JP2002036616A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JP2002036616A JP2000227819A JP2000227819A JP2002036616A JP 2002036616 A JP2002036616 A JP 2002036616A JP 2000227819 A JP2000227819 A JP 2000227819A JP 2000227819 A JP2000227819 A JP 2000227819A JP 2002036616 A JP2002036616 A JP 2002036616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平坦性を高く維持することにより常に鮮明で良
好な印画を形成することが可能なサーマルヘッドを提供
することにある。 【解決手段】放熱板11上に、発熱抵抗体2及び回路導
体3を有するセラミック基板1と、配線導体5を有する
樹脂基板4とを併設し、樹脂基板4上に回路導体3及び
配線導体5にボンディングワイヤ7を介して接続される
ドライバーIC6を搭載するとともに、該ドライバーI
C6及びボンディングワイヤ7を封止材9で被覆してな
るサーマルヘッドであって、前記セラミック基板1及び
樹脂基板4の双方の下面で、かつ前記封止材9の直下領
域に補強板10を貼着し、該補強板10と対向する放熱
板11の上面に補強板10を収容する凹部11aを形成
し、セラミック基板1、樹脂基板5及び補強板10の下
面と、放熱板11の上面及び凹部11aの内面とを接着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリやワー
ドプロセッサ等のプリンタ機構として組み込まれるサー
マルヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ等のプリンタ機
構としてサーマルヘッドが用いられている。
【0003】かかる従来のサーマルヘッドは、例えば図
2に示す如く、放熱板29上に、上面に多数の発熱抵抗
体22及び回路導体23を有するセラミック基板21
と、上面に配線導体25及びドライバーIC26を取着
させた樹脂基板24とを併設し、ドライバーIC26の
入・出力端子を対応する回路導体23や配線導体25に
ボンディングワイヤ27により接続した上、これらドラ
イバーIC26及びボンディングワイヤ27を封止材2
8で共通に被覆した構造を有しており、前記多数の発熱
抵抗体22をドライバーIC26の駆動に伴って個々に
選択的にジュール発熱させるとともに、該発熱した熱を
感熱紙等の記録媒体に伝導させ、記録媒体に所定の印画
を形成することによってサーマルヘッドとして機能す
る。
【0004】尚、前記放熱板29は、セラミック基板2
1中の熱を吸収し、これを大気中に放散させることによ
ってセラミック基板21の温度が過度に高温となるのを
防止するとともに、その上面でセラミック基板21及び
樹脂基板24を支持するための支持母材として機能する
ものであり、アルミニウム等の良熱伝導性材料により例
えば5mm〜15mmの厚みに形成されていた。
【0005】そして上述のサーマルヘッドは、まず放熱
板29の上面に、発熱抵抗体22等を有するセラミック
基板21と配線導体25等を有する樹脂基板24とを載
置・固定し、その後、樹脂基板24にドライバーIC2
6を搭載して回路導体23や配線導体25に対するボン
ディングを行い、最後に封止材28となるエポキシ樹脂
の液状前駆体をドライバーIC26及びボンディングワ
イヤ27上に両基板21,14を跨ぐようにしてディス
ペンサ等を用いて塗布し、これに熱等を印加して硬化・
重合させることによって組み立てられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のサーマルヘッドにおいては、その組み立て時、
両基板21,24を跨ぐようにして封止材28を形成す
ると、封止材28の硬化・重合に伴って封止材28が大
きく収縮し、サーマルヘッドを湾曲・変形させてしまう
ことがある。この場合、サーマルヘッドの平坦性が著し
く低下するため、印画時、記録媒体をサーマルヘッドに
対して均一な圧力で押圧することが困難になり、印画が
不鮮明になる欠点を有していた。
【0007】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は、平坦性を高く維持することにより常に
鮮明で良好な印画を形成することが可能なサーマルヘッ
ドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルヘッド
は、放熱板上に、上面に多数の発熱抵抗体及び回路導体
を有するセラミック基板と、上面に配線導体を有する樹
脂基板とを併設し、前記セラミック基板もしくは樹脂基
板上に回路導体及び配線導体にボンディングワイヤを介
して電気的に接続される発熱抵抗体駆動用のドライバー
ICを搭載するとともに、該ドライバーIC及びボンデ
ィングワイヤを封止材で共通に被覆してなるサーマルヘ
ッドであって、前記セラミック基板及び樹脂基板の双方
の下面で、かつ前記封止材の直下領域に線膨張係数が
0.01×10-4-1〜0.30×10-4-1である補
強板を貼着するとともに、該補強板と対向する放熱板の
上面に前記補強板を収容する凹部を形成し、前記セラミ
ック基板、樹脂基板及び補強板の各々の下面と、放熱板
の上面及び凹部の内面とを接着したことを特徴とするも
のである。
【0009】本発明のサーマルヘッドによれば、放熱板
上に載置されるセラミック基板及び樹脂基板の下面で、
かつドライバーICを封止する封止材の直下領域に、線
膨張係数が0.01×10-4-1〜0.30×10-4
-1である補強板を貼着させたことから、封止材の形成
時、セラミック基板と樹脂基板との間に出来る隙間が塞
がれ、封止材の形成に使用される液状前駆体が前記隙間
を介して下方にはみ出してしまうことはなく、また同時
に、前記補強板でセラミック基板と樹脂基板とを所期の
位置関係に保つことにより、サーマルヘッドの湾曲・変
形が有効に防止される。
【0010】しかも本発明のサーマルヘッドによれば、
上記補強板の線膨張係数が0.01×10-4-1〜0.
30×10-4-1に設定されていることから、封止材の
形成時やサーマルヘッドの使用時等にセラミック基板や
樹脂基板,封止材と補強板との間に発生する熱応力は極
めて小さく、これによってもサーマルヘッドの湾曲・変
形が有効に防止される。
【0011】従って、サーマルヘッドの平坦性は高く維
持されるようになり、印画時、記録媒体をサーマルヘッ
ドに対し均一な圧力で押圧することによって鮮明で良好
な印画を形成することが可能となる。
【0012】また本発明のサーマルヘッドによれば、放
熱板上面の凹部に上記補強板を収納させるようになした
ことから、かかる補強板を位置決め用の係止部材として
利用することによりセラミック基板等を放熱板上の所定
位置に簡単に位置決めすることができ、サーマルヘッド
の生産性向上に供することができるとともに、印画時、
サーマルヘッドに対してプラテンローラ等による外力が
印加されてもセラミック基板等が位置ずれを起こすこと
はなく、発熱抵抗体を常に所定位置に配置させておくこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一形態に係るサーマルヘッ
ドの断面図であり、1はセラミック基板、2は発熱抵抗
体、3は回路導体、4は樹脂基板、5は配線導体、6は
ドライバーIC、7はボンディングワイヤ、9は封止
材、10は補強版、11は放熱板、11aは放熱板の凹
部である。
【0015】前記セラミック基板1は、アルミナセラミ
ックス等のセラミック材料により形成されており、その
上面には多数の発熱抵抗体2や多数の回路導体3が被着
され、これらを支持する支持母材として機能する。
【0016】前記セラミック基板1は、例えばアルミナ
セラミックスから成る場合、アルミナ、シリカ、マグネ
シア等のセラミックス材料粉末を適当な有機溶剤、溶媒
を添加・混合して泥漿状に成すとともに、これを従来周
知のドクターブレード法を採用することによってセラミ
ックグリーンシートを得、しかる後、該セラミックグリ
ーンシートを所定形状に打ち抜いた上、高温(約160
0℃)で焼成することによって製作される。
【0017】また前記セラミック基板1上に被着されて
いる多数の発熱抵抗体2は、その各々がTaSiO系,
TiSiO系等の電気抵抗材料から成っており、それ自
体が所定の電気抵抗率を有しているため、回路導体3等
を介して電源電力が印加されるとジュール発熱を起こ
し、感熱紙等の記録媒体に印画を形成するのに必要な所
定の温度となる。
【0018】前記回路導体3は、アルミニウム、銅等の
金属により形成され、その一端側が発熱抵抗体2に、他
端側が後述するボンディングワイヤ7を介してドライバ
ーIC6の出力端子や樹脂基板4上の配線導体5に電気
的に接続され、発熱抵抗体2をジュール発熱させるため
の電源電力を供給する作用を為す。
【0019】尚、前記発熱抵抗体2及び回路導体3は従
来周知の薄膜手法、具体的にはスパッタリング法、フォ
トリソグラフィー技術及びエッチング技術等を採用する
ことによってセラミック基板1の上面に所定厚み、所定
パターンに被着・形成される。
【0020】また前記セラミック基板1の隣には、樹脂
基板4が併設される。前記樹脂基板4はガラス布エポキ
シ樹脂やシリコン樹脂等によってセラミック基板1と略
等しい厚みに形成されており、その上面には多数の配線
導体5とドライバーIC6とが取着され、下面の後端側
にはサーマルヘッドを外部電気回路に接続するためのコ
ネクタ8が取着される。
【0021】前記樹脂基板4は、例えばガラス布エポキ
シ樹脂から成る場合、ガラス糸を用いて形成したガラス
布基材に液状のエポキシ樹脂を含浸させるとともに、該
含浸させた液状樹脂に熱等を印加して硬化・重合させ、
しかる後、これを所定形状に切断することによって製作
される。
【0022】また前記樹脂基板4の上面に被着されてい
る多数の配線導体5は、銀や銅等の金属を含む導電材料
から成り、その一端側がボンディングワイヤ7を介して
ドライバーIC6の入力端子やセラミック基板1上の回
路導体3に、他端側がコネクタ8に電気的に接続され、
外部からの電源電力及び印画制御信号等を発熱抵抗体2
やドライバーIC6に供給する作用を為す。
【0023】一方、前記樹脂基板4上に搭載されるドラ
イバーIC6は、その上面にシフトレジスタ、ラッチ、
スイッチングトランジスタ等の電子回路と多数の出力端
子及び入力端子を有しており、外部からの印画制御信号
等に基づき発熱抵抗体2への通電を制御する作用を為
す。
【0024】前記ドライバーIC6は、樹脂基板上面の
所定位置に接着剤等を介して固定され、その上面に設け
られている出力端子をセラミック基板1の回路導体3
に、入力端子を樹脂基板4の配線導体5にボンディング
ワイヤ7を介して電気的に接続させることによって樹脂
基板4上に搭載される。
【0025】更に前記ドライバーIC6及びボンディン
グワイヤ7は、封止材9で被覆される。前記封止材9
は、エポキシ樹脂やシリコン樹脂等の樹脂材料から成
り、ドライバーIC6及びボンディングワイヤ7を大気
中に含まれている水分等の接触による腐食や記録媒体の
接触等による外力の印加から保護する作用を為す。
【0026】この封止材9は、液状になしたエポキシ樹
脂の前駆体をドライバーIC6の搭載領域及びそのボン
ディング領域にディスペンサー等を用いて塗布し、これ
を例えば50℃〜200℃の温度で加熱・重合させるこ
とにより両基板1,4を跨ぐようにして形成される。
【0027】そして、前記セラミック基板1及び樹脂基
板4の双方の下面で、かつ前記封止材9の直下領域に
は、補強板10が貼着される。
【0028】前記補強板10の上面には、セラミック基
板1と樹脂基板4の隙間に浸透・充填された封止材9の
一部が被着されており、該補強板10は、封止材9の形
成前にセラミック基板1及び樹脂基板4の双方の下面に
強固に固着され、封止材9の形成時、セラミック基板1
と樹脂基板4との間に出来る隙間が補強板10によって
塞がれているため、封止材9の形成に使用される液状前
駆体が前記隙間を介して下方にはみ出すことはなく、ま
た同時に、前記補強板10でセラミック基板1と樹脂基
板4とを所期の位置関係に保つことにより、サーマルヘ
ッドの湾曲・変形を有効に防止することができる。
【0029】しかも前記補強板10は、線膨張係数が
0.01×10-4-1〜0.30×10-4-1である材
料、例えばアルミナセラミックスや炭化珪素等のセラミ
ック材料、あるいは、ステンレス(SUS304)やチ
タン,ジュラルミン等の金属材料により形成されてお
り、それ故、封止材9の形成時やサーマルヘッドの使用
時等にセラミック基板1や樹脂基板4,封止材9と補強
板10との間に発生する熱応力は極めて小さく、これに
よってもサーマルヘッドの湾曲・変形が有効に防止され
る。
【0030】従って、サーマルヘッドの平坦性が高く維
持されるようになり、印画時、記録媒体をサーマルヘッ
ドに対し均一な圧力で押圧することによって常に鮮明で
良好な印画を形成することが可能となる。
【0031】また前記補強板10を、ヤング率が10G
Pa〜600GPaの高剛性材料、例えばステンレス
(SUS304)やチタン,ジュラルミン等により形成
しておけば、サーマルヘッドの湾曲をより有効に防止す
ることができる。従って、補強板10はヤング率が10
GPa〜600GPaの高剛性材料により形成しておく
ことが好ましい。
【0032】尚、前記補強板10は、例えばアルミナセ
ラミックスから成る場合、先に述べたセラミック基板1
と同様の製法によって100μm〜1000μm程度の
厚みをもって形成され、エポキシ樹脂等の硬質接着剤に
よりセラミック基板1及び樹脂基板4の下面に貼着され
る。
【0033】また前記補強板10により連結されたセラ
ミック基板1及び樹脂基板4は、両面テープ12を介し
て放熱板11の上面に載置・固定される。
【0034】前記放熱板11の上面には、補強板10の
下面と対向する位置に所定の凹部11aが形成されてお
り、該凹部11a内に前記補強板10を収容させてい
る。
【0035】前記放熱板11はアルミニウム等の良熱伝
導性の金属によって形成されており、セラミック基板1
中の熱を吸収し、これを大気中に放散させることによっ
てセラミック基板1の温度が過度に高温となるのを有効
に防止するとともに、その上面でセラミック基板1、樹
脂基板4及び補強板10を支持するための支持母材とし
て機能する。
【0036】この場合、放熱板上面の凹部11aは補強
板10と略等しい形状を有しており、補強板10を凹部
11a内に収容させた状態でサーマルヘッドが組み立て
られていることから、かかる補強板10を位置決め用の
係止部材として利用することによりセラミック基板1等
を放熱板11上の所定位置に簡単に位置決めすることが
でき、サーマルヘッドの生産性向上に供することができ
るとともに、印画時、サーマルヘッドに対してプラテン
ローラ等による外力が印加されてもセラミック基板1等
が位置ずれを起こすことはなく、発熱抵抗体3を常に所
定位置に配置させておくことができる。
【0037】尚、前記放熱板11は、例えばアルミニウ
ムから成る場合、アルミニウムのインゴット(塊)を従
来周知の金属加工法により所定形状に成形・加工するこ
とにより製作され、得られた放熱板11の上面から凹部
11aの内面にかけて両面テープを連続的に貼着し、そ
の上に補強板10にて連結されたセラミック基板1及び
樹脂基板4を載置させることにより製品としてのサーマ
ルヘッドが完成する。
【0038】また前記両面テープ12としては例えば住
友スリーエム社製のMP467やMP468等が好適に
使用される。
【0039】かくして上述した本形態のサーマルヘッド
は、ドライバーIC6の駆動に伴って多数の発熱抵抗体
2を個々に選択的にジュール発熱させるとともに、該発
熱した熱を記録媒体に伝導させ、記録媒体に所定の印画
を形成することによってサーマルヘッドとして機能す
る。
【0040】尚、本発明は上述の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更、改良等が可能である。
【0041】例えば上述の形態ではドライバーIC6を
樹脂基板4上に搭載するようにしたが、これに代えてド
ライバーICをセラミック基板上に搭載するようにして
も良い。
【0042】また上述の形態においてセラミック基板1
と放熱板11との間で、かつ発熱抵抗体3の直下領域に
シリコンオイルコンパウンド等から成る放熱グリスを介
在させるようにしても良く、その場合、セラミック基板
1中の熱が放熱板11側により良好に伝導されるように
なり、サーマルヘッドの放熱特性が向上される。
【0043】
【発明の効果】本発明のサーマルヘッドによれば、放熱
板上に載置されるセラミック基板及び樹脂基板の下面
で、かつドライバーICを封止する封止材の直下領域
に、線膨張係数が0.01×10-4-1〜0.30×1
-4-1である補強板を貼着させたことから、封止材の
形成時、セラミック基板と樹脂基板との間に出来る隙間
が補強板によって塞がれ、封止材の形成に使用される液
状前駆体が前記隙間を介して下方にはみ出すことはな
く、また同時に、前記補強板でセラミック基板と樹脂基
板とを所期の位置関係に保つことができるため、サーマ
ルヘッドの湾曲・変形が有効に防止されるようになる。
【0044】しかも本発明のサーマルヘッドによれば、
上記補強板の線膨張係数が0.01×10-4-1〜0.
30×10-4-1に設定されていることから、封止材の
形成時やサーマルヘッドの使用時等にセラミック基板や
樹脂基板,封止材と、補強板との間に発生する熱応力は
極めて小さく、これによってもサーマルヘッドの湾曲・
変形が有効に防止される。
【0045】従って、サーマルヘッドの平坦性が高く維
持されるようになり、印画時、記録媒体をサーマルヘッ
ドに対し均一な圧力で押圧することによって常に鮮明で
良好な印画を形成することが可能となる。
【0046】また本発明のサーマルヘッドによれば、放
熱板上面の凹部は補強板と略等しい形状を有しており、
補強板を前記凹部内に収容させた状態でサーマルヘッド
が組み立てられることから、かかる補強板を位置決め用
の係止部材として利用することによりセラミック基板等
を放熱板上の所定位置に簡単に位置決めすることがで
き、サーマルヘッドの生産性向上に供することができる
とともに、印画時、サーマルヘッドに対してプラテンロ
ーラ等による外力が印加されてもセラミック基板等が位
置ずれを起こすことはなく、発熱抵抗体を常に所定位置
に配置させておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態に係るサーマルヘッドの断面図
である。
【図2】従来のサーマルヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1・・・セラミック基板、2・・・発熱抵抗体、3・・
・回路導体、4・・・樹脂基板、5・・・配線導体、6
・・・ドライバーIC、7・・・ボンディングワイヤ、
9・・・封止材、10・・・補強版、11・・・放熱
板、11a・・・凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放熱板上に、上面に多数の発熱抵抗体及び
    回路導体を有するセラミック基板と、上面に配線導体を
    有する樹脂基板とを併設し、前記セラミック基板もしく
    は樹脂基板上に回路導体及び配線導体にボンディングワ
    イヤを介して電気的に接続される発熱抵抗体駆動用のド
    ライバーICを搭載するとともに、該ドライバーIC及
    びボンディングワイヤを封止材で共通に被覆してなるサ
    ーマルヘッドであって、 前記セラミック基板及び樹脂基板の双方の下面で、かつ
    前記封止材の直下領域に線膨張係数が0.01×10-4
    -1〜0.30×10-4-1である補強板を貼着すると
    ともに、該補強板と対向する放熱板の上面に前記補強板
    を収容する凹部を形成し、前記セラミック基板、樹脂基
    板及び補強板の各々の下面と、放熱板の上面及び凹部の
    内面とを接着したことを特徴とするサーマルヘッド。
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