JPH06128014A - コンクリート製品の製造方法 - Google Patents

コンクリート製品の製造方法

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JPH06128014A
JPH06128014A JP4282727A JP28272792A JPH06128014A JP H06128014 A JPH06128014 A JP H06128014A JP 4282727 A JP4282727 A JP 4282727A JP 28272792 A JP28272792 A JP 28272792A JP H06128014 A JPH06128014 A JP H06128014A
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JP
Japan
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concrete
reducing agent
vibrator
slump
high performance
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Pending
Application number
JP4282727A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Izumi
達男 泉
Yoshiaki Yadokoro
美明 谷所
Takeshi Cho
毅 長
Hodaka Yamamuro
穂高 山室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/0067Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability making use of vibrations
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/30Water reducers, plasticisers, air-entrainers, flow improvers
    • C04B2103/302Water reducers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 JIS-A 1101 (コンクリートスランプ測定法)
で測定したスランプ値が15cm以上を示す軟練りコンクリ
ートを、振動機によって 0.5〜3.0 Gの範囲の振動加速
度で締め固めることを特徴とするコンクリート製品の製
造方法。 【効果】 軟練りコンクリートを用いて充填性、表面美
観性に優れたコンクリート製品の製造が可能となること
から、騒音解消、製造合理化への波及効果が大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート製品の製造
方法に関するものである。さらに詳しくは、スランプ値
15cm以上を示す軟練りコンクリートを用いて極めて静音
の低振動で締め固めることを特徴とするもので、充填性
と表面美観性に優れ、騒音に対する環境を改善するコン
クリート製品の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
コンクリート製品の製造には振動機(バイブレーター)
が使用されており、コンクリートの流動性が低いスラン
プ2〜8cmの硬練りコンクリートに振動加速度10G程度
の振動をかけるのが現状である。コンクリートの流動性
(スランプ値)が小さくなるほど振動容量は多く必要と
する。近年、コンクリート業界は3K(きつい、汚い、
危険)の代表とも言われ、そのなかでも前述の振動機に
起因した騒音による環境問題が大きい。従って、コンク
リートの流動性を高めて振動機を不要とする研究が始ま
っている。しかしながら、単純に水や減水剤を添加して
流動性を高めるだけでは材料分離が生じ、粗骨材がから
みあって充填性が悪くなり、均一なコンクリートが得ら
れないことから強度低下をきたす。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、軟練りコンクリートを用いた極めて静音域の微
振動による締め固めによって、高流動で分離抵抗性が大
きく、しかも充填性が良好で表面気泡の低減化を可能に
したコンクリート製品の製造方法を完成した。
【0004】即ち、本発明は、JIS-A 1101(コンクリー
トのスランプ測定法)で測定したスランプ値が15cm以上
を示す軟練りコンクリートを、振動機によって 0.5〜3.
0 Gの範囲の振動加速度で締め固めることを特徴とする
コンクリート製品の製造方法に関する。
【0005】スランプ値が15cm以上の軟練りコンクリー
トとしては、従来のコンクリートを高性能減水剤を用い
て流動化したコンクリート以外に高炉スラグ、フライア
ッシュ、石粉等の微粉末を加え、分離抵抗性を付与した
コンクリート等が挙げられる。
【0006】本発明に使用する振動機としては、振動加
速度5G以下の制御が可能な振動機が適しており、例え
ば東洋機械製作所製のTVM−500Fの様な振動機が
好ましい。従来の高振動用振動機を用いても本発明のコ
ンクリート製品の製造は可能であるが、十分な制御が困
難である。
【0007】本発明の振動締め固めの条件としては、振
動加速度 0.5〜3.0 Gの振動が好ましい。振動加速度が
0.5G以下では充填性が十分でなく、表面美観性も悪く
なる。また、振動加速度が 3.0G以上では分離抵抗性の
低下や振動による騒音が高くなる。
【0008】更に、コンクリートの流動性から充填効率
を考えると、スランプ値15cm以上20cm未満/スランプフ
ロー値40cm未満のコンクリートでは振動加速度 1.5〜3.
0 Gの振動が好ましく、スランプ値20cm以上/スランプ
フロー値40cm以上のコンクリートでは振動加速度 0.5〜
2.0 Gの振動が有効である。
【0009】振動機の使用法は、特に限定するものでは
なく、一般に用いられる方法、例えば型材あるいは型枠
へ直接取り付ける方法、あるいはテーブルバイブレータ
ーのように型枠台へ取り付ける方法等が挙げられる。
【0010】本発明のコンクリート製品の製造における
高性能減水剤の添加量は、セメントに対して有効成分と
して 0.3〜3.0 重量%程度が好ましい。
【0011】高性能減水剤としては、ナフタレンスルホ
ン酸塩ホルムアルデヒド縮合物(商品名マイテイ15
0、花王(株)製)やメラミンスルホン酸塩ホルムアル
デヒド縮合物(例えば、商品名マイテイ150V−2、
花王(株)製)が挙げられる。更に高性能減水剤とし
て、メラミン、尿素、フェノール又はアニリンのメチロ
ール化物及びスルホン化物から選ばれる1種又は2種以
上のホルムアルデヒド縮合物、例えば、フェノールスル
ホン酸ホルムアルデヒド縮合物(特許第1097647 号に記
載の化合物等)、フェノール・スルファニル酸ホルムア
ルデヒド共縮合物(特開平1-113419号公報に記載の化合
物等)、更に不飽和モノカルボン酸及びその誘導体、不
飽和ジカルボン酸及びその誘導体からなる群から選ばれ
る1種又は2種以上の単量体を重合して得られる重合物
又は共重合体(特公平2-7901号公報、特開平3-75252 号
公報、特公平2-8983号公報に記載の化合物等)が挙げら
れる。
【0012】本発明のコンクリート組成物はコンクリー
ト成形体に使用される。コンクリート成形体は、特に限
定されるものではなく、通常バイブレーターによって締
め固められている成形体が対象となる。
【0013】本発明のコンクリート組成物には、従来公
知のセメント混和剤を使用できる。セメント混和剤のコ
ンクリート組成物への添加方法は、水溶液又は粉末のど
ちらの状態でも可能であり、その添加時期は、セメント
とのドライブレンド、混練水への溶解、又はセメント配
合物の混練開始期、即ち、セメントへの注水と同時もし
くは注水直後からセメント配合物の混練終了までの間に
添加することも可能であり、一旦練り上がったセメント
配合物への添加も可能である。また、一時に全量添加す
る方法あるいは数回に分割して添加する方法も可能であ
る。
【0014】また、本発明のコンクリート組成物には、
他のセメント添加剤(材)、例えば、AE減水剤、流動
化剤、早強剤、促進剤、起泡剤、発泡剤、消泡剤、保水
剤、防水剤、防錆剤、着色剤、防黴剤、ひび割れ低減
剤、高分子エマルション、界面活性剤、膨張剤(材)、
グラスファイバー及びその併用も可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明により軟練りコンクリートを用い
て充填性、表面美観性に優れたコンクリート製品の製造
が可能となることから、騒音解消、製造合理化への波及
効果が大きい。
【0016】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、以下
の例における百分率は重量百分率である。
【0017】(1) 材料 セメント(C) :普通ポルトランドセメント(比重
3.17) 細骨材(S) :紀ノ川産川砂(比重 2.57 、FM
2.91) 粗骨材(G) :宝塚産砕石(比重 2.60 、FM
6.57) 高炉スラグ(SL):NKK社(比重2.90、ブレーン値
8000cm2/g) (2) コンクリートの練り混ぜ方法 セメント分散剤を予め練り混ぜ水に溶解し、20℃にて80
リットルの二軸ミキサーを用い、40リットルのコンクリ
ートを3分間混練した。上記(1) の材料を用いて調製し
たコンクリート組成物の配合組成を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】次に表1のコンクリート組成物に、高性能
減水剤としてナフタレンスルホン酸塩ホルムアルデヒド
縮合物(マイテイ150:花王(株)製)を添加し、テ
ーブルバイブレーターTVM−500F(東洋機械製)
の可変式振動機によって、振動条件を変化させて60秒間
の振動締め固めを行った。コンクリート物性の評価結果
を表2に示す。尚、評価法は下記の通りである。
【0020】・スランプフロー値は、JIS-A 1101に準じ
たスランプフロー値とした。 ・分離抵抗性は、φ15cm×30cmのシリンダー型枠にコン
クリートを詰め、表面から粗骨材の沈下値(mm)を測定
し、平均値から次のような評価区分とした。 ○:2mm以下、×:2mm以上 ・表面美観性は、硬化後のコンクリート表面の気泡数
(3mm以上)を測定し、次のような評価区分とした。
【0021】200m2 当たりの気泡数 ○:無し、△:
1〜5個、×:5個以上 ・圧縮強度は、φ10cm×20cmの供試体を作成し、蒸気養
生を行い、24時間後の強度を測定した。圧縮強度測定法
は、JIS-A 1108に準じた。蒸気養生条件は、20℃で2時
間放置後、1時間当たり20℃の速度で65℃に昇温し、4
時間保持後自然冷却した。
【0022】
【表2】
【0023】表2の結果から明らかな様に、本発明の実
施例の振動条件においては、分離抵抗性、表面美観性に
優れた効果を示す。また、充填性に優れることから、圧
縮強度についても比較例より高い強度を発現する。
【0024】次に、表3に示す高性能減水剤または一般
減水剤を使用した比較試験結果を表4に示す。評価法は
前記と同じである。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】表4の結果から、所定のスランプ値/スラ
ンプフロー値を得るためには、高性能減水剤をセメント
重量に対して 0.3〜 3.0重量%添加する必要があること
がわかる。一方、比較品の場合、分離抵抗性は満足され
るものの、減水剤を4重量%添加してもスランプ値が11
cm程度であり、流動効果を示さないことがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 JIS-A 1101(コンクリートスランプ測定
    法)で測定したスランプ値が15cm以上を示す軟練りコン
    クリートを、振動機によって 0.5〜3.0 Gの範囲の振動
    加速度で締め固めることを特徴とするコンクリート製品
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 さらに、セメント、細骨材、高性能減水
    剤を必須成分として用い、高性能減水剤としては、ナフ
    タレン、メラミン、フェノール、尿素及びアニリンより
    なる群から選ばれた化合物のメチロール化物及びスルホ
    ン化物から選ばれる1種又は2種以上のホルムアルデヒ
    ド単縮合物又は共縮合物、または不飽和モノカルボン酸
    及びその誘導体、不飽和ジカルボン酸及びその誘導体か
    らなる群から選ばれる1種又は2種以上の単量体を重合
    して得られる重合物又は共重合物である請求項1記載の
    コンクリート製品の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198178A1 (en) * 2014-06-25 2015-12-30 Payczer Israel A coated concrete casting and method for producing same
CN105538512A (zh) * 2016-01-26 2016-05-04 嘉兴市鼎业新型建材有限公司 混凝土产品的生产方法以及混凝土产品的生产系统
JP2020172068A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 花王株式会社 水硬性組成物の成形方法

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