JPH0749051Y2 - 作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置 - Google Patents

作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置

Info

Publication number
JPH0749051Y2
JPH0749051Y2 JP1987164767U JP16476787U JPH0749051Y2 JP H0749051 Y2 JPH0749051 Y2 JP H0749051Y2 JP 1987164767 U JP1987164767 U JP 1987164767U JP 16476787 U JP16476787 U JP 16476787U JP H0749051 Y2 JPH0749051 Y2 JP H0749051Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attachment
switching
double
switching valve
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987164767U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0169903U (ja
Inventor
隆 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Kiki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Kiki Co Ltd filed Critical Sanyo Kiki Co Ltd
Priority to JP1987164767U priority Critical patent/JPH0749051Y2/ja
Publication of JPH0169903U publication Critical patent/JPH0169903U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0749051Y2 publication Critical patent/JPH0749051Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Shovels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、トラクタの前方または後方において、堆肥の
運搬、除雪作業、溝堀り、ビート等の根菜類の収穫、畑
の石のより出し等を行なう作業機、例えば、フロントロ
ーダあるいはバックホーのアタッチメントに振動又は寸
動を付与するための作業機のアタッチメントの駆動用油
圧装置に関するものである。
従来の技術 フロントローダによる作業は、一般に第8図に示すよう
なトラクタによって行なう。
同図において、(1)は作業機の一例であるトラクタ本
体で、側部中央にサイドフレーム(2)を装着する。
(3)(3)は、平行に配置した一対のリフトアーム
で、基部(3a)をサイドフレーム(2)に回動可能に枢
着する。(4)はリフトアーム(3)(3)の先端部
(3b)(3b)に、回動自在に装着したアタッチメント
で、図示した如く、バケットの他、フォーク、グレーダ
ー等に交換することができる。(5)(5)は、上記リ
フトアーム(3)の中央部(3c)と上記サイドフレーム
(2)とを連結するリフト用の複動シリンダ(以下、リ
フトシリンダという)で、ピストンロッド(5a)の伸
長、収縮によって、リフトアーム(3)が回動し、それ
によって、アタッチメント(4)も上昇・下降する。
(6)は、アタッチメント(4)を回動させるダンプ用
の複動シリンダ(以下、ダンプシリンダという)で、ピ
ストンシリンダの端部をリフトアーム(3)の中央部
(3c)上側に枢着し、ピストンロッド(6a)の先端は、
クランク(7)を介して、アタッチメント(4)の後上
部に装着したコンロッド(8)に軸着し、ダンプシリン
ダ(6)のピストンロッド(6a)が伸長すると、クラン
ク(7)は、図面において時計方向に回動し、コンロッ
ド(8)が前進してアタッチメント(4)が俯向くよう
にしたものである。リフトシリンダ(5)とダンプシリ
ンダ(6)の操作は、両シリンダ(5)(6)から離れ
て、座席(9)の横側に配置したレバー(10)によって
行なう。
リフトシリンダ(5)とダンプシリンダ(6)とは、第
9図に示すよう配管してある。
同図において、(11)及び(12)は、センタバイパス型
の第1及び第2の4ポート3位置型切換弁(以下、第1
及び第2の切換弁という)で、手動式であっても、電磁
式であってもよい。また、切換弁は一般に使われる6ポ
ート3位置型切換弁で、タンデムに配列してもよい。
そして、第1の切換弁(11)は、リフトシリンダ(5)
の制御を行い、第2の切換弁(12)は、ダンプシリンダ
(6)の制御を行なう。図面は、第1の切換弁(11)が
第2の切換位置(11b)にあり、第2の切換弁(12)が
第1の切換位置(12a)にある状態で、リフトシリンダ
(5)は伸長状態にあり、ダンプシリンダ(6)は収縮
状態にある状態を示す。要するに、二つの切換弁(11)
(12)を作業目的に応じて切換操作し、リフトアーム
(3)の起伏、アタッチメント(4)の掬いダンプ動作
を行なわせる。(P)はポンプ、(T)は油タンクであ
る。
考案が解決しようとする問題点 作業機は、リフトシリンダ及びダンプシリンダの伸長、
収縮動作によって、リフトアーム及びアタッチメントを
回動させ、堆肥の運搬、溝堀り等を行なっている。
作業対象物が堆肥のように軟弱であると、リフトアーム
及びアタッチメントの回動動作は一回だけでよい。
しかし、作業対象物が硬い地盤のように強固であると、
特に、アタッチメントの掬いダンプ動作を何度も繰返さ
なければならない。アタッチメントの掬いダンプ動作を
何度も繰返す場合として、他に、アタッチメントの底を
網にして、畑の砂と小石とを掬い上げ、砂のみふるい落
とし、小石は除去して、砂の中で球根を育成させること
がある。同様に、アタッチメントの底を網にして、海岸
において、砂とゴミとを選別するため、アタッチメント
に何度もダンプ動作を繰返すこともある。また、バック
ホーによる溝堀り作業は、リフトアームの先端にショベ
ルを下向きに装着して、土砂を抱え込む要領で掬いとっ
ているが、この場合でも、ショベルの掬い取り動作を何
度も繰返して行なう場合がある。さらに、溝堀り作業で
は、アタッチメントを土中に寸動を繰返して挿入させる
ことにより、深くまで先端を挿入して一度に多くの土砂
を掬いとり、作業能率を向上させたい場合もある。
このように、アタッチメントに何度もダンプ動作や掬い
動作を繰返して振動や寸動を付与させるためには、上述
した従来の油圧配管では、作業者が、第2の切換弁の切
換位置を頻繁に切換操作しなければならない。従って、
作業者は、第2の切換弁の切換操作に焦心すると同時に
疲労もするという問題点があった。
なお、従来、土工機のブレードのインチング操作を自動
的に行なわせるために、土工機のブレードを上下させる
シリンダの4ポート3位置型電磁切換弁の両側のソレノ
イドを各々ON、OFFする手動スイッチの電気回路に、自
動用回路を並列に接続し、この自動用回路には、上記4
ポート3位置型電磁切換弁の両側のソレノイドをON、OF
Fする時間を自由に設定変更できるタイマーを具備さ
せ、かつ、この自動用回路には、自動用スイッチを、上
記2つの手動スイッチと並列的に接続したものが、実開
昭52-4201号公報で提案されているが、これには、次の
ような問題点があった。
即ち、この種の作業機は、走行操作と併行してリフトア
ームの昇降操作並びに先端アタッチメントの救いダンプ
操作を行なわなければならないため、操作が簡単で択一
的であること、誤操作の恐れが少なく、安全確実に走行
操作、リフトアームの昇降操作並びに先端アタッチメン
トの救いダンプ操作を行なうことができ、かつ、先端ア
タッチメントの振動又は寸動操作ができ、アタッチメン
トに付属する稼動部材の操作も容易に行なうことができ
ることが必要であるが、上記提案のものは、手動スイッ
チと自動側スイッチとの切換操作が択一的となっておら
ず、誤操作の恐れがあり、作業を安全に遂行するための
配慮に欠けている。
本考案は、簡単な構成の手段を付加するだけで、切換操
作が択一的で、誤操作の恐れがなく、作業を安全に遂行
することができ、作業者を煩わすことなく、アタッチメ
ントに振動や寸動を付与することができ、また、アタッ
チメントに付属する可動部材の操作も簡単に行なうこと
ができる作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置を提
供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するため、リフトアームの先
端に揺動可能に装着したアタッチメントを複動シリンダ
で駆動させ、上記複動シリンダの伸長・停止・収縮動作
を4ポート3位置型切換弁の切換え動作で制御する型式
の作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置において、
上記複動シリンダの油圧回路の途中に設けたばねとソレ
ノイドの協働作用によって複動シリンダへの圧油の供給
を切換制御する電磁切換弁と、上記電磁切換弁のソレノ
イドを断続して切換えるタイマー内蔵型リレーユニット
と、上記タイマー内蔵型リレーユニットを作動可能な状
態におくためのプッシュスイッチと、上記4ポート3位
置型切換弁の切換動作に連動して切換えられるタイマー
内蔵型リレーユニットを外部電源に接続するマスタース
イッチとからなり、上記4ポート3位置型切換弁の中立
位置以外の切換位置でマスタースイッチによって上記タ
イマー内蔵型リレーユニットを外部電源に接続するよう
になしたものである。
上記電磁切換弁は、切換位置を2つとし、その一方で
は、複動シリンダを伸長方向に動作させ、他方では、ど
のポートも全て閉止させる構成として実施してもよい。
また、上記電磁切換弁は、切換位置を2つとし、その一
方では、複動シリンダを伸長方向に動作させ、他方で
は、複動シリンダへの接続ポートを閉止させ、かつ、圧
油を油タンクにリターンさせる構成として実施してもよ
い。
さらに、上記作業機は、複動シリンダで動作するアタッ
チメント及びこれに付属する可動部材を動作するアタッ
チ用シリンダを有する構成のものにも本考案を適用する
ことができ、その場合には、前記電磁切換弁を、8ポー
ト3位置型で構成し、そのうちの2つの切換位置でアタ
ッチメントの複動シリンダを伸長・収縮動作させ、残る
1つの切換位置で上記アタッチ用シリンダを動作させる
構成として実施するものである。
作用 上記のように、簡単な構成の手段、即ち、タイマー内蔵
型リレーユニットに接続された電磁切換弁及びプッシュ
スイッチ並びにマスタースイッチを付加したことによ
り、タイマー内蔵型リレーユニットに接続された電磁切
換弁が、タイマー内蔵型リレーユニットによる断続的な
電気信号入力によって、上記電磁切換弁の切換位置を断
続的に切換える。従って、上記電磁切換弁の切換位置を
2つとし、各切り換え位置で圧油が自動的に複動シリン
ダの前室と後室とに交互に送られるようにしておけば、
複動シリンダによって制御されるアタッチメントが振動
する。
また、上記電磁切換弁の切換位置を2つとし、その一方
では、複動シリンダを伸長方向に動作させ、他方では、
どのポートも全て閉止させて実施することにより、複動
シリンダを介してアタッチメントを勢いよく変速的に寸
動させることができる。
そしてまた、上記電磁切換弁の切換位置を2つとし、そ
の一方では、複動シリンダを伸長方向に動作させ、他方
では、複動シリンダへの接続ポートを閉止させ、かつ、
圧油を油タンクにリターンさせて実施することにより、
複動シリンダを介してアタッチメントを定速的に寸動さ
せることができる。
さらに、複動シリンダで動作するアタッチメント及びこ
れに付属する可動部材を動作するアタッチ用シリンダを
有する構成の作業機の場合には、前記電磁切換弁を、8
ポート3位置型で構成し、そのうちの2つの切換位置で
アタッチメントの複動シリンダを伸長・収縮動作させ、
残る1つの切換位置で上記アタッチ用シリンダを動作さ
せる構成としておくことにより、アタッチメントを複動
シリンダによって振動させることができ、かつ、アタッ
チメントの付属する可動部材をアタッチ用シリンダで動
作させることができる。
また、マスタースイッチを4ポート3位置型電磁切換弁
の切換動作に連動させ、かつ、4ポート3位置型電磁切
換弁の中立位置以外の切換位置でタイマー内蔵型リレー
ユニットを外部電源に接続させるようにしており、しか
も、タイマー内蔵型リレーユニットは、プッシュスイッ
チによって作動可能な状態とするようになしているた
め、4ポート3位置型電磁切換弁の中立位置では、マス
タースイッチによりタイマー内蔵型リレーユニットが不
作動位置となり、プッシュスイッチを誤って押しても電
磁切換弁が動作することはなく、また、この中立状態で
は圧油の供給もないため、アタッチメントは停止状態を
保持して安全である。
そして、4ポート3位置型電磁切換弁を中立位置以外の
切換位置に切換えると、マスタースイッチにより、タイ
マー内蔵型リレーユニットを外部電源に接続するが、プ
ッシュスイッチを押さなければ、タイマー内蔵型リレー
ユニットが動作しないため、この状態ではアタッチメン
トの複動シリンダを伸長方向又は収縮方向に従来と同様
に普通に動作させることができる。
一方、4ポート3位置型電磁切換弁を中立位置以外の切
換位置に切換えた状態で、プッシュスイッチを押すと、
タイマー内蔵型リレーユニットが動作し、電磁切換弁に
よって、アタッチメントの複動シリンダの両側に交互に
又は一方にのみ断続的に圧油を供給し、アタッチメント
に振動又は寸動を付与することができる。このように、
本考案によれば、切換操作が択一的で、誤操作の恐れが
なく、作業を安全に遂行することができる。
実施例1 本考案に係る第1の実施例を第1図を参照しながら説明
する。但し、従来の技術において説明した部品と同一部
品は、同一符号を付して、その説明は省略する。
図において、(13)は、6ポート2位置型電磁切換弁
(以下、電磁切換弁という)で、第1の切換位置(13
a)と第2の切換位置(13b)とを有し、ばね(13c)に
より、第1の切換位置(13a)を定常状態とし、ソレノ
イド(sol)が通電したときに、スプールがばね(13c)
のばね力に抗して第2の切換位置(13b)に切換えるよ
うにしてある。また、第1の切換位置(13a)において
は、PポートとCポートとが連通し、RポートとDポー
トが連通する。第2の切換位置(13b)においては、P
ポートとAポートとが連通し、RポートとBポートとが
連通する。この電磁切換弁(13)は、第2の切換弁(1
2)とダンプシリンダ(6)との間の位置(H)に接続
する。(14)は、上記電磁切換弁(13)のソレノイド
(sol)を断続的に通電させるためのタイマーユニット
を内蔵したリレーユニット(以下、タイマー内蔵型リレ
ーユニットという)で、外部電源(15)とマスタースイ
ッチ(16)とに電気的に接続する。マスタースイッチ
(16)は、第2の切換弁(12)が、第1の切換位置(12
a)又は第2の切換位置(12b)にあるときのみ、タイマ
ー内蔵型リレーユニット(14)が動作するようにするも
のである。即ち、第2の切換弁(12)が中立位置(12
c)にあるときは、電磁切換弁(13)を作動させない
で、第1又は第2の切換位置(12a)(12b)にあるとき
のみ、電磁切換弁(13)を作動させる。
次にタイマー内蔵型リレーユニット(14)の回路構成例
を第6図に示す。同図において、(SW)は、タイマー内
蔵型リレーユニット(14)を作動させるためのプッシュ
スイッチで、座席(9)の横側に配置した、リフトシリ
ンダ(5)とダンプシリンダ(6)を操作するためのレ
バー(10)に設けられており、アタッチメント(4)を
振動させたいときのみ、ONしてタイマー内蔵型リレーユ
ニット(14)を作動可能な状態にする。(TM1)(TM2
は、第1及び第2のオンディレータイマー(以下、第1
及び第2のタイマーという)、(R1)(R2)(R3)は、
第1、第2、第3のリレー、(sol)は、電磁切換弁(1
3)のソレノイドである。(tm1)(tm2)は、第1及び
第2のオンディレータイマー(TM1)(TM2)の常開接点
(以下、第1及び第2のタイマー接点という)、(r1
(r2)は、第1及び第2のリレー(R1)(R2)の常開接
点(以下、第1及び第2のリレー接点という)、(r3
は、第3のリレー(R3)の常閉接点(以下、第3のリレ
ー接点という)である。これらは、次の各直列回路を並
列に接続してタイマー内蔵型リレーユニット(14)を構
成する。即ち、スイッチ(SW)と第3のリレー接点
(r3)と第1のタイマー(TM1)との直列回路、第1の
タイマー接点(tm1)と第1及び第2のリレー(R1)(R
2)の並列回路との直列回路、第1のリレー接点(r1
とソレノイド(sol)との直列回路、第2のリレー接点
(r2)と第2のタイマー(TM2)との直列回路、第2の
タイマー接点(tm2)と第3のリレー(R3)との直列回
路の上記各直列回路を並列に接続して、タイマー内蔵型
リレーユニット(14)を構成する。
上記第6図のタイマー内蔵型リレーユニット(14)は、
第7図に示すタイムチャートのように作動する。即ち、
レバー(10)に設けられたスイッチ(SW)をONすると、
このスイッチ(SW)をOFFするまでの間、ソレノイド(s
ol)が第1及び第2のタイマー(TM1)(TM2)で設定さ
れた時間間隔で、ON、OFFを繰返す。ソレノイド(sol)
が設定時間間隔でON、OFFを繰返すことにより、電磁切
換弁(13)は第1の切換位置(13a)と第2の切換位置
(13b)とに交互に切換えられる。従って、ダンプシリ
ンダ(6)が収縮、伸長を繰返し、その結果、アタッチ
メント(4)が振動する。
第1図の状態では、第1の切換弁(11)が第2の切換位
置(11b)にあるので、リフトシリンダ(5)が伸長動
作し、リフトアーム(3)が起立動作中にアタッチメン
ト(4)の振動が繰返されることになる。第1の切換弁
(11)が第1の切換位置(11a)にあれば、リフトアー
ム(3)の倒伏動作中にアタッチメント(4)が振動を
繰り返し、また、第1の切換弁(11)が中立位置(11
c)にあれば、リフトアーム(3)は停止状態でアタッ
チメント(4)が振動を繰返す。
第1図では、電磁切換弁(13)を第2の切換弁(12)と
ダンプシリンダ(6)との間の位置(H)に接続した場
合を示すが、第2の切換弁(12)の入口管と出口管との
間の位置(I)に設置しても、上述したと全く同じアタ
ッチメント(4)の振動動作をさせることができる。
さらに、電磁切換弁(13)は、第1の切換弁(11)の入
口管と出口管との間の位置(J)に設置することもでき
る。但し、この場合、第1の切換弁(11)が第1の切換
位置(11a)または第2の切換位置(11b)にあるとき
は、電磁切換弁(13)の切換位置(13a)(13b)の交互
の切換えに従って、リフトシリンダ(5)も収縮、伸長
を繰返す。従って、起立倒伏の断続動作を繰返すリフト
アーム(3)の先端で、アタッチメント(4)は振動す
ることになる。第1の切換弁(11)が中立位置(11c)
にあるときは、リフトシリンダ(5)は収縮、伸長しな
いで、リフトアーム(3)は静止した状態で、アタッチ
メント(4)のみが振動する。
実施例2 第2の実施例に係る6ポート2位置型電磁切換弁[以
下、電磁切換弁という](23)を第2図に示す。この電
磁切換弁(23)は、第1の切換位置(23a)において、
PポートとCポートが連通し、RポートとDポートとが
連通し、第2の切換位置(23b)においては、どのポー
トも全て閉止するものである。
この電磁切換弁(23)は、第1の実施例と同じようにタ
イマー内蔵型リレーユニット(14)を接続し、また、位
置(H)(I)(J)のいずれの配管にも接続可能であ
る。
但し、第2の実施例における電磁切換弁(23)は、第1
の実施例と異なり、第2の切換位置(23b)において
は、圧油がダンプシリンダ(6)に送られないため、ダ
ンプシリンダ(6)は停止し、第1の切換位置(23a)
においてのみ、ダンプシリンダ(6)は、収縮又は伸長
する。このとき、第2の切換位置(23b)においては、
圧油がPポートにおいて高圧で封止された状態となるか
ら、第2の切換位置(23b)から第1の切換位置(23a)
に切換えた瞬間、圧油は勢いよく、ダンプシリンダ
(6)に送られ、アタッチメント(4)は変速的な寸動
をすることになる。
実施例3 第3の実施例に係る6ポート2位置型電磁切換弁[以
下、電磁切換弁という](33)を第3図に示す。この電
磁切換弁(33)は、第1の切換位置(33a)において、
PポートとCポートとが連通し、RポートとDポートと
が連通し、第2の切換位置(33b)において、Pポート
とRポートとが連通するものである。
この電磁切換弁(33)も、第1の実施例と同じようにタ
イマー内蔵型リレーユニット(14)を接続し、また、位
置(H)(I)(J)のいずれの配管にも接続可能であ
る。
但し、第3の実施例における電磁切換弁(33)は、第2
の実施例と同様、第2の切換位置(33b)においては、
圧油はダンプシリンダ(6)に送られないため、第1の
切換位置(33a)においてのみ、ダンプシリンダ(6)
は、収縮又は伸長する。しかし、第3の実施例において
は、第2の実施例と異なり、第2の切換位置(33b)に
おいて、PポートとRポートとが連通しているから、圧
油がPポートにおいて封止された状態となっていない。
従って、電磁切換弁(33)を第2の切換位置(33b)か
ら第1の切換位置(33a)に切換えても、圧油がダンプ
シリンダ(6)に勢いよく流れることはなく、アタッチ
メント(4)は、定速的な寸動をする。
実施例4 第4の実施例は、上記三つの実施例とは異なり、アタッ
チメント(4)を特にグラップルフォークに適用するも
のである。グラップルフォークは、寒冷地で表面の凍っ
た堆肥の切り出しに特に有効であり、第4図に示すよう
に、下側の直線状のタイン(4a)と上側の略L字状のグ
ラップルタイン(4b)とから構成され、タイン(4a)は
固定して、グラップルタイン(4b)を回動させる。グラ
ップルタイン(4b)を回動させるために、タイン(4a)
の基端とグラップルタイン(4b)の基端とにアタッチ用
シリンダ(17)を装着する。但し、グラップルタイン
(4b)は、枢軸(4c)を介した伝達機構とするため、ア
タッチ用シリンダ(17)が伸長すると、グラップルタイ
ン(4b)が図面において反時計方向に回動し、タイン
(4a)と咬合する。他の構成は、上述したアタッチメン
ト(4)と同じであり、ダンプシリンダ(6)を伸長さ
せると、クランク(7)が、第4図において、反時計方
向に回動し、タイン(4a)とグラップルタイン(4b)と
ともに、グラップルフォーク全体が俯向く。
次にこのダンプシリンダ(6)と上記アタッチ用シリン
ダ(17)を動作させる8ポート3位置型電磁切換弁[以
下、電磁切換弁という](43)の配管を第5図を参照し
ながら説明する。この電磁切換弁(43)は、両側に第1
及び第2のソレノイド(sol1)(sol2)を有し、第1及
び第2のソレノイド(sol1)(sol2)が励磁されたとき
に、第1又は第2の切換位置(43a)(43b)に切換わ
り、両ソレノイド(sol1)(sol2)ともに励磁されてい
ないときは、第3の切換位置(43c)に切換わる。第1
の切換位置(43a)においては、PポートとAポートと
が連通し、RポートとBポートとが連通する。第2の切
換位置(43b)においては、PポートとCポートとが連
通し、RポートとDポートとが連通する。第3の切換位
置(43c)においては、PポートとEポートとが連通
し、RポートとFポートとが連通する。PポートとRポ
ートは、第2の切換弁(12)[第1図参照]の入口管と
出口管とに接続する。Aポートはアタッチ用シリンダ
(17)の前室に接続し、Bポートはアタッチ用シリンダ
(17)の後室に接続する。そして、CポートとFポート
とは結合してダンプシリンダ(6)の前室に接続する。
また、DポートとEポートとは結合してダンプシリンダ
(6)の後室に接続する。第2のソレノイド(sol2)を
断続的に励磁させるタイマー内蔵型リレーユニット(1
4)は、第1の実施例において説明した第6図と同じ構
成とし、従って、第7図に示すように作動する。また、
第1のソレノイド(sol1)は、前記タイマー内蔵型リレ
ーユニット(14)がOFFしているときのみ、制御するこ
とができるスイッチを接続する。
第4の実施例は以上のように構成され、次に動作につい
て説明する。
第2の切換弁(12)が、例えば、第1の切換位置(12
a)に位置し[第1図参照]、Pポートに圧油が送られ
る場合において、タイマー内蔵型リレーユニット(14)
のプッシュスイッチ(SW)をONする。すると、第7図に
示すように、第2のソレノイド(sol2)[第7図におい
ては(sol)]が断続的にON、OFFを繰返す。第2のソレ
ノイド(sol2)がOFFの間は、電磁切換弁(43)が第3
の切換位置(43c)に位置しているから、ダンプシリン
ダ(6)は伸長動作する。第2のソレノイド(sol2)が
ONすると、電磁切換弁(43)が第2の切換位置(43b)
に切り換わるから、ダンプシリンダ(6)は収縮動作す
る。従って、第2のソレノイド(sol2)の断続的なON、
OFFにより、タイマー内蔵型リレーユニット(14)をOFF
するまでの間、ダンプシリンダ(6)が、伸長・収縮を
繰り返し、その結果、アタッチメント(4)であるグラ
ップルフォーク全体が振動する。
タイマー内蔵型リレーユニット(14)をOFFすると、電
磁切換弁(43)は、上述したように、ばね力により、第
3の切換位置(43c)に切り換わる。ここで、第1のソ
レノイド(sol1)を励磁すると、電磁切換弁(43)は、
第1の切換位置(43a)に切り換わり、圧油は、アタッ
チ用シリンダ(17)に流れる。但し、圧油をアタッチ用
シリンダ(17)の前室と後室とに送る切換えは、電磁切
換弁(43)では行なえず、第2の切換弁(12)を第1の
切換位置(12a)と第2の切換位置(12b)とに切換える
ことにより行なう。アタッチ用シリンダ(17)の収縮・
伸長動作により、グラップルタイン(4b)が、枢軸(4
c)を回転軸に回動する。
以上は本考案に係る四つの実施例を説明したもので、本
考案はこの実施例に限られることなく、本考案の要旨内
において設計変更することができ、例えば、作業機はト
ラクタ本体に限られるものではない。
考案の効果 本考案は、複動シリンダを制御する4ポート3位置型切
換弁とは別に設けた電磁切換弁をタイマー内蔵型リレー
ユニットにより自動的に断続して切換えるものであるか
ら、前記電磁切換弁は振動又は寸動専用の手段として、
構成が簡単で設計が容易であり、信頼性、耐久性に富
み、かつ、操作性に優れる。従って、作業者は、アタッ
チメントを振動又は寸動させるために焦心することがな
く、安全に作業機の運転を持続することができ、事故の
防止にもつながる。
また、本考案は、電磁切換弁の切換位置を2つとし、そ
の一方では、複動シリンダを伸長方向に動作させ、他方
では、どのポートも全て閉止させて実施することによ
り、複動シリンダを介してアタッチメントを勢いよく変
速的に寸動させることができる。
そしてまた、本考案は、上記電磁切換弁の切換位置を2
つとし、その一方では、複動シリンダを伸長方向に動作
させ、他方では、複動シリンダへの接続ポートを閉止さ
せ、かつ、圧油を油タンクにリターンさせることによ
り、複動シリンダを介してアタッチメントを定速的に寸
動させることができる。
上記寸動は、溝堀り等において、ショベルやフォーク等
のアタッチメントの先端を地面深くまで挿入させる必要
がある場合に利用され、また、振動は、ふるい分け作業
等に利用される。
さらに、本考案は、上記電磁切換弁として、8ポート3
位置型電磁切換弁を使用して、そのうちの2つの切換位
置でアタッチメントの複動シリンダを伸長・収縮動作さ
せ、残る1つの切換位置で上記アタッチメントに付属す
る可動部材の動作を行なわせるアタッチ用シリンダを動
作させることにより、8ポート3位置型電磁切換弁の2
つの切換位置で、アタッチメントに振動動作を与えるこ
とができると共に、残る1つの切換位置で、上記アタッ
チメントに付属する可動部材をアタッチ用シリンダによ
り動作させることができる。
また、マスタースイッチを4ポート3位置型電磁切換弁
の切換動作に連動させ、かつ、4ポート3位置型電磁切
換弁の中立位置以外の切換位置でタイマー内蔵型リレー
ユニットを外部電源に接続させるようにしており、しか
も、タイマー内蔵型リレーユニットは、プッシュスイッ
チによって作動可能な状態とするようになしているた
め、4ポート3位置型電磁切換弁の中立位置では、マス
タースイッチによりタイマー内蔵型リレーユニットが不
作動位置となり、プッシュスイッチを誤って押しても電
磁切換弁が動作することはなく、また、この中立状態で
は圧油の供給もないため、アタッチメントは停止状態を
保持して安全である。
そして、4ポート3位置型電磁切換弁を中立位置以外の
切換位置に切換えると、マスタースイッチにより、タイ
マー内蔵型リレーユニットを外部電源に接続するが、プ
ッシュスイッチを押さなければ、タイマー内蔵型リレー
ユニットが動作しないため、この状態ではアタッチメン
トの複動シリンダを伸長方向又は収縮方向に従来と同様
に普通に動作させることができる。
一方、4ポート3位置型電磁切換弁を中立位置以外の切
換位置に切換えた状態で、プッシュスイッチを押すと、
タイマー内蔵型リレーユニットが動作し、電磁切換弁に
よって、アタッチメントの複動シリンダの両側に交互に
又は一方にのみ断続的に圧油を供給し、アタッチメント
に振動又は寸動を付与することができる。このように、
本考案によれば、切換操作が択一的で、誤操作の恐れが
なく、作業を安全に遂行することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る第1の実施例を示した油圧配管の
回路図、第2図は同じく第2の実施例を示した部分回路
図、第3図は同じく第3の実施例を示した部分回路図、
第4図はアタッチメントをグラップルフォークに適用す
る第4の実施例を示したリフトアームとアタッチメント
の側面図、第5図は第4図の実施例のための油圧配管の
部分回路図、第6図は本考案に係る油圧装置を制御する
電磁切換弁に接続するタイマー内蔵型リレーユニットの
回路図、第7図はタイマー内蔵型リレーユニットの動作
の状態を示すタイムチャート図、第8図は本考案を適用
する一般的なトラクタの全体図、第9図はトラクタのア
タッチメントを制御するための従来の回路図である。 (1)……トラクタ本体(作業機)、(2)……サイド
フレーム、(3)……リフトアーム、(4)……アタッ
チメント、(5)……リフト用の複動シリンダ(リフト
シリンダ)、(6)……ダンプ用の複動シリンダ(ダン
プシリンダ)、(7)……クランク、(8)……コンロ
ッド、(9)……座席、(10)……レバー、(11)……
第1の切換弁、(12)……第2の切換弁、(13)……電
磁切換弁、(14)……タイマー内蔵型リレーユニット、
(15)……外部電源、(16)……マスタースイッチ、
(SW)……プッシュスイッチ、(23)……電磁切換弁、
(33)……電磁切換弁、(43)……電磁切換弁。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リフトアームの先端に揺動可能に装着した
    アタッチメントを複動シリンダで駆動させ、上記複動シ
    リンダの伸長・停止・収縮動作を4ポート3位置型切換
    弁の切換え動作で制御する型式の作業機のアタッチメン
    トの駆動用油圧装置において、 上記複動シリンダの油圧回路の途中に設けたばねとソレ
    ノイドの協働作用によって上記複動シリンダへの圧油の
    供給を切換制御する電磁切換弁と、 上記電磁切換弁のソレノイドを断続して切換えるタイマ
    ー内蔵型リレーユニットと、 上記タイマー内蔵型リレーユニットを作動可能な状態に
    おくためのプッシュスイッチと、 上記4ポート3位置型切換弁の切換動作に連動して切換
    えられるタイマー内蔵型リレーユニットを外部電源に接
    続するマスタースイッチとからなり、 上記4ポート3位置型切換弁の中立位置以外の切換位置
    でマスタースイッチによって上記タイマー内蔵型リレー
    ユニットを外部電源に接続するようになしたこと を特徴とする作業機のアタッチメントの駆動用油圧装
    置。
  2. 【請求項2】電磁切換弁が、2つの切換位置をもち、そ
    の一方では、複動シリンダを伸長方向に動作させ、他方
    では、どのポートも全て閉止させた構成からなることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の作業機
    のアタッチメントの駆動用油圧装置。
  3. 【請求項3】電磁切換弁が、2つの切換位置をもち、そ
    の一方では、複動シリンダを伸長方向に動作させ、他方
    では、複動シリンダへの接続ポートを閉止させ、かつ、
    圧油を油タンクにリターンさせる構成からなることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の作業機の
    アタッチメントの駆動用油圧装置。
  4. 【請求項4】作業機が複動シリンダで動作するアタッチ
    メント及びこれに付属する可動部材を動作するアタッチ
    用シリンダを有する構成からなり、かつ、電磁切換弁
    が、8ポート3位置型からなり、そのうちの2つの切換
    位置でアタッチメントの複動シリンダを伸長・収縮動作
    させ、残る1つの切換位置で上記アタッチ用シリンダを
    動作させる構成からなることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の作業機のアタッチメントの駆動
    用油圧装置。
JP1987164767U 1987-10-27 1987-10-27 作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置 Expired - Lifetime JPH0749051Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987164767U JPH0749051Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987164767U JPH0749051Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0169903U JPH0169903U (ja) 1989-05-10
JPH0749051Y2 true JPH0749051Y2 (ja) 1995-11-13

Family

ID=31450652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987164767U Expired - Lifetime JPH0749051Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0749051Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3562730B2 (ja) * 1994-10-05 2004-09-08 株式会社小松製作所 油圧ショベルの作業機振動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0169903U (ja) 1989-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3273729A (en) Clamping device
US4283866A (en) Convertible bucket attachment capable of excavation and clasping
EP0206934B1 (en) A selective control device for plural kinds of oil-hydraulic actuators.
US3209474A (en) Tractor loader with pivotal scoop portion
EP2188456A1 (en) Hydraulic control system for a swiveling construction machine
JPH0749051Y2 (ja) 作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置
CN216108735U (zh) 一种双向转向的挖掘装载机液压系统
JPH0747609Y2 (ja) 作業機のアタッチメントの駆動用油圧装置
US3129832A (en) Multiple-purpose power shovel
US2853201A (en) Double-acting hydraulic dirt ejector
JP3531903B2 (ja) 小型油圧ショベル
WO2024004300A1 (ja) 油圧制御装置
JP2571190Y2 (ja) パワーショベル等の油圧回路
JP2002038534A (ja) 多機能の掘削作業機の追加装備された複数のアクチュエータの操作切換制御回路
SU1313956A1 (ru) Самоходный гидравлический экскаватор
KR940000174Y1 (ko) 로우더의 신축식 버켓링케이지구조
JPH0336336A (ja) 油圧式掘削機の走行・作業機操作装置
JPH0749667B2 (ja) 農用ロ−ダのアタツチメント平行移動操作用油圧装置
JPS6326444Y2 (ja)
JPS5833649A (ja) ロ−デイングシヨベルの油圧回路
JP2775461B2 (ja) 作業車両の油圧伝動装置回路
JPH0545641Y2 (ja)
JPS5910212Y2 (ja) 水平押出し可能な油圧式フエイスシヨベル
JPH0251012B2 (ja)
JPH0322485B2 (ja)