JPH0612423Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0612423Y2
JPH0612423Y2 JP1987188754U JP18875487U JPH0612423Y2 JP H0612423 Y2 JPH0612423 Y2 JP H0612423Y2 JP 1987188754 U JP1987188754 U JP 1987188754U JP 18875487 U JP18875487 U JP 18875487U JP H0612423 Y2 JPH0612423 Y2 JP H0612423Y2
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JP
Japan
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heat
radiation
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indoor
air conditioner
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JP1987188754U
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JPH0194821U (ja
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健児 梅津
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は室内ユニット内に室内側熱交換器および輻射
パネルが配設された空気調和機の改良に関する。
(従来の技術) 一般に、ヒートポンプ式空気調和機として第6図に示す
ように室内ユニット1のユニットケース2内に室内側熱
交換器3および室内ファン4とともに輻射パネル5を配
設させた構成のものが開発されている。この場合、輻射
パネル5はユニットケース2の正面に配設されている。
また、この輻射パネル5には第7図に示すように鉄板ま
たはアルミニウム板等の金属製の放熱板6の内面側に冷
媒管7がパイプ固定バンド8によって伝熱状態で固定さ
れている。さらに、この輻射パネル5の放熱板6の内面
側には断熱材9が装着されており、冷媒管7はこの断熱
材9内に埋設されている。そして、空気調和機本体の暖
房運転時には圧縮機から吐出される高温状態の冷媒ガス
を輻射パネル5を介して室内側熱交換器3内に導入させ
る、すなわち圧縮機から吐出される高温状態の冷媒ガス
を室内側熱交換器3内に導入させる前に輻射パネル5内
に導入させることにより、この輻射パネル5の冷媒管7
内を流れる冷媒ガスの熱によって輻射パネル5の放熱板
6を加熱し、この放熱板6からの輻射熱を室内に放熱さ
せるようにしている。
しかしながら、上記従来構成のものにあっては輻射パネ
ル5の放熱板6が室内側に露出状態で配設されていたの
で、放熱板6全体の熱量のうち60〜70%程度が熱伝
導によって室内空気側に伝熱されてしまう問題があっ
た。そのため、輻射パネル3の放熱板6の温度が低下す
るので、輻射パネル3の放熱板6から室内側に輻射され
る輻射熱量が減少し、輻射効果が不十分になる問題があ
った。
また、輻射パネル5の放熱板6からの輻射効果を十分に
得るためには輻射パネル5の放熱板6の温度を所定温
度、例えば50℃以上程度に保持する必要があるので、
室内側に露出状態で配設されている輻射パネル3の放熱
板6に人体が接触した場合に火傷等が発生するおそれが
あり、安全性の向上を図るうえで問題があった。
(考案が解決しようとする問題点) 従来構成のものにあっては輻射パネル5の放熱板6全体
の熱量のうち60〜70%程度が熱伝導によって室内空
気側に伝熱され、輻射パネル5の放熱板6の温度が低下
するので、輻射パネル5の放熱板6から室内側に輻射さ
れる輻射熱量が減少し、輻射効果が不十分になる問題が
あるとともに、輻射パネル5の放熱板6からの輻射効果
を十分に得るために輻射パネル5の放熱板6の温度を所
定温度、例えば50℃以上程度に保持させた場合には輻
射パネル3の放熱板6に人体が接触した際に火傷等が発
生するおそれがあるので、安全性の向上を図るうえで問
題があった。
この考案は上記事情に着目してなされたもので、輻射パ
ネルの熱輻射面からの輻射効果が高いうえ、安全性の向
上を図ることもできる空気調和機を提供することを目的
とするものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 可視光線および赤外線を透過させる熱輻射面覆い部材を
輻射パネルの熱輻射面を覆う状態で配設したものであ
る。
(作用) 輻射パネルの熱輻射面を覆う熱輻射面覆い部材によって
輻射パネル側から室内空気側に伝熱される熱量を低減す
ることにより、輻射パネルの温度低下を防止して輻射パ
ネルから室内側に輻射される輻射熱量の減少を抑え、輻
射効果を高めるとともに、輻射パネルの熱輻射面に人体
が直接接触することを熱輻射面覆い部材によって防止す
ることにより、火傷等の発生を防止して安全性の向上を
図るようにしたものである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図乃至第4図を参照し
て説明する。第1図はヒートポンプ式空気調和機の室内
ユニット、第2図はこの空気調和機の冷凍サイクルをそ
れぞれ示すものである。第2図中で、11は圧縮機、1
2は四方切換え弁、13は室外側熱交換器、14は減圧
器、15は室内側熱交換器、16は輻射パネルである。
この場合、圧縮機11,四方切換え弁12,室外側熱交
換器13,減圧器14は室外側熱交換器13の近傍に配
設された室外ファン17とともに、室外ユニット18内
に配設されている。さらに、室内側熱交換器15および
輻射パネル16は室内側熱交換器15の近傍に配設され
た室内ファン19とともに、室内ユニット20内に配設
されている。
また、圧縮機11,四方切換え弁12,室外側熱交換器
13,減圧器14,室内側熱交換器15および輻射パネ
ル16は冷媒管を介して順次連結されている。この場
合、室内側熱交換器15と輻射パネル16との間には室
内側熱交換器15側から輻射パネル16側に向けて流れ
る冷媒の流れを遮断する第1の逆止弁21が介設されて
いる。また、第1の逆止弁21と室内側熱交換器15と
の間にはバイパス管22の一端(第1の連結端22a)
が連結されている。このバイパス管22の他端(第2の
連結端22b)は輻射パネル16と四方切換え弁12と
の間に連結されている。さらに、このバイパス管22に
は第2の連結端22b側から第1の連結端22a側に向
けて流れる冷媒の流れを遮断する第2の逆止弁23が介
設されている。
一方、輻射パネル16には第3図に示すように鉄板また
はアルミニウム板等の金属製の放熱板(熱輻射面)24
の内面側に冷媒管25がパイプ固定バンド26によって
伝熱状態で固定されている。さらに、この輻射パネル1
6の放熱板24の内面側には断熱材27が装着されてお
り、冷媒管25はこの断熱材27内に埋設されている。
また、この輻射パネル16の放熱板24の外面側には可
視光線および赤外線を透過させる透明なガラス板(熱輻
射面覆い部材)28が配設されている。このガラス板2
8は輻射パネル16の放熱板24の外面側にスペーサ2
9…を介して離間対向状態で装着されており、このガラ
ス板28によって輻射パネル16の放熱板24全面が覆
われている。
次に、上記構成の作用について説明する。まず、冷房運
転時には四方弁2が第2図中に実線で示す状態に切換操
作され、同図中に実線矢印で示すように圧縮機11から
の吐出冷媒を四方切換え弁12,室外側熱交換器13,
減圧器14,室内側熱交換器15の順に流す冷房用冷凍
サイクルが形成され、室外側熱交換器13を凝縮器、室
内側熱交換器15を蒸発器としてそれぞれ機能させる冷
房運転が行われる。この場合、室内側熱交換器15から
の流出冷媒ガスはバイパス管22を介して四方切換え弁
12側に流出されるようになっている。また、暖房運転
時には四方弁2が第2図中に点線で示す状態に切換操作
され、同図中に点線矢印で示すように圧縮機11からの
吐出冷媒を四方切換え弁12,輻射パネル16,室内側
熱交換器15,減圧器14,室外側熱交換器13の順に
流す暖房用冷凍サイクルが形成され、室内側熱交換器1
5を凝縮器、室外側熱交換器13を蒸発器としてそれぞ
れ機能させる暖房運転が行われる。この場合、圧縮機1
1から吐出された例えば60〜90℃程度の高温状態の
冷媒ガスはまず最初に輻射パネル16内に導入されるの
で、この輻射パネル16の冷媒管25内を流れる冷媒ガ
スとの熱交換によって輻射パネル16の放熱板24が加
熱され、冷媒管25内の冷媒ガスは凝縮温度近く(約5
0〜55℃程度)まで冷却される。さらに、輻射パネル
16の放熱板24の熱はガラス板28を介して室内側に
放熱される。この場合、輻射パネル16の放熱板24は
ガラス板28によって全面が覆われているので、このガ
ラス板28によって輻射パネル16側から室内空気側に
熱伝導によって伝熱される熱量を約50%程度に低減す
ることができる。そのため、従来のように輻射パネル1
6側から室内空気側に熱伝導によって伝熱される熱量が
約70%程度に達し、輻射パネル16側から室内側に輻
射される輻射熱量が約30%程度に減少する場合に比べ
て輻射パネル16の温度低下を防止することができ(従
来に比べて輻射パネル16の放熱板24の温度を5〜1
0deg上昇させることができ)、輻射パネル16側か
らの輻射熱量を約50%程度に高めることができるの
で、従来に比べて輻射パネル16から室内側に輻射され
る輻射熱量の減少を抑え、輻射効果を高めることができ
る。さらに、従来のように輻射パネル16側から室内空
気側に熱伝導によって伝熱される熱量が約70%程度に
達し、冷媒が過冷却されて液化凝縮することを防止する
こともできる。
また、輻射パネル16の放熱板24に人体が直接接触す
ることをガラス板28によって防止することができるの
で、火傷等の発生を防止して安全性の向上を図ることが
できる。なお、第4図は暖房運転中に輻射パネル16の
放熱板24からの離間距離と温度との関係を示すもの
で、Aは放熱板24の位置、Bはガラス板28の位置を
それぞれ示すものである。この第4図からも明らかなよ
うに放熱板24の温度が60℃程度の場合にガラス板2
8の温度を30℃程度に低下させることができるので、
このガラス板28に人体が直接接触しても火傷等の心配
がないことは勿論である。
なお、この考案は上記実施例に限定されるものではな
い。例えば、上記実施例では輻射パネル16の放熱板2
4の外面側に配設させる熱輻射面覆い部材として透明な
ガラス板28を使用した構成を示したが、この熱輻射面
覆い部材としてアクリル板等の合成樹脂を使用してもよ
い。
さらに、輻射パネル16の放熱板24の外面側に塩化ビ
ニルをコーティングし、この塩化ビニルコーティング層
によって熱輻射面覆い部材を形成してもよい。
また、第5図に示すように多数の横部材31…と多数の
縦部材32…とが略格子状に連結されたグリル構成部材
33を輻射パネル16の放熱板24の外面側に設け、こ
のグリル構成部材33によって熱輻射面覆い部材を形成
してもよい。この場合にはグリル構成部材33は必ずし
も透明である必要はない。
さらに、その他この考案の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。
[考案の効果] この考案によれば可視光線および赤外線を透過させる熱
輻射面覆い部材を輻射パネルの熱輻射面を覆う状態で配
設したので、輻射パネルの熱輻射面からの輻射効果の向
上および安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示すもので、
第1図は空気調和機の室内ユニットを示す縦断面図、第
2図は冷凍サイクルを示す概略構成図、第3図は要部構
成を示す縦断面図、第4図は放熱板からの離間距離と温
度との関係を示す特性図、第5図は別の実施例を示す要
部の縦断面図、第6図および第7図は従来例を示すもの
で、第6図は空気調和機の室内ユニットを示す縦断面
図、第7図は輻射パネルの要部構成を示す縦断面図であ
る。 15……室内側熱交換器、16……輻射パネル、20…
…室内ユニット、24……放熱板(熱輻射面)、28…
…ガラス板(熱輻射面覆い部材)、33……グリル構成
部材(熱輻射面覆い部材)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内ユニット内に室内側熱交換器とともに
    輻射パネルが配設され、暖房運転時には圧縮機からの吐
    出冷媒を前記輻射パネルを介して前記室内側熱交換器内
    に導入させる空気調和機において、可視光線および赤外
    線を透過させる熱輻射面覆い部材を前記輻射パネルの熱
    輻射面を覆う状態で配設したことを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】熱輻射面覆い部材はガラスまたは合成樹脂
    材料によって形成されたものであることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】熱輻射面覆い部材は多数の横部材と多数の
    縦部材とが略格子状に連結されたグリル構成部材によっ
    て形成されたものであることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の空気調和機。
JP1987188754U 1987-12-11 1987-12-11 空気調和機 Expired - Lifetime JPH0612423Y2 (ja)

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