JPH06118288A - 帯状光ファイバ心線のコーティングヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状光ファイバ心線の押出成形物の偏肉の発
生を防止する。 【構成】 連続的に供給される複数本の光ファイバ素線
をガイド通路に供給すると、複数本の光ファイバ素線が
帯状に並んでガイド通路によって案内される。ガイド通
路によって帯状になった複数本の光ファイバ素線は、複
数本の樹脂供給路から樹脂供給部に押し出されて供給さ
れた樹脂によって外周が被覆される。しかる後、樹脂被
覆部において、樹脂供給部で被覆された樹脂の暑さを所
定の厚さに成形して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数本の光ファイバ素
線を帯状に束ねた状態で一括して樹脂をコーティングす
る帯状光ファイバ心線のコーティングヘッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、光ファイバは光ファイバプリフ
ォームを電気炉等で加熱溶融させて引っ張ることにより
形成する。電気炉から引き出されることにより紡糸され
た光ファイバは、熱硬化性の樹脂が一次被覆された後、
乾燥炉に導入され、ここで一次被覆された熱硬化性の樹
脂が乾燥される。この後、巻取ドラムに巻き取られ、光
ファイバ素線として使用される。

【０００３】このような光ファイバは、従来の銅導体と
比べ物理的な或いは機械的な特性に著しい違いがあるた
め、１次被覆、２次被覆等を施し、光ファイバ心線とし
て機械的な特性、取扱い易さの向上を図っている。しか
し、ケーブル化する場合には、光ファイバ心線に側圧等
の大きな外力が加わると、光ファイバ心線に微小な曲り
（マイクロベンディング）を生じ、伝送損失が増加する
ので、ケーブル構造及び製造に配慮する必要がある。こ
の点を考慮して光ファイバケーブルの構造としては、帯
状光ファイバ心線がある。

【０００４】この帯状光ファイバ心線は、図５に示す如
き帯状光ファイバ心線製造装置１００によって製造され
ている。すなわち、サプライ装置１１０から供給される
複数本（例えば、４本、６本、８本等）の光ファイバ素
線１２０は、ガイド部材１３０を介してコーティングヘ
ッド１４０に供給される。コーティングヘッド１４０に
おいては、複数本（例えば、４本、６本、８本等）並べ
られた光ファイバ素線１２０に、アクリル酸塩、アクリ
ル酸エステル、アクリル酸樹脂などのアクリレート樹脂
等のＵＶ硬化性樹脂１５０を図７に示す如く被覆（二次
被覆）する。しかる後、ＵＶ（ｕｌｔｒａｖｉｏｌｅ
ｔ）炉等の樹脂硬化炉１６０において、複数本の光ファ
イバ素線１２０に被覆された熱硬化性樹脂を硬化して複
数心（４心、６心、８心等）の帯状光ファイバ心線１８
０を製造し、引取装置１９０によって引き取り、巻取装
置２００によって巻き取っている。

【０００５】この帯状光ファイバ心線製造装置１００に
用いられている帯状光ファイバ心線に樹脂をコーティン
グするコーティングヘッド１４０は、図６に示す如き構
成を有している。すなわち、円筒状に形成されるホルダ
ー１４１と、このホルダー１４１に取り付けられたダイ
１４２と、ニップル１４３とによって構成されている。
ダイ１４２は、円筒状に形成され、一端にはフランジ部
１４４が設けられている。このダイ１４２は、円筒状の
ホルダー１４１の先端に嵌着されており、ダイ１４２の
フランジ部１４４がボルトによってホルダー１４１に取
り付けられている。

【０００６】ニップル１４３は、円筒状に形成され先端
がロート状に狭められ、先端部の開口形状は、複数本の
光ファイバ素線を並列に揃えて帯状に束ねるのに好適な
略楕円形に形成されている。また、ニップル１４３の後
端には、フランジ部１４７が設けられている。このニッ
プル１４３は、円筒状のホルダー１４１の後端に嵌着さ
れており、ニップル１４３のフランジ部がボルトによっ
てホルダー１４１に取り付けられている。

【０００７】また、ホルダー１４１の上部側壁には、ニ
ップル１４３によって並列に揃えられて帯状に束ねられ
た複数本の光ファイバ素線１２０に被覆する樹脂を投入
する樹脂供給口１４１０が設けられており、ホルダー１
４１の下部側壁には、帯状に束ねられた複数本の光ファ
イバ素線１２０に気泡の含まれた樹脂を被覆してしまな
いようにするために帯状光ファイバ心線の製造開始時の
樹脂を廃棄するための樹脂オーバーフロー口１４１１が
設けられている。この樹脂供給口１４１０からコーティ
ング用の樹脂を投入すると、ホルダー１４１及びダイ１
４２内が樹脂で充満される。

【０００８】ニップル１４３で並列に揃えられて帯状に
束ねられた複数本の光ファイバ素線１２０は、ダイ１４
２のほぼ中心に位置し、樹脂で充満されたホルダー１４
１及びダイ１４２内を通過する際に樹脂でコーティング
され、ダイ１４２のフランジ部側出口から引き出され
る。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】このように複数本の光
ファイバ素線１２０を並列に揃えて帯状に束ね、一括し
て樹脂をコーティングするときには、複数本の光ファイ
バ素線１２０を走行させて押し出し被覆するため、帯状
光ファイバ心線のコーティング樹脂に偏肉が発生するの
を防止する必要がある。この帯状光ファイバ心線のコー
ティング樹脂の偏肉の発生の防止は、ホルダー１４１、
ダイ１４２、ニップル１４３の軸芯を一致させることに
よって可能である。

【００１０】しかしながら、従来のコーティングヘッド
にあっては、ホルダー１４１、ダイ１４２、ニップル１
４３の同軸度は、ホルダー１４１、ダイ１４２、ニップ
ル１４３の加工精度に依存している。このため、従来の
コーティングヘッドにあっては、帯状に束ねられた複数
本の光ファイバ素線１２０が図７に示す如く厚さ方向に
偏ったりして、帯状の光ファイバ素線１２０に被覆する
押出成形物に偏肉が発生するという問題点を有してい
る。この偏肉が発生している帯状光ファイバ心線１８０
は、場所によって樹脂の肉厚が異なっているため、樹脂
の熱収縮時に収縮力が場所によって異なり、変形を生
じ、光ファイバ素線１２０の歪となって現れる。この光
ファイバ素線１２０の歪は、光ファイバ素線１２０に微
小な曲り（マイクロベンディング）を生じさせ、伝送損
失を増加させるという問題点を有している。

【００１１】この偏肉を防止するには、厳密にダイ１４
２とニップル１４３の同軸度を調整することが必要であ
り、ダイ１４２とニップル１４３を厳密に調整して同軸
度を出すことは、作業上甚しく手間を要し、調整が非常
に困難で、現実的でない。

【００１２】本発明は、帯状光ファイバ心線の押出成形
物の偏肉の発生を防止することのできる帯状光ファイバ
心線のコーティングヘッドを提供することを目的として
いる。

【００１３】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の帯状光ファイバ心線のコーティングヘッド
においては、連続的に供給される複数本の光ファイバ素
線を並列に揃えた状態で案内する所定長さのガイド通路
を設け、前記ガイド通路先端にガイド通路によって並列
に揃った状態で走行してくる複数本の光ファイバ素線の
外周に樹脂を連続的に押し出し供給する樹脂供給部を設
け、前記樹脂供給部に外部と連通する樹脂供給路を該樹
脂供給部の周囲方向に複数本配設し、前記樹脂供給部に
開口しその中心が前記ガイド通路の中心と同一直線上に
形成されると共に前記ガイド通路より広径に形成され、
前記樹脂供給部より供給された樹脂を前記複数本の光フ
ァイバ素線の外周に所定の厚さ被覆する樹脂被覆部を設
けたものである。

【００１４】

【作用】連続的に供給される複数本の光ファイバ素線を
ガイド通路に供給すると、複数本の光ファイバ素線が帯
状に並んでガイド通路によって案内される。ガイド通路
によって帯状になった複数本の光ファイバ素線は、複数
本の樹脂供給路から樹脂供給部に押し出されて供給され
た樹脂によって外周が被覆される。しかる後、樹脂被覆
部において、樹脂供給部で被覆された樹脂の厚さを所定
の厚さに成形して出力する。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１〜図３には、本発明に係る帯状光ファイバ心線のコー
ティングヘッドの一実施例が示されている。

【００１６】図において、１は帯状光ファイバ心線のコ
ーティングヘッドで、図５に示される帯状光ファイバ心
線製造装置１００に用いられ、帯状に束ねられた複数本
の光ファイバ素線１２０に樹脂を押し出し被覆するもの
である。このコーティングヘッド１は、長方形状のブロ
ック状に形成されている。

【００１７】２は光ファイバ素線供給口で、楕円形状に
開口されており、かつ、内部に向かって細くなるテーパ
ー状に形成されている。この光ファイバ素線供給口２に
は、サプライ装置１１０から供給される複数本（本実施
例においては、４本）の光ファイバ素線１２０が供給さ
れる。

【００１８】３はガイド通路で、光ファイバ素線供給口
２に開口されており、所定長さを有している。このガイ
ド通路３は、光ファイバ素線供給口２にサプライ装置１
１０から連続的に供給されてきた複数本の光ファイバ素
線１２０を１列に並べ揃えた状態にしで案内していくも
のである。

【００１９】４は樹脂供給部で、ガイド通路３の先端に
設けられている。この樹脂供給部４は、ガイド通路３に
よって並列に揃った状態で走行してくる複数本の光ファ
イバ素線１２０の外周に樹脂を連続的に押し出し供給す
るものである。

【００２０】５、６、７、８は樹脂供給路で、コーティ
ングヘッド１内に形成される通路で、一方が樹脂供給部
４に樹脂供給部４の先端方向に向かって開口し、他方が
コーティングヘッド１の外周側面で外部と連通するよう
に開口されている。この樹脂供給路５、６、７、８は、
外部から樹脂供給部４に連続的に樹脂を押し出し供給す
るためのものである。この樹脂供給路５は上方向に、樹
脂供給路６は下方向、樹脂供給路７は左方向、樹脂供給
路８は右方向と、４方向に設けられている。

【００２１】樹脂供給路５の外周面開口部には樹脂供給
管路９が接続されている。また、樹脂供給路６の外周面
開口部には樹脂供給管路１０が接続されている。さらに
また、樹脂供給路７の外周面開口部には樹脂供給管路１
１が接続されている。またさらに、樹脂供給路８の外周
面開口部には樹脂供給管路１２が接続されている。この
樹脂供給管路９、１０、１１、１２は、樹脂供給路５、
６、７、８に所定圧力で樹脂を供給するための管路であ
る。

【００２２】１３は樹脂流量制御装置で、樹脂供給管路
９、１０、１１、１２が接続されている。この樹脂流量
制御装置１３は、樹脂供給管路９、１０、１１、１２を
介して樹脂供給路５、６、７、８に供給される樹脂の供
給圧力を樹脂供給管路９、１０、１１、１２別に制御す
るものである。すなわち、樹脂供給路５、６、７、８の
それぞれの樹脂供給路に供給される樹脂の供給圧力は、
樹脂流量制御装置１３によって個別に制御される。

【００２３】１４は樹脂供給部で、樹脂流量制御装置１
３を介して樹脂供給管路９、１０、１１、１２に接続さ
れている。

【００２４】１５は樹脂被覆部で、樹脂供給部４に連設
されており、樹脂被覆部１５の中心がガイド通路３の中
心と同一直線上に形成されている。また、樹脂被覆部１
５は、樹脂供給部４に開口する開口部１５Ａの径がガイ
ド通路３の径よりやや大きい径に形成されており、この
開口部１５Ａから外部に向かって所定の帯状光ファイバ
心線の外径の大きさにまで大径になるテーパー部１５Ｂ
が形成されている。このテーパー部１５Ｂは、並列に揃
った状態でガイド通路３から走行してくる複数本の光フ
ァイバ素線１２０の外周に樹脂を被覆するところであ
る。このテーパー部１５Ｂの大径、すなわち帯状光ファ
イバ心線の外径のままで維持される安定部１５Ｃを経て
外部開口部１５Ｄが形成されている。この安定部１５Ｃ
は、外周に樹脂が被覆された複数本の光ファイバ素線１
２０の被覆樹脂の厚さを決定するところで、帯状光ファ
イバ心線１８０の外形を整えるところである。

【００２５】次に、本実施例の動作について説明する。

【００２６】まず、サプライ装置１１０から複数本（本
実施例においては、４本）の光ファイバ心素線１２０を
光ファイバ素線供給口２に連続的に供給する。この複数
本の光ファイバ素線１２０の供給と共に、樹脂供給部１
４から樹脂流量制御装置１３によって樹脂の流量を制御
しながら樹脂供給管路９、１０、１１、１２を介して樹
脂供給路５、６、７、８に所定圧力で樹脂を供給する。

【００２７】光ファイバ素線供給口２に連続的に供給さ
れた複数本の光ファイバ素線１２０は、ガイド通路３に
おいて、１列に並べ揃えられ帯状の状態で走行してい
く。ガイド通路３で並列に並べられた複数本の光ファイ
バ素線１２０は、樹脂供給部４に樹脂供給路５、６、
７、８から供給された樹脂によって外周が覆われる。こ
の樹脂で覆われた複数本の光ファイバ素線１２０は、樹
脂被覆部１５のテーパー部１５Ｂで徐々に樹脂が被覆さ
れ、安定部１５Ｃで複数本の光ファイバ素線１２０の被
覆樹脂の厚さを決め外形を整える。

【００２８】このとき、樹脂被覆部１５の中心とガイド
通路３の中心とが同一線状になっているためガイド通路
３から出力されてくる並列に並べられた複数本の光ファ
イバ素線１２０は、樹脂被覆部１５の中心位置を走行し
ていき、図４に示す如く、押出成形物の偏肉が発生する
ことなく品質の良い帯状光ファイバ心線を得ることがで
きる。また、複数本の光ファイバ素線１２０の樹脂被覆
部１５の中心位置への制御は、樹脂流量制御装置１３に
よって樹脂供給路５、樹脂供給路６、樹脂供給路７、樹
脂供給路８に供給する樹脂の流量を制御することによっ
て行うことができる。

【００２９】

【発明の効果】本発明は、連続的に供給される複数本の
光ファイバ素線を並列に揃えた状態で案内する所定長さ
のガイド通路を設け、前記ガイド通路先端にガイド通路
によって並列に揃った状態で走行してくる複数本の光フ
ァイバ素線の外周に樹脂を連続的に押し出し供給する樹
脂供給部を設け、前記樹脂供給部に外部と連通する樹脂
供給路を該樹脂供給部の周囲方向に複数本配設し、前記
樹脂供給部に開口しその中心が前記ガイド通路の中心と
同一直線上に形成されると共に前記ガイド通路より広径
に形成され前記樹脂供給部より供給された樹脂を前記複
数本の光ファイバ素線の外周に所定の厚さ被覆する樹脂
被覆部を設けているため、帯状光ファイバ心線の押出成
形物の偏肉の発生を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る帯状光ファイバ心線のコーティン
グヘッドの実施例を示す半断面構成斜視図である。

【図２】図１に図示の帯状光ファイバ心線のコーティン
グヘッドの断面平面図である。

【図３】本発明に係る帯状光ファイバ心線のコーティン
グヘッドの正面図である。

【図４】本発明に係る帯状光ファイバ心線のコーティン
グヘッドを用いて樹脂被覆した帯状光ファイバ心線の断
面図である。

【図５】従来の帯状光ファイバ心線の製造装置を示す全
体構成図である。

【図６】図５に図示のコーティングヘッドの断面正面図
である。

【図７】図６に図示のコーティングヘッドを用いて被覆
した樹脂の幅方向の偏肉状態を示す帯状光ファイバ心線
の断面図である。

【符号の説明】

１…………………………………………………………コー
ティングヘッド ２…………………………………………………………光フ
ァイバ素線供給口 ３…………………………………………………………ガイ
ド通路 ４…………………………………………………………樹脂
供給部 ５，６，７，８…………………………………………樹脂
供給路 １４………………………………………………………樹脂
供給部 １５………………………………………………………樹脂
被覆部 １２０……………………………………………………光フ
ァイバ素線 １８０……………………………………………………帯状
光ファイバ心線

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成５年２月４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００２

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００２】

【従来の技術】一般に、光ファイバは光ファイバプリフ
ォームを電気炉等で加熱溶融させて引っ張ることにより
形成する。電気炉から引き出されることにより紡糸され
た光ファイバは、紫外線（ＵＶ）硬化性の樹脂が一次被
覆された後、ＵＶ照射炉等の樹脂硬化炉に導入され、こ
こで一次被覆された紫外線（ＵＶ）硬化性の樹脂が硬化
される。この後、巻取ドラムに巻き取られ、光ファイバ
素線として使用される。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】この帯状光ファイバ心線は、図５に示す如
き帯状光ファイバ心線製造装置１００によって製造され
ている。すなわち、サプライ装置１１０から供給される
複数本（例えば、４本、６本、８本等）の光ファイバ素
線１２０は、ガイド部材１３０を介してコーティングヘ
ッド１４０に供給される。コーティングヘッド１４０に
おいては、複数本（例えば、４本、６本、８本等）並べ
られた光ファイバ素線１２０に、アクリル酸塩、アクリ
ル酸エステル、アクリル酸樹脂などのアクリレート樹脂
等のＵＶ硬化性樹脂１５０を図７に示す如く被覆（二次
被覆）する。しかる後、ＵＶ（ｕｌｔｒａｖｉｏｌｅ
ｔ）炉等の樹脂硬化炉１６０において、複数本の光ファ
イバ素線１２０に被覆された紫外線硬化性樹脂を硬化し
て複数心（４心、６心、８心等）の帯状光ファイバ心線
１８０を製造し、引取装置１９０によって引き取り、巻
取装置２００によって巻き取っている。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２２】１３は樹脂流量制御装置で、樹脂供給管路
９、１０、１１、１２が接続されている。この樹脂流量
制御装置１３は、樹脂供給管路９、１０、１１、１２を
介して樹脂供給路５、６、７、８に供給される樹脂の供
給流量を樹脂供給管路９、１０、１１、１２別に制御す
るものである。すなわち、樹脂供給路５、６、７、８の
それぞれの樹脂供給路に供給される樹脂の供給流量は、
樹脂流量制御装置１３によって個別に制御される。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 連続的に供給される複数本の光ファイバ
   素線を並列に揃えた状態で案内する所定長さのガイド通
   路を設け、前記ガイド通路先端にガイド通路によって並
   列に揃った状態で走行してくる複数本の光ファイバ素線
   の外周に樹脂を連続的に押し出し供給する樹脂供給部を
   設け、前記樹脂供給部に外部と連通する樹脂供給路を該
   樹脂供給部の周囲方向に複数本配設し、前記樹脂供給部
   に開口しその中心が前記ガイド通路の中心と同一直線上
   に形成されると共に前記ガイド通路より広径に形成され
   前記樹脂供給部より供給された樹脂を前記複数本の光フ
   ァイバ素線の外周に所定の厚さ被覆する樹脂被覆部を設
   けたことを特徴とする帯状光ファイバ心線のコーティン
   グヘッド。