JPH0612003Y2 - Pcマクラギの床板固定構造 - Google Patents

Pcマクラギの床板固定構造

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JPH0612003Y2
JPH0612003Y2 JP1988107228U JP10722888U JPH0612003Y2 JP H0612003 Y2 JPH0612003 Y2 JP H0612003Y2 JP 1988107228 U JP1988107228 U JP 1988107228U JP 10722888 U JP10722888 U JP 10722888U JP H0612003 Y2 JPH0612003 Y2 JP H0612003Y2
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JP
Japan
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sleeper
floor plate
embedded
fastening
fixing structure
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JP1988107228U
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JPH0229901U (ja
Inventor
隆昭 入江
Original Assignee
大和工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はPCマクラギ上への床板固定構造の改良に関す
る。
(従来技術とその問題点) 軌道分岐器用マクラギとしてプリストレスコンクリート
(PC)マクラギを使用しようとする提案がある。かか
るマクラギは第5図及び第6図に示すように、PCマク
ラギ1上に床板受部11を設け、その両端近傍に埋め込
み栓12、12を埋設する一方、その受部11の略全面
に軌道パッド3を介して床板2を敷設し、その両端をバ
ネ受台14により支持された二重板ばね13の先端部に
て上記埋め込み栓12に螺合させた締結ボルト15の締
め付け力により押圧し、長手方向への移動を防止するよ
うに弾性締結している。
かかる分岐器用PCマクラギにおいては床板の長さに応
じて床板受部の長さを調節するなど、各々のPCマクラ
ギに対応して設計を行う必要があり、製造コストが向上
するという問題がある。
(考案の課題) 本考案は上記従来の問題点に鑑み、PCマクラギの形状
を極力簡単にして製造コストの低減を図ることを課題と
する。
(課題解決のための手段) 本考案はPCマクラギへの床板の全体的固定は締結ボル
トのみでは不充分ではあるが、軸方向には充分の押圧力
を作用させることができるので、締結ボルトの軸に直交
する水平方向の支持構造を工夫すればよいことに着目し
てなされたもので、 PCマクラギ上に軌道パッドを介して床板を敷設し、締
結ボルトの埋め込みボルトへの締結力により上記床板を
PCマクラギに固定したPCマクラギ軌道において、 上面がフラットであって、そのフラット上面側の埋め込
み部材の周囲に埋め込み部材と同心円形に水平に広がる
上向き係合凹部を形成したPCマクラギと、 上記上向き係合凹部に対向するように下面側に埋め込み
部材と同心円形に水平に広がる下向き係合凹部を形成し
た床板と、 上記上向き係合凹部と下向き係合凹部との双方に係合し
てPCマクラギ上に載置され、床板の水平方向移動を固
定するキー部材とを有し、 上記床板が、上記締結ボルトの埋め込み栓への締結によ
り軸方向に支持されているとともに、上記キー部材と係
合凹部との係合によって水平方向に支持されているこを
要旨とするPCマクラギの床板固定構造にある。
以下、本考案を添付図面に示す具体例に基づき、詳細に
説明することにする。
(実施例) 第1図は、本考案に係るPCマクラギの斜視図でPCマ
クラギ1にはPC鋼棒16が上側に2本、下側に2本、
相互に所定の間隔をあけかつ長手方向に延びて埋設され
るとともに、上面はフラットに形成され、幅方向に隣接
する上記PC鋼棒2間にはPC鋼棒2に直交するように
締結ボルト用埋め込み栓(埋め込み部材)12が埋設さ
れ、そのうちの床板を受ける両端の埋め込み栓12の周
囲には埋め込み栓12と同心に水平方向に円形に広がる
上向き係合凹部10が形成されている。
この上面フラットなPCマクラギ1上には第2図及び第
3図に示すように軌道パッド3が載せられ、その上から
床板2が置かれ、キー部材4を介して締結ボルト15に
て締結固定されている。
詳しくは、第3図のIV−IV線断面図である第4図に示す
ように、床板2の裏面にはPCマクラギ1の埋め込み栓
12の周囲に形成した上向き係合凹部10に対向し、埋
め込み栓12と同心に水平方向に円形に広がる下向き係
合凹部20が形成されるとともに、軌道パッド3にも同
様の開口30が穿設され、上記上向き係合凹部10内に
は円筒状のキー部材4が嵌入され、軌道パッド開口30
から突出するキー部材4の上部が上記床板2の下向き係
合凹部20内に嵌合され、上記締結ボルト15の埋め込
み栓12への締結により上記床板2が軸方向に支持され
るとともに、上記キー部材4と係合凹部10、20との
係合によって床板2が水平方向に支持されている。
尚、キー部材4は円筒形のものを図示したが、締結ボル
ト15の挿通孔を有し、外形が円形のものであれば、水
平方向に対し、床板を均等に支持できる。
なお、従来より、実公昭36−16601号公報に示さ
れるように、正方形状の台座に肩部を偏心させて突設
し、道床の凹部に台座を嵌合させ、肩部をタイプレート
の円形穴に挿入し、ボルト・ナットで軌間調節可能に締
結する構造が知られている。
しかし、かかる構造は本考案のようなPCマクラギの床
板固定構造には実際上、採用し難い。タイプレートを支
持する肩部がボルトに対して偏心している為に、列車走
行等に起因してタイプレートに軌間方向の水平力が作用
すると、これがボルト回りの回転力として肩部に作用
し、台座にも働いて台座が道床凹部の一部に対して当た
る結果、均等な支持ができない。その為、かかる構造を
タイプレート幅方向に2つ設けて回転力の影響を分散す
る必要が生じ、非常に多数の床板を締結するPCマクラ
ギの床板固定構造に採用すると、締結作業の煩雑さを招
来するとともに、非常にコスト高となって実用的でない
からである。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案によれば、PCマ
クラギ上に軌道パッドを介して床板を敷設し、締結ボル
トの埋め込み部材への締結力により上記床板をPCマク
ラギに固定したPCマクラギ軌道において、PCマクラ
ギ側には埋め込み部材の周囲にこれと同心円形に水平に
広がる上向き係合凹部を形成する一方、床板側には上記
上向き係合凹部に対向して埋め込み部材と同心円形に水
平に広がる下向き係合凹部を形成し、かかる両係合凹部
に対してキー部材を嵌合させ、水平方向支持を行う一
方、締結ボルトの埋め込み部材への締結力により軸方向
支持を行う床板固定構造としたので、PCマクラギ上面
に床板を受ける凹部を形成せず、フラットにしても過大
な水平力に対しても床板を充分に支持することができ
る。したがって、PCマクラギ形状の単純化を図ること
ができ、製造コストが低減できるとともに、施工が簡単
容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るPCマクラギの斜視図、第2図は
第1図のマクラグを利用した分岐器の固定構造を示す一
部断面側面図、第3図はその平面図、第4図は第3図の
IV−IV線断面図で、本考案に係る固定構造の詳細を示
す。第5図は従来提案されている分岐器のPCマクラギ
への締結構造を示す一部断面側面図、第6図はその平面
図である。 1……PCマクラギ、2……床板、3……軌道パッド、
4……キー部材、10……上向き係合凹部、20……下
向き係合凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】PCマクラギ上に軌道パッドを介して床板
    を敷設し、締結ボルトの埋め込み部材への締結力により
    上記床板をPCマクラギに固定したPCマクラギ軌道に
    おいて、 上面がフラットであって、そのフラット上面側の埋め込
    み部材の周囲に埋め込み部材と同心円形に水平に広がる
    上向き係合凹部が形成されたPCマクラギと、 上記上向き係合凹部に対向するように下面側に埋め込み
    部材と同心円形に水平に広がる下向き係合凹部が形成さ
    れた床板と、 上記上向き係合凹部と下向き係合凹部との双方に係合し
    てPCマクラギ上に載置され、床板の水平方向移動を固
    定するキー部材とを有し、 上記床板が、上記締結ボルトの埋め込み栓への締結によ
    り軸方向に支持されているとともに、上記キー部材と係
    合凹部との係合によって水平方向に支持されていること
    を特徴とするPCマクラギの床板固定構造。
JP1988107228U 1988-08-12 1988-08-12 Pcマクラギの床板固定構造 Expired - Lifetime JPH0612003Y2 (ja)

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JPH0229901U JPH0229901U (ja) 1990-02-26
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JP4810258B2 (ja) * 2006-03-06 2011-11-09 大和軌道製造株式会社 床板緩衝マット

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