JPH11299541A - 刷毛付き液体洗浄剤容器 - Google Patents

刷毛付き液体洗浄剤容器

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JPH11299541A
JPH11299541A JP10111098A JP11109898A JPH11299541A JP H11299541 A JPH11299541 A JP H11299541A JP 10111098 A JP10111098 A JP 10111098A JP 11109898 A JP11109898 A JP 11109898A JP H11299541 A JPH11299541 A JP H11299541A
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JP
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brush
liquid detergent
container
liquid
range
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JP10111098A
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Yushiro Miyamoto
祐司郎 宮本
Shuji Iwao
修司 岩尾
Akira Matsumoto
曄 松本
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣料品、敷物、靴下、運動靴などの部分洗い
に適した液体洗浄剤を充填し、刷掃洗浄することができ
る、成形性や使用特性に優れた刷毛付き液体洗浄剤容器
を得る。 【解決手段】 液体洗浄剤3を充填する容器1であっ
て、この容器が、液体洗浄剤を収容する容器本体10
と、その頂部開口11に装着された中蓋20とを有し、
この中蓋の少なくとも1箇所に容器本体内の液体洗浄剤
を注出する注出孔23が形成され、かつこの注出孔の周
囲に複数本の刷毛24…が形成され、少なくとも前記の
刷毛がLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)で製せ
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料品、敷物、靴
下、運動靴などの部分洗いに適した液体洗浄剤を充填し
て刷掃洗浄することができる刷毛付き液体洗浄剤容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、衣料品、敷物、靴下、運動靴
などに付着したシミや泥などの汚れは、高級アルコール
系などのノニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアル
キルエーテルサルフェートなどのアニオン界面活性剤、
又は炭酸ナトリウムなどのアルカリ剤を単独で、又は混
合して含む液体洗浄剤又は粉末洗浄剤を用いて洗濯によ
り除去している。また、シャツの衿や油脂のシミが付着
した部分などのように強固に汚れが付着した部分は、特
別に高濃度に処方された液体洗浄剤を汚染部にすり付け
た後、手揉み洗いか、又は刷毛を用いる刷掃を併用して
洗浄されている。また最近では、注出孔の周囲に多数本
の刷毛が形成された刷毛付き液体洗浄剤容器に前記の液
体洗浄剤を充填し、液体洗浄剤の注出と刷掃とが同時に
行えるようにした製品も市販されている。これら従来の
刷毛付き液体洗浄剤容器において、少なくとも刷毛の部
分は高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン又はポリ
プロピレンから成形されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の刷毛付
き液体洗浄剤容器には、下記のような問題があった。注
出孔の周囲に形成される刷毛は一般に、中蓋と一体に射
出成形によって成形されるが、その植毛密度を例えば5
0本/cm2 〜200本/cm2 程度に高くしようとする
と、型からの引き抜きが困難になり、無理に引き抜くと
欠損するなど、成形時の抜き効率が悪く刷毛の欠損率も
高い。また、実使用に際しては、刷毛が硬すぎたり柔ら
かすぎたりして刷掃性(ブラッシング性能)が不満足で
あり、繰り返し使用すると反ったりへたったりして耐久
性が悪く、更に布地を損傷する場合もあった。本発明
は、上記の課題を解決するためになされたものであっ
て、従ってその目的は、成形時の抜き効率と欠損率が改
善され、しかも実使用に際しては刷掃性、耐久性及び布
地損傷性が共に優れた刷毛付き液体洗浄剤容器を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、液体洗浄剤を収容する容器本体と、その
頂部開口に装着された中蓋とを有し、この中蓋の少なく
とも1箇所に容器本体内の液体洗浄剤を注出する注出孔
が形成され、かつこの注出孔の周囲に複数本の刷毛が形
成され、少なくとも前記の刷毛がLLDPE(直鎖状低
密度ポリエチレン)で製せられた刷毛付き液体洗浄剤容
器を提供する。前記の刷毛は、長さが5mm〜15mmの範
囲内で、かつ刷毛の太さが長さ方向中央付近で0.2mm
〜1.5mmの範囲内であることが好ましい。前記の刷毛
は、注出孔の周囲に、50本/cm 2 〜200本/cm2
範囲内の植毛密度となるように形成されていることが好
ましい。前記の注出孔には、開閉可能な栓が装着されて
いることが好ましい。また前記の中蓋は、液体洗浄剤の
注出量を調節し得るものであることが好ましい。前記の
容器は、界面活性剤を5重量%〜60重量%、キレート
剤を0.1重量%〜10重量%の範囲内で含有し、かつ
25℃における粘度が0.01P〜100Pの範囲内に
調整された部分洗い用液体洗浄剤を充填するものである
ことが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により図面を用いて説明する。図1は、本発明の刷毛
付き液体洗浄剤容器(以下「本容器」という)の一実施
例を示している。図1において、本容器1は、概略、容
器2とキャップ30とからなっている。この容器2は、
容器本体10と、この容器本体10の開口部11に嵌着
された中蓋20とからなっている。キャップ30は、手
で容易に着脱できるように容器本体の頸部12に嵌合装
着されている。
【0006】容器本体10は、液体洗浄剤3を充填する
胴部14と前記の頸部12とが高密度ポリエチレンで一
体に成形され、この胴部14は、手で押圧(スクイズ)
すると凹み、押圧を開放すると元の形状に復帰する反発
弾性を有している。
【0007】中蓋20は、本体が有蓋円筒形に成形さ
れ、その筒壁21の内周面が容器本体の開口部11の外
周面に嵌着され、その天蓋部22の中央には、液体洗浄
剤3を注出するための注出孔23が形成されている。ま
たこの注出孔23の周囲には、複数本の刷毛24…が環
状に立設されている。この刷毛24…は、中蓋20の他
の部分と一体に、LLDPEで製せられている。この実
施例では、刷毛24の長さLは14mmであり、刷毛の太
さはその長さ方向中央付近で1.0mmであって、また植
毛密度は95本/cm2 である。注出孔23の口径dは1
mmである。
【0008】ここで中蓋20の成形に用いられるLLD
PE(直鎖状低密度ポリエチレン)とは、エチレンとα
−オレフィンとの共重合によって分子中に短鎖分岐が導
入され低密度とされた直鎖状ポリエチレンであって、コ
モノマーとしてα−オレフィンを実質的に含まないホモ
ポリマーである高圧法の低密度ポリエチレンや中・低圧
法の高密度ポリエチレンとは、分子構造も物性も明らか
に異なる成形素材である。
【0009】本発明の刷毛付き液体洗浄剤容器は、少な
くとも前記の刷毛24…の成形素材としてLLDPEを
選択したことによって、以下の評価試験に示すように、
従来の素材を用いた刷毛付き容器に比べ射出成形時の抜
き効率が改善され、刷毛の欠損率が減少し、しかも実使
用に際しての刷掃性、耐久性及び布地損傷性において大
幅な改善がみられた。
【0010】(評価試験)評価のため、刷毛24…の成
形素材としてLLDPEを用いた前記実施例の刷毛付き
液体洗浄剤容器を製造すると共に、比較例として、従来
の成形素材を用いて前記実施例と同様な形状の刷毛付き
液体洗浄剤容器を製造した。従来の成形素材として、比
較例1はHDPE(高密度ポリエチレン)、比較例2は
LDPE(低密度ポリエチレン)、比較例3はPP(ポ
リプロピレン)を用いた。
【0011】これらの実施例及び比較例について、下記
の評価を行った。 成形性:前記素材の各射出成形用ビーズを210℃〜
260℃で溶融後、刷毛孔が一体に形成された中蓋用の
金型に射出成形し、得られた成形物について抜き効率
(型抜きの難易度)、及び刷毛の欠損率を4段階に評価
した。 ◎…抜き効率が優良で刷毛の欠損を認めず ○…抜き効率が良好で刷毛の欠損が少ない △…抜き効率、欠損率の何れかが不満足 ×…抜き効率、欠損率が共に不良 刷掃性:各容器に部分洗い用液体洗浄剤(α−オレフ
ィンスルホエート(AOS)3重量%、オレイン酸石鹸
7重量%、ポリオキシエチレン(10)アルキル(C12
〜C13)エーテル10重量%、1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジホスホン酸1重量%、ポリエチレングリコー
ルモノブチルエーテル10重量%、エタノール5重量
%、香料0.2重量%、精製水バランス)を充填し、泥
汚れ状態とした綿製靴下の汚染部位に前記各容器の刷毛
を当てがい、液体洗浄剤を1ml注出し、それぞれ600
g の荷重を負荷して150rpm の往復運動装置(共栄機
械製作所製)にて20回の往復運動を行い、洗浄前後の
ハンター白度を測定し汚れ落ちを評価した。刷掃性
(%)の数値は下記の式による。すなわち数値の高いも
のが刷掃性が良好である。 刷掃性(%)=(洗浄後の白度−洗浄前の白度)/(汚
染前の白度−洗浄前の白度)×100 耐久性:水に濡らした靴下を、前記の各容器の刷毛で
800g の荷重下に10000回刷掃し、このときの刷
毛群の上端部が形成する円環の直径(元はφ28mm)を
「広がり」として計測し、また刷毛のへたり(先端摩
耗)を肉眼観察で評価した。「へたり」の評価は下記の
3段階とした。 ◎…全くへたりを認めず ○…へたりが認められるが使用可能 ×…使用不能 布地損傷性:前記刷掃性試験において、同時に刷掃
後の靴下の損傷度合いを肉眼により下記の4段階に評価
した。 ◎…毛羽立ちなく、繊維の編目が伸びていない ○…毛羽立ち、繊維の編目の伸びは認められるが実用的
に問題ない程度 △…毛羽立ち、繊維の編目の伸びがやや不満足 ×…毛羽立ち、繊維の編目の伸びが大きく、不良 上記の試験の結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】前記表1の結果から、刷毛がLLDPEで
製せられた実施例の容器は、成形性、刷掃性、耐
久性及び布地損傷性の何れにおいても、従来使用され
ていた材質のものに比べ、大幅に改善されていることが
明かである。
【0014】本発明の刷毛付き液体洗浄剤容器におい
て、刷毛の長さLは5mm〜15mmの範囲内であることが
好ましい。刷毛の長さLが5mm未満では、容器から液体
洗浄剤を注出する際、環状に立設された刷毛群の間に貯
留される液体洗浄剤の量が不足し、刷掃中に洗浄対象物
に円滑に液体洗浄剤を供給できなくなる。また、刷毛先
の屈曲ストロークが小さく相対的に剛性が大きいため
に、対象物を損傷する可能性があり好ましくない。長さ
が15mmを越えると、射出成形の際に中蓋20との一体
成形が困難になるばかりでなく、実使用に際しては屈曲
ストロークが大き過ぎて汚染物質の掻き取り力が低下す
るので不都合である。この観点から、刷毛24…の長さ
は、9mm〜13mmの範囲内とすることが更に好ましい。
【0015】前記の刷毛24…は、注出孔23の周囲
に、50本/cm2 〜200本/cm2 の範囲内の植毛密度
となるように形成されていることが好ましい。50本/
cm2 未満では、刷毛群の間に貯留される液体洗浄剤の貯
留量が十分でなく、200本/cm2 を越えると、成形が
困難になるばかりでなく刷毛が密集しすぎて刷掃力が低
下する。
【0016】刷毛24…の形状は、特に限定されるもの
ではないが、一般には刷毛先が先端に向けて細くなる針
状の形状とすることが好ましい。この刷毛24の断面形
状も、円形、楕円形、ひし形、正方形、偏平形などいず
れでもよい。その断面径は植毛密度とも関係するが、刷
毛の長さ方向中央付近において0.2mm〜1.5mmの範
囲内とすることが好ましい。0.2mm未満とすることは
成形上も困難となるばかりでなく、柔軟すぎて刷掃効果
が不十分となり、1.5mmを越えると剛性が高すぎ、対
象物を損傷する惧れがある。
【0017】中蓋天蓋部22における刷毛24…の配置
は、注出孔23を取り囲むような配置であれば特に制限
はない。例えば注出孔23を中心として、4重〜15重
の環状列を形成するように配置することが好ましい。刷
毛24…の断面径を前記のように0.2mm〜1.5mmの
範囲内とすれば、この環状列を前記の好ましい植毛密度
で実現することができる。
【0018】中蓋の注出孔23の口径dは、0.4mm〜
3.0mmの範囲内とすることが好ましい。特に、容器に
充填する液体洗浄剤の粘度が例えば0.01P〜100
Pの範囲内である場合、注出孔23の口径dが0.4mm
未満では、前記粘度の液体洗浄剤をスクイズにより注出
する際に過大な押力が必要となり実用的でない。口径d
が3.0mmを越えると、通常の押力で過大量の液体洗浄
剤が注出され、また液垂れが生じ易くなる。この観点か
ら、注出孔23の口径dは、0.6mm〜2.0mmの範囲
内、特に0.6mm〜1.6mmの範囲内とすることが更に
好ましい。
【0019】前記の注出孔23には、開閉可能な栓が装
着されていることが好ましい。図1に示す前記実施例の
液体洗浄剤容器では、この栓33がキャップ30に一体
成形により装着されている。このキャップ30は、有蓋
円筒形に成形され、その筒部31の内周面が容器本体1
0の頸部12と着脱自由に嵌合するようになっている。
容器本体の頸部12には、環状突起13が形成され、キ
ャップの筒部31の内周面には、この環状突起13と係
合する溝が形成され、環状突起13とこの溝とが係合す
ることによって、キャップ30は、容器本体10にスナ
ップ止めされるようになっている。キャップ30の頂板
32の中央内側から、栓33が下方に延び、この栓33
の先端部は、キャップ30が容器本体10に装着された
状態で、注出孔23内に嵌挿されるように、下方に向け
て漸次縮径する円錐形に成形されている。
【0020】中蓋及び栓の構成は、前記のものに限定さ
れない。例えば前記の中蓋は、液体洗浄剤の注出量を調
節し得るものであってもよい。注出量が調節可能な中蓋
の例を図2に示す。この中蓋50は、容器本体10の開
口部11に嵌合された有蓋円筒形の固定部材51と、容
器本体10の頸部12に摺動自由に嵌合された可動部材
52とからなっている。
【0021】固定部材51は、その周壁53の内周面が
容器本体の開口部11の外周面と嵌合することによって
容器本体10に固定されている。この固定部材51の天
蓋部54の中央には、容器本体内の液体洗浄剤3を流出
させる流出管55が突設されている。
【0022】可動部材52は、蓋板部56と筒壁部57
とからなる有蓋円筒形に成形され、その筒壁部57の内
周面が、容器本体の頸部12の外周面と上下摺動可能と
なるように嵌合されている。この可動部材52の蓋板部
56には、その中央部に、容器本体内の液体洗浄剤3を
注出する注出孔58が形成され、またその周囲に環状
に、複数本の刷毛59…が立設されている。この刷毛5
9…は、可動部材52の他の部分と一体に、LLDPE
で製せられている。
【0023】前記の注出孔58は、下方に向けて漸次拡
径するテーパ状に形成されている。また、前記可動部材
の蓋板部56の内側面から、注出孔58を包囲して導液
管60が垂下している。この導液管60は、その内周面
が、前記の流出管55の外周面に上下摺動自由に嵌合さ
れている。
【0024】流出管55の上端部には、液体洗浄剤3を
前記導液管60に流出させるための側流孔を有し流出管
55より小径の連結管61を介して、前記注出孔58に
嵌挿されるように上方に向けて縮径するテーパ状の栓6
2が装着されている。一方、容器本体の頸部12と可動
部材の筒壁部57とが形成する摺動面内で、頸部12側
には、その外周面を周回する環状突起63が形成されて
いる。またこの摺動面内の筒壁部57側には、この環状
突起63を受容し、かつ頸部12に対する可動部材52
の上下摺動のクリックストップとなる環状受溝64a、
64b及び64cが上下3段に形成されている。そし
て、環状突起63が最上段の環状受溝64aと係合して
いるとき、栓62は注出孔58を全閉状態に閉塞し、環
状突起63が最下段の環状受溝64cと係合すると、栓
62は注出孔58を全開状態とし、環状突起63が中間
の環状受溝64bと係合しているときは、注出孔58が
中程度の開度とされる。
【0025】この中蓋50は、可動部材52を下方に押
し込めば注出孔58は閉止されているので、容器を転倒
しても液体洗浄剤3が漏出することはない。使用に際し
ては、容器本体10に対して可動部材52を引き上げる
と、その引き上げのストロークによりクリックが作用し
て注出孔58の開度が2段に調整でき、従って1回のス
クイズで注出される液体洗浄剤の量を調節することがで
きる。なお環状突起63と環状受溝64a〜cの替わり
にネジ嵌合構造としてもよく、その場合には無段変量が
可能となる。
【0026】本発明の刷毛付き液体洗浄剤容器は、界面
活性剤を5重量%〜60重量%、キレート剤を0.1重
量%〜10重量%の範囲内で含有し、かつ25℃におけ
る粘度が0.01P〜100Pの範囲内に調整された部
分洗い用液体洗浄剤を充填する目的に好適に使用でき
る。前記の界面活性剤は、アニオン界面活性剤とノニオ
ン界面活性剤とからなるものであることが好ましい。
【0027】前記のアニオン界面活性剤は、アルコール
サルフェート、α−オレフィンスルホネート(AO
S)、飽和又は不飽和のC12〜C18脂肪酸石鹸、C8
18飽和又は不飽和脂肪酸メチルエステルスルホン酸塩
及びポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェート
の群から選ばれた1種以上であることが好ましい。また
前記のノニオン界面活性剤は、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、及びポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテルの群から選ばれた1種以上であることが好ま
しい。キレート剤は、リンゴ酸、クエン酸、マレイン
酸、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、ニトリロトリ酢酸
塩、リン酸誘導体、ポリアクリル酸、及びアクリル酸/
マレイン酸共重合物の群から選ばれた1種以上であるこ
とが好ましい。
【0028】前記の液体洗浄剤は、前記の界面活性剤及
びキレート剤に加えて、ポリアルキレン(C2〜C6)グ
リコールアルキル(C1〜C5)エーテル、低級(C1
4)アルコール、アルキレングリコール誘導体、ビル
ダー、アルカリ剤、酵素剤、蛍光剤、香料などの添加剤
を含んでいてもよい。
【0029】この部分洗い用液体洗浄剤は、25℃にお
ける粘度が0.01P〜100Pの範囲内となるように
調整されいることが好ましい。この粘度範囲内であれ
ば、容器の注出孔から過不足ない量の液体洗浄剤を注出
することができ、また注出孔周囲の刷毛群に適度に保留
され、刷掃洗浄中に液体洗浄剤を連続的に対象物表面に
供給することができる。
【0030】次に本発明の実施の形態を列記する。 (1)液体洗浄剤を充填する容器であって、この容器
が、液体洗浄剤を収容する容器本体と、その頂部開口に
装着された中蓋とを有し、この中蓋の少なくとも1箇所
に容器本体内の液体洗浄剤を注出する注出孔が形成さ
れ、かつこの注出孔の周囲に複数本の刷毛が形成され、
少なくとも前記の刷毛がLLDPEで製せられている刷
毛付き液体洗浄剤容器。 (2)前記(1)において、刷毛の長さが5mm〜15mm
の範囲内である刷毛付き液体洗浄剤容器。 (3)前記(1)又は(2)において、刷毛の長さが9
mm〜13mmの範囲内である刷毛付き液体洗浄剤容器。 (4)前記(1)〜(3)の何れかにおいて、刷毛が、
注出孔の周囲に50本/cm2 〜200本/cm2 の範囲内
の植毛密度となるように形成されている刷毛付き液体洗
浄剤容器。 (5)前記(1)〜(4)の何れかにおいて、刷毛の長
さ方向中央付近での直径が0.2mm〜1.5mmの範囲内
である刷毛付き液体洗浄剤容器。 (6)前記(1)〜(5)の何れかにおいて、刷毛が注
出孔の周囲に環状列状に配置されている刷毛付き液体洗
浄剤容器。 (7)前記(1)〜(6)の何れかにおいて、前記の注
出孔に、開閉可能な栓が装着されている刷毛付き液体洗
浄剤容器。 (8)前記(1)〜(7)の何れかにおいて、中蓋が、
液体洗浄剤の注出量を調節し得るものである刷毛付き液
体洗浄剤容器。 (9)前記(1)〜(8)の何れかにおいて、前記の容
器が、界面活性剤を5重量%〜60重量%、キレート剤
を0.1重量%〜10重量%の範囲内で含有し、かつ2
5℃における粘度が0.01P〜100Pの範囲内に調
整された部分洗い用液体洗浄剤を充填するものである刷
毛付き液体洗浄剤容器。 (10)前記(1)〜(9)の何れかにおいて、充填す
る液体洗浄剤が、α−オレフィンスルホネート(AO
S)を3重量%、オレイン酸石鹸を7重量%、ポリオキ
シエチレン(10)アルキル(C12〜C13)エーテルを
10重量%、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホ
ン酸を1重量%、ポリエチレングリコールモノブチルエ
ーテルを10重量%、及びエタノールを5重量%含むも
のである刷毛付き液体洗浄剤容器。
【0031】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の刷
毛付き液体洗浄剤容器は、中蓋の注出孔の周囲に複数本
の刷毛が形成され、少なくともこの刷毛がLLDPEで
製せられているので、従来の素材から製造されたものに
比べ、射出成形時に型からの抜き効率がよく、刷毛の欠
損率が減少し、かつ実使用に際しては刷掃性、耐久性及
び布地損傷性が何れも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断面図
【図2】 本発明の他の一実施例を示す部分断面図
【符号の説明】
1…刷毛付き液体洗浄剤容器(本容器) 2…容器 3…液体洗浄剤 10…容器本体 11…開口部 12…頸部 13…環状突起 14…胴部 20…中蓋 21…筒壁 22…天蓋部 23…注出孔 24…刷毛 30…キャップ 31…(キャップ)内周面 32…(キャップ)頂板 33…栓 50…中蓋 51…固定部材 52…可動部材 53…周壁 54…天蓋部 55…流出管 56…蓋板部 57…筒壁部 58…注出孔 59…刷毛 60…導液管 61…連結管 62…栓 63…環状突起 64a,64b,64c…環状受溝 L…刷毛長 d…注出孔口径

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体洗浄剤を充填する容器であって、こ
    の容器が、液体洗浄剤を収容する容器本体と、その頂部
    開口に装着された中蓋とを有し、この中蓋の少なくとも
    1箇所に容器本体内の液体洗浄剤を注出する注出孔が形
    成され、かつこの注出孔の周囲に複数本の刷毛が形成さ
    れ、少なくとも前記の刷毛がLLDPE(直鎖状低密度
    ポリエチレン)で製せられたことを特徴とする刷毛付き
    液体洗浄剤容器。
  2. 【請求項2】 前記刷毛の長さが5mm〜15mmの範囲内
    で、かつ刷毛の太さが長さ方向中央付近で0.2mm〜
    1.5mmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記
    載の刷毛付き液体洗浄剤容器。
  3. 【請求項3】 前記の刷毛が、注出孔の周囲に、50本
    /cm2 〜200本/cm2 の範囲内の植毛密度となるよう
    に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の刷毛付き液体洗浄剤容器。
  4. 【請求項4】 前記の注出孔に、開閉可能な栓が装着さ
    れたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記
    載の刷毛付き液体洗浄剤容器。
  5. 【請求項5】 前記の中蓋が、液体洗浄剤の注出量を調
    節し得るものであることを特徴とする請求項1〜請求項
    4の何れかに記載の刷毛付き液体洗浄剤容器。
  6. 【請求項6】 前記の容器が、界面活性剤を5重量%〜
    60重量%、キレート剤を0.1重量%〜10重量%の
    範囲内で含有し、かつ25℃における粘度が0.01P
    〜100Pの範囲内に調整された部分洗い用液体洗浄剤
    を充填されたものであることを特徴とする請求項1〜請
    求項5の何れかに記載の刷毛付き液体洗浄剤容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007099306A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 塗布・計量両用容器
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