JPH06118300A - 単レンズ及びそれを用いた光学装置 - Google Patents
単レンズ及びそれを用いた光学装置Info
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- JPH06118300A JPH06118300A JP4292240A JP29224092A JPH06118300A JP H06118300 A JPH06118300 A JP H06118300A JP 4292240 A JP4292240 A JP 4292240A JP 29224092 A JP29224092 A JP 29224092A JP H06118300 A JPH06118300 A JP H06118300A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2213/00—Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
- G03B2213/02—Viewfinders
- G03B2213/025—Sightline detection
Landscapes
- Viewfinders (AREA)
- Lenses (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 第1レンズ面と第2レンズ面とを適切に設定
することにより測光用又は眼球像結像用に好適な単レン
ズ及びそれを用いた光学装置を得ること。 【構成】 第1レンズ面と第2レンズ面が共に正の屈折
力を有し、そのうち少なくとも1つのレンズ面が非球面
より成り、該第1レンズ面の前方に絞りを有した単レン
ズであって、該単レンズの焦点距離をf、該単レンズの
光軸上の長さと材質の屈折率を各々d,n、第iレンズ
面の曲率半径をRi、該絞りから該単レンズの前側主点
までの距離をSHとしたとき 0.4≦SH/f≦1.0 0.8≦R1/(−R2)≦1.3 1.30≦d/f(n−1)≦1.80 なる条件を満足すること。
することにより測光用又は眼球像結像用に好適な単レン
ズ及びそれを用いた光学装置を得ること。 【構成】 第1レンズ面と第2レンズ面が共に正の屈折
力を有し、そのうち少なくとも1つのレンズ面が非球面
より成り、該第1レンズ面の前方に絞りを有した単レン
ズであって、該単レンズの焦点距離をf、該単レンズの
光軸上の長さと材質の屈折率を各々d,n、第iレンズ
面の曲率半径をRi、該絞りから該単レンズの前側主点
までの距離をSHとしたとき 0.4≦SH/f≦1.0 0.8≦R1/(−R2)≦1.3 1.30≦d/f(n−1)≦1.80 なる条件を満足すること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は単レンズ及びそれを用い
た光学装置に関し、例えばカメラや観察機器等のファイ
ンダー系を観察する観察者の眼球の像情報(プルキンエ
像)の結像用として、又は撮影レンズにより形成される
物体像の明るさを検出する際の測光用として好適な単レ
ンズ及びそれを用いた光学装置に関するものである。
た光学装置に関し、例えばカメラや観察機器等のファイ
ンダー系を観察する観察者の眼球の像情報(プルキンエ
像)の結像用として、又は撮影レンズにより形成される
物体像の明るさを検出する際の測光用として好適な単レ
ンズ及びそれを用いた光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より一眼レフカメラの測光光学系に
は種々な方式が提案されている。
は種々な方式が提案されている。
【0003】図13に一眼レフカメラの光学系の構成の
概略図を示す。同図において200は撮影レンズ、20
1は回動可能の全反射鏡、202はシャッターユニッ
ト、203はフィルム面、204はフォーカシングスク
リーン(ピント板)であり、撮影レンズ200による物
体像が形成している。
概略図を示す。同図において200は撮影レンズ、20
1は回動可能の全反射鏡、202はシャッターユニッ
ト、203はフィルム面、204はフォーカシングスク
リーン(ピント板)であり、撮影レンズ200による物
体像が形成している。
【0004】205はペンタダハプリズム、206は接
眼レンズである。207は観察用の瞳位置であり、この
位置よりピント板204面上に形成した物体像をペンタ
ダハプリズム205と接眼レンズ206を介して観察し
ている。
眼レンズである。207は観察用の瞳位置であり、この
位置よりピント板204面上に形成した物体像をペンタ
ダハプリズム205と接眼レンズ206を介して観察し
ている。
【0005】208a,208bは各々測光手段であ
り、集光レンズと受光素子とを有している。測光手段2
08aはペンタダハプリズム205の射出面205aの
上方に設けており、ピント板204面上の一領域からの
光を測光している。測光手段208bはカメラ底部に設
けており、フィルム面203からの反射光を測光してい
る。
り、集光レンズと受光素子とを有している。測光手段2
08aはペンタダハプリズム205の射出面205aの
上方に設けており、ピント板204面上の一領域からの
光を測光している。測光手段208bはカメラ底部に設
けており、フィルム面203からの反射光を測光してい
る。
【0006】尚、一般の一眼レフカメラでは測光手段2
08a,208bのうち、いずれか一方のみを用いてい
る。又観察者(撮影者)がファインダー系のファインダ
ー視野のどの領域を観察しているか、観察者の視線を検
出する視線検出手段を有した一眼レフカメラが種々と提
案されている。
08a,208bのうち、いずれか一方のみを用いてい
る。又観察者(撮影者)がファインダー系のファインダ
ー視野のどの領域を観察しているか、観察者の視線を検
出する視線検出手段を有した一眼レフカメラが種々と提
案されている。
【0007】一般に視線検出手段を有した光学装置では
撮影系による被写体像が形成されている観察面(ピント
面)上のファインダー系を介して観察者(撮影者)が観
察している注視点方向の軸、いわゆる視線(視軸)を観
察者の眼球面上を照明したときに得られる眼球の反射像
を利用して検出し、これにより各種の撮影操作を行って
いる。
撮影系による被写体像が形成されている観察面(ピント
面)上のファインダー系を介して観察者(撮影者)が観
察している注視点方向の軸、いわゆる視線(視軸)を観
察者の眼球面上を照明したときに得られる眼球の反射像
を利用して検出し、これにより各種の撮影操作を行って
いる。
【0008】例えば特開平1−274736号公報にお
いては光源からの平行光束を観察者の前眼部へ投射し、
角膜からの反射光による角膜反射像と瞳孔の結像位置を
利用して視軸を求めている。
いては光源からの平行光束を観察者の前眼部へ投射し、
角膜からの反射光による角膜反射像と瞳孔の結像位置を
利用して視軸を求めている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一眼レフカメラにおけ
る測光系はその配置場所によって測光感度分布が種々と
異なってくる。測光系の配置場所が決まると、それを構
成する集光レンズと受光素子の位置関係が結像倍率や測
光感度分布等の要因から一義的に決まってくる。
る測光系はその配置場所によって測光感度分布が種々と
異なってくる。測光系の配置場所が決まると、それを構
成する集光レンズと受光素子の位置関係が結像倍率や測
光感度分布等の要因から一義的に決まってくる。
【0010】一方、近年一眼レフカメラはその多機能化
によってペンタプリズムの射出面後方の狭い空間内やミ
ラーボックスの下方の狭い空間内に測光系以外の構成要
素、例えば自動焦点検出系、自動給送機構、視線光学系
等を組み込むようになっている。
によってペンタプリズムの射出面後方の狭い空間内やミ
ラーボックスの下方の狭い空間内に測光系以外の構成要
素、例えば自動焦点検出系、自動給送機構、視線光学系
等を組み込むようになっている。
【0011】この為、測光系を構成する集光レンズや受
光素子の配置も種々と制約されてきて所望の測光感度分
布を得るのが大変難しいという問題点があった。
光素子の配置も種々と制約されてきて所望の測光感度分
布を得るのが大変難しいという問題点があった。
【0012】本発明の第1の目的は、測光系を構成する
集光レンズを適切なる形状の単レンズと絞りとから構成
することにより、狭い空間内に配置するときの自由度を
増し、かつ所望の測光感度分布が容易に得られる一眼レ
フカメラやレンズシャッターカメラ等に好適な単レンズ
及びそれを用いた光学装置の提供にある。
集光レンズを適切なる形状の単レンズと絞りとから構成
することにより、狭い空間内に配置するときの自由度を
増し、かつ所望の測光感度分布が容易に得られる一眼レ
フカメラやレンズシャッターカメラ等に好適な単レンズ
及びそれを用いた光学装置の提供にある。
【0013】又、ファインダー系を覗く観察者の視線を
検出する視線検出手段を有したカメラでは観察者の眼球
と視線検出手段との光学的な位置関係を一定にする必要
がある。即ち、視線検出手段を構成する眼球の像情報を
結像する為の対物レンズと眼球との位置関係を一定に保
つ必要がある。
検出する視線検出手段を有したカメラでは観察者の眼球
と視線検出手段との光学的な位置関係を一定にする必要
がある。即ち、視線検出手段を構成する眼球の像情報を
結像する為の対物レンズと眼球との位置関係を一定に保
つ必要がある。
【0014】しかしながら視線検出手段と眼球との相対
位置を一定にすることは事実上大変難しい。この為、対
物レンズを固定焦点とした場合、眼球の光軸方向の相対
位置変化によるピントズレや倍率変化が起こるという問
題点があった。又眼球の撮影系の光軸からのズレによっ
て眼球像が劣化し、視線検出精度が低下してくるという
問題点があった。
位置を一定にすることは事実上大変難しい。この為、対
物レンズを固定焦点とした場合、眼球の光軸方向の相対
位置変化によるピントズレや倍率変化が起こるという問
題点があった。又眼球の撮影系の光軸からのズレによっ
て眼球像が劣化し、視線検出精度が低下してくるという
問題点があった。
【0015】本発明の第2の目的は、視線検出手段を構
成する対物レンズを適切なる形状の単レンズより構成す
ることにより、眼球の移動による眼球像の劣化を少なく
し、良好なる眼球像情報が得られ、視線検出を高精度に
行うことのできる単レンズ及びそれを用いた光学装置の
提供にある。
成する対物レンズを適切なる形状の単レンズより構成す
ることにより、眼球の移動による眼球像の劣化を少なく
し、良好なる眼球像情報が得られ、視線検出を高精度に
行うことのできる単レンズ及びそれを用いた光学装置の
提供にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の単レンズは、 (1−1)第1レンズ面と第2レンズ面が共に正の屈折
力を有し、そのうち少なくとも1つのレンズ面が非球面
より成り、該第1レンズ面の前方に絞りを有した単レン
ズであって、該単レンズの焦点距離をf、該単レンズの
光軸上の長さと材質の屈折率を各々d,n、第iレンズ
面の曲率半径をRi、該絞りから該単レンズの前側主点
までの距離をSHとしたとき 0.4≦SH/f≦1.0 ‥‥‥(1) 0.8≦R1/(−R2)≦1.3 ‥‥‥(2) 1.30≦d/f(n−1)≦1.80 ‥‥‥(3) なる条件を満足することを特徴としている。
力を有し、そのうち少なくとも1つのレンズ面が非球面
より成り、該第1レンズ面の前方に絞りを有した単レン
ズであって、該単レンズの焦点距離をf、該単レンズの
光軸上の長さと材質の屈折率を各々d,n、第iレンズ
面の曲率半径をRi、該絞りから該単レンズの前側主点
までの距離をSHとしたとき 0.4≦SH/f≦1.0 ‥‥‥(1) 0.8≦R1/(−R2)≦1.3 ‥‥‥(2) 1.30≦d/f(n−1)≦1.80 ‥‥‥(3) なる条件を満足することを特徴としている。
【0017】(1−2)被測光面を測光する為に第1レ
ンズ面と第2レンズ面とを互いに偏心させて構成したこ
とを特徴としている。
ンズ面と第2レンズ面とを互いに偏心させて構成したこ
とを特徴としている。
【0018】又、本発明の光学装置としては、 (1−3)前記(1−1)の単レンズを用いてファイン
ダー系を覗く観察者の照明手段で照明した眼球の像情報
を受光手段面上に結像し、該受光手段からの出力信号を
用いて観察者の視線を検出するようにしたことを特徴と
している。
ダー系を覗く観察者の照明手段で照明した眼球の像情報
を受光手段面上に結像し、該受光手段からの出力信号を
用いて観察者の視線を検出するようにしたことを特徴と
している。
【0019】(1−4)第1レンズ面と第2レンズ面を
互いに偏心させて構成した単レンズを用いて撮影レンズ
により結像面に形成される撮影情報に関する光束を集光
して受光手段面上に導光し、該受光手段からの出力信号
を用いて該撮影情報に関する明るさを検出するようにし
たことを特徴としている。
互いに偏心させて構成した単レンズを用いて撮影レンズ
により結像面に形成される撮影情報に関する光束を集光
して受光手段面上に導光し、該受光手段からの出力信号
を用いて該撮影情報に関する明るさを検出するようにし
たことを特徴としている。
【0020】(1−5)撮影レンズによる物体像が形成
される感光面又は該感光面の前方に設けたシャッター幕
からの反射光束を第1レンズ面と第2レンズ面とを互い
に偏心させて構成した単レンズを用いて集光して受光手
段面上に導光し、該受光手段からの出力信号を用いて該
物体像に関する明るさを検出するようにしたことを特徴
としている。
される感光面又は該感光面の前方に設けたシャッター幕
からの反射光束を第1レンズ面と第2レンズ面とを互い
に偏心させて構成した単レンズを用いて集光して受光手
段面上に導光し、該受光手段からの出力信号を用いて該
物体像に関する明るさを検出するようにしたことを特徴
としている。
【0021】
【実施例】図1,図2は各々本発明の単レンズの実施例
1,2のレンズ断面図である。図3,図4は単レンズの
後述する数値実施例1,2の収差図である。実施例1,
2の単レンズは後述するファインダー系を覗く観察者の
眼球の視線を検出する際に用いている。
1,2のレンズ断面図である。図3,図4は単レンズの
後述する数値実施例1,2の収差図である。実施例1,
2の単レンズは後述するファインダー系を覗く観察者の
眼球の視線を検出する際に用いている。
【0022】図1,図2において1は絞り、2は単レン
ズ、3は結像面である。図1の単レンズ2は物体側のレ
ンズ面(R1)に非球面を施しており、図2の単レンズ
2は像面側のレンズ面(R2)に非球面を施している。
ズ、3は結像面である。図1の単レンズ2は物体側のレ
ンズ面(R1)に非球面を施しており、図2の単レンズ
2は像面側のレンズ面(R2)に非球面を施している。
【0023】実施例1,2の単レンズは前述の条件式
(1),(2),(3)を満足するように各要素を設定
している。これによりファインダー系を覗く観察者の眼
球の視線を求める為の眼球像情報を受光素子面上に高い
光学性能で良好に結像している。特に眼球が光軸方向に
多少移動(例えば10〜20mm程度)しても良好なる
眼球像情報が得られるようにしている。
(1),(2),(3)を満足するように各要素を設定
している。これによりファインダー系を覗く観察者の眼
球の視線を求める為の眼球像情報を受光素子面上に高い
光学性能で良好に結像している。特に眼球が光軸方向に
多少移動(例えば10〜20mm程度)しても良好なる
眼球像情報が得られるようにしている。
【0024】一般に視線検出装置においては装置の簡略
化の為に撮影レンズを固定としている。これに対して観
察者はファインダー系を覗いたとき多くの場合観察者の
眼球が光軸方向に10mm〜20mm程度変動する。
化の為に撮影レンズを固定としている。これに対して観
察者はファインダー系を覗いたとき多くの場合観察者の
眼球が光軸方向に10mm〜20mm程度変動する。
【0025】従って、撮影レンズによる眼球の瞳孔の像
や角膜による点光源の反射像にピントのズレが生じる。
ピントのずれた状態でも視線検出の精度を上げるために
は反射像の中心と像重心の一致した真円形のボケ像にな
ることが望ましい。
や角膜による点光源の反射像にピントのズレが生じる。
ピントのずれた状態でも視線検出の精度を上げるために
は反射像の中心と像重心の一致した真円形のボケ像にな
ることが望ましい。
【0026】条件式(1)は絞り1を結像レンズ(単レ
ンズ)2の焦点位置近傍に配置することによって、像側
にテレセントリックな光学的配置とすることにより良好
なる眼球像を得ている。又テレセントリックな光学配置
とすることで受光素子等への入射効率を向上させ、その
結果F値を大きくし、焦点深度の深い光学系を構成して
いる。
ンズ)2の焦点位置近傍に配置することによって、像側
にテレセントリックな光学的配置とすることにより良好
なる眼球像を得ている。又テレセントリックな光学配置
とすることで受光素子等への入射効率を向上させ、その
結果F値を大きくし、焦点深度の深い光学系を構成して
いる。
【0027】条件式(1)の上限値を越えるとテレセン
トリックな関係が崩れると共にディストーション等が悪
化し、好ましくない。又下限値を越えるとテレセントリ
ックな関係が崩れると共にコマ収差やその他の軸外収差
が多く発生し、それを良好に補正するのが困難となって
くる。
トリックな関係が崩れると共にディストーション等が悪
化し、好ましくない。又下限値を越えるとテレセントリ
ックな関係が崩れると共にコマ収差やその他の軸外収差
が多く発生し、それを良好に補正するのが困難となって
くる。
【0028】条件式(2)は主に軸上球面収差と正弦条
件をバランス良く満足させる為のものである。
件をバランス良く満足させる為のものである。
【0029】条件式(2)の上限値を外れるとアイソプ
ラナティックな条件が著しく損なわれ好ましくない。又
条件式(2)の下限値を外れると球面収差が多く発生
し、高次の非球面係数を導入してもその補正が困難であ
ると共に一定画角内の軸外収差、特にコマ収差の補正が
困難となる。又条件式(2)の範囲を外れると条件式
(1)で示したような絞りと単レンズとの前側主点との
間隔を設定することが難しくなってくる。
ラナティックな条件が著しく損なわれ好ましくない。又
条件式(2)の下限値を外れると球面収差が多く発生
し、高次の非球面係数を導入してもその補正が困難であ
ると共に一定画角内の軸外収差、特にコマ収差の補正が
困難となる。又条件式(2)の範囲を外れると条件式
(1)で示したような絞りと単レンズとの前側主点との
間隔を設定することが難しくなってくる。
【0030】条件式(3)は焦点距離に対する単レンズ
肉厚と材質の屈折率の関係を示すものである。
肉厚と材質の屈折率の関係を示すものである。
【0031】条件式(3)の範囲を外れると非点収差及
び像面湾曲が発生して良好なる均質な画像が得られなく
なってくる。
び像面湾曲が発生して良好なる均質な画像が得られなく
なってくる。
【0032】図5は実施例1又は2の単レンズを視線検
出装置を有する一眼レフカメラの視線検出装置の一部に
適用したときの光学系の要部概略図である。
出装置を有する一眼レフカメラの視線検出装置の一部に
適用したときの光学系の要部概略図である。
【0033】図中4は接眼レンズで、その内部には可視
光透過・赤外光反射のダイクロイックミラー4aが斜設
されており、光路分割器を兼ねている。2は実施例1又
は2に係る単レンズである。1は絞りである。5(5
a,5b,5c)は照明手段であり、例えば発光ダイオ
ードから成っている。
光透過・赤外光反射のダイクロイックミラー4aが斜設
されており、光路分割器を兼ねている。2は実施例1又
は2に係る単レンズである。1は絞りである。5(5
a,5b,5c)は照明手段であり、例えば発光ダイオ
ードから成っている。
【0034】3は受光素子としてのイメージセンサーで
ある。イメージセンサー3は光電素子列を2次元的に配
置した構成より成り、単レンズ2及び接眼レンズ4に関
して所定の位置(眼鏡を使用しない撮影者の一般的なア
イポイントの位置)にある眼の瞳孔近傍と共役になるよ
うに配置されている。
ある。イメージセンサー3は光電素子列を2次元的に配
置した構成より成り、単レンズ2及び接眼レンズ4に関
して所定の位置(眼鏡を使用しない撮影者の一般的なア
イポイントの位置)にある眼の瞳孔近傍と共役になるよ
うに配置されている。
【0035】6は視線演算処理装置で、視線補正演算、
視線補正データ記憶、眼鏡検知、視線演算機能の他に赤
外発光ダイオード5a,5b,5cの制御機能を有して
いる。各要素2,3,5,6より眼球の視線検出装置を
構成している。
視線補正データ記憶、眼鏡検知、視線演算機能の他に赤
外発光ダイオード5a,5b,5cの制御機能を有して
いる。各要素2,3,5,6より眼球の視線検出装置を
構成している。
【0036】本実施例の視線検出装置における眼球の視
線検出方法については、例えば本出願人が先に提案した
特開平4−138431号公報や特開平4−13843
2号公報等に詳述しているので、それに関しては省略す
る。
線検出方法については、例えば本出願人が先に提案した
特開平4−138431号公報や特開平4−13843
2号公報等に詳述しているので、それに関しては省略す
る。
【0037】101は撮影レンズ、102はクイックリ
ターン(QR)ミラー、103は表示素子、104はピ
ント板、105はコンデンサーレンズ、106はペンタ
ダハプリズム、107はサブミラー、108は多点焦点
検出装置であり、撮影画面内の複数の領域を選択して焦
点検出を行っている。109はカメラ制御装置であり、
ファインダー内表示素子駆動、焦点検出演算及びレンズ
駆動機能等を有している。
ターン(QR)ミラー、103は表示素子、104はピ
ント板、105はコンデンサーレンズ、106はペンタ
ダハプリズム、107はサブミラー、108は多点焦点
検出装置であり、撮影画面内の複数の領域を選択して焦
点検出を行っている。109はカメラ制御装置であり、
ファインダー内表示素子駆動、焦点検出演算及びレンズ
駆動機能等を有している。
【0038】本実施例では撮影レンズ101の透過した
被写体光の一部はQRミラー102によって反射してピ
ント板近傍に被写体像を結像する。ピント板104の拡
散面で拡散した被写体光はコンデンサーレンズ105、
ペンタダハプリズム106、接眼レンズ4を介してアイ
ポイントEに導かれる。
被写体光の一部はQRミラー102によって反射してピ
ント板近傍に被写体像を結像する。ピント板104の拡
散面で拡散した被写体光はコンデンサーレンズ105、
ペンタダハプリズム106、接眼レンズ4を介してアイ
ポイントEに導かれる。
【0039】ここで表示素子103は、例えば偏光板を
用いない2層タイプのゲスト−ホスト型液晶表示素子
で、ファインダー視野内の測距域(焦点検出位置)を表
示するものである。
用いない2層タイプのゲスト−ホスト型液晶表示素子
で、ファインダー視野内の測距域(焦点検出位置)を表
示するものである。
【0040】又、撮影レンズ101を透過した被写体光
の一部はQRミラー102を透過し、サブミラー107
で反射してカメラ本体底部に配置された前述の多点焦点
検出装置108に導かれる。更に多点焦点検出装置10
8の選択した被写体面上の位置の焦点検出情報に基づい
て不図示の撮影レンズ駆動装置により撮影レンズ101
の繰り出し(もしくは繰り込み)が行われ焦点調節が行
われる。
の一部はQRミラー102を透過し、サブミラー107
で反射してカメラ本体底部に配置された前述の多点焦点
検出装置108に導かれる。更に多点焦点検出装置10
8の選択した被写体面上の位置の焦点検出情報に基づい
て不図示の撮影レンズ駆動装置により撮影レンズ101
の繰り出し(もしくは繰り込み)が行われ焦点調節が行
われる。
【0041】一方、視線検出装置において赤外発光ダイ
オード5a,5b,5cから放射される赤外光は図中上
方から接眼レンズ4に入射し、ダイクロイックミラー4
aにより反射され、アイポイントE近傍に位置する観察
者の眼球201を照明する。又眼球201で反射した赤
外光はダイクロイックミラー4aで反射され、絞り1を
通り単レンズ2によって収斂しながらイメージセンサー
3上に像を形成する。又視線演算処理装置6はマイクロ
コンピュータのソフトで実行される。
オード5a,5b,5cから放射される赤外光は図中上
方から接眼レンズ4に入射し、ダイクロイックミラー4
aにより反射され、アイポイントE近傍に位置する観察
者の眼球201を照明する。又眼球201で反射した赤
外光はダイクロイックミラー4aで反射され、絞り1を
通り単レンズ2によって収斂しながらイメージセンサー
3上に像を形成する。又視線演算処理装置6はマイクロ
コンピュータのソフトで実行される。
【0042】視線演算処理装置6において検知された注
視点情報はカメラ制御装置109を介してまず表示素子
103と多点焦点検出装置108に伝送される。表示素
子103においては観察者が注視した場所をカメラのフ
ァインダー内に表示し、注視点(焦点検出点)の確認を
行う役割を果たす。
視点情報はカメラ制御装置109を介してまず表示素子
103と多点焦点検出装置108に伝送される。表示素
子103においては観察者が注視した場所をカメラのフ
ァインダー内に表示し、注視点(焦点検出点)の確認を
行う役割を果たす。
【0043】又、多点焦点検出装置108においては観
察者が注視した点の焦点検出が行われ、注視被写体に対
して焦点調節が行われる。
察者が注視した点の焦点検出が行われ、注視被写体に対
して焦点調節が行われる。
【0044】図6は本発明の単レンズの実施例3のレン
ズ断面図、図7(A),(B),(C)は図6の単レン
ズの側面図、正面図、裏面図である。図8〜図10は図
6の単レンズの光学作用の説明図である。
ズ断面図、図7(A),(B),(C)は図6の単レン
ズの側面図、正面図、裏面図である。図8〜図10は図
6の単レンズの光学作用の説明図である。
【0045】実施例3の単レンズは後述する一眼レフカ
メラにおいて被写体(ピント板上)の明るさを検出する
際に用いている。図6では被測光物を単レンズを用いて
測光する場合を示している。
メラにおいて被写体(ピント板上)の明るさを検出する
際に用いている。図6では被測光物を単レンズを用いて
測光する場合を示している。
【0046】図6において12は単レンズであり、図7
に示すように物体側のレンズ面R1と像側のレンズ面R
2とは互いに偏心させている。図7において12aは物
体側のレンズ面R1の光軸、12bは像側のレンズ面R
2の光軸であり、双方の光軸は平行偏心又は/及び傾き
偏心している。
に示すように物体側のレンズ面R1と像側のレンズ面R
2とは互いに偏心させている。図7において12aは物
体側のレンズ面R1の光軸、12bは像側のレンズ面R
2の光軸であり、双方の光軸は平行偏心又は/及び傾き
偏心している。
【0047】7は受光素子であり、その前面には保護部
材13が装着されている。8は測光しようとする被写体
であり、一眼レフカメラに適用したときはピント板に相
当する。
材13が装着されている。8は測光しようとする被写体
であり、一眼レフカメラに適用したときはピント板に相
当する。
【0048】一般に被測光面8と受光素子7との配置関
係は単レンズ7の配置される位置と向き(傾き)によっ
て一義的に決まってくる。従って、カメラ内部の狭い空
間内に単レンズと受光素子を組み込む場合、その配置上
に大きな制約がある。
係は単レンズ7の配置される位置と向き(傾き)によっ
て一義的に決まってくる。従って、カメラ内部の狭い空
間内に単レンズと受光素子を組み込む場合、その配置上
に大きな制約がある。
【0049】そこで本実施例では単レンズの2つのレン
ズ面を互いに偏心させて、これにより配置上の制約を解
除すると共に被測光面の測光感度分布を適切に制御して
いる。
ズ面を互いに偏心させて、これにより配置上の制約を解
除すると共に被測光面の測光感度分布を適切に制御して
いる。
【0050】即ち、本実施例では単レンズ12を図7に
示すように物体側のレンズ面R1と像側のレンズ面R2
とが互いに偏心するようにし、これにより一眼レフカメ
ラの狭い空間内に適用したときに被写体側で任意の測光
感度分布が得られるようにしている。
示すように物体側のレンズ面R1と像側のレンズ面R2
とが互いに偏心するようにし、これにより一眼レフカメ
ラの狭い空間内に適用したときに被写体側で任意の測光
感度分布が得られるようにしている。
【0051】図8〜図10は本実施例の単レンズ12を
測光用レンズとして用いたときの、光学的作用を示す説
明図である。図8〜図10では単レンズ12と受光素子
7とを用いて一眼レフカメラに適用した場合を想定して
被測光面8を斜方向から測光する場合を示している。
測光用レンズとして用いたときの、光学的作用を示す説
明図である。図8〜図10では単レンズ12と受光素子
7とを用いて一眼レフカメラに適用した場合を想定して
被測光面8を斜方向から測光する場合を示している。
【0052】図8は従来の2つのレンズ面の光軸が一致
している単レンズを用いた場合である。図9は単レンズ
12の2つのレンズ面R1,R2の光軸を紙面内で上下
方向に互いに偏心させている。これにより受光素子7が
図8に比べて像面上で紙面内、上下方向にシフトさせて
いる。
している単レンズを用いた場合である。図9は単レンズ
12の2つのレンズ面R1,R2の光軸を紙面内で上下
方向に互いに偏心させている。これにより受光素子7が
図8に比べて像面上で紙面内、上下方向にシフトさせて
いる。
【0053】図10は単レンズ12の2つのレンズ面R
1,R2の光軸が、互いにある角度で交差するようにし
ている。即ち、傾き偏心させている。これにより単レン
ズ12の配置される場所が同一であっても光軸が図8に
比べて回転するようにして、その結果シャインプルーフ
の法則によって受光素子7も回転するようにしている。
1,R2の光軸が、互いにある角度で交差するようにし
ている。即ち、傾き偏心させている。これにより単レン
ズ12の配置される場所が同一であっても光軸が図8に
比べて回転するようにして、その結果シャインプルーフ
の法則によって受光素子7も回転するようにしている。
【0054】このように本実施例では単レンズ12の2
つのレンズ面を互いに偏心させることにより、配置上の
自由度を増すと共に、又任意の測光感度分布が得られる
ようにしている。
つのレンズ面を互いに偏心させることにより、配置上の
自由度を増すと共に、又任意の測光感度分布が得られる
ようにしている。
【0055】尚、本実施例において単レンズの2つのレ
ンズ面を平行偏心させると共に傾き偏心させても良い。
これによれば単レンズと受光素子との配置上の自由度を
更に向上させることができるので好ましい。
ンズ面を平行偏心させると共に傾き偏心させても良い。
これによれば単レンズと受光素子との配置上の自由度を
更に向上させることができるので好ましい。
【0056】図11,図12は各々実施例3の単レンズ
を測光用レンズとして一眼レフカメラの一部に適用した
ときの要部概略図である。
を測光用レンズとして一眼レフカメラの一部に適用した
ときの要部概略図である。
【0057】図11において200は撮影レンズ、20
1は回動可能の全反射鏡、202はシャッターユニッ
ト、203はフィルム面、204はフォーカシングスク
リーン(ピント板)であり、撮影レンズ200による物
体像が形成している。
1は回動可能の全反射鏡、202はシャッターユニッ
ト、203はフィルム面、204はフォーカシングスク
リーン(ピント板)であり、撮影レンズ200による物
体像が形成している。
【0058】205はペンタダハプリズム、206は接
眼レンズである。207は観察用の瞳位置であり、この
位置よりピント板204面上に形成した物体像をペンタ
ダハプリズム205と接眼レンズ206を介して観察し
ている。12は測光用の単レンズ、7は受光素子であ
る。単レンズ12と受光素子7はペンタダハプリズム2
05の射出面205aの上方に設けており、ピント板2
04面上の一領域からの光を測光している。
眼レンズである。207は観察用の瞳位置であり、この
位置よりピント板204面上に形成した物体像をペンタ
ダハプリズム205と接眼レンズ206を介して観察し
ている。12は測光用の単レンズ、7は受光素子であ
る。単レンズ12と受光素子7はペンタダハプリズム2
05の射出面205aの上方に設けており、ピント板2
04面上の一領域からの光を測光している。
【0059】本実施例では単レンズ12の2つのレンズ
面を図6〜図10で説明したように互いに偏心させると
共に受光素子7の位置を適切に設定することにより、ピ
ント板(被測光面)204上の明るさを任意の測光感度
分布で測光するようにしている。
面を図6〜図10で説明したように互いに偏心させると
共に受光素子7の位置を適切に設定することにより、ピ
ント板(被測光面)204上の明るさを任意の測光感度
分布で測光するようにしている。
【0060】図12は単レンズ12と受光素子7をカメ
ラ底部に設け、シャッターユニット202からの反射光
又は/及びフィルム面203からの反射光を測光してい
る。このとき単レンズ12の2つのレンズ面を互いに偏
心させることにより配置上の制約を解除し、又被写体の
明るさを任意の測光感度分布で測光するようにしてい
る。
ラ底部に設け、シャッターユニット202からの反射光
又は/及びフィルム面203からの反射光を測光してい
る。このとき単レンズ12の2つのレンズ面を互いに偏
心させることにより配置上の制約を解除し、又被写体の
明るさを任意の測光感度分布で測光するようにしてい
る。
【0061】次に本発明の単レンズの数値実施例を示
す。数値実施例においてRiは物体側より順に第i番目
のレンズ面の曲率半径、Diは物体側より第i番目のレ
ンズ厚及び空気間隔、Niとνiは各々物体側より順に
第i番目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
数値実施例1,2は実施例1,2に、数値実施例3は実
施例3に対応している。
す。数値実施例においてRiは物体側より順に第i番目
のレンズ面の曲率半径、Diは物体側より第i番目のレ
ンズ厚及び空気間隔、Niとνiは各々物体側より順に
第i番目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
数値実施例1,2は実施例1,2に、数値実施例3は実
施例3に対応している。
【0062】非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直
方向にH軸、光の進行方向を正としたときRを近軸曲率
半径、A,B,C,D,Eを各々非球面係数としたとき
方向にH軸、光の進行方向を正としたときRを近軸曲率
半径、A,B,C,D,Eを各々非球面係数としたとき
【0063】
【数1】 なる式で表している。 (数値実施例1) f= 3.18 FNO=1.5 R1= 3.039(非球面) R2=−2.417 D1= 2.3 A2 =−3.677×10-2 A3 =1.360×1
0-2 A4 =−8.772×10-3 A5 =1.466×1
0-3 SH/f=0.78 r1 /(−r2 )=1.26 d/f・(n−1)=1.47 (数値実施例2) f= 3.06 FNO=1.5 R1= 2.308 R2=−2.845(非球面) D1= 2.4 A2 = 2.045×10-2 A3 =1.638×1
0-2 A4 =−9.302×10-3 A5 =2.407×1
0-3 SH/f=0.419 r1 /(−r2 )=0.811 d/f・(n−1)=1.595 (数値実施例3) f= 4.10 D=24.81 R1= 29.464(非球面) R2=−6.339 R3=∞ d1 = 5.0 d2 =1.0 d3 =0.8 n1 = 1.4917 n2 =1.4917 A1 = 2.11×10-1 A2 =5.26×10-3 A3 = 2.18×10-4 A4 =3.46×10-4 A5 =−5.35×10-5
0-2 A4 =−8.772×10-3 A5 =1.466×1
0-3 SH/f=0.78 r1 /(−r2 )=1.26 d/f・(n−1)=1.47 (数値実施例2) f= 3.06 FNO=1.5 R1= 2.308 R2=−2.845(非球面) D1= 2.4 A2 = 2.045×10-2 A3 =1.638×1
0-2 A4 =−9.302×10-3 A5 =2.407×1
0-3 SH/f=0.419 r1 /(−r2 )=0.811 d/f・(n−1)=1.595 (数値実施例3) f= 4.10 D=24.81 R1= 29.464(非球面) R2=−6.339 R3=∞ d1 = 5.0 d2 =1.0 d3 =0.8 n1 = 1.4917 n2 =1.4917 A1 = 2.11×10-1 A2 =5.26×10-3 A3 = 2.18×10-4 A4 =3.46×10-4 A5 =−5.35×10-5
【0064】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、 (2−1)測光系を構成する集光レンズを適切なる形状
の単レンズと絞りとから構成することにより、狭い空間
内に配置するときの自由度を増し、かつ所望の測光感度
分布が容易に得られる一眼レフカメラやレンズシャッタ
ーカメラ等に好適な単レンズ及びそれを用いた光学装置
を達成することができる。
の単レンズと絞りとから構成することにより、狭い空間
内に配置するときの自由度を増し、かつ所望の測光感度
分布が容易に得られる一眼レフカメラやレンズシャッタ
ーカメラ等に好適な単レンズ及びそれを用いた光学装置
を達成することができる。
【0065】(2−2)視線検出手段を構成する対物レ
ンズを適切なる形状の単レンズより構成することによ
り、眼球の移動による眼球像の劣化を少なくし、良好な
る眼球像情報が得られ、視線検出を高精度に行うことの
できる単レンズ及びそれを用いた光学装置を達成するこ
とができる。
ンズを適切なる形状の単レンズより構成することによ
り、眼球の移動による眼球像の劣化を少なくし、良好な
る眼球像情報が得られ、視線検出を高精度に行うことの
できる単レンズ及びそれを用いた光学装置を達成するこ
とができる。
【図1】 本発明の単レンズの実施例1のレンズ断面
図
図
【図2】 本発明の単レンズの実施例2のレンズ断面
図
図
【図3】 本発明の単レンズの数値実施例1の収差図
【図4】 本発明の単レンズの数値実施例2の収差図
【図5】 図1又は図2の単レンズを視線検出装置を
有する一眼レフカメラに適用したときの要部概略図
有する一眼レフカメラに適用したときの要部概略図
【図6】 本発明の単レンズの実施例3のレンズ断面
図
図
【図7】 図6の単レンズの説明図
【図8】 レンズ面が偏心していない単レンズの光路
説明図
説明図
【図9】 本発明の単レンズの実施例3の光路説明図
【図10】 本発明の単レンズの実施例3の光路説明図
【図11】 図6の単レンズを測光用レンズとして一眼
レフカメラに適用したときの要部概略図
レフカメラに適用したときの要部概略図
【図12】 図6の単レンズを測光用レンズとして一眼
レフカメラに適用したときの要部概略図
レフカメラに適用したときの要部概略図
【図13】 従来の一眼レフカメラの測光系の要部概略
図
図
1 絞り 2,12 単レンズ 3,7 受光素子 4 接眼レンズ 5 発光素子 8 被測光面 101,200 撮影レンズ 102 クイックリターンミラー 104 ピント板 106 ペンタプリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/36 7/099 9224−2K 13/02 7139−2K
Claims (5)
- 【請求項1】 第1レンズ面と第2レンズ面が共に正の
屈折力を有し、そのうち少なくとも1つのレンズ面が非
球面より成り、該第1レンズ面の前方に絞りを有した単
レンズであって、該単レンズの焦点距離をf、該単レン
ズの光軸上の長さと材質の屈折率を各々d,n、第iレ
ンズ面の曲率半径をRi、該絞りから該単レンズの前側
主点までの距離をSHとしたとき 0.4≦SH/f≦1.0 0.8≦R1/(−R2)≦1.3 1.30≦d/f(n−1)≦1.80 なる条件を満足することを特徴とする単レンズ。 - 【請求項2】 請求項1の単レンズを用いてファインダ
ー系を覗く観察者の照明手段で照明した眼球の像情報を
受光手段面上に結像し、該受光手段からの出力信号を用
いて観察者の視線を検出するようにしたことを特徴とす
る光学装置。 - 【請求項3】 被測光面を測光する為に第1レンズ面と
第2レンズ面とを互いに偏心させて構成したことを特徴
とする単レンズ。 - 【請求項4】 第1レンズ面と第2レンズ面を互いに偏
心させて構成した単レンズを用いて撮影レンズにより結
像面に形成される撮影情報に関する光束を集光して受光
手段面上に導光し、該受光手段からの出力信号を用いて
該撮影情報に関する明るさを検出するようにしたことを
特徴とする光学装置。 - 【請求項5】 撮影レンズによる物体像が形成される感
光面又は該感光面の前方に設けたシャッター幕からの反
射光束を第1レンズ面と第2レンズ面とを互いに偏心さ
せて構成した単レンズを用いて集光して受光手段面上に
導光し、該受光手段からの出力信号を用いて該物体像に
関する明るさを検出するようにしたことを特徴とする光
学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4292240A JPH06118300A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 単レンズ及びそれを用いた光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4292240A JPH06118300A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 単レンズ及びそれを用いた光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06118300A true JPH06118300A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17779284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4292240A Pending JPH06118300A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 単レンズ及びそれを用いた光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06118300A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1367422A2 (en) * | 2002-05-29 | 2003-12-03 | Enplas Corporation | Wide-angle optical system for solid image pickup element |
US6888687B2 (en) | 2002-05-10 | 2005-05-03 | Seiko Epson Corporation | Photographic lens and camera module |
EP1801629A1 (en) * | 2005-12-26 | 2007-06-27 | Enplas Corporation | Wide-angle optical system for solid image pickup device |
NO20131303A1 (no) * | 2013-09-26 | 2015-03-27 | Prox Dynamics As | Linsearrangement |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP4292240A patent/JPH06118300A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6888687B2 (en) | 2002-05-10 | 2005-05-03 | Seiko Epson Corporation | Photographic lens and camera module |
EP1367422A2 (en) * | 2002-05-29 | 2003-12-03 | Enplas Corporation | Wide-angle optical system for solid image pickup element |
EP1367422A3 (en) * | 2002-05-29 | 2005-01-12 | Enplas Corporation | Wide-angle optical system for solid image pickup element |
EP1801629A1 (en) * | 2005-12-26 | 2007-06-27 | Enplas Corporation | Wide-angle optical system for solid image pickup device |
NO20131303A1 (no) * | 2013-09-26 | 2015-03-27 | Prox Dynamics As | Linsearrangement |
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