JPH0611795Y2 - サ−マルプリンタ用ヘツドユニツト - Google Patents
サ−マルプリンタ用ヘツドユニツトInfo
- Publication number
- JPH0611795Y2 JPH0611795Y2 JP11405786U JP11405786U JPH0611795Y2 JP H0611795 Y2 JPH0611795 Y2 JP H0611795Y2 JP 11405786 U JP11405786 U JP 11405786U JP 11405786 U JP11405786 U JP 11405786U JP H0611795 Y2 JPH0611795 Y2 JP H0611795Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- thermal
- thermal head
- thermal printer
- heat dissipation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electronic Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はサーマルプリンタに関し、特にサーマルヘッド
の過熱を防止する放熱板の構造に関するものである。
の過熱を防止する放熱板の構造に関するものである。
従来のサーマルプリンタの放熱板廻わりの構造を第５図
に示す。１はサーマルヘッドであり、ヘッド放熱板２と
接着剤等で一体化されている。７はヘッドホルダであり
支持ピン３に回転自在に取付けられ、導電性板バネ４と
フレキシブル回路基板５を取付けネジ６により一体構造
化されている。11はキヤリッジであり、支持ピン３を取
付けたアーム８と、ヘッド１を回動させるためにレバー
ピン９を支点に回動するヘッドレバ１０およびヘッドレ
バ１０を回動させるための図示しないモータあるいはカ
ム等を収納保持している、１３はプリンタ本体のシヤー
シであり、ヘッド１の静電耐圧を向上させるためにフレ
キシブル回路基板５をビス１２により取付けている。そ
して、ヘッド放熱板２はヘッドホルダ７と着脱自在な構
造となっており、ヘッド放熱板２がヘッドホルダ７に装
着されると、ヘッド放熱板２は導電性板バネ４のバネ圧
により押圧され導電性が発生する。これによりサーマル
ヘッド１に向けた静電気はヘッド放熱板２に落ち導電性
板バネ４，フレキシブル回路基板５を介してシヤーシ１
３に流れサーマルヘッド１の破壊防止を図っていた。
に示す。１はサーマルヘッドであり、ヘッド放熱板２と
接着剤等で一体化されている。７はヘッドホルダであり
支持ピン３に回転自在に取付けられ、導電性板バネ４と
フレキシブル回路基板５を取付けネジ６により一体構造
化されている。11はキヤリッジであり、支持ピン３を取
付けたアーム８と、ヘッド１を回動させるためにレバー
ピン９を支点に回動するヘッドレバ１０およびヘッドレ
バ１０を回動させるための図示しないモータあるいはカ
ム等を収納保持している、１３はプリンタ本体のシヤー
シであり、ヘッド１の静電耐圧を向上させるためにフレ
キシブル回路基板５をビス１２により取付けている。そ
して、ヘッド放熱板２はヘッドホルダ７と着脱自在な構
造となっており、ヘッド放熱板２がヘッドホルダ７に装
着されると、ヘッド放熱板２は導電性板バネ４のバネ圧
により押圧され導電性が発生する。これによりサーマル
ヘッド１に向けた静電気はヘッド放熱板２に落ち導電性
板バネ４，フレキシブル回路基板５を介してシヤーシ１
３に流れサーマルヘッド１の破壊防止を図っていた。
しかし、前述の従来技術はサーマルヘッド１に向けた静
電気はヘッド放熱板２に落とす構造であるために、シヤ
ーシ１３まで流すための経路を必要とし、且つ、サーマ
ルヘッドの回動のために経路途中にフレキシビリ性を保
有せねばならない。また、導電性板バネ４によるヘッド
放熱板２への押圧力は静電耐圧と相関し、バネ圧管理が
必要である。そのため、十分な静電耐圧を得るためには
構造上、部品点数が多く、且つ高価格材の部品を必要と
し、また、部品精度及び組立上の管理を行なわなければ
ならず総合的に価格が高くなるという問題点を有してい
た。
電気はヘッド放熱板２に落とす構造であるために、シヤ
ーシ１３まで流すための経路を必要とし、且つ、サーマ
ルヘッドの回動のために経路途中にフレキシビリ性を保
有せねばならない。また、導電性板バネ４によるヘッド
放熱板２への押圧力は静電耐圧と相関し、バネ圧管理が
必要である。そのため、十分な静電耐圧を得るためには
構造上、部品点数が多く、且つ高価格材の部品を必要と
し、また、部品精度及び組立上の管理を行なわなければ
ならず総合的に価格が高くなるという問題点を有してい
た。
そこで、本考案はこのような問題点を解決するもので、
その目的とするところは簡潔な構造により静電気による
サーマルヘッドの破壊を防止し低価格のサーマルプリン
タを提供することにある。
その目的とするところは簡潔な構造により静電気による
サーマルヘッドの破壊を防止し低価格のサーマルプリン
タを提供することにある。
本考案はヘッド放熱板に静電耐圧材を被覆することによ
り、ヘッドに手を触れても静電耐圧材がヘッド放熱板に
被覆されているので静電気を受けず、ヘッドの破壊を防
止している。
り、ヘッドに手を触れても静電耐圧材がヘッド放熱板に
被覆されているので静電気を受けず、ヘッドの破壊を防
止している。
本考案のサーマルプリンタは、ヘッド放熱板に静電耐圧
材を被覆することにより、サーマルヘッドの破壊防止を
したことを特徴とするものであり、その一実施例を用い
て説明する。
材を被覆することにより、サーマルヘッドの破壊防止を
したことを特徴とするものであり、その一実施例を用い
て説明する。
第１図は、本考案の実施例を示す構成図である。
第１図において、サーマルヘッド１を例えばエポキシ系
樹脂のような静電耐圧材14で被覆したヘッド放熱板２
と、支持ピン３に回転自在に取付けられヘッド放熱板２
と脱着自在構造としたヘッドホルダ７，支持ピン３を回
転支点とするアーム８を有し、ヘッドホルダ７に装着さ
れたヘッド放熱板２を回動させるためにレバピン９を支
点に回動するヘッドレバ１０およびヘッドレバ10を回動
させるための図示しないモータあるいはカム等を収納保
持するキヤリッジ11,16はゴム等で形成されたプラテ
ン，17はアルミ材で形成されたプラテンベースをそれぞ
れ示している。
樹脂のような静電耐圧材14で被覆したヘッド放熱板２
と、支持ピン３に回転自在に取付けられヘッド放熱板２
と脱着自在構造としたヘッドホルダ７，支持ピン３を回
転支点とするアーム８を有し、ヘッドホルダ７に装着さ
れたヘッド放熱板２を回動させるためにレバピン９を支
点に回動するヘッドレバ１０およびヘッドレバ10を回動
させるための図示しないモータあるいはカム等を収納保
持するキヤリッジ11,16はゴム等で形成されたプラテ
ン，17はアルミ材で形成されたプラテンベースをそれぞ
れ示している。
第２図，第３図，第４図はヘッドセットの詳細図であ
り、静電耐圧材の被覆部を示している。
り、静電耐圧材の被覆部を示している。
Ａは印字面を、ｔは被覆厚を、18はインクリボンを15は
ヘッドへ通電するためのフレキシブル回路基板をそれぞ
れさしている。ヘッド放熱板２はアルミダイカスト製
で、その表面にはサーマルヘッド１及びヘッドホルダ７
への装着部を除いて、エポキシ系樹脂の粉体塗装が厚さ
ｔ＝0.1mm以上施されている。
ヘッドへ通電するためのフレキシブル回路基板をそれぞ
れさしている。ヘッド放熱板２はアルミダイカスト製
で、その表面にはサーマルヘッド１及びヘッドホルダ７
への装着部を除いて、エポキシ系樹脂の粉体塗装が厚さ
ｔ＝0.1mm以上施されている。
エポキシ系樹脂の厚さによって静電耐圧値が変わりｔ＝
0.2mmで約10KVとなることが確認された。人体にたまっ
た静電気は指先等がヘッド近傍に近づいた場合、静電耐
圧材14で被われたヘッド放熱板２へは落ちず、金属製プ
ラテンベース17に落ちるためサーマルヘッド１の破壊が
防止される。本実施例では静電耐圧材としてエポキシ系
樹脂の粉体塗装によりコーテイングを施しているが、エ
ポキシ系樹脂以外の静電耐圧材の使用、あるいは粉体塗
装以外の樹脂成形品を被せる方法にても同様の効果が得
られる。またヘッド放熱板の静電耐圧は、静電耐圧材の
種類及び厚みにより変えられる。
0.2mmで約10KVとなることが確認された。人体にたまっ
た静電気は指先等がヘッド近傍に近づいた場合、静電耐
圧材14で被われたヘッド放熱板２へは落ちず、金属製プ
ラテンベース17に落ちるためサーマルヘッド１の破壊が
防止される。本実施例では静電耐圧材としてエポキシ系
樹脂の粉体塗装によりコーテイングを施しているが、エ
ポキシ系樹脂以外の静電耐圧材の使用、あるいは粉体塗
装以外の樹脂成形品を被せる方法にても同様の効果が得
られる。またヘッド放熱板の静電耐圧は、静電耐圧材の
種類及び厚みにより変えられる。
なお、電気的絶縁物14はサーマルヘッド１の表面（Ａ
面）より前へは出ていない。
面）より前へは出ていない。
以上のようにヘッド放熱板に静電耐圧材を被覆すること
により、ヘッド放熱板は静電気を受けないため、それを
流す経路を必要とせず構造が簡単になり総合的な価格を
低くするという効果がある。
により、ヘッド放熱板は静電気を受けないため、それを
流す経路を必要とせず構造が簡単になり総合的な価格を
低くするという効果がある。
また波及効果としてリボンによる印字を行う際インクリ
ボンの経路がヘッド両側端の摩擦係数が低く、かつ変動
の少ない樹脂部を通過するため、リボンの走行性が良く
なるという効果もある。
ボンの経路がヘッド両側端の摩擦係数が低く、かつ変動
の少ない樹脂部を通過するため、リボンの走行性が良く
なるという効果もある。
第１図は本考案の実施例を示す構成図、第２図，第３
図，第４図は、本考案の実施例のヘッドセットの詳細
図、第５図は従来技術を示す構成図である。 １……サーマルヘッド ２……ヘッド放熱板 ７……ヘッドホルダ 14……静電耐圧材
図，第４図は、本考案の実施例のヘッドセットの詳細
図、第５図は従来技術を示す構成図である。 １……サーマルヘッド ２……ヘッド放熱板 ７……ヘッドホルダ 14……静電耐圧材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 原 健二 埼玉県行田市富士見町１丁目４番地１ ジ ユコー株式会社内 (72)考案者 岡村 雅隆 埼玉県行田市富士見町１丁目４番地１ ジ ユコー株式会社内 (72)考案者 天野 草平 埼玉県行田市富士見町１丁目４番地１ ジ エコー株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】記録用紙にサーマルヘッドを押圧し記録す
るサーマルプリンタにおいて、複数の発熱素子を表面に
配置したサーマルヘッドと、該サーマルヘッドの背面に
配置された金属製の放熱板とを有し、前記サーマルヘッ
ドの配置位置を除く前記放熱板の金属露出部のほぼ全面
を静電耐圧材で被覆したことを特徴とするサーマルプリ
ンタ用ヘッドユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11405786U JPH0611795Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | サ−マルプリンタ用ヘツドユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11405786U JPH0611795Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | サ−マルプリンタ用ヘツドユニツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6321036U JPS6321036U (ja) | 1988-02-12 |
| JPH0611795Y2 true JPH0611795Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=30996441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11405786U Expired - Lifetime JPH0611795Y2 (ja) | 1986-07-25 | 1986-07-25 | サ−マルプリンタ用ヘツドユニツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611795Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-25 JP JP11405786U patent/JPH0611795Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6321036U (ja) | 1988-02-12 |
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