JPH0611969A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH0611969A JPH0611969A JP4193145A JP19314592A JPH0611969A JP H0611969 A JPH0611969 A JP H0611969A JP 4193145 A JP4193145 A JP 4193145A JP 19314592 A JP19314592 A JP 19314592A JP H0611969 A JPH0611969 A JP H0611969A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像データ群の特徴に対応した適切な係数に
よって画像データ値を重み付けすることで画像の特徴の
差異によるトナー消費量の相違を十分に反映させ、トナ
ーを高精度に補給できるようする。 【構成】 画像データを2値化して特徴抽出回路34に
入力し、画像種類、画像の空間周波数等の特徴を抽出す
る。この画像特徴及び平均濃度算出回路32からの平均
画像濃度によって定まる現像剤消費特性に応じた現像剤
消費量を判定回路35で判定する。即ち、判定領域中の
画像種類からは現像剤消費特性の曲線が選別され、その
特性曲線において、判定領域画像の空間周波数の値に対
応した現像剤消費特性曲線上の1点(消費現像剤量判定
値)が決定される。この操作を画像領域全域に対して繰
り返し行ない、その結果を現像剤補給タイミングに対す
る区間、例えば1画像分加算していくことで現像剤の補
給量が推定される。
よって画像データ値を重み付けすることで画像の特徴の
差異によるトナー消費量の相違を十分に反映させ、トナ
ーを高精度に補給できるようする。 【構成】 画像データを2値化して特徴抽出回路34に
入力し、画像種類、画像の空間周波数等の特徴を抽出す
る。この画像特徴及び平均濃度算出回路32からの平均
画像濃度によって定まる現像剤消費特性に応じた現像剤
消費量を判定回路35で判定する。即ち、判定領域中の
画像種類からは現像剤消費特性の曲線が選別され、その
特性曲線において、判定領域画像の空間周波数の値に対
応した現像剤消費特性曲線上の1点(消費現像剤量判定
値)が決定される。この操作を画像領域全域に対して繰
り返し行ない、その結果を現像剤補給タイミングに対す
る区間、例えば1画像分加算していくことで現像剤の補
給量が推定される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、入力画像
信号に基づいて記録媒体(像担持体)上に形成された潜
像に現像剤を付着させて可視像化する電子写真方式や静
電記録方式などの複写機、プリンタ等の画像形成装置に
関し、特に、ディジタル複写機などに用いられる画像信
号を演算処理することで得られる制御信号によって現像
剤の濃度を制御する現像剤濃度制御装置を備えた画像形
成装置に関するものである。
信号に基づいて記録媒体(像担持体)上に形成された潜
像に現像剤を付着させて可視像化する電子写真方式や静
電記録方式などの複写機、プリンタ等の画像形成装置に
関し、特に、ディジタル複写機などに用いられる画像信
号を演算処理することで得られる制御信号によって現像
剤の濃度を制御する現像剤濃度制御装置を備えた画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録媒体上に形成された潜像に現像剤を
付着させて画像を形成する複写機、プリンタなどの画像
形成装置においては、現像剤の適切な補給は、良好な画
像出力を維持するために必要な機能となっている。特に
カラー複写機においては、色の再現性の問題から、色剤
であるトナーとは別にキャリアと呼ばれる磁性体粉が含
まれる2成分からなる現像剤(2成分現像剤)が用いら
れることが多い。この2成分現像剤を用いた画像形成装
置の場合、トナーとキャリアの混合比(以後、現像剤の
混合比と呼ぶ)を一定に保つことが画質を維持する上で
重要な要素になっており、このため、現像剤濃度制御装
置(ATR)を使用して現像装置内の現像剤の混合比を
適時検出し、その変化に応じてトナーの補給を行ない、
現像剤の混合比を常に一定に制御して画像の品位を保持
する必要がある。
付着させて画像を形成する複写機、プリンタなどの画像
形成装置においては、現像剤の適切な補給は、良好な画
像出力を維持するために必要な機能となっている。特に
カラー複写機においては、色の再現性の問題から、色剤
であるトナーとは別にキャリアと呼ばれる磁性体粉が含
まれる2成分からなる現像剤(2成分現像剤)が用いら
れることが多い。この2成分現像剤を用いた画像形成装
置の場合、トナーとキャリアの混合比(以後、現像剤の
混合比と呼ぶ)を一定に保つことが画質を維持する上で
重要な要素になっており、このため、現像剤濃度制御装
置(ATR)を使用して現像装置内の現像剤の混合比を
適時検出し、その変化に応じてトナーの補給を行ない、
現像剤の混合比を常に一定に制御して画像の品位を保持
する必要がある。
【0003】従来、このような現像剤濃度制御装置とし
て、(1)図28(A)に示すように、トナー(マゼン
タM、シアンC、イエローYの各トナー)とキャリアの
近赤外領域における光の反射率(吸収率)の違いを利用
して、同図(B)に示すように、現像装置の現像スリー
ブのような現像剤担持体1上に担持された2成分現像剤
2に光源、例えばLED(発光ダイオード)3から近赤
外光を照射し、その反射光を受光素子、例えばホトダイ
オード4で受光し(白色光を照射し、その反射光の近赤
外成分をフィルタで抽出して受光するようにしてもよ
い)、受光量に応じた出力値からCPUのような演算制
御手段で現像装置内の現像剤の混合比を算出し、この算
出した現像剤の混合比を予め設定された基準値と比較
し、その比較結果に応じてトナーの補給量を制御するよ
うにした光学反射光量検知方式を使用するもの、(2)
カーボンブラックトナーのようにトナーからの反射光と
キャリアによる吸収量の比が求められないトナーの場
合、図29に示すように、予め定められた濃度に対応す
るパッチ状の静電潜像を感光体ドラムのような像担持体
11上に形成し、これを現像してパッチ状の可視の参照
画像(トナー像)12を形成し、この参照画像12に上
述した反射光量検知方式の場合のようにLED13から
赤外光を照射し、その反射光をホトダイオード14で受
光して参照画像12の濃度を検知し、この濃度が現像装
置内の2成分現像剤のトナー濃度に対応することから、
この検知結果を基準値と比較し、その比較結果に応じて
トナーの補給量を制御するようにしたパッチ参照画像形
成方式を使用するものが提案されている。
て、(1)図28(A)に示すように、トナー(マゼン
タM、シアンC、イエローYの各トナー)とキャリアの
近赤外領域における光の反射率(吸収率)の違いを利用
して、同図(B)に示すように、現像装置の現像スリー
ブのような現像剤担持体1上に担持された2成分現像剤
2に光源、例えばLED(発光ダイオード)3から近赤
外光を照射し、その反射光を受光素子、例えばホトダイ
オード4で受光し(白色光を照射し、その反射光の近赤
外成分をフィルタで抽出して受光するようにしてもよ
い)、受光量に応じた出力値からCPUのような演算制
御手段で現像装置内の現像剤の混合比を算出し、この算
出した現像剤の混合比を予め設定された基準値と比較
し、その比較結果に応じてトナーの補給量を制御するよ
うにした光学反射光量検知方式を使用するもの、(2)
カーボンブラックトナーのようにトナーからの反射光と
キャリアによる吸収量の比が求められないトナーの場
合、図29に示すように、予め定められた濃度に対応す
るパッチ状の静電潜像を感光体ドラムのような像担持体
11上に形成し、これを現像してパッチ状の可視の参照
画像(トナー像)12を形成し、この参照画像12に上
述した反射光量検知方式の場合のようにLED13から
赤外光を照射し、その反射光をホトダイオード14で受
光して参照画像12の濃度を検知し、この濃度が現像装
置内の2成分現像剤のトナー濃度に対応することから、
この検知結果を基準値と比較し、その比較結果に応じて
トナーの補給量を制御するようにしたパッチ参照画像形
成方式を使用するものが提案されている。
【0004】さらに、特にディジタルの画像形成装置に
多用されているものとして、(3)CCD等の撮像素子
で読み取った原稿画像のアナログ画像信号をディジタル
画像信号に変換し、このディジタル画像信号の全部又は
その一部を画素毎にその出力レベルを積算してビデオカ
ウント数を算出し、このビデオカウント数をトナー補給
量に換算してトナーを補給するいわゆるビデオカウント
方式の現像剤濃度制御装置が提案されている。
多用されているものとして、(3)CCD等の撮像素子
で読み取った原稿画像のアナログ画像信号をディジタル
画像信号に変換し、このディジタル画像信号の全部又は
その一部を画素毎にその出力レベルを積算してビデオカ
ウント数を算出し、このビデオカウント数をトナー補給
量に換算してトナーを補給するいわゆるビデオカウント
方式の現像剤濃度制御装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、現
像剤担持体上の現像剤からの近赤外線の反射光を受光し
て現像剤の混合比又はトナー濃度を検知する上記(1)
の光学反射光量検知方式の現像剤濃度制御装置では、通
常のカーボンブラックを用いた黒色のトナーが使用され
ているときにはその光吸収領域が近赤外域にまでわたる
ため、キャリア成分との判別ができず、従って、測定精
度が極めて悪いため、事実上黒色トナーの場合にはトナ
ー濃度の制御が行なえないという欠点がある。
像剤担持体上の現像剤からの近赤外線の反射光を受光し
て現像剤の混合比又はトナー濃度を検知する上記(1)
の光学反射光量検知方式の現像剤濃度制御装置では、通
常のカーボンブラックを用いた黒色のトナーが使用され
ているときにはその光吸収領域が近赤外域にまでわたる
ため、キャリア成分との判別ができず、従って、測定精
度が極めて悪いため、事実上黒色トナーの場合にはトナ
ー濃度の制御が行なえないという欠点がある。
【0006】また、像担持体上に形成した一定の参照可
視画像からの反射光を受光してトナー濃度を検知する上
記(2)のパッチ参照画像形成方式の現像剤濃度制御装
置では、装置内に飛散する現像剤により発光素子の発光
面及び受光素子の受光面が汚れるため、測定誤差が大き
く、精度のよいトナー補給が行なえないという欠点や、
実際にトナーを付着させて参照画像を形成するため、転
写媒体が汚れるという欠点がある。
視画像からの反射光を受光してトナー濃度を検知する上
記(2)のパッチ参照画像形成方式の現像剤濃度制御装
置では、装置内に飛散する現像剤により発光素子の発光
面及び受光素子の受光面が汚れるため、測定誤差が大き
く、精度のよいトナー補給が行なえないという欠点や、
実際にトナーを付着させて参照画像を形成するため、転
写媒体が汚れるという欠点がある。
【0007】さらに、画像データ又はその一部を累積し
てビデオカウント数を算出し、このビデオカウント数を
トナー補給量に換算してトナー消費量を算出し、これに
見合ったトナーを補給する上記(3)のビデオカウント
方式の現像剤濃度制御装置では、図27に示すような画
像の特徴(平均濃度、画像種類、空間周波数など)に応
じたトナー消費量の相違が考慮されていないため、補給
誤差が生じ易く、安定した高精度のトナー補給が行なえ
ないという欠点があった。ここで、図27に示した特性
は電子写真方式の画像形成装置において現像される部位
の端部が強調される効果や極小ドットパターンへの追従
劣化などの要因によりもたらされていると考えられてい
る。
てビデオカウント数を算出し、このビデオカウント数を
トナー補給量に換算してトナー消費量を算出し、これに
見合ったトナーを補給する上記(3)のビデオカウント
方式の現像剤濃度制御装置では、図27に示すような画
像の特徴(平均濃度、画像種類、空間周波数など)に応
じたトナー消費量の相違が考慮されていないため、補給
誤差が生じ易く、安定した高精度のトナー補給が行なえ
ないという欠点があった。ここで、図27に示した特性
は電子写真方式の画像形成装置において現像される部位
の端部が強調される効果や極小ドットパターンへの追従
劣化などの要因によりもたらされていると考えられてい
る。
【0008】従って、本発明の1つの目的は、画像デー
タ群の特徴に対応した適切な係数によって画像データ値
を重み付けすることによって画像の特徴の差異によるト
ナー消費量の相違を十分に反映させ、トナーを高精度に
補給することができるようにした画像形成装置を提供す
ることである。
タ群の特徴に対応した適切な係数によって画像データ値
を重み付けすることによって画像の特徴の差異によるト
ナー消費量の相違を十分に反映させ、トナーを高精度に
補給することができるようにした画像形成装置を提供す
ることである。
【0009】本発明の他の目的は、画像データ群の特徴
として空間周波数を検出し、該検出した画像の空間周波
数に対応した適切な係数によって画像データ値を重み付
けすることによって画像の特徴の差異によるトナー消費
量の相違を十分に反映させ、トナーを高精度に補給する
ことができるようにした画像形成装置を提供することで
ある。
として空間周波数を検出し、該検出した画像の空間周波
数に対応した適切な係数によって画像データ値を重み付
けすることによって画像の特徴の差異によるトナー消費
量の相違を十分に反映させ、トナーを高精度に補給する
ことができるようにした画像形成装置を提供することで
ある。
【0010】本発明の他の目的は、画像データ群の特徴
や装置のプロセス条件に対応した適切な係数によって画
像データ値を重み付けすることによって画像の特徴や装
置の状態の差異によるトナー消費量の相違を十分に反映
させ、トナーを高精度に補給することができるようにし
た画像形成装置を提供することである。
や装置のプロセス条件に対応した適切な係数によって画
像データ値を重み付けすることによって画像の特徴や装
置の状態の差異によるトナー消費量の相違を十分に反映
させ、トナーを高精度に補給することができるようにし
た画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置によって達成される。要約すれば、本発明
は、第1の態様においては、入力される画像データに基
づき、記録媒体上に形成される潜像を現像剤により現像
し、可視画像を形成する画像形成装置において、前記画
像データ群の特徴を抽出することにより、既知の画像特
徴に対応する現像剤消費特性に基づく前記画像データ群
に対する現像剤の消費量を推定し、該推定された現像剤
の消費量に基づき、現像剤の補給制御を行なうことを特
徴とする画像形成装置である。
画像形成装置によって達成される。要約すれば、本発明
は、第1の態様においては、入力される画像データに基
づき、記録媒体上に形成される潜像を現像剤により現像
し、可視画像を形成する画像形成装置において、前記画
像データ群の特徴を抽出することにより、既知の画像特
徴に対応する現像剤消費特性に基づく前記画像データ群
に対する現像剤の消費量を推定し、該推定された現像剤
の消費量に基づき、現像剤の補給制御を行なうことを特
徴とする画像形成装置である。
【0012】また、第2の態様においては、本発明は、
入力される画像データに基づき、記録媒体上に形成され
る潜像を現像剤により現像し、可視画像を形成するとと
もに、前記画像データ群の特徴を抽出することにより、
既知の画像特徴に対応する現像剤消費特性に基づく前記
画像データ群に対する現像剤の消費量を推定し、該推定
された現像剤の消費量に基づき、現像剤の補給制御を行
なう画像形成装置において、前記画像特徴として、画像
の空間周波数を抽出する手段を有し、2値化した画像デ
ータの主走査方向及び副走査方向に対して、データ値の
1と0の反転回数を検出して前記抽出した空間周波数の
判定を行なうことを特徴とする画像形成装置である。
入力される画像データに基づき、記録媒体上に形成され
る潜像を現像剤により現像し、可視画像を形成するとと
もに、前記画像データ群の特徴を抽出することにより、
既知の画像特徴に対応する現像剤消費特性に基づく前記
画像データ群に対する現像剤の消費量を推定し、該推定
された現像剤の消費量に基づき、現像剤の補給制御を行
なう画像形成装置において、前記画像特徴として、画像
の空間周波数を抽出する手段を有し、2値化した画像デ
ータの主走査方向及び副走査方向に対して、データ値の
1と0の反転回数を検出して前記抽出した空間周波数の
判定を行なうことを特徴とする画像形成装置である。
【0013】また、第3の態様においては、本発明は、
入力される画像データに基づき、記録媒体上に形成され
る潜像を現像剤により現像し、可視画像を形成する画像
形成装置において、前記画像データ群の特徴に対応した
係数によって画像データ値を重み付け加算し、現像剤の
消費量を推定し、現像剤の補給制御を行なう第1の現像
剤補給量制御手段と、前記記録媒体上に形成した特定の
潜像の現像で付着した現像剤からの光反射を用いて現像
剤の濃度を検出し、現像剤の補給制御を行なう第2の現
像剤補給量制御手段とを具備し、通常は前記第1の現像
剤補給量制御手段により現像剤を補給し、前記第1の現
像剤補給量制御手段を用いての現像剤の補給により生じ
た誤差を前記第2の現像剤補給量制御手段により補うと
ともに、前記第2の現像剤補給量制御手段により検出し
た現像剤補給量に応じて、前記第2の現像剤補給量制御
手段を動作させるサイクルを変化させることを特徴とす
る画像形成装置である。
入力される画像データに基づき、記録媒体上に形成され
る潜像を現像剤により現像し、可視画像を形成する画像
形成装置において、前記画像データ群の特徴に対応した
係数によって画像データ値を重み付け加算し、現像剤の
消費量を推定し、現像剤の補給制御を行なう第1の現像
剤補給量制御手段と、前記記録媒体上に形成した特定の
潜像の現像で付着した現像剤からの光反射を用いて現像
剤の濃度を検出し、現像剤の補給制御を行なう第2の現
像剤補給量制御手段とを具備し、通常は前記第1の現像
剤補給量制御手段により現像剤を補給し、前記第1の現
像剤補給量制御手段を用いての現像剤の補給により生じ
た誤差を前記第2の現像剤補給量制御手段により補うと
ともに、前記第2の現像剤補給量制御手段により検出し
た現像剤補給量に応じて、前記第2の現像剤補給量制御
手段を動作させるサイクルを変化させることを特徴とす
る画像形成装置である。
【0014】また、第4の態様においては、本発明は、
入力される画像データに基づき、記録媒体上に形成され
る潜像を現像剤により現像し、可視画像を形成する画像
形成装置において、前記画像データ群の特徴に対応した
係数によって画像データ値を重み付け加算し、現像剤の
消費量を推定し、現像剤の補給制御を行なう第1の現像
剤補給量制御手段と、前記記録媒体上に形成した特定の
潜像の現像で付着した現像剤からの光反射を用いて現像
剤の濃度を検出し、現像剤の補給制御を行なう第2の現
像剤補給量制御手段とを具備し、通常は前記第1の現像
剤補給量制御手段により現像剤を補給し、前記第1の現
像剤補給量制御手段を用いての現像剤の補給により生じ
た誤差を前記第2の現像剤補給量制御手段により補うと
ともに、前記第2の現像剤補給量制御手段により検出し
た現像剤補給量に応じて、前記第1の現像剤補給量制御
手段による現像剤補給量の推定での画像データ群の特徴
の重み付けを変更することを特徴とする画像形成装置で
ある。
入力される画像データに基づき、記録媒体上に形成され
る潜像を現像剤により現像し、可視画像を形成する画像
形成装置において、前記画像データ群の特徴に対応した
係数によって画像データ値を重み付け加算し、現像剤の
消費量を推定し、現像剤の補給制御を行なう第1の現像
剤補給量制御手段と、前記記録媒体上に形成した特定の
潜像の現像で付着した現像剤からの光反射を用いて現像
剤の濃度を検出し、現像剤の補給制御を行なう第2の現
像剤補給量制御手段とを具備し、通常は前記第1の現像
剤補給量制御手段により現像剤を補給し、前記第1の現
像剤補給量制御手段を用いての現像剤の補給により生じ
た誤差を前記第2の現像剤補給量制御手段により補うと
ともに、前記第2の現像剤補給量制御手段により検出し
た現像剤補給量に応じて、前記第1の現像剤補給量制御
手段による現像剤補給量の推定での画像データ群の特徴
の重み付けを変更することを特徴とする画像形成装置で
ある。
【0015】さらに、第5の態様においては、本発明
は、入力される画像データに基づき、記録媒体上に形成
される潜像を現像剤により現像し、可視画像を形成する
画像形成装置において、前記画像データ群の特徴を抽出
する特徴抽出手段と、当該装置内の環境状態を検知する
環境検知手段と、前記特徴抽出手段からの特徴情報と前
記環境検知手段からの環境情報に応じて、予め定められ
た推定条件で、現像剤の消費量を推定する推定手段とを
具備し、前記推定された現像剤の消費量に基づき、現像
剤の補給制御を行なうことを特徴とする画像形成装置で
ある。
は、入力される画像データに基づき、記録媒体上に形成
される潜像を現像剤により現像し、可視画像を形成する
画像形成装置において、前記画像データ群の特徴を抽出
する特徴抽出手段と、当該装置内の環境状態を検知する
環境検知手段と、前記特徴抽出手段からの特徴情報と前
記環境検知手段からの環境情報に応じて、予め定められ
た推定条件で、現像剤の消費量を推定する推定手段とを
具備し、前記推定された現像剤の消費量に基づき、現像
剤の補給制御を行なうことを特徴とする画像形成装置で
ある。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。
照して詳細に説明する。
【0017】なお、以下の実施例においては本発明を電
子写真方式のフルカラーのディジタル複写機に適用した
場合について説明するが、本発明が適用できる画像形成
装置は、例えば感光体、誘電体等の像担持体(記録媒
体)上に電子写真方式、静電記録方式等によって画像信
号に対応した潜像を形成し、この潜像をトナー粒子とキ
ャリア粒子を主成分とした2成分現像剤を用いた現像装
置によって現像して可視画像(トナー像)を形成するも
のであれば任意の構成のものでよい。
子写真方式のフルカラーのディジタル複写機に適用した
場合について説明するが、本発明が適用できる画像形成
装置は、例えば感光体、誘電体等の像担持体(記録媒
体)上に電子写真方式、静電記録方式等によって画像信
号に対応した潜像を形成し、この潜像をトナー粒子とキ
ャリア粒子を主成分とした2成分現像剤を用いた現像装
置によって現像して可視画像(トナー像)を形成するも
のであれば任意の構成のものでよい。
【0018】まず、本発明の第1〜第3の実施例につい
て図1〜図6を参照して説明する。これらの実施例にお
いては、画像データ群の特徴に対応した適切な係数によ
って画像データ値を重み付けすることで得られる制御量
によって動作する現像剤の補給の制御装置を設けること
で、任意の画像に対する高精度な現像剤の補給を可能と
し、その結果として良好な画像が常時出力できるように
したものである。
て図1〜図6を参照して説明する。これらの実施例にお
いては、画像データ群の特徴に対応した適切な係数によ
って画像データ値を重み付けすることで得られる制御量
によって動作する現像剤の補給の制御装置を設けること
で、任意の画像に対する高精度な現像剤の補給を可能と
し、その結果として良好な画像が常時出力できるように
したものである。
【0019】具体的には、画像データ信号群の画像の特
徴の抽出を行なう。その特徴に基づいた現像剤消費量を
推定し、その値より、制御量を演算し推定値を求める。
この判定領域毎の推定値の総和を取ることで、この画像
全体に対応した現像剤補給の制御量が得られることにな
る。
徴の抽出を行なう。その特徴に基づいた現像剤消費量を
推定し、その値より、制御量を演算し推定値を求める。
この判定領域毎の推定値の総和を取ることで、この画像
全体に対応した現像剤補給の制御量が得られることにな
る。
【0020】図1は本発明の第1の実施例の要部の構成
を示し、画像入力部21は例えば原稿の画像をCCD等
の撮像素子によって読み取って電気信号に変換するもの
で、この原稿画像に対応する電気信号は画像信号処理回
路22に入力される。この画像信号処理回路22は入力
した画像信号に対して画像を出力するために適切な処理
を行なう。画像信号処理回路22から出力された画像デ
ータはこの画像データを時間に対して変調するパルス幅
変調(PWM)回路23に入力される。PWM回路23
からのPWM信号は半導体レーザ24に印加され、この
半導体レーザ24をパルス幅に応じてオン、オフ駆動す
る。半導体レーザ24の出力光は図示しない光学系によ
って感光体ドラム25上に照射され、画像信号に対応し
た静電潜像を形成する。この感光体ドラム25上の静電
潜像は現像器26によって現像され、可視画像となる。
を示し、画像入力部21は例えば原稿の画像をCCD等
の撮像素子によって読み取って電気信号に変換するもの
で、この原稿画像に対応する電気信号は画像信号処理回
路22に入力される。この画像信号処理回路22は入力
した画像信号に対して画像を出力するために適切な処理
を行なう。画像信号処理回路22から出力された画像デ
ータはこの画像データを時間に対して変調するパルス幅
変調(PWM)回路23に入力される。PWM回路23
からのPWM信号は半導体レーザ24に印加され、この
半導体レーザ24をパルス幅に応じてオン、オフ駆動す
る。半導体レーザ24の出力光は図示しない光学系によ
って感光体ドラム25上に照射され、画像信号に対応し
た静電潜像を形成する。この感光体ドラム25上の静電
潜像は現像器26によって現像され、可視画像となる。
【0021】一方、前記画像信号処理回路22からの画
像データは推定回路27にも入力され、ここで適切な推
定が行なわれて、入力した画像データによって消費され
る現像剤量が推定され、この推定された消費現像剤量を
補給するための現像剤補給制御信号が出力される。推定
回路27からの現像剤補給制御信号は現像剤補給回路2
8に供給され、現像剤補給回路28は現像剤補給制御信
号に従って現像剤補給装置29を動作させて現像器26
へ現像剤を補給させる。
像データは推定回路27にも入力され、ここで適切な推
定が行なわれて、入力した画像データによって消費され
る現像剤量が推定され、この推定された消費現像剤量を
補給するための現像剤補給制御信号が出力される。推定
回路27からの現像剤補給制御信号は現像剤補給回路2
8に供給され、現像剤補給回路28は現像剤補給制御信
号に従って現像剤補給装置29を動作させて現像器26
へ現像剤を補給させる。
【0022】上記本実施例の動作をディジタル複写機に
対して適用した場合について説明する。原稿画像は画像
入力部21を通じて電気信号として入力される。一般に
は、ディジタル複写機においてはこの画像入力部21は
CCD素子によって構成され、原稿からの反射光を光電
変換によって電気信号に変換する。この原稿画像に対応
する電気信号が画像信号処理回路22に入力され、アナ
ログ−ディジタル変換(A/D変換)、シェーディング
補正、対数(Log)変換、下色除去(UCR処理)、
γ(ガンマ)補正など適切な画像出力が得られるような
様々な処理が加えられる。このように処理を加えられた
画像データはPWM回路23によって、そのデータ値の
大きさに比例したパルス幅の信号になるように、時間的
に変調される。このパルス幅変調された信号によって半
導体レーザ24を駆動し、その出力光をスキャンするこ
とにより、画像データ値の大きさに応じた光出力が空間
的に形成される。この光出力により感光体ドラム25を
露光することによって、読み込んだ画像データに対応す
る電荷分布からなる静電潜像が感光体ドラム25上に形
成される。この静電潜像に現像器26から現像剤を付着
させて顕像化し、この顕画像を転写媒体に転写すること
によって現像剤(トナー)が消費されることになる。こ
の現像剤の消費量の推定を画像信号処理回路22から出
力される同じ画像データから行なうのが推定回路27で
ある。この消費現像剤量の推定は図27に示したような
画像の特徴に応じた現像剤消費特性に忠実に基づいて行
なわれる。この推定回路27からの出力によって現像剤
補給装置29を駆動する現像剤補給回路28を制御する
ことにより、高精度な現像剤の補給が可能となる。
対して適用した場合について説明する。原稿画像は画像
入力部21を通じて電気信号として入力される。一般に
は、ディジタル複写機においてはこの画像入力部21は
CCD素子によって構成され、原稿からの反射光を光電
変換によって電気信号に変換する。この原稿画像に対応
する電気信号が画像信号処理回路22に入力され、アナ
ログ−ディジタル変換(A/D変換)、シェーディング
補正、対数(Log)変換、下色除去(UCR処理)、
γ(ガンマ)補正など適切な画像出力が得られるような
様々な処理が加えられる。このように処理を加えられた
画像データはPWM回路23によって、そのデータ値の
大きさに比例したパルス幅の信号になるように、時間的
に変調される。このパルス幅変調された信号によって半
導体レーザ24を駆動し、その出力光をスキャンするこ
とにより、画像データ値の大きさに応じた光出力が空間
的に形成される。この光出力により感光体ドラム25を
露光することによって、読み込んだ画像データに対応す
る電荷分布からなる静電潜像が感光体ドラム25上に形
成される。この静電潜像に現像器26から現像剤を付着
させて顕像化し、この顕画像を転写媒体に転写すること
によって現像剤(トナー)が消費されることになる。こ
の現像剤の消費量の推定を画像信号処理回路22から出
力される同じ画像データから行なうのが推定回路27で
ある。この消費現像剤量の推定は図27に示したような
画像の特徴に応じた現像剤消費特性に忠実に基づいて行
なわれる。この推定回路27からの出力によって現像剤
補給装置29を駆動する現像剤補給回路28を制御する
ことにより、高精度な現像剤の補給が可能となる。
【0023】図2に本発明を適用した電子写真方式のフ
ルカラーのディジタル複写機の全体構成を示す。このデ
ィジタル複写機は装置本体内に第1、第2、第3及び第
4の4つの画像形成ステーションPM 、PC 、PY 及び
PK を備え、また、給紙部の給紙カセット270、27
1、272又は手差し用紙送り台273から送給される
転写媒体(用紙)を担持、搬送する無端状の循環移動す
る転写媒体搬送手段、例えばエンドレスの転写ベルト2
74が周知の態様で複数のローラ間に架張されている。
この転写ベルト274は図示矢印で示す方向に駆動さ
れ、前記給紙部を通じて送給される転写媒体を担持し、
前述した各画像形成ステーションPM 、PC 、PY 及び
PK へと順次搬送する。
ルカラーのディジタル複写機の全体構成を示す。このデ
ィジタル複写機は装置本体内に第1、第2、第3及び第
4の4つの画像形成ステーションPM 、PC 、PY 及び
PK を備え、また、給紙部の給紙カセット270、27
1、272又は手差し用紙送り台273から送給される
転写媒体(用紙)を担持、搬送する無端状の循環移動す
る転写媒体搬送手段、例えばエンドレスの転写ベルト2
74が周知の態様で複数のローラ間に架張されている。
この転写ベルト274は図示矢印で示す方向に駆動さ
れ、前記給紙部を通じて送給される転写媒体を担持し、
前述した各画像形成ステーションPM 、PC 、PY 及び
PK へと順次搬送する。
【0024】各画像形成ステーションPM 、PC 、PY
及びPK は実質的に同一の構成を有し、通常のように図
示矢印方向に回転駆動される像担持体である感光体ドラ
ム241、242、243及び244を含み、各感光体
ドラムの周辺には、感光体ドラムを一様帯電する帯電器
(コロナ帯電器)、感光体ドラム上に形成された静電潜
像を2成分現像剤により現像する現像器、現像された可
視画像(トナー像)を転写媒体へ転写する転写帯電器、
感光体ドラム上に残存するトナーを除去するドラムクリ
ーナ等がドラム回転方向に順次配設されており、さら
に、各感光体ドラム241、242、243及び244
に色画像データに基づいた静電潜像を形成する像露光装
置がそれぞれ設けられているが、図には本発明に関係す
る現像器251、252、253、254、これら現像
器に必要時に対応する色トナーを補給するトナーホッパ
ー261、262、263、264、並びに半導体レー
ザ221、222、223、224及びポリゴンミラー
231、232、233、234を含む像露光装置のみ
を示す。なお、現像器251及びトナーホッパー261
にはマゼンタ色のトナーMが、現像器252及びトナー
ホッパー262にはシアン色のトナーCが、現像器25
3及びトナーホッパー263にはイエロー色のトナーY
が、現像器254及びトナーホッパー264にはブラッ
ク色のトナーKがそれぞれ収容されている。
及びPK は実質的に同一の構成を有し、通常のように図
示矢印方向に回転駆動される像担持体である感光体ドラ
ム241、242、243及び244を含み、各感光体
ドラムの周辺には、感光体ドラムを一様帯電する帯電器
(コロナ帯電器)、感光体ドラム上に形成された静電潜
像を2成分現像剤により現像する現像器、現像された可
視画像(トナー像)を転写媒体へ転写する転写帯電器、
感光体ドラム上に残存するトナーを除去するドラムクリ
ーナ等がドラム回転方向に順次配設されており、さら
に、各感光体ドラム241、242、243及び244
に色画像データに基づいた静電潜像を形成する像露光装
置がそれぞれ設けられているが、図には本発明に関係す
る現像器251、252、253、254、これら現像
器に必要時に対応する色トナーを補給するトナーホッパ
ー261、262、263、264、並びに半導体レー
ザ221、222、223、224及びポリゴンミラー
231、232、233、234を含む像露光装置のみ
を示す。なお、現像器251及びトナーホッパー261
にはマゼンタ色のトナーMが、現像器252及びトナー
ホッパー262にはシアン色のトナーCが、現像器25
3及びトナーホッパー263にはイエロー色のトナーY
が、現像器254及びトナーホッパー264にはブラッ
ク色のトナーKがそれぞれ収容されている。
【0025】一方、ガラスの原稿台201上と原稿圧板
202との間に置かれたカラー原稿(図示せず)をラン
プ203で照射しながら矢印V方向にモータ209によ
って走査することによって原稿から反射される色光像
は、ミラー204、205、206で反射されてレンズ
207に入射し、集光されてRGB3色のフィルタが施
こされた画像読み取り手段であるCCD素子208上に
結像する。CCD素子208は入射光を色分解し、R
(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色に対
応した電気信号に光電変換する。これら電気信号は画像
処理回路部212に入力され、ここで適正な画像が得ら
れるように画像処理を受け、マゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の画像
データが生成され、そして、各色の画像データはそれぞ
れの画像データ値がパルスの幅に比例する信号となるよ
うにパルス幅変調(PWM)されたレーザ駆動信号に変
換される。ここまでの処理が画像処理回路部212によ
って行なわれる。なお、ランプ203及びミラー204
を含む第1のミラーユニット210はモータ209によ
り速度Vで機械的に駆動され、また、ミラー205及び
206を含む第2のミラーユニット211はモータ20
9により速度1/2 Vで機械的に駆動され、原稿の全面が
走査される。
202との間に置かれたカラー原稿(図示せず)をラン
プ203で照射しながら矢印V方向にモータ209によ
って走査することによって原稿から反射される色光像
は、ミラー204、205、206で反射されてレンズ
207に入射し、集光されてRGB3色のフィルタが施
こされた画像読み取り手段であるCCD素子208上に
結像する。CCD素子208は入射光を色分解し、R
(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色に対
応した電気信号に光電変換する。これら電気信号は画像
処理回路部212に入力され、ここで適正な画像が得ら
れるように画像処理を受け、マゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の画像
データが生成され、そして、各色の画像データはそれぞ
れの画像データ値がパルスの幅に比例する信号となるよ
うにパルス幅変調(PWM)されたレーザ駆動信号に変
換される。ここまでの処理が画像処理回路部212によ
って行なわれる。なお、ランプ203及びミラー204
を含む第1のミラーユニット210はモータ209によ
り速度Vで機械的に駆動され、また、ミラー205及び
206を含む第2のミラーユニット211はモータ20
9により速度1/2 Vで機械的に駆動され、原稿の全面が
走査される。
【0026】以下のプロセスにおいてはマゼンタM、シ
アンC、イエローY、ブラックKの各色に対して同様な
処理が行なわれるので、マゼンタMの場合を代表例とし
て取り上げて説明を行なう。
アンC、イエローY、ブラックKの各色に対して同様な
処理が行なわれるので、マゼンタMの場合を代表例とし
て取り上げて説明を行なう。
【0027】パルス幅変調されたマゼンタMの画像デー
タに基づき半導体レーザ221を駆動し、画像データに
対応する時間的な光パルスを半導体レーザ221から放
射させ、この光パルスを高速回転するポリゴンミラー2
31により空間的に走査する。この空間的に走査された
画像データに対応する光ビームによって図の矢印方向に
回転する感光体ドラム241を露光することで、感光体
ドラム241上に原稿のマゼンタ色画像に対応する静電
潜像が形成される。この静電潜像を現像器251によっ
て現像し、マゼンタMの可視画像を形成する。
タに基づき半導体レーザ221を駆動し、画像データに
対応する時間的な光パルスを半導体レーザ221から放
射させ、この光パルスを高速回転するポリゴンミラー2
31により空間的に走査する。この空間的に走査された
画像データに対応する光ビームによって図の矢印方向に
回転する感光体ドラム241を露光することで、感光体
ドラム241上に原稿のマゼンタ色画像に対応する静電
潜像が形成される。この静電潜像を現像器251によっ
て現像し、マゼンタMの可視画像を形成する。
【0028】一方、転写媒体は給紙カセット270、2
71又は272、或は手差し送り台273のいずれかよ
り給紙され、レジストローラ277を経て転写ベルト5
上に吸着され、転写ベルト5の図示矢印方向への移動に
伴なって搬送される。この間に、給紙のタイミングと同
期が取られて、第1の画像形成ステーションPM の感光
体ドラム241にはマゼンタトナーの可視画像が、第2
の画像形成ステーションPC の感光体ドラム242には
シアントナーの可視画像が、第3の画像形成ステーショ
ンPY の感光体ドラム243にはイエロートナーの可視
画像が、そして第4の画像形成ステーションPK の感光
体ドラム244にはブラックトナーの可視画像がそれぞ
れ分担されて順次に形成される。これら可視画像は、転
写ベルト5の移動によって転写媒体が第1〜第4の画像
形成ステーションPM 〜PK の感光体ドラムの下部を順
次に通過して定着器275の方向へと搬送される間に、
各画像形成ステーションの図示しない転写帯電器により
転写媒体上に順次に重ねて転写され、原稿に対応したカ
ラー画像が合成される。このように各色のトナーが各現
像器251〜254から転写媒体へと運び去られること
から、各現像器中のトナーが消費されることになる。従
って、この消費されたトナーを各トナーホッパー261
〜264から補充する。なお、ホッパー261〜264
内の補給口部分にはホッパー中の各色のトナーを各現像
器に補給するための補給スクリュー281〜284がそ
れぞれ設けられており、それぞれ図示しないモータによ
って回転を与えられる度に、一定量のトナーが現像器中
に補給される。また、291〜294は現像器251〜
254中の2成分現像剤のトナーを感光体ドラム241
〜244上に形成された静電潜像に付着させて現像させ
るための現像スリーブである。
71又は272、或は手差し送り台273のいずれかよ
り給紙され、レジストローラ277を経て転写ベルト5
上に吸着され、転写ベルト5の図示矢印方向への移動に
伴なって搬送される。この間に、給紙のタイミングと同
期が取られて、第1の画像形成ステーションPM の感光
体ドラム241にはマゼンタトナーの可視画像が、第2
の画像形成ステーションPC の感光体ドラム242には
シアントナーの可視画像が、第3の画像形成ステーショ
ンPY の感光体ドラム243にはイエロートナーの可視
画像が、そして第4の画像形成ステーションPK の感光
体ドラム244にはブラックトナーの可視画像がそれぞ
れ分担されて順次に形成される。これら可視画像は、転
写ベルト5の移動によって転写媒体が第1〜第4の画像
形成ステーションPM 〜PK の感光体ドラムの下部を順
次に通過して定着器275の方向へと搬送される間に、
各画像形成ステーションの図示しない転写帯電器により
転写媒体上に順次に重ねて転写され、原稿に対応したカ
ラー画像が合成される。このように各色のトナーが各現
像器251〜254から転写媒体へと運び去られること
から、各現像器中のトナーが消費されることになる。従
って、この消費されたトナーを各トナーホッパー261
〜264から補充する。なお、ホッパー261〜264
内の補給口部分にはホッパー中の各色のトナーを各現像
器に補給するための補給スクリュー281〜284がそ
れぞれ設けられており、それぞれ図示しないモータによ
って回転を与えられる度に、一定量のトナーが現像器中
に補給される。また、291〜294は現像器251〜
254中の2成分現像剤のトナーを感光体ドラム241
〜244上に形成された静電潜像に付着させて現像させ
るための現像スリーブである。
【0029】転写媒体は、第4の画像形成ステーション
PK を通過した後、転写ベルト5から分離されて定着器
275に送られ、この定着器内で重ね転写された合成カ
ラー画像が定着された後、排紙トレイ276へと排出さ
れ、かくして1つの複写サイクルが終了する。
PK を通過した後、転写ベルト5から分離されて定着器
275に送られ、この定着器内で重ね転写された合成カ
ラー画像が定着された後、排紙トレイ276へと排出さ
れ、かくして1つの複写サイクルが終了する。
【0030】本実施例の推定回路27の詳細な回路構成
を図3にブロック図で示す。画像信号処理回路22から
の画像データは判定領域の大きさに対応した複数ライン
の画像データを記憶するラインメモリ31A〜31Cに
より記憶される。本実施例では判定領域は4×4画素で
ある。そして、その判定領域内の画像の特徴を抽出する
ためにラインメモリ31A〜31Cによって記憶された
判定領域の画像データは2値化回路33に入力されて2
値化される。この2値化によって画像領域中に含まれる
画像パターンの判別や空間周波数の決定が容易に行なえ
ることになり、この2値化出力は特徴抽出回路34に入
力され、画像の特徴が抽出される。また、判定領域中の
平均濃度も現像剤消費特性の要因であることから、ライ
ンメモリ31A〜31Cによって記憶された判定領域の
画像データは平均濃度算出回路32にも入力され、この
判定領域の画像濃度の平均値が算出される。これら特徴
抽出回路34及び平均濃度算出回路32からの画像特徴
データはこの入力されたデータに応じて現像剤の補給制
御量を推定する判定回路35に供給される。
を図3にブロック図で示す。画像信号処理回路22から
の画像データは判定領域の大きさに対応した複数ライン
の画像データを記憶するラインメモリ31A〜31Cに
より記憶される。本実施例では判定領域は4×4画素で
ある。そして、その判定領域内の画像の特徴を抽出する
ためにラインメモリ31A〜31Cによって記憶された
判定領域の画像データは2値化回路33に入力されて2
値化される。この2値化によって画像領域中に含まれる
画像パターンの判別や空間周波数の決定が容易に行なえ
ることになり、この2値化出力は特徴抽出回路34に入
力され、画像の特徴が抽出される。また、判定領域中の
平均濃度も現像剤消費特性の要因であることから、ライ
ンメモリ31A〜31Cによって記憶された判定領域の
画像データは平均濃度算出回路32にも入力され、この
判定領域の画像濃度の平均値が算出される。これら特徴
抽出回路34及び平均濃度算出回路32からの画像特徴
データはこの入力されたデータに応じて現像剤の補給制
御量を推定する判定回路35に供給される。
【0031】このようにして、判定領域内の画像データ
及びその2値化データは特徴抽出回路34に入力され、
ここでは図27に示すように現像剤消費特性を決定する
画像種類(本例ではライン画像及びチェック画像の2種
類の画像の現像剤消費特性が実線及び一点鎖線で例示さ
れている)、画像の空間周波数などの要因を各画像領域
に対して特徴として抽出する。そして、この抽出された
画像特徴及び平均濃度算出回路32からの平均画像濃度
によって定まる現像剤消費特性に応じた現像剤消費量を
判定回路35で判定する。現像剤消費特性は図27に示
すような特徴を有していることから、判定領域中の画像
種類からは現像剤消費特性の曲線が選別される。その特
性曲線において、判定領域画像の空間周波数によりその
値に対応した現像剤消費特性曲線上の1点が決定され
る。この値が判定画像領域での消費現像剤量判定値とな
る。上記推定値決定の操作は画像種類、平均画像濃度、
空間周波数をパラメータとするルックアップテーブルに
より実施できる。この操作を画像領域全域に対して繰り
返し行ない、その結果を現像剤補給タイミングに対する
区間、例えば1画像分加算していくことで現像剤の補給
量が推定されることになる。
及びその2値化データは特徴抽出回路34に入力され、
ここでは図27に示すように現像剤消費特性を決定する
画像種類(本例ではライン画像及びチェック画像の2種
類の画像の現像剤消費特性が実線及び一点鎖線で例示さ
れている)、画像の空間周波数などの要因を各画像領域
に対して特徴として抽出する。そして、この抽出された
画像特徴及び平均濃度算出回路32からの平均画像濃度
によって定まる現像剤消費特性に応じた現像剤消費量を
判定回路35で判定する。現像剤消費特性は図27に示
すような特徴を有していることから、判定領域中の画像
種類からは現像剤消費特性の曲線が選別される。その特
性曲線において、判定領域画像の空間周波数によりその
値に対応した現像剤消費特性曲線上の1点が決定され
る。この値が判定画像領域での消費現像剤量判定値とな
る。上記推定値決定の操作は画像種類、平均画像濃度、
空間周波数をパラメータとするルックアップテーブルに
より実施できる。この操作を画像領域全域に対して繰り
返し行ない、その結果を現像剤補給タイミングに対する
区間、例えば1画像分加算していくことで現像剤の補給
量が推定されることになる。
【0032】上記画像特徴による現像剤消費量推定の模
式的な説明を図4に示す。まず、画像を順次判定領域毎
に取り出す。次に、その判定領域内の画像データに対し
て、現像剤消費量の決定要因となる画像濃度、画像種
類、画像の空間周波数などの特徴を抽出する。そして、
その抽出した特徴に応じた現像剤の消費量を推定し、現
像剤の補給量を出力することになる。
式的な説明を図4に示す。まず、画像を順次判定領域毎
に取り出す。次に、その判定領域内の画像データに対し
て、現像剤消費量の決定要因となる画像濃度、画像種
類、画像の空間周波数などの特徴を抽出する。そして、
その抽出した特徴に応じた現像剤の消費量を推定し、現
像剤の補給量を出力することになる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例を図5に示
す。本実施例においても、上記第1の実施例と同様に、
特徴抽出回路34からは現像剤消費特性を決定する画像
特徴が出力され、平均濃度算出回路32からは判定領域
の平均画像濃度が算出される。従って、画像データの入
力からここまでの動作は上記第1の実施例と同じである
ので、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略
する。本実施例では、現像剤消費の特性曲線において、
平均画像濃度からその濃度に対応するベタ画像での現像
剤消費量を算出するものであり、このベタ画像での現像
剤消費量として図27中に点線で示される基準消費量が
実験的に決定されている。従って、本実施例においては
各平均画像濃度に対する基準消費量をルックアップテー
ブル(LUT)38に格納しておき、平均濃度算出回路
32からの平均画像濃度信号をこのルックアップテーブ
ル38に入力することで、各平均画像濃度に対応する基
準消費量を出力できるようにしてある。
す。本実施例においても、上記第1の実施例と同様に、
特徴抽出回路34からは現像剤消費特性を決定する画像
特徴が出力され、平均濃度算出回路32からは判定領域
の平均画像濃度が算出される。従って、画像データの入
力からここまでの動作は上記第1の実施例と同じである
ので、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略
する。本実施例では、現像剤消費の特性曲線において、
平均画像濃度からその濃度に対応するベタ画像での現像
剤消費量を算出するものであり、このベタ画像での現像
剤消費量として図27中に点線で示される基準消費量が
実験的に決定されている。従って、本実施例においては
各平均画像濃度に対する基準消費量をルックアップテー
ブル(LUT)38に格納しておき、平均濃度算出回路
32からの平均画像濃度信号をこのルックアップテーブ
ル38に入力することで、各平均画像濃度に対応する基
準消費量を出力できるようにしてある。
【0034】一方、画像特徴及び平均画像濃度信号は係
数判定回路36に入力される。ここで、平均画像濃度は
ある範囲毎に区分された中での中心値をもって代表させ
る。そして、画像種類と平均画像濃度代表値により、現
像剤消費特性の1本の曲線が決定される。さらに、判定
領域画像の空間周波数によりその値に対応した現像剤消
費特性曲線上の1点が決定される。この点と上記平均画
像濃度代表値に対する基準消費量の比が現像剤消費量推
定の重み付け係数値となる。この重み付け値決定の操作
は画像種類、平均画像濃度、空間周波数をパラメータと
するルックアップテーブルからの出力により実施でき
る。そして、係数判定回路36からの重み付け係数値と
ルックアップテーブル38からの基準消費量を積算器3
7で積算することにより現像剤補給制御量が決定され
る。
数判定回路36に入力される。ここで、平均画像濃度は
ある範囲毎に区分された中での中心値をもって代表させ
る。そして、画像種類と平均画像濃度代表値により、現
像剤消費特性の1本の曲線が決定される。さらに、判定
領域画像の空間周波数によりその値に対応した現像剤消
費特性曲線上の1点が決定される。この点と上記平均画
像濃度代表値に対する基準消費量の比が現像剤消費量推
定の重み付け係数値となる。この重み付け値決定の操作
は画像種類、平均画像濃度、空間周波数をパラメータと
するルックアップテーブルからの出力により実施でき
る。そして、係数判定回路36からの重み付け係数値と
ルックアップテーブル38からの基準消費量を積算器3
7で積算することにより現像剤補給制御量が決定され
る。
【0035】この第2の実施例では、上記第1の実施例
よりも多少回路は複雑になるものの、平均画像濃度代表
値を用いているので、全ての平均画像濃度(256)に
対する消費現像剤量推定値を、係数判定回路36の中の
メモリに用意する必要がないことから、メモリの削減が
可能になるとともに、開発の場において係数決定の作業
が大きく簡素化される利点がある。
よりも多少回路は複雑になるものの、平均画像濃度代表
値を用いているので、全ての平均画像濃度(256)に
対する消費現像剤量推定値を、係数判定回路36の中の
メモリに用意する必要がないことから、メモリの削減が
可能になるとともに、開発の場において係数決定の作業
が大きく簡素化される利点がある。
【0036】上記第1の実施例で行なった現像剤補給制
御をマイクロコンピュータを用いることによりソフトウ
エア的に実行することも可能である。この現像剤補給制
御をソフトウエア的に行なった本発明の第3の実施例の
フローチャートを図6に示す。各画像データ値はライン
メモリ31A〜31Cに格納されているものとする。ま
ず、判定領域(例えば4×4画素)の画像データ値dim
を前記画像メモリよりワーキングメモリに順次格納する
(ステップS1)。そして、画像データ値dimを加算し
(ステップS2)、次いでステップS3において最大値
及び最小値の検出を行なう。判定領域の全画像データに
対して上記シーケンスS2、S3を実行することで、判
定領域の平均濃度、最大値及び最小値によって決まる2
値化のためのしきい値が決定される。次に、ステップS
4において、この決定されたしきい値と各画像データの
値との大小関係を比較することで判定領域画像データの
2値化を行なう。そして、ステップS5でこの2値化デ
ータを用いて画像特徴を抽出する。ここでは、例えば画
像上の縦方向、横方向に対応して0、1の反転回数を計
数することなどにより、画像種類や空間周波数といった
画像特徴の抽出が行なえる。このようにして得られた画
像特徴と、平均画像濃度を基に、ステップS6において
現像剤消費特性から現像剤補給制御量の決定がなされ
る。
御をマイクロコンピュータを用いることによりソフトウ
エア的に実行することも可能である。この現像剤補給制
御をソフトウエア的に行なった本発明の第3の実施例の
フローチャートを図6に示す。各画像データ値はライン
メモリ31A〜31Cに格納されているものとする。ま
ず、判定領域(例えば4×4画素)の画像データ値dim
を前記画像メモリよりワーキングメモリに順次格納する
(ステップS1)。そして、画像データ値dimを加算し
(ステップS2)、次いでステップS3において最大値
及び最小値の検出を行なう。判定領域の全画像データに
対して上記シーケンスS2、S3を実行することで、判
定領域の平均濃度、最大値及び最小値によって決まる2
値化のためのしきい値が決定される。次に、ステップS
4において、この決定されたしきい値と各画像データの
値との大小関係を比較することで判定領域画像データの
2値化を行なう。そして、ステップS5でこの2値化デ
ータを用いて画像特徴を抽出する。ここでは、例えば画
像上の縦方向、横方向に対応して0、1の反転回数を計
数することなどにより、画像種類や空間周波数といった
画像特徴の抽出が行なえる。このようにして得られた画
像特徴と、平均画像濃度を基に、ステップS6において
現像剤消費特性から現像剤補給制御量の決定がなされ
る。
【0037】次に、本発明の第4〜第6の実施例につい
て説明する。なお、これらの実施例も電子写真方式のフ
ルカラーのディジタル複写機に適用した場合であり、そ
の全体構成は上記第1の実施例で説明した図2のディジ
タル複写機と同じであるのでその説明を省略する。
て説明する。なお、これらの実施例も電子写真方式のフ
ルカラーのディジタル複写機に適用した場合であり、そ
の全体構成は上記第1の実施例で説明した図2のディジ
タル複写機と同じであるのでその説明を省略する。
【0038】これら第4〜第6の実施例においては、画
像データ群の特徴として空間周波数を検出するもので、
検出された画像の空間周波数に対応した適切な制御量に
よって動作する現像剤制御手段を設けることで、任意の
画像に対する高精度な現像剤の補給を可能とし、その結
果として常時良好な出力画像が得られるようにしたもの
である。
像データ群の特徴として空間周波数を検出するもので、
検出された画像の空間周波数に対応した適切な制御量に
よって動作する現像剤制御手段を設けることで、任意の
画像に対する高精度な現像剤の補給を可能とし、その結
果として常時良好な出力画像が得られるようにしたもの
である。
【0039】具体的には、画像データ信号群の画像特徴
として空間周波数の抽出を、2値画像データの主走査方
向、副走査方向のデータ値0と1の反転回数の検出によ
り行なう。この抽出した特徴に基づいた現像剤消費量を
推定し、この推定量より制御量を演算して推定値を求め
る。この判定領域毎の推定値の総和を取ることで、その
画像全体に対応した現像剤補給の制御量が得られること
になる。
として空間周波数の抽出を、2値画像データの主走査方
向、副走査方向のデータ値0と1の反転回数の検出によ
り行なう。この抽出した特徴に基づいた現像剤消費量を
推定し、この推定量より制御量を演算して推定値を求め
る。この判定領域毎の推定値の総和を取ることで、その
画像全体に対応した現像剤補給の制御量が得られること
になる。
【0040】第4〜第6の実施例の概要を示す回路構成
は上記第1の実施例で説明した図1の回路構成と同じで
あるのでその説明を省略するが、これらの実施例での空
間周波数の検出は図1に示した推定回路27において実
行される。
は上記第1の実施例で説明した図1の回路構成と同じで
あるのでその説明を省略するが、これらの実施例での空
間周波数の検出は図1に示した推定回路27において実
行される。
【0041】また、第4〜第6の実施例においても、こ
の推定回路27の詳細な回路構成は上記第1の実施例に
おいて説明した図3の回路構成と同じであるので図示し
ないが、これらの実施例では、2値化は、例えば判定領
域内の画像データ値の最大値と最小値の和の2分の1の
値、或は最大値と最小値の差の2分の1の値をしきい値
として行なう。この2値化によって画像領域中に含まれ
る画像パターンの判別や空間周波数の決定が容易に行な
えることになり、この値は図3に示した特徴抽出回路3
4に入力される。
の推定回路27の詳細な回路構成は上記第1の実施例に
おいて説明した図3の回路構成と同じであるので図示し
ないが、これらの実施例では、2値化は、例えば判定領
域内の画像データ値の最大値と最小値の和の2分の1の
値、或は最大値と最小値の差の2分の1の値をしきい値
として行なう。この2値化によって画像領域中に含まれ
る画像パターンの判別や空間周波数の決定が容易に行な
えることになり、この値は図3に示した特徴抽出回路3
4に入力される。
【0042】まず、第4の実施例について説明する。本
実施例の特徴抽出回路34での空間周波数抽出の詳細な
回路構成を図7に示す。2値化回路33からの2値デー
タは、注目画素ビットを抽出する基本抽出回路41、こ
の基本抽出回路41において注目されたビットについて
画面上の副走査方向での隣接するビットを抽出する縦抽
出回路42、同じく基本抽出回路41において注目され
たビットについて画面上の主走査方向での隣接するビッ
トを抽出する横抽出回路43に、それぞれ入力される。
基本抽出回路41からの注目画素データと縦抽出回路4
2からの注目画素データに対して副走査方向のビットシ
フトを施したデータは第1の減算器44に入力され、減
算結果は第1のカウンタ46に入力され、Hレベルが出
力された回数が計数される。また、基本抽出回路41か
らの注目画素データと横抽出回路43からの注目画素デ
ータに対して主走査方向のビットシフトを施したデータ
は第2の減算器45に入力され、減算結果は第2のカウ
ンタ46に入力され、同じくHレベルが出力された回数
が計数される。
実施例の特徴抽出回路34での空間周波数抽出の詳細な
回路構成を図7に示す。2値化回路33からの2値デー
タは、注目画素ビットを抽出する基本抽出回路41、こ
の基本抽出回路41において注目されたビットについて
画面上の副走査方向での隣接するビットを抽出する縦抽
出回路42、同じく基本抽出回路41において注目され
たビットについて画面上の主走査方向での隣接するビッ
トを抽出する横抽出回路43に、それぞれ入力される。
基本抽出回路41からの注目画素データと縦抽出回路4
2からの注目画素データに対して副走査方向のビットシ
フトを施したデータは第1の減算器44に入力され、減
算結果は第1のカウンタ46に入力され、Hレベルが出
力された回数が計数される。また、基本抽出回路41か
らの注目画素データと横抽出回路43からの注目画素デ
ータに対して主走査方向のビットシフトを施したデータ
は第2の減算器45に入力され、減算結果は第2のカウ
ンタ46に入力され、同じくHレベルが出力された回数
が計数される。
【0043】さらに詳しく説明すると、図3に示した2
値化回路33において2値化処理された4×4画素、即
ち16ビットのデータとなった画像データは、まず、基
本抽出回路41に入力される。基本抽出回路41では、
1ビットづつ注目するビットを抽出して出力する。縦抽
出回路42では基本抽出回路41で抽出されたビットと
画面上で副走査方向に隣り合うビットの画像データのビ
ットを抽出する。本実施例では基本抽出回路41で抽出
したビットから4ビットずれたビットの値を抽出する。
これに対し、横抽出回路43では基本抽出回路41で抽
出されたビットと画面上で主走査方向に隣り合うビット
の画像データのビットを抽出する。本実施例では基本抽
出回路41で抽出したビットから1ビットずれたビット
の値を抽出することになる。
値化回路33において2値化処理された4×4画素、即
ち16ビットのデータとなった画像データは、まず、基
本抽出回路41に入力される。基本抽出回路41では、
1ビットづつ注目するビットを抽出して出力する。縦抽
出回路42では基本抽出回路41で抽出されたビットと
画面上で副走査方向に隣り合うビットの画像データのビ
ットを抽出する。本実施例では基本抽出回路41で抽出
したビットから4ビットずれたビットの値を抽出する。
これに対し、横抽出回路43では基本抽出回路41で抽
出されたビットと画面上で主走査方向に隣り合うビット
の画像データのビットを抽出する。本実施例では基本抽
出回路41で抽出したビットから1ビットずれたビット
の値を抽出することになる。
【0044】このようにして選択された、注目した画素
の画像データビットと副走査方向及び主走査方向にそれ
ぞれ隣接した画像データのビットに対して、それぞれ第
1及び第2の減算器44、45において減算を行なう。
これにより、注目画素と隣接画素の2値化した値が異な
る場合には、減算結果としてHレベルの信号が出力され
ることになり、それぞれ第1及び第2のカウンタ46及
び47に入力されて計数される。注目画素を判定領域内
全域を含むように変化させることで、判定領域内の2値
化画像データの0と1の反転回数が主走査方向及び副走
査方向それぞれにおいて計数される。これが、それぞれ
主走査方向及び副走査方向の空間周波数となり、図3に
示した判定回路35に入力され、現像剤消費量推定のパ
ラメータとなる。
の画像データビットと副走査方向及び主走査方向にそれ
ぞれ隣接した画像データのビットに対して、それぞれ第
1及び第2の減算器44、45において減算を行なう。
これにより、注目画素と隣接画素の2値化した値が異な
る場合には、減算結果としてHレベルの信号が出力され
ることになり、それぞれ第1及び第2のカウンタ46及
び47に入力されて計数される。注目画素を判定領域内
全域を含むように変化させることで、判定領域内の2値
化画像データの0と1の反転回数が主走査方向及び副走
査方向それぞれにおいて計数される。これが、それぞれ
主走査方向及び副走査方向の空間周波数となり、図3に
示した判定回路35に入力され、現像剤消費量推定のパ
ラメータとなる。
【0045】次に、本発明の第5の実施例の現像剤補給
制御のシーケンスを示すフローチャートを図8に示す。
2値化を行なう操作までは上記第4の実施例と同様に行
ない、この2値化されたデータをメモリに格納する(ス
テップS11)。そして、2値化されたデータ群のパタ
ーンマッチングを行ない、画像種類の判定を行なう。判
定領域をn×n画素とした場合、n2 ビットの2値化デ
ータが生成される。メモリにはnビットの2の(n−
1)乗個のパターンを用意しておく(ステップS1
2)。そして、判定するデータの画面上での縦方向及び
横方向に連なる1ラインnビットを抽出し、メモリに格
納された各パターンとのマッチングを順次行なう(ステ
ップS13)。このとき、マッチングを排他的論理和
(EXOR)により行なうことで、nビットがすべて0
又は1の場合にパターンのマッチングがなされるものと
なる。それ故、ステップS14でnビットがすべて0で
あるか否かを判断し、すべて0でない場合には(N
O)、ステップS15でマッチング結果の否定(NO
T)を取り、次のステップS16でマッチング結果のN
OTがすべて0であるか否かを判断し、すべて0でない
場合には(NO)、次のパターンを呼び出して再び上述
したマッチングを行なう。
制御のシーケンスを示すフローチャートを図8に示す。
2値化を行なう操作までは上記第4の実施例と同様に行
ない、この2値化されたデータをメモリに格納する(ス
テップS11)。そして、2値化されたデータ群のパタ
ーンマッチングを行ない、画像種類の判定を行なう。判
定領域をn×n画素とした場合、n2 ビットの2値化デ
ータが生成される。メモリにはnビットの2の(n−
1)乗個のパターンを用意しておく(ステップS1
2)。そして、判定するデータの画面上での縦方向及び
横方向に連なる1ラインnビットを抽出し、メモリに格
納された各パターンとのマッチングを順次行なう(ステ
ップS13)。このとき、マッチングを排他的論理和
(EXOR)により行なうことで、nビットがすべて0
又は1の場合にパターンのマッチングがなされるものと
なる。それ故、ステップS14でnビットがすべて0で
あるか否かを判断し、すべて0でない場合には(N
O)、ステップS15でマッチング結果の否定(NO
T)を取り、次のステップS16でマッチング結果のN
OTがすべて0であるか否かを判断し、すべて0でない
場合には(NO)、次のパターンを呼び出して再び上述
したマッチングを行なう。
【0046】このパターンの呼出しの順序を、一般の画
像であり得る可能性の高い順番で行なうことで、呼出し
の回数を減ずることが可能である。また、コンピュータ
グラフィックのように通常の反射原稿画像と異なる画像
の場合、パターンの発生頻度を検出し、その発生頻度に
応じたパターンの呼出し順序を変更するような処置によ
り、呼出しの回数を減らすことも可能である。
像であり得る可能性の高い順番で行なうことで、呼出し
の回数を減ずることが可能である。また、コンピュータ
グラフィックのように通常の反射原稿画像と異なる画像
の場合、パターンの発生頻度を検出し、その発生頻度に
応じたパターンの呼出し順序を変更するような処置によ
り、呼出しの回数を減らすことも可能である。
【0047】上記第4の実施例で行なった現像剤補給制
御をマイクロコンピュータを用いることによりソフトウ
エア的に実行することも可能である。この現像剤補給制
御をソフトウエア的に行なった本発明の第6の実施例の
フローチャートを図9に示す。各画像データ値はライン
メモリ(図3の31A〜31C)に格納されているもの
とする。まず、判定領域(例えばm×m画素)の画像デ
ータ値dimを前記画像メモリよりワーキングメモリに順
次格納する(ステップS21)。そして、判定領域内の
画像データに対して、全データ値の加算(ステップS2
2)、及び各データ値の2値化を行なう(ステップS2
3)。m×mがその判定領域では、mの2乗ビットの2
値データB0〜B(m2 −1)が生成されることにな
る。ステップS24で判定領域内の全データ値の加算及
び2値化が完了した(YES)ことを確認し、次に、空
間周波数の検出のため、ステップS25で注目ビットB
nを抽出し、次いでステップS26において横方向で隣
接するビットであるB(n+1)を抽出する。そして、
ステップS27でビット減算B(n+1)−Bnを行な
う。この減算結果をステップS28で判断し、それが1
である場合には(YES)、即ちビットの反転がなされ
ている場合には、横方向の空間周波数をカウントする値
HSFを1増加させる(ステップS29)。縦方向に対
しても同様に、ステップS30で隣接ビットB(n+
m)を抽出し、ステップS31でビット減算B(n+
m)−Bnを行ない、その減算結果をステップS32で
判断し、それがビットの反転がなされている1である場
合には(YES)、縦方向の空間周波数のカウント値V
SFに1を加える(ステップS33)。
御をマイクロコンピュータを用いることによりソフトウ
エア的に実行することも可能である。この現像剤補給制
御をソフトウエア的に行なった本発明の第6の実施例の
フローチャートを図9に示す。各画像データ値はライン
メモリ(図3の31A〜31C)に格納されているもの
とする。まず、判定領域(例えばm×m画素)の画像デ
ータ値dimを前記画像メモリよりワーキングメモリに順
次格納する(ステップS21)。そして、判定領域内の
画像データに対して、全データ値の加算(ステップS2
2)、及び各データ値の2値化を行なう(ステップS2
3)。m×mがその判定領域では、mの2乗ビットの2
値データB0〜B(m2 −1)が生成されることにな
る。ステップS24で判定領域内の全データ値の加算及
び2値化が完了した(YES)ことを確認し、次に、空
間周波数の検出のため、ステップS25で注目ビットB
nを抽出し、次いでステップS26において横方向で隣
接するビットであるB(n+1)を抽出する。そして、
ステップS27でビット減算B(n+1)−Bnを行な
う。この減算結果をステップS28で判断し、それが1
である場合には(YES)、即ちビットの反転がなされ
ている場合には、横方向の空間周波数をカウントする値
HSFを1増加させる(ステップS29)。縦方向に対
しても同様に、ステップS30で隣接ビットB(n+
m)を抽出し、ステップS31でビット減算B(n+
m)−Bnを行ない、その減算結果をステップS32で
判断し、それがビットの反転がなされている1である場
合には(YES)、縦方向の空間周波数のカウント値V
SFに1を加える(ステップS33)。
【0048】この注目ビットの抽出(ステップS25)
及びそれ以降の操作(ステップS26〜S33)を横方
向及び縦方向それぞれm−1回繰り返す(ステップS3
4及びステップS35)ことにより、判定領域内の横方
向空間周波数及び縦方向空間周波数が計数される。そし
て、この計数結果を基に、現像剤の補給量の決定を行な
う。
及びそれ以降の操作(ステップS26〜S33)を横方
向及び縦方向それぞれm−1回繰り返す(ステップS3
4及びステップS35)ことにより、判定領域内の横方
向空間周波数及び縦方向空間周波数が計数される。そし
て、この計数結果を基に、現像剤の補給量の決定を行な
う。
【0049】次に、本発明の第7及び第8の実施例につ
いて図10〜図13を参照して説明する。これらの実施
例では、通常はビデオカウント方式によって算出された
画像データ値を、画像データ群の特徴に対応した適切な
係数によって重み付けすることで得られた制御量のトナ
ー補給を行ない、その誤差をパッチ参照画像形成方式に
よるトナー補給で補正し、かつパッチ参照画像形成方式
により算定されたトナー補給量に応じて、ビデオカウン
ト方式によって算出された画像データ値の重み付け係数
を変更するようにしたものである。なお、これらの実施
例も電子写真方式のフルカラーのディジタル複写機に適
用した場合であり、その全体構成は上記第1の実施例で
説明した図2のディジタル複写機と同じであるのでその
説明を省略する。
いて図10〜図13を参照して説明する。これらの実施
例では、通常はビデオカウント方式によって算出された
画像データ値を、画像データ群の特徴に対応した適切な
係数によって重み付けすることで得られた制御量のトナ
ー補給を行ない、その誤差をパッチ参照画像形成方式に
よるトナー補給で補正し、かつパッチ参照画像形成方式
により算定されたトナー補給量に応じて、ビデオカウン
ト方式によって算出された画像データ値の重み付け係数
を変更するようにしたものである。なお、これらの実施
例も電子写真方式のフルカラーのディジタル複写機に適
用した場合であり、その全体構成は上記第1の実施例で
説明した図2のディジタル複写機と同じであるのでその
説明を省略する。
【0050】まず、本発明の第7の実施例について説明
する。図10は図2のディジタル複写機の画像処理回路
部212の詳細な回路構成を示し、CCD208で読み
取られた原稿の色画像データを電気信号として処理し、
プリント信号として出力するまでの画像信号の流れを示
したものである。
する。図10は図2のディジタル複写機の画像処理回路
部212の詳細な回路構成を示し、CCD208で読み
取られた原稿の色画像データを電気信号として処理し、
プリント信号として出力するまでの画像信号の流れを示
したものである。
【0051】CCD208にて受光された色画像データ
は色分解されてR、G、Bの各色に対応した電気信号に
変換され、これらR、G、Bの各色電気信号はアナログ
処理回路51でサンプルホールドされた後、アナログ−
ディジタル変換され、RGBの3色のディジタル信号が
生成される。これら各色のディジタル信号は周知のよう
にシェーディング補正回路52でシェーディング補正及
び黒補正され、続いて入力マスキング回路53にてNT
SC補正され、さらに変倍処理回路54にて拡大、縮小
等の変倍処理が行なわれた後、画像データ圧伸部55に
送られる。この画像データ圧伸部55において画像デー
タは、まず、エンコーダ部56にて圧縮され、次のメモ
リ部57に圧縮された画像データが蓄積される。メモリ
部57に蓄積された画像データはデコーダ部58にて伸
長されて読み出され、プリンタで使用するトナー信号に
対応したM、C、Y、Kの色信号が生成される。これら
読み出されたM、C、Y、Kの色信号はマスキング及び
UCR処理回路59にて下色除去、マスキング処理が施
され、続いてγ補正回路60にてγ補正され、さらにエ
ッジ強調回路61にてエッジが強調されてプリンタで使
用するM、C、Y、Kの画像信号としてプリンタ部に送
られる。
は色分解されてR、G、Bの各色に対応した電気信号に
変換され、これらR、G、Bの各色電気信号はアナログ
処理回路51でサンプルホールドされた後、アナログ−
ディジタル変換され、RGBの3色のディジタル信号が
生成される。これら各色のディジタル信号は周知のよう
にシェーディング補正回路52でシェーディング補正及
び黒補正され、続いて入力マスキング回路53にてNT
SC補正され、さらに変倍処理回路54にて拡大、縮小
等の変倍処理が行なわれた後、画像データ圧伸部55に
送られる。この画像データ圧伸部55において画像デー
タは、まず、エンコーダ部56にて圧縮され、次のメモ
リ部57に圧縮された画像データが蓄積される。メモリ
部57に蓄積された画像データはデコーダ部58にて伸
長されて読み出され、プリンタで使用するトナー信号に
対応したM、C、Y、Kの色信号が生成される。これら
読み出されたM、C、Y、Kの色信号はマスキング及び
UCR処理回路59にて下色除去、マスキング処理が施
され、続いてγ補正回路60にてγ補正され、さらにエ
ッジ強調回路61にてエッジが強調されてプリンタで使
用するM、C、Y、Kの画像信号としてプリンタ部に送
られる。
【0052】図11にプリンタ部における画像データの
流れを示す。図10の画像処理回路部212から送られ
てきたM、C、Y、Kの画像信号は、γ補正回路62に
より各感光体の感度に応じてγ補正がかけられる。その
後、画像信号M及びCに関してはFIFO(ファースト
インファーストアウト)回路63を通し、パルス幅変調
回路64にて階調データに応じたパルス幅に変換されて
レーザドライバ65に供給され、パルス幅に応じてレー
ザ66M、66Cをそれぞれ駆動して発光させる。これ
に対し、画像信号Y及びKに関してはγ変換された後、
Y及びKのレーザ66Y、66KがM及びCのレーザ6
6M、66Cと鏡像でスキャンされるため、LIFO
(ラストインファーストアウト)回路67にて主走査の
データを反転してからパルス幅変調回路68に送り、階
調データに応じたパルス幅に変換されてレーザドライバ
69に供給される。このレーザドライバ69はパルス幅
に応じてレーザ66Y、66Kを駆動して発光させる。
流れを示す。図10の画像処理回路部212から送られ
てきたM、C、Y、Kの画像信号は、γ補正回路62に
より各感光体の感度に応じてγ補正がかけられる。その
後、画像信号M及びCに関してはFIFO(ファースト
インファーストアウト)回路63を通し、パルス幅変調
回路64にて階調データに応じたパルス幅に変換されて
レーザドライバ65に供給され、パルス幅に応じてレー
ザ66M、66Cをそれぞれ駆動して発光させる。これ
に対し、画像信号Y及びKに関してはγ変換された後、
Y及びKのレーザ66Y、66KがM及びCのレーザ6
6M、66Cと鏡像でスキャンされるため、LIFO
(ラストインファーストアウト)回路67にて主走査の
データを反転してからパルス幅変調回路68に送り、階
調データに応じたパルス幅に変換されてレーザドライバ
69に供給される。このレーザドライバ69はパルス幅
に応じてレーザ66Y、66Kを駆動して発光させる。
【0053】なお、本実施例においても、ビデオカウン
ト方法は上記第1の実施例において図4に模式的に示し
た方法と同様である。即ち、画像を複数の判定領域に分
割し、これら判定領域を順次に取り出して各領域におけ
る画像の平均濃度、領域内画像のエッジパターンから区
別した画像種類、及び画像の空間周波数等を画像データ
より測定し、消費される現像剤の量を推定するものであ
る。そして、この消費される現像剤推定量をトナー補給
モータにより補給する。
ト方法は上記第1の実施例において図4に模式的に示し
た方法と同様である。即ち、画像を複数の判定領域に分
割し、これら判定領域を順次に取り出して各領域におけ
る画像の平均濃度、領域内画像のエッジパターンから区
別した画像種類、及び画像の空間周波数等を画像データ
より測定し、消費される現像剤の量を推定するものであ
る。そして、この消費される現像剤推定量をトナー補給
モータにより補給する。
【0054】本実施例における現像剤補給制御のシーケ
ンスを示すフローチャートを図12に示す。本実施例に
おいては、コピー枚数が規定枚数に到達するまでの間は
ビデオカウント方式の現像剤濃度制御装置によりトナー
の補給を行ない、規定枚数に達したら、パッチ参照画像
形成方式の現像剤濃度制御装置によってトナーの補給を
行なうものである。
ンスを示すフローチャートを図12に示す。本実施例に
おいては、コピー枚数が規定枚数に到達するまでの間は
ビデオカウント方式の現像剤濃度制御装置によりトナー
の補給を行ない、規定枚数に達したら、パッチ参照画像
形成方式の現像剤濃度制御装置によってトナーの補給を
行なうものである。
【0055】まず、ステップS41においてコピー枚数
が規定枚数に達するまでビデオカウント方式によるトナ
ー補給を行なう。ステップS42でコピー枚数が規定枚
数に達したか否かを判断し、規定枚数に達したら(YE
S)、次のステップS43においてパッチ参照画像形成
方式によりトナー補給量を算定し、この算定値に従って
トナーの補給を行なう。
が規定枚数に達するまでビデオカウント方式によるトナ
ー補給を行なう。ステップS42でコピー枚数が規定枚
数に達したか否かを判断し、規定枚数に達したら(YE
S)、次のステップS43においてパッチ参照画像形成
方式によりトナー補給量を算定し、この算定値に従って
トナーの補給を行なう。
【0056】次に、ステップS44においてパッチ参照
画像形成方式によるトナー補給量が規定値αより大きい
か否かを判断し、大きい場合は(YES)、実際のトナ
ー消費量とビデオカウント方式により推定されたトナー
補給量との誤差が大きいので、ステップS45におい
て、次にパッチ参照画像形成方式によりトナー補給量を
算定するまでのコピーの規定枚数を少なくしてパッチ参
照画像形成方式によりトナー補給を行なうサイクルを短
くする。つまり、ビデオカウント方式によるトナー補給
サイクルを短くする。これに対し、パッチ参照画像形成
方式によるトナー補給量が規定値αより小さい場合は
(ステップS44のNO)、ステップS46においてパ
ッチ参照画像形成方式によるトナー補給量が規定値βよ
り小さいか否かを判断し、小さい場合は(YES)、実
際のトナー消費量とビデオカウント方式により推定され
たトナー補給量との誤差が小さいので、ステップS47
において、次にパッチ参照画像形成方式によりトナー補
給量を算定するまでのコピーの規定枚数を大きくしてパ
ッチ参照画像形成方式によりトナー補給を行なうサイク
ルを長くする。即ち、ビデオカウント方式によるトナー
補給サイクルを長くする。その後、ステップS48にお
いてパッチ参照画像形成方式によるトナー補給を行なう
シーケンス用コピー枚数カウント値をクリアする。
画像形成方式によるトナー補給量が規定値αより大きい
か否かを判断し、大きい場合は(YES)、実際のトナ
ー消費量とビデオカウント方式により推定されたトナー
補給量との誤差が大きいので、ステップS45におい
て、次にパッチ参照画像形成方式によりトナー補給量を
算定するまでのコピーの規定枚数を少なくしてパッチ参
照画像形成方式によりトナー補給を行なうサイクルを短
くする。つまり、ビデオカウント方式によるトナー補給
サイクルを短くする。これに対し、パッチ参照画像形成
方式によるトナー補給量が規定値αより小さい場合は
(ステップS44のNO)、ステップS46においてパ
ッチ参照画像形成方式によるトナー補給量が規定値βよ
り小さいか否かを判断し、小さい場合は(YES)、実
際のトナー消費量とビデオカウント方式により推定され
たトナー補給量との誤差が小さいので、ステップS47
において、次にパッチ参照画像形成方式によりトナー補
給量を算定するまでのコピーの規定枚数を大きくしてパ
ッチ参照画像形成方式によりトナー補給を行なうサイク
ルを長くする。即ち、ビデオカウント方式によるトナー
補給サイクルを長くする。その後、ステップS48にお
いてパッチ参照画像形成方式によるトナー補給を行なう
シーケンス用コピー枚数カウント値をクリアする。
【0057】以上説明したように、本実施例ではパッチ
参照画像形成方式によるトナー補給量算定値に応じて、
パッチ参照画像形成方式によりトナー補給量を算定する
ためのカウント枚数を変化させ、ビデオカウント方式に
よるトナー補給枚数を変化させるようにしたので、高精
度のトナー補給が行なえ、トナーとキャリアの混合比を
常に一定に制御することができる。
参照画像形成方式によるトナー補給量算定値に応じて、
パッチ参照画像形成方式によりトナー補給量を算定する
ためのカウント枚数を変化させ、ビデオカウント方式に
よるトナー補給枚数を変化させるようにしたので、高精
度のトナー補給が行なえ、トナーとキャリアの混合比を
常に一定に制御することができる。
【0058】上記第7の実施例では通常コピー時、ビデ
オカウント方式により推定された量のトナー補給を行な
い、一定枚数に到達したらパッチ参照画像形成方式によ
り算定した量のトナーを補給するようにしたが、ビデオ
カウント方式によるトナー補給量の積算値によりパッチ
参照画像形成方式によるトナー量の算定を行なう条件を
決定してもよい。このように構成した本発明の第8の実
施例の現像剤補給制御のシーケンスを示すフローチャー
トを図13に示す。
オカウント方式により推定された量のトナー補給を行な
い、一定枚数に到達したらパッチ参照画像形成方式によ
り算定した量のトナーを補給するようにしたが、ビデオ
カウント方式によるトナー補給量の積算値によりパッチ
参照画像形成方式によるトナー量の算定を行なう条件を
決定してもよい。このように構成した本発明の第8の実
施例の現像剤補給制御のシーケンスを示すフローチャー
トを図13に示す。
【0059】まず、ステップS51においてコピー枚数
が規定枚数に達するまでビデオカウント方式によるトナ
ー補給を行なう。次いで、ステップS52において前回
までのビデオカウント方式によるトナー推定値の積算値
に今回のビデオカウント方式によるトナー推定値を加算
する。次に、ステップS53でトナー推定値の積算値が
規定値θ以上に達したか否かを判断し、達していない場
合には(NO)、上記ステップS51及びS52の処理
を繰り返す。一方、トナー推定値の積算値が規定値θ以
上に達したならば(ステップS53のYES)、次のス
テップS54においてパッチ参照画像形成方式によりト
ナー補給量を算定し、この算定値に従ってトナーの補給
を行なう。
が規定枚数に達するまでビデオカウント方式によるトナ
ー補給を行なう。次いで、ステップS52において前回
までのビデオカウント方式によるトナー推定値の積算値
に今回のビデオカウント方式によるトナー推定値を加算
する。次に、ステップS53でトナー推定値の積算値が
規定値θ以上に達したか否かを判断し、達していない場
合には(NO)、上記ステップS51及びS52の処理
を繰り返す。一方、トナー推定値の積算値が規定値θ以
上に達したならば(ステップS53のYES)、次のス
テップS54においてパッチ参照画像形成方式によりト
ナー補給量を算定し、この算定値に従ってトナーの補給
を行なう。
【0060】次に、ステップS55においてパッチ参照
画像形成方式によるトナー補給量が規定値αより大きい
か否かを判断し、大きい場合は(YES)、実際のトナ
ー消費量とビデオカウント方式により推定されたトナー
補給量との誤差が大きいので、ステップS56におい
て、次にパッチ参照画像形成方式によりトナー補給量を
算定するまでのサイクルを短くするため、パッチ参照画
像形成方式によりトナー補給を行なうための条件である
上記トナー推定値の積算値と比較する規定値θを現在の
値よりも小さくする。これに対し、パッチ参照画像形成
方式によるトナー補給量が規定値αよりも小さい場合は
(ステップS55のNO)、ステップS57においてパ
ッチ参照画像形成方式によるトナー補給量が規定値βよ
り小さいか否かを判断し、小さい場合は(YES)、実
際のトナー消費量とビデオカウント方式により推定され
たトナー補給量との誤差が小さいので、ステップS58
において、次にパッチ参照画像形成方式によりトナー補
給量を算定するまでのサイクルを長くするため、パッチ
参照画像形成方式によりトナー補給を行なうための条件
である上記トナー推定値の積算値と比較する規定値θを
現在の値よりも大きくする。
画像形成方式によるトナー補給量が規定値αより大きい
か否かを判断し、大きい場合は(YES)、実際のトナ
ー消費量とビデオカウント方式により推定されたトナー
補給量との誤差が大きいので、ステップS56におい
て、次にパッチ参照画像形成方式によりトナー補給量を
算定するまでのサイクルを短くするため、パッチ参照画
像形成方式によりトナー補給を行なうための条件である
上記トナー推定値の積算値と比較する規定値θを現在の
値よりも小さくする。これに対し、パッチ参照画像形成
方式によるトナー補給量が規定値αよりも小さい場合は
(ステップS55のNO)、ステップS57においてパ
ッチ参照画像形成方式によるトナー補給量が規定値βよ
り小さいか否かを判断し、小さい場合は(YES)、実
際のトナー消費量とビデオカウント方式により推定され
たトナー補給量との誤差が小さいので、ステップS58
において、次にパッチ参照画像形成方式によりトナー補
給量を算定するまでのサイクルを長くするため、パッチ
参照画像形成方式によりトナー補給を行なうための条件
である上記トナー推定値の積算値と比較する規定値θを
現在の値よりも大きくする。
【0061】次に、本発明の第9の実施例について図1
4〜図19を参照して説明する。本実施例においても、
上記第7及び第8の実施例と同様に、通常コピー時、ビ
デオカウント方式により推定された量のトナー補給を行
ない、コピー枚数が一定枚数に到達したらパッチ参照画
像形成方式により算定した量のトナーを補給するもので
あるが、画像データ群の特徴に対応したパラメータの調
整方法が相違する。なお、本実施例も電子写真方式のフ
ルカラーのディジタル複写機に適用した場合であり、そ
の全体構成は上記第1の実施例で説明した図2のディジ
タル複写機と同じであり、また、ディジタル複写機の画
像処理回路部212の詳細な回路構成は図10と同じで
あり、プリンタ部における画像データの流れは図11と
同じであり、ビデオカウント方法は図4と同じであり、
いずれも既に説明されているので、ここではそれらの説
明を省略する。
4〜図19を参照して説明する。本実施例においても、
上記第7及び第8の実施例と同様に、通常コピー時、ビ
デオカウント方式により推定された量のトナー補給を行
ない、コピー枚数が一定枚数に到達したらパッチ参照画
像形成方式により算定した量のトナーを補給するもので
あるが、画像データ群の特徴に対応したパラメータの調
整方法が相違する。なお、本実施例も電子写真方式のフ
ルカラーのディジタル複写機に適用した場合であり、そ
の全体構成は上記第1の実施例で説明した図2のディジ
タル複写機と同じであり、また、ディジタル複写機の画
像処理回路部212の詳細な回路構成は図10と同じで
あり、プリンタ部における画像データの流れは図11と
同じであり、ビデオカウント方法は図4と同じであり、
いずれも既に説明されているので、ここではそれらの説
明を省略する。
【0062】図14は本実施例の現像剤補給制御のシー
ケンスを示すフローチャートであり、まず、ステップS
61において原稿から読み取った画像データより、各判
定領域毎にエッジパターン、平均濃度、及び空間周波数
を記憶する。次に、ステップS62において、記憶した
前回のコピーまでの画像データによる各エッジパター
ン、平均濃度、空間周波数をそれぞれ基にしてヒストグ
ラムをそれぞれ作成する。次いでコピー枚数が規定枚数
に達するまでビデオカウント方式によるトナー補給を行
なったか否かを、ステップS63で判断し、規定枚数に
達していない場合には(NO)ステップS61に戻り、
ビデオカウント方式によるトナー補給を続行し、エッジ
パターン、平均濃度、空間周波数など各画像パラメータ
のヒストグラムを作成する。
ケンスを示すフローチャートであり、まず、ステップS
61において原稿から読み取った画像データより、各判
定領域毎にエッジパターン、平均濃度、及び空間周波数
を記憶する。次に、ステップS62において、記憶した
前回のコピーまでの画像データによる各エッジパター
ン、平均濃度、空間周波数をそれぞれ基にしてヒストグ
ラムをそれぞれ作成する。次いでコピー枚数が規定枚数
に達するまでビデオカウント方式によるトナー補給を行
なったか否かを、ステップS63で判断し、規定枚数に
達していない場合には(NO)ステップS61に戻り、
ビデオカウント方式によるトナー補給を続行し、エッジ
パターン、平均濃度、空間周波数など各画像パラメータ
のヒストグラムを作成する。
【0063】ビデオカウント方式によるトナー補給を規
定枚数分行なったら(ステップS63のYES)、次の
ステップS64においてパッチ参照画像形成方式により
トナー濃度を算出し、これに基づいてトナー補給量を算
定し、この算定値に従ってトナーの補給を行なう。そし
て、ステップS65においてパッチ参照画像形成方式に
よるトナー濃度算定値(トナー補給量の算定値でもよ
い)を基にして各ヒストグラムの特徴を示す代表点を示
すパラメータを変更する。
定枚数分行なったら(ステップS63のYES)、次の
ステップS64においてパッチ参照画像形成方式により
トナー濃度を算出し、これに基づいてトナー補給量を算
定し、この算定値に従ってトナーの補給を行なう。そし
て、ステップS65においてパッチ参照画像形成方式に
よるトナー濃度算定値(トナー補給量の算定値でもよ
い)を基にして各ヒストグラムの特徴を示す代表点を示
すパラメータを変更する。
【0064】ここで上記パラメータ変更の一例について
説明する。図15に示すように、画像範囲内においてベ
タ画像81が多い画像80を多く複写した場合には、図
16に示すように空間周波数の低い部分にヒストグラム
上で度数分布が高く現われる。この場合、一連の画像に
おいて、空間周波数の低い部分が画像の特徴を示す代表
点であるといえる。
説明する。図15に示すように、画像範囲内においてベ
タ画像81が多い画像80を多く複写した場合には、図
16に示すように空間周波数の低い部分にヒストグラム
上で度数分布が高く現われる。この場合、一連の画像に
おいて、空間周波数の低い部分が画像の特徴を示す代表
点であるといえる。
【0065】このような状況下で、パッチ参照画像形成
方式によるトナー濃度の検出を行なったときに、例えば
検出されたトナー濃度が基準値より低い場合には、空間
周波数の低い部分で消費されるトナー量を示すパラメー
タを大きくすることにより、ビデオカウント方式による
トナー消費量の推定精度を高くすることができる。
方式によるトナー濃度の検出を行なったときに、例えば
検出されたトナー濃度が基準値より低い場合には、空間
周波数の低い部分で消費されるトナー量を示すパラメー
タを大きくすることにより、ビデオカウント方式による
トナー消費量の推定精度を高くすることができる。
【0066】上記は空間周波数のパラメータの補正につ
いての説明であったが、次に、画像濃度のパラメータを
補正する一例について説明する。図15に示す画像とは
異なり、画像範囲内の画像濃度が一様である画像を多く
複写した場合には、画像濃度を示すヒストグラムは図1
7に示すようになり、ある濃度領域で度数が高く現われ
る。この場合、この濃度領域が画像の特徴を示す代表点
であるといえる。
いての説明であったが、次に、画像濃度のパラメータを
補正する一例について説明する。図15に示す画像とは
異なり、画像範囲内の画像濃度が一様である画像を多く
複写した場合には、画像濃度を示すヒストグラムは図1
7に示すようになり、ある濃度領域で度数が高く現われ
る。この場合、この濃度領域が画像の特徴を示す代表点
であるといえる。
【0067】このような状況下で、パッチ参照画像形成
方式によるトナー濃度の検出を行なったときに、例えば
検出されたトナー濃度が基準値より低い場合には、度数
の高い画像濃度領域における、消費されるトナー量を示
すパラメータを大きくすることにより、ビデオカウント
方式によるトナー消費量の推定精度を高めることができ
る。
方式によるトナー濃度の検出を行なったときに、例えば
検出されたトナー濃度が基準値より低い場合には、度数
の高い画像濃度領域における、消費されるトナー量を示
すパラメータを大きくすることにより、ビデオカウント
方式によるトナー消費量の推定精度を高めることができ
る。
【0068】さらに、画像パターンによりパラメータを
変更してもよい。例えば、図18に示すように縦縞の多
い画像82を多数枚複写した場合を例に取ってみる。こ
のような場合には、エッジパターンを示すヒストグラム
は図19に示すようになり、あるエッジ領域で度数が高
く現われる。この場合、この濃度領域が画像の特徴を示
す代表点であるといえる。
変更してもよい。例えば、図18に示すように縦縞の多
い画像82を多数枚複写した場合を例に取ってみる。こ
のような場合には、エッジパターンを示すヒストグラム
は図19に示すようになり、あるエッジ領域で度数が高
く現われる。この場合、この濃度領域が画像の特徴を示
す代表点であるといえる。
【0069】このような状況下で、パッチ参照画像形成
方式によるトナー濃度の検出を行なったときに、例えば
検出されたトナー濃度が基準値より低い場合には、度数
の高いエッジパターン領域における、消費されるトナー
量を示すパラメータを大きくすることにより、ビデオカ
ウント方式によるトナー消費量の推定精度を高めること
ができる。
方式によるトナー濃度の検出を行なったときに、例えば
検出されたトナー濃度が基準値より低い場合には、度数
の高いエッジパターン領域における、消費されるトナー
量を示すパラメータを大きくすることにより、ビデオカ
ウント方式によるトナー消費量の推定精度を高めること
ができる。
【0070】以上はパッチ参照画像形成方式によるトナ
ー濃度の検出を行なったときに、検出されたトナー濃度
が基準値より低い場合のパラメータの変更例について説
明したが、検出されたトナー濃度が基準値より高い場合
には、各例において度数の高い領域における、消費され
るトナー量を示すパラメータを小さくすることにより、
同じくビデオカウント方式によるトナー消費量の推定精
度を高めることができる。
ー濃度の検出を行なったときに、検出されたトナー濃度
が基準値より低い場合のパラメータの変更例について説
明したが、検出されたトナー濃度が基準値より高い場合
には、各例において度数の高い領域における、消費され
るトナー量を示すパラメータを小さくすることにより、
同じくビデオカウント方式によるトナー消費量の推定精
度を高めることができる。
【0071】また、上記例では画像の特徴について空間
周波数、画像濃度、縦エッジ数を挙げたが、これらの例
に限定されるものではなく、画像の特徴を示すものであ
れば他のもので行なってもよい。
周波数、画像濃度、縦エッジ数を挙げたが、これらの例
に限定されるものではなく、画像の特徴を示すものであ
れば他のもので行なってもよい。
【0072】次に、本発明の第10〜第12の実施例に
ついて図20〜図26を参照して説明する。これらの実
施例では、画像データ群の特徴や装置のプロセス条件に
対応した適切な係数によって画像データ値を重み付けす
ることで得られた制御量によって動作する現像剤の補給
の制御装置を設けることにより、任意の画像に対する高
精度な現像剤の補給を可能にしたものである。なお、こ
れらの実施例も電子写真方式のフルカラーのディジタル
複写機に適用した場合であり、その全体構成は上記第1
の実施例で説明した図2のディジタル複写機と同じであ
るのでその説明を省略する。
ついて図20〜図26を参照して説明する。これらの実
施例では、画像データ群の特徴や装置のプロセス条件に
対応した適切な係数によって画像データ値を重み付けす
ることで得られた制御量によって動作する現像剤の補給
の制御装置を設けることにより、任意の画像に対する高
精度な現像剤の補給を可能にしたものである。なお、こ
れらの実施例も電子写真方式のフルカラーのディジタル
複写機に適用した場合であり、その全体構成は上記第1
の実施例で説明した図2のディジタル複写機と同じであ
るのでその説明を省略する。
【0073】具体的には、画像データ信号群の画像の特
徴を抽出する。その特徴に応じた重み付け係数を求め、
現像剤補給のための制御量の推定値とする。この選別区
分毎の推定値の総和を取ることで、この画像全体に対応
した現像剤補給の制御量が得られることになる。また、
装置のプロセス条件に対応した適切な係数を用いること
によって、装置状態に応じた現像剤補給量の補正を行な
うことができ、単に画像データを加算しただけでは達成
し得ない、精密な現像剤の補給制御が行なえることにな
る。
徴を抽出する。その特徴に応じた重み付け係数を求め、
現像剤補給のための制御量の推定値とする。この選別区
分毎の推定値の総和を取ることで、この画像全体に対応
した現像剤補給の制御量が得られることになる。また、
装置のプロセス条件に対応した適切な係数を用いること
によって、装置状態に応じた現像剤補給量の補正を行な
うことができ、単に画像データを加算しただけでは達成
し得ない、精密な現像剤の補給制御が行なえることにな
る。
【0074】まず、本発明の第10の実施例について説
明する。図20は本実施例の要部を示す回路構成図であ
り、後述する画像信号処理回路から入力される画像デー
タは必要な画像領域の範囲に対応する複数ライン分だけ
記憶するラインメモリ101(本実施例では3つのライ
ンメモリ)に記憶される。これらラインメモリ101に
記憶された画像データは、この画像内で決められる判別
領域の画像データを2値化するために、2値化回路10
2に入力されて2値化される。この2値化出力は特徴抽
出回路103に入力され、判別領域内の画像の特徴が抽
出される。また、判別領域内の画像データの平均濃度も
現像剤消費特性の要因であることから、ラインメモリ1
01に記憶された画像データは平均濃度算出回路105
にも入力され、各判別領域の画像濃度の平均値が算出さ
れる。これら特徴抽出回路103及び平均濃度算出回路
105からの画像特徴データはこの入力された画像特徴
データに対応するトナー補給量の推定を行なう推定回路
104に供給される。さらに、この推定回路104には
環境状態を検知する環境検知手段106からの環境情報
データも入力される。
明する。図20は本実施例の要部を示す回路構成図であ
り、後述する画像信号処理回路から入力される画像デー
タは必要な画像領域の範囲に対応する複数ライン分だけ
記憶するラインメモリ101(本実施例では3つのライ
ンメモリ)に記憶される。これらラインメモリ101に
記憶された画像データは、この画像内で決められる判別
領域の画像データを2値化するために、2値化回路10
2に入力されて2値化される。この2値化出力は特徴抽
出回路103に入力され、判別領域内の画像の特徴が抽
出される。また、判別領域内の画像データの平均濃度も
現像剤消費特性の要因であることから、ラインメモリ1
01に記憶された画像データは平均濃度算出回路105
にも入力され、各判別領域の画像濃度の平均値が算出さ
れる。これら特徴抽出回路103及び平均濃度算出回路
105からの画像特徴データはこの入力された画像特徴
データに対応するトナー補給量の推定を行なう推定回路
104に供給される。さらに、この推定回路104には
環境状態を検知する環境検知手段106からの環境情報
データも入力される。
【0075】次に、上記特徴抽出回路103及び推定回
路104の詳細な回路構成を示す図21をも参照してさ
らに詳しく説明すると、ディジタル信号化された画像信
号がラインメモリ101に入力され、画像の副走査方向
の複数ラインの画像信号が記憶され、例えば、m画素×
nラインのブロックデータが2値化回路102に送ら
れ、所定のしきい値により2値化された後、2値化信号
L101が特徴抽出回路103に送られる。
路104の詳細な回路構成を示す図21をも参照してさ
らに詳しく説明すると、ディジタル信号化された画像信
号がラインメモリ101に入力され、画像の副走査方向
の複数ラインの画像信号が記憶され、例えば、m画素×
nラインのブロックデータが2値化回路102に送ら
れ、所定のしきい値により2値化された後、2値化信号
L101が特徴抽出回路103に送られる。
【0076】特徴抽出回路103では、入力された2値
化信号に基づいて、m画素×nラインのブロック内での
主走査、副走査、斜め方向の画像エッジ数やエッジピッ
チ、エッジ配列様式など、ブロック内の画像パターンや
空間周波数などの画像データ群の特徴が抽出され、画像
特徴情報として推定回路104に送られる。
化信号に基づいて、m画素×nラインのブロック内での
主走査、副走査、斜め方向の画像エッジ数やエッジピッ
チ、エッジ配列様式など、ブロック内の画像パターンや
空間周波数などの画像データ群の特徴が抽出され、画像
特徴情報として推定回路104に送られる。
【0077】上記2値化信号L101は特徴抽出回路1
03内のエッジ検知回路301に送られる。本実施例で
は、ブロック内で検知されるエッジは、エッジ検知回路
301において、エッジの形成される方向(例えば、縦
方向、横方向)により弁別され、縦方向、横方向エッジ
検知信号L301、L302を生成する。これらブロッ
ク内の縦方向、横方向エッジ検知信号L301、L30
2は縦エッジカウンタ302、横エッジカウンタ303
によって、それぞれの方向のエッジ数がカウントされ、
これらエッジ数はカウント出力L303、L304とし
て加算器304に送られる。
03内のエッジ検知回路301に送られる。本実施例で
は、ブロック内で検知されるエッジは、エッジ検知回路
301において、エッジの形成される方向(例えば、縦
方向、横方向)により弁別され、縦方向、横方向エッジ
検知信号L301、L302を生成する。これらブロッ
ク内の縦方向、横方向エッジ検知信号L301、L30
2は縦エッジカウンタ302、横エッジカウンタ303
によって、それぞれの方向のエッジ数がカウントされ、
これらエッジ数はカウント出力L303、L304とし
て加算器304に送られる。
【0078】加算器304では、ブロック内エッジ数L
306を算出し、この加算器出力L306は割算器30
5と推定回路104に送られる。割算器305では、横
エッジ数L304とブロック内エッジ数L306の比率
を算出し、エッジ比率信号L305として比較器306
に送られる。比較器306では、次の表1に示すように
エッジ比率信号L305を分類し、分類結果として2ビ
ットの画像分類信号L307を推定回路104に送る。
306を算出し、この加算器出力L306は割算器30
5と推定回路104に送られる。割算器305では、横
エッジ数L304とブロック内エッジ数L306の比率
を算出し、エッジ比率信号L305として比較器306
に送られる。比較器306では、次の表1に示すように
エッジ比率信号L305を分類し、分類結果として2ビ
ットの画像分類信号L307を推定回路104に送る。
【0079】
【表1】
【0080】一方、ラインメモリ101から読み出され
るブロック画像データは平均濃度算出回路105に送ら
れ、ここでブロック内の画像データの平均濃度が算出さ
れて推定回路104に送られる。
るブロック画像データは平均濃度算出回路105に送ら
れ、ここでブロック内の画像データの平均濃度が算出さ
れて推定回路104に送られる。
【0081】このようにして得られた画像信号の特徴情
報、即ち、本実施例ではブロック内の画像分類信号、ブ
ロック内エッジ数、平均濃度と、環境情報に応じて選別
区分を作成する。さらに、各選別区分に対応する補正係
数とブロック内平均濃度との演算を行なう。本実施例で
は、補正係数と平均濃度との乗算を行なう。
報、即ち、本実施例ではブロック内の画像分類信号、ブ
ロック内エッジ数、平均濃度と、環境情報に応じて選別
区分を作成する。さらに、各選別区分に対応する補正係
数とブロック内平均濃度との演算を行なう。本実施例で
は、補正係数と平均濃度との乗算を行なう。
【0082】ここで、各選別区分及び各選別区分に対す
る制御係数は、装置の置かれている環境状態に基づい
て、画像濃度レベル分布と現像剤消費量の関係などから
予め求めておく。
る制御係数は、装置の置かれている環境状態に基づい
て、画像濃度レベル分布と現像剤消費量の関係などから
予め求めておく。
【0083】本実施例では、装置の環境状態を検知する
環境検知手段106からの環境情報が推定回路104に
送られ、この環境情報に基づいて、各選別区分毎の制御
係数を切り換えることを特徴としている。即ち、装置の
環境状態を検知する環境検知手段106からの環境情報
として、下記の表2に示すように、装置内の環境温度、
湿度に応じた4ビットの温度湿度分類信号L107が推
定回路104に送られる。
環境検知手段106からの環境情報が推定回路104に
送られ、この環境情報に基づいて、各選別区分毎の制御
係数を切り換えることを特徴としている。即ち、装置の
環境状態を検知する環境検知手段106からの環境情報
として、下記の表2に示すように、装置内の環境温度、
湿度に応じた4ビットの温度湿度分類信号L107が推
定回路104に送られる。
【0084】
【表2】
【0085】推定回路104では、装置の環境状態に応
じた最適な制御係数を選択し、平均濃度との演算を所定
のブロック毎に行ない、ブロック毎の演算結果を加算器
309によって所定の画像領域全体にわたって累積加算
する。従って、加算器309の出力L108が画像デー
タによる現像剤消費量に対応する制御信号となり、この
値によって現像剤補給装置を動作させることで適切な現
像剤の補給制御が可能となる。
じた最適な制御係数を選択し、平均濃度との演算を所定
のブロック毎に行ない、ブロック毎の演算結果を加算器
309によって所定の画像領域全体にわたって累積加算
する。従って、加算器309の出力L108が画像デー
タによる現像剤消費量に対応する制御信号となり、この
値によって現像剤補給装置を動作させることで適切な現
像剤の補給制御が可能となる。
【0086】図22は本発明を適用した電子写真方式の
ディジタル複写機を示し、画像読み取り部401は例え
ば原稿の画像をCCD等の撮像素子によって読み取って
電気信号に変換するもので、この原稿画像に対応する電
気信号は画像信号処理回路402に入力される。この画
像信号処理回路402は画像濃度をディジタル信号値に
変換した後、マスキング補正、ガンマ補正等の画像再現
のための様々な画像処理を行なう。このように画像処理
を加えられた出力ビデオ信号はパルス幅変調回路(PW
M回路)403によって、そのデータ値の大きさに比例
したパルス幅の信号になるように、時間的に変調され
る。PWM回路403からのPWM信号は半導体レーザ
(LD)410を駆動する半導体レーザ駆動部404に
送られ、半導体レーザ410を画像濃度に対応する時間
間隔(パルス幅)だけ点灯させる。半導体レーザ410
の出力光は図示しない光学系によって感光体ドラム40
5上に照射され、画像信号に対応した静電潜像を形成す
る。この感光体ドラム405上の静電潜像は現像器40
6中の現像剤によって顕像化され、記録媒体上に転写さ
れる。この現像プロセスにより現像器406中の現像剤
が減少することになる。
ディジタル複写機を示し、画像読み取り部401は例え
ば原稿の画像をCCD等の撮像素子によって読み取って
電気信号に変換するもので、この原稿画像に対応する電
気信号は画像信号処理回路402に入力される。この画
像信号処理回路402は画像濃度をディジタル信号値に
変換した後、マスキング補正、ガンマ補正等の画像再現
のための様々な画像処理を行なう。このように画像処理
を加えられた出力ビデオ信号はパルス幅変調回路(PW
M回路)403によって、そのデータ値の大きさに比例
したパルス幅の信号になるように、時間的に変調され
る。PWM回路403からのPWM信号は半導体レーザ
(LD)410を駆動する半導体レーザ駆動部404に
送られ、半導体レーザ410を画像濃度に対応する時間
間隔(パルス幅)だけ点灯させる。半導体レーザ410
の出力光は図示しない光学系によって感光体ドラム40
5上に照射され、画像信号に対応した静電潜像を形成す
る。この感光体ドラム405上の静電潜像は現像器40
6中の現像剤によって顕像化され、記録媒体上に転写さ
れる。この現像プロセスにより現像器406中の現像剤
が減少することになる。
【0087】一方、前記画像信号処理回路402からの
出力ビデオ信号は前述のようなデータ選別、乗算、加算
の各部からなる制御回路(ビデオカウント回路)407
にも入力され、ここで入力したビデオ信号に対応した現
像剤補給制御信号が生成されて現像剤補給回路408に
出力される。現像剤補給回路408は入力された現像剤
補給制御信号に従って現像剤補給装置409の駆動時間
を補正し、現像器406への現像剤の補給を制御する。
出力ビデオ信号は前述のようなデータ選別、乗算、加算
の各部からなる制御回路(ビデオカウント回路)407
にも入力され、ここで入力したビデオ信号に対応した現
像剤補給制御信号が生成されて現像剤補給回路408に
出力される。現像剤補給回路408は入力された現像剤
補給制御信号に従って現像剤補給装置409の駆動時間
を補正し、現像器406への現像剤の補給を制御する。
【0088】図25はブロック内エッジ数とトナー消費
量特性の関係を示す。ここで、ブロック内平均濃度を
X、この平均濃度Xに対する増分をΔX、補正係数をG
とすると、ブロック内トナー消費量Yは次式で表わされ
る。
量特性の関係を示す。ここで、ブロック内平均濃度を
X、この平均濃度Xに対する増分をΔX、補正係数をG
とすると、ブロック内トナー消費量Yは次式で表わされ
る。
【0089】Y=ΔX+X ΔX=GX 故に、 Y=(1+G)・X ただし、G≧−1 従って、各ブロックについての画像信号の特徴情報、本
実施例ではブロック内の画像分類信号、ブロック内エッ
ジ数、平均濃度と、装置の環境情報に応じて、選別区分
された最適な補正係数Gを用いて上式に当てはめること
により、ブロック内のトナー消費量が算出される。
実施例ではブロック内の画像分類信号、ブロック内エッ
ジ数、平均濃度と、装置の環境情報に応じて、選別区分
された最適な補正係数Gを用いて上式に当てはめること
により、ブロック内のトナー消費量が算出される。
【0090】図25における各特性の条件は下記の通り
である。特性(A)は、縦ラインパターン、環境状態N
N(温度20℃、湿度40%)、特性(B)は、横ライ
ンパターン、環境状態HH(温度29℃、湿度70
%)、特性(C)は、チェックパターン、環境状態NN
(温度20℃、湿度40%)である。
である。特性(A)は、縦ラインパターン、環境状態N
N(温度20℃、湿度40%)、特性(B)は、横ライ
ンパターン、環境状態HH(温度29℃、湿度70
%)、特性(C)は、チェックパターン、環境状態NN
(温度20℃、湿度40%)である。
【0091】図25を見れば分かるように、同一の環境
状態においても、画像パターンにより消費特性が異なる
ことがある。例えば、特性(A)及び(C)から明瞭な
ように、環境状態は同じであっても、エッジ数の多いパ
ターンにおいては、縦ラインパターン(A)よりもチェ
ックパターン(C)の方がトナー消費量が少ない。従っ
て、同一の環境状態であっても、画像パターンの特徴に
応じて、適切な補正係数を用いる必要がある。例えば、
ブロック内の縦エッジと横エッジの比率から、上記表1
のように画像パターンを判別する。ブロック内のエッジ
数が横エッジ数と等しい場合には縦ラインパターンと判
別され、ブロック内のエッジ数が横エッジ数と縦エッジ
数との和にほぼ等しいときには、チェックパターンと判
別される。図25では、ブロック内平均濃度がXの場合
についてのみ示してあるが、当然、ブロック内の平均濃
度とトナー消費量とは比例関係が成立する。さらに詳し
く言えば、平均濃度の値に応じて、トナー消費量の度合
が変化するため補正係数は平均濃度にも依存している。
状態においても、画像パターンにより消費特性が異なる
ことがある。例えば、特性(A)及び(C)から明瞭な
ように、環境状態は同じであっても、エッジ数の多いパ
ターンにおいては、縦ラインパターン(A)よりもチェ
ックパターン(C)の方がトナー消費量が少ない。従っ
て、同一の環境状態であっても、画像パターンの特徴に
応じて、適切な補正係数を用いる必要がある。例えば、
ブロック内の縦エッジと横エッジの比率から、上記表1
のように画像パターンを判別する。ブロック内のエッジ
数が横エッジ数と等しい場合には縦ラインパターンと判
別され、ブロック内のエッジ数が横エッジ数と縦エッジ
数との和にほぼ等しいときには、チェックパターンと判
別される。図25では、ブロック内平均濃度がXの場合
についてのみ示してあるが、当然、ブロック内の平均濃
度とトナー消費量とは比例関係が成立する。さらに詳し
く言えば、平均濃度の値に応じて、トナー消費量の度合
が変化するため補正係数は平均濃度にも依存している。
【0092】また、同一の画像パターンにおいても、環
境状態によりトナー消費特性が異なることがある。例え
ば、特性(A)及び(B)の縦ラインパターンでは、ブ
ロック内のエッジ数は横エッジ数と等しく、縦ラインパ
ターンに選別される。しかし、ブロック内のエッジ数が
多く、縦ラインの密度が高い、即ち、空間周波数の高い
パターンにおいては、同一の画像パターンであっても、
環境状態によるトナー消費量特性の差異が大きい。特性
(A)、(B)では、空間周波数の高いパターンにおい
ては、環境状態NNよりもHHの方がトナー消費量が少
ない。従って、縦ラインパターンの空間周波数の高い場
合では、同一のパターンであっても、環境状態NNより
もHHの場合の方が小さな補正係数を用いる必要があ
る。
境状態によりトナー消費特性が異なることがある。例え
ば、特性(A)及び(B)の縦ラインパターンでは、ブ
ロック内のエッジ数は横エッジ数と等しく、縦ラインパ
ターンに選別される。しかし、ブロック内のエッジ数が
多く、縦ラインの密度が高い、即ち、空間周波数の高い
パターンにおいては、同一の画像パターンであっても、
環境状態によるトナー消費量特性の差異が大きい。特性
(A)、(B)では、空間周波数の高いパターンにおい
ては、環境状態NNよりもHHの方がトナー消費量が少
ない。従って、縦ラインパターンの空間周波数の高い場
合では、同一のパターンであっても、環境状態NNより
もHHの場合の方が小さな補正係数を用いる必要があ
る。
【0093】これらのことから、それぞれ異なった選別
区分における図25のトナー消費特性(A)、(B)、
(C)に対する補正係数特性は、図26の(a)、
(b)、(c)のようになる。
区分における図25のトナー消費特性(A)、(B)、
(C)に対する補正係数特性は、図26の(a)、
(b)、(c)のようになる。
【0094】このように、画像信号の特徴情報、即ち、
本実施例ではブロック内の各方向エッジ信号から求めた
画像分類信号、ブロック内エッジ数、並びに平均濃度
と、環境情報に応じた選別区分に従って、予め実験から
求めておいた補正係数特性を作成する。さらに、各選別
区分に対応する補正係数特性を、例えばROM(リード
オンリーメモリ)上に記憶させたROM307で構成す
る。そして、ROM307のアドレスとして、ブロック
内の特徴情報、即ち、画像分類信号L307、ブロック
内エッジ数信号L306、ブロック内平均濃度信号L1
02と、環境分類信号L107を入力する。これらアド
レスに対応するデータとして、ROM307に格納され
ている画像の特徴と装置の環境状態に対応した最適な補
正係数が選択され、ROM307のデータ出力として補
正係数信号L308が乗算器308に送られる。乗算器
308では、補正係数信号L308が平均濃度信号L1
02に乗算され、ブロック内トナー消費信号L309が
出力される。ブロック内トナー消費信号L309は加算
器309に送られ、ブロック毎のトナー消費量が累積加
算される。
本実施例ではブロック内の各方向エッジ信号から求めた
画像分類信号、ブロック内エッジ数、並びに平均濃度
と、環境情報に応じた選別区分に従って、予め実験から
求めておいた補正係数特性を作成する。さらに、各選別
区分に対応する補正係数特性を、例えばROM(リード
オンリーメモリ)上に記憶させたROM307で構成す
る。そして、ROM307のアドレスとして、ブロック
内の特徴情報、即ち、画像分類信号L307、ブロック
内エッジ数信号L306、ブロック内平均濃度信号L1
02と、環境分類信号L107を入力する。これらアド
レスに対応するデータとして、ROM307に格納され
ている画像の特徴と装置の環境状態に対応した最適な補
正係数が選択され、ROM307のデータ出力として補
正係数信号L308が乗算器308に送られる。乗算器
308では、補正係数信号L308が平均濃度信号L1
02に乗算され、ブロック内トナー消費信号L309が
出力される。ブロック内トナー消費信号L309は加算
器309に送られ、ブロック毎のトナー消費量が累積加
算される。
【0095】例えば、細かい縦ラインからなる画像につ
いて説明すると、細かいライン密度の高いときには、ブ
ロック内のエッジ数が多くなり、今、このブロック内エ
ッジ数がEG1であるとする。縦ラインパターンでは、
ブロック内のエッジは横エッジのみ検知されるため、エ
ッジ比率信号L305=1となり、2ビット画像分類信
号L307=10となる。また、環境温度20℃、湿度
40%であるとき、温度湿度分類信号L107=101
0となり、さらに、ブロック内の平均濃度がX1である
場合、ROM307で選択される補正係数データは、図
26の補正係数特性(b)上の点b1に示されるよう
に、G1となる。このとき、ブロック内のトナー消費量
Yは、 Y=(1+G1)・X1=Y1 として求められる。これは、図25のブロック内トナー
消費特性の特性(B)上の点B1に対するトナー消費量
Y1として示される。
いて説明すると、細かいライン密度の高いときには、ブ
ロック内のエッジ数が多くなり、今、このブロック内エ
ッジ数がEG1であるとする。縦ラインパターンでは、
ブロック内のエッジは横エッジのみ検知されるため、エ
ッジ比率信号L305=1となり、2ビット画像分類信
号L307=10となる。また、環境温度20℃、湿度
40%であるとき、温度湿度分類信号L107=101
0となり、さらに、ブロック内の平均濃度がX1である
場合、ROM307で選択される補正係数データは、図
26の補正係数特性(b)上の点b1に示されるよう
に、G1となる。このとき、ブロック内のトナー消費量
Yは、 Y=(1+G1)・X1=Y1 として求められる。これは、図25のブロック内トナー
消費特性の特性(B)上の点B1に対するトナー消費量
Y1として示される。
【0096】このように、ROMに格納された補正係数
とブロック内平均濃度との乗算を所定のブロック毎に行
ない、ブロック毎の演算結果を加算器309によって所
定の画像領域全体にわたって累積加算する。従って、加
算器309の出力が画像データに応じた現像剤消費量に
対応する制御信号となり、この値によって現像剤補給装
置を動作させることで適切な現像剤の補給制御が可能と
なる。
とブロック内平均濃度との乗算を所定のブロック毎に行
ない、ブロック毎の演算結果を加算器309によって所
定の画像領域全体にわたって累積加算する。従って、加
算器309の出力が画像データに応じた現像剤消費量に
対応する制御信号となり、この値によって現像剤補給装
置を動作させることで適切な現像剤の補給制御が可能と
なる。
【0097】本実施例では、説明を簡単にするため、1
色の現像剤についてのみ述べたが、複数色の現像剤によ
り画像を形成する装置にも応用できることは言うまでも
ないことである。また、環境検知手段106は、装置内
に設けられた少なくとも1つ以上の図示しない温度、湿
度検知手段からの温度及び湿度情報に基づいて、環境分
類信号を生成するものである。
色の現像剤についてのみ述べたが、複数色の現像剤によ
り画像を形成する装置にも応用できることは言うまでも
ないことである。また、環境検知手段106は、装置内
に設けられた少なくとも1つ以上の図示しない温度、湿
度検知手段からの温度及び湿度情報に基づいて、環境分
類信号を生成するものである。
【0098】次に、本発明の第11の実施例について図
23を参照して説明する。本実施例においても特徴抽出
回路103は上記第10の実施例と同じ構成であるの
で、対応する部分に同一符号を付して必要のない限りそ
の説明を省略する。本実施例においては、特徴抽出回路
103からの特徴情報、即ち、画像分類信号L307、
ブロック内エッジ数信号L306と、平均濃度算出回路
105からのブロック内平均濃度信号L102と、図示
しないCPU部のアドレスバスADとを切り換えるセレ
クタ310を推定回路104に設け、さらに、このセレ
クタ310からの出力を記憶する書き換え可能なメモリ
311と、このメモリ311からの出力とCPU部のデ
ータバスDBとを切り換えるセレクタ312を推定回路
104に設ける。なお、メモリ311は、本実施例では
例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)で構成され
るLUT(ルックアップテーブル)である。
23を参照して説明する。本実施例においても特徴抽出
回路103は上記第10の実施例と同じ構成であるの
で、対応する部分に同一符号を付して必要のない限りそ
の説明を省略する。本実施例においては、特徴抽出回路
103からの特徴情報、即ち、画像分類信号L307、
ブロック内エッジ数信号L306と、平均濃度算出回路
105からのブロック内平均濃度信号L102と、図示
しないCPU部のアドレスバスADとを切り換えるセレ
クタ310を推定回路104に設け、さらに、このセレ
クタ310からの出力を記憶する書き換え可能なメモリ
311と、このメモリ311からの出力とCPU部のデ
ータバスDBとを切り換えるセレクタ312を推定回路
104に設ける。なお、メモリ311は、本実施例では
例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)で構成され
るLUT(ルックアップテーブル)である。
【0099】また、本実施例では、環境検知手段106
からの環境分類信号L107が図示しないCPU部によ
って読み取られ、図示しない操作部のコピースタートキ
ーが押されると、環境分類信号L107の値に従って、
メモリ(LUT)311の内容が書き換えられる。
からの環境分類信号L107が図示しないCPU部によ
って読み取られ、図示しない操作部のコピースタートキ
ーが押されると、環境分類信号L107の値に従って、
メモリ(LUT)311の内容が書き換えられる。
【0100】例えば、環境状態NN(温度20℃、湿度
40%)の場合、環境分類信号L107=1010とな
り、CPU部によってメモリ311の内容が、この環境
状態に対応したブロック内トナー消費特性に書き換えら
れる。即ち、CPU部からのセレクト信号SEL=0が
セレクタ310、312に送られて、メモリ311のア
ドレス及びデータラインがそれぞれ、CPU部のアドレ
スバスAD及びデータバスDBと接続される。そして、
CPU部からの図示しない書き込み信号に従って、例え
ば、図25の特性(B)が同図の特性(A)に書き換え
られる。メモリ311の内容の書き換えが終了したら、
セレクト信号SEL=1に戻され、メモリ311のアド
レスラインには画像特徴情報が入力され、メモリ311
はCPU部からの図示しない読み取り信号により読み取
りモードとなる。
40%)の場合、環境分類信号L107=1010とな
り、CPU部によってメモリ311の内容が、この環境
状態に対応したブロック内トナー消費特性に書き換えら
れる。即ち、CPU部からのセレクト信号SEL=0が
セレクタ310、312に送られて、メモリ311のア
ドレス及びデータラインがそれぞれ、CPU部のアドレ
スバスAD及びデータバスDBと接続される。そして、
CPU部からの図示しない書き込み信号に従って、例え
ば、図25の特性(B)が同図の特性(A)に書き換え
られる。メモリ311の内容の書き換えが終了したら、
セレクト信号SEL=1に戻され、メモリ311のアド
レスラインには画像特徴情報が入力され、メモリ311
はCPU部からの図示しない読み取り信号により読み取
りモードとなる。
【0101】今、ブロック内平均濃度信号L102=X
1、ブロック内エッジ数信号L307=EG1の画像分
類信号L307=10の縦ラインパターンであるとき、
メモリ311の特性(A)の点A1が選択され、ブロッ
ク内トナー消費量信号L310=Y2が加算器309に
送られる。
1、ブロック内エッジ数信号L307=EG1の画像分
類信号L307=10の縦ラインパターンであるとき、
メモリ311の特性(A)の点A1が選択され、ブロッ
ク内トナー消費量信号L310=Y2が加算器309に
送られる。
【0102】このように、ブロック内のトナー消費量の
推定をルックアップテーブルによって行ない、ブロック
毎の演算結果を加算器309によって所定の画像領域全
体にわたって累積加算する。従って、加算器309の出
力が画像データに応じた現像剤消費量に対応する制御信
号となり、この値によって現像剤補給装置409を動作
させることで、適切な現像剤の補給制御が可能となる。
推定をルックアップテーブルによって行ない、ブロック
毎の演算結果を加算器309によって所定の画像領域全
体にわたって累積加算する。従って、加算器309の出
力が画像データに応じた現像剤消費量に対応する制御信
号となり、この値によって現像剤補給装置409を動作
させることで、適切な現像剤の補給制御が可能となる。
【0103】本実施例では、ブロック内のトナー消費量
の推定を、ルックアップテーブルにより行なうので、上
記第10の実施例における乗算回路が不要になり、シン
プルな回路構成となる。また、環境情報によりルックア
ップテーブルの内容を書き換えるようにしたので、メモ
リ容量の節約ができる等の利点がある。
の推定を、ルックアップテーブルにより行なうので、上
記第10の実施例における乗算回路が不要になり、シン
プルな回路構成となる。また、環境情報によりルックア
ップテーブルの内容を書き換えるようにしたので、メモ
リ容量の節約ができる等の利点がある。
【0104】上記第10及び第11の実施例で行なった
現像剤補給制御をマイクロコンピュータを用いることに
よりソフトウエア的に実行することも可能である。この
現像剤補給制御をソフトウエア的に行なった本発明の第
12の実施例のフローチャートを図24に示す。各ビデ
オ信号値は画像データとして図示しない画像ページメモ
リに格納されているものとする。この画像ページメモリ
のデータは、m画素×nラインを1ブロックとする、h
×v個のブロックBLpq(p=1、2、・・・、h、
q=1、2、・・・、v)に分割できるものとする。ま
た、環境情報とブロック内の画像特徴情報に対応して、
w個に選別区分された制御係数αr(r=1、2、・・
・、w)を、図示しないROM内に予め格納しておく。
現像剤補給制御をマイクロコンピュータを用いることに
よりソフトウエア的に実行することも可能である。この
現像剤補給制御をソフトウエア的に行なった本発明の第
12の実施例のフローチャートを図24に示す。各ビデ
オ信号値は画像データとして図示しない画像ページメモ
リに格納されているものとする。この画像ページメモリ
のデータは、m画素×nラインを1ブロックとする、h
×v個のブロックBLpq(p=1、2、・・・、h、
q=1、2、・・・、v)に分割できるものとする。ま
た、環境情報とブロック内の画像特徴情報に対応して、
w個に選別区分された制御係数αr(r=1、2、・・
・、w)を、図示しないROM内に予め格納しておく。
【0105】まず、環境検知手段106からの環境分類
信号L107を図示しないCPU部によって読み取り、
環境レジスタTHに格納する(ステップS81)。次い
で、m画素×nラインのブロック内の画像データ値dij
(i=1、2、・・・、m、J=1、2、・・・、n)
を画像ページメモリよりワーキングレジスタに格納する
(ステップS82)。次に、ステップS83において、
上記画像データ値dijを順次加算してブロック内平均濃
度を算出し、平均濃度レジスタBADに格納する。注目
する画像データ値dijに対し上下左右の画素画像データ
を順次比較し、縦、横エッジの検出を行ない、縦、横エ
ッジ数の和を求めてエッジ数レジスタEGSに格納す
る。また、縦、横エッジの比率を求め、画像分類レジス
タEGRに格納する(ステップS84)。次に、TH、
BAD、EGS、EGRの各レジスタ値により図示しな
いワーキングRAMのアドレスとなる数値ADSを定め
(ステップS85)、この数値ADSをアドレスとする
ワーキングRAMの内容Cr(r=1、2、・・・、
w)の値を1増加させ、再び同じアドレスに格納する
(ステップS86)。このデータ選別及びカウント値増
加を、1画像領域分だけ終了した後(ステップS8
7)、その画像領域に対する現像剤補給制御値Tの算出
を行なう(ステップS88)。この算出は各選別区分の
カウント値Crと、その選別区分に対応する制御係数α
rとの積を取り、その総和を取ることで実行される。こ
の制御値により現像剤補給装置を制御することで、上記
第10及び第11の実施例と同様な制御が可能となる。
信号L107を図示しないCPU部によって読み取り、
環境レジスタTHに格納する(ステップS81)。次い
で、m画素×nラインのブロック内の画像データ値dij
(i=1、2、・・・、m、J=1、2、・・・、n)
を画像ページメモリよりワーキングレジスタに格納する
(ステップS82)。次に、ステップS83において、
上記画像データ値dijを順次加算してブロック内平均濃
度を算出し、平均濃度レジスタBADに格納する。注目
する画像データ値dijに対し上下左右の画素画像データ
を順次比較し、縦、横エッジの検出を行ない、縦、横エ
ッジ数の和を求めてエッジ数レジスタEGSに格納す
る。また、縦、横エッジの比率を求め、画像分類レジス
タEGRに格納する(ステップS84)。次に、TH、
BAD、EGS、EGRの各レジスタ値により図示しな
いワーキングRAMのアドレスとなる数値ADSを定め
(ステップS85)、この数値ADSをアドレスとする
ワーキングRAMの内容Cr(r=1、2、・・・、
w)の値を1増加させ、再び同じアドレスに格納する
(ステップS86)。このデータ選別及びカウント値増
加を、1画像領域分だけ終了した後(ステップS8
7)、その画像領域に対する現像剤補給制御値Tの算出
を行なう(ステップS88)。この算出は各選別区分の
カウント値Crと、その選別区分に対応する制御係数α
rとの積を取り、その総和を取ることで実行される。こ
の制御値により現像剤補給装置を制御することで、上記
第10及び第11の実施例と同様な制御が可能となる。
【0106】なお、本発明は、ディジタル複写機を初め
として、画像をディジタル値データとして扱い、その画
像の記録媒体上への形成に現像剤を用いるすべての画像
形成装置に対して応用が可能である。
として、画像をディジタル値データとして扱い、その画
像の記録媒体上への形成に現像剤を用いるすべての画像
形成装置に対して応用が可能である。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、現像剤消費量の決定要因である画像デー
タ信号群の画像の特徴を抽出し、この抽出した画像特徴
による現像剤消費特性に基づいて現像剤の消費量を推定
し、現像剤の補給制御を行なうようにしたので、現像剤
消費特性に応じた高精度な現像剤補給が可能となり、常
時良好な画像出力が得られるという効果がある。
装置によれば、現像剤消費量の決定要因である画像デー
タ信号群の画像の特徴を抽出し、この抽出した画像特徴
による現像剤消費特性に基づいて現像剤の消費量を推定
し、現像剤の補給制御を行なうようにしたので、現像剤
消費特性に応じた高精度な現像剤補給が可能となり、常
時良好な画像出力が得られるという効果がある。
【0108】また、装置内に飛散する現像剤による光源
及び光電変換素子の発光面及び受光面の汚染が直接的に
測定の誤差となる、また、実際にトナー現像することに
よる転写媒体の汚れが欠点として挙げられる、記録媒体
上に現像した参照画像の現像剤からの光反射を用いた測
定によるパッチ参照画像形成方式の現像剤濃度制御を最
低限しか行なわず、画像データによる現像剤補給推定累
積値に比例した現像剤の補給制御を極力行ない、さら
に、誤差を補正するためのパッチ参照画像形成方式によ
る現像剤の補給量に応じてこのパッチ参照画像形成方式
による現像剤の補給制御を行なうサイクルを変化させる
ようにしたので、或はまた、パッチ参照画像形成方式に
よる現像剤の補給量に応じて画像データ群の特徴の重み
付けを変更するようにしたので、画像データによる現像
剤の補給量の累積誤差を小さくでき、精度が良い現像剤
の補給が行なえるという効果がある。
及び光電変換素子の発光面及び受光面の汚染が直接的に
測定の誤差となる、また、実際にトナー現像することに
よる転写媒体の汚れが欠点として挙げられる、記録媒体
上に現像した参照画像の現像剤からの光反射を用いた測
定によるパッチ参照画像形成方式の現像剤濃度制御を最
低限しか行なわず、画像データによる現像剤補給推定累
積値に比例した現像剤の補給制御を極力行ない、さら
に、誤差を補正するためのパッチ参照画像形成方式によ
る現像剤の補給量に応じてこのパッチ参照画像形成方式
による現像剤の補給制御を行なうサイクルを変化させる
ようにしたので、或はまた、パッチ参照画像形成方式に
よる現像剤の補給量に応じて画像データ群の特徴の重み
付けを変更するようにしたので、画像データによる現像
剤の補給量の累積誤差を小さくでき、精度が良い現像剤
の補給が行なえるという効果がある。
【0109】さらに、画像データとその画像データ値及
び装置環境情報に対応する係数との演算処理により、現
像剤を補給制御するようにしたので、画像濃度レベルと
装置状態に応じた現像剤の高精度な補給が可能になると
いう効果がある。
び装置環境情報に対応する係数との演算処理により、現
像剤を補給制御するようにしたので、画像濃度レベルと
装置状態に応じた現像剤の高精度な補給が可能になると
いう効果がある。
【図1】本発明による画像形成装置の第1の実施例の要
部の構成を示すブロック図である。
部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した電子写真方式のフルカラーの
ディジタル複写機の一例を示す概略構成図である。
ディジタル複写機の一例を示す概略構成図である。
【図3】図1の推定回路の詳細な回路構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】本発明の第1の実施例における現像剤消費量の
推定方法を模式的に示す説明図である。
推定方法を模式的に示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例における推定回路の詳細
な回路構成を示すブロック図である。
な回路構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施例における現像剤補給制御
のシーケンスを示すフローチャートである。
のシーケンスを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施例における空間周波数を検
出する特徴抽出回路の詳細なブロック図である。
出する特徴抽出回路の詳細なブロック図である。
【図8】本発明の第5の実施例における現像剤補給制御
のシーケンスを示すフローチャートである。
のシーケンスを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第6の実施例における現像剤補給制御
のシーケンスを示すフローチャートである。
のシーケンスを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第7の実施例を適用した図2のディ
ジタル複写機の画像処理回路部の詳細な回路構成を示す
ブロック図である。
ジタル複写機の画像処理回路部の詳細な回路構成を示す
ブロック図である。
【図11】本発明の第7の実施例におけるプリンタ部で
の画像データの流れを示すブロック図である。
の画像データの流れを示すブロック図である。
【図12】本発明の第7の実施例における現像剤補給制
御のシーケンスを示すフローチャートである。
御のシーケンスを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第8の実施例における現像剤補給制
御のシーケンスを示すフローチャートである。
御のシーケンスを示すフローチャートである。
【図14】本発明の第9の実施例における現像剤補給制
御のシーケンスを示すフローチャートである。
御のシーケンスを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第9の実施例におけるパラメータ変
更例を説明するための画像の一例を示す図である。
更例を説明するための画像の一例を示す図である。
【図16】図15に示すようなベタ画像の多い画像を多
数枚複写した場合の空間周波数を示すヒストグラムであ
る。
数枚複写した場合の空間周波数を示すヒストグラムであ
る。
【図17】画像範囲内の画像濃度が一様である画像を多
数枚複写した場合の画像濃度を示すヒストグラムであ
る。
数枚複写した場合の画像濃度を示すヒストグラムであ
る。
【図18】本発明の第9の実施例におけるパラメータ変
更例を説明するための画像の他の例を示す図である。
更例を説明するための画像の他の例を示す図である。
【図19】図18に示すような縦縞の多い画像を多数枚
複写した場合のエッジパターンを示すヒストグラムであ
る。
複写した場合のエッジパターンを示すヒストグラムであ
る。
【図20】本発明の第10の実施例の要部の回路構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図21】本発明の第10の実施例における特徴抽出回
路及び推定回路の詳細な回路構成を示すブロック図であ
る。
路及び推定回路の詳細な回路構成を示すブロック図であ
る。
【図22】本発明の第10の実施例を適用した電子写真
方式のフルカラーのディジタル複写機の構成を示すブロ
ック図である。
方式のフルカラーのディジタル複写機の構成を示すブロ
ック図である。
【図23】本発明の第11の実施例における特徴抽出回
路及び推定回路の詳細な回路構成を示すブロック図であ
る。
路及び推定回路の詳細な回路構成を示すブロック図であ
る。
【図24】本発明の第12の実施例における現像剤補給
制御のシーケンスを示すフローチャートである。
制御のシーケンスを示すフローチャートである。
【図25】画像特徴情報であるブロック内エッジ数とト
ナー消費量との関係を示す特性図である。
ナー消費量との関係を示す特性図である。
【図26】画像特徴情報であるブロック内エッジ数と補
正係数との関係を示す図25に対応する特性図である。
正係数との関係を示す図25に対応する特性図である。
【図27】画像特徴である空間周波数とトナー消費量と
の関係を示す特性図である。
の関係を示す特性図である。
【図28】従来のカラー画像形成装置において使用され
ている光学反射光量検知方式の現像剤濃度制御装置を説
明するための概念図である。
ている光学反射光量検知方式の現像剤濃度制御装置を説
明するための概念図である。
【図29】従来のカラー画像形成装置において使用され
ているパッチ参照画像形成方式の現像剤濃度制御装置を
説明するための概念図である。
ているパッチ参照画像形成方式の現像剤濃度制御装置を
説明するための概念図である。
21 画像入力部 22 画像信号処理回路 23 パルス幅変調回路 24 半導体レーザ 25 感光体ドラム 26 現像器 27 推定回路 28 現像剤補給回路 29 現像剤補給装置 31A〜31C ラインメモリ 32 平均濃度算出回路 33 2値化回路 34 特徴抽出回路 35 判定回路 36 係数判定回路 37 積算器 38 ルックアップテーブル 41 基本抽出回路 42 縦抽出回路 43 横抽出回路 44、45 減算器 46、47 カウンタ 63 FIFO回路 67 LIFO回路 101 ラインメモリ 102 2値化回路 103 特徴抽出回路 104 推定回路 105 平均濃度算出回路 106 環境検知手段 212 画像処理回路部 241〜244 感光体ドラム 251〜254 現像器 261〜264 トナーホッパー 401 画像読み取り部 402 画像信号処理回路 403 パルス幅変調回路 404 半導体レーザ駆動部 405 感光体ドラム 406 現像器 407 制御回路 408 現像剤補給回路 409 現像剤補給装置 410 半導体レーザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/29 E 9186−5C // B41J 29/20 8804−2C (72)発明者 川瀬 道夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田原 資明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (17)
- 【請求項1】 入力される画像データに基づき、記録媒
体上に形成される潜像を現像剤により現像し、可視画像
を形成する画像形成装置において、前記画像データ群の
特徴を抽出することにより、既知の画像特徴に対応する
現像剤消費特性に基づく前記画像データ群に対する現像
剤の消費量を推定し、該推定された現像剤の消費量に基
づき、現像剤の補給制御を行なうことを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】 前記画像特徴として、画像の種類を抽出
する手段を有することを特徴とする請求項1の画像形成
装置。 - 【請求項3】 前記画像特徴として、画像の平均濃度を
抽出する手段を有することを特徴とする請求項1の画像
形成装置。 - 【請求項4】 前記画像特徴として、画像の空間周波数
を抽出する手段を有することを特徴とする請求項1の画
像形成装置。 - 【請求項5】 一定の画素領域において、画像の特徴に
応じた現像剤消費量の推定を行ない、この推定を全画像
領域に対して繰り返し行なうことを特徴とする請求項1
の画像形成装置。 - 【請求項6】 入力される画像データに基づき、記録媒
体上に形成される潜像を現像剤により現像し、可視画像
を形成するとともに、前記画像データ群の特徴を抽出す
ることにより、既知の画像特徴に対応する現像剤消費特
性に基づく前記画像データ群に対する現像剤の消費量を
推定し、該推定された現像剤の消費量に基づき、現像剤
の補給制御を行なう画像形成装置において、前記画像特
徴として、画像の空間周波数を抽出する手段を有し、2
値化した画像データの主走査方向及び副走査方向に対し
て、データ値の1と0の反転回数を検出して前記抽出し
た空間周波数の判定を行なうことを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項7】 入力される画像データに基づき、記録媒
体上に形成される潜像を現像剤により現像し、可視画像
を形成する画像形成装置において、前記画像データ群の
特徴に対応した係数によって画像データ値を重み付け加
算し、現像剤の消費量を推定し、現像剤の補給制御を行
なう第1の現像剤補給量制御手段と、前記記録媒体上に
形成した特定の潜像の現像で付着した現像剤からの光反
射を用いて現像剤の濃度を検出し、現像剤の補給制御を
行なう第2の現像剤補給量制御手段とを具備し、通常は
前記第1の現像剤補給量制御手段により現像剤を補給
し、前記第1の現像剤補給量制御手段を用いての現像剤
の補給により生じた誤差を前記第2の現像剤補給量制御
手段により補うとともに、前記第2の現像剤補給量制御
手段により検出した現像剤補給量に応じて、前記第2の
現像剤補給量制御手段を動作させるサイクルを変化させ
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】 入力される画像データに基づき、記録媒
体上に形成される潜像を現像剤により現像し、可視画像
を形成する画像形成装置において、前記画像データ群の
特徴に対応した係数によって画像データ値を重み付け加
算し、現像剤の消費量を推定し、現像剤の補給制御を行
なう第1の現像剤補給量制御手段と、前記記録媒体上に
形成した特定の潜像の現像で付着した現像剤からの光反
射を用いて現像剤の濃度を検出し、現像剤の補給制御を
行なう第2の現像剤補給量制御手段とを具備し、通常は
前記第1の現像剤補給量制御手段により現像剤を補給
し、前記第1の現像剤補給量制御手段を用いての現像剤
の補給により生じた誤差を前記第2の現像剤補給量制御
手段により補うとともに、前記第2の現像剤補給量制御
手段により検出した現像剤補給量に応じて、前記第1の
現像剤補給量制御手段による現像剤補給量の推定での画
像データ群の特徴の重み付けを変更することを特徴とす
る画像形成装置。 - 【請求項9】 入力される画像データに基づき、記録媒
体上に形成される潜像を現像剤により現像し、可視画像
を形成する画像形成装置において、前記画像データ群の
特徴を抽出する特徴抽出手段と、当該装置内の環境状態
を検知する環境検知手段と、前記特徴抽出手段からの特
徴情報と前記環境検知手段からの環境情報に応じて、予
め定められた推定条件で、現像剤の消費量を推定する推
定手段とを具備し、前記推定された現像剤の消費量に基
づき、現像剤の補給制御を行なうことを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項10】 前記特徴抽出手段からの特徴情報と前
記環境検知手段からの環境情報により、各々の画像デー
タ群の重み付け加算値を求め、該加算値に基づき、現像
剤の消費量を推定し、該推定された現像剤の消費量に基
づき、現像剤の補給制御を行なうことを特徴とする請求
項9の画像形成装置。 - 【請求項11】 複数色の現像剤により画像を形成する
ことを特徴とする請求項9の画像形成装置。 - 【請求項12】 少なくとも1色以上の現像剤について
は画像データを用いない現像剤消費量の推定方法に基づ
き、現像剤の補給制御を行なうことを特徴とする請求項
11の画像形成装置。 - 【請求項13】 前記環境情報とは、装置内に設けられ
た少なくとも1つ以上の温度、湿度検出手段からの温度
及び湿度情報であることを特徴とする請求項9の画像形
成装置。 - 【請求項14】 前記特徴情報及び前記環境情報により
規定された各々の画像データ群の重み付け係数を格納す
る係数格納手段をさらに有し、前記特徴情報と環境情報
に基づいて、前記係数格納手段に格納されている係数デ
ータを選択し、該選択された係数を用いて、各々の画像
データ群の重み付け加算値を求め、該加算値に基づき、
現像剤の消費量を推定することを特徴とする請求項9の
画像形成装置。 - 【請求項15】 前記特徴情報及び前記環境情報に基づ
いて、各々の画像データ群の重み付けをルックアップテ
ーブルにより行ない、前記特徴情報及び前記環境情報に
応じて重み付けをされたデータの加算値を求め、該加算
値に基づき、現像剤の消費量を推定することを特徴とす
る請求項9の画像形成装置。 - 【請求項16】 前記特徴情報及び前記環境情報により
規定された各々の画像データ群の重み付け係数を格納す
る係数格納手段をさらに有し、前記環境情報に基づい
て、前記係数格納手段に格納されている係数データを書
き換え、該書き換えられた係数を用いて、各々の画像デ
ータ群の重み付け加算値を求め、該加算値に基づき、現
像剤の消費量を推定することを特徴とする請求項9の画
像形成装置。 - 【請求項17】 前記特徴情報及び前記環境情報に基づ
いて、各々の画像データ群の重み付けをルックアップテ
ーブルにより行ない、前記環境情報に基づいて、前記ル
ックアップテーブルの内容を書き換えることにより、前
記特徴情報及び前記環境情報に応じて重み付けをされた
データから、現像剤の消費量を推定することを特徴とす
る請求項9の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4193145A JPH0611969A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4193145A JPH0611969A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611969A true JPH0611969A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=16303037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4193145A Pending JPH0611969A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611969A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004184891A (ja) * | 2002-12-06 | 2004-07-02 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置およびトナー消費量の算出方法 |
JP2006098953A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置、トナーカウンタおよびトナー消費量算出方法 |
JP2006154073A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置、トナーカウンタおよびトナー消費量算出方法 |
JP2006527948A (ja) * | 2003-06-18 | 2006-12-07 | ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー | ビデオ品質評価におけるエッジ解析 |
US7675649B2 (en) | 2005-09-12 | 2010-03-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming electrophotography apparatus setting conditions for process control based on a total toner quantity equivalent value |
US8095022B2 (en) | 2009-06-30 | 2012-01-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus capable of calculating amount of toner adhesion accurately |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP4193145A patent/JPH0611969A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004184891A (ja) * | 2002-12-06 | 2004-07-02 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置およびトナー消費量の算出方法 |
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JP4586478B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2010-11-24 | セイコーエプソン株式会社 | 画像形成装置、トナーカウンタおよびトナー消費量算出方法 |
JP2006154073A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置、トナーカウンタおよびトナー消費量算出方法 |
US7675649B2 (en) | 2005-09-12 | 2010-03-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming electrophotography apparatus setting conditions for process control based on a total toner quantity equivalent value |
US8095022B2 (en) | 2009-06-30 | 2012-01-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus capable of calculating amount of toner adhesion accurately |
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