JPH06119522A - 硬貨選別処理装置 - Google Patents

硬貨選別処理装置

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Publication number
JPH06119522A
JPH06119522A JP4267672A JP26767292A JPH06119522A JP H06119522 A JPH06119522 A JP H06119522A JP 4267672 A JP4267672 A JP 4267672A JP 26767292 A JP26767292 A JP 26767292A JP H06119522 A JPH06119522 A JP H06119522A
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JP
Japan
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coin
coins
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Application number
JP4267672A
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English (en)
Inventor
Kazuya Nishimura
和也 西村
Tsutomu Hashimoto
勉 橋本
Hiroaki Yamauchi
博昭 山内
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Japan Cash Machine Co Ltd
Original Assignee
Japan Cash Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬貨選別手段により硬貨を選別して金種別硬
貨収納部に収納するものにおいて、一部の金種別硬貨収
納部が満杯になったときにも、硬貨の入金、選別処理が
中断されないようにし、顧客へのサービス性を向上す
る。 【構成】 金種別硬貨収納部25a〜25fと、選別し
た硬貨Cを上記金種別硬貨収納部25a〜25fに送る
金種別硬貨取出し手段20a〜20fとに加え、補助硬
貨収納部25gと、この補助硬貨収納部25gへ硬貨を
送る補助硬貨取出し手段20gとを設けるとともに、満
杯センサによって少なくとも1つの金種別硬貨収納部が
満杯になったことが検出されたときに、その金種の硬貨
を上記補助硬貨取出し手段により上記補助硬貨収納部へ
送るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬貨投入部から供給さ
れる複数金種の硬貨を選別して、金種別に硬貨収納部へ
送る硬貨処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数金種の硬貨を選別して金
種別に硬貨収納部へ送る硬貨処理装置は、自動販売機や
入金釣銭機等において用いられている。例えば特表昭6
4−500380号公報に示された装置は、硬貨投入部
より入金された硬貨を一定方向に搬送する手段として、
水平な支持面の上方にこれに近接して延びる搬送ベルト
を備え、上記支持面上の硬貨を搬送ベルトで押さえつつ
移動させるようにし、この搬送ベルトと支持面とで構成
される搬送経路の途中に、硬貨を偏向させて搬送経路か
ら取出す状態に切換可能な硬貨取出し用の偏向手段を、
金種の数に対応させて複数配設するとともに、硬貨径の
計測に基づいて硬貨の金種を識別する手段と、制御手段
とを備えている。そして上記制御手段は、識別された金
種に応じて作動させるべき偏向手段を選択し、硬貨が当
該偏向手段の直前まで移動したときに当該偏向手段を作
動させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の装置に
おいては、選別されて搬送経路から取出された硬貨は金
種毎に設けられた硬貨収納部に収納されるが、この金種
毎の硬貨収納部のうちの1つでも満杯になったときは、
これを検出する満杯センサからの信号に応じ、硬貨の入
金、選別処理が一時停止され、当該硬貨収納部から硬貨
が回収された後に処理が再開されるようになっていた。
このため、満杯となったときには硬貨の入金処理が中断
されてしまい、顧客に対するサービス性に問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑み、金種別硬貨
収納部のうちの一部が満杯となったときにも硬貨の入金
処理を引き続き行なうことができ、サービス性を向上す
ることができる硬貨選別処理装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、硬貨投入部から送給される硬貨を選別して金
種別に取出す硬貨選別手段と、この硬貨選別手段により
選別された硬貨を各金種毎に収納する複数の金種別硬貨
収納部とを備えた硬貨選別処理装置において、上記金種
別硬貨収納部とは別に補助硬貨収納部を設け、上記硬貨
選別手段に、金種別に硬貨を取出して上記金種別硬貨収
納部へ送る手段に加え、上記補助硬貨収納部へ硬貨を送
る補助硬貨取出し手段を設ける一方、上記金種別硬貨収
納部にそれぞれ満杯状態を検出する満杯検出手段を設け
るとともに、その各満杯検出手段の出力を受けて、少な
くとも一つの満杯検出手段が満杯を検出したときに、満
杯となった硬貨収納部に対応する金種の硬貨を上記補助
硬貨取出し手段により上記補助硬貨収納部へ送るように
制御する制御手段を設けたものである。
【0006】
【作用】上記構成によると、入金されて硬貨投入部から
送られた硬貨が硬貨選別手段により選別される。そして
この選別された硬貨は、その硬貨の金種に対応する金種
別硬貨収納部が満杯でない限りはこの硬貨収納部に収納
されるが、この硬貨収納部が満杯の場合は、補助硬貨取
出し手段の作動により補助硬貨収納部へ送られる。こう
して、一部の金種別硬貨収納部が満杯になっても、その
金種の硬貨は補助収納部に収納されつつ、硬貨の入金、
選別処理が継続される。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3は本発明の一実施例による硬貨選別処理装
置を示し、これらの図において、1は硬貨投入部からの
導かれる複数金種の硬貨Cを一時的に収納して選別手段
に送給するホッパーであり、このホッパー1には、図外
のモータにより駆動されて硬貨の撹拌等のために回転す
るターンテーブル2が具備されるとともに、後記搬送用
チェーン10がターンテーブル2の背面側周辺部にわた
るように配置されている。そして、後記の硬貨送り用の
ピン11がターンテーブル2の周辺部前方に突出し、こ
れによりホッパー1内の硬貨Cを押し上げて、ホッパー
1の上方の硬貨搬送経路5に1枚ずつ送り込むようにな
っている。
【0008】上記ホッパー1から送給される複数金種の
硬貨を選別する選別手段は、硬貨搬送経路5と、この硬
貨搬送経路5に沿って硬貨を搬送する硬貨搬送手段と、
硬貨径検出部15と、硬貨搬送経路5の複数箇所に配設
されて、金種別に硬貨を取出して硬貨収納部に送る手段
とを備えている。
【0009】上記硬貨搬送経路5は、図4および図5に
も示すように、比較的細幅の硬貨支持面6を形成する壁
板と、硬貨を背後から支える背面板7とを備え、硬貨C
を起立状態で支持する構造となっており、硬貨が前倒れ
しないように背面板7は多少後方へ傾斜している。ま
た、硬貨搬送手段の後記ピン11に押されて硬貨が搬送
されるときに、硬貨が不測に搬送経路下流側(図1,図
2で左側)に転がらないように、上記硬貨支持面6は下
流側ほど高くなる緩やかな登り坂状に形成されている。
【0010】上記硬貨搬送手段は、一定間隔おきに硬貨
送り用のピン11を備えた搬送用チェーン10により構
成されている。この搬送用チェーン10は、硬貨搬送経
路上では、上記硬貨支持面6から所定高さ(選別すべき
硬貨のうちで最小のものの直径以下)の位置で、上記背
面板7に設けられた切欠部8を通って搬送方向に延びて
おり(図4、図5参照)、上記ホッパー1の配置部分か
ら硬貨搬送経路にわたって配置された状態で、駆動スプ
ロケット12と適宜数の従動スプロケット(図示せず)
とに巻き掛けられている。上記駆動スプロケット12は
モータ13に連結されている(図3参照)。そして、上
記モータ13で搬送用チェーン10が一定方向に作動さ
れることにより、上記ピン11が硬貨搬送経路の硬貨C
を1枚ずつ後押しして移動させるようになっている。
【0011】上記硬貨径検出部15は、硬貨搬送経路5
の上流側に設けられ、光学的センサ等により形成されて
いる。
【0012】金種別に硬貨Cを取出して硬貨収納部に送
る手段としては、選別すべき金種の数に応じた硬貨取出
し手段が所定間隔置きに配設され、図示の実施例では、
現在の日本の流通硬貨である「1円」「5円」「10
円」「50円」「100円」「500円」の6金種に対
応するように、第1乃至第6の金種別硬貨取出し手段2
0a〜20fが配設されており、これらの金種別硬貨取
出し手段20a〜20fに対応する金種別硬貨収納部
(第1乃至第6の硬貨収納部)25a〜25fが硬貨搬
送経路5の下方に配設されている。
【0013】さらに、上記金種別硬貨収納部25a〜2
5fとは別に補助硬貨収納部25gが設けられるととも
に、硬貨選別手段に、上記金種別硬貨取出し手段20a
〜20fに加え、補助硬貨取出し手段20gが設けられ
ている。上記補助硬貨取出し手段20gは、各金種別硬
貨取出し手段20a〜20fより下流側に設けられてお
り、この補助硬貨取出し手段20gの下方に補助硬貨収
納部25gが設けられている。
【0014】上記各硬貨取出し手段20a〜20gは、
ソレノイド21に連結された板片状の硬貨押出し部材2
2を有している。この硬貨押出し部材22は、硬貨搬送
経路5の硬貨通過位置に対し、背面側7の外側方から、
上記背面板7に設けられた切り抜き穴23を通して出没
可能とされ、ソレノイド21がオンとなったときに硬貨
搬送経路5に突出する。そして、硬貨Cが硬貨取出し手
段に対応する位置にあるときに上記硬貨押出し部材22
が突出すると、硬貨Cが硬貨搬送経路5から押出されて
脱落するようになっている(図5参照)。この硬貨Cが
シュート24を介して硬貨収納部25a〜25gに送ら
れるようになっている。
【0015】上記各金種別硬貨収納部25a〜25fに
は、硬貨収納部が満杯となったときにこれを検出する満
杯センサ34が設けられている。各金種別硬貨収納部2
5a〜25fの下端には硬貨投出部27が連結され、硬
貨投出部27は払出口28に通じている。また、補助硬
貨収納部25gは、下端が閉塞され、単に硬貨を収納す
る機能のみを有している。なお、硬貨搬送経路5の下流
端部の下方には、上記6金種以外の径の硬貨(偽造硬貨
等)をリジェクトするリジェクト通路26が設けられ、
このリジェクト通路26は返却口29に通じている。
【0016】上記各硬貨取出し手段20a〜20gの直
前と硬貨搬送経路5の下流端近傍の各箇所には、それぞ
れ、硬貨Cの通過を検出するタイミング検出手段として
のセンサ30が設けられている。これらのセンサ30
は、図4および図5に示すように、発光素子31と受光
素子32とからなる光学的センサであり、両素子31.
32が硬貨搬送経路5の硬貨通過部分および背面板7を
挾んで対向しており、背面板7には光線透過用の穴33
が設けられている。
【0017】図6は制御系統を示している。この図にお
いて、40はコントロールユニットであり、このコント
ロールユニット40には、上記硬貨径検出部15からの
信号が入力されるとともに、上記搬送用チェーン10の
駆動機構に具備されているエンコーダ35からの信号が
入力され、さらに上記タイミング検出手段としての各セ
ンサ(SEN1,SEN2……SEN7,SEN8)3
0からの信号、および上記各金種別硬貨収納部25a〜
25fの満杯センサ34からの信号が入力されている。
上記コントロールユニット40は、信号入力・変換部4
1、基準値記憶部42、CPU43およびモータ制御部
46を含んでいる。上記信号入力・変換部41は、エン
コーダ35の信号によって調べられる一定の微小な硬貨
移動距離毎に硬貨径検出部15の信号をサンプリングす
ることにより、硬貨が硬貨径検出部15を移動する間
に、硬貨径に対応する個数のパルスが得られるように
し、このパルス数による硬貨径相当値をCPU43に送
るようになっている。基準値記憶部42は、上記各金種
の硬貨径に相当する6種類の基準値を記憶している。
【0018】上記CPU43は、データ比較部44と演
算制御部(制御手段)45とを有している。上記データ
比較部44は、信号入力・変換部41から送られる硬貨
径相当値を上記基準値記憶部42から読み出される各基
準値と比較することにより、硬貨の金種を識別するよう
になっている。上記演算制御部45は、各硬貨取出し手
段のソレノイド(SOL1,SOL2……SOL6,S
OL7)21の制御を行なうもので、上記データ比較部
44による金種の識別と、上記満杯センサ35からの信
号とに基づき、硬貨取出し手段を選択してそのソレノイ
ド21を作動し、その作動タイミングを、当該硬貨取出
し手段の直前のセンサ30からの信号によって決定する
ようになっている。
【0019】具体的には、例えば後記フローチャートに
示す所謂トラッキング処理により硬貨選別の制御を行な
うように、TR[0] 〜TR[15]のアドレスを有するトラ
ッキング記憶部47がコントロールユニット40内に設
けられ、上記の識別された金種に応じた金種識別コード
が上記トラッキング記憶部47に記憶され、かつ順次ア
ドレスが変更されつつ、上記演算制御部45で金種識別
コードに応じ、硬貨取出し手段のソレノイド21の制御
が行なわれる。そしてこの場合に、識別された金種の硬
貨が収納されるべき硬貨収納部が満杯のときは、補助硬
貨取出し手段20gのソレノイド(SOL7)21が作
動されるようになっている。
【0020】また、上記モータ制御部46は、ホッパー
内の硬貨の有無等に応じてホッパー1のターンテーブル
2を駆動するホッパーモータ(図示せず)および硬貨搬
送手段のモータ13の制御を行なうようになっている。
【0021】上記の図1乃至図6に示すような硬貨処理
装置は、例えば図7に示すような入金釣銭機に組み込ま
れる。この入金釣銭機は、その本体50に硬貨投入口5
1、硬貨払い出し口28、硬貨返却口29、紙幣挿入口
52、紙幣払出口53、操作部54および表示部55を
有しており、硬貨投入口51からの硬貨の投入や紙幣挿
入口52からの紙幣の挿入によって入金が行なわれると
ともに、操作部54における商品等の指定操作により売
上げ額が決定され、それに応じて釣銭が払い出されるよ
うになつている。この入金釣銭機本体50の内部に、紙
幣の選別、計数等を行なう紙幣処理装置とともに、上記
硬貨処理装置が設けられている。
【0022】図8および図9は上記コントロールユニッ
トによる制御の具体例をフローチャートで示している。
【0023】図8は金種識別の処理を含むホッパー部の
処理についてのルーチンである。このルーチンでは、開
始キー入力でスタートし(ステップS1)、先ずステッ
プS2でホッパーモータが駆動され、ステップS3でホ
ッパー1内に硬貨があるか否かが図外のホッパー部セン
サからの信号により判定され、ホッパー1内に硬貨がな
い場合はホッパーモータが停止されるとともにその旨の
表示が行なわれる(ステップS4,S5)。ホッパー1
内に硬貨がある場合は、硬貨の外径の検出に基づいて金
種の識別が行なわれ(ステップS6,S7)、金種に応
じた識別コードが、トラッキング記憶部47のTR[0]
にセットされる(ステップS8)。この場合、上記金種と
金種識別コードとの対応関係が予めテーブルにより定め
られており、例えば図10に示すように、「1円」→
「1」、「5円」→「2」、「10円」→「3」、「5
0円」→「4」、「100円」→「5」、「500円」
→「6」、その他→「9」と対応関係が定められてい
る。そしてこのテーブルから、識別された金種に応じて
金種識別コードが求められる。
【0024】図9は所謂トラッキング処理による硬貨選
別処理のフローチャートである。このフローチャートの
処理は、第1の区域での処理のルーチンR1から第8の
区域での処理のルーチンR8までの各ルーチンを含んで
いる。ここでいう区域とは、第1乃至第7の区域につい
ては、第1乃至第7の硬貨取出し手段20a〜20gと
その直前のセンサ(SEN1〜SEN7)とを含む部分
を意味し、第8の区域については第8のセンサ(SEN
8)が設けられている部分を意味するものである。
【0025】第1の区域での処理のルーチンR1では、
まずステップS11で、硬貨が第1の区域を通過中であ
ることを示すフラッグFL1が「1」か否かが判定さ
れ、その判定がNOのときはステップS12で第1のセ
ンサ(SEN1)がオンか否かが判定される。SEN1
がオンになったときは、ステップS13で、上記のTR
[0] にセットされている金種別コードの値がTR[1] に
移されてTR[0] がクリアされ、続いてステップS14
で、TR[1] の値が第1硬貨取出し手段で取出すべき金
種のコード(CODE1)と一致するか否かが判定さ
れ、その判定がYESの場合は、ステップS15で、第
1硬貨収納部25aに設けられている満杯センサ35の
出力に基づいてこの第1硬貨収納部25aが満杯か否か
が判定される。
【0026】上記TR[1] がCODE1と一致し、か
つ、第1硬貨収納部25aが満杯でない場合は、ステッ
プS16で、第1硬貨取出し手段のソレノイド(SOL
1)がオンとされることで硬貨取出し動作が行なわれる
とともに、第1硬貨収納部25aの硬貨計数値N1が1
枚だけ加算され、かつ、この動作が済んだことを識別コ
ードで示すためにTR[1] の値が[識別コード+16]
に変更される。そしてこの場合はステップS16からス
テップS17に移り、またTR[1] がCODE1と不一
致の場合や、第1硬貨収納部25aが満杯の場合は、そ
のままステップS17に移る。ステップS17ではフラ
ッグFL1が「1」にセットされる。
【0027】続いてステップS18で、SEN1がオフ
となったか否かが判定され、この判定がYESのとき
(硬貨が第1のセンサを通過した時点)で、上記のTR
[1] にセットされている識別コードの値がTR[2] に移
されてTR[1] がクリアされ、かつ、フラッグFL1が
「0」にクリアされる。そして次のルーチンへ移る。
【0028】なお、ステップS11の判定がYESのと
きはステップS12からステップS17までを飛ばして
ステップS18に移る。また、ステップS12の判定が
NOのときは次のルーチンへ移る。
【0029】第2の区域から第6の区域までの各区域で
も、第1の区域での処理に準じた処理がおこなわれるの
で、第2の区域での処理のルーチンR2から第6の区域
での処理のルーチンR6までの間の処理については割愛
する。
【0030】第7の区域での処理のルーチンR7では、
まずステップS21で、硬貨が第7の区域を通過中であ
ることを示すフラッグFL7が「1」か否かが判定さ
れ、その判定がNOのときはステップS22で第7のセ
ンサ(SEN7)がオンか否かが判定される。SEN7
がオンになったときは、ステップS23で、TR[12]に
セットされている識別コードの値がTR[13]に移されて
TR[12]がクリアされ、続いてステップS24で、TR
[13]の値が1から6までの値であるか否かが判定され
る。この判定がYESであれば、その識別コードがいず
れかの金種に該当しているが、これに対応する区域で硬
貨収納部が満杯であったために硬貨の取出しおよび識別
コード変換(識別コードに16を加算する処理)が行な
われなかったことを意味する。この場合は、ステップS
25で、補助硬貨取出し手段20gのソレノイド(SO
L7)がオンとされることで硬貨取出し動作が行なわれ
るとともに、補助硬貨収納部25gの硬貨計数値N7が
1枚だけ加算され、かつ、この動作が済んだことをコー
ドで示すためにTR[7] の値が[識別コード+16]に
変更される。そしてこの場合はステップS25からステ
ップS26に移り、またステップS24の判定がNOの
場合はそのままステップS26に移る。このステップS
26ではフラッグFL7が「1」にセットされる。
【0031】続いてステップS27で、SEN7がオフ
となったか否かが判定され、その判定がYESとなった
とき(硬貨が第7のセンサを通過した時点)で、上記の
TR[13]にセットされている金種別コードの値がTR[1
4]に移されてTR[13]がクリアされ、かつ、フラッグF
L7が「0」にクリアされる。そして次のルーチンへ移
る。
【0032】なお、ステップS21の判定がYESのと
きはステップS22からステップS26までを飛ばして
ステップS27に移る。また、ステップS22の判定が
NOのときは次のルーチンへ移る。
【0033】第8の区域での処理のルーチンR8では、
まずステップS31で、硬貨が第8の区域を通過中であ
ることを示すフラッグFL8が「1」か否かが判定さ
れ、その判定がNOのときはステップS32で第8のセ
ンサ(SEN8)がオンか否かが判定される。SEN8
がオンになったときは、ステップS33で、上記のTR
[14]にセットされている金種別コードの値がTR[15]に
移されてTR[14]がクリアされ、続いてステップS34
で、TR[15]の値が17〜22の範囲内か否かが判定さ
れる。この判定がYESであれば、当初は1〜6の範囲
内であった識別コードが第1乃至第7のいずれかの区域
での処理で変換され、従って硬貨取出し処理が行なわれ
たが動作不良で硬貨が取出されなかったことを意味し、
またこの判定がNOであれば識別コードが6金種以外の
ものであることを意味する。そこで、ステップS34の
判定がYESの場合は、ステップS35で該当金種のリ
ジェクト数Riが1枚だけ増加され、NOの場合は、ス
テップS36でその他のリジェクト数R’が1枚だけ増
加される。それから、ステップS37でフラッグFL8
が「1」にセットされる。
【0034】続いてステップS38で、SEN8がオフ
となったか否かが調べられ、その判定がYESとなった
とき(硬貨が第8のセンサを通過した時点)に、ステッ
プS39で上記のTR[15]がクリアされ、かつ、フラッ
グFL8が「0」にクリアされる。そして第1のルーチ
ンへ戻る。
【0035】なお、ステップS31の判定がYESのと
きはステップS32からステップS37までを飛ばして
ステップS38に移る。また、ステップS32の判定が
NOのときは第1のルーチンへ戻る。
【0036】以上のような当実施例の装置によると、硬
貨径検出部15での検出に基づいて金種が識別され、そ
の金種に応じた識別コードが与えられる。そして、上記
各区域を通過する毎に、識別コードがその区域の硬貨取
出し手段により取出されるべき硬貨に該当するものであ
るかどうかが調べられ、該当する場合は、センサ30に
よる検出に応じ、硬貨の移動に対応したタイミングで硬
貨取出し動作が行なわれる。このようにして硬貨が選別
され、金種によって定められた硬貨収納部へ硬貨が送ら
れる。
【0037】この場合に、識別された金種に対応する硬
貨収納部が満杯である場合には、満杯センサ34の出力
に基づき、その満杯となった硬貨収納部に対する硬貨取
出し手段の作動は停止され、硬貨が第7の区域まで搬送
されて、ここで上記補助硬貨取出し手段20gが作動さ
れることにより、補助硬貨収納部25gに硬貨Cが送り
込まれる。
【0038】従って、金種別硬貨収納部25a〜25f
のうちの一部が満杯になっても、硬貨Cの投入、選別の
処理を引き続き行なうことができる。そして、補助硬貨
収納部に収納された硬貨は、この装置が組み込まれてい
る入金釣銭機等の使用時間外の適当な時期に回収される
ようにすればよい。
【0039】なお、満杯センサ34により満杯が検出さ
れたときは、上記のような処理に加え、ランプ等の表示
手段により表示を行なうようにすることが望ましい。
【0040】また、本発明における選別手段などの構造
は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で設計変更して差し支えない。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明は、硬貨選別手段
と、複数の金種別硬貨収納部とを備えた装置において、
補助硬貨収納部と、この補助硬貨収納部へ硬貨を送る補
助硬貨取出し手段とを設けるとともに、少なくとも1つ
の金種別硬貨収納部が満杯になったことが検出されたと
きに、満杯となった硬貨収納部に対応する金種の硬貨を
上記補助硬貨取出し手段により上記補助硬貨収納部へ送
るように制御しているため、一部の金種別硬貨収納部が
満杯になった場合にも、入金された硬貨を選別して金種
別もしくは補助の硬貨収納部へ送る処理を継続して行な
うことができる。従って、入金処理が中断されず、連続
した入金処理が可能となり、サービス性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による硬貨処理装置の斜視図
である。
【図2】同装置の正面図である。
【図3】同装置の平面図である。
【図4】硬貨搬送状態での要部の拡大斜視図である。
【図5】硬貨取出し手段作動時の要部の拡大斜視図であ
る。
【図6】制御系統のブロック図である。
【図7】本発明の装置の適用例として示す入金釣銭機の
斜視図である。
【図8】金種識別処理を含むホッパー部の処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】硬貨選別処理を示すフローチャートである。
【図10】硬貨の金種と識別コードとの対応関係の一例
を示す図表である。
【符号の説明】
5 硬貨搬送経路 10 搬送用チェーン 11 ピン 15 硬貨径検出部 20a〜20g 硬貨取出し手段 21 ソレノイド 22 硬貨押出し部材 25a〜25g 硬貨収納部 30 センサ(タイミング検出手段) 40 コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65G 43/08 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨投入部から送給される硬貨を選別し
    て金種別に取出す硬貨選別手段と、この硬貨選別手段に
    より選別された硬貨を各金種毎に収納する複数の金種別
    硬貨収納部とを備えた硬貨選別処理装置において、上記
    金種別硬貨収納部とは別に補助硬貨収納部を設け、上記
    硬貨選別手段に、金種別に硬貨を取出して上記金種別硬
    貨収納部へ送る手段に加え、上記補助硬貨収納部へ硬貨
    を送る補助硬貨取出し手段を設ける一方、上記金種別硬
    貨収納部にそれぞれ満杯状態を検出する満杯検出手段を
    設けるとともに、その各満杯検出手段の出力を受けて、
    少なくとも一つの満杯検出手段が満杯を検出したとき
    に、満杯となった硬貨収納部に対応する金種の硬貨を上
    記補助硬貨取出し手段により上記補助硬貨収納部へ送る
    ように制御する制御手段を設けたことを特徴とする硬貨
    選別処理装置。
JP4267672A 1992-10-06 1992-10-06 硬貨選別処理装置 Pending JPH06119522A (ja)

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