JPH0612178U - 車両用飲食物容器の保温、保冷装置 - Google Patents

車両用飲食物容器の保温、保冷装置

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JPH0612178U
JPH0612178U JP5068292U JP5068292U JPH0612178U JP H0612178 U JPH0612178 U JP H0612178U JP 5068292 U JP5068292 U JP 5068292U JP 5068292 U JP5068292 U JP 5068292U JP H0612178 U JPH0612178 U JP H0612178U
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JP
Japan
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container
food
opening
air
duct
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Pending
Application number
JP5068292U
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English (en)
Inventor
淳也 古郡
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】設置空間が容易に確保され、しかも空調効率及
び吹出効率の低下を最小限に止めると共に、運転者にと
っても取扱いを容易にした車両用の飲食物容器の保温、
保冷装置を提供する。 【構成】車両の空調用エアーダクトを利用した飲食物容
器用の保温、保冷装置であって、コンソール(1) の上面
に開口部(1a)を形成し、同開口部(1a)には押込蓋(6) が
設けてあり、また同開口部(1a)の下部には飲食物容器用
の収納箱(5) の底部がリアーシートダクト(3) の内部に
シール部材(3b)を介して挿入された状態で取り付けられ
ており、該容器収納箱(5) の前記挿入部分(5d)の一部は
箱の内外に連通する構造となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両の空調用エアーダクト内を流通する温風或いは冷風を利用した飲 食物容器の保温、保冷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から車両のインストルメントパネル部に設置され、空調装置のエアーダク トを流れる温風や冷風を利用して飲食物容器を保温、保冷するための保温、保冷 装置は、例えば実開昭62−49443号公報や実開平2−60609号公報等 により既に幾つか提案されている。
【0003】 上記実開昭62−49443号公報に開示された保温、保冷装置の構成は、イ ンストルメントパネルの上部背面に空調装置のヒータユニット側から車室内吹出 口に向けて送風するエアーダクトの一部と連通するエアーボックス部を形成する と共に、前記インストルメントパネルの前記エアーボックス部に対応する上面部 分に、同上面からエアーボックス内に飲食物容器を縦置き支持するための受容口 を形成している。
【0004】 また、上記実開平2−60609号公報に開示された保温、保冷装置は、車両 用ベンチレータ内の前部に、周面の一部に水平ルーバを有すると共に内部に飲食 物容器を収納する空間を有し、水平軸回りに回転できる円筒状の飲食物容器収納 ハウジングを横設し、飲食物容器を収容するときはルーバがベンチレータ内の後 部に位置するように前記ハウジングを回転させ、ハウジングの開口部から前記容 器類をハウジング内に収納し、再びハウジングを回転させてルーバを前面に位置 させる。
【0005】 上記両公報に開示された飲食物容器の保温、保冷装置は、いずれも車両の空調 装置におけるエアーダクトを流れる空気流を有効に利用して飲食物を保温、保冷 するものであるため、保温、保冷のためのヒータやクーラーを別個に設ける必要 がなくコスト面でも極めて有利である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、例えば実開昭62−49443号公報に開示されているようなイン ストルメントパネルに設置される保温、保冷装置では、他の例えばグローブボッ クスやアシストエアーバック等を設置する上でのレイアウトとの関係から、その 設置場所の確保が難しく、また容器がエアーダクトの底面に直接載置されて完全 にダクト内を横切って存在することになるため、車内の空調効率を低下させるば かりでなく、インストルメントパネル内に深く容器が入る構造となり且つインス トルメントパネルの上面から容器を出し入れするため、運転者にとっても極めて 取扱いにくいという不具合があった。
【0007】 一方、実開平2−60609号公報に開示された保温、保冷装置にあっては、 ハウジング内に収納された容器が転動し易く、容器自体でルーバ面を閉塞してし まい、ベンチレータの吹出効率を低下させる恐れがある。
【0008】 本考案は上述の不具合を解消すべく開発されたものであり、その目的は設置空 間が容易に確保され、しかも空調効率及び吹出効率の低下を最小限に止めると共 に、運転者にとっても取扱いを容易にした車両用の飲食物容器の保温、保冷装置 を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案は車両の空調用エアーダクトを利用した飲 食物容器用の保温、保冷装置であって、コンソールの上面開口部には押込蓋が設 けられると共に、飲食物容器用の収納箱の底部がリアーシートダクトの内部にシ ール部材を介して挿入状態で取り付けられており、該容器収納箱の前記挿入部分 が箱内外に連通する構造とされてなることを主要な構成としている。
【0010】
【作用】
例えば、冷たい飲物を保冷したいときは、容器を押込蓋の上面に押し付けるだ けで、押込蓋がバネの力に抗して下方に回動し、容器はそのまま容器収納箱の内 部に収納される。このとき、容器の下部は容器保持枠により保持され、従って容 器の下部はリアーシートダクトの内部に露出する。この時点で、空調機を冷風側 に作動しておけば同ダクトを流通する冷気が容器保持枠に保持された容器に接触 して容器内の飲物を保冷する。この保冷時においても、リアーシートダクトの開 口部にはシール材を介して容器収納箱の外壁面が密嵌しており、且つ前記外壁面 の下端内側縁と容器との間隙を僅小に設定しておけば、冷風の吹出効率を殆ど低 下させることがない。
【0011】 また、容器を容器収納箱から上方に引き抜けば、押込蓋はバネ力により元位置 に復帰して容器収納箱の容器用入口を自動的に閉塞し、ダクト内の空気が外部に 流出することを完全に阻止する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1及び図2は本考 案の代表的な実施例を示している。 本考案に係る飲食物容器の保温、保冷装置は、図1に示すごとく運転席と助手 席との間に装備されるコンソール1に設置され、同コンソール1の上部において 容器2の出し入れができる構造となっている。そのため、コンソール1の上面に は前記保温、保冷装置を設置するためのコンソール1の内部に連通する第1開口 部1aが形成されている。図示例によれば、この第1開口部1aは2個の円形穴 からなり、同円形穴には2個の容器2が並列して挿入できるようにコンソール1 の横断方向に並列して形成されている。
【0013】 また、コンソール1の内部には、図示せぬインストルメントパネルから後部座 席にわたって空調装置の図示せぬヒータユニットから送風される温風や冷風の通 路となるリアーシートダクト3が延設されており、該エアーダクト3の先端はコ ンソール1の後部側面に取り付けられた空気吹出口を構成するベンチレータ4に 接続されている。本考案においては、この部分のリアーシートダクト3を利用す るものであり、そのためコンソール1に形成された上記第1開口部1aの下方に 位置するリアーシートダクト3の上面部にも、ダクト内部と連通する前記第1開 口部1aと略同一形状をした第2開口部3aが形成され、この第2開口部3aの 周縁には発泡ポリウレタン樹脂やゴム材等からなる断熱性の弾性シール材3bが 取り付けられている。
【0014】 図1及び図2において符号5は主体が断熱材からなる容器収納箱であり、上面 部に略矩形状のフランジ5aを有すると共に、その上面部の中央には2個の容器 用入口5bが並列して形成されており、その入口5bの下部にはそれぞれに円筒 状の容器収納部5cが連設され、更に同容器収納部5cの下部開放端にはそれぞ れに十文字状の容器保持枠5dが突出して取り付けられている。また、上記容器 入口5bには、押込蓋6が図1及び図2に示すごとくその端縁を上記各容器用入 口5bの開口縁に内側から当接するようにして、それぞれにヒンジ6aを介して 取り付けられており、更にこのヒンジ部分には図示せぬバネが取り付けられ、常 には図2に実線で示すごとく前記容器用入口5bを前記押込蓋6によって内部か ら閉塞している。
【0015】 かかる容器収納箱5は、そのフランジ5aがコンソール1の上面に当接するま で、上記容器収納部5cがコンソール1の第1開口部1aに嵌め込まれると共に 、同容器収納部5cの下部側面がシール材3bに密接する状態で上記リアーシー トダクト3の第2開口部3aに嵌め込まれる。このとき、容器収納箱5の下端に 取り付けられた上記容器保持枠5dは前記リアーシートダクト3の通風路内の途 中まで延在することになる。
【0016】 以上のように構成された本考案の飲食物容器用の保温、保冷装置を使って、例 えば冷たい飲物を保冷したいときは、容器2を押込蓋6の上面に押し付けると、 同押込蓋6はバネの力に抗して図2の仮想線に示すごとくヒンジ6aを中心とし て下方に回動し、容器2は上部を残してそのまま容器収納箱5の内部に収納され る。このとき、容器2の下部は図1に仮想線で示すごとく容器保持枠5dにより 保持されており、従って容器2の下部はリアーシートダクト3の内部に露出して いることになる。この時点で、空調機を冷風側に作動しておけば同シートダクト 3を流通する冷気が容器保持枠5dに保持された容器2に接触して容器内の飲物 を保冷する。この保冷時においても、リアーシートダクト3の第2開口部3aに シール材3bを介して容器収納部5cの外周面が密嵌しており、且つ前記容器収 納部5cの下端内側縁と容器2との間隙が僅かであるため、冷風の吹出効率を殆 ど低下させることがない。
【0017】 また、容器2を容器収納箱5から上方に引き抜けば、押込蓋6は図示せぬバネ 力により自動的に元位置に復帰して容器収納箱5の容器用入口5bを閉塞し、リ アーシートダクト内の空気が外部に流出することを完全に阻止する。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなごとく、本考案の保温、保冷装置は運転者にとって最 も操作がしやすく、且つ他の装備品との間においてレイアウト上の問題が最も少 ない場所であるコンソール部に設置され、しかも容器の出入れがワンタッチで行 える構造であるため、装置の設置空間が確保しやすく、且つ容器類の取扱いも極 めて容易であり、また飲食物の容器をコンソール内に設置されたリアーシートダ クトの内部にほぼ完全な密閉状態で出し入れできるため、容器の加熱、冷却効率 を低下させないばかりでなく、同時に車室内の温度調節をも適正に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の代表的な実施例を示す飲食物容器用の
保温、保冷装置の要部斜視図である。
【図2】前記装置における容器収納箱の容器出入構造を
示す図1におけるA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
1 コンソール 1a 第1開口部 2 容器 3 リアーシートダクト 3a 第2開口部 3b 弾性シール材 4 ベンチレータ 5 容器収納箱 5a フランジ 5b 容器用入口 5c 容器収納部 5d 容器保持枠 6 押込蓋 6a ヒンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の空調用エアーダクトを利用した飲
    食物容器用の保温、保冷装置であって、コンソール(1)
    の上面開口部(1a)には押込蓋(6) が設けられると共に、
    同開口部(1a)の下部には飲食物容器用の収納箱(5) の底
    部がリアーシートダクト(3) の内部にシール部材(3b)を
    介して挿入された状態で取り付けられており、該容器収
    納箱(5) の前記挿入部分(5d)は箱の内外が連通する構造
    とされてなることを特徴とする車両用飲食物容器の保
    温、保冷装置。
JP5068292U 1992-07-20 1992-07-20 車両用飲食物容器の保温、保冷装置 Pending JPH0612178U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5068292U JPH0612178U (ja) 1992-07-20 1992-07-20 車両用飲食物容器の保温、保冷装置

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JP5068292U JPH0612178U (ja) 1992-07-20 1992-07-20 車両用飲食物容器の保温、保冷装置

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JPH0612178U true JPH0612178U (ja) 1994-02-15

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ID=12865699

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JP5068292U Pending JPH0612178U (ja) 1992-07-20 1992-07-20 車両用飲食物容器の保温、保冷装置

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JP (1) JPH0612178U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54120447U (ja) * 1978-02-14 1979-08-23
EP1939035A3 (en) * 2006-12-27 2010-12-29 Seat, S.A. Front console for vehicles
JP2016193715A (ja) * 2015-04-01 2016-11-17 正雄 王 車両用簡易温冷蔵庫組み合わせ装置

Cited By (3)

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JPS54120447U (ja) * 1978-02-14 1979-08-23
EP1939035A3 (en) * 2006-12-27 2010-12-29 Seat, S.A. Front console for vehicles
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