JPH0612231B2 - フイン付熱交換器 - Google Patents

フイン付熱交換器

Info

Publication number
JPH0612231B2
JPH0612231B2 JP60159048A JP15904885A JPH0612231B2 JP H0612231 B2 JPH0612231 B2 JP H0612231B2 JP 60159048 A JP60159048 A JP 60159048A JP 15904885 A JP15904885 A JP 15904885A JP H0612231 B2 JPH0612231 B2 JP H0612231B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
fins
frost
slit
shaped cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60159048A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6219694A (ja
Inventor
浩 米田
長生 木戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP60159048A priority Critical patent/JPH0612231B2/ja
Publication of JPS6219694A publication Critical patent/JPS6219694A/ja
Publication of JPH0612231B2 publication Critical patent/JPH0612231B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空気調和機や冷凍冷蔵庫等に用いられている
熱交換器に関するものである。
従来の技術 空気を熱源としたヒートポンプ式空調機の暖房運転にお
いて、室外側熱交換器は蒸発器として機能し、周囲空気
温度が低下すると熱媒体の蒸発温度が0℃以下となり熱
交換器表面に着霜が生じ、この着霜による能力低下のた
めに除霜を定期的に行なっている。
以下図面を参照しながら、上述した従来のフィン付熱交
換器の一例について説明する。
第4図〜第6図は従来のフィン付熱交換器を示すもので
ある。図において、1はフィンであり一定間隔で平行に
並べられフィン群2を形成し、3は前記フィン群2に直
角に挿入された熱媒体管であり、4はエンドプレートで
ある。5は前記フィン1に設けられたスリット状切起こ
しであり、気流に対しフィン1を分断したものである。
以上のように構成されたフィン付熱交換器について、以
下その動作について説明する。
気流は図のA方向に流れ、フィン1にはスリット状切起
こし5が設けられており、フィン1が分断されているた
め、フィン1にできる境界層も分断され境界層前縁効果
により熱伝達の向上をはかっている。しかし、この熱交
換器が蒸発器として機能し、蒸発温度が0℃以下になっ
た場合は、着霜が生じ、特に境界層前縁効果を得てる部
分に霜層6が形成され、その霜層6が成長するに従い、
熱伝達率の低下、通風抵抗の増加が起こり、熱交換能力
維持のためにある程度着霜すれば除霜を行なっている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、スリット状切起こ
し5の高さを充分高くとる(その結果フィン1のピッチ
を充分広くとる)ことをしないかぎり、スリット状切起
こし5の前縁部の着霜により、スリット状切起こし5と
スベースのフィン1とのすき間が早期に霜による目詰り
を起こし、通風抵抗の増大と共に気流の通風量が低下
し、着霜が始まれば早期に能力が維持できなくなり、除
霜の回数が多くなるという問題点を有していた。又、ス
リット状切起こし5の高さを高く、即ちフィン1のピッ
チを大きくすれば、必然的に大きな熱交換器となってし
まい、小型化をはかれないという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、熱交換器を大きくすること
なく、境界層前縁効果によって高効率化をはかった熱交
換器の着霜時の通風抵抗の増加を抑え、通風量の低下を
抑えて長時間能力維持ができるフイン付熱交換器を提供
するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のフィン付熱交換器
は、フィンにスリット状或はルーバー状の切起こしの気
流上流側に長穴を設けたという構成を備えたものであ
る。
作 用 本発明は上記した構成によって、熱交換器は大きくなら
ず、着霜時には切起こしの前縁に集中して着霜するが、
長穴によって着霜が進行しても通風路を確保し、着霜に
よる目詰り、通風抵抗の増加が抑えられ、通風量の低下
を抑えると共に長時間能力が維持できることとなる。
実施例 以下本発明の一実施例のフィン付熱交換器について、図
面を参照しながら説明する。
第1図〜第3図において、11はフィンであり一定間隔
で平行に並べられフィン群12を形成し、13は前記フ
ィン群12に直角に挿入された熱媒体管であり、14は
エンドプレートである。15は前記フィン11に設けら
れたスリット状切起こしであり、気流に対しフィン11
を分断している。又フィン1の前記スリット状切起こし
15の気流上流側には長穴16を配置している。
以上のように構成されたフィン付熱交換器について、そ
の動作を説明する。
気流は図のB方向に流れ、フィン11はスリット状切起
こし15によって分断されているため、フィン11,ス
リット状切起こし15にできる境界層も分断され境界層
前縁効果により熱伝達の向上をはかっている。この熱交
換器が蒸発器として機能し、蒸発温度が0℃以下になっ
た場合は、着霜が生じ、特に境界層前縁効果を得てる部
分に集中して霜層が形成される。この時着霜が進むとフ
ィン11とスリット状切起こし15の前縁部に着霜が集
中するが、気流上流側に長穴16を設けてあるため、着
霜しても霜による目詰りは起こりにくく、通風路が確保
されていることになる。
以上のように本実施例によれば、フィン11にスリット
状切起こし15の気流上流側に長穴16を設けることに
より、無着霜時を想定して最適化したスリット状の切起
こし15の形状及び高さを変更する必要がなく、熱交換
器が大きくなるのを防ぐことができ、着霜が進行しても
長穴16によって通風路を確保し、着霜による目詰り、
通風抵抗の増加が抑えられた通風量の低下を抑えると共
に、長時間能力を維持することができる。
発明の効果 以上のように本発明は、フィンにスリット状或はルーバ
ー状の切起こしを設けると共に、前記スリット状或はル
ーバー状の切起こしの気流上流側に長穴を設けることに
より、無着霜時を想定して最適化したスリット状或はル
ーバー状の切起こしの形状及び高さを変更する必要がな
く、熱交換器が大きくなるのを防ぐことができ、着霜時
の通風路の確保、通風抵抗の増加を抑制、通風量の低下
の抑制と共に長時間の能力維持を可能にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるフィン付熱交換器の
部分斜視図、第2図は第1図のE−E′線の断面図、第
3図は第2図の着霜時のF−F′線の断面図、第4図は
従来のフィン付熱交換器の部分拡大斜視図、第5図は第
4図のC−C′線の断面図、第6図は第5図の着霜時の
D−D′線の断面図である。 11……フィン、15……スリット状切起こし、16…
…長穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔で平行に並べられ、その間を気
    流が流動するフィン群と、このフィン群に直角に挿入さ
    れ内部を熱媒体が流動する熱媒体管群とから構成され、
    前記フィン群のフィンにスリット状或はルーバー状の切
    起こしを設けると共に、前記切起こしの気流上流側に長
    穴を設けたことを特徴とするフィン付熱交換器。
JP60159048A 1985-07-18 1985-07-18 フイン付熱交換器 Expired - Lifetime JPH0612231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60159048A JPH0612231B2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18 フイン付熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60159048A JPH0612231B2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18 フイン付熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6219694A JPS6219694A (ja) 1987-01-28
JPH0612231B2 true JPH0612231B2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=15685088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60159048A Expired - Lifetime JPH0612231B2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18 フイン付熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0612231B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0473597A (ja) * 1990-07-10 1992-03-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器
KR20050105335A (ko) * 2004-04-28 2005-11-04 삼성전자주식회사 열교환기
WO2015015545A1 (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 株式会社日立製作所 熱交換器及び空気調和機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61110987U (ja) * 1984-12-24 1986-07-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6219694A (ja) 1987-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0996497A (ja) フィンチューブ型熱交換器
JP2957155B2 (ja) 空気調和機の熱交換器
JPH05322478A (ja) 熱交換器
JPH08178366A (ja) 熱交換器
JPH0271096A (ja) フィン付熱交換器
JP2001174181A (ja) フィンアンドチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機
JPH0612231B2 (ja) フイン付熱交換器
JP3264156B2 (ja) 伝熱フィン
JPS5899667A (ja) 熱交換器
JP2001091101A (ja) 空気調和機の熱交換器
JPH0330718Y2 (ja)
JPS62112997A (ja) 熱交換器
JP2002031434A (ja) 空気調和機の熱交換器
JP2001133178A (ja) 熱交換器
JPS62172192A (ja) 熱交換器
JPH052917B2 (ja)
JPH0534598B2 (ja)
JPS61240099A (ja) 熱交換器
JPH0612230B2 (ja) 熱交換器
JPS63201496A (ja) フイン付熱交換器
JPH10253278A (ja) フィン付熱交換器
JP2730649B2 (ja) 熱交換器
JP3886244B2 (ja) 熱交換器
JPH0419344Y2 (ja)
JP2508631Y2 (ja) 熱交換器