JPH0612465A - 静的遅延解析用並列処理システム - Google Patents
静的遅延解析用並列処理システムInfo
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- JPH0612465A JPH0612465A JP4189872A JP18987292A JPH0612465A JP H0612465 A JPH0612465 A JP H0612465A JP 4189872 A JP4189872 A JP 4189872A JP 18987292 A JP18987292 A JP 18987292A JP H0612465 A JPH0612465 A JP H0612465A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 静的遅延解析処理の高速化を図る。
【構成】 回路情報格納部1は回路素子および回路素子
間の接続に関する情報を格納する。段数付け部2は回路
情報格納部1に格納された情報を基に、回路内の全端子
について遅延解析の対象となるパスの始点からの端子段
数を求める。段数情報格納部3は段数付け部2で求めら
れた回路内の全端子各々の端子段数を、全端子各々に対
応付けて格納する。割り付け部4は段数情報格納部3に
格納された回路内の全端子各々の端子段数を基に、複数
の処理装置に割り付けられる同一段数の端子が略均等と
なるように割り付けを行う。 【効果】 特定の処理装置における待ち時間の発生が少
なく、並列性の高い、高速な処理が可能となる。
間の接続に関する情報を格納する。段数付け部2は回路
情報格納部1に格納された情報を基に、回路内の全端子
について遅延解析の対象となるパスの始点からの端子段
数を求める。段数情報格納部3は段数付け部2で求めら
れた回路内の全端子各々の端子段数を、全端子各々に対
応付けて格納する。割り付け部4は段数情報格納部3に
格納された回路内の全端子各々の端子段数を基に、複数
の処理装置に割り付けられる同一段数の端子が略均等と
なるように割り付けを行う。 【効果】 特定の処理装置における待ち時間の発生が少
なく、並列性の高い、高速な処理が可能となる。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は静的遅延解析用並列処理システム
に関する。
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、静的遅延解析方法においては、1台
の処理装置で論理回路の静的遅延解析を行っており、論
理回路の各素子間の遅延時間を順次算出するようになっ
ている。
の処理装置で論理回路の静的遅延解析を行っており、論
理回路の各素子間の遅延時間を順次算出するようになっ
ている。
【0003】このような従来の静的遅延解析方法では、
1台の処理装置で論理回路の各素子間の遅延時間を順次
算出するようになっているので、静的遅延解析処理の高
速化が難しいという問題がある。
1台の処理装置で論理回路の各素子間の遅延時間を順次
算出するようになっているので、静的遅延解析処理の高
速化が難しいという問題がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記のような従来のものの問題
点を除去すべくなされたもので、静的遅延解析処理の高
速化を図ることができる静的遅延解析用並列処理システ
ムの提供を目的とする。
点を除去すべくなされたもので、静的遅延解析処理の高
速化を図ることができる静的遅延解析用並列処理システ
ムの提供を目的とする。
【0005】
【発明の構成】本発明による静的遅延解析用並列処理シ
ステムは、論理回路の静的遅延解析を複数の処理装置を
用いて並列に行う静的遅延解析用並列処理システムであ
って、前記論理回路上の各素子および前記各素子間の接
続に関する回路情報を格納する回路情報格納手段と、前
記回路情報格納手段の前記回路情報を基に前記各素子の
端子各々のパスの始点からの端子段数を検出する検出手
段と、前記検出手段の検出結果を基に同一の端子段数を
有する端子を前記複数の処理装置に略均等に割り付ける
割り付け手段とを設けたことを特徴とする。
ステムは、論理回路の静的遅延解析を複数の処理装置を
用いて並列に行う静的遅延解析用並列処理システムであ
って、前記論理回路上の各素子および前記各素子間の接
続に関する回路情報を格納する回路情報格納手段と、前
記回路情報格納手段の前記回路情報を基に前記各素子の
端子各々のパスの始点からの端子段数を検出する検出手
段と、前記検出手段の検出結果を基に同一の端子段数を
有する端子を前記複数の処理装置に略均等に割り付ける
割り付け手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】本発明による他の静的遅延解析用並列処理
システムは、論理回路の静的遅延解析を複数の処理装置
を用いて並列に行う静的遅延解析用並列処理システムで
あって、前記論理回路上の各素子および前記各素子間の
接続に関する回路情報を格納する回路情報格納手段と、
前記回路情報格納手段の前記回路情報を基に前記各素子
の端子各々のパスの始点からの端子段数を検出する検出
手段と、前記回路情報格納手段の前記回路情報および前
記検出手段の検出結果を基に同一の端子段数を有する端
子を前記論理回路における信号伝播経路にしたがって前
記複数の処理装置に略均等に割り付ける割り付け手段と
を設けたことを特徴とする。
システムは、論理回路の静的遅延解析を複数の処理装置
を用いて並列に行う静的遅延解析用並列処理システムで
あって、前記論理回路上の各素子および前記各素子間の
接続に関する回路情報を格納する回路情報格納手段と、
前記回路情報格納手段の前記回路情報を基に前記各素子
の端子各々のパスの始点からの端子段数を検出する検出
手段と、前記回路情報格納手段の前記回路情報および前
記検出手段の検出結果を基に同一の端子段数を有する端
子を前記論理回路における信号伝播経路にしたがって前
記複数の処理装置に略均等に割り付ける割り付け手段と
を設けたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0008】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、回路情報格納部1は回路素
子(図示せず)および回路素子間の接続に関する情報を
格納する。段数付け部2は回路情報格納部1に格納され
た情報を基に、回路内の全端子について遅延解析の対象
となるパスの始点からの端子段数を求める。
ック図である。図において、回路情報格納部1は回路素
子(図示せず)および回路素子間の接続に関する情報を
格納する。段数付け部2は回路情報格納部1に格納され
た情報を基に、回路内の全端子について遅延解析の対象
となるパスの始点からの端子段数を求める。
【0009】また、段数付け部2は回路内の全端子にお
いてループ接続されている部分があれば、その部分の切
断を行ってから端子段数を求める。段数情報格納部3は
段数付け部2で求められた回路内の全端子各々の端子段
数を、全端子各々に対応付けて格納する。
いてループ接続されている部分があれば、その部分の切
断を行ってから端子段数を求める。段数情報格納部3は
段数付け部2で求められた回路内の全端子各々の端子段
数を、全端子各々に対応付けて格納する。
【0010】割り付け部4は段数情報格納部3に格納さ
れた回路内の全端子各々の端子段数を基に、複数の処理
装置に割り付けられる同一段数の端子が略均等となるよ
うに割り付けを行う。割り付け情報格納部5は割り付け
部4による割り付け結果を格納する。
れた回路内の全端子各々の端子段数を基に、複数の処理
装置に割り付けられる同一段数の端子が略均等となるよ
うに割り付けを行う。割り付け情報格納部5は割り付け
部4による割り付け結果を格納する。
【0011】図2は本発明の一実施例による割り付け対
象の論理回路の一例を示す図である。図において、割り
付け対象の論理回路は素子31〜33からなり、端子1
1〜14は外部入力端子であり、端子25は外部出力端
子である。素子31〜33には夫々入力端子である端子
15〜17,20〜23と、出力端子である端子18,
19,24とが設けられている。
象の論理回路の一例を示す図である。図において、割り
付け対象の論理回路は素子31〜33からなり、端子1
1〜14は外部入力端子であり、端子25は外部出力端
子である。素子31〜33には夫々入力端子である端子
15〜17,20〜23と、出力端子である端子18,
19,24とが設けられている。
【0012】図3は本発明の一実施例による割り付け動
作を示すフローチャートである。これら図1〜図3を用
いて本発明の一実施例の割り付け動作について説明す
る。以下、図2に示す論理回路を2台の処理装置で遅延
解析する場合の割り付け動作について説明する。
作を示すフローチャートである。これら図1〜図3を用
いて本発明の一実施例の割り付け動作について説明す
る。以下、図2に示す論理回路を2台の処理装置で遅延
解析する場合の割り付け動作について説明する。
【0013】回路情報格納部1は図2に示された素子3
1〜33および端子11〜25と、素子31〜33およ
び端子11〜25の間の接続状態とを示す情報を格納す
る。段数付け部2は回路情報格納部1の情報を基に、必
要に応じてループ部分の切断を行った後に、遅延解析の
対象となるパスの始点からの端子段数を求める。
1〜33および端子11〜25と、素子31〜33およ
び端子11〜25の間の接続状態とを示す情報を格納す
る。段数付け部2は回路情報格納部1の情報を基に、必
要に応じてループ部分の切断を行った後に、遅延解析の
対象となるパスの始点からの端子段数を求める。
【0014】図2に示す論理回路の場合、段数付け部2
によって求められる端子段数は、 端子11,12,13,14 ……1段 端子15,16,17,20,21……2段 端子18,19 ……3段 端子22,23 ……4段 端子24 ……5段 端子25 ……6段 となる。
によって求められる端子段数は、 端子11,12,13,14 ……1段 端子15,16,17,20,21……2段 端子18,19 ……3段 端子22,23 ……4段 端子24 ……5段 端子25 ……6段 となる。
【0015】段数情報格納部3は段数付け部2によって
求められた端子段数を端子11〜25各々に対応付けて
格納する。割り付け部4は段数情報格納部3に格納され
た端子段数の情報を基に、2台の処理装置に割り付けら
れる同一段数の端子が略均等となるように割り付けを行
う。
求められた端子段数を端子11〜25各々に対応付けて
格納する。割り付け部4は段数情報格納部3に格納され
た端子段数の情報を基に、2台の処理装置に割り付けら
れる同一段数の端子が略均等となるように割り付けを行
う。
【0016】まず、割り付け部4は端子11〜25各々
の名称とその端子段数との表を作成し(図3ステップ4
1)、作成した表をソートして端子11〜25各々を端
子段数の小さい順に並べ換える(図3ステップ42)。
つまり、端子11〜25各々は上記のように並べ換えら
れる。
の名称とその端子段数との表を作成し(図3ステップ4
1)、作成した表をソートして端子11〜25各々を端
子段数の小さい順に並べ換える(図3ステップ42)。
つまり、端子11〜25各々は上記のように並べ換えら
れる。
【0017】次に、割り付け部4は段数の小さい順に端
子11〜25各々を順次一つずつ取り出し(図3ステッ
プ43,46)、取出した順番と処理装置の台数との除
算を行い、剰余の値に対応する処理装置[#(i mo
d n)]に取り出した端子11〜25各々を割り付け
る(図3ステップ45)。
子11〜25各々を順次一つずつ取り出し(図3ステッ
プ43,46)、取出した順番と処理装置の台数との除
算を行い、剰余の値に対応する処理装置[#(i mo
d n)]に取り出した端子11〜25各々を割り付け
る(図3ステップ45)。
【0018】この場合、処理装置が2台なので、端子1
1〜25各々は剰余がでれば1台目の処理装置に、剰余
がでなければ2台目の処理装置に夫々割り付けられる。
よって、端子11,13,15,17,21,19,2
3,25が1台目の処理装置に、端子12,14,1
6,20,18,22,24が2台目の処理装置に夫々
割り付けられる。
1〜25各々は剰余がでれば1台目の処理装置に、剰余
がでなければ2台目の処理装置に夫々割り付けられる。
よって、端子11,13,15,17,21,19,2
3,25が1台目の処理装置に、端子12,14,1
6,20,18,22,24が2台目の処理装置に夫々
割り付けられる。
【0019】割り付け部4は取出した順番が全端子数と
一致するまで上述の処理動作を行い(図3ステップ4
4)、取出した順番が全端子数と一致すると処理を終了
し、その割り付け結果を割り付け情報格納部5に格納す
る。
一致するまで上述の処理動作を行い(図3ステップ4
4)、取出した順番が全端子数と一致すると処理を終了
し、その割り付け結果を割り付け情報格納部5に格納す
る。
【0020】ここで、上述の割り付け処理の基準として
用いられている端子段数は信号伝播の順に一致している
ため、割り付け結果に基づいて並列処理装置で静的遅延
解析を行うと、片側の処理装置における待ち時間の発生
が少なく、並列性の高い、高速な処理が可能となる。
用いられている端子段数は信号伝播の順に一致している
ため、割り付け結果に基づいて並列処理装置で静的遅延
解析を行うと、片側の処理装置における待ち時間の発生
が少なく、並列性の高い、高速な処理が可能となる。
【0021】図4は本発明の他の実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の他の実施例は端
子1〜25の端子段数とそれらの接続関係とを基に割り
付け動作を行う割り付け部6を設けた以外は、図1に示
す本発明の一実施例と同様の構成となっており、同一構
成要素には同一符号を付してある。また、それら同一構
成要素の動作は本発明の一実施例の動作と同様である。
ロック図である。図において、本発明の他の実施例は端
子1〜25の端子段数とそれらの接続関係とを基に割り
付け動作を行う割り付け部6を設けた以外は、図1に示
す本発明の一実施例と同様の構成となっており、同一構
成要素には同一符号を付してある。また、それら同一構
成要素の動作は本発明の一実施例の動作と同様である。
【0022】図5は本発明の他の実施例による割り付け
動作を示すフローチャートであり、図6は図2の各端子
11〜25間の接続関係を示す図である。これら図2お
よび図4〜図6を用いて本発明の他の実施例の割り付け
動作について説明する。以下、図2に示す論理回路を2
台の処理装置で遅延解析する場合の割り付け動作につい
て説明する。
動作を示すフローチャートであり、図6は図2の各端子
11〜25間の接続関係を示す図である。これら図2お
よび図4〜図6を用いて本発明の他の実施例の割り付け
動作について説明する。以下、図2に示す論理回路を2
台の処理装置で遅延解析する場合の割り付け動作につい
て説明する。
【0023】端子段数が段数付け部2によって求められ
て段数情報格納部3に格納されると、割り付け部6は回
路情報格納部1および段数情報格納部3に夫々格納され
た情報を基に、2台の処理装置間に割り付けられた端子
間の接続が最小となり、その範囲内で2台の処理装置に
割り付けられる同一段数の端子が略均等となるように割
り付けを行う。
て段数情報格納部3に格納されると、割り付け部6は回
路情報格納部1および段数情報格納部3に夫々格納され
た情報を基に、2台の処理装置間に割り付けられた端子
間の接続が最小となり、その範囲内で2台の処理装置に
割り付けられる同一段数の端子が略均等となるように割
り付けを行う。
【0024】まず、割り付け部6は回路情報格納部1お
よび段数情報格納部3に夫々格納された情報を基に、端
子11〜25各々の間の接続関係を示す接続表(図6参
照)を作成する(図5ステップ51)。
よび段数情報格納部3に夫々格納された情報を基に、端
子11〜25各々の間の接続関係を示す接続表(図6参
照)を作成する(図5ステップ51)。
【0025】この後に、割り付け部6は割り付け対象の
処理装置を指定し(l←θ)(図5ステップ52)、作
成した接続表を基に最小段数の端子のうち最も接続の多
い端子を該処理装置に割り付ける(図5ステップ5
3)。
処理装置を指定し(l←θ)(図5ステップ52)、作
成した接続表を基に最小段数の端子のうち最も接続の多
い端子を該処理装置に割り付ける(図5ステップ5
3)。
【0026】次に、割り付け部6は該処理装置に割り付
けた端子に接続される次段の端子のうち最も接続が多い
端子を該処理装置に割り付ける。このとき、該処理装置
に割り付けた端子の段数が最大となるまで上記の処理を
繰返し行う(図5ステップ54,55)。
けた端子に接続される次段の端子のうち最も接続が多い
端子を該処理装置に割り付ける。このとき、該処理装置
に割り付けた端子の段数が最大となるまで上記の処理を
繰返し行う(図5ステップ54,55)。
【0027】該処理装置に最後に割り付けた端子の端子
段数が最大になると、該処理装置に割り付けた端子数が
予め設定した該処理装置への割り付け可能数を越えたか
否かを判定する(図5ステップ56)。
段数が最大になると、該処理装置に割り付けた端子数が
予め設定した該処理装置への割り付け可能数を越えたか
否かを判定する(図5ステップ56)。
【0028】その結果、該処理装置への割り付け可能数
を越えていれば、上記の処理による割り付け結果を取消
して次の処理装置(l←l+1)を指定する。また、該
処理装置への割り付け可能数を越えていなければ、その
まま次の処理装置(l←l+1)を指定する(図5ステ
ップ57,58)。
を越えていれば、上記の処理による割り付け結果を取消
して次の処理装置(l←l+1)を指定する。また、該
処理装置への割り付け可能数を越えていなければ、その
まま次の処理装置(l←l+1)を指定する(図5ステ
ップ57,58)。
【0029】このとき、すべての処理装置に対する割り
付け処理が終了したかをチェックし(図5ステップ5
9)、終了していなければ次の処理装置(l←l+1)
の割り付け処理に移る。また、終了していれば処理装置
に全端子を割り付けたか否かをチェックする(図5ステ
ップ60)。全端子を割り付けていなければ、最初の処
理装置を指定する(l←θ)(図5ステップ52)。ま
た、全端子を割り付けていれば、上記の割り付け処理を
終了する。
付け処理が終了したかをチェックし(図5ステップ5
9)、終了していなければ次の処理装置(l←l+1)
の割り付け処理に移る。また、終了していれば処理装置
に全端子を割り付けたか否かをチェックする(図5ステ
ップ60)。全端子を割り付けていなければ、最初の処
理装置を指定する(l←θ)(図5ステップ52)。ま
た、全端子を割り付けていれば、上記の割り付け処理を
終了する。
【0030】図2に示す論理回路の場合、まず最小段数
の端子11〜14のうち最も接続の多い端子12を1台
目の処理装置に割り付ける。次に、この端子12に接続
される端子15,21のうち接続の多いほうを1台目の
処理装置に割り付けるが、この場合は端子15,21の
接続が同数なので、端子15を1台目の処理装置に割り
付ける。
の端子11〜14のうち最も接続の多い端子12を1台
目の処理装置に割り付ける。次に、この端子12に接続
される端子15,21のうち接続の多いほうを1台目の
処理装置に割り付けるが、この場合は端子15,21の
接続が同数なので、端子15を1台目の処理装置に割り
付ける。
【0031】1台目の処理装置に対する割り付け処理は
最後に割り付けた端子の端子段数が最大となるまで行わ
れる。これによって、1台目の処理装置には1回目の割
り付け処理で端子12,15,18,22,24,25
が割り付けられる。尚、1台目の処理装置に割り付けら
れた端子12,15,18,22,24,25は接続表
から削除される。
最後に割り付けた端子の端子段数が最大となるまで行わ
れる。これによって、1台目の処理装置には1回目の割
り付け処理で端子12,15,18,22,24,25
が割り付けられる。尚、1台目の処理装置に割り付けら
れた端子12,15,18,22,24,25は接続表
から削除される。
【0032】続いて、2台目の処理装置に対する1回目
の割り付け処理が上述の処理と同様にして行われる。す
なわち、最小段数の端子11,13,14の接続が同数
なので、端子11を2台目の処理装置に割り付ける。
の割り付け処理が上述の処理と同様にして行われる。す
なわち、最小段数の端子11,13,14の接続が同数
なので、端子11を2台目の処理装置に割り付ける。
【0033】この端子11には端子20だけしか接続さ
れていないので、端子20を割り付けた時点で2台目の
処理装置に対する1回目の割り付け処理が終了する。よ
って、2台目の処理装置には1回目の割り付け処理で端
子11,20が割り付けられる。
れていないので、端子20を割り付けた時点で2台目の
処理装置に対する1回目の割り付け処理が終了する。よ
って、2台目の処理装置には1回目の割り付け処理で端
子11,20が割り付けられる。
【0034】2台目の処理装置に対する割り付け処理が
終了すると、1台目の処理装置に対する2回目の割り付
け処理が行われる。この場合、上述した割り付け処理と
同様にして、1台目の処理装置には2回目の割り付け処
理で端子13,16が割り付けられる。
終了すると、1台目の処理装置に対する2回目の割り付
け処理が行われる。この場合、上述した割り付け処理と
同様にして、1台目の処理装置には2回目の割り付け処
理で端子13,16が割り付けられる。
【0035】この時点で、1台目の処理装置に割り付け
た端子数が予め設定した割り付け可能数となるので、1
台目の処理装置に対する割り付け処理はすべて終了す
る。尚、図2に示す論理回路の場合、1台目および2台
目の処理装置に対する割り付け可能数は「8」とする。
た端子数が予め設定した割り付け可能数となるので、1
台目の処理装置に対する割り付け処理はすべて終了す
る。尚、図2に示す論理回路の場合、1台目および2台
目の処理装置に対する割り付け可能数は「8」とする。
【0036】1台目の処理装置に対する割り付け処理が
終了すると、上述の割り付け処理と同様にして、2台目
の処理装置に対する2,3回目の割り付け処理が行わ
れ、2回目の割り付け処理で端子14,17,19,2
3が、3回目の割り付け処理で端子21が2台目の処理
装置に夫々割り付けられる。
終了すると、上述の割り付け処理と同様にして、2台目
の処理装置に対する2,3回目の割り付け処理が行わ
れ、2回目の割り付け処理で端子14,17,19,2
3が、3回目の割り付け処理で端子21が2台目の処理
装置に夫々割り付けられる。
【0037】よって、端子12,13,15,16,1
8,22,24,25が1台目の処理装置に、端子1
1,14,17,19,20,21,23が2台目の処
理装置に夫々割り付けられる。
8,22,24,25が1台目の処理装置に、端子1
1,14,17,19,20,21,23が2台目の処
理装置に夫々割り付けられる。
【0038】ここで、上述の割り付け処理の基準として
用いられている端子段数は信号伝播の順に一致している
ため、割り付け結果に基づいて並列処理装置で静的遅延
解析を行うと、片側の処理装置における待ち時間の発生
が少なくなる。また、割り付けの際に論理回路の接続関
係を考慮しているので、処理装置間の通信も少なくな
り、並列性の高い、高速な処理が可能となる。
用いられている端子段数は信号伝播の順に一致している
ため、割り付け結果に基づいて並列処理装置で静的遅延
解析を行うと、片側の処理装置における待ち時間の発生
が少なくなる。また、割り付けの際に論理回路の接続関
係を考慮しているので、処理装置間の通信も少なくな
り、並列性の高い、高速な処理が可能となる。
【0039】このように、段数付け部2によって求めら
れた端子11〜25各々のパスの始点からの端子段数を
基に、割り付け部4によって同一段数の端子を複数の処
理装置に略均等に割り付けるようにすることによって、
割り付け部4の割り付け結果に基づいて遅延解析を並列
に処理した場合に、特定の処理装置における待ち時間の
発生が少なく、並列性の高い、高速な処理が可能とな
る。よって、静的遅延解析処理の高速化を図ることがで
きる。
れた端子11〜25各々のパスの始点からの端子段数を
基に、割り付け部4によって同一段数の端子を複数の処
理装置に略均等に割り付けるようにすることによって、
割り付け部4の割り付け結果に基づいて遅延解析を並列
に処理した場合に、特定の処理装置における待ち時間の
発生が少なく、並列性の高い、高速な処理が可能とな
る。よって、静的遅延解析処理の高速化を図ることがで
きる。
【0040】また、段数付け部2によって求められた端
子11〜25各々のパスの始点からの端子段数と端子1
1〜25各々の接続関係とを基に、割り付け部6によっ
て同一段数の端子を論理回路における信号伝播経路にし
たがって複数の処理装置に略均等に割り付けるようにす
ることによって、割り付け部6の割り付け結果に基づい
て遅延解析を並列に処理した場合に、特定の処理装置に
おける待ち時間の発生が少なく、また処理装置間の通信
が少なく、並列性の高い、高速な処理が可能となる。よ
って、静的遅延解析処理の高速化を図ることができる。
子11〜25各々のパスの始点からの端子段数と端子1
1〜25各々の接続関係とを基に、割り付け部6によっ
て同一段数の端子を論理回路における信号伝播経路にし
たがって複数の処理装置に略均等に割り付けるようにす
ることによって、割り付け部6の割り付け結果に基づい
て遅延解析を並列に処理した場合に、特定の処理装置に
おける待ち時間の発生が少なく、また処理装置間の通信
が少なく、並列性の高い、高速な処理が可能となる。よ
って、静的遅延解析処理の高速化を図ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の静的遅延解
析用並列処理システムによれば、論理回路上の各素子お
よび各素子間の接続に関する回路情報を基に各素子の端
子各々のパスの始点からの端子段数を検出し、この検出
結果を基に同一の端子段数を有する端子を複数の処理装
置に略均等に割り付けるようにすることによって、静的
遅延解析処理の高速化を図ることができるという効果が
ある。
析用並列処理システムによれば、論理回路上の各素子お
よび各素子間の接続に関する回路情報を基に各素子の端
子各々のパスの始点からの端子段数を検出し、この検出
結果を基に同一の端子段数を有する端子を複数の処理装
置に略均等に割り付けるようにすることによって、静的
遅延解析処理の高速化を図ることができるという効果が
ある。
【0042】また、本発明の他の静的遅延解析用並列処
理システムによれば、論理回路上の各素子および各素子
間の接続に関する回路情報を基に各素子の端子各々のパ
スの始点からの端子段数を検出し、回路情報および検出
結果を基に同一の端子段数を有する端子を論理回路にお
ける信号伝播経路にしたがって複数の処理装置に略均等
に割り付けるようにすることによって、静的遅延解析処
理の高速化を図ることができるという効果がある。
理システムによれば、論理回路上の各素子および各素子
間の接続に関する回路情報を基に各素子の端子各々のパ
スの始点からの端子段数を検出し、回路情報および検出
結果を基に同一の端子段数を有する端子を論理回路にお
ける信号伝播経路にしたがって複数の処理装置に略均等
に割り付けるようにすることによって、静的遅延解析処
理の高速化を図ることができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例による割り付け対象の論理回
路の一例を示す図である。
路の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による割り付け動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】本発明の他の実施例による割り付け動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図6】図2の各端子間の接続関係を示す図である。
1 回路情報格納部 2 段数付け部 3 段数情報格納部 4,6 割り付け部 5 割り付け情報格納部
Claims (3)
- 【請求項1】 論理回路の静的遅延解析を複数の処理装
置を用いて並列に行う静的遅延解析用並列処理システム
であって、前記論理回路上の各素子および前記各素子間
の接続に関する回路情報を格納する回路情報格納手段
と、前記回路情報格納手段の前記回路情報を基に前記各
素子の端子各々のパスの始点からの端子段数を検出する
検出手段と、前記検出手段の検出結果を基に同一の端子
段数を有する端子を前記複数の処理装置に略均等に割り
付ける割り付け手段とを設けたことを特徴とする静的遅
延解析用並列処理システム。 - 【請求項2】 論理回路の静的遅延解析を複数の処理装
置を用いて並列に行う静的遅延解析用並列処理システム
であって、前記論理回路上の各素子および前記各素子間
の接続に関する回路情報を格納する回路情報格納手段
と、前記回路情報格納手段の前記回路情報を基に前記各
素子の端子各々のパスの始点からの端子段数を検出する
検出手段と、前記回路情報格納手段の前記回路情報およ
び前記検出手段の検出結果を基に同一の端子段数を有す
る端子を前記論理回路における信号伝播経路にしたがっ
て前記複数の処理装置に略均等に割り付ける割り付け手
段とを設けたことを特徴とする静的遅延解析用並列処理
システム。 - 【請求項3】 前記各素子間の接続においてループ部分
が存在するとき、前記ループ部分の切断を行って前記検
出手段によって前記端子段数を検出するようにしたこと
を特徴とする請求項1または請求項2記載の静的遅延解
析用並列処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4189872A JP2850651B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 静的遅延解析用並列処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4189872A JP2850651B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 静的遅延解析用並列処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612465A true JPH0612465A (ja) | 1994-01-21 |
JP2850651B2 JP2850651B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=16248590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4189872A Expired - Fee Related JP2850651B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 静的遅延解析用並列処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850651B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP4189872A patent/JP2850651B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2850651B2 (ja) | 1999-01-27 |
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