JPH06123955A - 転写画像の表面保護方法 - Google Patents

転写画像の表面保護方法

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Publication number
JPH06123955A
JPH06123955A JP27300292A JP27300292A JPH06123955A JP H06123955 A JPH06123955 A JP H06123955A JP 27300292 A JP27300292 A JP 27300292A JP 27300292 A JP27300292 A JP 27300292A JP H06123955 A JPH06123955 A JP H06123955A
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JP
Japan
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image
gelatin
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Application number
JP27300292A
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English (en)
Inventor
Masaru Tsuchiya
勝 土屋
Keiji Obayashi
啓治 大林
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH06123955A publication Critical patent/JPH06123955A/ja
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写型感光材料を用いて得られた受像材料上
の画像の表面を、活性エネルギー線硬化樹脂で被覆して
硬化する転写画像の表面保護方法の提供。 【構成】 支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀乳
剤、親水性バインダー、色素供与物質を含有する転写型
感光材料を像様露光する工程、現像する工程、現像と同
時又は現像後に前記転写型感光材料に形成又は放出され
た拡散性色素を受像材料に転写する工程、転写後の受像
材料の表面に活性エネルギー線硬化性樹脂組成物層を形
成する工程、活性エネルギー線の照射により前記活性エ
ネルギー線硬化性樹脂組成物層を硬化させる工程からな
る転写画像の表面保護方法において、該転写型感光材料
が、塗布固形分の総重量に対して20重量%以上のゼラチ
ン及び1〜25重量%のゼラチン以外の水溶性ポリマーを
含有する転写画像の表面保護方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現像によって得られた高
画質の転写画像を長期に亘って安定に保護することがで
きる転写画像の表面保護方法に関する。
【0002】
【発明の背景】現像により感光層で形成された拡散性色
素を受像層に転写し、受像材料上に色素画像を得る拡散
転写法はインスタント写真等でよく知られており、更に
現像工程を加熱下で行い形成された拡散性色素を受像層
に転写する熱現像法も公知である。
【0003】これら公知の方法で受像層に転写した色素
画像は、一般写真の液処理による画像形成法に比べ簡易
で迅速に高画質の画像が得られるため、通常の写真のみ
ならず、各種カラーハードコピー、証明写真、クレジッ
トカードなど多方面への応用が考えられている。
【0004】しかしながら、受像層に転写された色素画
像表面は、そのままでは熱や光、水分、摩擦、傷などに
弱い。特に、常時携帯することの多いクレジットカード
類や運転免許証に代表されるカード類では、携帯中に画
像が汚染したり、破損すると、顔写真や住所、氏名、個
人コード番号、記号などが読み取れず、本人の確認がで
きなくなるという問題が生じる。
【0005】又、受像層表面が露出していることにより
顔写真や個人情報を不正に書き換えるなどの偽造、変造
行為を防ぐことができず問題である。
【0006】画像の表面を保護する方法としては、カラ
ー印画紙や感熱カラー記録材料などを、ホットメルト層
を有するラミネート材料で熱接着したり、あるいは粘着
剤層を有する粘着シートで接着することが広く行われて
いる。
【0007】しかし、この方法では、熱、溶剤等に対し
被覆強度が不十分であり、更にラミネート材料や粘着シ
ートは一般に容易に入手し易いため、偽変造を有効に防
止することができない。
【0008】又、ラミネート時の加熱によるホットメル
ト層及び粘着シート圧着時の粘着層が支持体端よりはみ
出し易く、証明書等の個人情報を機械読取りする場合に
位置ずれによる読取り精度の低下が問題となる。
【0009】このため、これらの方法では、接着後、接
着部を切り取ったり打ち抜いたりする必要があり、材料
コストのアップや、特に迅速処理機では打ち抜いた廃材
用に別のスペースの確保が必要となり装置の小型化に障
害となっている。
【0010】ホットメルト層を有するラミネート材料や
粘着層を有する粘着シートを用いる方法を改良するため
に、本発明者らは特開平1-301293号において、受像層樹
脂に対し熱的に溶着する熱可塑性フィルムの溶解性パラ
メーターの差が1.0以内である熱溶着法を提案した。こ
の方法によれば、受像層樹脂中あるいは樹脂上に形成さ
れた画像は受像層樹脂と溶解性パラメーターの近い熱可
塑性フィルム樹脂の間に一体化して封じ込められるた
め、充分な被覆強度が得られ、かつ熱や溶剤等による偽
変造が不可能となる大きな効果が得られるが、画像記録
媒体とは別にラミネートフィルムを使用するために、装
置の小型化の点からは必ずしも十分とは言えなかった。
【0011】特開平3-223758号には、熱可塑性樹脂層か
らなる写真画像記録層を有し、支持体から最も遠い層に
活性エネルギー線硬化組成物による保護層を有する方法
が開示されている。又、その好ましい一例として、拡散
転写型熱現像法によって画像を記録することが記載され
ている。これにより、活性エネルギー線硬化法により充
分な被覆強度が得られ、装置の小型化が可能となった。
しかしながら、特に熱現像系で得られた受像層の転写画
像を紫外線等の活性エネルギー線照射により硬化させる
場合、しばしば硬化不良が発生し易いことが判明した。
【0012】本発明者らは、この点について検討を行っ
た結果、熱現像感光材料から色素受像材料へ拡散転写し
た画像色素以外の種々の転写物質が上記硬化不良の原因
の一つになっていることを見い出した。そして上記硬化
阻害物質による硬化不良は、周囲の温度や湿度の変動、
紫外線強度の若干の変動、画像色素の転写後から紫外線
硬化樹脂層を塗設する迄の時間の変動、あるいは紫外線
硬化樹脂層の塗設膜厚の若干の変動等により硬化性にば
らつきが生じた際に一部硬化不良を起こすことが判っ
た。
【0013】こうした一部の硬化不良を起こすトラブル
を防止するために、本発明者らは硬化条件(紫外線強
度、紫外線照射時間等)を検討した結果、より光強度の
強い光源を使用したり、あるいは照射時間を延長するこ
とでより確実な硬化を行うことが出来ることは判った。
しかしながら、大きな光源を使用したり、より長い搬送
距離などを採ることは装置の小型化から好ましくないこ
とである。
【0014】一方、これら硬化阻害物質の多くは、分子
中にアミノ基、イミノ基、3級窒素原子あるいはヒドロ
キシル基等、親水性基を有していることも判った。
【0015】
【発明の目的】本発明は上記実状に鑑みて為されたもの
であり、本発明の目的は、転写型感光材料を用いて、色
素受像材料上に得られた画像の表面を活性エネルギー線
硬化樹脂で被覆して硬化する際に、確実に安定して硬化
することが出来る転写画像の表面保護方法を提供するこ
とにある。
【0016】
【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体上に少なく
とも感光性ハロゲン化銀乳剤、親水性バインダー、色素
供与物質を含有する転写型感光材料を像様露光する工
程、現像する工程、現像と同時又は現像後に前記転写型
感光材料に形成又は放出された拡散性色素を受像材料に
転写する工程、転写後の受像材料の表面に活性エネルギ
ー線硬化性樹脂組成物層を形成する工程、活性エネルギ
ー線の照射により前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成
物層を硬化させる工程からなる転写画像の表面保護方法
において、該転写型感光材料が、塗布固形分の総重量に
対して20重量%以上のゼラチン及び1〜20重量%のゼラ
チン以外の水溶性ポリマーを含有する転写画像の表面保
護方法によって達成された。
【0017】以下、本発明の構成を詳細に説明する。
【0018】本発明で用いられる転写型感光材料は、現
像時に画像状に拡散性の色素を形成又は放出し、この画
像色素が色素受像材料に拡散転写されるものである。
【0019】具体的には、「The Theory of the Photog
raphic Process,fourth Ed.」366〜372頁(T.H.James
編:Macmillan Pub. Co. Inc. 1977年発行)に記載され
た湿式拡散転写方式を本発明で適用することができる。
【0020】又、熱現像方式による拡散転写方式として
は、特開昭57-186744号に記載された還元剤と有機銀塩
酸化剤との反応により生成した還元剤の酸化体と結合す
ることにより拡散性の色素画像を放出する方式、例えば
特開昭58-58543号記載の有機銀塩酸化剤に対して還元性
があり、かつ拡散性色素を放出する色素供与物質を含有
する熱現像感光材料による熱現像方式、特開昭59-18054
8号に記載の銀イオンの存在下で窒素原子及び硫黄原子
を含む複素環の開裂反応を起こして拡散性の色素を放出
する熱現像感光材料を用いた熱現像方式、例えば特開昭
60-2950号に記載のポリマーカプラーとp-フェニレンジ
アミン系発色現像剤プレカーサを用いた熱現像方式、例
えば特開昭60-244947号に記載のキノメチド型の拡散性
色素を放出する酸化性色素供与物質を含有する熱現像感
光材料を用いた熱現像方式、更には、例えば特開平3-69
937号に記載された、還元されることにより複素環の開
裂反応の結果拡散性の色素を放出する色素供与物質を含
有する熱現像感光材料を用いた熱現像方式等が本発明に
適用可能である。
【0021】上記感光材料は、支持体上に少なくとも感
光性ハロゲン化銀粒子乳剤、親水性バインダー及び現像
時に拡散性の色素を放出又は形成する色素供与物質を有
するものであり、親水性バインダーはゼラチンとゼラチ
ン以外の水溶性ポリマーから構成される。
【0022】本発明においては、活性エネルギー線照射
による硬化をより確実なものにするためには、上記ゼラ
チンの総重量の転写型感光材料の塗布固形分の総重量に
対する重量%(以下Yで表す)が20重量%以上で有るこ
とが必要であり、更に、上記ゼラチン以外の水溶性ポリ
マーの総重量の塗布固形分の総重量に対する重量%(以
下Zで表す)が1〜20重量%であることが必要である。
【0023】ここで塗布固形分とは、転写型感光材料の
上記感光性ハロゲン化銀乳剤及び色素供与物質を含有す
る側の層の親水性バインダーを含有する全ての構成層の
塗布素材の乾燥重量の総量を表す。
【0024】本発明の転写型感光材料は、一般に三つ以
上の感光性層と中間層及び保護層などから構成される
が、上記塗布固形分は、これらの層の内、親水性バイン
ダーを含有する構成層の全てが含まれる。
【0025】本発明の転写型感光材料は、好ましくは親
水性バインダー含有層の全ての層にゼラチンを含むもの
であるが、ゼラチンを全く含まず、ゼラチン以外の水溶
性ポリマーだけを親水性バインダーとして含有する構成
層があってもよい。
【0026】一方、親水性バインダーがゼラチンのみか
ら成り、ゼラチン以外の親水性ポリマーを全く含有しな
い構成層があってもよいが、感光材料の最上層(支持体
から最も離れた層)には、ゼラチンとゼラチン以外の水
溶性ポリマーを含有していることが好ましい。
【0027】本発明で用いられるゼラチンは、通常写真
用に用いられるものであれば基本的には如何なる種類で
あってもよく、アルカリ処理ゼラチンや酸処理ゼラチン
を用いることが出来る。又、ゼラチンのアミノ基を全て
又は部分的に封鎖した所謂、誘導体ゼラチンも使用する
ことが出来る。この場合、紅藻類に由来する天然高分子
多糖類を含有する塗布液が含有するゼラチンの全てが誘
導体ゼラチンであってもよく、その一部が誘導体ゼラチ
ンであってもよい。
【0028】ゼラチンは、重量平均分子量が約10,000〜
200,000のものが好ましく用いられる。特に数平均分子
量が50万以上のものがゼラチン全体の10重量%以下のも
のが好ましい。
【0029】誘導体ゼラチンとしては、ゼラチンのアミ
ノ基を封鎖した誘導体ゼラチンが好ましく、イソシアナ
ート付加、アシル化あるいは脱アミノ化したもの等が含
まれる。好ましい誘導体ゼラチンとしては、ゼラチンに
フェニルイソシアナート、アルキルイソシアナート等を
付加させたゼラチン、あるいは無水フタル酸等の酸無水
物やフタル酸クロライド等の酸塩化物を反応させたもの
である。ゼラチンのアミノ基の封鎖する割合は、アミノ
基の70%以上、好ましくは80%以上、特に好ましくは90
%以上である。
【0030】本発明で用いられるゼラチン以外の他の水
溶性ポリマーは、23℃において、水1リットル当たり1
g以上、好ましくは5g以上溶解し得るポリマーであ
り、天然又は合成の水溶性ポリマーであるが、好ましく
は合成ポリマーである。又、水溶性ポリマーの平均分子
量は約2,000〜1,000,000であり、好ましくは6,000〜50
0,000のものが用いられる。
【0031】上記水溶性ポリマーの具体的としてはセル
ロース、カルボキシルメチルセルロースや硫酸セルロー
ス等のセルロース誘導体;澱粉、デキストリン、アルギ
ン酸、アラビアゴム及びプルラン等の天然ポリマー;ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチ
レングリコール、水溶性ポリビニルブチラール、水溶性
ポリエステル、ポリアクリル酸、特開昭62-245260号に
記載のカルボキシル基やスルホ基を有するビニルモノマ
ー単独重合体、又はこれらのビニルモノマーを繰り返し
単位として有する共重合体などの合成ポリマーを挙げる
ことができ、これらは1種であっても、2種以上併用し
てもよい。
【0032】特に好ましい水溶性ポリマーは、ポリビニ
ルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレング
リコール、水溶性ポリビニルブチラール及びカルボキシ
ル基又はスルホ基を有する上記ビニルモノマーの単独又
は共重合体である。
【0033】又、水溶性ポリマーとしてポリビニルピロ
リドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコー
ル、水溶性ポリビニルブチラール及びカルボキシル基又
はスルホ基を有する上記ビニルモノマー単独又は共重合
体は、室温において水に対して5%以上の溶解度を有す
るものが好ましい。
【0034】本発明においては、上記ゼラチンの総重量
が転写型感光材料の塗布固形分の総重量に対して20重量
%以上で有ること、及び上記ゼラチン以外の水溶性ポリ
マーの総重量が塗布固形分の総重量に対して1〜20重量
%であることが必要である。
【0035】ゼラチンの総重量が塗布固形分の総重量に
対して20重量%未満である場合、及びゼラチン以外の水
溶性ポリマーの総重量が塗布固形分の総重量に対して20
重量%を超える場合には、活性エネルギー線照射による
硬化の際に、周囲の温度、湿度あるいは硬化樹脂層膜厚
の変動により硬化ばらつきを起こし易い。又、ゼラチン
以外の水溶性ポリマーが塗布固形分に対して1重量%未
満の場合には、斑点状の硬化不良を起こし易い。これ
は、受像材料と感光材料との密着性が、ミクロ的に見た
場合に不均一なものとなっていると考えられ、転写阻害
物質が局所的に集中しているためではないかと推定され
る。
【0036】好ましいゼラチンの使用量は、塗布固形分
総重量に対する比率(Z)が25重量%以上であり、上限
は感光材料の種類や現像・転写方式にもよるが、概ね約
50重量%である。特に好ましいZは25〜40重量%であ
る。
【0037】一方、ゼラチン以外の水溶性ポリマーの、
好ましい塗布固形分総重量に対する比率(Y)は2〜15
重量%が、更に好ましくは2〜10重量%である。
【0038】又、本発明の転写型感光材料が熱現像感光
材料である場合、疎水性ポリマーラテックスをバインダ
ー総量に対して10〜200重量%含有することが好まし
く、本発明の効果をより具現する上で20〜100重量%が
更に好ましい。
【0039】本発明で用いる疎水性ポリマーラテックス
の具体例、製造法の例としては、特開平4-50840号9頁
左下欄〜13頁に記載される様な化合物、製造法例を挙げ
ることができ、これらの疎水性ポリマーラテックスは単
独で用いても、2種以上を併用して用いてもよい。
【0040】疎水性ポリマーラテックスの平均分子量は
5,000〜500,000が好ましく、10,000〜300,000がより好
ましく、この場合の平均粒径は、製造時の条件により任
意に調整できるが0.5〜2μmが好ましい。
【0041】疎水性ポリマーラテックスは、ガラス転移
温度が80℃以下のものが好ましく、50℃以下がより好ま
しい。ガラス転移温度が80℃を超える場合、充分な転写
性が得られない。
【0042】本発明の熱現像感光材料に用いる疎水性ポ
リマーラテックスは、少なくとも1層の感光層及び/又
は少なくとも1層の非感光層に塗布液と共に添加され
る。
【0043】次に本発明の感光材料について説明する。
【0044】本発明の感光材料の支持体としては、紙支
持体、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、
酢酸セルロース等の透明又は反射型のプラスチック支持
体等を用いることができる。
【0045】特に紙支持体から構成されるハロゲン化銀
写真感光材料の場合、紙支持体と親水性バインダーとの
間に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリフェニレンエーテル等の疎水性ポリマー層を2μm
以上の厚さで設けることは、カッター等で裁断する際の
切り屑防止に効果があり好ましい。又、この際、支持体
表面及び/又は上記疎水性ポリマー層表面はコロナ放電
等の活性化処理することが好ましい。
【0046】感光性ハロゲン化銀としては従来公知のも
のを使用することができ、例えば塩化銀、臭化銀、沃臭
化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀を用いることができる。ハ
ロゲン化銀は粒子内部から表面まで均一な組成のもの、
内部と表面で組成が連続的に又はステップ状に変化して
いるものであってもよい。
【0047】ハロゲン化銀の形状は、平板状、立方体、
球形、8面体、12面体,14面体等の明確な晶癖を有する
もの又はそうでないもの等を用いることができる。
【0048】又、例えば米国特許2,592,250号、同3,22
0,613号、同3,271,257号、同3,317,322号、同3,511,622
号、同3,531,291号、同3,447,927号、同3,761,266号、
同3,703,584号、同3,736,140号、同3,761,276号、特開
昭52-1661号、同55-127549号等に記載の内部潜像型ハロ
ゲン化銀乳剤も用いることができる。
【0049】感光性ハロゲン化銀は、その粒子形成段階
において、イリジウム、金、ロジウム、鉄、鉛等の金属
イオン種を適当な塩の形で添加することができる。
【0050】感光性ハロゲン化銀乳剤の粒径は約0.02
〜2μmであり、好ましくは約0.05〜0.5μmである。
【0051】本発明においては、感光性ハロゲン化銀の
調製方法として、水溶性ハロゲン化物などの感光性銀塩
形成成分を後述の有機銀塩と共存させ、有機銀塩の一部
を感光性ハロゲン化銀の一部に変換させて形成させるこ
ともできる。
【0052】感光性ハロゲン化銀乳剤は、公知の増感剤
(例えば活性ゼラチン、無機硫黄、チオ硫酸ナトリウ
ム、二酸化チオ尿素、塩化金酸ナトリウム等)でハロゲ
ン化銀粒子表面を化学増感することができ、含窒素複素
環化合物あるいはメルカプト基含有複素環化合物の存在
下に化学増感をすることもできる。
【0053】更に、公知のシアニン、メロシアニン等の
通常写真で用いられる分光増感色素により、青、緑、
赤、近赤外光への分光増感を施すことができる。これら
の増感色素は、ハロゲン化銀1モル当たり1μ〜1モ
ル、好ましくは10μ〜0.1モルを、ハロゲン化銀粒子形
成時、可溶性塩類の除去時、化学増感開始前、化学増感
時あるいは化学増感終了以降のいずれにおいても添加す
ることができる。
【0054】感光材料の親水性バインダー層は、公知の
無機又は有機の写真用硬膜剤で硬膜されることが好まし
い。好ましい硬膜剤は、ビニルスルホン系硬膜剤及び活
性ハロゲン放出硬膜剤である。
【0055】次に、本発明の効果が特に大きい熱現像感
光材料について説明する。
【0056】本発明の熱現像感光材料に用いられる色素
供与物質としては、例えば特開昭61ー61157号、同61ー611
58号、同62-44738号、同62ー129850号、同62ー129851号、
同62-129852号,同62-169158号及び特願平1-200859号等
に記載されている拡散性色素を形成するカプラー、特開
昭61-88254号記載のロイコ色素、米国特許4,235,957号
に記載のアゾ色素あるいは米国特許4,463,079号、同4,4
39,513号、特開昭59-60434号、同59-65839号、同59-710
46号、同59-87450号、同59-123837号、同59-124329号、
同59-165054号、同59-165055号等に記載の色素が挙げら
れる。
【0057】特にカップリング反応により拡散性色素を
形成する化合物が好ましく、例えば特開平2ー863号9頁
左下欄2行目の一般式(イ)で表されるものである。中
でも、同公報9頁右下欄8行目に記載された一般式
(ロ)で表される単量体から誘導される繰り返し単位を
有するポリマー鎖を持つポリマーカプラーが好ましい。
【0058】ポジ型の色素供与物質としては、例えば特
開昭59-55430号、同59-165054号、同59-154445号、同59
-116655号、同59-124327号、同59-152440号、同59-1805
48号、同64-13546号等に記載された化合物がある。
【0059】上記色素供与物質は、単独で又は2種以上
併用して用いてもよい。
【0060】又、本発明の熱現像感光材料は、例えば特
開平2-293753号、同2-308162号に記載された重合性化合
物と共に、色素供与物質をマイクロカプセル中に含有せ
しめ、これを熱現像することで、重合性化合物の重合反
応を像状もしくは逆像状に起こしてマイクロカプセルを
硬化させ、色素供与物質の受像層への拡散性を変化させ
て画像を形成させる方式の熱現像感光材料にも適用でき
る。
【0061】熱現像感光材料には、感度の上昇や、現像
性の向上を目的として公知の有機銀塩を用いることがで
きる。
【0062】本発明で用いることのできる有機銀塩は、
例えば特公昭43-4921号、特開昭49-52626号、同52-1412
22号、同53-36224号、同53-37626号、同53-36224号、同
53-37610号等並びに米国特許3,330,633号、同3,794,496
号、同4,105,451 号等に記載されている長鎖脂肪族カル
ボン酸の銀塩や複素環を有するカルボン酸の銀塩(例え
ばベヘン酸銀、α-(1-フェニルテトラゾールチオ)酢酸
銀等)、特公昭44-26582号、同45-12700号、同45-18416
号、同45-22815号、特開昭52-137321号、同58-118638
号、同58-118639号、米国特許4,123,274号等に記載のイ
ミノ基を有する化合物の銀塩、特開昭61-249044号記載
のアセチレン銀等を挙げることが出来る。
【0063】特にイミノ基を有する化合物の銀塩が好ま
しく、例えばベンゾトリアゾール及びその誘導体の銀塩
(例えばベンゾトリアゾール銀、5-メチルベンゾトリア
ゾール銀等)が特に好ましい。
【0064】上記有機銀塩は単独又は2種以上併用して
用いることができ、これらの調製はゼラチンの如き親水
性コロイド水溶液中で調製し、可溶性塩類を除去してそ
のままの形で使用することも、又、有機銀塩を単離して
機械的に固体微粒子に粉砕・分散して使用することもで
きる。
【0065】本発明の熱現像感光材料に用いられる還元
剤は、現像機構や色素形成又は放出機構により熱現像感
光材料用として従来知られているものの中から選択して
使用される。ここで言う還元剤には、熱現像時に還元剤
を放出する還元剤プレカーサも含まれる。
【0066】本発明に用いることのできる還元剤として
は、例えば米国特許3,351,286号、同3,761,270号、同3,
764,328号、同3,342,599号、同3,719,492号、リサーチ
・ディスクロージャ(RD)12146号、同15108号、同15
127号及び特開昭56-27132号、同53-135628号、同57-790
35号に記載のp-フェニレンジアミン系及びp-アミノフェ
ノール系現像主薬、燐酸アミドフェノール系現像主薬、
スルホンアミドアニリン系現像主薬及びヒドラゾン系現
像主薬、フェノール類、スルホンアミドフェノール類、
ポリヒドロキシベンゼン類、ナフトール類、ヒドロキシ
ビスナフチル類、メチレンビスフェノール類、アスコル
ビン酸類、1-アリール-3-ピラゾリドン類、ヒドラゾン
類及び上記種々の還元剤のプレカーサ類がある。又、色
素供与物質が還元剤を兼ねることもできる。
【0067】特に好ましい還元剤は、特開昭56-146133
号及び同62-227141号記載のN-(p-N,N-ジアルキルアミ
ノ)フェニルスルファミン酸塩及びその誘導体であり、
具体的には、特開平2ー863号7頁左下欄6行目〜8頁右
下欄に記載された化合物を挙げることができる。
【0068】熱現像感光材料には、色素の転写促進その
他の目的で熱溶剤を用いることが出来る。熱溶剤は、熱
現像時に液状化し、熱現像や色素の熱転写を促進する作
用を有する化合物であり、常温では固体状態であること
が好ましい。
【0069】本発明で用いることの出来る熱溶剤として
は、例えば米国特許3,347,675号、同3,667,959号、同3,
438,776号、同3,666,477号、RDNo.17643号、特開昭51
-19525号、同53-24829号、同53-60223号、同58-118640
号、同58-198038号、同59-229556号、同59-68730号、同
59-84236号、同60-191251号、同60-232547号、同60-142
41号、同61-52643号、同62-7,554号、同62-42153号、同
62-44737号、同63-53548号、同63-161446号、特開平1-2
24751号、同2-863号、同2-120739号、同2-123354号等に
記載された化合物が挙げられる。
【0070】具体的には尿素誘導体(例えば尿素、ジメ
チル尿素、フェニル尿素等)、アミド誘導体(例えばア
セトアミド、ステアリルアミド、p-トルアミド、p-プロ
パノイルオキシエトキシベンズアミド等)、スルホンア
ミド誘導体(例えば、p-トルエンスルホンアミド)、多
価アルコール類(例えば1,6-ヘキサンジオール、ペンタ
エリスリトール、ポリエチレングリコール等)が好まし
く用いられる。特に本発明の効果は、熱溶剤を固体微粒
子状態で含有している場合に大きい。上記熱溶剤は、感
光性ハロゲン化銀乳剤層、中間層、保護層あるいは受像
材料の受像層等、任意の層中に添加することができ、添
加量は、通常バインダーに対して10〜500 重量%、より
好ましくは20〜200重量%である。
【0071】本発明の熱現像感光材料には、上記以外
に、必要に応じて各種添加剤を添加することができる。
【0072】現像促進剤としては、例えば特開昭59-177
550号、同59-111636号、同59-124333号、同61-72233
号、同61-159642号、同61-236548号、特開平1-152454
号、同1-104645号、特願平1-110767号等に記載の現像促
進剤放出化合物、あるいは特開平1-104645号記載の電気
陰性度が4以上の金属イオンも用いることができる。
【0073】カブリ防止剤としては、例えば米国特許3,
645,739号に記載されている高級脂肪酸、特公昭47-1111
3号記載の第2水銀塩、特開昭51-47419号記載のN-ハロ
ゲン化物、米国特許3,700,457号、特開昭51-50725号、
特願平1-69994号、同1-104271号記載のメルカプト化合
物放出性の化合物、特開昭49-125016号記載のアリール
スルホン酸、同51-47419号記載のカルボン酸リチウム
塩、英国特許1,455,271号及び特開昭50-101019号記載の
酸化剤、同53-19825号記載のスルフィン酸類及びチオス
ルホン酸類、同51-3223号記載のチオウラシル類、同51-
26019号記載の硫黄、同51-42529、同51-81124号及び同5
5-93149号記載のジスルフィド類及びポリスルフィド
類,同51-57435号記載のロジンあるいはジテルペン類、
同51-104338号記載のカルボキシル基又はスルホ基を有
するポリマー酸、米国特許4,138,265号記載のチアゾリ
チオン、特開昭54-51821号、同55-142331号、米国特許
4,137,079号記載のトリアゾール類、特開昭55-140883号
記載のチオスルフィン酸エステル類、特開昭59-46641、
同59-57233号、同59-57234号記載のジ-又はトリ-ハロゲ
ン化物、特開昭59-111636号記載のチオール化合物、同6
0-198540号及び同60-227255号記載のハイドロキノン誘
導体、特開昭62-78554号記載の親水性基を有するカブリ
防止剤、特開昭62-121452号記載のポリマーカブリ防止
剤、特開昭62-123456号記載のバラスト基を有するカブ
リ防止剤、特開平1-161239号記載の無呈色カプラー等が
挙げられる。
【0074】塩基プレカーサとしては、例えば特開昭56
-130745号、同59-157637号、同59-166943号、同59-1805
37号、同59-174830号、同59-195237号、同62-108249
号、同62-174745号、同62-187847号、同63-97942号、同
63-96159号、特開平1-68746号等に記載されている化合
物又は塩基放出技術が挙げられる。
【0075】本発明の熱現像感光材料には、上記した以
外の各種の公知の写真用添加剤を用いることができ、例
えば、ハレーション防止染料、イラジエーション防止染
料、コロイド銀、蛍光増白剤、硬膜剤、帯電防止剤、界
面活性剤、無機及び有機のマット剤、退色防止剤、紫外
線吸収剤、カビ防止剤、白地色調調整剤等を含有するこ
とが出来る。これらについては例えば、RD17029号、
同29963号、特開昭62-135825号及び同64-13546号に記載
されている。
【0076】特に特開昭63ー144350号に記載されたハロ
ゲン置換された複素環化合物、特開平3-223852号に記載
されたアニシジンとの反応速度が特定の値を有する化合
部、中でもハロゲン化アルキル類、更には、特開平2ー44
356号に記載された汚染物質を吸着する物質を感光性層
に含有させることは特に好ましい。
【0077】これらの各種添加剤は感光性層のみなら
ず、中間層、下引層、保護層あるいはバッキング層等任
意の構成層中に適宜添加することができる。
【0078】熱現像感光材料に用いられる支持体は、例
えば特開平2ー863号12頁左上欄15行目〜右上欄1行目に記
載された支持体を用いることが出来る。好ましくはポリ
エチレンテレフタレート支持体、又はキャストコート紙
やバライタ紙等の紙支持体が用いられる。
【0079】本発明の熱現感光材料は、(a)感光性ハロ
ゲン化銀乳剤、(b)還元剤、(c)バインダーを含有し、更
に(d)有機銀を含有することが好ましい。カラー感光材
料である場合、更に(e)色素供与物質を含有する。これ
らは単一の写真構成層中に含まれていてもよく、又、2
層以上からなる層に分割して添加することもできる。
又、実質的に同一の感色性を有する感光性層は、二つ以
上の感光性層から構成されることもでき、それぞれ低感
度層及び高感度層とすることもできる。
【0080】本発明の熱現像感光材料をフルカラー記録
材料として用いる場合には、通常、感色性の異なる三つ
の感光性層を有し、各感光性層では熱現像により、それ
ぞれ色相の異なる色素が形成又は放出される。この場
合、一般的には青感光性層(B)にはイエロー色素
(Y)が、緑感光性層(G)にはマゼンタ色素(M)
が、又、赤感光性層(R)にはシアン色素(C)が組み
合わされるが、これに限定されず、赤外感光性層(I
R)を有してもよく、如何なる組合せも可能である。具
体的には、(B−C)/(G−M)/(R−Y)あるい
は(IR−C)/(G−Y)/(R−M)等の組合せも
可能である。
【0081】各層の層構成は任意であり、支持体側から
順にR/G/B、G/R/B、R/G/IR、G/R/
IR等の層配置が可能である。
【0082】熱現像感光材料には、感光性層の他に下引
層、中間層、保護層、フィルター層、バッキング層、剥
離層等の非感光性層を任意に設けることができる。
【0083】熱現像感光材料と組み合わせて用いられる
色素受像材料は、基本的に支持体上と、この上に設けら
れた色素受容能を有する受像層とから構成されるが、支
持体自身が色素受容能のある受像層を兼ねることもでき
る。
【0084】受像層は、それを構成するバインダー自身
が色素受容能を有する場合と、色素を受容し得る媒染剤
がバインダー中に含有される場合とに大きく分けられ
る。
【0085】バインダーが色素受容能有する場合、好ま
しく用いられる物質は、ガラス転移温度(Tg)が約40〜
約250℃のポリマーで形成されていることが好ましく、
具体的には、「ポリマーハンドブック・セカンド・エデ
ィション」(ジョイ・ブランドラップ,イー・エイチ・
インマーガット編)ジョン・ウィリー・アンド・サンズ
出版[Polymer Handbook 2nd. ed.(J.Brandrup.E.H.I
mmergut)John Wiley& Sons]に記載されているTgが約4
0℃以上の合成ポリマーが有用であり、一般的に、ポリ
マーの分子量として2,000〜200,000程度のものが有用で
ある。これらのポリマーは単独でも2種以上を併用して
もよく、又、2種以上の繰返し単位を有する共重合性の
ポリマーであってもよい。
【0086】具体的には特開平2ー863号14頁左上欄14行
目〜右上欄14行目に記載されたポリマーを、好ましいポ
リマーを含めて用いることができる。
【0087】又、受像層がバインダー中に媒染剤を含有
する受像材料においては、媒染剤として3級アミン又は
4級アンモニウム塩を含むポリマーが好ましく用いら
れ、例えば米国特許3,709,690号及び特開昭64-13546号
に記載の化合物が挙げられる。又、これらの媒染剤を保
持するのに用いられるバインダーとしては、例えばゼラ
チンやポリビニルアルコール等の親水性バインダーが好
ましい。
【0088】上記媒染剤をバインダー中に有する受像層
と似た形で、色素受容能を有する疎水性ポリマーラテッ
クスを親水性バインダー中に分散してなる色素受容層も
本発明で用いることができる。
【0089】受像材料は、支持体上に単一の受像層が設
けられた場合でも、又、複数の構成層が塗設されていて
もよく、この場合、その全てが色素受像層であること
も、又、構成層の一部のみが受像層であることもでき
る。
【0090】受像材料が受像層とは別に支持体を有する
時、受像材料の支持体としては、透明支持体、反射支持
体のいずれであってもよく、特開平2ー863号14頁左下欄1
5行目〜右下欄8行目に記載された支持体、及び第2種
拡散反射性を有する反射支持体などから選択して用いる
ことができる。
【0091】本発明の受像材料には公知の各種添加剤を
添加することが出来る。そのような添加剤としては、例
えば汚染防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、画像安定
剤、現像促進剤、カブリ防止剤、pH調節剤(酸及び酸プ
レカーサ、塩基プレカーサ等)、熱溶剤、有機弗素系化
合物、油滴、界面活性剤、硬膜剤、マット剤及び各種金
属イオン等が挙げられる。
【0092】本発明の熱現像感光材料及び色素受像材料
の親水性バインダー含有層には、紅藻類に由来する天然
高分子多糖類を使用することができる。
【0093】本発明の熱現像感光材料は、感光材料の感
色性に適した公知の露光手段によって露光される。用い
ることの出来る光源としては、特開平2ー863号12頁左下
欄13行目〜16行目に記載のものを用いることができ、好
ましくはレーザー光源、CRT光源、LEDが用いられ
る。又、半導体レーザーとSHG素子(第2高調波発生
素子)とを組み合わせた光源も用いることができる。
【0094】露光時間は1画面を1回の露光で行うか、
あるいは1画素毎にデジタル的に露光を行うかで異なる
が、前者の場合、通常 0.001〜10秒であり、後者におい
ては1画素当たり10-8〜10-2秒の範囲で行われる。
【0095】露光する際には、必要に応じて、色フィル
ターを用いて光源の色温度調整を行うこともでき、又、
レーザー等によりスキャナー露光を行なうこともでき
る。
【0096】本発明の熱現像感光材料は、像様露光後又
は露光と同時に、好ましくは70〜200 ℃、更に好ましく
は90〜170℃で、好ましくは 1 〜180秒間、更に好まし
くは2〜120秒間加熱現像され、色素画像が形成され
る。拡散性色素の受像材料への転写は、熱現像時に受像
材料の受像層面を感光材料の感光層側に密着させること
により熱現像と同時に行ってもよく、又、熱現像後に受
像材料を感光材料に密着させて色素を転写させてもよ
く、更に、水を供給した後、感光材料と受像材料とを密
着させてもよい。又、露光前に70〜160 ℃の範囲で感光
材料を予備加熱したり、特開昭60-143338号及び同61-16
2041号に記載されている様に、現像直前に感光材料と受
像材料の少なくとも一方を80〜120℃の温度範囲で予備
加熱することもできる。
【0097】熱現像感光材料の熱現像には公知の加熱手
段を適用することが出き、例えば特開平2ー863号13頁左
上欄12行目〜19行目に記載された方法、及び遠赤外線加
熱による方法等を用いることができる。
【0098】熱現像時における加熱パターンには特に制
限がなく、一定温度で行う方法、現像初期を高温状態で
行い現像後半を低温状態で行う方法あるいは、この逆の
方法、更には3ステップ以上に温度領域を変化させる方
法や連続的に温度を変化させる方式等、任意の方法で行
うことができる。
【0099】本発明で用いられる活性エネルギー線は、
紫外線、電子線等を挙げることが出来るが、取扱性や照
射装置のコスト、安全性の面から紫外線が好ましい。
【0100】紫外線線硬化性樹脂組成物としては特に限
定されないが、カチオン重合によるエポキシ系、ラジカ
ル重合によるアクリル系、ポリチオール-ポリアリル系
などが挙げられる。これらの中では受像材料のバインダ
ーが親水性、疎水性どちらの場合でも接着性が良く、か
つ反応時に空気中の酸素の影響を受け難いカチオン重合
によるエポキシ系が好ましい。
【0101】エポキシ系としては、エポキシ基を1分子
内に2個以上含むプレポリマーとカチオン重合開始剤か
らなる組成物が好ましく、この様なプレポリマーの例と
しては、脂環式ポリエポキシド類、多塩基酸のポリグリ
シジルエステル類、多価アルコールのポリグリシジルエ
ーテル類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル
類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテルの水素
添加化合物類、ポリオキシアルキレングリコールのポリ
グリシジルエーテル類、ウレタンポリエポキシ化合物
類、エポキシ化ポリブタジエン類等が挙げられるが、エ
ポキシ基を1分子内に2個以上含んだプレポリマーが組
成物の70重量%以上存在するものが重合性の点でより好
ましい。これらのプレポリマーは2種以上をブレンドし
て用いることもできる。
【0102】カチオン重合開始剤としては芳香族オニウ
ム塩が好ましく、これには周期律表第Va族元素の塩
(例えばホスホニウム塩)、第VIa族元素の塩(例えば
スルホニウム塩)、第VIIa族元素の塩(例えばヨードニ
ウム塩)等が用いられ、これらの中では組成物の貯蔵安
定性の点からスルホニウム塩がより好ましく用いられ
る。カチオン重合剤開始剤の添加量は、添加するプレポ
リマーの種類、付量、カチオン重合開始剤の種類、紫外
線照射条件(紫外線強度、照射量、試料及び雰囲気の温
湿度等)によって異なるが、プレポリマーを含有する紫
外線硬化性組成物に対し2〜50重量%、好ましくは3〜
30重量%、より好ましくは5〜20重量%である。
【0103】本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成
物には、油類(特にシリコーン油)、シリコーン系、弗
素系などの界面活性剤類、更にタルク、炭酸カルシウ
ム、シリカ、アルミナ、マイカ、硫酸バリウム、酸化チ
タン、酸化亜鉛、フィラー等の充填剤類、染料、顔料、
増粘剤、可塑剤、レベリング剤、濡れ性向上剤、その他
の各種添加剤を添加できる。又、流動性向上の目的でア
セトン、メチルエチルケトン、メチルクロライド等の少
量の溶剤を添加することもできる。
【0104】活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、液
状樹脂組成物として画像上に塗布出来る他、非流動・粘
着性組成物を離型紙やフィルム上に塗工しシート状にし
た後、画像上に貼り付け、支持体を剥離して層を形成す
ることもできる。
【0105】本発明の樹脂組成物を塗布する方法として
は、ワイヤーバーコーター、ロールコーター、ダブルロ
ールコーター、リバースロールコーター、押出しコータ
ー、スリットコーター、エアーナイフコーター、スライ
ドホッパー、グラビアコーター、スプレーコーター等を
用いることができ、塗布膜厚としては0.1〜50μm、好ま
しくは1〜20μmである。
【0106】好ましく用いられる紫外線領域の照射光源
としては、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カ
ーボンアーク灯、メタルハライドランプ、キセノンラン
プ、太陽光線等を使用できる。
【0107】紫外線の照射量は50mJ/cm2以上、好まし
くは200mJ/cm2以上、より好ましくは300mJ/cm2以上で
あり、照射時間は0.1秒〜5分、好ましくは0.5秒〜2分
である。
【0108】転写処理後の受像材料を経時保存中、転写
物質が受像材料表面へ析出するのを防止する意味から、
転写処理後活性エネルギー線硬化性樹脂組成物形成まで
の時間は出来るだけ短い方がよく、保存状態にもよる
が、好ましくは1日以内、より好ましくは1時間以内で
ある。
【0109】受像材料上に活性エネルギー線硬化性樹脂
層を形成してから活性エネルギー線を照射するまでの時
間は出来るだけ短い方がよく、好ましくは1分以内、よ
り好ましくは20秒以内である。
【0110】硬化促進のため、硬化前後、硬化中に試料
及び/又は雰囲気を30〜90℃に加熱することが好まし
く、雰囲気の含水率は50%RH以下、好ましくは20%RH以
下に調整することが望ましい。
【0111】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明の実
施態様がこれに限定されるものではない。
【0112】実施例1 (熱現像感光材料の作成)厚さ160μmの写真用バライタ
紙支持体上に下記構成の各層を塗設し熱現像感光材料−
1を作成した。
【0113】ここで各素材の添加量は熱現像感光材料1
m2当たりの量で示した。
【0114】 下引層 ポリフェニレンエーテル 2.0g ポリスチレン 2.0g トラップ剤 0.4g 第1層(総塗布量=5.669g/m2;ゼラチン総量=1.06g/m2, 水溶性ポリマー=0g/m2) ベンゾトリアゾール銀 0.60g 赤感光性ハロゲン化銀乳剤 0.49g [平均粒径0.25μm,AgBrI(AgI2モル%)] 色素供与物質(表3) 1.20g TCP 0.39g DAP 0.03g DID 0.06g ゼラチン 0.70g フェニルカルバモイルゼラチン 0.36g 臭化カリウム 0.005g 熱溶剤−A 1.65g ST−2 0.01g イラジエーション防止染料−1 0.03g 界面活性剤−1 0.09g 界面活性剤−2 0.011g 硬膜剤(H−1) 0.043g 第2層(総塗布量=2.003g/m2;ゼラチン総量=0.48g/m2, 水溶性ポリマー=0g/m2) ゼラチン 0.48g 硫酸亜鉛 0.22g 発色現像剤プレカーサ(R−1) 1.113g 界面活性剤−2 0.04g 硬膜剤(H−1) 0.15g 第3層(総塗布量=3.56g/m2;ゼラチン総量=0.54g/m2, 水溶性ポリマー=0g/m2) ベンゾトリアゾール銀 0.43g 緑感光性ハロゲン化銀乳剤 0.36g [平均粒径0.165μm,AgBrI(AgI2モル%)] 色素供与物質−2 0.78g TCP 0.22g DAP 0.03g DID 0.06g ゼラチン 0.32g フェニルカルバモイルゼラチン 0.22g 熱溶剤−A 1.00g ST−2 0.01g イラジエーション防止染料−2 0.03g 界面活性剤−1 0.09g 界面活性剤−2 0.01g 第4層(総塗布量=2.2g/m2;ゼラチン総量=0.48g/m2, 水溶性ポリマー=0g/m2) ゼラチン 0.48g イエローフィルター染料 0.42g 酸化チタン 0.11g 硫酸亜鉛 0.22g 発色現像剤プレカーサー(R−1) 0.72g 界面活性剤−1 0.06g 界面活性剤−2 0.04g 硬膜剤(H−1) 0.15g 第5層(総塗布量=4.306g/m2;ゼラチン総量=0.69g/m2, 水溶性ポリマー=0g/m2) ベンゾトリアゾール銀 0.61g 青感光性ハロゲン化銀乳剤 0.64g [平均粒径0.165μm,AgBrI(AgI2モル%)] 色素供与物質−1 0.94g TCP 0.35g DAP 0.04g DID 0.06g ゼラチン 0.53g フェニルカルバモイルゼラチン 0.16g 臭化カリウム 0.003g 熱溶剤−A 0.83g ST−2 0.01g 界面活性剤−1 0.09g 界面活性剤−2 0.043g 第6層(総塗布量=0.67g/m2;ゼラチン総量=0.25g/m2, 水溶性ポリマー=0.05g/m2) ゼラチン 0.25g PVP 0.05g 硫酸亜鉛 0.14g 界面活性剤−1 0.03g 界面活性剤−2 0.05g 硬膜剤(H−1) 0.15g 使用した添加剤の構造式、ベンゾトリアゾール銀、熱溶
剤について以下に示す。
【0115】トラップ剤:2,4-ジクロロ-6-[4-(2,4-ジ-
t-ペンチルフェノキシ)ブチルアミノ]-s-トリアジン TCP:トリクレジルホスフェート DID:1,10-ジ沃度デカン 熱溶剤−A:4-(2-エチルカルボキシエトキシ)安息香酸
アミド 界面活性剤−1:トリ-i-プロピルナフタレンスルホン
酸・ナトリウム塩 界面活性剤−2:スルホ琥珀酸ジ(2-エチルヘキシル)エ
ステル・ナトリウム塩 H−1:テトラキス(ビニルスルホニルメチル)メタンと
2-アミノエタンスルホン酸・カリウム塩との反応生成物
(1:0.75モル比) PVP:ポリビニルピロリドン
【0116】
【化1】
【0117】
【化2】
【0118】
【化3】
【0119】(ベンゾトリアゾール銀)ベンゾトリアゾ
ールと硝酸銀水溶液をフェニルカルバモイルゼラチン水
溶液中に同時混合し、ベンゾトリアゾール銀を調製し
た。pHを低下させて脱塩した後、溶液のpHを6.0に調整
し、長さ0.7〜2.5μm、幅0.3〜0.7μmの針状結晶の分散
物を得た。
【0120】(熱溶剤分散液)熱溶剤−A100gを純水5
00ccに添加し、界面活性剤−1を0.5g添加してサンド
ミル分散機で粒径が約0.4μmの微粒子固体分散液を得
た。
【0121】得られた熱現像感光材料(感光材料−1と
呼ぶ)を、40℃・相対湿度60%で2日間保存して目的の
硬膜度まで硬膜した。
【0122】感光材料−1は、親水性バインダー層の総
塗布量=18.408g/m2、ゼラチン総量=3.5g/m2、ゼ
ラチン以外の総水溶性バインダー量=0.05g/m2であ
り、Z=19.0、Y=0.27である。
【0123】上記感光材料−1の第1層〜第6層のゼラ
チン及び水溶性ポリマーを、表1に示す様にPVP(ポ
リビニルピロリドンK−30)に変更した以外は感光材料
−1と同様にして感光材料−2〜14を作成した。
【0124】
【表1】
【0125】(受像材料の作成)厚さ250μmの白色ポリ
エチレンテレフタレート支持体上に、コロナ放電後、イ
ソシアナート系硬化剤を含有するポリエステル樹脂から
成る下引層を設け、この下引層上に下記組成の受像層を
塗設して受像材料を作成した。
【0126】受像層組成 ポリカーボネート 12g トラップ剤 1.2g 熱溶剤−B 4.2g 紫外線吸収剤 0.5g 画像安定剤−1 1.0g 画像安定剤−2 0.5g 熱溶剤−B:2-ヘキシルオキシ安息香酸アミド 画像安定剤−2:1,4-ジ(オクチルオキシ)-2,5-ジ-t-
ペンチルベンゼン
【0127】
【化4】
【0128】上記の組成物をジクロロエタンを溶媒とし
て支持体上に塗設した。受像層を塗布後、再度加熱乾燥
して残存溶媒を完全に除去した後、カードサイズ(55mm
×85mm)に裁断した。
【0129】(表面保護層の付与)上記の様にして作成
した感光材料を像様露光した後、150℃で60秒間熱現像
した。次いで、上記カード状受像材料と重ね合わせて13
0℃で30秒間加熱して色素画像を受像層に転写した。
【0130】次に、色素転写後約1分で、特開平1-1938
47号の図1に記載された装置で以下に示す紫外線硬化性
樹脂液を受像材料上に厚さが15μmになるように塗布し
て500WのUVランプにより200mJ/cmの紫外線を照射
して、受像材料上に保護層を形成した。(紫外線硬化性
樹脂液の塗設前に受像材料の温度を70℃に加温し、硬化
終了まで維持した。)上記サンプルは各々の感光材料に
ついて、それぞれ30枚作成した。
【0131】紫外線硬化性樹脂液 ビスフェノールAジグリシジルエーテル 15部 3,4-エポキシシクロヘキシメチル-3,4-エポキシ 65部 シクロヘキサンカルボキシレート 1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテル 20部 芳香族スルホニウム塩系重合開始剤 5部 弗素系界面活性剤 1部 得られた各試料の硬化性を調べた。
【0132】<硬化性の評価>試料を85℃・相対湿度60
%で10日間保存した後、カードを連続して50回の折曲げ
試験を行った。そして、30枚の試料の中で、表面から保
護層が部分的に剥がれたり、皴割れが生じたりするなど
して表面に異常の認められた物の枚数を確認した。
【0133】結果を以下に示す。
【0134】 感光材料No. 硬化不良枚数 感光材料No. 硬化不良枚数 1(比較例) 26 8(本発明) 6 2(比較例) 20 9(本発明) 4 3(比較例) 22 10(本発明) 3 4(比較例) 24 11(比較例) 14 5(比較例) 16 12(本発明) 2 6(比較例) 15 13(本発明) 1 7(本発明) 8 14(本発明) 4 この結果から明らかなように、感光材料の塗布固形分総
重量に対し20重量%以上のゼラチン及び1〜20重量%の
水溶性ポリマーを含有する本発明の試料は、保存による
劣化が殆どなく硬化安定性が改良された。
【0135】実施例2 実施例1で作成した感光材料−1において、第1層、第
3層及び第5層の熱溶剤−Aを、それぞれ1/2に減量し
た他は感光材料−1と同様にして感光材料−21を作成し
た。(第6層のPVPは除いた。)更に熱現像感光材料
−21の第1層〜第6層にポリエチレングリコール(平均
分子量=6000)を表2に示す量添加した感光材料−22〜
32を感光材料−21と同様にして作成した。
【0136】
【表2】
【0137】次いで実施例1と同様に受像層に色素転写
した後、受像層表面に紫外線硬化樹脂を塗設した後、実
施例1と同様の評価を繰り返した。
【0138】結果を以下に示す。
【0139】 感光材料No. 硬化不良枚数 感光材料No. 硬化不良枚数 21(比較例) 20 27(本発明) 3 22(比較例) 19 28(本発明) 5 23(比較例) 16 29(本発明) 7 24(比較例) 21 30(本発明) 1 25(比較例) 14 31(本発明) 2 26(本発明) 7 32(比較例) 14 上記から明らかなように、実施例1と同様の効果が得ら
れた。
【0140】実施例3 実施例1で作成した感光材料−9において、以下に示す
ポリマーラテックスを表3に示すだけ添加した感光材料
−41,42及び43を作成した。
【0141】
【表3】
【0142】
【化5】
【0143】*ポリマーラテックスは第1層〜第6層に
添加し、添加量は各層が含有するゼラチンに対する重量
比で表した。
【0144】実施例1と同様に受像層に色素転写した
後、受像層表面に紫外線硬化樹脂を塗設した後、実施例
1と同様の評価を繰り返した。その結果を以下に示す。
【0145】 この結果から明らかなように、感光材料の塗布固形分総
重量に対し20重量%以上のゼラチン及び1〜20重量%の
水溶性ポリマーを含有し、かつバインダー総量に対し30
重量%以上の疎水性ポリマーラテックスを含有する本発
明の試料は硬化安定性に優れている。
【0146】
【発明の効果】本発明により、転写型感光材料を用いて
得られた色素画像の表面を確実かつ安定して硬化するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 11/00 351 8910−2H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化
    銀乳剤、親水性バインダー、色素供与物質を含有する転
    写型感光材料を像様露光する工程、現像する工程、現像
    と同時又は現像後に前記転写型感光材料に形成又は放出
    された拡散性色素を受像材料に転写する工程、転写後の
    受像材料の表面に活性エネルギー線硬化性樹脂組成物層
    を形成する工程、活性エネルギー線の照射により前記活
    性エネルギー線硬化性樹脂組成物層を硬化させる工程か
    らなる転写画像の表面保護方法において、該転写型感光
    材料が、塗布固形分の総重量に対して20重量%以上のゼ
    ラチン及び1〜20重量%のゼラチン以外の水溶性ポリマ
    ーを含有することを特徴とする転写画像の表面保護方
    法。
  2. 【請求項2】 前記転写型感光材料が、塗布固形分の総
    重量に対して25重量%以上のゼラチン及び2〜15重量%
    のゼラチン以外の水溶性ポリマーを含有することを特徴
    とする請求項1記載の転写画像の表面保護方法。
  3. 【請求項3】 前記転写型感光材料が熱現像感光材料で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の転写画像の
    表面保護方法。
  4. 【請求項4】 前記熱現像感光材料が、疎水性ポリマー
    ラテックスをバインダー総量に対して30重量%以上含有
    することを特徴とする請求項3記載の転写画像の表面保
    護方法。
  5. 【請求項5】 前記活性エネルギー線が紫外線であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の転写画像の表面保
    護方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6001893A (en) * 1996-05-17 1999-12-14 Datacard Corporation Curable topcoat composition and methods for use
US6187129B1 (en) 1996-05-17 2001-02-13 Datacard Corporation Curable topcoat composition and methods for use

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