JPH06127010A - 光感熱記録方法および装置 - Google Patents

光感熱記録方法および装置

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JPH06127010A
JPH06127010A JP4280323A JP28032392A JPH06127010A JP H06127010 A JPH06127010 A JP H06127010A JP 4280323 A JP4280323 A JP 4280323A JP 28032392 A JP28032392 A JP 28032392A JP H06127010 A JPH06127010 A JP H06127010A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザビームによる光感熱記録方法および装
置において、記録された画像の診断性能を向上させ、そ
の画像を記録する記録材料の消費量を低減させる。 【構成】 画像データ蓄積装置50に蓄積された、同一被
写体の情報内容の異なる画像を担持した画像信号Aおよ
びBを、感熱記録材料10が異なる色で発色する、2つの
熱エネルギ帯域に対応させて変調し、この変調された画
像信号A′a 、B′a のうちまず画像信号A′a に基づ
いたレーザビームを感熱記録材料10に走査して第1の画
像を記録し、ついで紫外光UV1 を照射してこの画像を
定着する。次いでこの感熱記録材料10に画像信号B′a
に基づいたレーザビームを走査して第2の画像を第1の
画像とは異なる色で記録する。これにより同一被写体の
情報内容の異なる画像を同一記録材料に異なる色で記録
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光感熱記録方法および装
置に関し、詳細には情報内容の異なる少なくとも2つの
放射線画像情報を担うレーザビームをエネルギ帯域を変
え、このエネルギ帯域に対応した色で発色する感熱記録
材料に走査して、少なくとも2つの放射線画像を色を変
えて記録する光感熱記録方法および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より発熱体を用いて記録紙へ画像を
記録する方法として、感熱記録方法がある。この感熱記
録方法は、紙や合成紙等の支持体に発色剤、顕色剤を塗
布した感熱記録材料を用い、サーマルヘッドによりこの
感熱記録材料を加熱処理するプロセスにより記録するも
のである。
【0003】しかしこのようなサーマルヘッドを用いた
感熱記録方法は、サーマルヘッドの構造上の特質に限界
があるため、高速、高密度、高画質の記録には限界があ
る。
【0004】そこでこのような問題を解決するものとし
て、加熱手段としてレーザビームを用いる光感熱記録方
法が提案されている(例えば特開昭50-23617号、同58-9
4494号、同62-77983号、同62-78964号公報参照)。この
方法によればレーザビームを高速、高密度で感熱記録材
料に走査することができる。
【0005】また本願出願人はこのような光感熱記録方
法およびこの方法を実施するための装置に適用され、高
品位に画像を記録することのできる感熱記録材料とし
て、支持体上に配された顕色剤と光吸収色素とを備えた
連続層に、レーザビームの熱エネルギにより破壊される
カプセルに内包された発色剤を分散された感熱記録材料
を開発し、さらにこの感熱記録材料にレーザビームを用
いて記録を行なう装置を開発し、特許出願している(特
願平3-62684 号、同3-187494号参照)。
【0006】この感熱記録材料は、付加される熱エネル
ギに応じて階調性のある濃度で発色することにより画像
等が記録される。
【0007】また上記特願平3-187494号によれば、発色
する色が異なるとともにその発色を起こさせる熱エネル
ギ帯域の異なるように設定された複数の上記感熱記録材
料を積層させ、その積層された感熱記録材料に熱エネル
ギ帯域の異なるように変調されたレーザビームを照射す
ることにより、カラー画像を記録することも可能として
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の如き感
熱記録材料には種々の画像が記録され、特に上記支持体
が実質的に無色透明のものにあっては放射線画像等が記
録される場合が多い。この放射線画像は、代表的には特
開昭55-12429号、同55-116340 号、同55-163472号、同5
6-11395号、同56-104645 号公報等に開示されている放
射線画像情報記録再生システムにより得られるものであ
り、一般に1つの上記記録材料には1つの画像情報が記
録される。
【0009】しかし診断目的によっては情報内容の互い
に異なる複数の画像を同時に観察しなければ適確、迅速
な診断あるいは検査をなすことができない場合がある。
またこのような場合、数多くの画像を得るためにこの画
像の数と同数の感熱記録材料を必要とし、省資源化、低
コスト化の観点から難点がある。
【0010】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、感熱記録材料に記録される放射線画像の診断性能
を向上させ、消耗品(上記感熱記録材料)を低減させる
ことのできる光感熱記録方法および装置を提供すること
を目的とするものである。
【0011】また、工業製品を対象とした実験や検査の
分野において放射線画像の実験性能や検査性能を向上さ
せることのできる光感熱記録方法および装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光感熱記録方法
は、レーザビームを放射線画像信号に基づいて変調し、
この変調されたレーザビームを感熱記録材料に走査さ
せ、それによりこの感熱記録材料に上記放射線画像信号
が担う放射線画像を記録するようにした光感熱記録方法
において、同一被写体から得た、例えば単純放射線画像
信号と腫瘍候補点マーキング画像信号といった、情報内
容の異なる少なくとも2つの放射線画像信号を、それぞ
れ互いに異なる熱エネルギ帯域に対応させるようにレー
ザビームを変調させ、この変調されたレーザビームを、
照射されるレーザビームの少なくとも2つの熱エネルギ
帯域に応じてそれぞれ破壊されるマイクロカプセルに内
包された少なくとも2つの互いに異なる色を発色する発
色剤が顕色剤と光吸収色素とを備えた連続層中に分散さ
れた感熱記録材料に走査させ、それによってこの感熱記
録材料に、少なくとも2つの上記放射線画像信号が担う
情報内容の異なる少なくとも2つの放射線画像を、それ
ぞれ異なる色で記録することを特徴とするものである。
【0013】すなわち例えば2つの放射線画像を記録す
るとき、第1の熱エネルギ帯域にある熱エネルギによっ
てのみ第1の色で発色する第1の発色剤と、第2の熱エ
ネルギ帯域にある熱エネルギによってのみ第2の色で発
色する第2の発色剤とを備えた感熱記録材料に、第1の
画像を担う第1の画像信号に基づいて上記第1の熱エネ
ルギ帯域にレーザビームを変調させて走査し、次いで第
2の画像を担う第2の画像信号に基づいて上記第2の熱
エネルギ帯域に上記レーザビームを変調させて走査する
ことによりこの感熱記録材料に、上記第1の画像信号に
応じた第1の画像が上記第1の色で記録され、上記第2
の画像信号に応じた第2の画像が上記第2の色で記録さ
れることを特徴とするものである。
【0014】また本発明の光感熱記録装置は上記光感熱
記録方法を実施するための装置であって、同一被写体か
ら得た上記情報内容の異なる少なくとも2つの画像信号
のそれぞれに基づいて、レーザビームを少なくとも2つ
の熱エネルギの帯域に対応させて変調する変調手段と、
この変調された熱エネルギの帯域の互いに異なる少なく
とも2つのレーザビームを、上記感熱記録材料に走査さ
せる走査手段とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0015】ここで上記情報内容の異なる放射線画像と
は、同一被写体の、放射線の照射条件を変化させあるい
は中間過程で互いに異なる画像処理、計算処理を施され
て得られる2つ以上の放射線画像を意味するもので、画
像の種類は医療用、工業用を問わない。
【0016】
【作用および効果】本発明の光感熱記録方法によれば、
レーザビームは情報内容の異なる少なくとも2つの放射
線画像信号に基づいて、その画像信号ごとに異なる熱エ
ネルギ帯域に変調され、感熱記録材料に走査される。ま
たこの光感熱記録方法に用いられる感熱記録材料は、上
記各熱エネルギ帯域の熱エネルギによってのみ破壊され
るように設定された複数の種類のマイクロカプセルに色
の異なる発色剤が内包されているため、上記画像信号ご
とに異なる色を発色させる。
【0017】この作用によって1枚の感熱記録材料に、
複数の画像を異なる色で記録することができ、それによ
ってこの感熱記録材料の消費量を低減することができ
る。
【0018】また、複数の異なる放射線画像を色を変え
て一枚の記録材料に記録することにより、一度に多種の
情報を同時に観察することが可能となり、診断性能ある
いは検査性能を向上させることができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を用いて本発明にかかる光感熱記
録装置の実施例について説明する。
【0020】まず本発明の実施例に利用した感熱記録材
料10について説明する。
【0021】図2に示したように本実施例に用いた感熱
記録材料10は、実質的に透明な支持体11上に第1および
第2の感熱記録層12,13からなる感熱発色層が順に積層
されている。また発色層に損傷等が生じないように保護
するために第2の感熱記録層13の表面には保護層14が塗
布されている。また同様に支持体11の表面にはバックコ
ート層15が塗布されている。第1の感熱記録層12は最大
吸収波長が360 ±20nmであるジアゾニウム塩化合物と
このジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色するカプ
ラと近赤外波長光を吸収する光吸収色素を含有したマイ
クロカプセルとを含有している。第2の感熱記録層13は
最大吸収波長が420 ±20nmであるジアゾニウム塩化合
物とこのジアゾニウム塩化合物と熱時反応して呈色する
カプラと近赤外波長光を吸収する光吸収色素を含有した
マイクロカプセルとを含有している。
【0022】この感熱記録材料10への画像の記録の手順
は、まず第2の感熱記録層13に記録するに充分な光ぬ1
加え、第2の感熱記録層13に含有さるれジアゾニウム塩
とカプラとを発色させる。次いで420 ±20nmの光UV
2を感熱記録材料10に含有されるジアゾニウム塩を分解
し、第1の感熱記録層12が記録されるに充分な光2を与
え、第1の感熱記録層12中に含有されるジアゾニウム塩
とカプラを発色させる。このとき第2の感熱記録層13に
は強い熱エネルギが印加されるが、すでにジアゾニウム
塩が分解されて発色能力が失われているため発色しな
い。
【0023】ここで本実施例の第1および第2の感熱記
録層は、互いに異なる色を呈色するものである。したが
って上記手順によって記録を行なえば感熱記録材料10に
2つの色で画像を記録することが可能となる。
【0024】また本実施例に用いた感熱記録材料10は図
3に示すように第1の感熱記録層12、第2の感熱記録層
13は、異なるエネルギPに応じた発色濃度Dに発色する
ようになっている。すなわち熱エネルギ帯域P2内の熱
エネルギに応じて第2の感熱記録層13が発色、熱エネル
ギ帯域P1内の熱エネルギに応じて第1の感熱記録層12
が発色する。
【0025】次に本実施例の光感熱記録装置について説
明する。
【0026】図1は本実施例の光感熱記録装置を示す概
略構成図を示す。
【0027】上記感熱記録材料10は、ドラム21の矢印E
方向あるいは矢印E′方向の回転に連動して矢印Y方向
あるいは矢印Y′方向に移動する搬送ベルト22上に載置
され、この搬送ベルト22の動きに連動して矢印Y方向あ
るいは矢印Y′方向に搬送される。またこのドラム21の
回転方向は後述する制御回路40によりモータ23の回転方
向が制御されることにより決定される。
【0028】一方、画像データ蓄積装置50に蓄積され
た、画像Kを担うデジタル画像信号Aおよび画像Lを担
うデジタル画像信号Bは制御回路40により、まず一方の
画像信号Aがこの画像データ蓄積装置50から出力されD
/A変換器51に入力される。
【0029】ここで上記画像Kと画像Lとの例として
は、同一被写体より得たエネルギ・サブトラクション処
理された生体の放射線軟部画像と骨部画像等(後述)が
ある。
【0030】そしてこのD/A変換器51でアナログ化さ
れたのちの画像信号Aaは変調回路53に入力される。こ
の変調回路53は画像信号Aaに基づいて、この信号Aa
を前記図3に示した熱エネルギ帯域P2にある熱エネル
ギに対応させた信号A′aをドライバ55へ出力する。ド
ライバ55はこの信号A′aに基づいてレーザ光源31が射
出するレーザビーム30の熱エネルギを制御し、このレー
ザ光源31から射出されたレーザビーム30はコリメータレ
ンズ32により平行ビームとされたうえ反射ミラー33で反
射され、回転多面鏡34において反射され、さらに長尺ミ
ラー35で反射されて前記感熱記録材料10に照射される。
このときレーザビーム30はこのレーザビーム30の光路中
にある回転多面鏡34が矢印F方向に回転することにより
感熱記録材料10を矢印X方向に主走査する。
【0031】またこの感熱記録材料10が載置された搬送
ベルトは、前記制御回路40によるモータ23の制御によ
り、矢印Y方向へ副走査される。
【0032】このようにして感熱記録材料10を走査した
レーザビーム30は熱エネルギ帯域P2(図3参照)にあ
る熱エネルギをこの感熱記録材料10に付与し、それによ
りこの感熱記録材料10の、その付与された熱エネルギ帯
域P2の熱エネルギに感熱される、第2の感熱記録層13
がその熱エネルギに応じた濃度で発色して画像Kが第2
の感熱記録層13に記録される。
【0033】この画像Kを第2の感熱記録層13に記録さ
れた感熱記録材料10はさらに矢印Y方向に前進され、こ
の搬送ベルトの上方に配された紫外光源43により波長42
0 nmの紫外光UV2を所定時間照射される。それによ
りこの感熱記録材料10の第2の感熱記録層13に含有され
たジアゾニウム塩が分解されてこの第2の感熱記録層13
は発色能力が失われ、その結果この第2の感熱記録層13
に記録された画像Kが定着される。
【0034】制御回路40によりモータ23の回転方向は矢
印E′方向にセットされ搬送ベルト22が矢印Y′方向に
移動し、それによって第2の感熱記録層13に画像Kが定
着された感熱記録材料10はレーザビームを照射される位
置へ戻る。
【0035】次に制御回路40により画像データ蓄積装置
50からデジタル画像信号Bが出力され、前記画像信号A
の場合と同様の作用により変調回路54に入力される。こ
の変調回路54は画像信号Baに基づいて、この信号Ba
を前記図3に示した熱エネルギ帯域P1にある熱エネル
ギに対応させた信号B′aをドライバ55へ出力する。そ
して前記信号A′aの場合と同様に感熱記録材料10を走
査する。
【0036】このとき感熱記録材料10を走査したレーザ
ビーム30′は熱エネルギ帯域P1(図3参照)にある熱
エネルギをこの感熱記録材料10に付与し、それによりこ
の感熱記録材料10の第1の感熱記録層12がその熱エネル
ギに応じた濃度で発色して画像Lが第1の感熱記録層12
に記録される。
【0037】ここで熱エネルギ帯域P1は熱エネルギ帯
域P2より高エネルギ帯域であるが、第2の感熱記録層
13は既に定着されているため、この第2の感熱記録層13
を発色させることはない。
【0038】このようにして第1の感熱記録層12に画像
Lが記録された感熱記録材料10は前記と同様に矢印Y方
向へ前進し、波長変換回路42により射出する紫外光の波
長を、前回と異なる波長360 nmに変換された紫外光源
43からこの波長360 nmの紫外光UV1を所定時間照射
されて前記第2の感熱記録層13と同様に画像Lが第1の
感熱記録層12に定着される。
【0039】このようにして感熱記録材料10上に互いに
色の異なる、またその画像が有する情報内容の異なる画
像Kと画像Lとが記録される。
【0040】ここで上記画像Kおよび画像Lのより具体
的な例を以下に挙げる。
【0041】(1) エネルギ・サブトラクション処理され
た生体の放射線軟部画像と骨部画像 (2) 単純放射線画像と腫瘍候補点マーキング画像 (3) 造影剤投与前のマスク画像と造影剤投与後の時間サ
ブトラクション処理による放射線画像 (4) オリジナル画像とエネルギ・サブトラクション処理
された放射線骨部画像 (5) 超音波カラー・ドップラ画像 また工業製品の実験や検査の分野においては、以下の具
体例を挙げる。
【0042】(6) パイプ部材の内部欠陥画像と成分分布
画像 これら(1) 〜(5) に示した各画像は医療診断の分野にお
いて、また(6) は示した画像は工業製品の実験や検査の
分野において、それぞれ単独に存在する場合にも意義が
あるが、これら各別の画像を1枚の記録材料上に色を変
えて重ね記録することにより、これら2つの画像の相対
位置関係が一目瞭然であり、各画像のそれぞれが有する
情報の間の相関を即座に読影することができるので診断
性能を向上させることができる。
【0043】また、これらの各画像を記録する記録材料
の消費量を低減することができ省コストを図ることがで
きる。
【0044】例えば上記(1) に示したエネルギ・サブト
ラクション処理された放射線軟部画像と骨部画像とを1
枚の感熱記録材料に記録した様子を図4に示す。
【0045】図4(A)は通常の放射線撮影システムに
より得られる人体の胸部放射線画像を示す。この画像
(A)における骨部と軟部(肺等)との間に、両者の放
射線吸収率の差により階調の差は認められるが、両者を
同時に観察し易い濃度で記録することはできない。
【0046】そこでこのような画像を例えば特開昭56-1
04645 号公報等により公知の放射線画像情報記録再生シ
ステム(コンピューテッド・ラジオグラフィ)によりエ
ネルギ・サブトラクション処理(例えば特開昭59-83486
号公報等参照)するための画像(A)および(A′)を
撮影し、これらの画像から上記エネルギ・サブトラクシ
ョン処理を施した、骨部のみを抽出した画像(B)(図
4(B)参照)、軟部のみを抽出した画像(C)(図4
(C)参照)の各画像データを、本実施例の光感熱記録
装置により1枚の感熱記録材料に、色を変えて記録する
ことにより、いずれの画像も観察し易い濃度で記録する
ことができ、またこれら2つの画像の位置関係も明確な
ものとなり診断性能の向上を図ることができる。
【0047】また本発明の光感熱記録方法および装置は
本実施例の如く2つの画像を1つの記録材料に記録する
ものに限られるものではなく、その画像が有する情報内
容次第では3つ以上の画像を1つの記録材料に記録する
ものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光感熱記録装置の一例を示す概
略構成図
【図2】本実施例の光感熱記録方法に用いられる感熱記
録材料の構成を示す構成説明図
【図3】図2に示した感熱記録材料の各感熱記録層の発
色濃度と印加熱エネルギの相関を示すグラフ
【図4】エネルギ・サブトラクション処理された2つの
画像を記録する説明のための説明図
【符号の説明】
10 感熱記録材料 11 支持体 12 第1の感熱記録層 13 第2の感熱記録層 14 保護層 15 バックコート層 21 ドラム 22 搬送ベルト 23 モータ 30,30′ レーザビーム 31 レーザ光源 32 コリメータレンズ 33 ミラー 34 回転多面鏡 35 長尺のミラー 40 制御回路 42 波長変換回路 43 紫外光源 50 画像データ蓄積回路 51,52 D/A変換器 53,54 変調回路 55 ドライバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを放射線画像信号に基づい
    て変調し、この変調されたレーザビームを感熱記録材料
    に走査させ、それにより該感熱記録材料に前記放射線画
    像信号が担う放射線画像を記録するようにした光感熱記
    録方法において、 同一被写体から得た、情報内容の異なる少なくとも2つ
    の放射線画像信号のそれぞれに基づいて、互いに異なる
    熱エネルギ帯域に対応させて変調したレーザビームを、
    顕色剤と光吸収色素とを備えた連続層中に、熱エネルギ
    帯域の異なるレーザビームにより破壊されるマイクロカ
    プセルに内包された少なくとも2つの互いに異なる色を
    発色する発色剤が分散されてなる感熱記録材料に走査さ
    せ、 それにより該感熱記録材料に、少なくとも2つの前記放
    射線画像信号がそれぞれ担う情報内容の異なる少なくと
    も2つの放射線画像を、それぞれ異なる色で記録するこ
    とを特徴とする光感熱記録方法。
  2. 【請求項2】 レーザビームを放射線画像信号に基づい
    て変調し、この変調されたレーザビームを感熱記録材料
    に走査させ、それにより該感熱記録材料に前記放射線画
    像信号が担う放射線画像を記録するようにした光感熱記
    録装置において、 同一被写体から得た、情報内容の異なる少なくとも2つ
    の放射線画像信号のそれぞれに基づいて、レーザビーム
    を少なくとも2つの熱エネルギの帯域に対応させて変調
    する変調手段と、 該変調された熱エネルギの帯域の互いに異なる少なくと
    も2つのレーザビームを、顕色剤と光吸収色素とを備え
    た連続層中に、熱エネルギ帯域の異なるレーザビームに
    より破壊されるマイクロカプセルに内包された少なくと
    も2つの互いに異なる色を発色する発色剤が分散されて
    なる感熱記録材料に走査させる走査手段とを備えてなる
    ことを特徴とする光感熱記録装置。
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