JPH06126217A - シャワーヘッド - Google Patents

シャワーヘッド

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Publication number
JPH06126217A
JPH06126217A JP27858592A JP27858592A JPH06126217A JP H06126217 A JPH06126217 A JP H06126217A JP 27858592 A JP27858592 A JP 27858592A JP 27858592 A JP27858592 A JP 27858592A JP H06126217 A JPH06126217 A JP H06126217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
nozzle cap
perforated plate
shower head
soluble solid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27858592A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusako Hayashi
房子 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Senju Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Senju Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Senju Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Senju Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP27858592A priority Critical patent/JPH06126217A/ja
Publication of JPH06126217A publication Critical patent/JPH06126217A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】製剤の溶出速度の変化が緩やかで、溶解終了近
くまで薬剤の効果を発揮させることができ、製剤の溶解
に伴う湯水の噴出量の変動を抑制することのできるシャ
ワーヘッドを提供する。 【構成】多数の噴出孔22を有する多孔板21を備え、
この多孔板21の背面側が製剤装填部23となされたノ
ズルキャップ2と、ホースが接続される接続部31及び
ノズルキャップ2が装着される装着部32を備えたヘッ
ド本体3と、ノズルキャップ2の製剤装填部23内に装
填可能に成形されるとともに、多孔板21の総て又は一
部の噴出孔22と一致するように多数の通水孔41が形
成され、ホースからヘッド本体3内に供給される水によ
って漸次溶解するように調製された水溶性固形製剤4と
を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴用のシャワーヘッドに
係り、特に、例えば芳香剤、保温剤、抗菌剤、抗炎症
剤、保湿剤、アレルギー剤等の各種薬剤を溶出させた湯
水を放出することのできるシャワーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬剤を含む各種水溶性固形製剤を
シャワーヘッドの内部に装填しておきシャワーヘッド内
に湯水を通すことにより製剤を溶解させ、薬剤を含んだ
湯水を放出させ得るようにしたシャワーヘッドが種々提
案されている(例えば、特開平3−8459号公報、特
公平3−61503号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシャワーヘッドにあっては、製剤がタブレット状や
棒状に形成され、湯水とはその表面でしか接触せず、表
面から徐々に溶解するものであるから、製剤の溶解が進
みその表面積が次第に小さくなるにつれて湯水中に溶出
する薬剤の濃度が急速に低下し、溶解開始当初と終了時
点とでは極端に濃度が異なるといった不都合があった。
このため、薬剤の効果を充分に発揮させることができな
いといった問題があった。
【0004】また、製剤がシャワーヘッド内において流
体抵抗となり、それが製剤の体積の減少により大きく変
動するため、湯水の噴出量及び圧力が一定とはならず、
製剤の溶解が進行するにしたがって増加するといった不
都合があった。このため、長時間使用する場合には、途
中で湯水の噴出量を調節し直す必要があり、取扱の点で
も問題があった。
【0005】本発明は上記のような事情に鑑み創案され
たものであり、製剤の溶出速度の変化が従来のものに比
べて遙かに緩やかで、溶解終了近くまで薬剤の効果を発
揮させることができるとともに、製剤の溶解に伴う湯水
の噴出量の変動を抑制することのできるシャワーヘッド
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシャワーヘ
ッドは、多数の噴出孔を有する多孔板を備え、この多孔
板の背面側が製剤装填部となされたノズルキャップと、
ホースが接続される接続部及び前記ノズルキャップが装
着される装着部を備えたヘッド本体と、前記ノズルキャ
ップの製剤装填部内に装填可能に成形されるとともに、
前記多孔板の総て又は一部の噴出孔と一致するように多
数の通水孔が形成され、前記ホースからヘッド本体内に
供給される水によって漸次溶解するように調製された水
溶性固形製剤とを備えてなるものである。
【0007】
【作用】水溶性固形製剤はノズルキャップの多孔板にお
ける噴出孔の総て又は一部と一致するように多数の通水
孔が形成されているから、製剤の湯水との接触面積は溶
解開始時から相当期間にわたって略一定の範囲にあり、
製剤から湯水への溶出量が略均一になる。
【0008】また、製剤の通水孔とノズルキャップの噴
出孔とが一致しているから、製剤が流体抵抗とならな
い。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0010】図1は本発明に係るシャワーヘッドの分解
斜視図、図2は組立完了後の断面図である。このシャワ
ーヘッド1は、ノズルキャップ2と、ヘッド本体3と、
水溶性固形製剤4とを備えてなるものである。
【0011】ノズルキャップ2は、多数の噴出孔22を
有する多孔板21を備え、この多孔板21の背面側が製
剤装填部23となされたものである。このノズルキャッ
プ2の開口部側にはその内周縁部に雌ねじ24が形成さ
れている。また製剤装填部23の適所には水溶性固形製
剤4を位置決めするための凸部25が形成されている。
なお、多孔板21の噴出孔22の大きさや開設密度等は
任意である。また多孔板21は平板状であってもあるい
は外方に膨出する湾曲面状とされていてもよい。
【0012】ヘッド本体3は、全体形状が略鎌首状に形
成されたものである。このヘッド本体3の基端部側は、
給湯設備から延びるホースの先端が接続される接続部3
1とされ、開口端側は、前記ノズルキャップ2が装着さ
れる装着部32とされており、装着部32にはその外周
面にノズルキャップ2の前記雌ねじ24と螺合する雄ね
じ33が形成されている。接続部31は、ホースにワン
タッチで接続することができるようにしておくことが望
ましいが、そのための手段には従来周知のものを利用す
ればよい。また、装着部32の内方にはネット34が張
設されている。このネット34は、水溶性固形製剤4の
溶解が進んで小片に砕けた場合に、その小片がホース内
に落下するのを防止するためのものである。なお、この
ネット34は、接続部31の内方に設けてもよく、ある
いはヘッド本体3に設ける代わりにノズルキャップ2側
に設けてもよい。またこのネット34の張設は任意であ
り、いずれの部材2,3にも設けなくてもよい。
【0013】水溶性固形製剤4は、前記ノズルキャップ
2の製剤装填部23内に装填可能に成形されるととも
に、多孔板21の総ての噴出孔22と一致するように多
数の通水孔41が形成され、この通水孔41を通過する
湯水によって漸次溶解するように調製されたものであ
る。このように通水孔41が噴出孔22と一致するよう
に形成されているから、水溶性固形製剤4が流体抵抗と
ならず、湯水の円滑な噴出が確保される。それと同時
に、水溶性固形製剤4と湯水とが均一に接触することに
なるので、最後まで水溶性固形製剤4からほぼ均一な濃
度の成分を溶出させることができる。
【0014】また、この水溶性固形製剤4には、前記製
剤装填部23内の凸部25と対応する位置に凹部42が
形成されており、この凹部42を前記凸部25に嵌め合
わせることによって、通水孔41が前記多孔板21の噴
出孔22と一致するように図られている。なお、この位
置決め手段は本例に限定されるものではなく、他の適宜
の手段を採ってもよい。また、通水孔41は、本例の場
合、噴出孔22の総てと一致するよう、つまり噴出孔2
2と同数形成されているが、これに限定されるものでは
なく、噴出孔22の一部と一致するように部分的に形成
されていてもよい。通水孔41の径は、通常噴出孔22
の径と同一とされるが、それより大きくても小さくても
よい。上記のように成形される水溶性固形製剤4は、例
えば芳香剤、保温剤、抗菌剤、抗炎症剤、保湿剤、アレ
ルギー剤等の各種薬剤成分を含むものであり、通常、出
荷時点でノズルキャップ2の製剤装填部23に装填され
る。
【0015】上記のようになるシャワーヘッド1の販売
形態としては、例えば、組立られた状態のシャワーヘッ
ド1と、水溶性固形製剤4が予め装填された複数個のノ
ズルキャップ2とを1つのブリスター容器で包装すると
よい。この場合、水溶性固形製剤4は総てが同じ種類の
ものであっても、あるいは異なる種類のものであっても
よい。また、水溶性固形製剤4を予め装填したノズルキ
ャップ2だけを1個又は複数個一つの容器に包装し、補
充用として販売することも考えられる。このような各種
包装形態により販売すれば、使用者はノズルキャップ2
を取り替えるだけの簡単な操作で、固形製剤4の更新又
は異種の固形製剤4への交換を行うことができ、使い勝
手がよい。勿論、水溶性固形製剤4だけを販売してもよ
い。
【0016】なお、上記シャワーヘッド1の形状は図示
例のものに限定されるものではなく、またノズルキャッ
プ2とヘッド本体3とは螺合手段以外の手段で相互に連
結されるものであってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシャワー
ヘッドは、水溶性固形製剤に多数の通水孔がノズルキャ
ップの多孔板における噴出孔の総て又は一部と一致する
ように形成されているから、製剤の湯水との接触面積は
溶解開始時から相当期間にわたって略一定の範囲にあ
り、水溶性固形製剤から湯水への溶出量が略均一にな
る。したがって、水溶性固形製剤の溶出速度の変化が従
来のものに比べて遙かに緩やかで、溶解終了近くまで水
溶性固形製剤の効果を発揮させることができる。
【0018】また、水溶性固形製剤の通水孔とノズルキ
ャップの噴出孔とが一致しているから、製剤が流体抵抗
とならず、製剤の溶解に伴う湯水の噴出量の変動を抑制
することができる。したがって、快適に湯浴みすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャワーヘッドの一実施例を示す分解
斜視図である。
【図2】本発明のシャワーヘッドの一実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 シャワーヘッド 2 ノズルキャップ 3 ヘッド本体 4 水溶性固形製剤 21 多孔板 22 噴出孔 23 製剤装填部 31 接続部 32 装着部 41 通水孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の噴出孔を有する多孔板を備え、こ
    の多孔板の背面側が製剤装填部となされたノズルキャッ
    プと、 ホースが接続される接続部及び前記ノズルキャップが装
    着される装着部を備えたヘッド本体と、 前記ノズルキャップの製剤装填部内に装填可能に成形さ
    れるとともに、前記多孔板の総て又は一部の噴出孔と一
    致するように多数の通水孔が形成され、前記ホースから
    ヘッド本体内に供給される水によって漸次溶解するよう
    に調製された水溶性固形製剤とを備えてなることを特徴
    とするシャワーヘッド。
JP27858592A 1992-10-16 1992-10-16 シャワーヘッド Withdrawn JPH06126217A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0967216A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Tomey Technol Corp 抗菌性組成物及びその製造方法、微生物侵入防止機能付き液体供給装置、微生物侵入防止機能付き液体供給具
WO2018181466A1 (ja) * 2017-03-28 2018-10-04 コスメディ製薬株式会社 水溶性シート状製剤のアプリケータ

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Date Code Title Description
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