JPH061226A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

車両用ブレーキ装置

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JPH061226A
JPH061226A JP15964592A JP15964592A JPH061226A JP H061226 A JPH061226 A JP H061226A JP 15964592 A JP15964592 A JP 15964592A JP 15964592 A JP15964592 A JP 15964592A JP H061226 A JPH061226 A JP H061226A
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/40Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
    • B60T8/4072Systems in which a driver input signal is used as a control signal for the additional fluid circuit which is normally used for braking

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトな構成で、各種のタイプの車両用
ブレーキ装置を構成することができるようにする。 【構成】 アンチスキッド制御用のABSポンプ29
と、このABSポンプ29を駆動する駆動モータ17と
を備えた車両用ブレーキ装置において、駆動輪にブレー
キ圧を発生させるトラクション制御ユニット5等のブレ
ーキ制御ユニットを構成する液圧ポン9プを設け、この
液圧ポンプ9を上記アンチスキッド制御用の駆動モータ
17によって駆動するように構成し、この駆動モータ1
7を上記アンチスキッド制御とブレーキ制御との両方に
共用化するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速時に車輪のスリッ
プを抑制するトラクション制御もしくは緊急時に自動的
に制動力を付与する自動ブレーキ制御等のブレーキ制御
機能と、制動時に車輪のロックを防止するアンチスキッ
ド制御機能とを有する車両用ブレーキ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平2−169357号
公報に示されるように、制動時に車輪のロックを防止す
るアンチスキッド制御機能を有する車両用ブレーキ装置
に、加速時に車輪のスリップを抑制するトラクション制
御もしくは登り坂での発進時にブレーキを制御する発進
補助制御等を実行するブレーキ制御機能を付加すること
により、簡単な構成で車両の制動力を適正に制御できる
ようにしたものが知られている。すなわちアンチスキッ
ド制御時に、蓄圧器に蓄えられたブレーキ圧をマスタシ
リンダ内に戻すフィードバックポンプを上記ブレーキ制
御用の液圧ポンプとして使用することが行なわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにアンチス
キッド制御用のフィードバックポンプをブレーキ制御用
の液圧ポンプとして使用した場合には、アンチスキッド
制御装置に特別なアクチュエータを付加することなく、
トラクション制御等のブレーキ制御を実行することがで
きるという利点を有する反面、このブレーキ制御の実行
時に、上記フィードバックポンプによってマスタシリン
ダに設けられたリザーバ内のブレーキ液を駆動輪の制動
部に供給し得るように、上記リザーバおよび液圧供給管
の構成を特殊なものにする必要がある。
【0004】このため、上記トラクション機能およびア
ンチスキッド制御機能両方を備えたブレーキ装置と、こ
のトラクション機能がなくアンチスキッド制御機能だけ
を備えたブレーキ装置とでは、上記リザーバの構成およ
び配管の径等が大きく異なることとなって両者の構成部
品を共通化することが困難である。また、無理に共通化
した場合には、ブレーキ装置の構造が大型化するという
問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、コンパクトな構成で、各種のタイプ
の車両用ブレーキ装置を構成することができるようにす
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
アンチスキッド制御用のABSポンプと、このABSポ
ンプを駆動する駆動モータとを備えた車両用ブレーキ装
置において、車輪の制動部にブレーキ圧を供給するブレ
ーキ制御用の液圧ポンプを設け、この液圧ポンプを上記
アンチスキッド制御用の駆動モータによって駆動するよ
うに構成したものである。
【0007】請求項2に係る発明は、アンチスキッド制
御ユニットを構成するABSポンプ等の各部品を収容す
る第1ケーシングと、ブレーキ制御制御ユニットを構成
する液圧ポンプ等の各部品を収容する第2ケーシングと
を設け、上記第1ケーシングに第2ケーシングの取付け
部を形成したものである。
【0008】請求項3に係る発明は、アンチスキッド制
御ユニットを構成する各部品を収容する第1ケーシング
に、ブレーキ制御用の液圧ポンプを構成するプランジャ
ーの設置孔を形成するとともに、この設置孔に設置され
た上記液圧ポンプのプランジャーを、アンチスキッド制
御ユニットに設けられたABSポンプ用の駆動部材によ
って駆動するように構成したものである。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、共通の駆動
モータによってアンチスキッド制御用のABSポンプ
と、ブレーキ制御用の液圧ポンプとを駆動することがで
きるため、上記両ポンプに対する配管構造等が複雑化さ
れることなく、その駆動部の構造が簡略化されることに
なる。
【0010】上記請求項2記載の発明によれば、ブレー
キ制御ユニットを収容する第2ケーシングの取付け部
に、アンチスキッド制御ユニットを収容する第1ケーシ
ングを取付けることにより、ブレーキ制御機能およびア
ンチスキッド制御機能の両方を有するブレーキ装置が得
られ、また上記第2ケーシングを取外すことにより、ア
ンチスキッド制御機能のみを有するブレーキ装置が得ら
れることになる。
【0011】上記請求項3記載の発明によれば、ブレー
キ制御機能およびアンチスキッド制御機能の両方を有す
るブレーキ装置において、上記ABSポンプ用のプラン
ジャーを駆動する駆動部材と、液圧ポンプ用のプランジ
ャーを駆動する駆動部材とが共用化されることになる。
【0012】
【実施例】図1は、前輪駆動車に設けられた本発明に係
る車両用ブレーキ装置の実施例を示している。このブレ
ーキ装置は、ブレーキペダル1の踏み込み量に応じたブ
レーキ圧を発生するマスタシリンダ2と、このマスタシ
リンダ2に接続された2系統の液圧回路3,4と、トラ
クション制御時に駆動輪となる前輪FR,FLの制動部
にブレーキ圧を供給するブレーキ制御ユニット5と、ア
ンチスキッド制御時に各車輪RL,FR,FL,RRの
制動部に付与されるブレーキ圧を制御するアンチスキッ
ド制御ユニット6とを備えている。
【0013】なお、上記ブレーキ装置は、第1の液圧回
路3が左後輪RLおよび右前輪FRに接続されるととも
に、第2の液圧回路4が左前輪FLおよび右後輪RRの
制動部に接続されたダイゴナルスプリット方式に構成さ
れている。
【0014】上記ブレーキ制御ユニット5は、リザーバ
7内の液圧を上記両液圧回路3,4に設けられた加圧シ
リンダ8の駆動部に供給する液圧ポンプ9と、この液圧
ポンプ9を上記加圧シリンダ8に接続する液圧供給管1
0とを有している。上記液圧ポンプ9の吐出部と、上記
リザーバ7との間には、電磁開閉弁11を有する第1リ
ターン通路12と、リリーフ弁13を有する第2リター
ン通路14とが設置されている。
【0015】上記電磁開閉弁11は、通常時には開放状
態に維持されており、トラクション制御時に図外のコン
トローラから出力される制御信号に応じて閉止状態とな
るように構成されている。また、上記リリーフ弁13
は、液圧ポンプ9から吐出される液圧に応じて液圧供給
管10の圧力が所定値となると、開放状態となるように
設定されている。
【0016】また、上記加圧シリンダ8には、トラクシ
ョン制御時に上記液圧ポンプ9から圧送された液圧によ
り駆動されて上記アンチスキッド制御ユニット6にブレ
ーキ圧を供給する加圧ピストン15と、このブレーキ圧
がマスタシリンダ2側に供給されるのを阻止するチェッ
ク弁16とが設けられている。
【0017】上記液圧ポンプ9は、アンチスキッド制御
ユニット6に設けられた後述するABSポンプの駆動モ
ータ17によって駆動されるプランジャー18と、上記
リザーバ7からの液圧の流入を許容する第1チェック弁
19と、上記加圧シリンダ8への液圧の供給を許容する
第2チェック弁20とを有している。そしてトラクショ
ン制御時にコントローラから出力される制御信号に応じ
て上記電磁開閉弁11が閉止された状態で、上記液圧ポ
ンプ9が駆動されて加圧シリンダ8の駆動部に液圧が供
給されることにより、加圧ピストン15が前進して加圧
シリンダ8内のブレーキ液が液圧回路3a,4aを通っ
てアンチスキッド制御ユニット6に供給されるようにな
っている。
【0018】上記アンチスキッド制御ユニット6に供給
されたブレーキ圧は、後述する電磁開閉弁を介して駆動
輪となる前輪FL,FRの制動部に供給され、この前輪
FL,FRに制動力を付与する。なお、上記液圧ポンプ
9から吐出された液圧は、加圧ピストン15を前進させ
た後、上記リリーフ弁13を通ってリザーバ7に戻され
ることになる。
【0019】また、トラクション制御が実行されていな
い通常時には、コントローラから出力される制御信号に
応じて上記電磁開閉弁11が開放状態となるように設定
されている。この結果、上記通常時に上記駆動モータ1
7によって液圧ポンプ9が駆動されると、この液圧ポン
プ9から吐出された液圧が第1リターン通路12を通っ
てリザーバ7に戻され、これによって上記液圧が加圧シ
リンダ8に供給されることが防止されるようになってい
る。
【0020】上記アンチスキッド制御ユニット6は、図
2に示すように、液圧回路3a,4aに設けられた一対
のプロポーショナルバルブ21と、各車輪毎に配設され
た第1,第2電磁開閉弁22,23と、第1電磁開閉弁
22と並列に設置されたチェック弁24と、上記プロポ
ーショナルバルブ21を介してリザーバ25内のブレー
キ圧を上記マスタシリンダ2に戻す一対のABSポンプ
26とを備えている。
【0021】上記第1,第2電磁開閉弁22,23は、
アンチスキッド制御時に図外のコントローラから出力さ
れる制御信号に応じて開閉操作され、制動部に供給され
るブレーキ圧を増圧、減圧もしくは保持状態とすること
により、各車輪の制動力を個別に制御するように構成さ
れている。すなわち、上記第1電磁開閉弁22が閉止状
態とされるとともに、第2電磁開閉弁23が開放状態と
された場合には、各車輪の制動部内のブレーキ圧がリザ
ーバ25に導出されて減圧状態となる。このリザーバ2
5内に導出されたブレーキ圧は、駆動モータ17によっ
て駆動される上記ABSポンプ26により、マスタシリ
ンダ2に戻されるようになっている。
【0022】また、上記第1電磁開閉弁22が開放状態
とされるとともに、第2電磁開閉弁23が閉止状態とさ
れた場合には、マスタシリンダ2内のブレーキ圧が各車
輪の制動部内に供給されて増圧状態となり、両電磁開閉
弁22,23が共に閉止状態とされた場合には、ブレー
キ圧の循環が阻止されてブレーキ圧が保持状態となるよ
うに構成されている。さらに上記トラクション制御時に
は、前輪FL,FR用の第1電磁開閉弁22が開放され
ることにより、上記加圧シリンダ8から供給されたブレ
ーキ圧が前輪FL,FRの制動部に供給されるようにな
っている。
【0023】上記アンチスキッド制御ユニット6を構成
する各部品は、図3に示すように、第1ケーシング27
に一体の状態で組み込まれ、この第1ケーシング27の
側面に上記駆動モータ17が直結されている。また、上
記第1ケーシング27の上端面には、上記ブレーキ制御
ユニット5が組み込まれた第2ケーシング28の取付け
部29が設けられている。この取付け部29には、上記
第2ケーシング28の取付けボルト30が螺着されるね
じ孔31および上記液圧ポンプ9を構成するプランジャ
ー19の設置孔32が形成されている。
【0024】また、図4に示すように、液圧ポンプ9の
プランジャー19が設置された上記設置孔32の下方に
は上記駆動モータ17によって回転駆動される駆動カム
33が設置されている。そして、この駆動カム33の回
転に伴って上記プランジャー18が往復駆動されること
により、リザーバ7内の液圧が第1チェック弁19の弁
体内に導入された後、第2チェック弁20から上記液圧
供給管10に吐出されるように構成されている。また、
上記駆動カム33の左右には、ABSポンプ用のプラン
ジャー(図示せず)がそれぞれ設置されている。
【0025】上記液圧供給管10は、図5に示すよう
に、第2ケーシング28の側方部に設置された一対の加
圧シリンダ8の駆動部に接続され、この両加圧シリンダ
8の間には、リザーバ7に連通する電磁開閉弁11が設
置されている。そして上記加圧シリンダ8の吐出部に
は、上記マスタシリンダ2に連通する液圧回路3,4が
接続されるとともに、下方のアンチスキッド制御ユニッ
ト6に連通する液圧回路3a,4aが接続されている。
【0026】このようにアンチスキッド制御用のABS
ポンプ26を駆動する駆動モータ17によってトラクシ
ョン制御用の液圧ポンプ9を駆動するように構成し、上
記駆動モータ17と、駆動カム33からなる駆動部材と
をアンチスキッド制御およびトラクション制御の両方に
共用化するようにしたため、上記両ポンプ26,9を駆
動する駆動モータ等をそれぞれ別々に設けた場合に比べ
て装置の構造を簡略化してその重量を軽減化することが
できる。
【0027】また、上記ABSポンプ26と、液圧ポン
プ9とを別体に構成したため、両ポンプ26,9の機能
を単一のポンプによって果たすように構成した場合に比
べ、配管およびリザーバ等の構造を簡略化することがで
きる。したがって、上記トラクション制御ユニット5か
らなるブレーキ制御ユニットと、アンチスキッド制御ユ
ニット6とをそれぞれ個別にユニット化し、この両ユニ
ット5,6を組合せることにより、上記アンチスキッド
制御機能とトラクション制御機能との両方を有するブレ
ーキ装置を提供することができとともに、上記両ユニッ
ト5,6の基本的構成を変化させることなく、両者を分
離することにより、上記両制御機能の一方のみを有する
ブレーキ装置を提供することができる。
【0028】すなわち、上記アンチスキッド制御ユニッ
ト6が組み込まれた第1ケーシング27の上端面に、上
記ねじ孔31およびフランジャー19の設置孔32を有
する第2ケーシング28の取付け部29を設け、この取
付け部29に上記第2ケーシング28を取付けるだけ
で、上記アンチスキッド制御機能およびトラクション制
御機能の両方を有するブレーキ装置を形成することがで
きる。また上記第1ケーシング27の設置孔32を省略
し、あるいはこの設置孔32を蓋体によって閉止する等
により、第1ケーシング27内に組み込まれたアンチス
キッド制御ユニット6のみを有するブレーキ装置を形成
することができる。
【0029】また、上記のように液圧ポンプ9とリザー
バ7との間に、電磁開閉弁11を有する第1リターン通
路12を設置し、アンチスキッド制御時に上記電磁開閉
弁11を開放して液圧ポンプ9から吐出される液圧をリ
ザーバ7に戻すように構成した場合には、上記アンチス
キッド制御の実行時に駆動モータ17が作動してトラク
ション制御用の液圧ポンプ9が駆動された場合において
も、その液圧が上記加圧シリンダ8に供給されるのを防
止することができる。したがって、上記アンチスキッド
制御時に液圧供給管10内の圧力が上昇するのを防止で
きるとともに、上記液圧ポンプ9の駆動力が無駄に消費
されるのを防止することができる。
【0030】なお、上記実施例では、加圧シリンダ8内
にチェック弁16を設け、トラクション制御時に加圧ピ
ントン8内のブレーキ液圧がマスタシリンダ2に逆流す
るのを上記チェック弁16によって阻止する構成してい
るが、図6に示すように、加圧シリンダ8と、チェック
弁16とを別体に形成するとともに、このチェック弁1
6と並列に電磁開閉弁34を設けた構造としてもよい。
この場合には、トラクション制御の非実行時に上記電磁
開閉弁34を開放状態とすることにより、上記チェック
弁16の詰まりが生じた場合においても、上記マスタシ
リンダ2に対してブレーキ圧を戻すことができなくなる
という事態の発生を確実に防止することができる。
【0031】また、図7に示すように、液圧ポンプ9と
リザーバ7との間に、通常時には閉止状態に維持するよ
うに構成されたチェック弁35と、マスターシリンダ2
から供給される液圧に応じて上記チェック弁35を開放
状態とするピストン36とを有する第3リターン通路3
7を設けた構造としてもよい。このように構成した場合
には、トラクション制御時に上記液圧ポンプ9から吐出
された液圧が上記第3リターン通路37を通ってリザー
バ7に戻されるのを上記チェック弁35によって阻止す
ることができる。
【0032】そしてブレーキペダル1が踏みまれた時点
で、上記マスターシリンダ2から供給される液圧に応じ
て上記チェック弁35が開放状態とされるため、液圧ポ
ンプ9から吐出された液圧が加圧シリンダ8に供給され
るのを防止することができる。したがって、ブレーキペ
ダル1が踏みまれてアンチスキッド制御が実行される可
能性が生じた場合には、上記チェック弁35が開放され
て液圧ポンプ9とリザーバ7とが第3リターン通路37
によって短絡されることになり、これによって液圧ポン
プ9の駆動力が無駄に消費されるのを確実に防止するこ
とができる。
【0033】なお、上記実施例では、本発明に係るブレ
ーキ装置を前輪駆動車に適用した例について説明した
が、本発明の構成を後輪駆動車に対して採用できること
は勿論である。また、上記第2ケーシング28にトラク
ション制御ユニット5が組み込まれてなる上記構成に代
え、センサによって障害物が検出された場合等に、自動
的に制動力を付与する自動ブレーキ制御ユニットを設置
した構造とすることもできる。
【0034】さらに上記実施例に示すように、各車輪毎
に一対の電磁開閉弁22,23が設けられてなる8バル
ブ方式のアンチスキッド制御ユニット6に代え、フロー
コントロールバルブを有するアンチスキッド制御ユニッ
トを上記第1ケーシング27に組み込んだ構成としても
よい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、アンチ
スキッド制御用のABSポンプと、ブレーキ制御用の液
圧ポンプとを別体に形成するとともに、両ポンプを共通
の駆動モータによって駆動するように構成したため、上
記両ポンプを共用化した場合のように配管構造およびリ
ザーバの構成が複雑化するという問題を生じることな
く、その駆動部の構成を簡略化して装置全体の重量を軽
減化することができる。
【0036】また、アンチスキッド制御ユニットを構成
する各部品を第1ケーシングに組み込むとともに、ブレ
ーキ制御ユニットを構成する各部品を第2ケーシングに
組み込み、かつ上記第1ケーシングに第2ケーシングの
取付け部を設けた構成によると、この取付け部に上記第
2ケーシングを着脱することにより、上記アンチスキッ
ド制御機能とブレーキ制御機能との両方を有するブレー
キ装置を、アンチスキッド制御機能のみを有するブレー
キ装置に容易に変化させることができるという利点があ
る。
【0037】また、上記第1ケーシングにブレーキ制御
用の液圧ポンプを構成するプランジャーの設置孔を形成
するとともに、この設置孔に設置された上記液圧ポンプ
のプランジャーを、アンチスキッド制御ユニットに設け
られたABSポンプ用の駆動部材によって駆動するよう
に構成した場合には、両ポンプの構成をより簡略化して
ブレーキ装置の構成を、よりコンパクト化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクション制御ユニットの構成を示す配管図
である。
【図2】アンチスキッド制御ユニットの構成を示す配管
図である。
【図3】本発明に係る車両用ブレーキ装置の外観構成を
示す分解斜視図である。
【図4】トラクション制御装置の内部構造を示す断面図
である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】加圧シリンダの別の例を示す部分配管図であ
る。
【図7】トラクション制御ユニットの別の例を示す配管
図である。
【符号の説明】
5 トラクション制御ユニット(ブレーキ制御ユニッ
ト) 6 アンチスキッド制御ユニット 7 リザーバ 8 加圧シリンダ 9 液圧ポンプ 10 液圧供給管 11 電磁開閉弁 12 リターン通路 17 駆動モータ 18 プランジャー 26 ABSポンプ 27 第1ケーシング 28 第2ケーシング 29 取付け部 32 設置孔 33 駆動カム(駆動部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンチスキッド制御用のABSポンプ
    と、このABSポンプを駆動する駆動モータとを備えた
    車両用ブレーキ装置において、車輪の制動部にブレーキ
    圧を供給するブレーキ制御用の液圧ポンプを設け、この
    液圧ポンプを上記アンチスキッド制御用の駆動モータに
    よって駆動するように構成したことを特徴とする車両用
    ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 アンチスキッド制御ユニットを構成する
    ABSポンプ等の各部品を収容する第1ケーシングと、
    ブレーキ制御ユニットを構成する液圧ポンプ等の各部品
    を収容する第2ケーシングとを設け、上記第1ケーシン
    グに第2ケーシングの取付け部を形成したことを特徴と
    する請求項1記載の車両用ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 アンチスキッド制御ユニットを構成する
    各部品を収容する第1ケーシングに、ブレーキ制御用の
    液圧ポンプを構成するプランジャーの設置孔を形成する
    とともに、この設置孔に設置された上記液圧ポンプのプ
    ランジャーを、アンチスキッド制御ユニットに設けられ
    たABSポンプ用の駆動部材によって駆動するように構
    成したことを特徴とする請求項2記載の車両用ブレーキ
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5917246A (en) * 1995-03-23 1999-06-29 Nippondenso Co., Ltd. Semiconductor package with pocket for sealing material

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5917246A (en) * 1995-03-23 1999-06-29 Nippondenso Co., Ltd. Semiconductor package with pocket for sealing material

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