JPH06122040A - 金型の製造方法 - Google Patents

金型の製造方法

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JPH06122040A
JPH06122040A JP5377093A JP5377093A JPH06122040A JP H06122040 A JPH06122040 A JP H06122040A JP 5377093 A JP5377093 A JP 5377093A JP 5377093 A JP5377093 A JP 5377093A JP H06122040 A JPH06122040 A JP H06122040A
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molds
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Kiyoshi Nakagawa
清 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バリを生じさせることのない金型の製造方法
を提供する。 【構成】 互いの成形部6が対向するようにその合わせ
面4が密着してなる対をなす金型2において、これら金
型2の少なくとも合わせ面4を互いに異種材料で成形す
ると共に、一方の金型2の合わせ面4の表面に付着し他
方の金型2の表面には付着しない材料からなる補填材料
8を、合わされた状態の両金型2の成形部6を除く合わ
せ面4間に補填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品にバリを生じさせ
ないようにした金型の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0003】金型を用いて鋳造を行なう金型鋳造法にお
いては、金型内に溶融金属が注湯されることから熱的条
件が厳しく、使用回数が増すと金型30の合わせ面32
に図3に示すような湾曲変形が生じてしまい、鋳造され
た製品にバリが発生することがあった。このようにして
製品にバリが生じてしまうと、その除去に大きな人手と
時間を必要とするという問題があり、また、一方金型3
0はその製作費が非常に高価であることから、多少のバ
リの発生がみられてもそのために金型30全体を新たに
作製することはできず、バリを後処理で除去するという
ことで金型30はそのまま使用していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明はバリを
生じさせることのない金型の製造方法を提供することを
目的とするものであり、互いの成形部が対向するように
その合わせ面が密着してなる対をなす金型において、こ
れら金型の少なくとも合わせ面を互いに異種材料で成形
すると共に、一方の金型の合わせ面の表面に付着し他方
の金型の表面には付着しない材料からなる補填材料を、
前記合わされた状態の両金型の成形部を除く合わせ面間
に補填することを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1及び図2に本発明の金型の製造方法を
説明するための金型の断面を示す。
【0006】金型2は2台一組で構成された鋳造用金型
で、金型2の合わせ面4に成形部6を有し、この成形部
6同士を合わせて型締装置(図示せず)に、上記一組の
金型2を組み付け、金型2の内部の成形部6にアルミニ
ウム等を溶融した湯を注湯し製品を鋳造成形するもので
ある。
【0007】本実施例の金型2の特徴とするところは、
成形部6の外周部に補填材8が固定されている点であ
る。次に、この補填材8の固定手段について述べる。か
かる補填材8の固定を必要とする金型2は、成形した製
品にバリを生じさせているような既に湾曲などして合わ
せ面4間に隙間が生じているもので、バリの発生を抑制
する必要があるものである。
【0008】手順は一組の金型2を通常の鋳造時と同様
に合わせ面4で合わせ、そのままの状態で合わせ面4間
に補填材8を補填する。具体的に補填材8をクロムメッ
キで形成する場合には、金型2の一方に補填材8、即
ち、クロムメッキが付着しないよう適宜にその材質を選
択するか付着しないよう前処理をする。例えば、前処理
としては銅メッキを金型2の表面に施こす。そして、他
方の金型2には補填材8、即ち、クロムメッキが付着す
る材質にするかあるいは付着するよう前処理を行ない、
かかる金型2を合わせた状態でその合わせ面4間にクロ
ムメッキを行なう。すると、合わせ面4間の隙間にクロ
ムメッキが施こされてその隙間を塞ぎ、しかも、クロム
メッキは一方の金型2にのみ付着して他方の金型2には
付着しないことから金型2が膠着することはない。万
一、メッキによる補填材8が成形部6に膨出しているよ
うであれば、その部分を削り落とす。
【0009】なお、本実施例ではクロムメッキを例に挙
げたが、補填材8としてはクロムメッキに限らず他のも
のでもよい。
【0010】このように製造された金型2に補填材8を
補填すると、バリ部が閉塞され且つ合わせ面4が密着す
るので、成形材を金型2の成形部6に流し込んだ際にバ
リの発生がなくなって良好な鋳造品を成形できる。
【0011】なお、上記実施例は鋳造金型を例に述べた
が本発明はこれに限らず鍛造金型にも適用可能なもので
ある。
【0012】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて説明したように本
発明の金型の製造方法によれば、金型の少なくとも合わ
せ面を互いに異種材料で成形すると共に一方の金型の合
わせ面の表面に付着し他方の金型の表面には付着しない
材料からなる補填材料を合わされた状態の両金型の成形
部を除く合わせ面間に補填するようにしたので、補填材
によってバリ部が補填され、且つ、合わせ面を密着させ
ることができるので、良好な成形品を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る金型の製造方法を説明
するための金型の一方を表す断面図である。
【図2】一対の金型を合わせた状態の断面図である。
【図3】従来の金型を表す説明図である。
【符号の説明】
2,30 金型 4,32 あわせ面 6 成形部 8 補填材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの成形部が対向するようにその合わ
    せ面が密着してなる対をなす金型において、これら金型
    の少なくとも合わせ面を互いに異種材料で成形すると共
    に、一方の金型の合わせ面の表面に付着し他方の金型の
    表面には付着しない材料からなる補填材料を、前記合わ
    された状態の両金型の成形部を除く合わせ面間に補填す
    ることを特徴とする金型の製造方法。
JP5377093A 1993-03-15 1993-03-15 金型の製造方法 Expired - Lifetime JPH0818105B2 (ja)

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JPH0818105B2 JPH0818105B2 (ja) 1996-02-28

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US8410726B2 (en) 2011-02-22 2013-04-02 Quarkstar Llc Solid state lamp using modular light emitting elements
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