JPH06121494A - モータにおけるコンミテータの溶着方法 - Google Patents
モータにおけるコンミテータの溶着方法Info
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- JPH06121494A JPH06121494A JP4296292A JP29629292A JPH06121494A JP H06121494 A JPH06121494 A JP H06121494A JP 4296292 A JP4296292 A JP 4296292A JP 29629292 A JP29629292 A JP 29629292A JP H06121494 A JPH06121494 A JP H06121494A
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K13/00—Structural associations of current collectors with motors or generators, e.g. brush mounting plates or connections to windings; Disposition of current collectors in motors or generators; Arrangements for improving commutation
- H02K13/04—Connections between commutator segments and windings
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R39/00—Rotary current collectors, distributors or interrupters
- H01R39/02—Details for dynamo electric machines
- H01R39/32—Connections of conductor to commutator segment
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
- Y10T29/49009—Dynamoelectric machine
- Y10T29/49011—Commutator or slip ring assembly
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ライザにアーマチユアコイルを簡単に溶着で
きるようにする。 【構成】 ライザ5の個数が例えば20個の場合、アー
マチユアコア3のボス部3aに、2個のライザの背面が
臨める大きさの貫通孔3cを10個穿設し、これら各貫
通孔に副電極6aを貫通組込みした後、第一主電極7a
は第1ライザ群の第1番目のライザ5(1−)に、第
二主電極7bは第6ライザ群の第2番目のライザ5(6
−)に接触するよう配設して、これら各ライザの溶着
をし、しかる後、これら各主電極を、前回溶着のライザ
から1個をあいだにおいたライザに対して接当溶着する
ことを順次行つて全ライザの溶着をするようにした。
きるようにする。 【構成】 ライザ5の個数が例えば20個の場合、アー
マチユアコア3のボス部3aに、2個のライザの背面が
臨める大きさの貫通孔3cを10個穿設し、これら各貫
通孔に副電極6aを貫通組込みした後、第一主電極7a
は第1ライザ群の第1番目のライザ5(1−)に、第
二主電極7bは第6ライザ群の第2番目のライザ5(6
−)に接触するよう配設して、これら各ライザの溶着
をし、しかる後、これら各主電極を、前回溶着のライザ
から1個をあいだにおいたライザに対して接当溶着する
ことを順次行つて全ライザの溶着をするようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載の電装品等
に用いられるモータにおけるコンミテータの溶着方法に
関するものである。
に用いられるモータにおけるコンミテータの溶着方法に
関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種モータにおいては、アーマチユアコアに巻装され
るアーマチユアコイルを、コンミテータのライザに溶着
(ヒユージング)する必要がある。そこで従来、図5に
示すように、副電極6をコンミテータ4外周面に当てが
う状態で、副電極6の外径側に並列状に配した主電極7
をライザ5に加圧状態で接触させることで溶着するよう
にしたものがある。しかるにこのものでは、主電極7の
加圧状態での接当を受けるライザ受け具10を、コンミ
テータとアーマチユアコア間に設ける必要があつて、部
品点数が増加してコストアツプとなる許りか、主電極の
加圧力を充分に受けることができず、さらに主電極7が
副電極6の外径側に並列状に配されるため、ライザを高
く突出したものにしなければならず、また、主電極7の
配設スペースを確保したアーマチユアコア形状にしなけ
ればならず、アーマチユアコアの設計の自由度に制限を
受けてしまうという問題がある。
この種モータにおいては、アーマチユアコアに巻装され
るアーマチユアコイルを、コンミテータのライザに溶着
(ヒユージング)する必要がある。そこで従来、図5に
示すように、副電極6をコンミテータ4外周面に当てが
う状態で、副電極6の外径側に並列状に配した主電極7
をライザ5に加圧状態で接触させることで溶着するよう
にしたものがある。しかるにこのものでは、主電極7の
加圧状態での接当を受けるライザ受け具10を、コンミ
テータとアーマチユアコア間に設ける必要があつて、部
品点数が増加してコストアツプとなる許りか、主電極の
加圧力を充分に受けることができず、さらに主電極7が
副電極6の外径側に並列状に配されるため、ライザを高
く突出したものにしなければならず、また、主電極7の
配設スペースを確保したアーマチユアコア形状にしなけ
ればならず、アーマチユアコアの設計の自由度に制限を
受けてしまうという問題がある。
【0003】そこで、図6に示す如く、アーマチユアコ
ア3のボス部に貫通孔3cを穿設し、該貫通孔3cから
副電極6(あるいはライザ受け具)を挿入してライザ5
の背面に突当て、この状態で主電極7をライザ5に加圧
状態で接触させて溶着することが考えられる。しかるに
このようにしたとき、貫通孔とライザとの関係が定まつ
ていないため、ライザ5のなかには、隣接貫通孔3c間
にあるリブ3dに隠れてしまうものがあり、このような
ライザ5については、L字形に折曲した特殊な副電極6
を用い、しかもこれを挿入した後、リブ側に変位するよ
う移動させるという煩雑な組込み作業が必要になる等の
問題があつて、改善する必要がある。
ア3のボス部に貫通孔3cを穿設し、該貫通孔3cから
副電極6(あるいはライザ受け具)を挿入してライザ5
の背面に突当て、この状態で主電極7をライザ5に加圧
状態で接触させて溶着することが考えられる。しかるに
このようにしたとき、貫通孔とライザとの関係が定まつ
ていないため、ライザ5のなかには、隣接貫通孔3c間
にあるリブ3dに隠れてしまうものがあり、このような
ライザ5については、L字形に折曲した特殊な副電極6
を用い、しかもこれを挿入した後、リブ側に変位するよ
う移動させるという煩雑な組込み作業が必要になる等の
問題があつて、改善する必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるモータに
おけるコンミテータの溶着方法を提供することを目的と
して創案されたものであつて、コンミテータから突出す
るライザにアーマチユアコイルを溶着するにあたり、ラ
イザ個数Aを少なくとも一つの約数があるものに設定
し、かつ、アーマチユアコアのボス部には、ライザ個数
Aを前記約数のうちの一つの約数Mで除した個数の貫通
孔が、M個のライザが臨める大きさに設定されて形成し
てあるものものとし、そして、これら貫通孔に、前記各
貫通孔から臨める総てのライザに接当するようライザ受
け具を貫通組込みした後、前記約数のうちの一つの約数
N(MとNは同じでも異なつていてもよい)に相当する
N個の主電極を、「A÷N」個あるライザ群に重複しな
いよう分散させ、かつ、該各ライザ群にそれぞれある第
1〜N番目のライザに対して全て異なる番目のライザに
接触するよう配設して、これら各ライザの溶着をし、し
かる後、これら各主電極を、前回溶着のライザから「N
−1」個をあいだにおいたライザに対して接当溶着する
ことを順次行つて全ライザの溶着をするように構成した
ことを特徴とするものである。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるモータに
おけるコンミテータの溶着方法を提供することを目的と
して創案されたものであつて、コンミテータから突出す
るライザにアーマチユアコイルを溶着するにあたり、ラ
イザ個数Aを少なくとも一つの約数があるものに設定
し、かつ、アーマチユアコアのボス部には、ライザ個数
Aを前記約数のうちの一つの約数Mで除した個数の貫通
孔が、M個のライザが臨める大きさに設定されて形成し
てあるものものとし、そして、これら貫通孔に、前記各
貫通孔から臨める総てのライザに接当するようライザ受
け具を貫通組込みした後、前記約数のうちの一つの約数
N(MとNは同じでも異なつていてもよい)に相当する
N個の主電極を、「A÷N」個あるライザ群に重複しな
いよう分散させ、かつ、該各ライザ群にそれぞれある第
1〜N番目のライザに対して全て異なる番目のライザに
接触するよう配設して、これら各ライザの溶着をし、し
かる後、これら各主電極を、前回溶着のライザから「N
−1」個をあいだにおいたライザに対して接当溶着する
ことを順次行つて全ライザの溶着をするように構成した
ことを特徴とするものである。
【0005】そして本発明は、この構成によつて、ライ
ザやアーマチユアコアの形状に拘らず、ライザにアーマ
チアアコイルを容易に溶着できるようにしたものであ
る。
ザやアーマチユアコアの形状に拘らず、ライザにアーマ
チアアコイルを容易に溶着できるようにしたものであ
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は電装品用モータのアーマチ
ユアであつて、該アーマチユア1は、アーマチユアコイ
ル2が巻装されるアーマチユアコア3やコンミテータ4
等の部材を、アーマチユア軸1aに一体的に固定して構
成されていること等は従来通りである。
明する。図面において、1は電装品用モータのアーマチ
ユアであつて、該アーマチユア1は、アーマチユアコイ
ル2が巻装されるアーマチユアコア3やコンミテータ4
等の部材を、アーマチユア軸1aに一体的に固定して構
成されていること等は従来通りである。
【0007】前記アーマチユアコア3は、ボス部3aの
外周側に複数のスロツト3bを有するコア材を積層して
形成されるものであつて、該スロツト3bから延びるア
ーマチユアコイル2の端部は、後述するようにしてコン
ミテータ4から突出するライザ5に溶着されるが、実施
例においては、スロツト3bおよびライザ5の個数は2
0個(請求項2の約数が「2」であるA個に相当する)
に設定されている。一方、アーマチユアコア3のボス部
3aには、隣接する2個のライザ5の背面が臨める大き
さに設定された貫通孔3cが都合10個(請求項2の
「A÷2」個に相当する)開設されており、これら10
個の貫通孔3cから総てのライザ5の背面が臨めるよう
に構成されている。
外周側に複数のスロツト3bを有するコア材を積層して
形成されるものであつて、該スロツト3bから延びるア
ーマチユアコイル2の端部は、後述するようにしてコン
ミテータ4から突出するライザ5に溶着されるが、実施
例においては、スロツト3bおよびライザ5の個数は2
0個(請求項2の約数が「2」であるA個に相当する)
に設定されている。一方、アーマチユアコア3のボス部
3aには、隣接する2個のライザ5の背面が臨める大き
さに設定された貫通孔3cが都合10個(請求項2の
「A÷2」個に相当する)開設されており、これら10
個の貫通孔3cから総てのライザ5の背面が臨めるよう
に構成されている。
【0008】また、6は10個の副電極6aが設けられ
た副電極盤であつて、本発明のライザ受け具を構成する
ものであるが、該副電極盤6を、前記各貫通孔3cに各
副電極6aが貫通するようにしてアーマチユアコア3に
組付けることで、貫通孔3cから突出した各副電極6a
がそれぞれ2個のライザ5の背面に接当するように設定
されており、而して10個の副電極6aが総てのライザ
5の背面に接当するようになつている。一方、7は第
一、第二の都合二つの主電極7a、7bが設けられた主
電極体であるが、前記貫通孔3cから臨める2個のライ
ザ5を1個のライザ群とし、これらを順次第1〜第10
ライザ群とした場合に、軸対称位置に存する第1、第6
ライザ群にそれぞれ二つづつあるライザ5のうち、第一
主電極7aは第1ライザ群の第1番目のライザ5(1−
)に、第二主電極7bは第6ライザ群の第2番目のラ
イザ5(6−)に接触するように配設されている。
た副電極盤であつて、本発明のライザ受け具を構成する
ものであるが、該副電極盤6を、前記各貫通孔3cに各
副電極6aが貫通するようにしてアーマチユアコア3に
組付けることで、貫通孔3cから突出した各副電極6a
がそれぞれ2個のライザ5の背面に接当するように設定
されており、而して10個の副電極6aが総てのライザ
5の背面に接当するようになつている。一方、7は第
一、第二の都合二つの主電極7a、7bが設けられた主
電極体であるが、前記貫通孔3cから臨める2個のライ
ザ5を1個のライザ群とし、これらを順次第1〜第10
ライザ群とした場合に、軸対称位置に存する第1、第6
ライザ群にそれぞれ二つづつあるライザ5のうち、第一
主電極7aは第1ライザ群の第1番目のライザ5(1−
)に、第二主電極7bは第6ライザ群の第2番目のラ
イザ5(6−)に接触するように配設されている。
【0009】そして、ライザ5にアーマチユアコイル2
を溶着するには、前述したように副電極6aを貫通孔3
cに貫通組付けして総てのライザ5の背面に接当せし
め、この状態で第一、第二の主電極7a、7bを、前記
軸対称位置に存する第1、第6ライザ群の第1、第2番
目のライザ5(1−)、(6−)にそれぞれ加圧状
態で接触させて溶着し、しかる後、これら各主電極7
a、7bを、前回溶着の各ライザ5からそれぞれ1個を
あいだにおいたライザ5、つまり第2ライザ群の第1番
目のライザ5(2−)および第7ライザ群の第2番目
のライザ5(7−)に対して接当溶着し、これを主電
極体7が丁度一回転するまで順次行なうことによつて全
ライザ5が溶着される構成となつている。
を溶着するには、前述したように副電極6aを貫通孔3
cに貫通組付けして総てのライザ5の背面に接当せし
め、この状態で第一、第二の主電極7a、7bを、前記
軸対称位置に存する第1、第6ライザ群の第1、第2番
目のライザ5(1−)、(6−)にそれぞれ加圧状
態で接触させて溶着し、しかる後、これら各主電極7
a、7bを、前回溶着の各ライザ5からそれぞれ1個を
あいだにおいたライザ5、つまり第2ライザ群の第1番
目のライザ5(2−)および第7ライザ群の第2番目
のライザ5(7−)に対して接当溶着し、これを主電
極体7が丁度一回転するまで順次行なうことによつて全
ライザ5が溶着される構成となつている。
【0010】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、アーマチユアコイル2とライザ5との溶着は、副
電極6aと主電極7a、7bとを用いて行われることに
なるが、この場合に、副電極6aをアーマチユアコア3
の貫通孔3cに貫通組込みした状態で、主電極7a、7
bを前述したようにして順次ライザ5に接当させながら
一回転せしめるだけで総てのライザ5の溶着を行えるこ
とになる。
いて、アーマチユアコイル2とライザ5との溶着は、副
電極6aと主電極7a、7bとを用いて行われることに
なるが、この場合に、副電極6aをアーマチユアコア3
の貫通孔3cに貫通組込みした状態で、主電極7a、7
bを前述したようにして順次ライザ5に接当させながら
一回転せしめるだけで総てのライザ5の溶着を行えるこ
とになる。
【0011】この様に、本発明にあつては、ライザ5の
背面に副電極6aを接当せしめ、該副電極6aによつて
主電極7a、7bの加圧力を受けることができるように
すると共に、コンミテータ4の外径側に主電極と副電極
との両方の配設スペースを径方向に確保する必要がない
ようにしたものであるが、この場合に、隣接する2個の
ライザ5の背面が臨める大きさに設定された貫通孔3c
が10個開設されていて、該貫通孔3cに貫通組込みさ
れた10個の副電極6aは総てのライザ5の背面に接当
することになる。この結果、従来のようにライザ5が貫
通孔3cの間にあるリブに隠れてしまうようなことがな
く、このため、L字形の特殊な副電極を各ライザに接当
するよう移動させながら用いるというような煩雑な作業
が全く不要となつて、著しい作業性の向上を計ることが
できる。
背面に副電極6aを接当せしめ、該副電極6aによつて
主電極7a、7bの加圧力を受けることができるように
すると共に、コンミテータ4の外径側に主電極と副電極
との両方の配設スペースを径方向に確保する必要がない
ようにしたものであるが、この場合に、隣接する2個の
ライザ5の背面が臨める大きさに設定された貫通孔3c
が10個開設されていて、該貫通孔3cに貫通組込みさ
れた10個の副電極6aは総てのライザ5の背面に接当
することになる。この結果、従来のようにライザ5が貫
通孔3cの間にあるリブに隠れてしまうようなことがな
く、このため、L字形の特殊な副電極を各ライザに接当
するよう移動させながら用いるというような煩雑な作業
が全く不要となつて、著しい作業性の向上を計ることが
できる。
【0012】しかも、主電極7a、7bは、軸対称位置
に存する第1、第6ライザ群にそれぞれ二つづつあるラ
イザのうち、第一主電極7aは第1番目のライザ5(1
−)に、第二主電極7bは第2番目のライザ5(6−
)に接触するよう配設されていて、先ずこれら二つの
ライザの溶着をし、次いで前回溶着のライザ5から1個
をあいだにおいたライザ5に対して溶着することになる
ため、主電極体7を一回転することで全部のライザ5の
溶着がなされることになつて、作業能率を大幅に向上さ
せることができる。さらに、この溶着過程は、隣接ライ
ザ5に対して行うのではなく、一つ置きの離れたライザ
5に対して行うものであるため、既溶着されたライザ5
の冷却が、隣接ライザ5の溶着をするものに比して促進
され、溶着不良を来たしたりする不具合も併せて回避で
きる。
に存する第1、第6ライザ群にそれぞれ二つづつあるラ
イザのうち、第一主電極7aは第1番目のライザ5(1
−)に、第二主電極7bは第2番目のライザ5(6−
)に接触するよう配設されていて、先ずこれら二つの
ライザの溶着をし、次いで前回溶着のライザ5から1個
をあいだにおいたライザ5に対して溶着することになる
ため、主電極体7を一回転することで全部のライザ5の
溶着がなされることになつて、作業能率を大幅に向上さ
せることができる。さらに、この溶着過程は、隣接ライ
ザ5に対して行うのではなく、一つ置きの離れたライザ
5に対して行うものであるため、既溶着されたライザ5
の冷却が、隣接ライザ5の溶着をするものに比して促進
され、溶着不良を来たしたりする不具合も併せて回避で
きる。
【0013】尚、本発明は上記第一実施例に限定されな
いことは勿論であつて、第一実施例においては、ライザ
5の個数を20個に設定したが、これが例えば21個
(請求項3の約数が「3」であるA個に相当する)であ
る場合には、アーマチユアコア3のボス部3aに、隣接
する3個のライザ5の背面が臨める大きさに設定された
貫通孔3cを都合7個(請求項3の「A÷3」個に相当
する)開設する一方、副電極盤6には3個のライザ5に
同時に接当できる都合7個の副電極6aを設け、また主
電極体7には、第一、第二、第三の都合三つの主電極を
設けて、さらにこれら主電極を、それぞれ異なるライザ
群に三つづつあるライザ5のうち、第一主電極は第1番
目のライザに、第二主電極は第2番目のライザに、
第三主電極は第3番目のライザに接触するように配設
して、これら各ライザ5の溶着をし、しかる後、前回溶
着のライザ5から2個をあいだにおいたライザに対して
溶着することを順次行うことによつて総てのライザ5の
溶着が成されることになり、この場合においても、前記
第一実施例と全く同様の効果を奏することは言うまでも
ない。
いことは勿論であつて、第一実施例においては、ライザ
5の個数を20個に設定したが、これが例えば21個
(請求項3の約数が「3」であるA個に相当する)であ
る場合には、アーマチユアコア3のボス部3aに、隣接
する3個のライザ5の背面が臨める大きさに設定された
貫通孔3cを都合7個(請求項3の「A÷3」個に相当
する)開設する一方、副電極盤6には3個のライザ5に
同時に接当できる都合7個の副電極6aを設け、また主
電極体7には、第一、第二、第三の都合三つの主電極を
設けて、さらにこれら主電極を、それぞれ異なるライザ
群に三つづつあるライザ5のうち、第一主電極は第1番
目のライザに、第二主電極は第2番目のライザに、
第三主電極は第3番目のライザに接触するように配設
して、これら各ライザ5の溶着をし、しかる後、前回溶
着のライザ5から2個をあいだにおいたライザに対して
溶着することを順次行うことによつて総てのライザ5の
溶着が成されることになり、この場合においても、前記
第一実施例と全く同様の効果を奏することは言うまでも
ない。
【0014】さらに、本発明を構成するライザ受け具と
しては、前記実施例のように副電極がライザ受け具に兼
用されるものに限定されず、図4に示す第二実施例のよ
うに副電極8とライザ受け具9とを別体にしたものであ
つても良い。そして、この第二実施例のものでは、ライ
ザ受け具9がバツクアツプ電極となつていて、主電極7
−ライザ5−バツクアツプ電極9−隣接ライザ5間にあ
てがわれる副電極8という電源回路でライザ5の溶着を
行うようになつている。
しては、前記実施例のように副電極がライザ受け具に兼
用されるものに限定されず、図4に示す第二実施例のよ
うに副電極8とライザ受け具9とを別体にしたものであ
つても良い。そして、この第二実施例のものでは、ライ
ザ受け具9がバツクアツプ電極となつていて、主電極7
−ライザ5−バツクアツプ電極9−隣接ライザ5間にあ
てがわれる副電極8という電源回路でライザ5の溶着を
行うようになつている。
【0015】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、アーマチユアコアのボス部には、
ライザ個数Aを一つの約数Mで除した個数の貫通孔が、
M個のライザが臨める大きさに形成されていることにな
つて、これら貫通孔に貫通組込みされたライザ受け具
は、総てのライザに接当できることになる。この結果、
従来のようにライザが貫通孔の間にあるリブに隠れてし
まうようなことがなく、このため、L字形の特殊なライ
ザ受け具を各ライザに接当するよう移動させながら用い
るというような煩雑な作業が全く不要となつて、著しい
作業性の向上を計ることができる。しかも、ライザ個数
Aの一つの約数Nに相当するN個の主電極が、それぞれ
異なるライザ群の異なる番目のライザに接触するよう配
設されていて、先ずこれらのライザの溶着をし、しかる
後、前回溶着のライザから「N−1」個をあいだにおい
たライザに対して溶着することになるため、主電極を一
回転することで全部のライザの溶着がなされることにな
つて、作業能率を大幅に向上させることができる。さら
に、この溶着過程は、隣接ライザに対して行うのではな
く、「N−1」個をあいだにおいたライザに対して行う
ものであるため、既溶着されたライザの冷却が、隣接ラ
イザの溶着をするものに比して促進され、溶着不良を来
たしたりする不具合も併せて回避できる。
れたものであるから、アーマチユアコアのボス部には、
ライザ個数Aを一つの約数Mで除した個数の貫通孔が、
M個のライザが臨める大きさに形成されていることにな
つて、これら貫通孔に貫通組込みされたライザ受け具
は、総てのライザに接当できることになる。この結果、
従来のようにライザが貫通孔の間にあるリブに隠れてし
まうようなことがなく、このため、L字形の特殊なライ
ザ受け具を各ライザに接当するよう移動させながら用い
るというような煩雑な作業が全く不要となつて、著しい
作業性の向上を計ることができる。しかも、ライザ個数
Aの一つの約数Nに相当するN個の主電極が、それぞれ
異なるライザ群の異なる番目のライザに接触するよう配
設されていて、先ずこれらのライザの溶着をし、しかる
後、前回溶着のライザから「N−1」個をあいだにおい
たライザに対して溶着することになるため、主電極を一
回転することで全部のライザの溶着がなされることにな
つて、作業能率を大幅に向上させることができる。さら
に、この溶着過程は、隣接ライザに対して行うのではな
く、「N−1」個をあいだにおいたライザに対して行う
ものであるため、既溶着されたライザの冷却が、隣接ラ
イザの溶着をするものに比して促進され、溶着不良を来
たしたりする不具合も併せて回避できる。
【図1】ライザ溶着を示すアーマチユアの一部断面正面
図である。
図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】副電極盤の斜視図である。
【図4】第二実施例を示す要部拡大図である。
【図5】従来例におけるライザ溶着を示すアーマチユア
の一部断面正面図である。
の一部断面正面図である。
【図6】(A)、(B)、(C)は他の従来例における
ライザ溶着を示すアーマチユアの一部断面正面図、側面
図、要部斜視図である。
ライザ溶着を示すアーマチユアの一部断面正面図、側面
図、要部斜視図である。
2 アーマチユアコイル 3 アーマチユアコア 3a ボス部 3c 貫通孔 4 コンミテータ 5 ライザ 6a 副電極 7a 第一主電極 7b 第二主電極
フロントページの続き (72)発明者 星野 浩 群馬県桐生市広沢町一丁目二六八一番地 株式会社三ツ葉電機製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 コンミテータから突出するライザにアー
マチユアコイルを溶着するにあたり、ライザ個数Aを少
なくとも一つの約数があるものに設定し、かつ、アーマ
チユアコアのボス部には、ライザ個数Aを前記約数のう
ちの一つの約数Mで除した個数の貫通孔が、M個のライ
ザが臨める大きさに設定されて形成してあるものものと
し、そして、これら貫通孔に、前記各貫通孔から臨める
総てのライザに接当するようライザ受け具を貫通組込み
した後、前記約数のうちの一つの約数N(MとNは同じ
でも異なつていてもよい)に相当するN個の主電極を、
「A÷N」個あるライザ群に重複しないよう分散させ、
かつ、該各ライザ群にそれぞれある第1〜N番目のライ
ザに対して全て異なる番目のライザに接触するよう配設
して、これら各ライザの溶着をし、しかる後、これら各
主電極を、前回溶着のライザから「N−1」個をあいだ
においたライザに対して接当溶着することを順次行つて
全ライザの溶着をするように構成したことを特徴とする
モータにおけるコンミテータの溶着方法。 - 【請求項2】 コンミテータから突出するライザにアー
マチユアコイルを溶着するにあたり、ライザ個数Aを約
数が2である偶数のものに設定し、かつ、アーマチユア
コアのボス部には、「A÷2」個の貫通孔が、2個のラ
イザが臨める大きさに設定されて形成してあるものと
し、そして、これら貫通孔に、前記各貫通孔から臨める
総てのライザに接当するようライザ受け具を貫通組込み
した後、第一、第二の二つの主電極を、「A÷2」個あ
るライザ群のうちの軸対称位置に存する二つのライザ群
にそれぞれ二つづつあるライザのうち、第一主電極は第
1番目のライザに、第二主電極は第2番目のライザに接
触するよう配設して、これら各ライザの溶着をし、しか
る後、これら各主電極を、前回溶着のライザから1個を
あいだにおいたライザに対して接当溶着することを順次
行つて全ライザの溶着をするように構成したことを特徴
とするモータにおけるコンミテータの溶着方法。 - 【請求項3】 コンミテータから突出するライザにアー
マチユアコイルを溶着するにあたり、ライザ個数Aを約
数が3であるものに設定し、かつ、アーマチユアコアの
ボス部には、「A÷3」個の貫通孔が、3個のライザが
臨める大きさに設定されて形成してあるものとし、そし
て、これら貫通孔に、前記各貫通孔から臨める総てのラ
イザに接当するようライザ受け具を貫通組込みした後、
第一〜第三の三つの主電極を、「A÷3」個あるライザ
群のうちの異なる三つのライザ群にそれぞれ三つづある
ライザのうち、第一主電極は第1番目のライザに、第二
主電極は第2番目のライザに、第三主電極は第3番目の
ライザに接触するよう配設して、これら各ライザの溶着
をし、しかる後、これら各主電極を、前回溶着のライザ
から2個をあいだにおいたライザに対して接当溶着する
ことを順次行つて全ライザの溶着をするように構成した
ことを特徴とするモータにおけるコンミテータの溶着方
法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4296292A JPH06121494A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | モータにおけるコンミテータの溶着方法 |
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CA002124457A CA2124457C (en) | 1992-10-08 | 1993-10-01 | Method of fusing commutator risers to armature coil in electric motor |
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JP4296292A JPH06121494A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | モータにおけるコンミテータの溶着方法 |
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Family Applications (1)
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US5547122A (en) * | 1995-03-07 | 1996-08-20 | United Technologies Motor Systems, Inc. | Joints in bonding of electrical wires |
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US3911563A (en) * | 1973-04-06 | 1975-10-14 | Possis Corp | Method of attaching armature coil leads to commutator bars |
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-
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- 1993-09-27 TW TW082107936A patent/TW226499B/zh active
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- 1993-10-01 US US08/244,535 patent/US5447268A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-10-01 CA CA002124457A patent/CA2124457C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-10-01 WO PCT/JP1993/001411 patent/WO1994009550A1/ja active Application Filing
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CA2124457A1 (en) | 1994-04-28 |
US5447268A (en) | 1995-09-05 |
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