JPH0612551U - アタッチメント方式バケット - Google Patents

アタッチメント方式バケット

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JPH0612551U
JPH0612551U JP4040692U JP4040692U JPH0612551U JP H0612551 U JPH0612551 U JP H0612551U JP 4040692 U JP4040692 U JP 4040692U JP 4040692 U JP4040692 U JP 4040692U JP H0612551 U JPH0612551 U JP H0612551U
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JP
Japan
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bucket
discharge port
excavator
ready
opening
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Pending
Application number
JP4040692U
Other languages
English (en)
Inventor
益夫 大倉
Original Assignee
有限会社アグロ重機
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上部後方に装着したピンによってショベル式
掘削機のアーム先端に旋回可能に枢支されたアタッチメ
ント方式バケットであって、上部に土砂等を供給するた
めの開口2を有すると共に、排出口4が前方下端から後
部上方向に向かって斜めに形成され、該排出口4の開度
を排出口形成方向に移動自在のスライド板3によって調
節可能であるもの。 【効果】 このバケットを装着したショベル式掘削機を
用いると、オペレーターは、1人でしかも運転席に居な
がらにして、手元のスイッチ操作により生コンの排出量
を調整しながら生コン打設作業を行うことが可能であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ショベル式掘削機のアーム先端に旋回可能に枢支されたアタッチメ ント方式バケットであって、生コン打設や栗石・土砂の投入に使用するものに関 する。
【0002】
【従来の技術】
我が国は急峻な山岳を多数抱えており、災害対策・治山・護岸・堰堤工事等が 益々急務となっている。このために、例えば、山や崖の切り立った斜面に沿って ブロックを積み、斜面とブロックの間に生コンを打設する工事をして、崖崩れや 土砂崩れを防止している。
【0003】 上記工事では、従来より、図4に示すような蟹の鋏に似た形状のバケット21を アーム11先端に枢支したショベル式掘削機20を使用していた。すなわち、バケッ ト21下部を開いてブロック17を挟持しこれを所望の位置に運搬して、ブロック積 み作業を行う。そして、生コン打設の際には、内容物として生コンを入れた上記 バケット21の下部を開きそこから生コンを排出して、斜面とブロックの間に生コ ンを投入するのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した蟹の鋏に似た形状のバケットを枢支したショベル式掘 削機を用いる方法では、以下の問題点があった。
【0005】 すなわち、生コン打設の際、バケットの下部を開いてそこから生コンを排出し ても、運転席のオペレーターからは生コンがバケットから排出される状況が死角 となって見えなかった。従って、オペレーターは、運転席から見ながら生コンの 排出量を適度に調整することが不可能であった。
【0006】 また、バケットが図4に示した如く蟹の鋏に似た形状をしているので、バケッ トの下部を開けば生コンが一度に大量に排出される傾向があり、生コン打設の量 を細かく調整することができなかった。さらに、油圧式であるため、油漏れ等の 問題があった。
【0007】 本考案は、上述した問題点に鑑み考案されたものであって、その目的とすると ころは、ショベル式掘削機のアーム先端に枢支されたアタッチメント方式バケッ トにおいて、オペレーターが1人でしかも運転席に居ながらにして、生コン打設 の量を調整しながら生コン打設作業を行うことが可能なバケットを提供すること にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、上部後方に装着したピンによってショ ベル式掘削機のアーム先端に旋回可能に枢支されたアタッチメント方式バケット であって、上部に土砂等を供給するための開口を有すると共に、排出口が前方下 端から後部上方向に向かって斜めに形成され、該排出口の開度を排出口形成方向 に移動自在のスライド板によって調節可能であるものである。
【0009】
【作用】
排出口がバケットの前方下端から後部上方向に向かって斜めに形成され、該排 出口の開度をスライド板により調節する構成となっているので、生コン打設の際 に、生コンが排出口から排出されている態様と排出口の開度を調節しているスラ イド板部分とを、オペレーターが運転席に居ながらにして見ることができる。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案の具体的な実施例について図面を参照して説明するが、本考案 はこの実施例に限定されるものではない。
【0011】 図1は、本考案の実施例のアタッチメント方式バケットがショベル式掘削機の アーム先端に枢支された態様の斜視図であり、掘削機のアーム先端部から先を示 したものである。
【0012】 すなわち、バケット1は、図に示すように平面視略四角形の略漏斗状の形状を しており、その前方下端から後部上方向に向かう下壁5を有している。また、バ ケット1の上部には土砂等を供給するための開口2が形成されている。このバケ ット1は上方後端部において、フランジ6c,6d に装着したピン6aにより、ショベ ル式掘削機のアーム11先端部に対して旋回可能なように枢支されたものであり、 掘削機のアームに着脱可能である。
【0013】 前記下壁5にはその下端から中央部に向かって排出口4が形成されており、該 排出口4の開度を調節するためのスライド板3がガイド溝10a,10b 間で滑動可能 なように設けられている。スライド板3を移動して排出口4を開閉する機構とし て、ラックとピニオンを用いている。すなわち、電動モーター9の回転運動をチ ェーン13によりブラケット8b,8c に軸支されたシャフト8aに伝え、これによりピ ニオン8を回転してこれに噛合するラック7を直線運動させる。その結果、ラッ ク7と一体となっているスライド板3がガイド溝10a,10b 間で滑動して、排出口 4を開くか又は閉めるのである。排出口4の開閉を逆にするには、電動モーター 9の回転方向を逆に切り換えればよい。
【0014】 上記構成のバケット1は油圧式でなく電動式なので油圧の配管が不要であり、 油漏れの心配がなく掘削機のアーム先端部に簡単に着脱することができる。また 、簡単な構造の機械式なので、故障の心配がなく製造コストも安価である。
【0015】 なお、バケットの構造及び形状としては、生コン打設の際に生コンが排出口か ら排出されている態様と排出口の開度を調節しているスライド板部分とが運転席 のオペレーターから見えるのが好ましい。且つ、排出口を開いたときにバケット の内容物が一度に大量に排出されてしまうのではなく、適度な量が排出されるの が好ましい。このため、バケットは上部後方に掘削機のアーム先端に旋回可能に 枢支するためのピンを有し且つ排出口がバケットの前方下端から後部上方向に向 かって斜めに形成される必要がある。従って、バケットの排出口を有する壁とし ては、バケットの前方下端から後部上方向に向かうものが採用できる。
【0016】 また、スライド板を滑動するための機構として、ラックとピニオン以外の他の 機械式の機構を採用してもよい。
【0017】 図2は、本考案の実施例のバケットを装着したショベル式掘削機により土砂の すくい込み作業を行っている態様の斜視図である。
【0018】 図に示すように、掘削機14のアーム11部分のリンク装置を作動してバケット1 を旋回し、バケットの開口2を前方に向けて土砂19のすくい込み作業を行う。
【0019】 より詳細には、ロッド16のストローク量を変化することによりリンク15がピン 6eを中心として揺動運動し、これによりリンク12を媒介としてバケット1をピン 6aの周りに旋回させるのである。
【0020】 このように土砂、栗石等のすくい込み作業が簡単にできる。
【0021】 図3は、本考案の実施例のバケットを装着したショベル式掘削機により、崖の 斜面とブロック17との間に生コンを打設する作業を行っている態様の斜視図であ る。
【0022】 図に示すように、内容物として生コンを入れたバケット1を崖の斜面とブロッ ク17の間の上方に移動後、停止し、スライド板3を開く。すると、生コン18が排 出口から排出され崖の斜面とブロック17との間に落下し、生コン打設を行う。
【0023】 ここで、運転席のオペレーターは手元のスイッチ操作により電動モーター9を 作動し、これによりスライド板3を開閉する。また、バケット1の排出口を有す る下壁5が前方下端から後部上方向に向かう壁であるので、生コンが排出口から 排出されている態様と排出口の開度を調節しているスライド板部分とが、運転席 に居るオペレーターから見える。故に、オペレーターは運転席からスライド板の 位置を見ることにより、バケット1の排出口から排出される生コンの量が判る。
【0024】 従って、オペレーターは、1人でしかも運転席に居ながらにして、手元のスイッ チ操作により生コンの排出量を調整しながら生コン打設作業を行うことが可能で ある。
【0025】 なお、バケット1の下壁5とスライド板3との色を分ければ、スライド板の位 置がよりわかりやすくなり、生コンの排出量がさらによく判る。
【0026】 上述したバケットにより、土砂、栗石等の投入作業も行うことが可能である。
【0027】 以上述べたように生コン打設作業は本考案のバケットを装着したショベル式掘 削機により行うが、ブロック積み作業は、従来の蟹の鋏に似た形状のバケットを 装着して行う。その際、バケット上部後方のピンによりバケットの着脱が簡単で ある。
【0028】
【考案の効果】
本考案のバケットを装着したショベル式掘削機を用いると、生コン打設等の作 業時に、バケットの内容物が排出口から排出されている態様と排出口の開度を調 節しているスライド板部分とが、運転席のオペレーターから見える。従って、本 考案は、以下に記載の顕著な効果を奏するものである。
【0029】 (1)本考案のバケットを装着した掘削機を用いると、生コン打設作業時に、オ ペレーターは運転席に居ながらにして生コンの排出量が判る。従って、オペレー ターは、1人でしかも運転席に居ながらにして、手元のスイッチ操作により生コ ンの排出量を調整しながら生コン打設作業を行うことが可能である。栗石、土砂 等の投入作業も同様に行うことができる。
【0030】 (2)本考案のバケットを装着した掘削機を用いると、排出口の開度をスライド 板により調節するので、バケットの内容物が一度に大量に排出されるのを防止で き、排出量を細かく調整することができる。
【0031】 (3)本考案のバケットは簡単な機械式なので、油漏れや故障等の心配がなく掘 削機への着脱も簡単である。また、製造コストが安価である。
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の要旨は、上部後方に装着したピンによって ショベル式掘削機のアーム先端に旋回可能に枢支されたアタッチメント方式バケ ットであって、上部に土砂等を供給するための開口を有すると共に、排出口が前 方下端から後部上方向に向かって斜めに形成され、該排出口の開度を排出口形成 方向に移動自在の電動式スライド板によって調節可能であることを特徴とするア タッチメント方式バケットにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバケットがショベル式掘削機のアーム
先端に枢支された態様の斜視図であり、掘削機のアーム
先端部から先を示したものである。
【図2】本考案のバケットを装着したショベル式掘削機
により土砂のすくい込み作業を行っている態様の斜視図
である。
【図3】本考案のバケットを装着したショベル式掘削機
により生コン打設作業を行っている態様の斜視図であ
る。
【図4】従来のバケットを装着したショベル式掘削機に
よりブッロクを掴んでいる態様の斜視図である。
【符号の説明】
1…バケット 2…開口 3…スライド板 4…排出口 5…下壁 6a,6b …ピン 7…ラック 8…ピニオン 11…アーム 12…リンク 14…ショベル式掘削機 17…ブロック 18…生コン 20…ショベル式掘削機 21…バケット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部後方に装着したピンによってショベ
    ル式掘削機のアーム先端に旋回可能に枢支されたアタッ
    チメント方式バケットであって、上部に土砂等を供給す
    るための開口を有すると共に、排出口が前方下端から後
    部上方向に向かって斜めに形成され、該排出口の開度を
    排出口形成方向に移動自在のスライド板によって調節可
    能であることを特徴とするアタッチメント方式バケッ
    ト。
JP4040692U 1992-06-12 1992-06-12 アタッチメント方式バケット Pending JPH0612551U (ja)

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JP4040692U JPH0612551U (ja) 1992-06-12 1992-06-12 アタッチメント方式バケット

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JP4040692U JPH0612551U (ja) 1992-06-12 1992-06-12 アタッチメント方式バケット

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JPH0612551U true JPH0612551U (ja) 1994-02-18

Family

ID=12579785

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JP4040692U Pending JPH0612551U (ja) 1992-06-12 1992-06-12 アタッチメント方式バケット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015221992A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 前田道路株式会社 開閉式バケット装置及び、これを備えた油圧ショベル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5447332A (en) * 1977-09-22 1979-04-13 Toshio Furukawa Raw concrete bucket used for power shovel car

Patent Citations (1)

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