JPH0612463B2 - 電子写真用トナ− - Google Patents

電子写真用トナ−

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JPH0612463B2
JPH0612463B2 JP61308698A JP30869886A JPH0612463B2 JP H0612463 B2 JPH0612463 B2 JP H0612463B2 JP 61308698 A JP61308698 A JP 61308698A JP 30869886 A JP30869886 A JP 30869886A JP H0612463 B2 JPH0612463 B2 JP H0612463B2
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JP
Japan
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copper phthalocyanine
toner
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derivative
colorant
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JP61308698A
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三樹夫 林
晶 有川
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
    • G03G9/0906Organic dyes
    • G03G9/0918Phthalocyanine dyes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は電子写真などの静電潜像を乾式現像するための
負帯電性の青色トナーに関する。
(従来の技術) 従来,電子写真用トナーは,天然または合成高分子物質
よりなる結着剤樹脂に着色剤および電荷制御剤などを分
散させたものを1〜30μm程度に粉砕した微粉末であ
って、通常鉄粉もしくはガラスビーズと混合して使用さ
れる二成分系および磁性粉を含有する一成分系のトナー
などが知られている。
また、近年コピーの使用目的が多種多様になり、カラー
コピー用のトナーが望まれるようになっている。この中
で、青色トナー用の着色剤としては色相、着色力、耐光
性、価格などの面から銅フタロシアニン系顔料が選択さ
れる。しかしながら、この銅フタロシアニン顔料は摩擦
帯電特性がプラスに強く、マイナス帯電のトナーとして
使用するには以下のような工夫がされていた。すなわ
ち、荷電調整剤を多量に添加する。トナー材料の混
練を十分に行う、キャリアとしてプラス帯電性の強い
ものを用いる、などの方法がある。しかしながら、いず
れの方法によってもコストアップとなり、かつ所期の帯
電特性が得られない。
また、この他に銅フタロシアニン顔料に塩素もしくはス
ルホン基を導入した銅フタロシアニン誘導体を混合した
着色剤を用いるという提案がある。しかし、この場合に
は色相が黄味にずれて鮮明な青色の色相にはならないと
いう問題点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記のような問題点を解決し、特に青色トナー
としての色相に優れ、かつマイナスに安定した荷電を有
し、地肌かぶり、トナー飛散のないトナーを得ることを
目的とするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、銅フタロシアニンと特定の銅フタロシア
ニン誘導体との混合物を着色剤として使用することによ
り上記欠点のないトナーを得ることができるとの新規な
知見を得、本発明に至ったものである。すなわち本発
明、銅フタロシアニン顔料およびニトロ基もしくはカル
ボキシル基を有する銅フタロシアニン誘導体からなる着
色剤を用いることを特徴とする電子写真用トナーであ
る。
本発明において用いられるニトロ基もしくはカルボキシ
ル基を有する銅フタロシアニン誘導体としては、モノ、
ジ、トリもしくはテトラニトロ銅フタロシアニン、また
はモノ、ジ、トリもしくはテトラ銅フタロシアニンなど
銅フタロシアニンのベンゼン核に直接置換されている誘
導体、また4−カルボキシフタルイミドメチル銅フタロ
シアニン、2−カルボキシベンズアミドメチル銅フタロ
シアニン、2−カルボキシ−5−ニトロベンズアミドメ
チル銅フタロシアニンなどのように間接的に置換されて
いる誘導体であってもよい。この誘導体の置換基数は銅
フタロシアニン1分子に対し1〜4個が好ましい。トナ
ーの帯電量は、上記誘導体の混合比、置換基数によって
調整される。
この誘導体の混合比は銅フタロシアニン顔料に対して
0.5〜60%,好ましくは2〜40%である。混合比
が少な過ぎると所望のマイナス帯電特性を得ることが困
難となり、また多過ぎると鮮明な色相を得ることができ
ず、かつコスト的にも不利となる。
銅フタロシアニン顔料と銅フタロシアニン誘導体とを混
合する方法は特に制限がないが、両者を湿式混合し、乾
燥した着色剤を使用するとよい。このような着色剤を使
用したトナーは、帯電量の分布が少なくなり、トナーの
飛散、地汚れなどが抑制できる。
トナー用樹脂としては,ポリスチレン系、スチレンとア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリルニ
トリルあるいはマレイン酸エステルなどとのスチレンを
含む共重合体系、ポリアクリル酸エステル系、ポリメタ
クリル酸エステル系、ポリエステル系、ポリアミド系、
ポリ酢酸ビニル系、エポキシ系樹脂、フェノール系樹
脂、炭化水素系樹脂、石油系樹脂、塩素化パラフィンな
ど自体公知の結着剤樹脂を例示することができ、これら
は単独もしくは混合して使用することができる。また、
トナーの負帯電性をさらに付与し、また、帯電安定性を
確保する目的で負帯電制御剤を添加することが好まし
い。
その他の添加剤としては、ワックスなどの滑剤、コロイ
ダルシリカなどの流動性付与剤、低分子量ポリオレフィ
ンなどを目的に応じて併用することができる。
以下具体例によって本発明を説明する。例中部および%
はそれぞれ、重量部および重量%を示す。
例1 無水フタル酸26.6部、尿素50部、無水塩化第一銅
4.4部、モリブデン酸アンモン0.01部を用い常法に
より不活性有機溶媒中で加圧反応させ、冷却後不活性有
機溶媒を減圧留去し、さらにアルカリ水、酸性水、次い
で水で順次洗浄して不純物を洗浄し乾燥してクルード銅
フタロシアニンを得た。
例2 例1における無水フタル酸26.6部を、無水フタル酸
20部および4−ニトロ無水フタル酸8.6部として同
様の操作によりクルードモノニトロ銅フタロシアニンを
得た。
例3〜5 例2と同様に、例1中の無水フタル酸と4−ニトロ無水
フタル酸との使用比率を代えてジ(例3)、トリ(例
4)およびテトラ(例5)ニトロ銅フタロシアニンのク
ルードをそれぞれ得た。
例6 例1における無水フタル酸26.6部を、無水トリメリ
ット酸8.7部および無水トリメリット酸20部として
同様の操作によりクルードモノカルボキシ銅フタロシア
ニンを得た。
例7〜9 例6と同様に、例1中の無水フタル酸と無水トリメリッ
トとの使用比率を代えてジ(例7)、トリ(例8)およ
びテトラ(例9)カルボキシ銅フタロシアニンのクルー
ドをそれぞれ得た。
例10 100%硫酸中で銅フタロシアニン10部およびメチロ
ール−4−ニトロフタルイミド10部とを反応させ、3
0℃に冷却後氷水中に注ぎ、ろ過、水洗した後500部
の水にリスラリーし、これに苛性ソーダを添加してPH
を12に調整し、加熱して加水分解し、2−カルボキシ
−5−ニトロベンズアミドメチル銅フタロシアニンを得
る。これを一部ペースト状とし、一部を乾燥塊とした。
例11 例10において、メチロール−4−ニトロフタルイミド
10部をメチロールフタルイミド8部に代えて同様な操
作によって2−カルボキシベンズアミドメチル銅フタロ
シアニンを得る。これを一部ペースト状とし、一部を乾
燥塊とした。
例12 例10において、メチロール−4−ニトロフタルイミド
に代えてメチロール−4−カルボキシフタルイミドを使
用した以外は同様の操作により4−カルボキシフタルイ
ミドメチル銅フタロシアニンを得る。これを一部ペース
ト状とし、一部を乾燥塊とした。
例13 クルード銅フタロシアニンを食塩およびポリエチレング
リコールを助剤として常法によって混練し、温水で処理
してβ型銅フタロシアニン顔料とし、これを一部ペース
ト状、一部を塊状および一部を粉砕した着色剤とした。
例14 例13において、クルード銅フタロシアニン100部と
例2の銅フタロシアニン誘導体10部とを使用し、同様
の操作で得た乾燥塊を粉砕して着色剤粉末を得た。
例15 例13のペースト状顔料を水で希釈して顔料分5%と
し、これに例7の誘導体のペーストとを固形分比で100/
10で使用し、ディソルバーで混合した後、ろ過、乾燥、
粉砕して着色剤粉末を得た。
例16 例13の銅フタロシアニンの乾燥顔料塊100部と例7
の誘導体の乾燥塊10部とを混合粉砕し、着色剤粉末を
得た。
例17 例16において、例13の銅フタロシアニンの乾燥顔料
塊と例1〜12の誘導体の乾燥塊とを別々に粉砕し、表
1に示す比率で混合して着色剤粉末を得た。
例18 クルード銅フタロシアニンを常法により硫酸によるアシ
ッドペースティング処理し、α型銅フタロシアニンを
得、これを一部ペースト状とし、一部を乾燥塊とした。
例19 例18において、クルード銅フタロシアニン100部と
例10の銅フタロシアニン誘導体10部とを使用し、粉
砕して着色剤粉末を得た。
例20 例18のペースト状顔料を水で希釈して顔料分5%と
し、これに例10の誘導体のペーストを表1に示す固形
分比率で使用し、ディソルバーで混合した後、ろ過、乾
燥、粉砕して4種類の着色剤粉末を得た。
例21 例18のα型銅フタロシアニン乾燥顔料塊100部と例
10の誘導体の乾燥塊10部とを混合粉砕して、着色剤
粉末を得た。
実施例1 スチレン/ブチルアクリレート共重合体(組成比は8
5:15,軟化点125℃)100部と例14の着色剤
粉末6部、ビスコール550P(低分子量ポリプロピレ
ン;三洋化成工業(株)製,商品名)3部を混練機で十
分溶融混合し、冷却後粗砕し、さらにジェットミルで微
粉砕し、分級機で平均粒径12μmのトナーを得た。
このトナー2部と鉄粉キャリア100部とからなる現像
剤を用いて、市販の複写機を改造し、感光体として有機
光導電性感光体を用いた複写機により1万回の画像テス
トを行った。
得られたトナー画像はカブリがなく、鮮明な青色コピー
が得られた。また、機内汚れの原因であるトナー飛散、
トナーこぶれもなく良好であった。結果を表1に示す。
比較例1 実施例1において、例14で得られた着色剤粉末に代え
てβ型銅フタロシアニン顔料を使用した以外は同様にし
てトナーを得た。
このトナーを用いて実施例1と同様に試験した結果、負
帯電量がゼロに近くなったことおよび帯電量分布が広が
ったことに起因してトナー飛散、トナーこぼれが観察さ
れた。
実施例2〜24 実施例1において、各種顔料を使用したトナーを用いた
時の帯電量、画像テストなどの結果を含めて表1にまと
めた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銅フタロシアニン顔料およびニトロ基もし
    くはカルボキシル基を有する銅フタロシアニン誘導体か
    らなる着色剤を用いることを特徴とする電子写真用トナ
    ー。
  2. 【請求項2】銅フタロシアニン顔料および銅フタロシア
    ニン誘導体を湿式混合してなる着色剤を用いることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子写真用トナ
    ー。
JP61308698A 1986-12-26 1986-12-26 電子写真用トナ− Expired - Lifetime JPH0612463B2 (ja)

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JP2825223B2 (ja) * 1987-04-01 1998-11-18 株式会社東芝 非磁性一成分トナーおよび現像方法
JP2001181525A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Dainippon Ink & Chem Inc 銅フタロシアニンセミクルードおよび銅フタロシアニンクルード
JP5010229B2 (ja) * 2006-10-13 2012-08-29 大日精化工業株式会社 顔料分散剤、顔料組成物、顔料着色剤およびカラーフィルター用塗布液

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