JPH06126466A - 直流抵抗溶接システムの断線検出装置 - Google Patents

直流抵抗溶接システムの断線検出装置

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JPH06126466A
JPH06126466A JP28330192A JP28330192A JPH06126466A JP H06126466 A JPH06126466 A JP H06126466A JP 28330192 A JP28330192 A JP 28330192A JP 28330192 A JP28330192 A JP 28330192A JP H06126466 A JPH06126466 A JP H06126466A
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JP
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welding
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welding current
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JP28330192A
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Katsuhiro Suzuki
雄浩 鈴木
Fumitomo Takano
文朋 高野
Hitoshi Saito
仁 斉藤
Kenji Miyanaga
健二 宮永
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の溶接電流供給装置によって単一の溶接ガ
ン部に溶接電流を供給する直流抵抗溶接システムにおい
て、夫々の溶接電流供給装置の電流検出器に検出された
通電電流の異常の原因が溶接電流供給装置における溶接
トランスの1次側の断線によるものか否かを判定するこ
とが可能な直流抵抗溶接システムの断線検出装置を提供
する。 【構成】溶接コントローラ20の制御回路58はORゲ
ート52を介して第1比較回路40から出力される1次
側溶接電流I11と電流値設定器38に設定された設定値
M との比較結果と、第2比較回路42から出力される
1次側溶接電流I 12と前記設定値IM との比較結果とに
基づいて、1次側溶接電流I11およびI12をRAM80
に予め設定された設定値と比較して夫々の溶接電流供給
装置14、16の断線を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流抵抗溶接システムの
断線検出装置に関し、一層詳細には、単一の溶接ガン部
に複数の溶接トランスから順次溶接電流を供給する直流
抵抗溶接システムにおいて、前記夫々の溶接トランスの
1次側における断線を検出する直流抵抗溶接システムの
断線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々のワークを溶接するため
に、直流抵抗溶接装置が多用されているが、この直流抵
抗溶接装置において、溶接トランスの大電流化等の要求
から、コンバータ回路、インバータ回路および溶接トラ
ンス回路から構成される溶接電流供給装置を並列に複数
台配設し、これらの溶接電流供給装置から単一の溶接ガ
ンに対して溶接電流を順次通電する直流抵抗溶接システ
ムが用いられている。このシステムにおいて、前記夫々
の溶接電流供給装置には電流検出器が配設され、前記電
流検出器に検出された溶接トランスの1次側の電流が予
め設定された設定値以上となったとき、前記夫々の溶接
電流供給装置において通電電流の異常が発生したとし
て、直流抵抗溶接システムの動作を停止させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術における直流抵抗溶接システムでは、通電電流
の異常の原因が、溶接トランスの2次側ダイオード異常
であるか、若しくは溶接トランスの偏磁に起因するもの
か、または、溶接電流供給装置内で発生したケーブルの
断線により他の溶接電流供給装置に過大な電流が通電さ
れたものかを判定することができないという問題があ
る。
【0004】本発明はこのような従来の問題を解決する
ためになされたものであって、複数の溶接電流供給装置
によって単一の溶接ガン部に溶接電流を供給する直流抵
抗溶接システムにおいて、夫々の溶接電流供給装置の電
流検出器に検出された通電電流の異常の原因が溶接電流
供給装置における溶接トランスの1次側の断線によるも
のか否かを判定することが可能な直流抵抗溶接システム
の断線検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、交流を直流に変換するコンバータ回路
と、前記直流を高周波交流に変換するインバータ回路
と、前記高周波交流からワークに供給される溶接電流を
生成する溶接トランス回路とからなる複数の溶接電流供
給装置と、前記夫々の溶接電流供給装置から出力される
溶接電流によってワークを溶接する単一の溶接ガン部と
を備えた直流抵抗溶接システムであって、前記溶接電流
供給装置の夫々に配設され、前記溶接トランス回路の1
次側に通電される1次溶接電流を検出する1次電流検出
手段と、前記夫々の1次溶接電流の上限値を設定する設
定手段と、前記検出された夫々の1次溶接電流と前記設
定された上限値とを比較する比較手段と、前記比較手段
の比較結果に基づいて、前記検出された夫々の1次溶接
電流を予め設定された設定値と比較し、該比較結果に基
づいて、夫々の溶接トランス回路の1次側の断線を検出
する断線検出手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係る直流抵抗溶接システムの断線検出
装置では、コンバータ回路と、インバータ回路と、溶接
トランス回路とからなる溶接電流供給装置の夫々に配設
された1次電流検出手段によって、前記溶接トランス回
路の1次側に通電される1次溶接電流を検出し、該検出
された夫々の1次溶接電流と設定手段に設定された1次
溶接電流の上限値とを比較手段によって比較する。
【0007】次いで、断線検出手段が前記比較手段の比
較結果に基づいて、前記検出された夫々の1次溶接電流
を予め設定された設定値と比較し、該比較結果に基づい
て、夫々の溶接トランス回路の1次側の断線を検出す
る。
【0008】従って、比較手段の比較結果および予め設
定された設定値との比較結果に基づいて、夫々の溶接ト
ランス回路の1次側の断線を容易に検出することができ
る。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る直流抵抗溶接システムの
断線検出装置について好適な実施例を挙げ、添付の図面
を参照しながら以下詳細に説明する。
【0010】図1は本発明を実施する直流抵抗溶接シス
テム10の全体構成を示すブロック図である。直流抵抗
溶接システム10は三相交流電源12からワークWに通
電される溶接電流IW を生成する第1溶接電流供給装置
14および第2溶接電流供給装置16と、前記第1溶接
電流供給装置14および第2溶接電流供給装置16から
供給される溶接電流IW によってワークWの溶接を行う
溶接ガン部18と、前記第1溶接電流供給装置14およ
び第2溶接電流供給装置16に対して溶接電流IW を制
御するための信号を導出する溶接コントローラ20とを
備える。
【0011】第1溶接電流供給装置14は三相交流電源
12から出力される三相交流を全波整流する第1コンバ
ータ回路22と、前記全波整流された直流を高周波交流
に変換する第1インバータ回路24と、前記高周波交流
の1次側溶接電流I11から2次側溶接電流を誘起させる
とともに前記2次側溶接電流を整流する第1溶接トラン
ス回路26と、前記第1コンバータ回路22と前記第1
インバータ回路24との間に配設されて前記第1溶接ト
ランス回路26の1次側に通電される1次側溶接電流I
11を検出する第1電流検出器28とを備える。
【0012】同様に第2溶接電流供給装置16は第2コ
ンバータ回路30、第2インバータ回路32、第2溶接
トランス回路34、および第2溶接トランス回路34の
1次側に通電される1次側溶接電流I12を検出する第2
電流検出器35とを備える。
【0013】前記溶接ガン部18は前記第1溶接トラン
ス回路26および第2溶接トランス回路34から供給さ
れる溶接電流IW を検出する溶接電流検出器36を備え
る。
【0014】図2は溶接コントローラ20の構成を示す
ブロック図である。
【0015】溶接コントローラ20は第1電流検出器2
8から出力される第1溶接トランス回路26の1次側溶
接電流I11と電流値設定器38に設定された設定値IM
とを比較する第1比較回路40と、第2電流検出器35
から出力される第2溶接トランス回路34の1次側溶接
電流I12と電流値設定器38に設定された設定値IM
を比較する第2比較回路42と、第1電流検出器28か
ら出力される第1溶接トランス回路26の1次側溶接電
流I11をホールドする第1ホールド回路44と、この第
1ホールド回路44にホールドされた前記1次側溶接電
流I11をデジタル値に変換する第1アナログ/デジタル
(以下、A/Dという)変換回路46と、第2電流検出
器35から出力される第2溶接トランス回路34の1次
側溶接電流I12をホールドする第2ホールド回路48
と、この第2ホールド回路48にホールドされた前記1
次側溶接電流I12をデジタル値に変換する第2A/D変
換回路50と、前記第1比較回路40の出力および第2
比較回路42の出力の論理積演算を行うORゲート52
とを備える。
【0016】溶接コントローラ20は溶接電流検出器3
6の出力をデジタル値に変換する第3A/D変換回路5
6と、第1A/D変換回路46、第2A/D変換回路5
0、第3A/D変換回路56およびORゲート52の出
力端子が接続される制御回路58とを備える。前記OR
ゲート52の出力端子は前記第1ホールド回路44およ
び前記第2ホールド回路48の制御端子に接続される。
【0017】さらに、溶接コントローラ20は制御回路
58の出力端子に接続されるデジタル/アナログ(以
下、D/Aという)変換回路60と、このD/A変換回
路60から出力されるアナログ電圧と三角波発生回路6
4から入力される三角波とを比較する比較回路66と、
この比較回路66の出力と前記制御回路58から出力さ
れる信号との論理和演算を行うANDゲート68と、A
NDゲート68から出力されるパルスが入力されるパル
ス制御回路70とを備える。
【0018】前記パルス制御回路70は前記ANDゲー
ト68から出力されるパルス信号をドライブ回路72、
73、74および75に分配し、ドライブ回路72〜7
5は第1インバータ回路24および第2インバータ回路
32を構成する図示しないトランジスタのベースを付勢
する。
【0019】前記制御回路58は中央処理装置(以下、
CPUという)76と、予備通電制御、本通電遅延制
御、スローアップ制御、本通電制御並びに擬似溶接中止
制御等を行うためのプログラムを格納するROM78
と、前記CPU76が演算結果を一時的に記憶するとと
もに予め設定された目標溶接電流IT 等を記憶するRA
M80と、図示しないキーボード、CRT、電磁切替弁
およびロボットコントローラのインタフェース(以下、
I/Fという)回路82とを備える。
【0020】上記のように構成される直流抵抗溶接シス
テム10において、ROM78に記憶されたプログラム
に従って溶接電流IW が通電される作用について、図1
および図2を参照しながら説明する。
【0021】RAM80からCPU76に読み出された
目標溶接電流IT に対し溶接電流I W が等しくなるよう
に制御された出力がD/A変換回路60でアナログ値に
変換されて比較回路66に対して出力される。
【0022】比較回路66は前記D/A変換回路60の
出力と、三角波発生回路64で生成される三角波とを比
較し、前記D/A変換回路60の出力が前記三角波より
大となる時間だけ、「H」となるパルスを出力する。す
なわち、比較回路66はD/A変換回路60から出力さ
れるアナログ電圧に比例した幅のパルスを生成するパル
ス幅変調(PWM)回路を構成する。
【0023】前記比較回路66によって生成されたパル
スはパルス制御回路70によってドライブ回路72〜7
5に振り分けられ、ドライブ回路72〜75は前記振り
分けられたパルスによって第1溶接電流供給装置14の
第1インバータ回路24、および第2溶接電流供給装置
16の第2インバータ回路32を構成する図示しないト
ランジスタを付勢する。
【0024】前記付勢された夫々のトランジスタによっ
て第1コンバータ回路22および第2コンバータ回路3
0から出力される直流がスイッチングされ、高周波の1
次側溶接電流I11およびI12が生成される。この1次側
溶接電流I11およびI12によって第1溶接トランス回路
26および第2溶接トランス回路34の2次コイルに起
電力が誘起され、溶接ガン部18に挟持されるワークW
に溶接電流IW が通電される。
【0025】このとき、溶接コントローラ20の制御回
路58は、ワークWに通電される前記溶接電流IW を溶
接電流検出器36および第3A/D変換回路56を介し
て読み取り、この溶接電流IW をフィードバックデータ
として、溶接電流IW を目標溶接電流IT と一致させる
ための制御を行う。
【0026】このように作用する直流抵抗溶接システム
10において、第1電流検出器28および第2電流検出
器35によって検出された前記1次側溶接電流I11およ
びI 12が、予め設定された設定値IM を越えた場合に、
この原因が溶接ガン部18で発生したトラブルによるも
のか、または第1溶接トランス回路26若しくは第2溶
接トランス回路34の1次側の断線によるものかを判定
する作用について、図1〜図4を参照しながら説明す
る。
【0027】オペレータによって1次側溶接電流I11
よびI12の過電流レベルの設定値I M が電流値設定器3
8に設定され(ステップS1)、前述のように溶接電流
Wの通電が開始されると(ステップS2)、第1電流
検出器28に検出された1次側溶接電流I11は第1ホー
ルド回路44に入力されるとともに、第1比較回路40
に入力される。1次側溶接電流I11は前記第1比較回路
40で電流値設定器38に設定された設定値IM と比較
され(ステップS3)、1次側溶接電流I11が設定値I
M 以上か否かが判定される(ステップS4)。
【0028】同様に、第2電流検出器35に検出された
1次側溶接電流I12は第2ホールド回路48に入力され
るとともに、第2比較回路42に入力され、この第2比
較回路42によって電流値設定器38に設定された設定
値IM と比較され、1次側溶接電流I12が設定値IM
上か否かが判定される。
【0029】前記ステップS4における判定の結果、1
次側溶接電流I11およびI12がいずれも設定値IM 以下
であるとき、通電が終了したか否かを判定し(ステップ
S5)、通電が終了した場合は電流異常の検出を終了
し、通電が終了していない場合はステップS3の「1次
側電流と設定値との比較」が実行される。
【0030】一方、前記ステップS4において、1次側
溶接電流I11またはI12が設定値I M 以上であった場合
は(図4参照)、第1比較回路40または第2比較
回路42からORゲート52に対して1次側溶接電流I
11またはI12が設定値IM 以上であることを示す電流異
常検出信号が出力される(図4参照)。
【0031】ORゲート52は前記電流異常検出信号を
制御回路58のCPU76に出力するとともに、第1ホ
ールド回路44および第2ホールド回路48の制御端子
に出力する。第1ホールド回路44は前記電流異常検出
信号によって、第1電流検出器28から出力された1次
側溶接電流I11の値をホールドし、第2ホールド回路4
8は第2電流検出器35から出力された1次側溶接電流
12の値をホールドする(ステップS6)。
【0032】CPU76は前記電流異常検出信号を読み
取ると、溶接電流IW の制御を中止するための信号をA
NDゲード68に対して出力し(ステップS7)、且
つ、第1ホールド回路44にホールドされた1次側溶接
電流I11の値を第1A/D変換回路46を介して読み取
るとともに、第2ホールド回路48にホールドされた1
次側溶接電流I12を第2A/D変換回路50を介して読
み取る(ステップS8)。
【0033】次いで、CPU76は読み取った1次側溶
接電流I11の値が予めRAM80に設定された設定値
「0」か否かを判定し(ステップS9)、「0」であれ
ば(図4参照)、第1溶接電流供給装置14における
第1溶接トランス回路26の1次側のケーブルが断線し
たと判定し(ステップS10)、I/F回路82を介し
て図示しないCRTに断線したことを表示する。
【0034】前記ステップS9における判定結果が
「0」ではないとき、CPU76は読み取った1次側溶
接電流I12の値が予めRAM80に設定された設定値
「0」か否かを判定し(ステップS11)、1次側溶接
電流I12の値が「0」であれば(図4参照)、第2溶
接電流供給装置16における第2溶接トランス回路34
の1次側のケーブルが断線したと判定し(ステップS1
2)、I/F回路82を介して図示しないCRTに断線
したことを表示する。
【0035】この場合、CPU76は溶接電流検出器3
6から読み取ったフィードバックデータに基づいて、R
AM80に設定された目標溶接電流IT に、制御量であ
る溶接電流IW を一致させるべく、操作量である1次側
溶接電流I11およびI12を制御しているが、例えば、第
1溶接電流供給装置14において断線が発生すると、第
1溶接電流供給装置14による溶接電流IW の供給が停
止するため、溶接電流IW が不足する。そこで、CPU
76は、さらに操作量を増加させるための制御を行う。
このため、第2溶接電流供給装置16における1次側溶
接電流I12が電流値設定器38に設定される設定値IM
を越え、電流異常が検出されることとなる。
【0036】このとき、第1溶接電流供給装置14では
断線が発生したため、1次側溶接電流I11の通電が停止
し、第1ホールド回路44にホールドされた電流値は
「0」となる。
【0037】このように、電流異常が検出されたとき、
ホールドされた1次側溶接電流I11またはI12が「0」
であれば、「0」である第1溶接電流供給装置14また
は第2溶接電流供給装置16において断線が発生した
と、判定することができる。
【0038】一方、ステップS11において、1次側溶
接電流I12が「0」ではないとき(図4参照)、す
なわち、1次側溶接電流I11およびI12が設定値IM
上、若しくは、一方が設定値IM 以上であって、他方が
「0」以上となった場合は、第1溶接電流供給装置14
および第2溶接電流供給装置16で断線が発生したもの
ではなく、溶接ガン部18に配設される2次側ダイオー
ドの異常等によって発生した電流異常と判定して(ステ
ップS13)、I/F回路82を介して図示しないCR
Tに前記電流異常の原因を表示する。
【0039】以上説明したように、本実施例によれば、
第1溶接電流供給装置14および第2溶接電流供給装置
16によって単一の溶接ガン部18に溶接電流IW を供
給中に、第1比較回路40および第2比較回路42を介
して電流異常が検出されると、CPU76は第1電流検
出器28に検出された1次側溶接電流I11を第1ホール
ド回路44にホールドさせるとともに、第2電流検出器
35に検出された1次側溶接電流I12を第2ホールド回
路48にホールドさせ、これらの値を第1A/D変換回
路46および第2A/D変換回路50を介して読み取
る。
【0040】前記読み取った値のいずれか一方が予めR
AM80に記憶された設定値「0」であるとき、CPU
76は発生した電流異常の原因が第1溶接電流供給装置
14または第2溶接電流供給装置16の断線によるもの
と判定し、「0」ではないとき、溶接ガン部18に配設
された2次側ダイオードの異常等による電流異常と判定
する。
【0041】従って、オペレータは第1溶接電流供給装
置14または第2溶接電流供給装置16のいずれか一方
で電流異常が検出された場合、この電流異常の原因が第
1溶接電流供給装置14または第2溶接電流供給装置1
6における断線によるものか、若しくは溶接ガン部18
の異常によるものかをCRTから読み取ることが可能と
なる。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る直流抵抗溶接システムの断
線検出装置では、比較手段の比較結果および予め設定さ
れた設定値との比較結果に基づいて、夫々の溶接トラン
ス回路の1次側の断線を容易に検出することができるた
め、1次側溶接電流の異常が発生した場合に、この電流
異常の原因を容易、且つ迅速に判別することができ、保
全作業の効率化を遂行することが可能となるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断線検出装置を実施する直流抵抗
溶接システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施例の制御回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示す実施例において、検出された電流異
常の原因を判定する動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す実施例において、検出された1次側
溶接電流の夫々の状態を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
10…直流抵抗溶接システム 14…第1溶接電流供給装置 16…第2溶接電流供給装置 18…溶接ガン部 20…溶接コントローラ 28…第1電流検出器 35…第2電流検出器 36…溶接電流検出器 38…電流値設定器 40…第1比較回路 42…第2比較回路 44…第1ホールド回路 46…第1A/D変換回路 48…第2ホールド回路 50…第2A/D変換回路 52…ORゲート 58…制御回路 76…CPU 78…ROM 80…RAM 82…I/F回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮永 健二 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流を直流に変換するコンバータ回路と、
    前記直流を高周波交流に変換するインバータ回路と、前
    記高周波交流からワークに供給される溶接電流を生成す
    る溶接トランス回路とからなる複数の溶接電流供給装置
    と、前記夫々の溶接電流供給装置から出力される溶接電
    流によってワークを溶接する単一の溶接ガン部とを備え
    た直流抵抗溶接システムであって、 前記溶接電流供給装置の夫々に配設され、前記溶接トラ
    ンス回路の1次側に通電される1次溶接電流を検出する
    1次電流検出手段と、 前記夫々の1次溶接電流の上限値を設定する設定手段
    と、 前記検出された夫々の1次溶接電流と前記設定された上
    限値とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記検出された夫
    々の1次溶接電流を予め設定された設定値と比較し、該
    比較結果に基づいて、夫々の溶接トランス回路の1次側
    の断線を検出する断線検出手段と、 を備えることを特徴とする直流抵抗溶接システムの断線
    検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019081178A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 株式会社向洋技研 溶接システム及び溶接システムにおける溶接電流通流経路上の異常検出方法

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JP2019081178A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 株式会社向洋技研 溶接システム及び溶接システムにおける溶接電流通流経路上の異常検出方法

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