JPH06127029A - 文書作成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷する文字サイズを物理サイズで指定できる
ようにすること。 【構成】印刷文字列を行単位に入力する手段３１により
印刷する文字列を入力し、印刷する文字サイズを物理サ
イズで指定する手段３２により入力した文字列の文字サ
イズを指定し、印刷手段５により入力した文字列を指定
した物理サイズで印刷するように構成したもの。 【効果】印刷する文字サイズを物理サイズで指定でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は文書作成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、大きな文字を印刷する印刷機能
は、印刷する文字サイズを指定する場合、基本となる文
字サイズの倍率で指定していた。また、複数行の印刷を
行う場合、これら行を中央で揃える等の揃えに関する手
段がなかったので、例えば、文字列の先頭にスペースを
補充するなどして揃えをしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
印刷する文字の大きさを倍率で指定するので、実際に印
刷される文字の大きさがわかりにくい。また、ある大き
さの文字サイズ、例えば、１０センチメートルの大きさ
の文字サイズを指定するのに、基本となる文字サイズの
倍率で指定するので、１０センチメートル÷基本となる
文字サイズという計算をしないと指定出来ないという問
題があった。

【０００４】また、揃えに関する手段がないので、複数
行を中央揃えをして印刷するような場合、入力した文字
列にスペースを補充する等の操作をしなければならず、
操作がわずらわしいという問題を併せ有していた。

【０００５】本発明の目的は、印刷する文字サイズを物
理サイズで指定できる文書作成装置を提供することにあ
る。

【０００６】また、本発明の他の目的は、複数行にわた
る印刷をする場合、行単位の揃え位置を指定できる文書
作成装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的は、印刷する文
字サイズを物理サイズで指定する手段により達成され
る。

【０００８】また、行単位の文字列の揃え位置を指定す
る手段により達成される。

【０００９】

【作用】本発明は、印刷文字列を行単位に入力する手段
により印刷する文字列を入力し、印刷する文字サイズを
物理サイズで指定する手段により入力した文字列の文字
サイズを指定し、印刷する手段により入力した文字列を
指定した物理サイズで印刷する。

【００１０】また、本発明は、印刷文字列を行単位に入
力する手段により印刷する文字列を入力し、入力した行
単位の文字列の揃え位置を指定する手段により入力した
複数の文字列の揃え位置を指定し、入力した行単位の文
字列を指定した揃え位置に従って印刷する手段により入
力した文字列を指定した揃え位置に従って印刷する。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１により説明す
る。図１は本発明の一実施例を示す文書作成装置の構成
図であり、キーボード等の入力装置１，用紙サイズ幅，
縦・横書き，印刷パターンを指定する印刷パターン設定
手段２，印刷する文字列を入力し、文字サイズ，文字間
隔，書体，揃え位置，文字修飾を指定する印刷内容設定
手段３，印刷する部数，鏡像印刷の可否を指定する印刷
条件設定手段４，印刷を実行する印刷実行手段５，表示
装置６，プリンタ等の印刷装置７から構成される。

【００１２】キーボード１は、図２に示すように、本印
刷機能を起動するキー１０，選択項目を選択するための
カーソルキー１１，テンキー１２，選択処理、あるいは
入力処理の完了を示すための実行キー１３等から構成さ
れる。

【００１３】内容設定手段３は印刷する文字列を行単位
に入力する文字列入力手段３１，入力した文字列の文字
サイズ，文字間隔を物理サイズで入力し、書体を設定す
る文字サイズ設定手段３２，複数行の文字列を印刷する
場合それらの文字列の揃え位置を指定する揃え位置設定
手段３３，印刷する文字列の文字修飾を指定する文字修
飾手段３４から構成される。

【００１４】本印刷機能を図３のフローチャートを用い
て説明する。本印刷機能をキー１０を押すことによって
起動される。

【００１５】本印刷機能では、まず、サブルーチンLAYO
UTを呼び、用紙サイズ幅，縦・横書き，印刷パターンを
指定する。

【００１６】次に、サブルーチンＩＮＰＵＴを呼び、印
刷する文字列を入力し、入力した文字列の文字サイズ，
文字間隔，書体，揃え位置，文字修飾を指定する。

【００１７】サブルーチンCONDITION を呼び、印刷する
部数，鏡像印刷の可否を指定する。最後に、サブルーチ
ンEXECUTE を呼び、印刷を実行する。

【００１８】サブルーチンLAYOUTを図４に示す。このサ
ブルーチンは、用紙サイズ幅，縦・横書き，印刷パター
ンを指定するものである。

【００１９】最初に、図８に示す印刷パターン設定画面
を表示する（ステップ８１１）。

【００２０】次に、用紙サイズ幅（図９の６０１）、縦
・横書き（図９の６０２）を選択する（ステップ８１
２，８１３）。

【００２１】選択した縦・横書きに応じて、横書き印刷
パターン（図８の６０４）、縦書き印刷パターン（図９
の６０５）を表示する（ステップ８１４，８１５，８１
６）。

【００２２】次に、印刷パターンを選択し（ステップ８
１７）、選択した印刷パターンに応じて、図１６に示す
文字列の印刷基準位置を決める（ステップ８１８）。

【００２３】印刷パターンは、本一実施例では、図９，
図１０に示すように４種類ある。パターン１は１行の文
字列を印刷するもの、パターン２は２行の文字列を印刷
するもので１行目，２行目の文字サイズが同じくなるよ
うに初期値が設定されるもの、パターン３は２行の文字
列を印刷するもので１行目の文字サイズが２行目の文字
サイズより小さくなるように初期値が設定されるもの、
パターン４は２行の文字列を印刷するもので２行目の文
字サイズが１行目の文字サイズより小さくなるように初
期値が設定されるものである。

【００２４】サブルーチンＩＮＰＵＴを図５に示す。こ
のサブルーチンは、印刷する文字列を入力し、入力した
文字列の文字サイズ，文字間隔，書体，揃え位置，文字
修飾を指定するものである。

【００２５】最初に、印刷パターンにより、１行の文字
列か、２行の文字列かの判定をする（ステップ８２０
１）。

【００２６】２行の文字列の場合には、図１０に示す２
行用の印刷内容設定画面を表示する（ステップ８２０
８）。

【００２７】次に、１行目の文字列(図１０の６０６)、
２行目の文字列（図１０の６０７）を入力する（ステッ
プ８２０９，８２１０）。

【００２８】次に図１０の６０８に示す１行目の文字列
の文字サイズ，文字間隔を入力し、書体を選択する（ス
テップ８２１１）。また、入力した文字サイズ，文字間
隔から文字列の長さを算出して図１０の６０９に表示す
る（ステップ８２１２）。

【００２９】２行目の文字列に対しても同様に、図１０
の６１０に示す文字サイズ，文字間隔を入力し、書体を
選択する（ステップ８２１３）。また、入力した文字サ
イズ，文字間隔から文字列の長さを算出して図１０の６
１１に表示する（ステップ８２１４）。

【００３０】次に、１行目文字列と２行目文字列の揃え
位置を選択する(ステップ８２１５)。揃え位置の選択の
表示は、縦・横書きが縦書きのとき図１０の６１２、横
書きのとき図１１の６１３に示すようにされる。これら
の揃え位置の選択に対して、印刷時の結果は、図１７に
示すようになる。

【００３１】次に、図１３に示す２行用の文字修飾設定
画面を表示し、１行目文字列，２行目文字列の文字修飾
（白抜き，斜体，太字）（図１３の６１４，６１５）の
可否を選択する（ステップ８２１６，８２１７，８２１
８）。

【００３２】印刷パターンの判定結果、１行の文字列の
場合は、図１２に示す１行用の印刷内容設定画面を表示
する（ステップ８２０２）。１行用は２行用の設定しな
い項目を網かけ表示している。

【００３３】次に、１行目の文字列を入力する(ステッ
プ８２０３)。また、文字列の文字サイズ，文字間隔を
入力し、書体を選択する(ステップ８２０４)。さらに入
力した文字サイズ，文字間隔から文字列の長さを算出し
て表示する(ステップ８２０５)。

【００３４】次に、図１４に示す２行用の文字修飾設定
画面を表示し、１行目文字列の文字修飾（白抜き，斜
体，太字）の可否を選択する（ステップ８２０７）。

【００３５】サブルーチンCONDITION を図６に示す。こ
のサブルーチンは、印刷する部数，鏡像印刷の可否を指
定するものである。

【００３６】最初に、図１５に示す印刷条件設定画面を
表示する（ステップ８３１）。

【００３７】次に、印刷する部数を入力し（ステップ８
３２）、鏡像印刷の可否を選択する（ステップ８３
３）。

【００３８】サブルーチンEXECUTE を図７に示す。この
サブルーチンは、このサブルーチンを開始するまでに設
定した値に従って、印刷を実行するものである。

【００３９】最初に、印刷した部数をカウントする変数
Ｉを初期化する（ステップ８４１）。

【００４０】次に、変数Ｉが部数未満か否かを判定する
（ステップ８４２）。変数Ｉが部数以上ならば指定した
部数分印刷を終了したのでこのサブルーチンの処理を終
了する。

【００４１】次に、印刷する用紙を印刷装置にセットす
る旨のメッセージを出力する（ステップ８４３）。

【００４２】用紙は、選択した用紙サイズ幅に応じて、
図１８の７１の位置に用紙の左端が来るようにセットす
る。

【００４３】用紙がセットされたら、印刷パターンを判
定し（ステップ８４４）、印刷パターンに応じて、１
行、あるいは２行の印刷を設定した値にしたがって印刷
する（ステップ８４５，８４６）。

【００４４】印刷が終了したら印刷した部数をカウント
する変数Ｉをカウントアップして次の印刷を行う。

【００４５】また、本実施例では、図１８の７２に示す
ように、用紙サイズ幅がＡ４、印刷パターンがパターン
１のときの印刷基準位置（印刷される文字中央）と文字
サイズの目安となる目盛をプリンタに表示している。こ
れにより、用紙サイズ幅がＡ４，Ｂ４というように固定
でない場合にも、用紙サイズ幅をＡ４，印刷パターンを
パターン１，文字列を入力し、文字サイズ等を設定し
て、用紙の印刷したい位置をこの表示位置にあわせて印
刷をすることにより、不特定サイズの用紙の自由な位置
に印刷できる。

【００４６】本一実施例では、１行、あるいは２行の印
刷の例を示したが３行以上でもよい。

【００４７】

【発明の効果】本発明によれば、印刷する文字サイズを
物理サイズで指定できるので、横断幕等への大きな文字
の印刷が作成者のイメージどおりのものを簡単に印刷す
ることができる。また、複数行の印刷する場合、文字が
行単位に揃うので見映えの良い印刷が可能であり、又そ
の文字の指定も簡単にできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す構成図。

【図２】キーボードの一構成例を示す図。

【図３】印刷機能の処理を示すフローチャート。

【図４】サブルーチンLAYOUTの処理を示すフローチャー
ト。

【図５】サブルーチンＩＮＰＵＴの処理を示すフローチ
ャート。

【図６】サブルーチンCONDITION の処理を示すフローチ
ャート。

【図７】サブルーチンEXECUTE の処理を示すフローチャ
ート。

【図８】印刷パターン設定画面（横書き）を示す図。

【図９】印刷パターン設定画面（縦書き）を示す図。

【図１０】２行用の印刷内容設定画面（縦書き）を示す
図。

【図１１】２行用の印刷内容設定画面（横書き）を示す
図。

【図１２】１行用の印刷内容設定画面を示す図。

【図１３】２行用の文字修飾設定画面を示す図。

【図１４】１行用の文字修飾設定画面を示す図。

【図１５】印刷条件設定画面を示す図。

【図１６】印刷基準位置を示す図。

【図１７】２行印刷の例を示す図。

【図１８】プリンタを示す図。

【符号の説明】

１…キーボード、２…印刷パターン設定手段、３…印刷
内容設定手段、４…印刷条件設定手段、５…印刷実行手
段、６…表示装置、７…印刷装置、３１…文字列入力手
段、３２…文字サイズ設定手段、３３…揃え位置設定手
段、３４…文字修飾手段。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０６Ｆ 15/20 ５６６ Ｋ 9288−5Ｌ Ｍ 9288−5Ｌ (72)発明者 山本 昭彦 茨城県日立市東多賀町一丁目１番１号 株 式会社日立製作所情報映像メディア事業部 内 (72)発明者 藤原 正樹 茨城県日立市東多賀町一丁目１番１号 株 式会社日立製作所情報映像メディア事業部 内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】入力装置と表示装置と印刷装置を持つ文書
   作成装置において、 印刷文字列を行単位に入力する手段と、印刷文字列の物
   理的サイズを指定する手段と、入力した文字列を指定し
   た物理サイズで印刷する手段を持つことを特徴とする文
   書作成装置。
2. 【請求項２】入力装置と表示装置と印刷装置を持つ文書
   作成装置において、 印刷文字列を行単位に入力する手段と、入力した行単位
   の文字列の揃え位置を指定する手段と、入力した行単位
   の文字列を指定した揃え位置に従って印刷する手段を持
   つことを特徴とする文書作成装置。