JPH0612474Y2 - 熱交換換気装置 - Google Patents

熱交換換気装置

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JPH0612474Y2
JPH0612474Y2 JP3464787U JP3464787U JPH0612474Y2 JP H0612474 Y2 JPH0612474 Y2 JP H0612474Y2 JP 3464787 U JP3464787 U JP 3464787U JP 3464787 U JP3464787 U JP 3464787U JP H0612474 Y2 JPH0612474 Y2 JP H0612474Y2
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JP
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heat exchange
exhaust
chamber structure
blower
air supply
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吉晴 森
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、熱交換による熱回収を換気とともに行う空
調システムの中核となる大形の熱交換換気装置に関する
ものである。
[従来の技術] 上記この種の従来の熱交換換気装置には、実公昭56−
32773号公報や実公昭49−43080号公報にそ
れぞれ開示されているようなものがある。基本的には、
排気流を形成し屋外へ排気する排気送風機,給気流を形
成し室内に供給する給気送風機,上記排気流と給気流間
での熱交換を図る熱交換素子で構成されている。今日、
実際に空調システムに採用されている熱交換換気装置
は、第6図に示すように三個のユニットから構成されて
いる。即ち、送風機18を組込んだ二つの送風機チャン
バ構造体19と、上下二段積みの熱交換素子20を組込
んだ一つの熱交換チャンバ構造体21の三ユニットを近
接状態に平面配置し、二個の送風機チャンバ構造体19
をそれぞれ熱交換チャンバ構造体21にダクト22で接
続している。熱交換チャンバ構造体21には排気吸込口
と外気吸込口とが開設され、送風機チャンバ構造体19
には、その各々に吹出口23が開設されている。排気吸
込口から吸込まれた排気流は、プレフィルタ24を通過
して熱交換素子20の一方の通路に入り、ダクト22か
ら排気用に設定された送風機チャンバ構造体19を経
て、吹出口23から吹出され屋外に排気される。外気吸
込口から吸込まれた外気流(給気流)は、やはりプレフ
ィルタ24を通過して熱交換素子20の他方の通路に入
り、ダクト22から給気用に設定されたもう一つの送風
機チャンバ構造体19を経て、吹出口23から吹出され
室内に供給される。排気流と給気流とは混合することな
く特定の流路を流れ、熱交換素子20において両者間で
の熱交換(全熱交換や顕熱交換)が行われる。
また、図示のように必要に応じて熱交換素子20を通さ
ないで排気する換気運転もできるバイパス用ダクト25
による排気バイパス回路をもつものもある。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来の熱交換換気装置は、二つの送風機チャン
バ構造体19と、熱交換素子20を組込んだ一つの熱交
換チャンバ構造体21の三ユニットを近接状態に平面配
置し、送風機チャンバ構造体19と熱交換チャンバ構造
体21とをダクト22で接続する構成であるため、設置
にはかなり広い面積が必要となるうえ、排気バイパス回
路を設けるものではバイパス用ダクト25及びそれに付
随する構成や部品によってコストも高く、工事費もかさ
むものとなっている。また、今日、塵埃の浮遊を極力抑
えた室内雰囲気が種々の分野で要求されているが、熱交
換素子20を保全するためのプレフィルタ24では到底
その要求に応えられず、空気清浄化能力の高い中高性能
フィルタを空調システムの中に別に設けなければ上記し
た室内雰囲気を作り出し得ないといった問題点を含んで
いた。
また単に中高性能フィルタを給気送風機の直前上流に設
置してもに性能面では変わらないものの、全体の投影平
面積はその分大きくなり、設置床面の占有面積を小さく
することはできないという問題点があった。
この考案はかかる従来の問題点を解消するためになされ
たもので、設置面積が小さく、中高性能フィルタを機能
させ得る、排気バイパスを内設したまとまりの良い熱交
換換気装置を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る熱交換換気装置は、排気送風機と給気送
風機とを個別に組込んだ箱形の単一の送風機チャンバ構
造体の上に、熱交換素子を内蔵し、これらの熱交換素子
の両側にはそれぞれ内部の給気流路の入口端である給気
吸込口と内部の排気流路の入口端である排気吸込口の開
口した熱交換チャンバ構造体を、上記送風機チャンバ構
造体と上記熱交換チャンバ構造体との給気流路と排気流
路とをそれぞれ個別に連絡して一連の通風路とし、給気
流路を連絡させる風路には取り外し可能の中高性能フィ
ルタを介装してなる箱形のフィルタユニットを挟んで接
合配置するとともに、上記熱交換チャンバ構造体とフィ
ルタユニットとには、上記排気吸込口から熱交換素子を
迂回して直接に送風機チャンバ構造体の排気送風機に排
気流を導く開閉可能の排気バイパス通路を内部に構成し
たものである。
[作用] この考案においては、全体が方形の箱積み構成体とな
り、投影平面積は送風機チャンバ構造体の投影平面積と
殆ど変わらず、設置にあたり占有面積は小さくなる。ま
た、送風機チャンバ構造体と熱交換チャンバ構造体との
間に挟み込んだフィルタユニットに内装された中高性能
フィルタによって塵埃の極めて少ない室内雰囲気を容易
に作り出すことができ、かつ熱交換素子を通過させずに
排気する換気が内設した排気バイパス通路の開放によっ
て行い得る。
[実施例] 第1図〜第5図はいずれも本考案の一実施例としての熱
交換換気装置を示したものである。第7図は本願考案の
熱交換素子換気装置フィルタユニットの透視図、第8図
は給気の流れを示す給気流路図、第9図は排気の流れを
示す排気流路図、第10図は排気のバイパスの流れを示
すバイパス流路図、第11図は従来の送風機に高性能フ
ィルタユニットを設けた場合の外形図、第12図は本考
案の送風機に高性能フィルタユニットを設けた場合の外
形図である。本例の熱交換換気装置は、ビル等の空調シ
ステムの中核となる大形のもので、三個のユニットを箱
積みにした外観を呈する。即ち、第11図に示した従来
の熱交換換気装置においては、フィルタユニットが給気
吹出口に設けられこの給気吹出口の分だけ投影平面積が
大きくなるのに対して、第12図に示した本考案の熱交
換換気装置においては、排気送風機1と給気送風機2と
を個別に横並びに区切って組込んだ箱形の送風機チャン
バ構造体3であるユニットの上に、交差流型の全熱交換
素子4を内蔵し、この全熱交換素子4の両側にはそれぞ
れ給気吸込口5と排気吸込口6とを構成してなる箱形の
熱交換チャンバ構造体7を、取り外し可能の中高性能フ
ィルタ8を介装してなる箱形のフィルタユニット9を挟
んで接合配置してなる。装置全体は方形の箱積み構成体
となり、その投影平面積は送風機チャンバ構造体3の投
影平面積と変わらない。熱交換チャンバ構造体7の内部
に形成されている排気流を通す排気流路と給気流を通す
給気流路との各流路端は、熱交換チャンバ構造体7の底
部に個別に開口し、フィルタユニット9を介して送風機
チャンバ構造体3に積み上げ結合することで、送風機チ
ャンバ構造体3側の排気流路端及び給気流路端にそれぞ
れ個別に連通する。上記熱交換チャンバ構造体7には、
その排気吸込口6に臨み縦方向に延びる通路10の開口
した排気チャンバ11が構成され、通路10の下端は同
じく底部に個別に開口している。上記排気チャンバ11
には全熱交換素子4側の導入部と通路10の開口部とを
切り換え式に開閉することができる切換ダンパ12が枢
着されている。この通路10の下端もフィルタユニット
9側に構成されたバイパス通路端13に連通し、一連の
排気バイパス通路を構成する。
即ち、フィルタユニット9は、第3図〜第5図に図示の
通り、熱交換チャンバ構造体7と送風機チャンバ構造体
3とを連絡させる風路構造体で、第7図に示すとおりそ
の給気連絡路14に対して交換性のある中高性能フィル
タ8が着脱可能に装着されている。第7図において、矢
印イは給気流の流れを、矢印ロは排気流の流れを、矢印
ハはバイパス流の流れをそれぞれ示している。送風機チ
ャンバ構造体3とフィルタユニット9,並びにフィルタ
ユニット9と熱交換チャンバ構造体7との接続は、送風
機チャンバ構造体3の平面積内において、それぞれダク
ト等の接続用別部品を介さず直接的に行われている。排
気流路の入口端は排気吸込口6であり、その出口端は送
風機チャンバ構造体3の排気送風機1の吹出し部に対応
する位置に開設された排気吹出口15である。又、給気
流路の入口端は給気吸込口5であり、その出口端は送風
機チャンバ構造体3の給気送風機2の吹出し部に対応す
る位置に開設された給気吹出口16である。なお、各全
熱交換素子4の各導入側には、該全熱交換素子4の保守
点検の熱交換チャンバ構造体7からの引き出しとともに
取り外しうるプレフィルタ17が装着されている。
以上のような構成の本例の熱交換換気装置は、これまで
のこの種の装置と同様に、外気の室内への供給と室内空
気の屋外への排気とを同時的に、両者間での熱交換を実
施しながら行うことができるとともに、切換ダンパ12
を切り換え、全熱交換素子4側の導入部を閉止し、排気
バイパス通路を開放させることによって、排気流を全熱
交換素子4に通さずに排気する換気運転が必要に応じて
実施しうる。そして、本例の装置では、第12図に示し
たとおり、全体が方形の箱積み構成体となり、投影平面
積は送風機チャンバ構造体3の投影平面積と殆ど変わら
ないから、設置にあたり占有面積はこれまでの装置より
十分に小さくなる。また、送風機チャンバ構造体3にフ
ィルタユニット9と熱交換チャンバ構造体7とを箱積み
にし、ダクト等の別部品の装着なしに一連の排気流路と
給気流路と排気バイパス通路とを構成するため、コンパ
クトで工事費もかからず、コストも低減することにな
る。そして、特に中高性能フィルタ8に給気流を通すた
め、室内の雰囲気を中高性能フィルタ8の機能に応じて
塵埃の少ない良好なものにすることができる。この機能
は、これまでのこの種の装置では得難いもので、いわば
高清浄化空調システムが単一の本例熱交換換気装置で構
成できるのである。
[考案の効果] 以上、実施例による説明からも明らかなように本考案の
熱交換換気装置は、全体が方形の箱積み構成体となり、
投影平面積は送風機チャンバ構造体の投影平面積と殆ど
変わらず、設置にあたり占有面積は小さくなる。また、
送風機チャンバ構造体と熱交換チャンバ構造体との間に
挟み込んだフィルタユニットに内装された中高性能フィ
ルタによって塵埃の極めて少ない室内雰囲気を容易に作
り出すことができ、かつ熱交換素子を通過させずに排気
する換気が内設した排気バイパス通路の開放によって行
い得る。つまり高清浄化空調システムを安価な工事費で
簡単に構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての熱交換換気装置を示
す正面図、第2図は同じくその側面図、第3図と第4図
と第5図はそれぞれフィルタユニットの平面図と側面図
と底面図、第6図は従来例を示す熱交換換気装置の平面
図、第7図はフィルタユニットの内部構造を示す透視
図、第8図は給気の流れを示す給気流路図、第9図は排
気の流れを示す排気流路図、第10図は排気のバイパス
の流れを示すバイパス流路図、第11図(a)は従来の
送風機の直前上流に排気吸込口を設けた場合の外形図、
第11図(b)は従来の送風機の直前上流に高性能フィ
ルタユニットを設けた場合の外形図、第12図(a)は
本考案の送風機に高性能フィルタユニットを設ける前の
場合の外形図、第12図(b)は本考案の送風機に高性
能フィルタユニットを設けた場合の外形図である。図に
おいて、1は排気送風機、2は給気送風機、3は送風機
チャンバ構造体、4は全熱交換素子、5は給気吸込口、
6は排気吸込口、7は熱交換チャンバ構造体、8は中高
性能フィルタ、9はフィルタユニット、10は通路、1
2は切換ダンパ、13はバイパス通路端である。なお、
図中同一符号は、同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気送風機と給気送風機とを個別に組込ん
    だ箱形の単一の送風機チャンバ構造体の上に、熱交換素
    子を内蔵し、この熱交換素子の両側にはそれぞれ内部の
    給気流路の入口端である給気吸込口と内部の排気流路の
    入口端である排気吸込口との開口した熱交換チャンバ構
    造体を、上記送風機チャンバ構造体と上記熱交換チャン
    バ構造体との給気流路と排気流路とをそれぞれ個別に連
    絡して一連の通風路とし、給気流路を連絡させる給気連
    絡路には取り外し可能の中高性能フィルタを装着してな
    る箱形のフィルタユニットを挟んで積層形態に接合し、
    全体を6面体の箱型に構成するとともに、上記熱交換チ
    ャンバ構造体とフィルタユニットとには、上記排気吸込
    口から熱交換素子を迂回して直接に送風機チャンバ構造
    体の排気送風機に排気流を導く開閉可能の一連の排気バ
    イパス通路を構成する通路を設けたことを特徴とする熱
    交換換気装置。
JP3464787U 1987-03-10 1987-03-10 熱交換換気装置 Expired - Lifetime JPH0612474Y2 (ja)

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JPS63142633U JPS63142633U (ja) 1988-09-20
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JP3443854B2 (ja) * 1991-12-09 2003-09-08 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
JP4230039B2 (ja) * 1999-01-22 2009-02-25 三菱電機株式会社 フィルタ汚れ検知装置及びフィルタを備えた空調装置

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