JPH06127458A - 自転車用電動無段変速装置 - Google Patents
自転車用電動無段変速装置Info
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- JPH06127458A JPH06127458A JP27436592A JP27436592A JPH06127458A JP H06127458 A JPH06127458 A JP H06127458A JP 27436592 A JP27436592 A JP 27436592A JP 27436592 A JP27436592 A JP 27436592A JP H06127458 A JPH06127458 A JP H06127458A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bicycle
- continuously variable
- variable transmission
- motor
- gear ratio
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チェーン掛け替え時のセット不良やチェーン
外れをなくすと共に、自転車の走行をスムーズにできる
自転車用電動無段変速装置を提供すること。 【構成】 無段変速機を有する自転車において、走行停
止の検出手段を備えると共に、この停止検出時に、自動
的に所定の変速比へモーターを駆動して変速するように
する。また前記した自転車において、自転車の発進後
に、所定の時間もしくはペダリング回数によって、所定
の変速比から増速動作をするようにする。さらに前記し
た自転車において、人力による駆動力の検出手段を備え
る。
外れをなくすと共に、自転車の走行をスムーズにできる
自転車用電動無段変速装置を提供すること。 【構成】 無段変速機を有する自転車において、走行停
止の検出手段を備えると共に、この停止検出時に、自動
的に所定の変速比へモーターを駆動して変速するように
する。また前記した自転車において、自転車の発進後
に、所定の時間もしくはペダリング回数によって、所定
の変速比から増速動作をするようにする。さらに前記し
た自転車において、人力による駆動力の検出手段を備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車に取り付けた無
段変速装置の変速比を、自動的にモーターによって制御
するようにした自転車用電動無段変速装置に関するもの
である。
段変速装置の変速比を、自動的にモーターによって制御
するようにした自転車用電動無段変速装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の自転車用電動変速装置
としては、例えば、特公平3−16316号公報や特公
平3−16317号公報に開示されているように、多段
フリーホイールのチェーン掛け替えをする所謂外装変速
装置を、モーターにてガイド装置を移動する電動シフト
機構によって変速するものがある。
としては、例えば、特公平3−16316号公報や特公
平3−16317号公報に開示されているように、多段
フリーホイールのチェーン掛け替えをする所謂外装変速
装置を、モーターにてガイド装置を移動する電動シフト
機構によって変速するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来装置には次のような問題点があった。 (1)あるギヤから他のギヤにチェーンを掛け替える時
に、チェーンが外れるおそれがあった。 (2)正規の変速ポジションにならずに、所謂変速動作
不良による異音の発生や、指定ギヤへのセット不良のお
それがあった。 (3)また、変速比が段階的に変化するので、ペダリン
グ時にショックが感じられたり、ぎくしゃくする所謂違
和感があった。
従来装置には次のような問題点があった。 (1)あるギヤから他のギヤにチェーンを掛け替える時
に、チェーンが外れるおそれがあった。 (2)正規の変速ポジションにならずに、所謂変速動作
不良による異音の発生や、指定ギヤへのセット不良のお
それがあった。 (3)また、変速比が段階的に変化するので、ペダリン
グ時にショックが感じられたり、ぎくしゃくする所謂違
和感があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため本発明においては、無段変速機を有する自転車にお
いて、走行停止の検出手段を備えると共に、この停止検
出時に、自動的に所定の変速比へモーターを駆動して変
速するようにして自転車用電動無段変速装置を構成す
る。
ため本発明においては、無段変速機を有する自転車にお
いて、走行停止の検出手段を備えると共に、この停止検
出時に、自動的に所定の変速比へモーターを駆動して変
速するようにして自転車用電動無段変速装置を構成す
る。
【0005】また前記した自転車において、自転車の発
進後に、所定の時間もしくはペダリング回数によって、
所定の変速比から増速動作をするようにしてもよいし、
また前記した自転車に、人力による駆動力の検出手段を
備えてもよい。
進後に、所定の時間もしくはペダリング回数によって、
所定の変速比から増速動作をするようにしてもよいし、
また前記した自転車に、人力による駆動力の検出手段を
備えてもよい。
【0006】
【作用】上述のように本発明においては、多段フリーホ
イールのチェーン掛け替えを不要とする無段変速装置を
有する自転車の、その無段変速装置の変速比を、自動的
にモーターによって制御するものであるから、チェーン
掛け替えのセット不良やチェーン外れもなく、また自転
車発進時には、軽い駆動力でスムーズに発進できるとと
もに、変速比の選択間違いによる自転車のふらつきを防
止し、また発進後には、滑らかに変速比が増加するの
で、ショックやぎくしゃくすることのない、快適なペダ
リングが得られる。
イールのチェーン掛け替えを不要とする無段変速装置を
有する自転車の、その無段変速装置の変速比を、自動的
にモーターによって制御するものであるから、チェーン
掛け替えのセット不良やチェーン外れもなく、また自転
車発進時には、軽い駆動力でスムーズに発進できるとと
もに、変速比の選択間違いによる自転車のふらつきを防
止し、また発進後には、滑らかに変速比が増加するの
で、ショックやぎくしゃくすることのない、快適なペダ
リングが得られる。
【0007】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の電動無段変速装置を装着した自転
車を示す側面図である。図中1は自転車フレーム、2は
その下パイプ、3は前輪、4は後輪、5はハンドルバ
ー、6はペダル、7はクランク、8はクランク軸、9は
そのクランク軸8に装置した無段変速装置、10はチェ
ーン、11はバスケット、12はランプ、13は車軸に
装置したハブ発電機、14はバスケット11の背面部に
取り付けたバッテリー等の二次電池、15はハンドルバ
ー5に取り付けた本発明装置の表示器、16は無段変速
装置9の操作ワイヤ、17は下パイプ2に取り付けた本
発明装置の電動ボックスである。
る。図1は、本発明の電動無段変速装置を装着した自転
車を示す側面図である。図中1は自転車フレーム、2は
その下パイプ、3は前輪、4は後輪、5はハンドルバ
ー、6はペダル、7はクランク、8はクランク軸、9は
そのクランク軸8に装置した無段変速装置、10はチェ
ーン、11はバスケット、12はランプ、13は車軸に
装置したハブ発電機、14はバスケット11の背面部に
取り付けたバッテリー等の二次電池、15はハンドルバ
ー5に取り付けた本発明装置の表示器、16は無段変速
装置9の操作ワイヤ、17は下パイプ2に取り付けた本
発明装置の電動ボックスである。
【0008】図2は、自転車のハンドルバー5に取り付
けた本発明装置の表示器15を示す平面図である。18
はUPスイッチ、19はDOWNスイッチ、20(図1
1では53)は変速比インジケーター、21はAUTO
・MANUAL選択スイッチ、22は設定器、23は電
子ブザーである。
けた本発明装置の表示器15を示す平面図である。18
はUPスイッチ、19はDOWNスイッチ、20(図1
1では53)は変速比インジケーター、21はAUTO
・MANUAL選択スイッチ、22は設定器、23は電
子ブザーである。
【0009】図3(a)は、自転車フレーム1の下パイ
プ2に取り付けた電動ボックス17を示す断面図であ
り、同図(b)はその変速範囲の検出部を示す断面図で
ある。図中24は無段変速装置9の変速操作ワイヤ16
の端部を係止したウォームホイールであり、25はその
ウォームホイール24に噛合したウォーム、26はその
ウォーム25に直結したロータリーエンコーダー27付
き変速用モーターであり、26aは変速用モーター26
の取り付け部、28はその取り付け部26aに貼り付け
た歪ゲージであり、17aは電動ボックス17内の基
板、30(図3(b)参照)はウォームホイール24の
側面に貼り付けた反射テープであり、その反射テープ3
0に対応する位置に発光素子31と受光素子32が配設
されている。
プ2に取り付けた電動ボックス17を示す断面図であ
り、同図(b)はその変速範囲の検出部を示す断面図で
ある。図中24は無段変速装置9の変速操作ワイヤ16
の端部を係止したウォームホイールであり、25はその
ウォームホイール24に噛合したウォーム、26はその
ウォーム25に直結したロータリーエンコーダー27付
き変速用モーターであり、26aは変速用モーター26
の取り付け部、28はその取り付け部26aに貼り付け
た歪ゲージであり、17aは電動ボックス17内の基
板、30(図3(b)参照)はウォームホイール24の
側面に貼り付けた反射テープであり、その反射テープ3
0に対応する位置に発光素子31と受光素子32が配設
されている。
【0010】図4は、自転車の前輪3の車軸に取り付け
たハブ発電機13の一例(特願平3−287947号)
を示す断面図である。すなわちこのハブ発電機13は前
輪3が回転すると、その回転を増速して発電機の回転子
を回転させることによって発電するようになっている。
たハブ発電機13の一例(特願平3−287947号)
を示す断面図である。すなわちこのハブ発電機13は前
輪3が回転すると、その回転を増速して発電機の回転子
を回転させることによって発電するようになっている。
【0011】図5〜図9は、自転車クランク軸8に装置
した無段変速装置9の一例(特開平1−178094
号)を示すもので、図5は横断平面図である。図中33
は外側偏心カムであり、34は中間体、35と38は摩
擦片、36は入力側回転部材、37と39はV溝、40
は出力側回転部材である。すなわち、この無段変速装置
9は、前記した操作ワイヤ16を操作することによって
外側偏心カム33を回転させて、外側偏心カム33のク
ランク軸8に対する偏心量を変える。図5および図6は
偏心量が0の状態であり、図7〜図9は最大偏心時の状
態を示している。
した無段変速装置9の一例(特開平1−178094
号)を示すもので、図5は横断平面図である。図中33
は外側偏心カムであり、34は中間体、35と38は摩
擦片、36は入力側回転部材、37と39はV溝、40
は出力側回転部材である。すなわち、この無段変速装置
9は、前記した操作ワイヤ16を操作することによって
外側偏心カム33を回転させて、外側偏心カム33のク
ランク軸8に対する偏心量を変える。図5および図6は
偏心量が0の状態であり、図7〜図9は最大偏心時の状
態を示している。
【0012】ペダル6およびクランクアーム7を介して
入力側回転部材36を図6の矢印A方向に回転させる
と、摩擦片35を介して中間体34が同方向に回転し、
その回転がさらに摩擦片38を介して出力側回転部材4
0に伝わり、一体に形成したスプロケットと噛合するチ
ェーン10により後輪4が駆動される。
入力側回転部材36を図6の矢印A方向に回転させる
と、摩擦片35を介して中間体34が同方向に回転し、
その回転がさらに摩擦片38を介して出力側回転部材4
0に伝わり、一体に形成したスプロケットと噛合するチ
ェーン10により後輪4が駆動される。
【0013】しかして図5および図6の場合、外側偏心
カム33の偏心量が0であるから、クランク軸8の回転
は1:1で出力側回転部材40に伝えられる。しかしな
がら図7〜図9の最大偏心状態では、図7に示すよう
に、入力側回転部材36が角度θ1 回転すれば、中間体
34が角度θ2 回転する。すなわちθ2 /θ1 がこの場
合の増速率である。
カム33の偏心量が0であるから、クランク軸8の回転
は1:1で出力側回転部材40に伝えられる。しかしな
がら図7〜図9の最大偏心状態では、図7に示すよう
に、入力側回転部材36が角度θ1 回転すれば、中間体
34が角度θ2 回転する。すなわちθ2 /θ1 がこの場
合の増速率である。
【0014】また中間体34が図8の角度θ3 回転すれ
ば、摩擦片38を介して出力側回転部材40が角度θ4
だけ回転する。すなわちθ4 /θ3 がこの場合の増速率
であり、全体の増速率は、θ2 /θ1 ×θ4 /θ3 とな
る。
ば、摩擦片38を介して出力側回転部材40が角度θ4
だけ回転する。すなわちθ4 /θ3 がこの場合の増速率
であり、全体の増速率は、θ2 /θ1 ×θ4 /θ3 とな
る。
【0015】図9は、その無段変速装置9において、ペ
ダル駆動時の反力を示す説明図である。F1 は人力によ
って一次側の摩擦片35にかかる力、F2 は人力によっ
て二次側の摩擦片38にかかる力、TはF1 とF2 によ
って、外側偏心カム33にかかるトルクである。
ダル駆動時の反力を示す説明図である。F1 は人力によ
って一次側の摩擦片35にかかる力、F2 は人力によっ
て二次側の摩擦片38にかかる力、TはF1 とF2 によ
って、外側偏心カム33にかかるトルクである。
【0016】図10は、本発明装置の概念図である。図
中29はマイコン、41は表示コントローラー、42は
モータードライバー、43は走行停止検出センサー、4
4は人力検出センサー、45は変速範囲検出センサー、
46は変速指令スイッチ、47はモーター回転検出セン
サーである。
中29はマイコン、41は表示コントローラー、42は
モータードライバー、43は走行停止検出センサー、4
4は人力検出センサー、45は変速範囲検出センサー、
46は変速指令スイッチ、47はモーター回転検出セン
サーである。
【0017】図11は、その電子回路の概念図である。
図中48は整流回路、49は走行停止検出回路、50は
増幅回路、51は比較回路、52はインジケーター用L
ED、53はインジケーター用LCDである。
図中48は整流回路、49は走行停止検出回路、50は
増幅回路、51は比較回路、52はインジケーター用L
ED、53はインジケーター用LCDである。
【0018】図12は、AUTO・MANUAL選択ス
イッチ21がAUTO時において、自転車走行後の停止
時の動作説明用のフローチャートであり、図13は、自
転車走行中の動作説明用のフローチャートであり、図1
4(a)は、自転車の走行停止状態を検出する状態図で
あり、(b)は、AUTO状態での変速比の一例を示す
状態図である。
イッチ21がAUTO時において、自転車走行後の停止
時の動作説明用のフローチャートであり、図13は、自
転車走行中の動作説明用のフローチャートであり、図1
4(a)は、自転車の走行停止状態を検出する状態図で
あり、(b)は、AUTO状態での変速比の一例を示す
状態図である。
【0019】次に、上述した図面について本実施例の作
用を説明する。図5〜図9に示すように、自転車のクラ
ンク軸8に装置した無段変速装置9を作動させるには、
変速用モーター26を駆動し、その回転を電動ボックス
17(図3参照)内に設けたウォームホイール24とウ
ォーム25によって減速し、そのウォームホイール24
の回転によって変速用操作ワイヤ16を操作して無段変
速装置9の外側偏心カム33を回動し、そのカム33の
中心軸に対する偏心量を変化させることによって、変速
比を無段階に変化させることができる。
用を説明する。図5〜図9に示すように、自転車のクラ
ンク軸8に装置した無段変速装置9を作動させるには、
変速用モーター26を駆動し、その回転を電動ボックス
17(図3参照)内に設けたウォームホイール24とウ
ォーム25によって減速し、そのウォームホイール24
の回転によって変速用操作ワイヤ16を操作して無段変
速装置9の外側偏心カム33を回動し、そのカム33の
中心軸に対する偏心量を変化させることによって、変速
比を無段階に変化させることができる。
【0020】またこの場合、人力の検出は、変速用モー
ター26の取り付け部26aに貼り付けた歪ゲージ28
によって、ペダル駆動力に対応して外側偏心カム33に
かかるトルクTを変速用操作ワイヤ16を介して、ウォ
ームホイール24へ伝えられた力で検出することができ
る。
ター26の取り付け部26aに貼り付けた歪ゲージ28
によって、ペダル駆動力に対応して外側偏心カム33に
かかるトルクTを変速用操作ワイヤ16を介して、ウォ
ームホイール24へ伝えられた力で検出することができ
る。
【0021】また自転車の走行停止の検出は、図14に
示すように、車軸に取り付けたハブ発電機13の出力を
整流し、その出力の突出部によって検出することができ
る。
示すように、車軸に取り付けたハブ発電機13の出力を
整流し、その出力の突出部によって検出することができ
る。
【0022】また変速範囲の検出は、ウォームホイール
24の側面へ変速範囲に対応した角度で貼り付けた反射
テープ30(図3(b)参照)と、その反射テープ30
に対応する位置に設けた発光素子31と受光素子32に
よって検出することができる。
24の側面へ変速範囲に対応した角度で貼り付けた反射
テープ30(図3(b)参照)と、その反射テープ30
に対応する位置に設けた発光素子31と受光素子32に
よって検出することができる。
【0023】また変速用モーター26の回転は、その変
速用モーター26の端部に設けたロータリーエンコーダ
ー27の出力によって検出することができる。
速用モーター26の端部に設けたロータリーエンコーダ
ー27の出力によって検出することができる。
【0024】次に本実施例の動作を説明する。走行中に
おいて、図2に示した表示器15の変速指令用のUPスイ
ッチ18またはDOWNスイッチ19が押されると、発
光素子31(図3参照)より赤外線が発光され、ウォー
ムホイール24の側面に貼り付けた反射テープ30によ
ってその赤外線が反射され、受光素子32によって受光
される。
おいて、図2に示した表示器15の変速指令用のUPスイ
ッチ18またはDOWNスイッチ19が押されると、発
光素子31(図3参照)より赤外線が発光され、ウォー
ムホイール24の側面に貼り付けた反射テープ30によ
ってその赤外線が反射され、受光素子32によって受光
される。
【0025】受光を感知できれば変速範囲であるため
に、マイコン29よりモータードライバー42へ正転ま
たは逆転の信号が行き、変速用モーター26が正転また
は逆転し、ウォーム25とウォームホイール24で減速
されて、外側偏心カム33を回動する。
に、マイコン29よりモータードライバー42へ正転ま
たは逆転の信号が行き、変速用モーター26が正転また
は逆転し、ウォーム25とウォームホイール24で減速
されて、外側偏心カム33を回動する。
【0026】またUPスイッチ18が押されると、外側
偏心カム33の偏心量が増加して、変速比は増加し、D
OWNスイッチ19が押されると、外側偏心カム33の
偏心量が減少して、変速比は減少する。
偏心カム33の偏心量が増加して、変速比は増加し、D
OWNスイッチ19が押されると、外側偏心カム33の
偏心量が減少して、変速比は減少する。
【0027】変速用モーター26の回転量は、その変速
用モーター26の端部に設けたロータリーエンコーダー
27の出力パルスを、マイコン29によってカウントし
て検出する。
用モーター26の端部に設けたロータリーエンコーダー
27の出力パルスを、マイコン29によってカウントし
て検出する。
【0028】つぎに走行後の停止動作(AUTO・MA
NUAL選択スイッチ21がAUTO時)について説明
する。走行後の停止時には、二次電池14に充電をして
いるハブ発電機13の出力が無くなるから、これを走行
停止検出部43,49(図10,11参照)で検出し、
マイコン29へ入力する。
NUAL選択スイッチ21がAUTO時)について説明
する。走行後の停止時には、二次電池14に充電をして
いるハブ発電機13の出力が無くなるから、これを走行
停止検出部43,49(図10,11参照)で検出し、
マイコン29へ入力する。
【0029】停止が検出されるとマイコン29は、現在
の変速比が所定の変速比かチェックをする。因に本実施
例では、外側偏心カム33の偏心量が0、すなわち変速
比が1:1の状態に設定してある。変速比が1:1でな
ければ、マイコン29よりモータードライバー42へ逆
転出力が出され、変速用モーター26は変速比が1:1
になるまで逆転する。
の変速比が所定の変速比かチェックをする。因に本実施
例では、外側偏心カム33の偏心量が0、すなわち変速
比が1:1の状態に設定してある。変速比が1:1でな
ければ、マイコン29よりモータードライバー42へ逆
転出力が出され、変速用モーター26は変速比が1:1
になるまで逆転する。
【0030】つぎに、停止後からの走行再開(AUTO
・MANUAL選択スイッチ21がAUTO時)につい
て説明する。自転車の走行が再開されると、ハブ発電機
13からの電圧が出力され、走行停止検出部43,49
で走行が検出され、マイコン29よりモータードライバ
ー42へ正転信号が出され、その結果、外側偏心カム3
3の偏心量が増加し、変速比が増加する。
・MANUAL選択スイッチ21がAUTO時)につい
て説明する。自転車の走行が再開されると、ハブ発電機
13からの電圧が出力され、走行停止検出部43,49
で走行が検出され、マイコン29よりモータードライバ
ー42へ正転信号が出され、その結果、外側偏心カム3
3の偏心量が増加し、変速比が増加する。
【0031】因に本実施例では、図14(b)に示すよ
うに、発進後15秒程度で変速比が1:1〜1.5 :1(L
OW〜HIの約70%)まで増加するように設定してあ
る。この時、外側偏心カム33には中間体34を介し
て、人力に対応したトルクT(図9参照)が摩擦片3
5,38より伝えられる。
うに、発進後15秒程度で変速比が1:1〜1.5 :1(L
OW〜HIの約70%)まで増加するように設定してあ
る。この時、外側偏心カム33には中間体34を介し
て、人力に対応したトルクT(図9参照)が摩擦片3
5,38より伝えられる。
【0032】このため、外側偏心カム33を回動させて
いるワイヤリール16a(図5参照)、操作ワイヤ1
6、ウォームホイール24、ウォーム25から変速用モ
ーター26へと、人力に対応した力が伝えられる。従っ
て、変速用モーター26の取り付け部26aに貼り付け
た歪ゲージ28の出力を増幅回路50によって増幅し、
人力に対応した力が検出できる。
いるワイヤリール16a(図5参照)、操作ワイヤ1
6、ウォームホイール24、ウォーム25から変速用モ
ーター26へと、人力に対応した力が伝えられる。従っ
て、変速用モーター26の取り付け部26aに貼り付け
た歪ゲージ28の出力を増幅回路50によって増幅し、
人力に対応した力が検出できる。
【0033】この検出した力と、予め設定器22(図
2,11参照)に設定してある設定値とを、比較回路5
1によって比較し、設定値を超えている場合には、坂道
等の高負荷状態であるために、マイコン29からモータ
ードライバー42へ正転信号は出ずに、変速比は変化し
ない。なお変速比を所定の変速比まで増加させるには、
本実施例では時間で規制しているが、これはペダリング
回数で規制するようにしてもよい。
2,11参照)に設定してある設定値とを、比較回路5
1によって比較し、設定値を超えている場合には、坂道
等の高負荷状態であるために、マイコン29からモータ
ードライバー42へ正転信号は出ずに、変速比は変化し
ない。なお変速比を所定の変速比まで増加させるには、
本実施例では時間で規制しているが、これはペダリング
回数で規制するようにしてもよい。
【0034】表示器15のUPスイッチ18またはDO
WNスイッチ19が押されると、変速用モーター26が
回転し、UP動作表示インジケーターまたはDOWN動
作表示インジケーターLED52(図11参照)が点灯
し、一方、変速比インジケーター用のLCD53(図2
では20)の表示も変速比に応じて変化する。
WNスイッチ19が押されると、変速用モーター26が
回転し、UP動作表示インジケーターまたはDOWN動
作表示インジケーターLED52(図11参照)が点灯
し、一方、変速比インジケーター用のLCD53(図2
では20)の表示も変速比に応じて変化する。
【0035】変速範囲外となるようにUPスイッチ18
またはDOWNスイッチ19が押された場合は、すなわ
ち、既に変速比がLOW(1:1)になっているのに、
DOWNスイッチ19が押された場合、または、変速比
がHI(1.7 :1)になっているのに、UPスイッチ1
8が押された場合は、電子ブザー23の音によって報知
される。
またはDOWNスイッチ19が押された場合は、すなわ
ち、既に変速比がLOW(1:1)になっているのに、
DOWNスイッチ19が押された場合、または、変速比
がHI(1.7 :1)になっているのに、UPスイッチ1
8が押された場合は、電子ブザー23の音によって報知
される。
【0036】また走行後の停止時および走行再開時に、
AUTO・MANUAL選択スイッチ21がAUTO側
になっていると、変速用モーター26の回転時に、UP
動作表示インジケーターまたはDOWN動作表示インジ
ケーター用LED52が点灯し、変速比インジケーター
用LCD53の表示も変速比に応じて変化する。
AUTO・MANUAL選択スイッチ21がAUTO側
になっていると、変速用モーター26の回転時に、UP
動作表示インジケーターまたはDOWN動作表示インジ
ケーター用LED52が点灯し、変速比インジケーター
用LCD53の表示も変速比に応じて変化する。
【0037】また走行再開時のAUTO動作中にUPス
イッチ18またはDOWNスイッチ19が押されると、
自動的に走行中のMANUAL動作へ移行されて、自動
の変速比が所定の値(1.5 :1)へ行く動作は中断され
る。
イッチ18またはDOWNスイッチ19が押されると、
自動的に走行中のMANUAL動作へ移行されて、自動
の変速比が所定の値(1.5 :1)へ行く動作は中断され
る。
【0038】
【発明の効果】以下、本発明装置の効果を箇条書き的に
説明する。 (1)自転車発進時には、常に指定された変速比になって
いるので、軽い駆動力でスムーズに発進することが出来
る。 (2)自転車発進後には、滑らかに変速比が増加するの
で、負荷が軽過ぎて踏み足がぎくしゃくしたりすること
も無く、また負荷が急に重くなって踏み足にショックが
来ることも無く、快適な踏み心地が得られる。 (3)搭乗者の所望する変速比が無段階で、しかも操作が
簡単で小さな操作力で得られる。 (4)無段変速装置であるから、チェーンの掛け替え方式
のようなシフトミスやチェーン外れが無い。 (5)また自転車特有の、発進時に変速比の選択間違いに
よる自転車のふらつきを防止して交通安全に寄与するこ
とができる。
説明する。 (1)自転車発進時には、常に指定された変速比になって
いるので、軽い駆動力でスムーズに発進することが出来
る。 (2)自転車発進後には、滑らかに変速比が増加するの
で、負荷が軽過ぎて踏み足がぎくしゃくしたりすること
も無く、また負荷が急に重くなって踏み足にショックが
来ることも無く、快適な踏み心地が得られる。 (3)搭乗者の所望する変速比が無段階で、しかも操作が
簡単で小さな操作力で得られる。 (4)無段変速装置であるから、チェーンの掛け替え方式
のようなシフトミスやチェーン外れが無い。 (5)また自転車特有の、発進時に変速比の選択間違いに
よる自転車のふらつきを防止して交通安全に寄与するこ
とができる。
【図1】本発明の電動無段変速装置を装着した自転車の
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明で使用する表示器の平面図である。
【図3】(a)は、本発明で使用する電動ボックスの断
面図であり、(b)は、その部分詳細図である。
面図であり、(b)は、その部分詳細図である。
【図4】自転車の前輪に取り付けたハブ発電機の断面図
である。
である。
【図5】自転車のクランク軸に装着した無段変速装置の
一例を示す横断平面図である。
一例を示す横断平面図である。
【図6】図5のX−X断面図である。
【図7】外側偏心カムの最大偏心時における一次変速伝
動の作用説明図である。
動の作用説明図である。
【図8】同じく二次変速伝動の作用説明図である。
【図9】無段変速装置におけるペダル駆動時の反力を示
す説明図である。
す説明図である。
【図10】本発明装置の概念図である。
【図11】本発明装置における電子回路の概念図であ
る。
る。
【図12】本発明に係る自転車の走行後の停止時におけ
る動作説明用のフローチャートである。
る動作説明用のフローチャートである。
【図13】本発明に係る自転車の走行中における動作説
明用のフローチャートである。
明用のフローチャートである。
【図14】(a)は、自転車の走行停止状態を検出する
状態図であり、(b)は、オート状態での変速比の一例
を示す状態図である。
状態図であり、(b)は、オート状態での変速比の一例
を示す状態図である。
1 自転車フレーム 2 下パイプ 3 前輪 4 後輪 5 ハンドルバー 6 ペダル 7 クランク 8 クランク軸 9 無段変速装置 10 チェーン 11 バスケット 12 ランプ 13 ハブ発電機 14 二次電池 15 表示器 16 操作ワイヤ 17 電動ボックス 18 UPスイッチ 19 DOWNスイッチ 20 変速比インジケーター 21 AUTO・MANUAL選択スイッチ 22 設定器 23 電子ブザー 24 ウォームホイール 25 ウォーム 26 変速用モーター 27 ロータリーエンコーダー 28 歪ゲージ 29 マイコン 30 反射テープ 31 発光素子 32 受光素子 33 外側偏心カム 34 中間体 35 摩擦片 36 入力側回転部材 37 V溝 38 摩擦片 39 V溝 40 出力側回転部材 41 表示コントローラー 42 モータードライバー 43 走行停止検出センサー 44 人力検出センサー 45 変速範囲検出センサー 46 変速指令スイッチ 47 モーター回転検出センサー 48 整流回路 49 走行停止検出回路 50 増幅回路 51 比較回路 52 インジケーター用LED 53 インジケーター用LCD
Claims (3)
- 【請求項1】 無段変速機を有する自転車において、走
行停止の検出手段を備えると共に、この停止検出時に、
自動的に所定の変速比へモーターを駆動して変速するよ
うにしたことを特徴とする自転車用電動無段変速装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の自転車において、自転車
の発進後に、所定の時間もしくはペダリング回数によっ
て、所定の変速比から増速動作をするようにしたことを
特徴とする自転車用電動無段変速装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の自転車において、人力に
よる駆動力の検出手段を備えたことを特徴とする自転車
用電動無段変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27436592A JPH06127458A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 自転車用電動無段変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27436592A JPH06127458A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 自転車用電動無段変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06127458A true JPH06127458A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17540648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27436592A Pending JPH06127458A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 自転車用電動無段変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06127458A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040022467A (ko) * | 2002-09-07 | 2004-03-16 | 송승희 | 전기자전거의 자동변속장치 |
JP2019206250A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 株式会社シマノ | 人力駆動車用制御装置 |
IT201800008124A1 (it) * | 2018-08-20 | 2020-02-20 | Rosario Aliperti | Sistema di Cambio CVT automatico per biciclette non elettriche |
US11046392B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-06-29 | Shimano Inc. | Human-powered vehicle control device |
CN115258026A (zh) * | 2019-12-18 | 2022-11-01 | 株式会社岛野 | 人力驱动车用控制装置及动力传递系统 |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP27436592A patent/JPH06127458A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040022467A (ko) * | 2002-09-07 | 2004-03-16 | 송승희 | 전기자전거의 자동변속장치 |
US11046392B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-06-29 | Shimano Inc. | Human-powered vehicle control device |
JP2019206250A (ja) * | 2018-05-29 | 2019-12-05 | 株式会社シマノ | 人力駆動車用制御装置 |
JP2022113793A (ja) * | 2018-05-29 | 2022-08-04 | 株式会社シマノ | 人力駆動車用制御装置 |
IT201800008124A1 (it) * | 2018-08-20 | 2020-02-20 | Rosario Aliperti | Sistema di Cambio CVT automatico per biciclette non elettriche |
CN115258026A (zh) * | 2019-12-18 | 2022-11-01 | 株式会社岛野 | 人力驱动车用控制装置及动力传递系统 |
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