JP2001278318A - 掃除具付入歯洗浄剤容器 - Google Patents
掃除具付入歯洗浄剤容器Info
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Abstract
歯洗浄剤容器を提供することを目的とする。 【解決手段】入歯洗浄剤排出口101を有する首部102及び
入歯洗浄剤を収納する胴部103を備える容器本体100と、
前記首部102に螺合する雌ねじ201を有する調節キャップ
200と、前記調節キャップの先端に配置される掃除具300
と、前記容器本体の胴部103から掃除具300に供給される
入歯洗浄剤の流量を調節する流量調節手段とを備える掃
除具付入歯洗浄剤容器1。
Description
し、塗布するための容器に関する。
スト状或いは粉末状の歯磨剤を入歯の表面に塗布し、歯
ブラシ等の小型のブラシで入歯の表面を擦って洗浄を行
っていた。或いは、洗浄液に入歯を浸漬させ、入歯に付
着した汚れを溶解させることにより入歯の洗浄を行って
いた。
ては、歯磨剤を入歯に塗布する作業と、ブラシで洗浄を
行う作業を同時に行うことができないため、手間を要す
るものであった。又、洗浄液に浸漬させ入歯の表面の汚
れを溶解させる方法においては、溶解時間が長いため洗
浄に時間がかかり、また付着物について充分な洗浄効果
を得ることができるものではなかった。
利用する高齢者の人口が増加し、入歯を簡単な操作で確
実に洗浄することへの必要性が高まりつつある。
術の問題点を解決するべく、入歯を簡単な操作で確実に
洗浄する掃除具付入歯洗浄剤容器を提供することを目的
とする。
入歯洗浄剤排出口を有する首部及び入歯洗浄剤を収納す
る胴部を備える容器本体と、前記首部に螺合する雌ねじ
を有する調節キャップと、前記調節キャップの先端に配
置される掃除具と、前記容器本体の胴部から掃除具に供
給される入歯洗浄剤の流量を調節する流量調節手段とを
備え、前記流量調節手段は、前記容器本体の首部の径方
向における中心部に位置する通孔を残して前記入歯洗浄
剤排出口を閉じる仕切り部と、前記調節キャップの雌ね
じの径方向における中心部に位置する突部とを備え、前
記突部は、調節キャップ螺合時に調節キャップに伴って
軸線方向へ進退動し、前記突部と前記通孔との開度調節
を行うことにより、前記容器本体の胴部から掃除具に供
給される入歯洗浄剤の流量を調節することを特徴とする
掃除具付入歯洗浄剤容器により達成される。
キャップの螺合部下縁からさらに下方へ延びる垂下片を
更に備え、前記通孔の開度調節に必要な調節キャップの
回動範囲に対応して設けられた係合部と、該係合部に係
止する係合片とが、相互に係合して調節キャップの回動
のストッパをなすように、前記垂下片及び前記容器本体
の首部の各一方に設けられている。
に設けられた調節キャップの周方向に延びる係合溝であ
り、前記係合片は前記係合溝に係止し、容器本体の首部
に設けられる突起であり、前記係合溝は、前記突部と前
記通孔との開度調節に必要な調節キャップの回動幅に相
当する長さを有し、調節キャップ回動時に、前記突起が
乗り越えてクリック感を与えるように、該係合溝の両端
部付近の一部が傾斜をもって浅くされている。
る図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る掃除
具付入歯洗浄剤容器の一実施形態を分解した状態で示す
斜視図であり、図2は図1の掃除具付入歯洗浄剤容器を
組み立てた状態で示す断面図であり、図3は図2のX部
分の断面図である。尚、全図を通して実質的に同一の構
成要素には同一の符号を付した。
掃除具付入歯洗浄剤容器1は、入歯洗浄剤排出口101を有
する首部102及び入歯洗浄剤Lを収納する胴部103を備え
る容器本体100と、前記首部102に螺合する雌ねじ201を
有する調節キャップ200と、前記調節キャップの先端に
配置される掃除具300と、前記容器本体の胴部103から掃
除具300に供給される入歯洗浄剤の流量を調節する流量
調節手段とを備える。
する首部102、及び入歯洗浄剤Lを収納する胴部103を有
する。容器本体は、好ましくは、掃除具300による磨き
操作時の把持部となり得る剛性を有し、且つ手で入歯洗
浄剤を押し出せる変形性を有するように、ポリ塩化ビニ
ル等の可撓性材料で形成されることが好ましい。
方向における中心部に位置する通孔401を残して入歯洗
浄剤排出口101を閉じる仕切り部400が備えられる。
おける中心部に位置し、容器本体100の内部と容器本体
の外部を貫通するように設けられる。更に、通孔は、出
口側の縁部401a(図3参照)がテーパ状とされているこ
とが好ましい。
螺合する雌ねじ部を有する円筒状のものとされ、ポリ塩
化ビニル等の可撓性材料で形成されることが好ましい。
また、調節キャップ200の外周面には、掃除具を保護す
る外蓋Cを嵌着するための環状に形成された凹所202が
設けられている(図1参照)。更に、調節キャップの天
面には、入歯洗浄剤を掃除具300に供給するための貫通
穴204が設けられる(図3参照)。
プの天面との間に間隙を形成するようにして内栓500が
嵌入されている(図3参照)。内栓500には、入歯洗浄
剤を通過させるための貫通穴501が形成されている。
じ201の径方向における中心部に位置する突部203を備え
ている。突部203は、調節キャップ200の螺合時に調節キ
ャップ200に伴って軸線方向へ進退動し、前記突部203と
前記通孔401との開度調節を行うことにより、前記容器
本体の胴部103から掃除具300に供給される入歯洗浄剤の
流量を調節する。好ましくは突部は円錐状であるが、半
球状のもの、先端が平らとされているものでもよい。
栓500に形成されている。しかし、本願発明にかかる掃
除具付入歯洗浄剤容器の他の実施形態においては、内栓
を省略することも可能である。内栓を省略した実施形態
においては、調節キャップの天面の中心に突部が形成さ
れる(図示せず)。
節手段が形成されている。以下、流量調節手段につい
て、図3を参照しつつ更に詳細に説明する。
は、突部203の最大径が通孔401の最大径より大きなもの
とされる。通孔401と突部203の径の関係を前述のように
することにより、突部203が、調節キャップ200の螺合状
態での回動に伴って、通孔401に向かって前進動して、
通孔401に当接し、容器胴部からの入歯洗浄剤の供給を
遮断することが可能となる。
°以上且つ180°未満とされることが好ましい。且つ、
突部の先端部の角度R1に伴って、通孔401の縁部401a
のテーパ部の傾斜角R2は、突部203の先端部の角度R
1と等しい角度とされることが好ましい。突部の先端部
の角度と、通孔の縁部のテーパ部の角度を等しい角度と
することにより、突部203と通孔401とを面接触にて当接
させることができ、より確実に入歯洗浄剤の供給を遮断
することができる。
°以上とすることにより、所望の突部203と通孔401との
間隙の開度調節を、突部203の軸線方向への短い距離の
進退動で行うことができる。このことにより、所望の入
歯洗浄剤の流量を比較的少ない調節キャップ200の回転
量で得ることができる。また、角度R1が約120°を超
えると、調節キャップ200の回転量に対する通孔と突部
との開度変化が急激になり、僅かな回転で入歯洗浄剤の
流出量が過大に変化してしまうので好ましくない。この
観点から、調節キャップの回転量と通孔の開度調節のバ
ランスを良好にするために、角度R1を約60°以上約90
°以下とすることが望ましい。
本実施形態においては、流量調節手段を通過して塗布さ
れる入歯洗浄剤が、一旦調節キャップの雌ねじ底面と内
栓500との間の間隙502内に流入する。この間隙502内へ
の入歯洗浄剤の流入動作により、使用者の容器本体100
を握る力の加減による入歯洗浄剤の塗布量の変化を緩衝
することができる。
00の先端に配置されている。掃除具300は、ナイロン繊
維等の繊維を調節キャップ200の先端部分にブラシ状に
植毛されたものとされている。調節キャップ200の天面
には、繊維の束を受け入れるための多数の有底の孔205
が形成されている(図3参照)。或いは、掃除具300
は、スポンジ等の、入歯洗浄剤を含浸させ得る軟質多孔
性部材で形成されることも可能である。
うに傾斜部301を形成することにより、入歯の歯間に入
りこむことが可能となり、入歯を隅々まで効率的に洗浄
することが可能となる。
る。図4は本発明に係る掃除具付入歯洗浄剤容器の別の
実施形態の斜視図である。
調節キャップ200の下縁からさらに下方へ延びる垂下片6
00を更に備える。更に、通孔401の開度調節に必要な調
節キャップ200の回動範囲に対応して設けられた係合部7
01と、該係合部701に係止する係合片702とが、相互に係
合して調節キャップ200の回動のストッパをなすよう
に、垂下片600及び容器本体の首部102の各一方に設けら
れている。
5は、図4の掃除具付入歯洗浄剤容器を組み立てた状態
でのY−Y’線における断面図である。図5において
は、2つの係合部701a,701bが調節キャップの回動範囲
に対応して垂下片に設けられ、係合部に係止する係合片
702が容器本体の首部102に設けられている。尚、図5に
おいて、矢印Aの方向は、容器本体に対し螺合した調節
キャップを締める方向とし、矢印Bの方向は、容器本体
に対し調節キャップを弛める方向とする。
遮断される状態(即ち、流量調節手段の突部と通孔が当
接する状態)において、容器本体の首部の係合片702に
当接する。また、もう一方の係合部701bは、所望の入歯
洗浄剤の供給量を得ることができる状態(即ち、突部と
通孔との間の開度が充分に確保されている状態)におい
て、容器本体の首部の係合片に当接する。
プ200の回動範囲に対応して設けられ、係合片702を係止
することにより、最大の入歯洗浄剤の供給量を得ること
ができる位置(以下、「開放位置」と称する)において
調節キャップ200の螺合を停止させるとともに、入歯洗
浄剤の供給を遮断することができる位置(以下、「閉鎖
位置」と称する)において調節キャップ200の螺合を停
止させることを可能とする。
せることにより、通孔と突部の適切な開度を維持するこ
とができる。これにより、入歯洗浄剤の流量が過大とな
るのを防止することができる。また、閉鎖位置において
キャップの螺合を停止させることにより、突部が通孔を
適切な押圧力で閉じた状態を維持することができる。こ
れにより、入歯洗浄剤の供給の遮断を確実にすることが
できるとともに、過度の押圧力で突部が通孔に嵌着して
して抜けなくなるということや、突部の先端が押し潰さ
れて変形してしまうことを未然に防ぐことができる。
6に示す例においては、係合部が前記垂下片に設けられ
た調節キャップの周方向に延びる係合溝701であり、係
合片は係合溝701に係止し、容器本体の首部に設けられ
る突起702であり、係合溝701は、前記突部と前記通孔と
の開度調節に必要な調節キャップの回動幅に相当する長
さを有するものとされ、更に、係合溝701の両端部付近
の一部が傾斜をもって浅くされている。
することにより、調節キャップを回転する際、調節キャ
ップの開放位置或いは閉鎖位置付近において、突起702
が傾斜701cを乗り越えてクリック感を使用者に与えるこ
とができる。このクリック感により、使用者は、調節キ
ャップ200がもうすぐ開放位置或いは閉鎖位置に至ろう
としていることを知ることができ、調節キャップ200の
開け過ぎ及び締め過ぎを未然に防ぐための注意喚起につ
ながる。
器の使用方法について説明する。 (ステップ1)通常は、容器本体100に入歯洗浄剤が充
填された状態で、掃除具付入歯洗浄剤容器1が販売され
る。この掃除具付入歯洗浄剤容器1を手に持って、調節
キャップ200と容器本体との首部102の螺合を弛める方向
に調節キャップ200を回動させる。この調節キャップ200
の回動により、突部203と通孔401との開度調節が行われ
る。 (ステップ2)容器本体の胴部103を把持する。容器本
体100は、前述のように可撓性材料で形成されているの
で、使用者の把持力により変形し、容器本体内部が加圧
される。この加圧により、入歯洗浄剤は、容器本体の胴
部103から、突部203と通孔401との間を経由し、調節キ
ャップ200の天面の貫通穴204を通過して、掃除具300に
供給される。 (ステップ3)入歯を掃除具300により磨く。掃除具に
はステップ1〜ステップ3により、入歯洗浄剤が供給さ
れているので、磨き作業と同時に、入歯に入歯洗浄剤を
塗布することができ、簡単かつ確実に入歯の洗浄を行う
ことができる。また、洗浄途中において入歯洗浄剤の量
が不足しているときは、再び容器本体の胴部103の把持
力を強めることにより、掃除具に入歯洗浄剤が供給され
る。 (ステップ4)容器本体内の入歯洗浄剤がなくなったと
きは、補充用の洗浄剤容器から容器本体に入歯洗浄剤を
注入する。入歯洗浄剤の注入にあたっては、仕切り部40
0の通孔401より入歯洗浄剤を注入することも可能であ
る。或いは仕切り部400を除去し、容器本体の首部102の
入歯洗浄剤排出口から入歯洗浄剤を注入することも可能
である。 上記ステップ1〜ステップ4により、本発明に係る掃除
具付入歯洗浄剤容器を用いて、入歯の洗浄を行うことが
できる。
い状態においては、調節キャップ200を閉鎖位置まで回
動すると共に、外蓋Cを調節キャップ200に嵌着してお
く。これにより、入歯洗浄剤の供給の遮断を確実にする
ことができるとともに、外蓋により掃除具を保護するこ
とができる。
器は、突部が、調節キャップ螺合時に調節キャップに伴
って軸線方向へ進退動し、前記突部と前記通孔との開度
調節を行うことにより、前記容器本体の胴部から掃除具
に供給される入歯洗浄剤の流量を調節することにより、
入歯を簡単な操作で確実に洗浄することを可能とする。
プの回動範囲に対応して設けられた係合部と、該係合部
に係止する係合片とが、相互に係合して調節キャップの
回動のストッパをなすように、前記垂下片及び前記容器
本体の首部の各一方に設けることにより、入歯洗浄剤の
流量が過大となるのを防止することができ、入歯洗浄剤
の供給の遮断を確実にすることができる。
越えてクリック感を与えるように、係合溝の両端部付近
の一部が傾斜をもって浅くされることにより、調節キャ
ップの開け過ぎ及び締め過ぎを未然に防ぐための注意喚
起を促すことができる。
形態を分解した状態で示す斜視図である。
態で示す断面図である。
施形態の斜視図である。
態でのY−Y’線における断面図である。
容器本体 101 入歯洗浄剤排出口 102
首部 103 胴部 200 調節キャップ 201
雄ねじ 202 凹所 203
突部 300 掃除具 400
仕切り部 401 通孔 500
中栓 600 垂下片 701 係合部 702
係合片
Claims (5)
- 【請求項1】 入歯洗浄剤を収納し、塗布するための容
器であって、入歯洗浄剤排出口を有する首部及び入歯洗
浄剤を収納する胴部を備える容器本体と、前記首部に螺
合する雌ねじを有する調節キャップと、前記調節キャッ
プの先端に配置される掃除具と、前記容器本体の胴部か
ら掃除具に供給される入歯洗浄剤の流量を調節する流量
調節手段とを備え、前記流量調節手段は、前記容器本体
の首部の径方向における中心部に位置する通孔を残して
前記入歯洗浄剤排出口を閉じる仕切り部と、前記調節キ
ャップの雌ねじの径方向における中心部に位置する突部
とを備え、前記突部は、調節キャップ螺合時に調節キャ
ップに伴って軸線方向へ進退動し、前記突部と前記通孔
との開度調節を行うことにより、前記容器本体の胴部か
ら掃除具に供給される入歯洗浄剤の流量を調節すること
を特徴とする掃除具付入歯洗浄剤容器。 - 【請求項2】 前記調節キャップが、該調節キャップの
螺合部下縁からさらに下方へ延びる垂下片を更に備え、
前記通孔の開度調節に必要な調節キャップの回動範囲に
対応して設けられた係合部と、該係合部に係止する係合
片とが、相互に係合して調節キャップの回動のストッパ
をなすように、前記垂下片及び前記容器本体の首部の各
一方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載
の掃除具付入歯洗浄剤容器。 - 【請求項3】 前記係合部が前記垂下片に設けられた調
節キャップの周方向に延びる係合溝であり、前記係合片
は前記係合溝に係止し、容器本体の首部に設けられる突
起であり、前記係合溝は、前記突部と前記通孔との開度
調節に必要な調節キャップの回動幅に相当する長さを有
し、調節キャップ回動時に、前記突起が乗り越えてクリ
ック感を与えるように、該係合溝の両端部付近の一部が
傾斜をもって浅くされていることを特徴とする請求項2
に記載の掃除具付入歯洗浄剤容器。 - 【請求項4】 前記掃除具が、ブラシ状に形成されてい
ることを特徴とする請求項1〜3に記載の掃除具付入歯
洗浄剤容器。 - 【請求項5】 前記掃除具が、入歯洗浄剤を含浸させ得
る軟質多孔性部材であることを特徴とする請求項1〜4
に記載の掃除具付入歯洗浄剤容器。
Priority Applications (1)
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JP2000094089A JP2001278318A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 掃除具付入歯洗浄剤容器 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=18609182
Family Applications (1)
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JP2000094089A Pending JP2001278318A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 掃除具付入歯洗浄剤容器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2001278318A (ja) |
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