JPH06122392A - 船体居住区の内装工法及びユニットキャビンの搬送、搬入装置 - Google Patents

船体居住区の内装工法及びユニットキャビンの搬送、搬入装置

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JPH06122392A
JPH06122392A JP15090991A JP15090991A JPH06122392A JP H06122392 A JPH06122392 A JP H06122392A JP 15090991 A JP15090991 A JP 15090991A JP 15090991 A JP15090991 A JP 15090991A JP H06122392 A JPH06122392 A JP H06122392A
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JP
Japan
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unit cabin
unit
cabin
surface plate
pallet surface
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JP15090991A
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English (en)
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Yukio Kainai
幸生 開内
Kazuo Shima
和男 島
Masahiro Matsuda
政洋 松田
Takashi Ueno
孝 上野
Ichiji Okamoto
一司 岡本
Hideaki Kikumoto
秀昭 菊本
Akihiro Ideta
晃裕 出田
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IHI Corp
Shinko Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
Shinko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船体居住区の内装を短期に且つ熟練技能者に
頼らないで行えるようにする。 【構成】 船体居住区の各部屋に対応する構成のキャビ
ンをユニットとして地上で組み立てる。地上で組み立て
たユニットキャビンIをパレット定盤1上に載せたまま
パレット定盤1を介して搬送させる。居住区の外壁2部
から該外壁2にあけた孔3からユニットキャビンIを船
内に搬入する。デッキ4上を移動させて所定位置にユニ
ットキャビンIを据え付けて行く。ほとんどの作業が地
上の作業環境の良いところで実施でき、又、地上で能率
よく作業でき、工期を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船体建造において居住区
の内装工事に用いる内装工法と該内装工法に用いるユニ
ットキャビンの搬送、搬入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船体建造において居住区の内装工事を行
う場合、従来は、多数の板材等の部材を居住区域に持ち
込み、大工技能者や他の多くの職種の技能者が入り混じ
って作業手順に従い作業する、いわゆる木艤工法が一般
的に採用されている。
【0003】上記木艤工法は、概略的には下部ブロッ
ク、上部ブロックの搭載、殻取付、溶接、歪取り、塗
装、舗床、居室防熱、仕切及び間仕切、扉取付、壁内張
根太設置、壁内張、天井根太設置、天井内張、家具取
付、床敷物、船室用具、装飾、椅子の配置、船室仕上、
の順序で木艤作業を熟練者によって船内にて行うもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
木艤工法による場合は、上述した如く作業ステップが非
常に多いこと、多くの職種が重複して作業に入っている
こと、木艤作業では多数の大工技能者等の熟練の技能者
が要求されるが、かかる熟練技能者が不足して来ていて
木艤作業のための人員確保が困難になっていること、船
内での作業が多く作業環境が悪いこと、手作業による部
材の運搬が多く、作業能率が悪いこと、等の問題があ
る。
【0005】そこで、本発明は、上記従来の木艤工法に
よる場合の諸問題を解消して、船内での作業数を低減し
て作業環境の改善を図り、且つ熟練工の必要性を低減さ
せると共に、部品管理、部材取り扱いの容易化、工期の
短縮化、等が図れるようにしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、船体居住区に構成されるキャビンと同じ
ものを、地上にて上面の水平度が出されて製作されてい
るパレット定盤上でユニットとして組み立て、該パレッ
ト定盤上のユニットキャビンをパレット定盤と一緒に居
住区の外壁まで搬送し、次いで、上記外壁にあけた孔を
通してユニットキャビンをデッキ上に並べて据え付け、
居住区の内装を行わせるようにする。又、パレット定盤
の上面に吊ピースを取り付け、該吊ピースに下端を結着
できるようにワイヤロープを備えている吊天秤を有し、
クレーンにて吊天秤を介してパレット定盤を吊上げるよ
うにしてユニットキャビンの搬送装置とする。更に、ユ
ニットキャビンの壁パネルを受ける受けプレートを外側
へ張り出させ且つ内側にキャスタを取り付けた移動治具
を複数個用いてユニットキャビンの搬入装置とする。居
住区の外壁部には、居住区の高さに対応させた搭載ステ
ージを設置し、該搭載ステージは脚部を伸縮できるよう
にしてステージ部の水平度が出されるようにする。
【0007】
【作用】ユニットキャビンを地上で組み立て、居住区の
外壁に孔をあけて、この孔から船内にユニットキャビン
を搬入して据え付けることにより居住区の内装を行わせ
ると、ほとんどの作業が地上の工場内で行われるため、
船内での作業を極減できて作業環境の改善が図れると共
に、工場内での作業は規格化された部材の組み立てであ
るから、熟練技能者を多数必要とすることがなく、又、
ユニットとして取り扱うので、取り扱いが容易であり、
更に、地上で組み立ててユニット化したキャビンを順次
船内に搬入するので、工期の短縮が図れる。ユニットキ
ャビンの搬送は、ユニットキャビンを直接吊らないで、
パレット定盤に載せたままパレット定盤を吊って行うこ
とから、ユニットキャビンは自由できればよく、吊上げ
るための補強の必要がない。ユニットキャビンの船内へ
の搬入を、デッキごとに居住区外壁にあけた孔から行わ
せることから、効率よく搬入を行わせることができ、す
べてのユニットキャビン搬入後は、上記居住区外壁の孔
を塞いで復旧させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1(A)(B)(C)は本発明の内装工
法の概要を示すもので、たとえば、ジュニアオフィサ、
ペティオフィサクラスとかレイティングクラスの居住区
域における1つ又は2つの部屋を1つのユニットとする
よう地上にて各クラスごとに対応させて多数のユニット
キャビンIをパレット定盤1上で別々に組み立て、次
に、ユニットキャビンIをパレット定盤1上に載せたま
ま該パレット定盤1を吊って移動させることによりユニ
ットキャビンIを居住区外壁2部分まで搬送して、デッ
キごとに対応させて上記外壁2部に備えてある搭載ステ
ージ5上に仮置きし、次いで、デッキ4ごとに異なる位
置の居住区外壁2にあけた孔3を通してユニットキャビ
ンIを船内のデッキ4上に搬入し、デッキ4上を移動さ
せて所定位置にユニットキャビンIを据え付けるように
する。順次同様な操作で地上からパレット定盤1を介し
ユニットキャビンIを吊って搬送し、次々と居住区外壁
2の部分の搭載ステージ5上に仮置きしてから外壁2に
あけた孔3から船内へユニットキャビンIを搬入して、
居住区域に順次ユニットキャビンIを並べ、居住区の内
装を行わせるようにする。
【0010】図2は一例として或るデッキにおけるジュ
ニアオフィサクラスの居住区の一部を示すもので、机
a、椅子b、テーブルc、ソファーd、ベッドeをそれ
ぞれ対称的に備え、且つ共用の領域に2つの便所fを備
えた構成の2つの部屋AとBが、居住区の外壁2の内面
に沿い仕切壁Cを介して複数組並べられるようにしてあ
る。
【0011】本発明は上記2つの部屋A,Bを1組とし
て、これを1つのユニットキャビンIとして取り扱うた
めに、前記したようにユニットキャビンIごと1つのパ
レット定盤1上で組み立て、しかる後、パレット定盤1
を吊ってユニットキャビンIを搬送し、居住区の外壁2
にあけた孔3から順次ユニットキャビンIを居住区域に
搬入して据え付けて行くことにより、最終的に図2に示
すような居住区をユニットキャビンIで構成させるよう
にする。
【0012】上記本発明の工法に用いるパレット定盤1
は、図3及び図4に示す如く、平面形状が四角形をなす
ように組み付けたフレーム1aに、複数本の断面L型と
コ型の棧1bを渡し、その上に床板1cを載せ、床板1
cの上面が水平となるよう精度よく仕上げて固定し、且
つコーナ部と中間位置の相対する2個所の合計6個所に
吊ピース1dを取り付けた構成としてあり、更に、横移
動させることができるようにするため、左右両側部のフ
レーム1aの下面に、キャスタ6を着脱自在にボルト7
とナット8で取り付けることができるようにしてある。
【0013】上記パレット定盤1は、ユニットキャビン
Iを組み立てるときに使用できるほか、ユニットキャビ
ンIの組立後に横移動してユニットキャビンIを格納す
るとき、ユニットキャビンIを地上から船上へ搬送する
とき、等にも使用することができる。
【0014】上記パレット定盤1上でユニットキャビン
Iを組み立てるときは、図5に一例について示すような
要領で行う。すなわち、先ず、パレット定盤1をその上
面が水平となるように設置して、その上面に組み立てる
べきユニットキャビンIの寸法をマーキングし、そのマ
ーク上の適宜個所に所要高さのピース9を取り付け、該
ピース9上にボトムフレーム10を水平状態に組み付け
る(図5(A))。次に、ボトムフレーム10上に、ボ
トムプロフィールを載せ、該ボトムプロフィールの上
に、図5(B)に示すユニットシャワー11をセットし
て、ボトムフレーム10に連結すると共に、壁パネル1
2を順次建て込んで4つの側壁を組み立て、次いで、壁
パネル12の上端縁に、図5(C)に示すトッププロフ
ィール13を嵌合させ、全体的に寸法、垂直度を見なが
ら、トップフレーム14をトッププロフィール13間に
渡して固定し、更に、エクステンションプロフィール1
5をトップフレーム14の下面に取り付けて、トッププ
ロフィール13とエクステンションプロフィール15と
の間に、図5(D)に示す天井パネル16を建て込んで
行き、しかる後、床張り、照明器具、スイッチ取付、電
線導設、家具取付、を行い、パレット定盤1上でユニッ
トキャビンIの組み立てを行う。
【0015】パレット定盤1上のユニットキャビンIの
組み立てが終ると、パレット定盤1の下面にキャスタ6
を図4に示すように取り付け、パレット定盤1を横移動
させて格納しておけるようにする。
【0016】上記のように地上にて組み立てられたユニ
ットキャビンIを船内の居住区域にセットするため居住
区外壁2まで搬送する場合に用いる搬送装置は、図6に
概略を示す如く、図3に示したパレット定盤1と、四角
形状に組んだフレームのコーナ部からワイヤロープ18
を垂下させた吊天秤17と、該吊天秤17上に掛け渡し
てある吊ロープ19にフック20を引掛けて吊り上げる
クレーン(図示せず)とからなる。
【0017】ユニットキャビンIを地上から居住区の外
壁2まで搬送するときは、吊天秤17から垂下させたワ
イヤロープ18の下端をパレット定盤1のコーナ部に取
り付けてある吊ピース1dに結着させ、吊天秤17上の
吊ロープ19にクレーンのフック20を引掛け、クレー
ンにてフック20を巻上げることにより吊天秤17を介
してパレット定盤1を吊り上げ、次いで、クレーンによ
りパレット定盤1を横移動させることにより外壁2部に
デッキ4ごとに用意されている搭載ステージ5上まで搬
送させることができる。この際、ユニットキャビンIは
パレット定盤1上に載せられたまま搬送されるので、ユ
ニットキャビンIを直接吊る必要がなく、そのため、ユ
ニットキャビンIは自立できるように組み立てられてい
ればよく、ユニットキャビンIに吊ピースを取り付けた
り、ユニットキャビンIが直接吊れるように補強したり
する必要性を全くなくすことができ、ユニットキャビン
Iの組立の容易化、省力化と軽量化が図れる。
【0018】次に、図7は搭載ステージ5上に仮置きさ
れたユニットキャビンIを居住区外壁2から船内に搬入
させるときに用いる搬入装置を示すもので、ユニットキ
ャビンIの壁パネル12に水平にボルト22を通して着
脱できるようにしてある垂直フレーム23と、該垂直フ
レーム23の下端に上記ユニットキャビンIのボトムフ
レーム10を受けるため外方へ水平に張り出させた受け
プレート24と、上記垂直フレーム23の下端に垂直ボ
ルト25により水平回転自在に取り付けられ且つ上記受
けプレート24の位置よりも内方へ離れた位置に車輪2
7が来るようにしてあるキャスタ26とからなる移動治
具21を多数用いる構成としてある。
【0019】搭載ステージ5上に仮置きされたパレット
定盤1上のユニットキャビンIを、上記移動治具21か
らなる搬入装置により搬入させるときは、次のようにし
て行う。
【0020】先ず、パレット定盤1上に適宜の間隔で設
置されているピース9間の空間、すなわち、パレット定
盤1の上面とボトムフレーム10の下面との間の空間を
利用してユニットキャビンIをジャッキアップし、ボト
ムフレーム10をパレット定盤1より離して、その個所
の下に移動治具21の受けプレート24をユニットキャ
ビンIの内側より差し込み、ジャッキを緩めてユニット
キャビンIを降ろし、ボトムフレーム10を受けプレー
ト24で支持させる。次に、移動治具21と壁パネル1
2とをボルト22で止める。同様な操作をユニットキャ
ビンIの壁パネル12に沿った複数個所で行って、ユニ
ットキャビンIのボトムフレーム10を移動治具21の
受けプレート24に支持させることによりユニットキャ
ビンIを多数の移動治具21で移動自在に支持させる。
このように移動治具21の受けプレート24上にボトム
フレーム10を介して壁パネル12を載せることにより
ユニットキャビンIを支持させたときは、移動治具21
のユニットキャビン支持点と車輪27の支持点とが離れ
ているので、キャスタ26に回転力が働くと共に、車輪
27の位置が受けプレート24よりも内側に来るように
してあることから、狭隘場所でも容易に移動させること
が可能となる。
【0021】上記のようにしてユニットキャビンIがジ
ャッキアップされて多数の移動治具21からなる搬入装
置でユニットキャビンIが支持されると、居住区の外壁
2にあけた孔3を通してパレット定盤1上から船内のデ
ッキ4上に乗り移らせ、デッキ4上を人力又は機械力を
利用して移動させて所定位置まで搬入させる。デッキ4
は波を打っていて必ずしも平らでない場合があるため、
デッキ4上には高さ調整用の調整ピースが設置されてお
り、所定位置まで搬入されたユニットキャビンIのボト
ムフレーム10が調整ピースの上方位置に来ると、調整
ピースのない位置でユニットキャビンIをジャッキアッ
プして移動治具21を取り外した後、下降させてボトム
フレーム10を調整ピース上に載せて据え付けを行うよ
うにする。
【0022】図8及び図9はユニットキャビンIを船内
に搬入する際に仮置きする搭載ステージ5について示す
もので、上面周辺部に手摺り28を取り付けたステージ
部29の一端側に、居住区の外壁2に固定されたブラケ
ット30に取り付けられる取付ピース31を突設させ、
且つステージ部29の他端側のコーナ部下面に、それぞ
れ上部柱32を取り付け、該各上部柱32の下端には中
間柱33の上端をフランジ接合すると共に、スクリュー
ジャッキ35を備えた下部柱34の上端を上記中間柱3
3の下端にフランジ接合し、スクリュージャッキ35の
操作により高さの調整が行われてステージ部29の水平
度が出されるようにしてある。上記スクリュージャッキ
35は、図9に詳細を示すように、ハンドル36付きの
ねじ37を回わすことによって伸縮動作できるようにし
てある。
【0023】上記構成としてある搭載ステージ5は、デ
ッキ4ごとに対応させた高さとなるように中間柱33の
長さを変えて用い、且つ異なるデッキ4用の搭載ステー
ジ5は互に干渉しないように離れた位置に設置する。設
置に際しては、脚部のスクリュージャッキ35を上甲板
38上のベースブロック39に取り付けると共に、取付
ピース31を外壁2のブラケット30に取り付け、且つ
必要に応じてスクリュージャッキ35を操作して脚部の
高さを調整し、ステージ部29の水平度を出すようにす
る。
【0024】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の居住区の内装
工法によれば、居住区のクラスごとに異なるキャビンに
相当するものを地上でユニットとして組み立て、該ユニ
ットキャビンを順次搬送して居住区の外壁より船内に搬
入し、デッキ上に居住区のキャビンに相当するユニット
キャビンを据え付けて内装を行うようにするので、船内
での作業時間を極減できて作業環境を大幅に改善できる
と共に、船内で部屋を構成する大工工事がなく従来の木
艤工法において必要とされた多数の熟練技能者を減少で
き、且つ部品管理、ハンドリングがやり易くなり、又、
専用加工機器の整備により加工効率を向上でき、更に、
量産体制がとれ、工期の短縮が図れる。又、上記ユニッ
トキャビンの搬送を、パレット定盤を介して行うように
することにより、パレット定盤上で組み立てたユニット
キャビンをそのまま搬送することができると共に、ユニ
ットキャビンを直接吊ることがないためユニットキャビ
ンに吊ピースを取り付けたり、吊上げ用部材を補強した
りする必要がなくなって、ユニットキャビンの組立作業
の容易化、省力化と軽量化が図れ、更に、ユニットキャ
ビンを船内に搬入して据付位置まで移動させる場合に、
ユニットキャビンをジャッキアップすることによりその
下に差し込めるようにした移動治具を多数用いるように
してあるので、ユニットキャビンの搬入に際して容易に
移動治具にてユニットキャビンを支持させることができ
て楽にユニットキャビンを移動させることができ、且つ
移動治具は、ユニットキャビンを支持する点とキャスタ
の車輪の支持点とが離してあって、ユニットキャビンの
支持点よりも車輪の位置が内側に位置するようにしてあ
るため、狭隘場所での移動を支障なく行わせることがで
きる。更に、搭載ステージは脚部を伸縮できるので、ス
テージ部の水平度を容易に出させることができると共
に、脚部を構成する中間柱を長さの異なるものに交換す
ることにより異なるデッキへの搭載ステージとして用い
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内装工法の実施例の概略を示すもの
で、(A)はパレット定盤上でユニットキャビンを組み
立てた状態を示す図、(B)はユニットキャビンを搬送
する状態を示す図、(C)は居住区の外壁から船内へユ
ニットキャビンを搬入する状態を示す図である。
【図2】居住区の一例を示す部分の平面図である。
【図3】パレット定盤の平面図である。
【図4】パレット定盤の下面にキャスタを取り付ける状
態を示す図である。
【図5】ユニットキャビンの一例をパレット定盤上で組
み立てる作業手順を示すもので、(A)はパレット定盤
上にボトムフレームを取り付けた状態図、(B)は壁パ
ネル等を取り付ける状態図、(C)は壁パネル上に設置
するトップフレーム等を示す図、(D)は天井パネルを
示す図である。
【図6】ユニットキャビンの搬送装置を示す側面図であ
る。
【図7】ユニットキャビンを船内に搬入する搬入装置と
して用いる移動治具の側面図である。
【図8】1つのデッキに対応させた搭載ステージの側面
図である。
【図9】図8のスクリュージャッキ部の詳細図である。
【符号の説明】
I ユニットキャビン 1 パレット定盤 1d 吊ピース 2 居住区の外壁 3 孔 4 デッキ 5 搭載ステージ 12 壁パネル 17 吊天秤 18 ワイヤロープ 21 移動治具 24 受けプレート 26 キャスタ 29 ステージ部 35 スクリュージャッキ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図6】
【図1】
【図2】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 政洋 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播磨 重工業株式会社愛知工場内 (72)発明者 上野 孝 広島県呉市昭和町2番1号 石川島播磨重 工業株式会社呉第一工場内 (72)発明者 岡本 一司 広島県呉市昭和町2番1号 石川島播磨重 工業株式会社呉第一工場内 (72)発明者 菊本 秀昭 兵庫県相生市相生5292番地 石川島播磨重 工業株式会社相生第一工場内 (72)発明者 出田 晃裕 兵庫県相生市相生5292番地 石川島播磨重 工業株式会社相生第一工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体居住区に構成されるキャビンと同じ
    ものを、地上にて上面の水平度が出されて製作されてい
    るパレット定盤上でユニットとして組み立て、該パレッ
    ト定盤上のユニットキャビンをパレット定盤と一緒に居
    住区の外壁まで搬送し、次いで、上記外壁にあけた孔を
    通してユニットキャビンを船内に搬入し、該搬入したユ
    ニットキャビンをデッキ上に並べて据え付け、居住区の
    内装を行うことを特徴とする船体居住区の内装工法。
  2. 【請求項2】 上面でユニットキャビンを組み立てるパ
    レット定盤の少なくとも四隅に吊ピースを取り付け、該
    各吊ピースに結着できるようにしたワイヤロープを吊天
    秤より垂下させ、該ワイヤロープの下端をパレット定盤
    上の吊ピースに結着し、クレーンにて吊天秤を介しパレ
    ット定盤を吊り上げるように構成してなることを特徴と
    するユニットキャビンの搬送装置。
  3. 【請求項3】 パレット定盤上でユニットキャビンを受
    けるためユニットキャビンの壁パネルを受けるように外
    側へ張り出させた受けプレートと、内側の下部に備えた
    キャスタとからなり、上記受けプレートで支持するユニ
    ットキャビンの支持点と上記キャスタの車輪の支持部と
    が内外方向にずらしてある構成の移動治具を複数個用
    い、ユニットキャビンを受けて移動させるようにしてな
    ることを特徴とするユニットキャビンの搬入装置。
JP15090991A 1991-05-28 1991-05-28 船体居住区の内装工法及びユニットキャビンの搬送、搬入装置 Pending JPH06122392A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007204030A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Centro Per Gli Studi Di Tecnica Navale Spa 旅客船、特にクルーズ船とこの旅客船のための船室アッセンブリ
KR101434433B1 (ko) * 2012-11-15 2014-08-27 삼성중공업 주식회사 선박의 레그 잭케이스 설치공법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007204030A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Centro Per Gli Studi Di Tecnica Navale Spa 旅客船、特にクルーズ船とこの旅客船のための船室アッセンブリ
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