味する。
Y、R2 は前記の意味を有する。)製造方法2の第2工
程で得られた化合物(X)に式R3aYで表される化合物
を塩基存在下反応させることにより、一般式(XII)で示
される目的化合物を得る方法である。好ましい塩基とし
て例を挙げれば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、
金属アルコラート、三級アミン類などが挙げられるが、
この中でも水素化ナトリウムが最も好ましい。反応溶媒
としては、ジメチルホルムアミドやテトラヒドロフラン
などの非プロトン性極性溶媒中にて反応させることによ
り製造することができる。
【0030】製造方法42 が、保護されてもよいテトラゾリル基である時、以
下の方法で製造することができる。
【0031】
【化6】
【0032】(一連の式中、Dは、水素原子またはテト
ラゾリル基の保護基を意味する。R1、Yは前記の意味
を有する。)製造方法1の第1工程、第2工程または製
造方法2の第1工程で得られた化合物(XII) に、一般式
(XIV) で示される化合物を製造方法2の第2工程と同様
の方法で反応させることにより、目的化合物(XIII)を
得る方法である。
【0033】テトラゾリル基の保護基は、通常の方法に
よって脱離させることができるが、例えば、酸による処
理、アルコール中で加熱還流する方法などを、挙げるこ
とができる。次に本発明化合物の効果を詳述するため
に、実験例を示す。
【0034】実験例 1.実験方法うさぎ大動脈条片を用いたアンジオテンシンII拘縮拮
抗作用 雄の体重2〜3kgのニュージーランドホワイトウサギ
をペントバルビタール・ナトリウムで麻酔した後、胸部
大動脈を摘出した。大動脈は、幅1.5〜2mm、長さ
15〜20mlのラセン標本にし、以下の組成のクレベ
ビカルボネート液(クレブス ビカルボネート(m
M):NaCl 118.4,KCl 4.7,CaC
2 ,2.0,MgSO4 ・7H2 O 1.2,NaH
CO3 25.0,KH2 PO4 1.2 ,グルコー
ス 1.1)を入れた10mlのマグヌス槽に懸垂した。
インドメタシン10-5Mを添加し、プロスタグランディ
ンの影響を除外した。クレブス液は37℃に保ち95%
2 −5%CO2 でバブリングした。条片は初期張力1
g を負荷し、約1時間静置した後、50mM KClを
加え、拘縮を惹起し、拘縮が安定してから、洗浄した。
この操作を2回繰り返し、2回目を100%拘縮とし
た。この後、アンジオテンシンIIを10-10 から3×
10-6まで累積的に添加し、用量−反応曲線の右方移動
を観察した。収縮は等尺性圧トランスデューサー(TB
611T,日本光電)を用い、キャリアアンプ(AP6
20GまたはAP621G,日本光電)を介し、多ペン
記録計(R−10,理化電機)に描記させた。アンジオ
テンシンII拮抗物資のポテンシーは、Schildの
式を用い、pA2 値[活性薬の用量比を2とするような
競合的拮抗薬の濃度のネガティブロガリズム(−lo
g)]を算出し求めた。
【0035】2.実験結果 以下に本発明における化合物の結果を示す。
【0036】
【表1】
【0037】以上の結果より、本発明化合物は、アンジ
オテンシンII拮抗作用を有していることが明らかになっ
た。よって、本発明化合物は、アンジオテンシンII拮抗
作用が有効な疾患の予防・治療剤として有効である。具
体的には、本態性高血圧症、腎性高血圧症、腎血管性高
血圧症、悪性高血圧症などの高血圧症の予防・治療剤、
更に心不全予防・治療剤として有用である。
【0038】本発明化合物をこれらの医薬として使用す
る場合、散剤、顆粒剤、カプセル剤、シロップ剤などと
して経口的に投与してもよいし、また坐剤、注射剤、外
用剤、点滴剤として非経口的に投与してもよい。投与量
は症状の程度、年齢などにより著しく異なるが、経口投
与では通常成人1日当たり約10mg〜2000mg,好ま
しくは50mg〜1000mgを1日1〜数回に分けて投与
する。更に注射剤による投与の場合には、通常1日当た
り10μg/kg〜10mg/kg、好ましくは50μg
/kg〜5mg/kgである。
【0039】製剤化の際は、通常の製剤単体を用い、常
法により製造する。すなわち、経口用固形製剤を調製す
る場合は、主薬の賦形剤、更に必要に応じて結合剤、崩
壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、常
法により錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤な
どとする。
【0040】賦形剤としては、例えば乳糖、コーンスタ
ーチ、白糖、ぶどう糖、ソルビット、結晶セルロース、
二酸化ケイ素等が、結合剤としては、例えばポリビニル
アルコール、ポリビニルエーテル、エチルセルロース、
メチルセルロース、アラビアゴム、トラガント、ゼラチ
ン、シェラック、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、クエン酸カルシウ
ム、デキストリン、ペクチン等が、滑沢剤としては、例
えばステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレン
グリコール、シリカ、硬化植物油等が、着色剤として
は、医薬品に添加することが許可されているものが、矯
味矯臭剤としては、ココア末、ハッカ脳、芳香酸、ハッ
カ油、龍脳、ケイヒ末等が用いられる、これらの錠剤、
顆粒剤には、糖衣、ゼラチン衣、その他必要により適宜
コーティングすることはもちろんさしつかえない。注射
剤を調整する場合には、主薬に必要によりpH調整剤、 緩
衝剤、安定化剤、 可溶化剤などを添加シ 、 常法により皮
下、 筋肉内、 静脈内用注射剤とする。
【0041】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げるが、本発明は
これに限定されないことは言うまでもない。また実施例
に先んじて、本発明化合物の原料化合物の製造例を示
す。 製造例1 2−シクロプロピル−7−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン カルボン酸
【0042】
【化7】
【0043】2−シクロプロピル−7−メチルイミダゾ
[4,5−b]ピリジン17.3g(0.1mol )、炭
酸ナトリウム6.6g に水550mlを加え、内温82℃
から88℃にて過マンガン酸カリウム24g (0.15
mol )を少量ずつ加えた。その後内温94℃で1時間攪
拌後、冷却濾過し、濾液を酢酸酸性とし、析出した結晶
を濾取した。精製せず次のステップに用いた。粗生成物
として、収量11.3g。
【0044】・1H−NMR CD3 OD δ(ppm) 8.38 (d ,1H , J=5Hz) 7.51 (d ,1H , J=5Hz) 2.4
0 (m,1H) 1.14(m ,4H)
【0045】製造例2 2−シクロプロピル−7−イミダゾ[4,5−b]ピリ
ジン カルボン酸メチルエステル
【0046】
【化8】
【0047】製造例1で得られた粗2−シクロプロピル
−7−イミダゾ[4,5−b]ピリジン カルボン酸1
1.2g にメタノール48ml及び濃硫酸24g の混液を
加え、6時間攪拌した。氷に開け、濃アンモニア水で中
和し、食塩を加え、析出した結晶7.6g を濾取した。
これを酢酸エチル−メタノール−イソプロピルエーテル
の混合溶媒より再結晶した。収量6.1g 。
【0048】・MASS(FAB) 400(MH
+),211,190 ・1H−NMR CD3 OD δ(ppm) 12.75 (bs,1H) 8.37 (d ,1H , J=5Hz) 7.51 (d,1
H,J=5Hz) 3.96 (s,3H) 2.34 (m,1H) 1.11 (m ,4Hz)
【0049】製造例3 2−シクロプロピル−7−ヒドロメチルイミダゾ[4,
5−b]ピリジン
【0050】
【化9】
【0051】リチウムアルミニウムハイドライド160
mgをテトラヒドロフラン5mlに懸濁させ、製造例2で得
られた粗2−シクロプロピル−7−イミダゾ[4,5−
b]ピリジン カルボン酸メチルエステル600mgのテ
トラヒドロフラン懸濁液をピペットにて滴下した。2時
間室温にて攪拌後、水0.2ml、15%水酸化ナトリウ
ム0.2ml水0.6mlを順次加え、攪拌後、セライト、
無水硫酸マグネシウムを加えた後、グラスフィルターに
セライトを張りろ過後、テトラヒドロフランで良く洗っ
た。濾液を濃縮し、クロロホルム−メタノールに解か
し、カラムクロマトグラフィーに付した(2〜10%エ
タノール−クロロホルム)。収量320mg。収率 61
%。
【0052】・収率 61% ・1H−MNR CD3 OD δ(ppm) 8.16 (d ,1H , J=5Hz) 7.14 (d,1H,J=5Hz) 5.40 (b
s,1H) 4.81 (s,2H) 2.14 (m ,1H) 1.08(m ,4H)
【0053】実施例1 2−シクロプロピル−7−ヒドロメチル−3−{(2’
−メトキシカルボニルビフェン−4−イル)メチル}−
3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン
【0054】
【化10】
【0055】60%水素化ナトリウム68mgに製造例3
で得られた2−シクロプロピル−7−ヒドロキシメチル
イミダゾ[4,5−b]ピリジン310mgのジメチルホ
ルムアミド15ml溶液を室温にて滴下した。15分攪拌
後、氷冷し、4’−ブロモ−2−ビフェニルカルボン酸
メチルエステル590mgのジメチルホルムアミド7ml溶
液を滴下した。室温で20分攪拌後、塩化アンモニウム
水溶液を冷時加え、食塩水及び酢酸エチルを加え分液し
た。有機層を更に2回水洗後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、濃縮した。残渣770mgをカラムクロマトグラ
フィーに付した。2〜5%エタノール−1%アンモニア
−メタノール−クロロホルムで溶出した。収量210mg
した。
【0056】・収率 31% ・MASS(FAB) 400(MH+),211,1
90 ・1H−NMR CD3 OD δ(ppm) 12.75 (bs,1H) 8.37 (d ,1H , J=5Hz) 7.51 (d,1
H,J=5Hz) 3.96 (s,3H) 2.34 (m,1H) 1.11 (m ,4Hz) 実施例2 3−{(2’−カルボキシビフェン−4−イル)メチ
ル}−2−シクロプロピル−7−ヒドロキシメチル−3
H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン
【0057】
【化11】
【0058】製造例 で得られた2−シクロプロピル−
7−ヒドロキシメチル−3−{(2’−メトキシカルボ
ニルビフェン−4−イル)メチル}−3H−イミダゾ
[4,5−b]ピリジン200mgにエタノール5mlを加
え溶解させ、2.5mlの7%水酸化ナトリウム水溶液を
加え40分攪拌した。反応液を約1ml位まで濃縮し、水
を加え、酢酸0.4mlを加え析出した結晶を濾取した。
これをエタノール10mlに熱時溶解させ、水10mlを加
え放冷し、析出した結晶を濾取した。収量120mg。
【0059】・収率 63% ・分子式 C24213 O ・MASS(FAB) 400(MH+),211,1
90 ・1H−NMR CD3 OD δ(ppm) 8.30 (d ,1H , J=5Hz) 7.77 (d ,1H , J=8Hz) 7.5
2 (t,1H,J=8Hz) 7.44 〜7.38 (m,2H) 7.33 (d,1H ,J=8Hz) 7.29 (d
,2H , J=8Hz) 7.33 (d,1H ,J=8Hz) 7.29 (d ,2H , J=8Hz) 7.24 (d
,2H ,J=8Hz) 5.72 (s , 2H) 5.06 (s ,2H) 2.19 (m ,1H) 1.14
(m ,4H) ・元素分析 分子量399.45として C H N (%) 計算値 72.17 5.30 10.52 実験値 72.11 5.46 10.49
【0060】実施例3 2−シクロプロピル−7−メトキシカルボニル−3−
{(2’−メトキシカルボニルビフェン−4−イル)メ
チル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン
【0061】
【化12】
【0062】実施例1の方法に準じて、製造例2の化合
物より合成した。
【0063】・NMR DMSO−d6 δ(ppm) 8.41 (d,1H ,J=5Hz) 7.82 (dd,1H,J=1Hz,8Hz) 7.74
(d,1H,J=5Hz) 7.51 (td,1H,J=1Hz,8Hz) 7.40 (td,1H,J=1Hz,8Hz) 7.31 (dd,1H,J=1Hz,8Hz) 7.25(d,2H,J=8Hz) 7.22
(d,2H,J=8Hz) 5.69 (s,2H) 4.05 (s,3H) 3.62 (s,3H) 2.03 (m,
1H) 1.36 (m,2H) 1.10 (m,2H) 実施例4 2−カルボキシ−3−{(2’−カルボキシビフェン−
4−イル)メチル}−2−シクロプロピル−3H−イミ
ダゾ[4,5−b]ピリジン
【0064】
【化13】
【0065】実施例2の方法に準じて、製造例3の化合
物より合成した。
【0066】・分子式 C241934 ・NMR DMSO−d6 δ(ppm) 8.39 (d,1H,J=5Hz) 7.71 (dd,1H,J=1Hz,8Hz) 7.59
(d,1H,J=5Hz) 7.55 (td,1H,J=1Hz,8Hz) 7.44 (td,1H,J=1Hz,8Hz) 7.34 (dd,1H,J=1Hz,8Hz) 7.29(s,4H) 5.72(s,2H) 2.39 (m,1H) 1.14 (m,4H) ・MASS(FAB) 414(MH+),211 ・元素分析 分子量413.43として C(%) H(%) N(%) 計算値 69.72 4.63 10.16 実測値 69.65 4.84 9.96
【化7】
【化7】
【化8】
【化8】
【化9】
【化9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 浩樹 茨城県つくば市大字緑が丘42−10 (72)発明者 左右田 茂 茨城県牛久市牛久町1687−21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 [式中R1 は、式−CH2 OR3 (式中R3 は水素原子
    または低級アルキル基を意味する)で示される基、また
    は保護されていても良いカルボキシル基を意味し、R2
    は、保護されても良いカルボキシル基または保護されて
    いても良いテトラゾール基を意味する。]で表されるイ
    ミダゾピリジン誘導体またはその薬理学的に許容できる
    塩。
  2. 【請求項2】請求項1記載のイミダゾピリジン誘導体ま
    たはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とするアン
    ジオテンシンII拮抗剤。
  3. 【請求項3】請求項1記載のイミダゾピリジン誘導体ま
    たはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする高血
    圧症予防・治療剤。
  4. 【請求項4】請求項1記載のイミダゾピリジン誘導体ま
    たはその薬理学的に許容できる塩を有効成分とする心不
    全予防・治療剤。
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