JPH06126890A - 着色ポリオレフィン被覆鋼材 - Google Patents
着色ポリオレフィン被覆鋼材Info
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- JPH06126890A JPH06126890A JP30064192A JP30064192A JPH06126890A JP H06126890 A JPH06126890 A JP H06126890A JP 30064192 A JP30064192 A JP 30064192A JP 30064192 A JP30064192 A JP 30064192A JP H06126890 A JPH06126890 A JP H06126890A
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- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリオレフィン被覆が各種の色彩を有して美
観に優れる着色ポリオレフィン被覆鋼材を提供する。 【構成】 鋼材1の美観が必要な表面に下地処理を施
し、その下地の上に、変性ポリオレフィン接着剤層4を
介して、カーボンブラックを添加した黒色ポリオレフィ
ン層5と着色顔料を添加した着色ポリオレフィン層6と
イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー層7を順次
積層したことを特徴とする着色ポリオレフィン被覆鋼
材。
観に優れる着色ポリオレフィン被覆鋼材を提供する。 【構成】 鋼材1の美観が必要な表面に下地処理を施
し、その下地の上に、変性ポリオレフィン接着剤層4を
介して、カーボンブラックを添加した黒色ポリオレフィ
ン層5と着色顔料を添加した着色ポリオレフィン層6と
イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー層7を順次
積層したことを特徴とする着色ポリオレフィン被覆鋼
材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海洋、河川、港湾など
で用いられる鋼矢板、H形鋼、連壁用形鋼、鋼管杭、角
鋼管杭、鋼管矢板、鋼板などの鋼構造物部材に使用する
ポリオレフィン被覆鋼材に関し、更に詳しくは各種色彩
に着色され光、特に紫外線による着色層の亀裂発生と退
色を同時に防止する耐候性の優れた着色ポリオレフィン
被覆鋼材に関する。
で用いられる鋼矢板、H形鋼、連壁用形鋼、鋼管杭、角
鋼管杭、鋼管矢板、鋼板などの鋼構造物部材に使用する
ポリオレフィン被覆鋼材に関し、更に詳しくは各種色彩
に着色され光、特に紫外線による着色層の亀裂発生と退
色を同時に防止する耐候性の優れた着色ポリオレフィン
被覆鋼材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のポリオレフィン被覆鋼材には、防
食性の優れた黒色のポリエチレンなどのポリオレフィン
被覆を用いている。しかしながら、最近の都市景観ある
いは河川、港湾の鋼構造物の美観に対する市場ニーズの
高まりから、各種の色彩に着色されて環境に調和し、か
つ防食性に優れたポリオレフィン被覆鋼材の開発が望ま
れている。かかるニーズに対しては、各種着色顔料を添
加したポリオレフィンを鋼材に被覆する方法が提案され
ている。
食性の優れた黒色のポリエチレンなどのポリオレフィン
被覆を用いている。しかしながら、最近の都市景観ある
いは河川、港湾の鋼構造物の美観に対する市場ニーズの
高まりから、各種の色彩に着色されて環境に調和し、か
つ防食性に優れたポリオレフィン被覆鋼材の開発が望ま
れている。かかるニーズに対しては、各種着色顔料を添
加したポリオレフィンを鋼材に被覆する方法が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の着色ポリオレフィンを被覆した鋼材では、紫
外線が長期間あたると着色ポリオレフィン被覆の表面か
ら亀裂が入って防食性が損なわれるとともに、色が退色
して美観が損なわれる。表面の亀裂発生と退色を防止す
るために、各種ヒンダードアミン系耐候剤、紫外線吸収
剤の提案があるが、これらの耐候性添加剤を単に添加し
ただけでは、例えば5年程度の屋外曝露試験で、被覆の
表面から亀裂が入って防食性が損なわれるとともに、著
しい退色が起こって美観も損なわれる。このように、従
来技術をもってしては表面亀裂の発生と退色を同時に防
ぐことが難しかった。
うな従来の着色ポリオレフィンを被覆した鋼材では、紫
外線が長期間あたると着色ポリオレフィン被覆の表面か
ら亀裂が入って防食性が損なわれるとともに、色が退色
して美観が損なわれる。表面の亀裂発生と退色を防止す
るために、各種ヒンダードアミン系耐候剤、紫外線吸収
剤の提案があるが、これらの耐候性添加剤を単に添加し
ただけでは、例えば5年程度の屋外曝露試験で、被覆の
表面から亀裂が入って防食性が損なわれるとともに、著
しい退色が起こって美観も損なわれる。このように、従
来技術をもってしては表面亀裂の発生と退色を同時に防
ぐことが難しかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の課
題を解決すべく鋭意研究した結果、下地処理を施した鋼
材の表面に、変性ポリオレフィン接着剤を介して、カー
ボンブラックを含有する黒色ポリオレフィン、着色顔料
を添加した着色ポリオレフィンとイソシアネート硬化型
フッ素樹脂プライマーを順次積層することによって、上
述の課題が解決できることを見いだし、本発明に至っ
た。即ち本発明は、例えば図1〜図8に示すごとく、鋼
板、鋼矢板、H形鋼、連壁用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、
鋼管矢板などの鋼材1の美観が必要な表面を、ブラスト
処理などでスケールなどを除去し、クロメート被膜2と
エポキシプライマ層3を順次積層して下地処理を施し、
その表面に、変性ポリオレフィン接着剤層4を介してカ
ーボンブラックを含有する黒色ポリオレフィン層5、着
色顔料を含有する着色ポリオレフィン層6とイソシアネ
ート硬化型フッ素樹脂プライマー層7を順次積層したこ
とを特徴とるすポリオレフィン被覆鋼材である。以下、
本発明につき詳細に説明する。
題を解決すべく鋭意研究した結果、下地処理を施した鋼
材の表面に、変性ポリオレフィン接着剤を介して、カー
ボンブラックを含有する黒色ポリオレフィン、着色顔料
を添加した着色ポリオレフィンとイソシアネート硬化型
フッ素樹脂プライマーを順次積層することによって、上
述の課題が解決できることを見いだし、本発明に至っ
た。即ち本発明は、例えば図1〜図8に示すごとく、鋼
板、鋼矢板、H形鋼、連壁用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、
鋼管矢板などの鋼材1の美観が必要な表面を、ブラスト
処理などでスケールなどを除去し、クロメート被膜2と
エポキシプライマ層3を順次積層して下地処理を施し、
その表面に、変性ポリオレフィン接着剤層4を介してカ
ーボンブラックを含有する黒色ポリオレフィン層5、着
色顔料を含有する着色ポリオレフィン層6とイソシアネ
ート硬化型フッ素樹脂プライマー層7を順次積層したこ
とを特徴とるすポリオレフィン被覆鋼材である。以下、
本発明につき詳細に説明する。
【0005】本発明に用いる鋼材とは、炭素鋼、ステン
レス鋼などの合金鋼でできた鋼板、鋼矢板、H形鋼、連
壁用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板である。また、
鋼材の耐食性を向上させる目的で表面に亜鉛、アルミニ
ウム、クロムなどのめっき、亜鉛−アルミニウム、亜鉛
−ニッケルなどの合金めっき、該めっきや合金めっき
に、シリカや酸化チタンなどの無機微粒子を分散した分
散めっきを施したものも用いることができる。
レス鋼などの合金鋼でできた鋼板、鋼矢板、H形鋼、連
壁用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板である。また、
鋼材の耐食性を向上させる目的で表面に亜鉛、アルミニ
ウム、クロムなどのめっき、亜鉛−アルミニウム、亜鉛
−ニッケルなどの合金めっき、該めっきや合金めっき
に、シリカや酸化チタンなどの無機微粒子を分散した分
散めっきを施したものも用いることができる。
【0006】本発明の着色ポリオレフィン被覆鋼材を製
造する場合、鋼材の下地処理としては、鋼材の表面をグ
リットブラスト、サンドブラストなどでブラスト処理し
て除錆したのち、クロメート処理とエポキシプライマを
塗布し、次いでこれを硬化させて下地処理を施し、次い
でポリオレフィンを無水マレイン酸などで変性した変性
ポリオレフィン接着剤層4を被覆した後、黒色ポリオレ
フィン層5と着色ポリオレフィン層6を被覆するが、本
発明の骨子からして、被覆鋼材の表面に変性ポリオレフ
ィン接着剤層と着色ポリオレフィン層が強固に積層被覆
されていればよく、下地処理に従来公知のクロメート処
理、エポキシプライマ、りん酸塩処理、シランカップリ
ング処理の単独、あるいはこれらの下地処理の組み合わ
せも用いることができる。
造する場合、鋼材の下地処理としては、鋼材の表面をグ
リットブラスト、サンドブラストなどでブラスト処理し
て除錆したのち、クロメート処理とエポキシプライマを
塗布し、次いでこれを硬化させて下地処理を施し、次い
でポリオレフィンを無水マレイン酸などで変性した変性
ポリオレフィン接着剤層4を被覆した後、黒色ポリオレ
フィン層5と着色ポリオレフィン層6を被覆するが、本
発明の骨子からして、被覆鋼材の表面に変性ポリオレフ
ィン接着剤層と着色ポリオレフィン層が強固に積層被覆
されていればよく、下地処理に従来公知のクロメート処
理、エポキシプライマ、りん酸塩処理、シランカップリ
ング処理の単独、あるいはこれらの下地処理の組み合わ
せも用いることができる。
【0007】本発明の変性ポリオレフィン接着剤層4、
黒色ポリオレフィン層5と着色ポリオレフィン層6の形
成に用いるポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、あるいはプロピレン、1−ブテン、4−
メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンな
どのα−オレフィンとエチレンの共重合体を用いる。変
性ポリオレフィン接着剤としては、ポリオレフィンを無
水マレイン酸などの酸無水物で変性した変性ポリオレフ
ィン、ポリオレフィンにエチレン−プロピレンラバーな
どのエラストマーを添加したものを酸無水物で変性した
変性ポリオレフィン、あるいはこれらの変性ポリオレフ
ィンをポリオレフィンで希釈した接着剤を用いるが、こ
れら以外のポリオレフィン系接着剤も使用できる。
黒色ポリオレフィン層5と着色ポリオレフィン層6の形
成に用いるポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、あるいはプロピレン、1−ブテン、4−
メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンな
どのα−オレフィンとエチレンの共重合体を用いる。変
性ポリオレフィン接着剤としては、ポリオレフィンを無
水マレイン酸などの酸無水物で変性した変性ポリオレフ
ィン、ポリオレフィンにエチレン−プロピレンラバーな
どのエラストマーを添加したものを酸無水物で変性した
変性ポリオレフィン、あるいはこれらの変性ポリオレフ
ィンをポリオレフィンで希釈した接着剤を用いるが、こ
れら以外のポリオレフィン系接着剤も使用できる。
【0008】黒色ポリオレフィン層としては、ポリオレ
フィンにカーボンブラックを0.1〜5重量%の範囲で
添加した黒色ポリオレフィンを用いる。該カーボンブラ
ックの添加量が0.1重量%未満および5重量%越えで
は、上部の着色ポリオレフィン層の亀裂発生と退色を防
止できない。
フィンにカーボンブラックを0.1〜5重量%の範囲で
添加した黒色ポリオレフィンを用いる。該カーボンブラ
ックの添加量が0.1重量%未満および5重量%越えで
は、上部の着色ポリオレフィン層の亀裂発生と退色を防
止できない。
【0009】着色ポリオレフィン層には、鋼材の景観に
応じて市販の着色顔料を添加して着色する。添加する顔
料の種類としては、着色ポリオレフィン層の退色を防止
するために、イソインドリノン(黄)、キナクリドンレ
ッド(赤)、ペリノンレッド(赤)、フタロシアニンブ
ルー(青)、フタロシアニングリーン(緑)、カーボン
ブラック(黒)など有機顔料と酸化鉄(赤、黄)、酸化
チタン(白)、酸化クロム(緑)、チタンイエロー
(黄)などの無機顔料を利用できる。着色ポリオレフィ
ンには、色調に応じてこれらの顔料の単独または複数種
を0.1〜10重量%の範囲で添加する。該添加量が
0.1%未満では被覆の亀裂発生と退色を防止する効果
がなく、10重量%越えでは被覆の耐衝撃性が損なわれ
るので望ましくない。また、黒色ポリオレフィン層と着
色ポリオレフィン層の形成にシートが利用できる場合に
は、該黒色ポリオレフィンと着色ポリオレフィンとを、
二層Tダイから共に押出して二層シートに成形し、その
表面から電子線を照射して架橋した電子線架橋着色/黒
色積層ポリオレフィンシートを使用する。
応じて市販の着色顔料を添加して着色する。添加する顔
料の種類としては、着色ポリオレフィン層の退色を防止
するために、イソインドリノン(黄)、キナクリドンレ
ッド(赤)、ペリノンレッド(赤)、フタロシアニンブ
ルー(青)、フタロシアニングリーン(緑)、カーボン
ブラック(黒)など有機顔料と酸化鉄(赤、黄)、酸化
チタン(白)、酸化クロム(緑)、チタンイエロー
(黄)などの無機顔料を利用できる。着色ポリオレフィ
ンには、色調に応じてこれらの顔料の単独または複数種
を0.1〜10重量%の範囲で添加する。該添加量が
0.1%未満では被覆の亀裂発生と退色を防止する効果
がなく、10重量%越えでは被覆の耐衝撃性が損なわれ
るので望ましくない。また、黒色ポリオレフィン層と着
色ポリオレフィン層の形成にシートが利用できる場合に
は、該黒色ポリオレフィンと着色ポリオレフィンとを、
二層Tダイから共に押出して二層シートに成形し、その
表面から電子線を照射して架橋した電子線架橋着色/黒
色積層ポリオレフィンシートを使用する。
【0010】次に、本発明に用いるイソシアネート硬化
型フッ素樹脂プライマーは、液状のフッ素樹脂に紫外線
吸収剤を添加し、さらにイソシアネートと溶剤を混合し
た混合物である。液状のフッ素樹脂に紫外線吸収剤を添
加した混合物としては、例えば旭硝子社製のルミフロン
LF100、ルミフロンLF200などの一般市販の液
状フッ素樹脂ワニスを使用する。イソシアネートとして
は、着色ポリオレフィン層の亀裂発生と退色を防止する
ために、キシリレンジイソシアネートやテトラメチルキ
シリレンジイソシアネートなどのイソシアネートにポリ
オールを付加反応させて得られる脂肪族イソシアネート
系プレポリマーが良い。脂肪族イソシアネート系プレポ
リマーとしては、例えばキシリレンジイソシアネートに
ポリオールを付加反応させて得られる武田薬品工業社製
のタケネートD−110NやタケネートD−120N、
テトラメチルキシリレンジイソシアネートにポリオール
を付加反応させて得られるタケネートD−181Nなど
の一般市販の脂肪族イソシアネート系プレポリマーを使
用する。
型フッ素樹脂プライマーは、液状のフッ素樹脂に紫外線
吸収剤を添加し、さらにイソシアネートと溶剤を混合し
た混合物である。液状のフッ素樹脂に紫外線吸収剤を添
加した混合物としては、例えば旭硝子社製のルミフロン
LF100、ルミフロンLF200などの一般市販の液
状フッ素樹脂ワニスを使用する。イソシアネートとして
は、着色ポリオレフィン層の亀裂発生と退色を防止する
ために、キシリレンジイソシアネートやテトラメチルキ
シリレンジイソシアネートなどのイソシアネートにポリ
オールを付加反応させて得られる脂肪族イソシアネート
系プレポリマーが良い。脂肪族イソシアネート系プレポ
リマーとしては、例えばキシリレンジイソシアネートに
ポリオールを付加反応させて得られる武田薬品工業社製
のタケネートD−110NやタケネートD−120N、
テトラメチルキシリレンジイソシアネートにポリオール
を付加反応させて得られるタケネートD−181Nなど
の一般市販の脂肪族イソシアネート系プレポリマーを使
用する。
【0011】次に、本発明の着色ポリオレフィン被覆鋼
材の製造法についてポリオレフィン被覆鋼矢板を例にと
り説明する。まず鋼矢板の山面または谷面をグリットブ
ラスト処理しクロメート処理剤を塗布して焼き付ける。
次いで、その表面にエポキシプライマを塗布して加熱、
硬化させ、直ちに前記変性ポリオレフィン接着剤の粉体
を静電塗装して溶融する。山面の被覆では、山面に溶融
状態の変性ポリオレフィン接着剤層を被覆した鋼矢板
を、図9に示すように、搬送ロール10と搬送テーブル
9で移動させながら、その表面に前記電子線架橋着色/
黒色積層ポリオレフィンシート8をウェブ部の圧着ロー
ル11で圧着し、次いで補助ロール12、さらにフラン
ジ部の圧着ロール13と14で順次圧着後、水冷する。
次いで、その表面に本発明のイソシアネート硬化型フッ
素樹脂プライマーをスプレー塗装して硬化させ本発明の
着色ポリオレフィン被覆鋼矢板(図2)を得る。また、
谷面の被覆では、溶融状態の変性ポリオレフィン接着剤
層を被覆した鋼矢板を、図10に示すように、搬送ロー
ル10と搬送テーブル9で移動させながら、その表面
に、本発明の前記電子線架橋着色/黒色積層ポリオレフ
ィンシート8をウェブ部の圧着ロール15で圧着し、次
いで補助ロール16、フランジ部の圧着ロール17と1
8、さらに爪部の圧着ロール19で順次圧着した後、水
冷する。次いで、その表面に本発明のイソシアネート硬
化型フッ素樹脂プライマーをスプレー塗装して硬化させ
て、本発明の着色ポリオレフィン被覆鋼矢板(図3)を
得る。前記クロメート処理剤の塗布方法は、ロール塗
布、はけ塗布、各種ブラシによるしごき塗布など従来公
知の方法を使用できる。また、エポキシプライマの塗布
方法は、スプレー塗装、ゴムリングやゴムベラなどによ
るしごき塗布など従来公知の方法を使用できる。変性ポ
リオレフィン接着剤を予め電子線架橋着色/黒色積層ポ
リオレフィンシートの裏面にラミネートし、該ラミネー
トシートを被覆する方法なども使用できる。さらに、イ
ソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーを刷毛塗布、
ロール塗布、各種ブラシによるしごき塗布など従来公知
の方法で塗布しても良い。
材の製造法についてポリオレフィン被覆鋼矢板を例にと
り説明する。まず鋼矢板の山面または谷面をグリットブ
ラスト処理しクロメート処理剤を塗布して焼き付ける。
次いで、その表面にエポキシプライマを塗布して加熱、
硬化させ、直ちに前記変性ポリオレフィン接着剤の粉体
を静電塗装して溶融する。山面の被覆では、山面に溶融
状態の変性ポリオレフィン接着剤層を被覆した鋼矢板
を、図9に示すように、搬送ロール10と搬送テーブル
9で移動させながら、その表面に前記電子線架橋着色/
黒色積層ポリオレフィンシート8をウェブ部の圧着ロー
ル11で圧着し、次いで補助ロール12、さらにフラン
ジ部の圧着ロール13と14で順次圧着後、水冷する。
次いで、その表面に本発明のイソシアネート硬化型フッ
素樹脂プライマーをスプレー塗装して硬化させ本発明の
着色ポリオレフィン被覆鋼矢板(図2)を得る。また、
谷面の被覆では、溶融状態の変性ポリオレフィン接着剤
層を被覆した鋼矢板を、図10に示すように、搬送ロー
ル10と搬送テーブル9で移動させながら、その表面
に、本発明の前記電子線架橋着色/黒色積層ポリオレフ
ィンシート8をウェブ部の圧着ロール15で圧着し、次
いで補助ロール16、フランジ部の圧着ロール17と1
8、さらに爪部の圧着ロール19で順次圧着した後、水
冷する。次いで、その表面に本発明のイソシアネート硬
化型フッ素樹脂プライマーをスプレー塗装して硬化させ
て、本発明の着色ポリオレフィン被覆鋼矢板(図3)を
得る。前記クロメート処理剤の塗布方法は、ロール塗
布、はけ塗布、各種ブラシによるしごき塗布など従来公
知の方法を使用できる。また、エポキシプライマの塗布
方法は、スプレー塗装、ゴムリングやゴムベラなどによ
るしごき塗布など従来公知の方法を使用できる。変性ポ
リオレフィン接着剤を予め電子線架橋着色/黒色積層ポ
リオレフィンシートの裏面にラミネートし、該ラミネー
トシートを被覆する方法なども使用できる。さらに、イ
ソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーを刷毛塗布、
ロール塗布、各種ブラシによるしごき塗布など従来公知
の方法で塗布しても良い。
【0012】図4に示す本発明の着色ポリオレフィン被
覆H形鋼は、まずH形鋼1の全面をサンドブラスト処理
してクロメート処理剤2を塗布して焼き付ける。次い
で、その表面にエポキシプライマー3を塗布して加熱、
硬化させる。次いでその表面に、変性ポリオレフィン接
着剤の粉体4を溶射して溶融する。次いで、その表面に
黒色ポリオレフィンの粉体5、次いで着色ポリオレフィ
ンの粉体6をそれぞれ溶射する。さらにその表面に本発
明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー7をス
プレー塗装して硬化させて、本発明の着色ポリオレフィ
ン被覆H形鋼を得る。
覆H形鋼は、まずH形鋼1の全面をサンドブラスト処理
してクロメート処理剤2を塗布して焼き付ける。次い
で、その表面にエポキシプライマー3を塗布して加熱、
硬化させる。次いでその表面に、変性ポリオレフィン接
着剤の粉体4を溶射して溶融する。次いで、その表面に
黒色ポリオレフィンの粉体5、次いで着色ポリオレフィ
ンの粉体6をそれぞれ溶射する。さらにその表面に本発
明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー7をス
プレー塗装して硬化させて、本発明の着色ポリオレフィ
ン被覆H形鋼を得る。
【0013】図5に示す本発明の着色ポリオレフィン被
覆連壁用形鋼は、まず連壁用形鋼1の全面をサンドブラ
スト処理したのち、クロメート処理剤2を塗布して焼き
付ける。次いで、その表面にエポキシプライマー3を塗
布して加熱、硬化させる。次にその表面の意匠性が必要
な壁面の表面に、変性ポリオレフィン接着剤の粉体4を
溶射し、次いで黒色ポリオレフィンの粉体5、さらに着
色ポリオレフィンの粉体6をそれぞれ溶射する。さらに
その表面に本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プ
ライマー7をスプレー塗装して硬化させ、本発明による
着色ポリオレフィン被覆連壁用形鋼を得る。
覆連壁用形鋼は、まず連壁用形鋼1の全面をサンドブラ
スト処理したのち、クロメート処理剤2を塗布して焼き
付ける。次いで、その表面にエポキシプライマー3を塗
布して加熱、硬化させる。次にその表面の意匠性が必要
な壁面の表面に、変性ポリオレフィン接着剤の粉体4を
溶射し、次いで黒色ポリオレフィンの粉体5、さらに着
色ポリオレフィンの粉体6をそれぞれ溶射する。さらに
その表面に本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プ
ライマー7をスプレー塗装して硬化させ、本発明による
着色ポリオレフィン被覆連壁用形鋼を得る。
【0014】図6に示す本発明の着色ポリオレフィン被
覆鋼管杭は、まず鋼管1をスパイラル状に回転走行させ
ながら、外表面をグリットブラスト処理したのち、クロ
メート処理剤2を塗布して加熱、焼き付ける。次いで、
その表面にエポキシプライマー3をスプレー塗装して加
熱、硬化させる。次にその表面に、変性ポリオレフィン
接着剤の粉体4を静電塗装して鋼管の熱で溶融し、次い
で黒色ポリオレフィン5と着色ポリオレフィン6を二層
Tダイからシート状に共に押出被覆する。さらにその表
面に本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー7をスプレー塗装して硬化させ、本発明による着色ポ
リオレフィン被覆鋼管杭を得る。図7に示す本発明によ
る着色ポリオレフィン被覆角鋼管杭は、角鋼管1を搬送
テーブルで移送搬送しながら、外表面をグリットブラス
ト処理しクロメート処理剤2を塗布して加熱、焼き付け
る。次いで、その表面にエポキシプライマー3をスプレ
ー塗装して加熱、硬化させる。次にその表面に、変性ポ
リオレフィン接着剤の粉体4を静電塗装し角鋼管の熱で
溶融し、次いで黒色ポリオレフィン5と着色ポリオレフ
ィン6を二層角ダイスから角筒状に共に押出被覆する。
さらにその表面に本発明のイソシアネート硬化型フッ素
樹脂プライマー7をスプレー塗装して硬化させ、本発明
による着色ポリオレフィン被覆角鋼管杭を得る。
覆鋼管杭は、まず鋼管1をスパイラル状に回転走行させ
ながら、外表面をグリットブラスト処理したのち、クロ
メート処理剤2を塗布して加熱、焼き付ける。次いで、
その表面にエポキシプライマー3をスプレー塗装して加
熱、硬化させる。次にその表面に、変性ポリオレフィン
接着剤の粉体4を静電塗装して鋼管の熱で溶融し、次い
で黒色ポリオレフィン5と着色ポリオレフィン6を二層
Tダイからシート状に共に押出被覆する。さらにその表
面に本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー7をスプレー塗装して硬化させ、本発明による着色ポ
リオレフィン被覆鋼管杭を得る。図7に示す本発明によ
る着色ポリオレフィン被覆角鋼管杭は、角鋼管1を搬送
テーブルで移送搬送しながら、外表面をグリットブラス
ト処理しクロメート処理剤2を塗布して加熱、焼き付け
る。次いで、その表面にエポキシプライマー3をスプレ
ー塗装して加熱、硬化させる。次にその表面に、変性ポ
リオレフィン接着剤の粉体4を静電塗装し角鋼管の熱で
溶融し、次いで黒色ポリオレフィン5と着色ポリオレフ
ィン6を二層角ダイスから角筒状に共に押出被覆する。
さらにその表面に本発明のイソシアネート硬化型フッ素
樹脂プライマー7をスプレー塗装して硬化させ、本発明
による着色ポリオレフィン被覆角鋼管杭を得る。
【0015】図8に示す本発明による着色ポリオレフィ
ン被覆鋼管矢板は、まず鋼管矢板1の外表面をサンドブ
ラスト処理しクロメート処理剤2を塗布して焼き付け
る。次いで、その表面にエポキシプライマー3を塗布し
て加熱、硬化させる。その表面の意匠性が必要な壁面の
表面に、変性ポリオレフィン接着剤の粉体4を溶射し、
次いで黒色ポリオレフィンの粉体5、さらに着色ポリオ
レフィンの粉体6をそれぞれ溶射する。さらにその表面
に、本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー7をスプレー塗装して硬化させ、本発明による着色ポ
リオレフィン被覆鋼管矢板を得る。
ン被覆鋼管矢板は、まず鋼管矢板1の外表面をサンドブ
ラスト処理しクロメート処理剤2を塗布して焼き付け
る。次いで、その表面にエポキシプライマー3を塗布し
て加熱、硬化させる。その表面の意匠性が必要な壁面の
表面に、変性ポリオレフィン接着剤の粉体4を溶射し、
次いで黒色ポリオレフィンの粉体5、さらに着色ポリオ
レフィンの粉体6をそれぞれ溶射する。さらにその表面
に、本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー7をスプレー塗装して硬化させ、本発明による着色ポ
リオレフィン被覆鋼管矢板を得る。
【0016】本発明の着色ポリオレフィン被覆鋼材は図
1〜図8に示すごとく、鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁用
形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材1の美観
が必要な表面を、ブラスト処理などでスケールなどを除
去し、クロメート被膜2とエポキシプライマー層3を順
次積層して下地処理を施し、その表面に、変性ポリオレ
フィン接着剤層4を介して、黒色ポリオレフィン層5、
着色顔料を含む着色ポリオレフィン層6とイソシアネー
ト硬化型フッ素樹脂プライマー層7を順次積層したこと
を特徴とするポリオレフィン被覆鋼材である。前記クロ
メート被膜2は全クロム付着量換算で200〜1500
mg/m2 の付着量、エポキシプライマー被膜3は10〜
150μmの膜厚、変性ポリオレフィン接着剤層4は1
00〜1000μmの膜厚、黒色ポリオレフィン層は1
〜5mmの膜厚、着色ポリオレフィン層は1〜5mmの膜
厚、イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー層は2
0〜500μmの膜厚を有していると良好な結果が得ら
れる。
1〜図8に示すごとく、鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁用
形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材1の美観
が必要な表面を、ブラスト処理などでスケールなどを除
去し、クロメート被膜2とエポキシプライマー層3を順
次積層して下地処理を施し、その表面に、変性ポリオレ
フィン接着剤層4を介して、黒色ポリオレフィン層5、
着色顔料を含む着色ポリオレフィン層6とイソシアネー
ト硬化型フッ素樹脂プライマー層7を順次積層したこと
を特徴とするポリオレフィン被覆鋼材である。前記クロ
メート被膜2は全クロム付着量換算で200〜1500
mg/m2 の付着量、エポキシプライマー被膜3は10〜
150μmの膜厚、変性ポリオレフィン接着剤層4は1
00〜1000μmの膜厚、黒色ポリオレフィン層は1
〜5mmの膜厚、着色ポリオレフィン層は1〜5mmの膜
厚、イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー層は2
0〜500μmの膜厚を有していると良好な結果が得ら
れる。
【0017】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明する。 実施例1 鋼矢板(FSPIII 型)の山面をグリットブラスト処理
して除錆し、その山面にクロメート処理剤を全クロム付
着量が600mg/m2 になるように塗布したのち、16
0℃に加熱して焼き付けた。該クロメート処理鋼矢板を
テーブルローラで移送搬送しながら、その表面に、エポ
キシプライマを膜厚が50μになるようにスプレー塗装
し、高周波誘導加熱で190℃に加熱して硬化させた。
次いで、その表面に無水マレイン酸変性ポリエチレン接
着剤の粉体をその膜厚が400μになるように静電塗装
し、その表面に電子線架橋着色/黒色ポリエチレン積層
シート(着色ポリエチレンの膜厚が1mm、黒色ポリエチ
レンの膜厚が1mm)を被覆した。次に本発明のイソシア
ネート硬化型フッ素樹脂プライマー(I、IIまたはII
I)を膜厚が500μmになるようにスプレー塗装し、
本発明の着色ポリエチレンン被覆鋼矢板(表1の被覆鋼
材1〜3)を製造した。被覆した電子線架橋着色/黒色
ポリエチレン積層シートの中の黒色ポリエチレンにはカ
ーボンブラックを0.1重量%添加した。また被覆した
電子線架橋着色/黒色ポリエチレン積層シートの中の着
色ポリエチレンには、着色顔料としてフタロシアニング
リーン(緑)を0.1重量%添加し、ポリエチレンを緑
色に着彩した。さらに、このポリエチレンには、ヒンダ
ードアミン系耐候剤として日本チバガイギー社製のCH
IMASSORB 944LDすなわちポリ[{6−
(1、1、3、3−テトラメチルブチル)イミノー1、
3、5−トリアジン−2、4−ジイル}{(2、2、
6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキ
サメチレン{(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}]を0.8重量%、ベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤として、日本チバガイギー社製のT
INUVIN 326すなわち2−(3−t−ブチル−
5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾールを0.2重量%添加した。また、本発
明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーI、II
またはIII は、下記の成分組成で混合し、調合した。
して除錆し、その山面にクロメート処理剤を全クロム付
着量が600mg/m2 になるように塗布したのち、16
0℃に加熱して焼き付けた。該クロメート処理鋼矢板を
テーブルローラで移送搬送しながら、その表面に、エポ
キシプライマを膜厚が50μになるようにスプレー塗装
し、高周波誘導加熱で190℃に加熱して硬化させた。
次いで、その表面に無水マレイン酸変性ポリエチレン接
着剤の粉体をその膜厚が400μになるように静電塗装
し、その表面に電子線架橋着色/黒色ポリエチレン積層
シート(着色ポリエチレンの膜厚が1mm、黒色ポリエチ
レンの膜厚が1mm)を被覆した。次に本発明のイソシア
ネート硬化型フッ素樹脂プライマー(I、IIまたはII
I)を膜厚が500μmになるようにスプレー塗装し、
本発明の着色ポリエチレンン被覆鋼矢板(表1の被覆鋼
材1〜3)を製造した。被覆した電子線架橋着色/黒色
ポリエチレン積層シートの中の黒色ポリエチレンにはカ
ーボンブラックを0.1重量%添加した。また被覆した
電子線架橋着色/黒色ポリエチレン積層シートの中の着
色ポリエチレンには、着色顔料としてフタロシアニング
リーン(緑)を0.1重量%添加し、ポリエチレンを緑
色に着彩した。さらに、このポリエチレンには、ヒンダ
ードアミン系耐候剤として日本チバガイギー社製のCH
IMASSORB 944LDすなわちポリ[{6−
(1、1、3、3−テトラメチルブチル)イミノー1、
3、5−トリアジン−2、4−ジイル}{(2、2、
6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキ
サメチレン{(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}]を0.8重量%、ベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤として、日本チバガイギー社製のT
INUVIN 326すなわち2−(3−t−ブチル−
5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾールを0.2重量%添加した。また、本発
明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーI、II
またはIII は、下記の成分組成で混合し、調合した。
【表1】
【0018】[イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライ
マーの成分組成I] 液状フッ素樹脂ワニス(旭硝子社製ルミフロンLF10
0、紫外線吸収剤入り):100重量部 脂肪族イソシアネート系プレポリマー(武田薬品工業社
製のタケネートD−110N):17重量部 硬化促進触媒(ジブチル錫ジラウレート):0.005
重量部 溶剤:100重量部 [イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーの成分組
成II] 液状フッ素樹脂ワニス(旭硝子社製ルミフロンLF10
0、紫外線吸収剤入り):100重量部 脂肪族イソシアネート系プレポリマー(武田薬品工業社
製のタケネートD−120N):17重量部 硬化促進触媒(ジブチル錫ジラウレート):0.005
重量部 溶剤:100重量部 [イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーの成分組
成III ] 液状フッ素樹脂ワニス(旭硝子社製ルミフロンLF10
0、紫外線吸収剤入り):100重量部 脂肪族イソシアネート系プレポリマー(武田薬品工業社
製のタケネートD−181N):17重量部 硬化促進触媒(ジブチル錫ジラウレート):0.005
重量部 溶剤:100重量部
マーの成分組成I] 液状フッ素樹脂ワニス(旭硝子社製ルミフロンLF10
0、紫外線吸収剤入り):100重量部 脂肪族イソシアネート系プレポリマー(武田薬品工業社
製のタケネートD−110N):17重量部 硬化促進触媒(ジブチル錫ジラウレート):0.005
重量部 溶剤:100重量部 [イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーの成分組
成II] 液状フッ素樹脂ワニス(旭硝子社製ルミフロンLF10
0、紫外線吸収剤入り):100重量部 脂肪族イソシアネート系プレポリマー(武田薬品工業社
製のタケネートD−120N):17重量部 硬化促進触媒(ジブチル錫ジラウレート):0.005
重量部 溶剤:100重量部 [イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーの成分組
成III ] 液状フッ素樹脂ワニス(旭硝子社製ルミフロンLF10
0、紫外線吸収剤入り):100重量部 脂肪族イソシアネート系プレポリマー(武田薬品工業社
製のタケネートD−181N):17重量部 硬化促進触媒(ジブチル錫ジラウレート):0.005
重量部 溶剤:100重量部
【0019】また、比較例として、電子線架橋着色ポリ
エチレンシートの表面に本発明のイソシアネート硬化型
フッ素樹脂プライマーを塗装しないで製造した着色ポリ
エチレン被覆鋼矢板(表1の被覆鋼材10)を製造し
た。これらの電子線架橋着色ポリエチレン被覆鋼矢板を
長さ1mに切断加工して屋外曝露試験に供試した。7年
間の曝露試験の後、被覆表面の色差と表面の亀裂の発生
の有無を調べた結果を表1に示した。表1の結果から、
黒色ポリエチレン層の表面に着色ポリオレフィン層と本
発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーを積
層した本発明の着色ポリエチレン被覆鋼矢板は、イソシ
アネート硬化型フッ素樹脂プライマーを積層しない着色
ポリエチレン被覆鋼矢板に比較して、色差変化や亀裂の
発生がなく、優れた防食性と美観を兼ね備える。
エチレンシートの表面に本発明のイソシアネート硬化型
フッ素樹脂プライマーを塗装しないで製造した着色ポリ
エチレン被覆鋼矢板(表1の被覆鋼材10)を製造し
た。これらの電子線架橋着色ポリエチレン被覆鋼矢板を
長さ1mに切断加工して屋外曝露試験に供試した。7年
間の曝露試験の後、被覆表面の色差と表面の亀裂の発生
の有無を調べた結果を表1に示した。表1の結果から、
黒色ポリエチレン層の表面に着色ポリオレフィン層と本
発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマーを積
層した本発明の着色ポリエチレン被覆鋼矢板は、イソシ
アネート硬化型フッ素樹脂プライマーを積層しない着色
ポリエチレン被覆鋼矢板に比較して、色差変化や亀裂の
発生がなく、優れた防食性と美観を兼ね備える。
【0020】実施例2 鋼管(SGP外径200A×長さ5m)の外面をスパイ
ラル状に回転走行させながらグリットブラスト処理し、
その表面にクロメート処理剤を全クロム付着量が600
mg/m2 になるようにブラシでしごき塗布して160℃
に加熱して焼き付け、更にその表面にエポキシプライマ
ーを膜厚が50μmになるようにスプレー塗装して硬化
させ下地処理を施した。次いで、その表面に無水マレイ
ン酸変性ポリエチレン接着剤の粉体を膜厚が200μm
になるように静電塗装し、黒色ポリエチレンと着色ポリ
エチレンを各々の膜厚が1mmと2mmになるように二層T
ダイから二層一体で押出被覆した。次いで、その表面に
本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー
(実施例1のI、IIまたはIII )を膜厚が20μmにな
るようにスプレー塗装し、本発明による着色ポリエチレ
ン被覆鋼管杭(表1の被覆鋼材4〜6)を得た。被覆し
た黒色ポリエチレン層にはポリエチレンにカーボンブラ
ックを5重量%添加した。また被覆した着色ポリエチレ
ン層には、ポリエチレンにフタロシアニングリーンを1
0重量%添加して緑に着彩し、さらにヒンダードアミン
系耐候剤として日本チバガイギー社製のCHIMASS
ORB 944LDすなわちポリ[{6−(1、1、
3、3−テトラメチルブチル)イミノー1、3、5−ト
リアジン−2、4−ジイル}{(2、2、6、6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン
{(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ}]を0.8重量%、ベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤として、日本チバガイギー社製のTINUVI
N 326すなわち2−(3−t−ブチル−5−メチル
−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾールを0.2重量%添加した。これらの着色ポリエチ
レン被覆鋼管杭を長さ1mに切断加工して屋外曝露試験
に供試した。7年間の曝露試験の後、被覆表面の色差と
表面の亀裂の発生の有無を調べた結果を表1に示した。
表1の結果から、黒色ポリエチレン層の表面に着色ポリ
エチレン層と本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂
プライマーを積層した本発明の着色ポリエチレン被覆鋼
管杭は、色差変化や亀裂の発生もなく、優れた防食性と
美観を兼ね備える。
ラル状に回転走行させながらグリットブラスト処理し、
その表面にクロメート処理剤を全クロム付着量が600
mg/m2 になるようにブラシでしごき塗布して160℃
に加熱して焼き付け、更にその表面にエポキシプライマ
ーを膜厚が50μmになるようにスプレー塗装して硬化
させ下地処理を施した。次いで、その表面に無水マレイ
ン酸変性ポリエチレン接着剤の粉体を膜厚が200μm
になるように静電塗装し、黒色ポリエチレンと着色ポリ
エチレンを各々の膜厚が1mmと2mmになるように二層T
ダイから二層一体で押出被覆した。次いで、その表面に
本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー
(実施例1のI、IIまたはIII )を膜厚が20μmにな
るようにスプレー塗装し、本発明による着色ポリエチレ
ン被覆鋼管杭(表1の被覆鋼材4〜6)を得た。被覆し
た黒色ポリエチレン層にはポリエチレンにカーボンブラ
ックを5重量%添加した。また被覆した着色ポリエチレ
ン層には、ポリエチレンにフタロシアニングリーンを1
0重量%添加して緑に着彩し、さらにヒンダードアミン
系耐候剤として日本チバガイギー社製のCHIMASS
ORB 944LDすなわちポリ[{6−(1、1、
3、3−テトラメチルブチル)イミノー1、3、5−ト
リアジン−2、4−ジイル}{(2、2、6、6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン
{(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ}]を0.8重量%、ベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤として、日本チバガイギー社製のTINUVI
N 326すなわち2−(3−t−ブチル−5−メチル
−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾールを0.2重量%添加した。これらの着色ポリエチ
レン被覆鋼管杭を長さ1mに切断加工して屋外曝露試験
に供試した。7年間の曝露試験の後、被覆表面の色差と
表面の亀裂の発生の有無を調べた結果を表1に示した。
表1の結果から、黒色ポリエチレン層の表面に着色ポリ
エチレン層と本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹脂
プライマーを積層した本発明の着色ポリエチレン被覆鋼
管杭は、色差変化や亀裂の発生もなく、優れた防食性と
美観を兼ね備える。
【0021】実施例3 H形鋼(高さ125mm×辺の長さ125mm×最大厚み9
mm)の表面をサンドブラスト処理して除錆し、その表面
にクロメート処理剤を全クロム付着量が600mg/m2
になるように塗布し160℃に加熱して焼き付けた。該
クロメート処理H形鋼の表面に、エポキシプライマを膜
厚が50μになるようにスプレー塗装し、硬化させた。
次いで、その表面に無水マレイン酸変性エチレン−1−
ブテン共重合体接着剤の粉体をその膜厚が400μにな
るように溶射し、その表面に、膜厚が2mmになるように
黒色エチレンー1ーブテン共重合体の粉体と、さらに膜
厚が1mmになるように着色エチレンー1ーブテン共重合
体の粉体を溶射した。次いで、その表面に本発明のイソ
シアネート硬化型フッ素樹脂プライマー(実施例1の
I、IIまたはIII )を膜厚が50μmになるようにスプ
レー塗装して、本発明の着色エチレンー1ーブテン共重
合体被覆H形鋼(表1の被覆鋼材7〜9)を製造した。
被覆した黒色エチレンー1ーブテン共重合体層には、エ
チレンー1ーブテン共重合体にカーボンブラックを2.
5重量%添加した。また被覆した着色エチレンー1ーブ
テン共重合体には、エチレンー1ーブテン共重合体にフ
タロシアニングリーン(緑)を2重量%、チタンイエロ
ー(黄)を0.5重量%と酸化チタン(白)を0.5重
量%混合添加し、薄緑色に着彩し、さらにヒンダードア
ミン系耐候剤として日本チバガイギー社製のCHIMA
SSORB 944LDすなわちポリ[{6−(1、
1、3、3−テトラメチルブチル)イミノー1、3、5
−トリアジン−2、4−ジイル}{(2、2、6、6−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレ
ン{(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ}]を0.8重量%、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤として日本チバガイギー社製のTINUV
IN 326すなわち2−(3−t−ブチル−5−メチ
ル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾールを0.2重量%添加した。これらの着色エチレ
ンー1ーブテン共重合体被覆H形鋼を長さ1mに切断加
工して屋外曝露試験に供試した。7年間の曝露試験の
後、被覆表面の色差と表面の亀裂の発生の有無を調べた
結果を表1に示した。表1の結果から、黒色エチレンー
1ーブテン共重合体層の表面に着色エチレンー1ーブテ
ン共重合体層と本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹
脂プライマーを積層した本発明の着色エチレンー1ーブ
テン共重合体被覆H形鋼は、色差変化や亀裂の発生もな
く、優れた防食性と美観を兼ね備える。
mm)の表面をサンドブラスト処理して除錆し、その表面
にクロメート処理剤を全クロム付着量が600mg/m2
になるように塗布し160℃に加熱して焼き付けた。該
クロメート処理H形鋼の表面に、エポキシプライマを膜
厚が50μになるようにスプレー塗装し、硬化させた。
次いで、その表面に無水マレイン酸変性エチレン−1−
ブテン共重合体接着剤の粉体をその膜厚が400μにな
るように溶射し、その表面に、膜厚が2mmになるように
黒色エチレンー1ーブテン共重合体の粉体と、さらに膜
厚が1mmになるように着色エチレンー1ーブテン共重合
体の粉体を溶射した。次いで、その表面に本発明のイソ
シアネート硬化型フッ素樹脂プライマー(実施例1の
I、IIまたはIII )を膜厚が50μmになるようにスプ
レー塗装して、本発明の着色エチレンー1ーブテン共重
合体被覆H形鋼(表1の被覆鋼材7〜9)を製造した。
被覆した黒色エチレンー1ーブテン共重合体層には、エ
チレンー1ーブテン共重合体にカーボンブラックを2.
5重量%添加した。また被覆した着色エチレンー1ーブ
テン共重合体には、エチレンー1ーブテン共重合体にフ
タロシアニングリーン(緑)を2重量%、チタンイエロ
ー(黄)を0.5重量%と酸化チタン(白)を0.5重
量%混合添加し、薄緑色に着彩し、さらにヒンダードア
ミン系耐候剤として日本チバガイギー社製のCHIMA
SSORB 944LDすなわちポリ[{6−(1、
1、3、3−テトラメチルブチル)イミノー1、3、5
−トリアジン−2、4−ジイル}{(2、2、6、6−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレ
ン{(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ}]を0.8重量%、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤として日本チバガイギー社製のTINUV
IN 326すなわち2−(3−t−ブチル−5−メチ
ル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾールを0.2重量%添加した。これらの着色エチレ
ンー1ーブテン共重合体被覆H形鋼を長さ1mに切断加
工して屋外曝露試験に供試した。7年間の曝露試験の
後、被覆表面の色差と表面の亀裂の発生の有無を調べた
結果を表1に示した。表1の結果から、黒色エチレンー
1ーブテン共重合体層の表面に着色エチレンー1ーブテ
ン共重合体層と本発明のイソシアネート硬化型フッ素樹
脂プライマーを積層した本発明の着色エチレンー1ーブ
テン共重合体被覆H形鋼は、色差変化や亀裂の発生もな
く、優れた防食性と美観を兼ね備える。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、以上の実施例からも明
らかなように、下地処理を施した鋼材の表面に、変性ポ
リオレフィン接着剤を介して、カーボンブラックを含有
する黒色ポリオレフィン層、着色顔料を添加した着色ポ
リオレフィン層とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プラ
イマーを順次積層した本発明の着色ポリオレフィン被覆
鋼材は、太陽光線中の紫外線による着色ポリオレフィン
被覆表面の亀裂発生と退色を同時に防止できるため、従
来にない優れた防食性と美観を兼ね備える。
らかなように、下地処理を施した鋼材の表面に、変性ポ
リオレフィン接着剤を介して、カーボンブラックを含有
する黒色ポリオレフィン層、着色顔料を添加した着色ポ
リオレフィン層とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プラ
イマーを順次積層した本発明の着色ポリオレフィン被覆
鋼材は、太陽光線中の紫外線による着色ポリオレフィン
被覆表面の亀裂発生と退色を同時に防止できるため、従
来にない優れた防食性と美観を兼ね備える。
【図1】表面に黒色ポリオレフィン被覆、着色ポリオレ
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼材を示す断面図である。
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼材を示す断面図である。
【図2】山面に黒色ポリオレフィン被覆、着色ポリオレ
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼矢板を示す断面図である。
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼矢板を示す断面図である。
【図3】谷面に黒色ポリオレフィン被覆、着色ポリオレ
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼矢板を示す断面図である。
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼矢板を示す断面図である。
【図4】表面に黒色ポリオレフィン被覆、着色ポリオレ
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明のH形鋼を示す断面図である。
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明のH形鋼を示す断面図である。
【図5】片表面に黒色ポリオレフィン被覆、着色ポリオ
レフィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライ
マー被覆を施した本発明の連壁用形鋼を示す断面図であ
る。
レフィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライ
マー被覆を施した本発明の連壁用形鋼を示す断面図であ
る。
【図6】外面に黒色ポリオレフィン被覆、着色ポリオレ
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼管杭を示す断面図である。
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼管杭を示す断面図である。
【図7】外面に黒色ポリオレフィン被覆、着色ポリオレ
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の角鋼管杭を示す断面図である。
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の角鋼管杭を示す断面図である。
【図8】外面に黒色ポリオレフィン被覆、着色ポリオレ
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼管矢板を示す断面図である。
フィン被覆とイソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマ
ー被覆を施した本発明の鋼管矢板を示す断面図である。
【図9】鋼矢板の山面に本発明の黒色ポリオレフィン被
覆と着色ポリオレフィン被覆を施す方法の一例を示す斜
視図である。
覆と着色ポリオレフィン被覆を施す方法の一例を示す斜
視図である。
【図10】鋼矢板の谷面に本発明の黒色ポリオレフィン
被覆と着色ポリオレフィン被覆を施す方法の一例を示す
斜視図である。
被覆と着色ポリオレフィン被覆を施す方法の一例を示す
斜視図である。
1 ブラスト処理を施した鋼板、鋼矢板、H形鋼、連壁
用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材 2 クロメート被膜又はクロメート処理剤 3 エポキシプライマ−被膜又はエポキシプライマー 4 変性ポリオレフィン接着剤層又は変性ポリオレフィ
ン接着剤の粉体 5 カーボンブラックを含有する黒色ポリオレフィン層
又は黒色ポリオレフィンの粉体 6 着色顔料を含有する着色ポリオレフィン層又は着色
ポリオレフィンの粉体 7 イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー層又は
イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー 8 電子線架橋着色/黒色積層ポリオレフィンシート 9 搬送テーブル 10 搬送ロール 11 圧着ロール 12 補助ロール 13 圧着ロール 14 圧着ロール 15 圧着ロール 16 補助ロール 17 圧着ロール 18 圧着ロール 19 圧着ロール
用形鋼、鋼管杭、角鋼管杭、鋼管矢板などの鋼材 2 クロメート被膜又はクロメート処理剤 3 エポキシプライマ−被膜又はエポキシプライマー 4 変性ポリオレフィン接着剤層又は変性ポリオレフィ
ン接着剤の粉体 5 カーボンブラックを含有する黒色ポリオレフィン層
又は黒色ポリオレフィンの粉体 6 着色顔料を含有する着色ポリオレフィン層又は着色
ポリオレフィンの粉体 7 イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー層又は
イソシアネート硬化型フッ素樹脂プライマー 8 電子線架橋着色/黒色積層ポリオレフィンシート 9 搬送テーブル 10 搬送ロール 11 圧着ロール 12 補助ロール 13 圧着ロール 14 圧着ロール 15 圧着ロール 16 補助ロール 17 圧着ロール 18 圧着ロール 19 圧着ロール
Claims (1)
- 【請求項1】 下地処理を施した鋼材の表面に、変性ポ
リオレフィン接着剤層を介して、黒色ポリオレフィン
層、着色ポリオレフィン層とイソシアネート硬化型フッ
素樹脂プライマー層を順次積層したことを特徴とする着
色ポリオレフィン被覆鋼材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30064192A JPH06126890A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 着色ポリオレフィン被覆鋼材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30064192A JPH06126890A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 着色ポリオレフィン被覆鋼材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06126890A true JPH06126890A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17887315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30064192A Withdrawn JPH06126890A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 着色ポリオレフィン被覆鋼材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06126890A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021011052A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | 凸版印刷株式会社 | プリント鋼板 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP30064192A patent/JPH06126890A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021011052A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | 凸版印刷株式会社 | プリント鋼板 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |